JP2002244056A - 露光装置およびこれを備えた写真処理装置 - Google Patents

露光装置およびこれを備えた写真処理装置

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JP2002244056A
JP2002244056A JP2001045727A JP2001045727A JP2002244056A JP 2002244056 A JP2002244056 A JP 2002244056A JP 2001045727 A JP2001045727 A JP 2001045727A JP 2001045727 A JP2001045727 A JP 2001045727A JP 2002244056 A JP2002244056 A JP 2002244056A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光を、ポリゴンミラーなどの偏向手段
によって偏向させ、fθレンズなどの光学手段によって
感光材料としての印画紙上に照射することによって、走
査露光を行う露光装置において、走査露光の同期をとる
ための同期光によって、焼付画像の品質を低下させるこ
とのない露光装置を提供する。 【解決手段】 コントローラ25によって、AOM12
から出射される同期光の強度を、同期センサ21Aにお
いて検出可能な強度の範囲の最低値近傍となるように、
AOMドライバ15が制御されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印画紙など
の感光材料上に、画像情報に応じて変調させたレーザ光
を走査することによって露光を行う露光装置およびこれ
を備えた写真処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、写真の焼き付けは、原画像が記録
されている写真フィルムに光を照射し、この写真フィル
ムを透過した光を印画紙上に照射することによって焼付
を行うアナログ露光が行われている。また、近年では、
写真フィルム上の画像をスキャナ等によって読み取るこ
とによって得られるデジタル画像データや、デジタルカ
メラによる撮影によって得られるデジタル画像データな
どに基づいて、赤、青、緑の単色光を各画素毎に印画紙
上に照射することによって焼付を行うデジタル露光が行
われるようになっている。
【0003】このデジタル露光を行う構成としては、種
々のものが提案されているが、その一例として、レーザ
光を画像データに応じて変調させながら印画紙を走査露
光する構成がある。このような構成の画像焼付装置は、
青、緑、赤の各色のレーザ光を発生する光源を備えてお
り、次のような手順で焼付動作を行う。まず、入力され
るデジタル画像データに基づいて各色のレーザ光が変調
される。そして、変調されたレーザ光が、ポリゴンミラ
ー等の偏向器によって主走査方向に偏向され、fθレン
ズなどの光学系を介して印画紙上に照射される。そし
て、これと同時に印画紙を副走査方向に搬送移動させる
ことによって走査露光が行われ、2次元のカラー画像が
印画紙上に焼き付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のレーザ光を走査
露光する構成において、レーザ光の照射タイミングを制
御するための構成として、同期センサが設けられてい
る。この同期センサは、レーザ光の主走査範囲の左側あ
るいは右側に設けられた反射ミラーからのレーザ光の反
射光を受光するものである。この同期センサにおけるレ
ーザ光の受光タイミングを検出することによって、ポリ
ゴンミラーによるレーザ光の主走査タイミングを把握す
ることが可能となり、これにより、印画紙上におけるレ
ーザ光の照射位置を正確に制御することができる。
【0005】ここで、ポリゴンミラーから反射ミラーに
至る光路は、fθレンズを構成する複数のレンズを透過
する光路となっている。この光路において、レンズの光
入射面および光出射面で反射が起こり、この反射が繰り
返されることによって、反射ミラーに照射されるべき光
の一部が、主走査範囲内に照射されることがある。ここ
で、同期センサに向けて照射される同期用レーザ光は、
一般的に、同期センサにおける感度が最も良い赤色光が
用いられている。よって、上記のようなfθレンズ内で
の内部反射が生じると、赤色の同期用レーザ光が、焼き
付けようとしている画像に関係なく、印画紙上に照射さ
れることになる。この場合、印画紙に焼き付けられる画
像は、fθレンズ内での同期用レーザ光の内部反射光が
特に集中して照射される印画紙上の領域において、副走
査方向で縦方向にシアンがかったムラ(フレア)が生じ
ることになり、焼付画像の品質を著しく低下させること
になる。
【0006】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、レーザ光を、ポリゴンミ
ラーなどの偏向手段によって偏向させ、fθレンズなど
の光学手段によって感光材料としての印画紙上に照射す
ることによって、走査露光を行う露光装置において、走
査露光の同期をとるための同期光によって、焼付画像の
品質を低下させることのない露光装置およびこれを備え
た写真処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の露光装置は、感光材料を相対的に
移動させながら、該感光材料に対して走査露光を行う露
光装置において、光ビームを出射する光源と、上記光源
から出射される光ビームの強度を変調させる光ビーム変
調手段と、上記光ビーム変調手段を駆動する駆動手段
と、上記光ビーム変調手段において変調された光ビーム
を主走査方向に偏向させる偏向手段と、上記偏向手段か
ら出射される光ビームを、上記感光材料上に収束させる
光学手段と、上記光ビーム変調手段から上記偏向手段お
よび上記光学手段を介して、上記感光材料に対して照射
される光領域とは異なる領域に照射される同期光を検出
する同期光検出手段と、上記駆動手段の動作を制御する
制御手段とを備え、上記制御手段が、上記同期光の強度
を、上記光ビーム変調手段から出射可能な強度の最大値
よりも小さい値となるように、上記駆動手段を制御する
ことを特徴としている。
【0008】上記の構成では、光源から出射された光ビ
ームを、光ビーム変調手段によって画像情報に応じて変
調させ、偏向手段によって主走査方向に偏向させるとと
もに、光学手段を介して感光材料上に収束させて、走査
露光を行っている。また、同期光検出手段が、感光材料
に対して照射される光領域とは異なる領域に照射される
同期光を検出する構成となっている。このように、同期
光検出手段によって同期光を検出することによって、感
光材料上に照射する光ビームの照射タイミングを正確に
制御することができる。
【0009】このような構成において、同期光が光学手
