JP2002242938A - ころ軸受用保持器 - Google Patents
ころ軸受用保持器Info
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Abstract
保持器の強度を大幅に向上できるころ軸受用保持器を提
供する。 【解決手段】 一対の環状部22と、該環状部間に設け
られた複数の柱部23とを備え、環状部22及び柱部2
3によって区画されてころが収容される複数のポケット
21を有するころ軸受用保持器20であって、複数のポ
ケット21の隅部に凹んだぬすみ部25が設けられ、凹
んだぬすみ部25が設けられた箇所における柱部23の
周方向平均幅d(mm)、凹んだぬすみ部25が設けら
れた箇所における環状部22の軸方向厚みt(mm)、
凹んだぬすみ部25の曲率半径r(mm)、ころの平均
径Da(mm)、軸受ピッチ径dm(mm)が、所定の
関係を満たしている。
Description
れる保持器に関する。
は、くし状の環体95、リング状の蓋94、くし状の環
体95とリング状の蓋94とを結合するリベット96の
各部品で構成される。保持器90は、ポケット91の軸
方向両側に一対の環状部92,94が配置され、ポケッ
ト91の周方向両側にその一対の環状部92,94を接
続する柱部93が複数配置された環体である。すなわち
長方形状のポケット91は、環状部92および94と柱
部93とによって区画されている。保持器90のポケッ
ト91には4つの隅部があるが、くし状の環体95の各
隅部は曲率半径Rcの円弧面に形成されている。曲率半
径Rcは、ポケット91に収容されるころ(図示せず)
との干渉を回避するために、ころ端部のチャンファ(面
取り部)の面取り寸法よりも小さく設定されている。図
16(B)は、図16(A)におけるB−B断面図であ
って、柱部93の断面を示している。
上させるには、応力集中が生じるポケット91の隅部の
強度をいかに向上させるかが重要な課題となる。応力集
中を緩和するための対策としては、隅部の曲率半径Rc
を大きくすることが考えられるが、これは隅部ところの
端部チャンファとの干渉を招く。したがって、曲率半径
Rcをそれほど大きくすることはできず、緩和効果が不
十分となる場合が多い。本発明は、上記事情に鑑みてな
されたものであって、その目的は、簡易な構造でポケッ
ト隅部の強度、ひいては保持器の強度を大幅に向上でき
るころ軸受用保持器を提供することにある。
は、保持器を下記構成とすることにより達成される。一
対の環状部と、該環状部間に設けられた複数の柱部とを
備え、前記環状部及び柱部によって区画されてころが収
容される複数のポケットを有するころ軸受用保持器にお
いて、前記複数のポケットの隅部に凹んだぬすみ部が設
けられ、前記凹んだぬすみ部が設けられた箇所における
前記柱部の周方向平均幅d(mm)、前記凹んだぬすみ
部が設けられた箇所における前記環状部の軸方向厚みt
(mm)、前記凹んだぬすみ部の曲率半径r(mm)、
前記ころの平均径Da(mm)、軸受ピッチ径dm(m
m)を、式[1]を満たす範囲内に設定されたころ軸受
用保持器。 0.07×dm+20≦(2/d+4/t+1/r)×Da ≦0.07×dm+50 [1]
図1に示すように、ポケット11の隅部に設けられた所
定の大きさの凹んだぬすみ部15によって、保持器(例
えば円筒ころ軸受用保持器)10のポケット隅部の応力
集中を著しく緩和できる。こうして、保持器10の強度
を大幅に向上できる。さらに、図2に示すように、ポケ
ット11の隅部に設けられた凹んだぬすみ部15によっ
て、外輪側空間(保持器10と外輪(図示せず)との間
の空間)と内輪側空間(保持器10と内輪18との間の
空間)とを連通する流路が形成され、その流路を介し
て、潤滑剤が外輪側空間と内輪側空間との間を行き来す