段を透過する際に、同期光の一部が、光学手段の内部に
おいて発生する意図しない反射によって、感光材料上に
照射されることがある。この感光材料上に照射されてし
まう同期光の一部によって、感光材料に意図しない露光
が行われることになり、焼付画像の画質が低下すること
になる。これに対して、上記の構成では、制御手段が、
同期光の強度を、光ビーム変調手段から出射可能な強度
の最大値よりも小さい値となるように、駆動手段を制御
している。これにより、同期光の強度が弱められること
になるので、感光材料上に照射されてしまう同期光の光
量を落とすことができる。よって、焼付画像の画質の低
下を抑制することができる。
【0010】請求項2記載の露光装置は、請求項1記載
の構成において、上記制御手段が、上記同期光の強度
を、上記同期光検出手段において検出可能な同期光の強
度の範囲における最低値に、安全率分の値を加えた強度
となるように、上記駆動手段を制御することを特徴とし
ている。
【0011】上記の構成では、制御手段によって、同期
光の強度が、同期光検出手段において検出可能な同期光
の強度の範囲における最低値に、安全率分の値を加えた
強度となるように制御されている。よって、同期光の強
度を、安全率を考慮した上で最低限の値とすることがで
きるので、同期光の検出を確実に行うことができる範囲
で、感光材料上に照射されてしまう同期光の光量を最小
限とすることができる。したがって、焼付画像の画質の
低下を最大限抑制することができる。
【0012】請求項3記載の露光装置は、請求項1また
は2記載の構成において、上記制御手段が、上記同期光
を上記光ビーム変調手段から出射させる第1のステップ
と、上記同期光検出手段が、上記第1のステップにおい
て上記光ビーム変調手段から出射された同期光を検出し
たか否かを判定する第2のステップと、上記第2のステ
ップにおいて同期光が検出されたと判定した場合に、上
記同期光の強度を、所定の単位変化量分小さくする制御
を行うとともに、上記第1のステップからの処理を行う
第3のステップと、上記第2のステップにおいて同期光
が検出されなかったと判定した場合に、その時点での上
記同期光の強度に安全率分の値を加えた値を、同期光の
強度として設定する第4のステップとを行い、上記第4
のステップにおいて設定された強度の同期光を用いて、
走査露光が行われることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、同期光の強度が、同
期光検出手段が検出可能な強度から徐々に下げられてい
き、同期光検出手段が検出できなくなった時の強度に安
全率分の値を加えた値が、実際の走査露光時に用いる同
期光の強度として設定されることになる。よって、同期
光の強度を、安全率を考慮した上で最低限の値に的確に
設定することができる。したがって、同期光の検出を確
実に行うことができる範囲で、感光材料上に照射されて
しまう同期光の光量を最小限とすることができ、焼付画
像の画質の低下を最大限抑制することができる。
【0014】請求項4記載の露光装置は、請求項3記載
の構成において、上記制御手段が、上記第2のステップ
において同期光が検出されなかったと判定した場合に、
上記同期光の強度を、所定の単位変化量分大きくする制
御を、再び同期光検出手段が同期光を検出するまで繰り
返し行った後に、上記第4のステップからの処理を行う
ことを特徴としている。
【0015】上記の構成では、同期光の強度を徐々に下
げていき、同期光検出手段が検出できなくなった時点で
再び同期光の強度を上げ、同期光検出手段が再び検出す
るようになった時点で、安全率分の値が加えられて、同
期光の強度が設定される。これにより、ヒステリシスの
影響、すなわち、同期光の強度を下げていくときの特性
と上げていくときの特性とに違いがある場合を考慮し
て、的確に同期光の強度を設定することができる。
【0016】請求項5記載の露光装置は、請求項1ない
し4のいずれか一項に記載の構成において、上記光学手
段が複数のレンズから構成されていることを特徴として
いる。
【0017】上記の構成では、光学手段が複数のレンズ
から構成されている。このような構成の場合、通常で
は、同期光が光学手段を透過する際に生じる意図しない
内部反射がより多く生じることになり、感光材料上に照
射されてしまう同期光の光量がより多くなるという問題
が生じる。これに対して、上記の構成によれば、同期光
の強度が下げられるので、内部反射光の強度を下げるこ
とができ、焼付画像の画質の低下をより効果的に抑制す
ることができる。
【0018】請求項6記載の写真処理装置は、請求項1
ないし5のいずれか一項に記載の露光装置と、上記露光
装置によって露光が行われた感光材料を、現像処理液を
用いることによって現像処理を行う現像処理部と上記現
像処理部において現像処理がなされた感光材料を乾燥さ
せる乾燥部とを備えていることを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、感光材料に対する露
光処理、現像処理、乾燥処理を一元管理の下に連続して
行うことができるので、使用者に操作上の負担をかける
ことなしに、多量の写真を連続的にプリントすることが
できる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図8に基づいて説明すれば、以下のとおりであ
る。
【0021】本実施形態に係る写真処理装置は、原画像
の画像データに基づいて、感光材料としての印画紙に対
して焼き付け,現像および乾燥処理を施すことにより、
原画像を感光材料にプリントするデジタル写真プリンタ
である。
【0022】図2は、上記写真処理装置の構成を示す説
明図である。図2に示すように、該写真処理装置は、露
光部1、印画紙格納部2、現像部3、乾燥部4、および
PC(Personal Computer)5を備えている。
【0023】印画紙格納部2は、感光材料である印画紙
を格納しており、プリント時に、該印画紙を露光部1に
供給するためのものである。露光部1は、印画紙格納部
2から供給される印画紙に対して、原画像の画像データ
に応じて走査露光を施すことにより、画像の焼き付けを
行うものである。この露光部1の詳細については後述す
る。
【0024】現像部3は、焼き付け処理が施された印画
紙に対して、各種の現像処理液を施しながら搬送するこ
とによって、画像を現像するものである。乾燥部4は、
現像処理が施された印画紙を乾燥させるためのものであ
る。PC5は、写真処理装置における諸々の動作を制御
する制御部としての機能を果たしているとともに、原画
像の画像データを保存する機能や、画像データに対して
データ処理を施す機能などを有している。
【0025】次に、上記の露光部1の構成について説明
する。図3は、露光部1および印画紙格納部2の構成を
示す説明図である。図3に示すように、露光部1の上部
に位置する印画紙格納部2は、ロール状の印画紙Pを格
納するための2つのペーパーマガジン2a・2bを備え
ている。各ペーパーマガジン2a・2bには、それぞれ
異なるサイズの印画紙Pが格納されており、ユーザーが
求める出力画像のサイズに応じて、供給する印画紙Pが
切り換えられるように設定されている。露光部1は、上
記したように、印画紙格納部2から供給される印画紙P
に対して、走査露光を行うものであり、焼付部6と、搬
送ローラR1〜R5とを備えている。
【0026】焼付部6は、搬送ローラR1〜R5によっ
て搬送されている印画紙Pに対して、露光のための光を
照射するものである。搬送ローラR1〜R5は、印画紙
格納部2から供給された印画紙Pを、焼付部6を経由し
て現像部3に送り込むためのものである。
【0027】次に、上記の焼付部6の構成について説明
する。図4は、焼付部6の概略構成を示す説明図であ
る。該焼付部6は、光源部7R・7G・7B、走査部
8、および搬送部9を備えた構成となっている。
【0028】(光源部の構成)光源部7Rは、赤色LD
(Laser Diode) (光源)10R、レンズ群11R、音響
光学変調素子(AOM:Acousto-Optic Modulator )
(光ビーム変調手段)12R、調光部13R、およびミ
ラー14Rを備えている。レンズ群11R、AOM12
R、および調光部13Rは、赤色LD10Rからミラー
14Rに到る光軸上にそれぞれこの順で配置されてい
る。
【0029】赤色LD10Rは、赤色成分の波長のレー
ザ光を発する半導体レーザである。また、レンズ群11
Rは、赤色LD10から出射した赤色レーザ光を整形
し、次のAOM12Rの光入射口に導くためのレンズ群
である。
【0030】AOM12Rは、音波により透明媒質中に
作り出された屈折率分布が位相回折格子として働くこと
による回折現象、いわゆる音響光学回折を利用した光変
調器であり、印加する超音波の強度を変えることによっ
て、回折された光の強度を変調するものである。このA
OM12Rには、AOMドライバ(駆動手段)15Rが
接続されており、このAOMドライバ15Rから、画像
データに応じて振幅が変調された高周波信号が入力され
る。
【0031】AOM12Rに対して、AOMドライバ1
5Rから高周波信号が入力されると、音響光学媒質内に
上記高周波信号に応じた超音波が伝搬される。このよう
な音響光学媒質内をレーザ光が透過すると、音響光学効
果が作用することによって回折が生じ、高周波信号の振
幅に応じた強度のレーザ光がAOM12Rから回折光と
して出射される。
【0032】調光部13Rは、AOM12Rを出射し
た、画像データに応じて変調されたレーザ光の強度を調
整する部材であり、例えばNDフィルタや、大きさの異
なる複数の開口部が設けられた回転板などによって構成
される。半導体レーザや固体レーザなどの発光素子は、
安定した状態で発光を行うことのできる光量の範囲が決
まっているので、この調光部13Rによる光量の調整に
よって、印画紙の発色特性に応じて広いダイナミックレ
ンジとなるような光量範囲で露光を行うことが可能とな
る。
【0033】ミラー14Rは、調光部13Rを出射した
レーザ光を走査部8が配置されている方向に反射させる
ものである。このミラー14Rは、入射した光のうち、
赤色成分の光を反射させるミラーであればどのようなも
のを用いてもよい。本実施形態では、赤色成分の波長の
みからなる赤色レーザ光がミラー14Rに入射するの
で、ミラー14Rとして、入射した光を全反射させるミ
ラーを用いている。
【0034】一方、光源部7Gは、緑色SHG(Second
Harmonic Generation)レーザユニット(光源)10G、
AOM(光ビーム変調手段)12G、調光部13G、お
よびダイクロイックミラー14Gを備えている。AOM
12G、および調光部13Gは、緑色SHGレーザユニ
ット10Gからダイクロイックミラー14Gに到る光軸
上にそれぞれこの順で配置されている。
【0035】緑色SHGレーザユニット10Gは、緑色
成分の波長のレーザ光を出射する光源として機能するも
のである。この緑色SHGレーザユニット10Gの内部
には、図示はしないが、YAGレーザなどの固体レー
ザ、および該固体レーザから出射されたレーザ光から第
2次高調波を取り出す第2次高調波生成部などから構成
される波長可変部などが設けられている。例えば、YA
Gレーザから1064nmの波長のレーザ光が出射され
る場合、第2次高調波生成部において532nmの波長
(緑色成分)のレーザ光が生成され、この第2次高調波
成分のレーザ光が出射されることになる。なお、本実施
形態の構成では、基本のレーザ光を出射する手段として
固体レーザを用いているが、これに限定されるものでは
なく、例えばLDを用いることも可能である。
【0036】また、光源部7Rにおいては、赤色LD1
0RとAOM12Rとの間にレンズ群11Rが設けられ
ている一方、光源部7Gにおいては、このようなレンズ
群は設けられていない。しかしながら、レンズ群11R
と同等の機能を有する構成が、緑色SHGレーザユニッ
ト10Gの内部に設けられている。
【0037】AOM12G、および調光部13Gは、光
源部7Rにおいて説明したAOM12R、および調光部
13Rと同様の機能を有するものである。すなわち、A
OM12Gは、緑色SHGレーザユニット10Gから出
射されたレーザ光を画像データに応じて変調させるもの
であり、調光部13Gは、AOM12Gから出射された
レーザ光の光量を調整するものである。
【0038】ダイクロイックミラー14Gは、調光部1
3Gを出射した緑色成分のレーザ光を走査部8が配置さ
れている方向に反射させるものである。このダイクロイ
ックミラー14Gは、緑色成分の波長の光のみを反射
し、それ以外の波長の光を透過する性質を有している。
また、このダイクロイックミラー14Gは、光源部7R
におけるミラー14Rから走査部8に到る光路上に配置
されており、ミラー14Rにおいて反射された赤色のレ
ーザ光は、ダイクロイックミラー14Gを透過して走査
部8に到ることになる。すなわち、ダイクロイックミラ
ー14Gから走査部8に向けて進む光は、画像データに
応じて変調された赤色成分のレーザ光および緑色成分の
レーザ光から構成されることになる。
【0039】また、光源部7Bは、光源部7Gとほぼ同
様の構成となっており、青色SHGレーザユニット(光
源)10B、AOM(光ビーム変調手段)12B、調光
部13B、およびダイクロイックミラー14Bを備えて
いる。AOM12B、および調光部13Bは、青色SH
Gレーザユニット10Bからダイクロイックミラー14
Bに到る光軸上にそれぞれこの順で配置されている。
【0040】青色SHGレーザユニット10Bは、青色
成分の波長のレーザ光を出射する光源として機能するも
のであり、緑色SHGレーザユニット10Gとほぼ同様
の構成となっている。また、AOM12B、および調光