る。ころ19表面に付着した潤滑剤の一部は保持器10
の柱部13によってかき取られるものの、保持器10の
凹んだぬすみ部15の部分では潤滑剤がかき取られず、
例えば外輪側空間から内輪側空間へと潤滑剤が移動され
る。凹んだぬすみ部15は、内輪18等に設けられたつ
ば部18aところ19端面との接触部分18bに位置が
非常に近いため、その接触部分18bに十分な潤滑剤が
供給される。こうして、接触部分18bにおける焼付、
摩耗等の不具合を防止することができ、軸受性能向上が
達成される。なお、この効果は、潤滑剤として潤滑油を
用いたころ軸受に保持器10を組み込んだ際に、顕著で
ある。
説明する。先ず、円筒ころ軸受用もみぬき保持器を例に
挙げて説明する。図3に示すように、保持器20は、ポ
ケット21の軸方向両側に一対の環状部22,22が配
置され、ポケット21の周方向両側にその一対の環状部
22,22に一体成形された柱部23が複数配置された
環体である。環状部22と柱部23とによって区画され
て円周方向に均等配置された長方形状のポケット21内
には、図示しない円筒ころが収容される。各柱部23の
側面23aは、これと対向する図示しない円筒ころの外
周面より僅かに大径の円筒面状に形成されており、その
内径側(図中紙面に対して手前側)及び外径側(図中紙
面に対して奥側)には、ころ落ちを防止するためのころ
止め部23b,23bが設けられている。
部22の内面22aと柱部23の側面23aとの交差部
近傍には、外径から内径に至る凹んだぬすみ部25が設
けられている。図3に示す例では、凹んだぬすみ部25
が、柱部側面23aと環状部内面22aとの両方に跨る
ように形成されている。ぬすみ部25と柱部側面23a
との間及びぬすみ部25と環状部内面22aとの間に
は、それぞれ段部が形成されている。ここでは、加工コ
ストを抑えるために、ぬすみ部25が外径から内径に向
けて直線的に設けられており、ぬすみ部25の周面25
aの外径から内径に至る全領域において曲率半径rが一
定にされている。
における強度を上げるには、その箇所における柱部23
の断面2次モーメントが大きくなるように、ぬすみ部2
5の形状を設定することができる。また、断面2次モー
メントを求めなくても、ぬすみ部25が設けられた箇所
における柱部23の断面積を大きくするほど、その箇所
に生じる応力を小さくできることが判明した。
とにより、ポケット21の4隅部での応力集中が緩和さ
れ、保持器20の強度が向上される。こうして、保持器
20の疲労破壊等を抑制することができる。また、ぬす
み部25によって潤滑油流が促進される。したがって、
簡易な構造で保持器20の長寿命化を達成することが可
能になる。
5の曲率半径rをできるだけ大きくすればよいが、あま
り曲率半径rを大きくすると、柱部23や環状部22が
薄肉になってかえって強度低下を招く。したがって曲率
半径rは、バランスを考慮して適切に設定しなければな
らない。有限要素法(FEM)を用いて、柱部23の寸
法、環状部22の寸法及び曲率半径rの3つの値をパラ
メータにとり、最も強度がアップすると考えられる保持
器の形状について検討した。計算は、軸受内径25mm
の軸受に使用される保持器(第1タイプ)と、軸受内径
90mmの軸受に使用される保持器(第2タイプ)とに
ついて行った。
す。前述した第1タイプの保持器として、ころの大きさ
(ころ径Da、ころ長さL)及び数Zは一定として、柱
部33の周方向平均幅3mm、柱部33の径方向幅4m
m、環状部32の軸方向厚み3mmのモデルを用意し、
凹んだぬすみ部35の大きさ・形状をいろいろと変化さ
せた。第2タイプの保持器として、ころの大きさ(ころ
径Da、ころ長さL)及び数Zは一定として、柱部33
の周方向平均幅5mm、柱部33の径方向幅9mm、環