部13Bは、光源部7R・7Gにおいて説明したAOM
12R・12G、および調光部13R・13Gと同様の
構成のものである。すなわち、AOM12Bは、青色S
HGレーザユニット10Bから出射されたレーザ光を画
像データに応じて変調させるものであり、調光部13B
は、AOM12Bから出射されたレーザ光の光量を調整
するものである。
【0041】ダイクロイックミラー14Bは、調光部1
3Bを出射した青色成分のレーザ光を走査部8が配置さ
れている方向に反射させるものである。このダイクロイ
ックミラー14Gは、青色成分の波長の光のみを反射
し、それ以外の波長の光を透過する性質を有している。
また、このダイクロイックミラー14Bは、ミラー14
Rおよびダイクロイックミラー14Gから走査部8に到
る光路上に配置されており、ミラー14Rにおいて反射
され、ダイクロイックミラー14Gを透過した赤色のレ
ーザ光、およびダイクロイックミラー14Gにおいて反
射された緑色のレーザ光は、ダイクロイックミラー14
Bを透過して走査部8に到ることになる。すなわち、ダ
イクロイックミラー14Bから走査部8に向けて進む光
は、画像データに応じて変調された赤色成分、緑色成
分、青色成分のレーザ光から構成されることになる。
【0042】なお、本実施形態では、上記のように、各
色成分のレーザ光の強度変調を行う構成、すなわち、光
ビーム変調手段として、AOM12R・12B・12G
を用いているが、これに限定されるものではなく、各色
成分のレーザ光の強度を変化させることが可能な構成で
あればどのような構成を用いても構わない。例えば、上
記のAOMの代わりに、例えば電気光学変調素子(EO
M)、磁気光学変調素子(MOM)を適用してレーザ光
の強度変調を行う構成としてもかまわない。
【0043】また、例えば光源部7Rにおいては、AO
M12Rを設けずに、赤色LD10Rからの出力自体を
直接変調させることによって、レーザ光の強度変調を行
う構成としてもよい。この場合、赤色LD10Rからの
出力を画像情報に応じて変化させる構成が、光ビーム変
調手段に相当することになる。また、言うまでもなく、
赤色LDに限定するものではなく、その他の色成分のレ
ーザ光を出射可能なLDを用いることが可能な場合に
も、上記と同様の構成とすることができる。
【0044】(走査部の構成)走査部8は、反射ミラー
16、シリンドリカルレンズ17、ポリゴンミラー(偏
向手段)18、およびfθレンズ(光学手段)20を備
えた構成となっている。反射ミラー16からポリゴンミ
ラー18に到る光軸上にシリンドリカルレンズ17が配
置されているとともに、ポリゴンミラー18から印画紙
Pに到る光路上にfθレンズ20が配置されている。
【0045】反射ミラー16は、光源部7R・7G・7
Bにおけるミラー14R、ダイクロイックミラー14G
・14Bにおいて反射された赤色成分、緑色成分、青色
成分のレーザ光をポリゴンミラー18が配置されている
方向へ反射させる部材である。
【0046】シリンドリカルレンズ17は、反射ミラー
16において反射されたレーザ光を、副走査方向におい
てポリゴンミラー18の反射面上に集光させるレンズで
ある。このシリンドリカルレンズ17は、ポリゴンミラ
ー18の反射面に面倒れ誤差(反射面の法線方向が正常
な主走査面からずれる誤差)が生じている場合の補正
(面倒れ補正)を行うためのものである。
【0047】ポリゴンミラー18の反射面に面倒れ誤差
が生じていると、印画紙P上でのレーザ光の到達位置が
大きく変化してしまい、焼き付け画像にピッチむらが生
じることになる。本実施形態では、上記のように、シリ
ンドリカルレンズ17によって副走査方向においてポリ
ゴンミラー18の反射面で一旦集光する構成とし、か
つ、ポリゴンミラー18から反射したレーザ光が、fθ
レンズ20を透過した後に、再び印画紙P上で集光する
ように、fθレンズ20および印画紙Pを配置してい
る。このような配置とすれば、ポリゴンミラー18の反
射面と印画紙Pとが光学的に共役な配置となるので、面
倒れによって副走査方向に光束が偏向しても、印画紙P
上の同じ位置に光束が結像することになる。言い換えれ
ば、ポリゴンミラー18の反射面の1点から、ある程度
の範囲内で任意の方向に光が出射しても、印画紙P上の
同じ位置に結像することになる。
【0048】ポリゴンミラー18は、複数の反射面が正
多角形を形成するように設けられた回転体であり、ポリ
ゴンドライバ19によって回転駆動される。反射ミラー
16からシリンドリカルレンズ17を介して照射される
レーザ光は、ポリゴンミラー18の1つの反射面で反射
されて印画紙P方向に進行する。そして、このポリゴン
ミラー18からのレーザ光の反射方向は、ポリゴンミラ
ー18の回転に応じて主走査方向に移動する。また、ポ
リゴンミラー18の回転によって1つの反射面における
レーザ光の反射が終わると、その反射面に隣合う反射面
にレーザ光の照射が移り、同じ範囲で主走査方向にレー
ザ光の反射方向が移動する。このように、1つの反射面
で1つの走査ラインが走査され、隣合う反射面で次の走
査ラインが走査されることになるので、副走査方向に隣
合う走査ライン同士の間のタイムラグを極めて小さくす
ることが可能となっている。
【0049】fθレンズ20は、ポリゴンミラー18か
ら印画紙Pに照射されるレーザ光による走査面の両端近
傍での像の歪みを補正するための光学系であり、複数の
レンズから構成されている。この走査面の両端近傍での
像の歪みは、ポリゴンミラー18から印画紙Pに到る光
路の長さが異なることによって生じるものである。
【0050】また、ポリゴンミラー18から印画紙Pに
到るレーザ光の主走査範囲の外側に、同期センサ(同期
光検出手段)21A、およびミラー21Bが設けられて
いる。ミラー21Bは、ポリゴンミラー18から見て、
主走査の開始点となる方向のすぐ外側となる位置に配置
されている。言い換えれば、ポリゴンミラー18におけ
る1つの反射面から反射されるレーザ光は、まずミラー
21Bに当たり、その直後から印画紙P上に対して主走
査方向の露光が行われることになる。
【0051】また、ミラー21Bの反射面の方向は、ポ
リゴンミラー18からのレーザ光が同期センサ21Aに
照射されるような方向となるように設定されている。ま
た、ポリゴンミラー18からミラー21Bを介して同期
センサ21Aに到る光路の長さは、ポリゴンミラー18
から印画紙P上における主走査の開始点に到る光路の長
さとほぼ等しくなるように設計されている。
【0052】同期センサ21Aは、光を検出するセンサ
であり、ポリゴンミラー18からミラー21Bを介して
レーザ光が照射されると、その照射タイミングで図示し
ない制御部に信号を送信する。すなわち、この同期セン
サ21Aからの出力を監視することによって、印画紙P
上における走査タイミングを正確に把握することが可能
となる。
【0053】(搬送部の構成)搬送部9は、搬送ローラ
22、マイクロステップモータ23、およびマイクロス
テップドライバ24などを備えた構成となっている。搬
送ローラ22は、印画紙Pを搬送するローラであり、図
4においては、紙面に垂直な方向に印画紙Pを搬送させ
ている。
【0054】マイクロステップモータ23は、搬送ロー
ラ22を駆動するモータであり、ステッピングモータの
一種であるマイクロステップモータによって構成されて
いる。このマイクロステップモータは、回転角の制御を
極めて精密に行うことが可能なモータである。
【0055】マイクロステップドライバ24は、マイク
ロステップモータ23の回転を駆動するものであり、図
示しない制御部からの制御によって、主走査のタイミン
グと同期するように印画紙Pの副走査方向への搬送速度
を制御している。なお、この主走査のタイミングは、上
記の同期センサ21Aからの信号に基づいて把握される
ものである。
【0056】以上に示したように、本実施形態における
焼付部6は、画像情報に応じて変調された赤色、緑色、
青色の各色に対応したレーザ光を、主走査方向に移動さ
せながら印画紙Pを露光するとともに、該印画紙Pを副
走査方向に搬送させることによって、印画紙P上に2次
元の焼付画像を形成する構成となっている。
【0057】次に、上記の走査部8において、ポリゴン
ミラー18からミラー21Bに向けて照射される、同期
をとるためのレーザ光(以降、同期光と称する)が、f
θレンズ20において内部反射される状態について説明
する。図5は、ポリゴンミラー18、fθレンズ20、
ミラー21B、同期センサ21A、および像面としての
印画紙Pの配置状態を示す説明図である。同図におい
て、ILで示す1点鎖線が、前記したシリンドリカルレ
ンズ17からポリゴンミラー18に照射されるレーザ光
の光軸を示している。また、SLで示す1点鎖線が同期
光を示している。また、PL1で示す1点鎖線が、主走
査による画像光の照射開始点の光軸を示しており、PL
2で示す1点鎖線が、主走査による画像光の照射終了点
の光軸を示している。すなわち、PL1とPL2との間
の領域が、画像光が照射される領域となっている。
【0058】また、同図に示すように、fθレンズ20
は、第1ないし第4のレンズ20A・20B・20C・
20Dが光軸方向に並んで配置された構成となってい
る。このように、fθレンズ20が複数のレンズから構
成されているのは、赤色、緑色、青色の各色に対応した
レーザ光に対して、収差をなくすようにするためであ
る。
【0059】ここで、同期光SLが、fθレンズ20内
の第3のレンズ20Cで内面反射を行った場合を考えて
みる。まず、同期光SLが、第3のレンズ20Cの出射
側面において境界面反射をし、この反射光が、第3のレ
ンズ20Cの入射側面で再び境界面反射をしたとする。
この反射光は、図5中において、RL1で示す1点鎖線
で示される経路を通ることになり、印画紙P上に照射さ
れることがわかる。
【0060】また、このRL1が、第4のレンズ20D
を透過する際に、さらに内面反射を行うことも考えられ
る。すなわち、RL1が、第4のレンズ20Dの出射側
面において境界面反射をし、この反射光が、第4のレン
ズ20Dの入射側面で再び境界面反射をしたとする。こ
の反射光は、図5中において、RL2で示す1点鎖線で
示される経路を通ることになり、印画紙P上に照射され
ることがわかる。
【0061】上記の例では、第3のレンズ20Cおよび
第4のレンズ20Dにおける内面反射の例を示したが、
その他、第1のレンズ20A、第2のレンズ20Bにお
いても、同様の内面反射が行われるとともに、これらの
内面反射が多数回繰り返されることにより、同期光によ
る無数の内面反射光が画像光領域に照射されることにな
る。すなわち、同期光がfθレンズ20を透過する際に
は、fθレンズ20を構成するレンズにおいて内面反射
が繰り返されることによって、画像光が照射される領域
にも、同期光の一部が照射されてしまうことになる。そ
して、上記した無数の反射光のうちの一部が、主走査方
向における特定領域に特に集中して照射されるような場
合には、この領域に意図しない露光が行われ、印画紙上
に副走査方向に延びた色ムラが生じることになる。
【0062】このような同期光のfθレンズ20での内
面反射による不要な露光を抑制するために、本実施形態
では、同期光の強度を、同期センサが検出することので
きる範囲で最も小さくなるような制御を行っている。
【0063】ここで、まず、ポリゴンミラー18の回転
に応じて、同期光および画像光が照射される際のタイミ
ングについて説明しておく。図6は、ポリゴンミラー1
8における1つの反射面から出射される光の範囲を示す
説明図である。同図において、ポリゴンミラー18は右
回りに回転しているものとし、同期光は、画像光の照射
に先立って照射されるものとする。また、A〜Eは、ポ
リゴンミラー18から照射される光の方向をそれぞれ示
しており、ポリゴンミラー18の回転にともなって、A
からEまで順に方向が変化していくものとする。
【0064】同図において、ポリゴンミラー18から光
を照射することが可能な期間は、AからEまでの期間T
1となっている。また、印画紙P上に実際に画像光を照
射する期間は、CからDまでの期間T2となっている。
また、同期センサ21Aに光を導くミラー21Bは、B
の方向に配置されている。
【0065】以上の状態において、まず、Aの方向から
同期光としての赤色レーザ光の照射が開始される。そし
て、期間T3の後に、照射方向がBとなった時点で、こ
の赤色レーザ光が同期センサ21Aにおいて検出され、
赤色レーザ光の検出をトリガーとして、同期光としての
赤色レーザ光の照射が停止される。
【0066】同期センサ21Aにおいて同期光が検出さ
れると、その時点からカウンターによるカウントが開始
され、このカウンターによって期間T4がカウントされ
た時点から、画像光の照射が開始される。このカウンタ
ーは、ポリゴンミラー18の回転角度に対応した期間を
カウントすることが可能なものであれば、どのようなも
のでもよい。例えば、ポリゴンミラー18の回転を規定
するクロックをカウントするカウンターなどが考えられ
る。
【0067】このように、同期センサ21Aにおいて同
期光が検出された時点から所定期間後に、画像光の照射
が開始されるように制御が行われている。これにより、
複数の走査ラインのそれぞれにおいて、画像光の照射を
全て正確に同じ位置に行うことが可能となっている。
【0068】次に、本実施形態における同期光の強度調
整を行う構成について説明する。図1は、同期光の強度
調整に係わる構成の相関を示すブロック図である。同図
において、AOMドライバ15は、前記したAOMドラ
イバ15R・15G・15Bに相当するものであり、A
OM12は、前記したAOM12R・12G・12Bに
相当するものであり、光源部7は、前記した光源部7R
・7G・7Bに相当するものである。
【0069】コントローラ25は、同期センサ21Aに