状部32の軸方向厚み4mmのモデルを用意し、凹んだ
ぬすみ部35の大きさ・形状をいろいろと変化させた。
2に示したように、ころは自転しながら公転し、この公
転速度と同じ速度で保持器が回転し、その際ころが、保
持器の柱を押すと考えられる。そして、保持器のポケッ
ト隅部で高い応力が発生し、隅部から破損すると考えら
れる。そこで、解析は以下のようにして行った。 図4に示すような3本の柱部のうち中央の柱部33
に、ころが柱を押す力に相当する荷重Fを加える。 凹んだぬすみ部35の大きさ・形状を変化させたと
き、それぞれについてポケット31の4隅部に発生する
最大主応力を求める。 計算結果を比較して、隅部における発生応力を下げ
られるような、凹んだぬすみ部35の大きさ・形状を検
討する。なお、発生した応力と保持器寿命には相関関係
がある。
このモデルでは、凹んだぬすみ部35が、外径から内径
にかけて直線的に設けられており、ぬすみ部35の周面
の外径から内径に至る全領域において曲率半径が一定に
されている。柱部33は、ぬすみ部35が設けられた箇
所において、内径側でd1、外径側でd2の周方向幅を
有している。
明する。図6(A)は、単一の曲率半径rを有して柱部
33側面と環状部32内面との両方に跨る円弧面によっ
て、凹んだぬすみ部35が形成された例を示す。ここで
は、凹んだぬすみ部35が設けられた箇所における柱部
33の周方向平均幅dとして、図5に示したd1とd2
との和を2で除した値のうち最小値を選んだ。すなわ
ち、凹んだぬすみ部35が設けられた箇所であって柱部
33が最も細くなる箇所における周方向平均幅をdとし
た。なお、図中Dは、凹んだぬすみ部35以外の箇所に
おける柱部33の周方向平均幅を示し、このモデルでは
3mm(第1タイプ)又は5mm(第2タイプ)に設定
されている。また、凹んだぬすみ部35が設けられた箇
所における環状部32の軸方向厚みtとして、環状部3
2が最も細くなる箇所における値を選んだ。なお、図中
Tは、凹んだぬすみ部35以外の個所における環状部3
2の軸方向厚みを示し、このモデルでは3mm(第1タ
イプ)又は4mm(第2タイプ)に設定されている。
を平面でつないでなる楕円状の円弧面によって、凹んだ
ぬすみ部35が形成された例を示す。ここでも、凹んだ
ぬすみ部35が設けられた箇所における柱部33の周方
向平均幅dとしては、柱部33が最も細くなる箇所にお
ける値を選んだ。また、凹んだぬすみ部35が設けられ
た箇所における環状部32の軸方向厚みtとして、環状
部32が最も細くなる箇所における値を選んだ。2ない
し複数の円弧面の曲率半径が異なる場合は、それらのう
ち最も小さい曲率半径を、rとして選べばよい。
有するモデルに対するFEM解析結果の一例を、図7に
示す。このグラフは、曲率半径rが大きくなるにつれて
(ぬすみ部35が大きくなるにつれて)、ぬすみ部35
における発生応力がどのように変化するかを表してい
る。横軸のr/Daとは、曲率半径rのころ径Daに対
する比を示している。縦軸の応力比とは、ポケット隅部
を図15に示したような曲率半径Rc(第1タイプで
0.2mm、第2タイプで0.6mm)を有する形状と
したときの発生応力を1として、それに対する相対値で
あることを示している。図7からわかるように、曲率半
径rをある程度大きくすれば応力は下がっていくが、そ
れ以上大きくしていくと柱部や環状部が薄くなって保持
器強度が下がり、かえって応力は上がっていく。
いろいろ変わると、r/Daを用いただけでは、ポケッ
ト隅部に発生する応力が下がるような範囲を、必ずしも
表すことができない。そこで、前述したd、t、r及び
Daに基づく、以下のような関数Fについて考える。 F(d,t,r)=(2/d+4/t+1/r)×Da ここで、d、t、rが大きいほど保持器強度が向上し、