おける同期光の検出状態を読み出すとともに、AOMド
ライバ15の動作を制御するブロックである。このコン
トローラ25は、上記のような制御処理を行うことが可
能な構成であればどのようなものを用いてもよいが、例
えば、CPU(Central Processing Unit) ベースのコン
トローラや、ASIC(Application Specific Integrat
ed Circuit) を用いたコントローラなどが考えられる。
【0070】光源部7から出射されたレーザ光は、AO
Mドライバ15の制御にしたがってAOMによって光量
制御されて、ポリゴンミラー18に向けて出射される。
そして、同期光として出射されたレーザ光が同期センサ
21Aにおいて検出され、この検出結果がコントローラ
25に伝えられる。コントローラ25は、同期センサ2
1Aからの検出結果に応じて、AOMドライバ15によ
る駆動制御を調整する。
【0071】図7は、コントローラ25における、同期
光の強度調整に関する処理の流れを示すフローチャート
である。この強度調整処理の初期状態としては、光源部
7はレーザ光の出射を開始し、定常状態となっていると
ともに、ポリゴンミラー18も回転を開始し、定常回転
となっているものとする。また、同期光としてAOM1
2から出射されるレーザ光の強度の初期値は、ある程度
強度の高い任意の値となっているものとする。
【0072】まず、ステップ1(以降、S1のように称
する)において、同期センサ21Aにおいて同期光が検
出された旨を示す同期信号がコントローラ25に入力さ
れたことが確認される。ここで、もし同期信号が確認で
きない場合には、同期光としてのレーザ光の強度の初期
値が低すぎるか、あるいは何らかの機器上のトラブルが
発生しているものと判断されるので、処理が中止され、
メンテナンスが行われることになる。
【0073】S1において同期信号が確認されると、A
OMドライバ15に対して、AOM12から出力される
同期光としてのレーザ光の強度を、1STEP下げるよ
うな指示が行われる(S2)。ここで、AOM12から
出力されるレーザ光の強度を変える際には、AOM12
におけるレーザ光の回折量を変化させることになる。す
なわち、レーザ光の強度を下げる場合には、AOM12
の回折量が下げられることになる。なお、上記のレーザ
光の強度、すなわち回折量の単位変化量としてのSTE
Pの大きさは、特に限定されるものではないが、STE
Pが大き過ぎるとレーザ光の強度の制御を正確に行えな
くなるので、所望の精度を保つことが可能な範囲でST
EPの大きさを設定すればよい。
【0074】S2においてレーザ光の強度が下げられた
後に、再び同期光の照射が行われ、同期センサ21Aか
らの同期信号がコントローラ25に入力されたか否かが
確認される(S3)。ここで、同期信号が確認された場
合(S3においてYES)、S2に戻って、さらにAO
M12の回折量を1STEP下げ、S3において同期信
号の確認が判断される。このS2およびS3における処
理を繰り返すと、AOM12から出射される同期光の強
度が徐々に低下していき、この強度があるレベルを下回
ると、同期センサ21Aによって同期光の検出が行えな
くなる。すなわち、S3において、同期信号を確認する
ことができなくなる(S3においてNO)。
【0075】S3において、同期信号の確認がされなく
なったと判断されると、今度は、AOM12の回折量を
1STEP上げるように指示が行われる(S4)。そし
て、レーザ光の強度が上げられた後に、再び同期光の照
射が行われ、同期センサ21Aからの同期信号がコント
ローラ25に入力されたか否かが確認される(S5)。
ここで、同期信号が確認されない場合(S5においてN
O)、S4に戻って、さらにAOM12の回折量を1S
TEP上げ、S5において同期信号の確認が判断され
る。このS4およびS5における処理は、通常の場合
1,2回繰り返されることによって、再び同期信号の確
認がされるようになる。
【0076】そして、S5においてYES、すなわち、
同期信号の確認がされた場合、安全率分として、所定の
量だけAOM12の回折量を上げる指示が行われる(S
6)。これにより、同期光の強度調整に関する処理が完
了する。ここで、安全率は、同期センサ21Aの感度の
誤差範囲に基づいて設定される。すなわち、同期センサ
21Aの感度の誤差範囲は、そのセンサの仕様によって
決定されているので、感度が誤差範囲の最悪値となった
場合でも、同期信号の確認が可能であるように、安全率
が設定される。具体的には、安全率は数パーセント程度
に設定されることになるが、この値は、センサの性能に
応じて変化しうるものである。
【0077】なお、上記のフローチャートにおけるS4
およびS5の処理は、ヒステリシスを考慮するための処
理となっている。すなわち、AOM12の回折量を下げ
ていく場合と上げていく場合とで、同期光の検出状態が
異なる場合が考えられるからである。しかしながら、上
記のS6における処理において、安全率分として、AO
M12の回折量を上げる量を大きく設定すれば、ヒステ
リシスによる影響を吸収することができるので、この場
合には、S4およびS5の処理を省略することも可能で
ある。
【0078】なお、上記のように、S4およびS5の処
理を行う場合には、安全率分の強度の上昇を0とするこ
とも可能である。
【0079】以上のような同期光の強度調整が行われる
と、同期光の強度は、同期センサ21Aにおいて検出可
能な範囲で最も小さい強度に設定されることになる。し
たがって、このように同期光の強度が設定された状態
で、実際の画像の露光処理を行えば、同期光がfθレン
ズ20を透過する際に、その一部が、内部反射によって
画像光領域に照射されたとしても、元の同期光自体の強
度が低くなっているので、露光画像に対する影響をほと
んどなくすことができ、人間の目では気がつかない程度
とすることができる。
【0080】以上のような同期光の強度調整は、例え
ば、1日に1回、1週間に1回、1月に1回、などのよ
うに、定期的に行われることが望ましい。このように、
定期的に強度調整を行うことによって、経時変化による
各構成の特性の変化が生じた場合でも、これに的確に対
応することができる。この各構成の特性の変化として
は、光源の出力変化、AOMの特性変化、同期センサの
検出精度変化などが考えられる。
【0081】次に、同期光の強度によって、焼付画像の
状態がどのように変化するかについて説明する。図8
(a)ないし図8(c)は、同期光の強度を3通りに変
化させ、各状態でグレー階調の一様な画像を焼き付けた
際の、RGB各色成分の濃度の分布を示したグラフであ
る。これらの図において、横軸は、主走査方向での位置
を示しており、縦軸は、結像面でのRGB各色成分の光
の強度を濃度に換算した濃度換算値を示しており、R,
G,Bで示された曲線が、対応する各色成分の濃度分布
を示している。なお、これらのデータは、同期光とし