Daが小さいほど保持器強度が向上すると考えられるか
ら、関数Fの値が小さいほど保持器強度が高いといえ
る。
力との間に図8に示すような関係があり、第2タイプの
モデルでは、関数Fと発生応力との間に図9に示すよう
な関係があった。これらの図から、関数Fと発生応力と
はほぼ比例関係にあり、関数Fが小さいほど発生応力が
下がるのがわかる。したがって、関数Fを小さくするよ
うなd、t、rを見つけるのがよい。さらに応力集中を
緩和するためには、ころの大きさ(ころ径Da、ころ長
さL)を小さくしたり、ころ数Zを減らしたりすること
で、d、t、rを大きくできる。しかし、これらは軸受
負荷容量の低下、軸受の転がり疲れ寿命の低下を招き、
好ましくない。
が一定のとき、ポケット隅部での応力が最小となるd、
t、rが存在する。図10に、第1タイプのモデルにお
けるr/Daと関数Fとの関係を示す。図10より、r
/Daが0.025以上の範囲で、Fが急激に下がって
おり、r/Daが0.04以上の範囲で急激に勾配が小
さくなって所定値に漸近していくことがわかる。r/D
aが0.04のとき、Fは53である。したがって、F
(d,t,r)≦53の範囲で凹んだぬすみ部を設ける
ことによる効果が高いといえる。より望ましくは、r/
Daが0.05以上の範囲、すなわちF(d,t,r)
≦46の範囲で凹んだぬすみ部を設けることによって、
もっと効果がある。
るのが最も効果的である。また、dとtが一定であれ
ば、ころと保持器との隙間等を変えなくて済む。ただ
し、rを大きくしすぎると、ころと柱部との接触長さが
短くなるとともに、隅部に働くモーメントが大きくなっ
て、かえって発生応力が上がる。ころと柱部との接触長
さが短くなると、ころがスキューしやすくなるので好ま
しくない。さらに、ころ止め部23b(図3参照)も短
くなるので、ころが保持器から抜け落ちやすくなる。ま
た、F(d,t,r)が小さいということは、ころに対
して保持器が必要以上に大きくなる傾向をもたらす。こ
れにより、軸受負荷容量が下がり、軸受寿命の低下を招
く。また、保持器重量の増加はコストアップにつなが
る。
たときのF(d,t,r)と軸受(保持器)寿命との関
係を図11に示す。このグラフの縦軸の寿命比とは、ポ
ケット隅部を図15に示したような曲率半径Rcを0.
2mmとしたときの軸受(保持器)寿命を1として、そ
れに対する相対値であることを示している。図11よ
り、F(d,t,r)≦23の範囲で急激に軸受寿命が
下がっている。したがって、F(d,t,r)≧23の
範囲で、凹んだぬすみ部を設けることによる効果が高い
といえる。より望ましくは、F(d,t,r)が33以
上の範囲で寿命比が所定値に漸近していくことがわかる
ので、F(d,t,r)≧33の範囲で凹んだぬすみ部
を設けることによって、もっと効果がある。
15、t=2.15、r=0.8としたモデルの関数F
(図中◆)と、第2タイプであって、d=5、t=3、
r=1.45としたモデルの関数F(図中●)との関係
を示す。上述したように、第1タイプのモデルでは、F
(d,t,r)は23〜53の範囲であることが好まし
いが、より好ましくは33〜46の範囲であることがよ
い。これらのモデル(図中◆と●)をつないだ直線の傾
きは、0.07であった。第2タイプをも含め本発明の
ころ軸受用保持器は、上記範囲を軸受ピッチ径(dm)
に比例して適宜ずらした範囲内に、関数Fの値があるこ
とが好ましい。つまり、傾きを0.07とした直線に平
行であって上記範囲を上限と下限とした図12の領域内
に、関数Fの値があることが好ましい。
(d,t,r)≦0.07×dm+50が良く、F
(d,t,r)≦0.05×dm+43がさらに良い。
また、軸受寿命の面ではF(d,t,r)≧0.07×
dm+20が良く、F(d,t,r)≧0.05×dm
+30がさらに良い。なお、図12で×印は、ポケット
隅部を図15に示したような曲率半径Rc(第1タイプ
で0.2mm、第2タイプで0.6mm)を有する形状
としたときのFを示す。これらのタイプでは、上記好ま
しい範囲より関数Fが大きい値をとる。
べたが、もちろんこの軸受サイズ以外のものにも、本発
明を適用できる。また、本発明は、前述した実施形態に
限定されるものではなく、適宜な変形、改良等が可能で
ある。例えば、前述の実施形態では、円筒ころ軸受に適
用されるもみぬき保持器の例を示したが、プレス保持器
についても同様なことがいえる。保持器の材料として
は、銅合金等の金属、樹脂等、特にこだわらない。
ころ軸受、ニードル軸受、自動調心ころ軸受等、保持器
を有するころ軸受全般に適用でき、顕著な効果を奏す
る。例えば円すいころ軸受の場合、図13に示すよう
に、保持器40の軸方向中心における、柱部43の周方
向平均幅D及び径方向幅、ころ49の径Daを用いて計
算すればよい。凹んだぬすみ部45のd及びtに関して
は、弱い方の設計値を採用する、平均値を用いる、
大径側と小径側で設計値を変える、などが考えられ
る。及びの場合、FEMのモデルを分割して計算す
ればよい。
受幅30mm、ころ径19mm、軸受ピッチ径126m
mであって、図6(A)に示したような形態の保持器で
あってF(d,t,r)=46(d=5mm、t=3m
m、r=1.45mm)のものを組み込んだ円筒ころ軸
受を2個用意した(実施例1、実施例2)。これらの円
筒ころ軸受を、200Gの加速度を与えて寿命試験(落
下衝撃試験)を行った。保持器ポケット周囲に亀裂が入
るまでの落下繰り返し数から、寿命を求めた。また、図
15に示すような保持器を採用した以外は前述の円筒こ
ろ軸受と同等の寸法のもの、すなわち保持器の柱部およ
び円環部は上記保持器と同等の寸法であって、ポケット
隅部のみを従来と同じ形状にしたF(d,t,r)=6
5の保持器を組み込んだ円筒ころ軸受を2個用意し(比
較例1、比較例2)、それらについて同様な寿命試験を
行った。
寿命比とは、最も寿命が短かったものを1としたとき
の、それに対する相対値を示している。図14から明ら
かなように、実施例1、2は、比較例1、2に対して寿
命が大幅に長い。
用保持器によれば、簡易な構造でポケット隅部の強度、
ひいては保持器の強度を大幅に向上させることができ
る。
る。
持器) 11,21 ポケット 12,22 環状部 13,23 柱部 15,25 凹んだぬすみ部
Claims (1)
- 【請求項1】 一対の環状部と、該環状部間に設けられ
た複数の柱部とを備え、前記環状部及び柱部によって区
画されてころが収容される複数のポケットを有するころ
軸受用保持器において、 前記複数のポケットの隅部に凹んだぬすみ部が設けら
れ、前記凹んだぬすみ部が設けられた箇所における前記
柱部の周方向平均幅d(mm)、前記凹んだぬすみ部が
設けられた箇所における前記環状部の軸方向厚みt(m
m)、前記凹んだぬすみ部の曲率半径r(mm)、前記
ころの平均径Da(mm)、軸受ピッチ径dm(mm)
が、式[1]を満たす関係にあることを特徴とするころ
軸受用保持器。 0.07×dm+20≦(2/d+4/t+1/r)×Da ≦0.07×dm+50 [1]
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP2001040406A JP2002242938A (ja) | 2001-02-16 | 2001-02-16 | ころ軸受用保持器 |
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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