て、R成分のレーザ光を用いた場合のデータとなってい
る。
【0082】図8(a)は、同期光の強度を+15に設
定した場合の各色成分の濃度分布を示している。ここ
で、同期光の強度としては、0から+15の範囲で変化
させることができるものとする。すなわち、図8(a)
に示す状態は、同期光の強度を最大に設定して焼付を行
った状態を示している。なお、従来の装置では、一般的
に同期光の強度を最大に設定されているので、図8
(a)に示す状態は、従来の装置で焼付を行った場合に
相当することになる。
【0083】図8(a)に示すように、主走査方向での
およそ120〜160mmの位置近傍の領域で、R成分
の濃度が上昇していることがわかる。これは、同期光が
fθレンズ20の内部で反射され、この内部反射光があ
る程度集中して上記領域付近に照射されたからであると
判断される。この場合、焼付画像には、上記領域付近に
シアンの色が強くなった色ムラが生じることになる。
【0084】図8(b)は、同期光の強度を+7に設定
した場合の各色成分の濃度分布を示している。この同期
光の強度は、最大の強度よりは低い値であるが、同期セ
ンサ21Aにおいて検出可能な最低限の強度よりは高い
値となっている。同図に示すように、図8(a)で示す
状態よりは、R成分の濃度の上昇の度合いは低くなって
いるが、依然として、主走査方向でのおよそ120〜1
60mmの位置近傍の領域で、若干のR成分の濃度の上
昇が生じている。したがって、焼付画像には、上記領域
付近にシアンの色が若干強められた色ムラが生じること
になる。
【0085】図8(c)は、同期光の強度を+2に設定
した場合の各色成分の濃度分布を示している。この同期
光の強度は、図7で示したフローチャートによる処理に
基づいて設定された強度であり、同期センサ21Aにお
いて検出可能な最低限の強度にほぼ等しい強度となって
いる。同図に示すように、図8(a)や図8(b)に示
す濃度分布で生じていたR成分の濃度の上昇は、ほとん
ど見られなくなっている。すなわち、この場合には、焼
付画像に上記のような色ムラは生じず、均一な濃度分布
からなる良質な画像を焼き付けることが可能となる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明に係る露
光装置は、感光材料を相対的に移動させながら、該感光
材料に対して走査露光を行う露光装置において、光ビー
ムを出射する光源と、上記光源から出射される光ビーム
の強度を変調させる光ビーム変調手段と、上記光ビーム
変調手段を駆動する駆動手段と、上記光ビーム変調手段
において変調された光ビームを主走査方向に偏向させる
偏向手段と、上記偏向手段から出射される光ビームを、
上記感光材料上に収束させる光学手段と、上記光ビーム
変調手段から上記偏向手段および上記光学手段を介し
て、上記感光材料に対して照射される光領域とは異なる
領域に照射される同期光を検出する同期光検出手段と、
上記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、上記
制御手段が、上記同期光の強度を、上記光ビーム変調手
段から出射可能な強度の最大値よりも小さい値となるよ
うに、上記駆動手段を制御する構成である。
【0087】これにより、制御手段が、同期光の強度
を、光ビーム変調手段から出射可能な強度の最大値より
も小さい値となるように、駆動手段を制御している。し
たがって、同期光の強度が弱められることになるので、
感光材料上に照射されてしまう同期光の光量を落とすこ
とができ、焼付画像の画質の低下を抑制することができ
るという効果を奏する。
【0088】請求項2の発明に係る露光装置は、上記制
御手段が、上記同期光の強度を、上記同期光検出手段に
おいて検出可能な同期光の強度の範囲における最低値
に、安全率分の値を加えた強度となるように、上記駆動
手段を制御する構成である。
【0089】これにより、請求項1の構成による効果に
加えて、同期光の強度を、安全率を考慮した上で最低限
の値とすることができるので、同期光の検出を確実に行
うことができる範囲で、感光材料上に照射されてしまう
同期光の光量を最小限とすることができる。したがっ
て、焼付画像の画質の低下を最大限抑制することができ
るという効果を奏する。
【0090】請求項3の発明に係る露光装置は、上記制
御手段が、上記同期光を上記光ビーム変調手段から出射
させる第1のステップと、上記同期光検出手段が、上記
第1のステップにおいて上記光ビーム変調手段から出射
された同期光を検出したか否かを判定する第2のステッ
プと、上記第2のステップにおいて同期光が検出された
と判定した場合に、上記同期光の強度を、所定の単位変
化量分小さくする制御を行うとともに、上記第1のステ
ップからの処理を行う第3のステップと、上記第2のス
テップにおいて同期光が検出されなかったと判定した場
合に、その時点での上記同期光の強度に安全率分の値を
加えた値を、同期光の強度として設定する第4のステッ
プとを行い、上記第4のステップにおいて設定された強
度の同期光を用いて、走査露光が行われる構成である。
【0091】これにより、請求項1または2の構成によ
る効果に加えて、同期光の強度を、安全率を考慮した上
で最低限の値に的確に設定することができる。したがっ
て、同期光の検出を確実に行うことができる範囲で、感
光材料上に照射されてしまう同期光の光量を最小限とす
ることができ、焼付画像の画質の低下を最大限抑制する
ことができるという効果を奏する。
【0092】請求項4の発明に係る露光装置は、上記制
御手段が、上記第2のステップにおいて同期光が検出さ
れなかったと判定した場合に、上記同期光の強度を、所
定の単位変化量分大きくする制御を、再び同期光検出手
段が同期光を検出するまで繰り返し行った後に、上記第
4のステップからの処理を行う構成である。
【0093】これにより、請求項3の構成による効果に
加えて、ヒステリシスの影響、すなわち、同期光の強度
を下げていくときの特性と上げていくときの特性とに違
いがある場合を考慮して、的確に同期光の強度を設定す
ることができるという効果を奏する。
【0094】請求項5の発明に係る露光装置は、上記光
学手段が複数のレンズから構成されている構成である。
【0095】これにより、請求項1ないし4のいずれか
一項の構成による効果に加えて、同期光の強度が下げら
れるので、内部反射光の強度を下げることができ、焼付
画像の画質の低下をより効果的に抑制することができる
という効果を奏する。
【0096】請求項6の発明に係る写真処理装置は、請
求項1ないし5のいずれか一項に記載の露光装置と、上
記露光装置によって露光が行われた感光材料を、現像処
理液を用いることによって現像処理を行う現像処理部
と、上記現像処理部において現像処理がなされた感光材
料を乾燥させる乾燥部とを備えている構成である。
【0097】これにより、感光材料に対する露光処理、
現像処理、乾燥処理を一元管理の下に連続して行うこと
ができるので、使用者に操作上の負担をかけることなし
に、多量の写真を連続的にプリントすることができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における同期光の強度調
整に係わる構成の相関を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係る写真処理装置の概
略構成を示す斜視図である。
【図3】上記写真処理装置が備える露光部および印画紙
格納部の概略構成を示す説明図である。
【図4】上記写真処理装置が備える焼付部の概略構成を
示す説明図である。
【図5】ポリゴンミラー、fθレンズ、ミラー、同期セ
ンサ、および像面としての印画紙の配置状態を示す説明
図である。
【図6】ポリゴンミラーにおける1つの反射面から出射
される光の範囲を示す説明図である。
【図7】コントローラにおける、同期光の強度調整に関
する処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】同図(a)ないし同図(c)は、同期光の強度
を3通りに変化させ、各状態でグレー階調の一様な画像
を焼き付けた際の、RGB各色成分の濃度の分布を示し
たグラフである。
【符号の説明】
1 露光部 2 印画紙格納部 3 現像部 4 乾燥部 5 PC 6 焼付部 7・7R・7G・7B 光源部 8 走査部 9 搬送部 10R・10G・10B 赤色LD・緑色SH
Gレーザユニット・青色SHGレーザユニット(光源) 12・12R・12G・12B AOM(光ビーム変
調手段) 14R ミラー 14G・14B ダイクロイックミラ
ー 15・15R・15G・15B AOMドライバ(駆
動手段) 16 反射ミラー 17 シリンドリカルレンズ 18 ポリゴンミラー(偏向手段) 19 ポリゴンドライバ 20 fθレンズ(光学手段) 21A 同期センサ(同期光検出手段) 21B ミラー 22 搬送ローラ 23 マイクロステップモータ 24 マイクロステップドライバ 25 コントローラ(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/043 B41J 3/00 D 5C051 15/04 G03G 15/04 120 5C072 H04N 1/036 H04N 1/04 104A 1/113 (72)発明者 林 博史 和歌山県和歌山市梅原579−1 ノーリツ 鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2C362 BA86 BB29 BB33 CB71 DA28 2H045 CA88 CB31 DA41 2H076 AB05 AB12 AB16 AB21 AB32 AB35 AB67 2H106 AA02 AA41 AA76 BH00 2H110 AB09 AC00 CD14 5C051 AA02 CA07 DA02 DB02 DB22 DB30 DB31 DC01 DE02 DE03 DE30 EA01 FA00 5C072 AA01 BA17 HA02 HA06 HA09 HA13 HB04 HB06 HB13 QA14 XA10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感光材料を相対的に移動させながら、該感
    光材料に対して走査露光を行う露光装置において、 光ビームを出射する光源と、 上記光源から出射される光ビームの強度を変調させる光
    ビーム変調手段と、 上記光ビーム変調手段を駆動する駆動手段と、 上記光ビーム変調手段において変調された光ビームを主
    走査方向に偏向させる偏向手段と、 上記偏向手段から出射される光ビームを上記感光材料上
    に収束させる光学手段と、 上記光ビーム変調手段から上記偏向手段および上記光学
    手段を介して、上記感光材料に対して照射される光領域
    とは異なる領域に照射される同期光を検出する同期光検
    出手段と、 上記駆動手段の動作を制御する制御手段とを備え、 上記制御手段が、上記同期光の強度を、上記光ビーム変
    調手段から出射可能な強度の最大値よりも小さい値とな
    るように、上記駆動手段を制御することを特徴とする露
    光装置。
  2. 【請求項2】上記制御手段が、上記同期光の強度を、上
    記同期光検出手段において検出可能な同期光の強度の範
    囲における最低値に、安全率分の値を加えた強度となる
    ように、上記駆動手段を制御することを特徴とする請求
    項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段が、 上記同期光を上記光ビーム変調手段から出射させる第1
    のステップと、 上記同期光検出手段が、上記第1のステップにおいて上
    記光ビーム変調手段から出射された同期光を検出したか
    否かを判定する第2のステップと、 上記第2のステップにおいて同期光が検出されたと判定
    した場合に、上記同期光の強度を、所定の単位変化量分
    小さくする制御を行うとともに、上記第1のステップか
    らの処理を行う第3のステップと、 上記第2のステップにおいて同期光が検出されなかった
    と判定した場合に、その時点での上記同期光の強度に安
    全率分の値を加えた値を、同期光の強度として設定する
    第4のステップとを行い、 上記第4のステップにおいて設定された強度の同期光を
    用いて、走査露光が行われることを特徴とする請求項1
    または2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段が、上記第2のステップにお
    いて同期光が検出されなかったと判定した場合に、上記
    同期光の強度を、所定の単位変化量分大きくする制御
    を、再び同期光検出手段が同期光を検出するまで繰り返
    し行った後に、上記第4のステップからの処理を行うこ
    とを特徴とする請求項3記載の露光装置。
  5. 【請求項5】上記光学手段が、複数のレンズから構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか
    一項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれか一項に記載の
    露光装置と、 上記露光装置によって露光が行われた感光材料を、現像
    処理液を用いることによって現像処理を行う現像処理部
    と、 上記現像処理部において現像処理がなされた感光材料を
    乾燥させる乾燥部とを備えていることを特徴とする写真
    処理装置。
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