JP2002155946A - 軸支承部材 - Google Patents

軸支承部材

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JP2002155946A
JP2002155946A JP2000352808A JP2000352808A JP2002155946A JP 2002155946 A JP2002155946 A JP 2002155946A JP 2000352808 A JP2000352808 A JP 2000352808A JP 2000352808 A JP2000352808 A JP 2000352808A JP 2002155946 A JP2002155946 A JP 2002155946A
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inner peripheral
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oil
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Akira Ono
晃 小野
Satoshi Imai
智 今井
Hiroichi Matsuhisa
博一 松久
Seiji Mori
誠治 森
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Daido Metal Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
Daido Metal Co Ltd
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    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/022Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with a pair of essentially semicircular bearing sleeves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
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    • F16C33/106Details of distribution or circulation inside the bearings, e.g. details of the bearing surfaces to affect flow or pressure of the liquid
    • F16C33/1065Grooves on a bearing surface for distributing or collecting the liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動面となる内周面に、周方向に延びる油溝
を有する軸支承部材において、軸の回転に伴う摩擦損失
を低減できるようにする。 【解決手段】 半割軸受4の摺動面となる内周面5に、
周方向へ延びる油溝6の幅方向両側から当該内周面5の
軸線9方向両側の端部に向けて斜め方向に延びる複数の
浅い細溝10を形成する。バランスシャフトの回転に伴
い、油溝6中の潤滑油が細溝10を通って摺動面の軸線
9方向両側の端部側へ向かって流れ込みやすくなり(矢
印D参照)、油膜の形成が促進されるようになる。この
ため、バランスシャフトと摺動面との直接的な接触が避
けられ、バランスシャフトの回転に伴う摩擦損失を低減
できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摺動面となる内周
面に、周方向に延びる油溝を有する軸支承部材に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば自動車の多気筒
エンジンにおいては、当該エンジンの振動を低減させる
ために、クランクシャフトと平行に、当該クランクシャ
フトに連動して回転するバランスシャフトを設けた構成
のものがある。そのバランスシャフトを受ける軸支承部
材としては、すべり軸受が用いられている。この場合、
バランスシャフトを設けることによりエンジン全体とし
ての振動を低減させることができたとしても、バランス
シャフト用の軸受が追加されることに伴い、当該軸受自
体による摩擦損失も付加されるため、エンジンの燃費に
対して不利な条件となる。このため、そのバランスシャ
フト用の軸受における摩擦損失を低減することが要望さ
れている。
【0003】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、軸の回転に伴う摩擦損失を低減
できる軸支承部材を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1の発明は、摺動面となる内周面に、周
方向に延びる油溝を有する軸支承部材において、前記内
周面に、前記油溝の幅方向両側のうち少なくとも一方か
ら当該内周面の軸線方向の端部側へ向けて軸回転方向に
対し所定の角度を有する方向に延び、軸の回転に伴い潤
滑油を前記油溝から軸線方向端部側へ導くと共に前記油
溝よりも浅くて細い複数の細溝を形成したことを特徴と
する。
【0005】軸支承部材の油溝に供給された潤滑油は、
軸の回転に伴ってその油溝から摺動面へと流れ込み、軸
と摺動面との間に発生する油膜圧力によって軸を摺動面
から離す作用をする。このとき、摺動面となる内周面
に、油溝の幅方向両側のうち少なくとも一方から当該内
周面の軸線方向の端部側へ向けて軸回転方向に対し所定
の角度を有する方向に延び、軸の回転に伴い潤滑油を前
記油溝から軸線方向端部側へ導くと共に前記油溝よりも
浅くて細い複数の細溝を形成しているので、油溝中の潤
滑油がその細溝を通って摺動面の軸線方向の端部側へ向
かって流れ込みやすくなり、油膜の形成が促進されるよ
うになる。このため、軸と摺動面との直接的な接触が避
けられ、軸の回転に伴う摩擦損失を低減できるようにな
る。
【0006】同様な目的を達成するために、請求項2の
発明は、摺動面となる内周面に、周方向に延びる油溝を
有する軸支承部材において、前記内周面に、前記油溝の
幅方向両側から当該内周面の軸線方向両側の端部側へ向
けて軸回転方向に対し斜め方向に延び、軸の回転に伴い
潤滑油を前記油溝から軸線方向端部側へ導くと共に前記
油溝よりも浅くて細い複数の細溝を形成したことを特徴
とする。
【0007】このものにおいても、摺動面となる内周面
に、油溝の幅方向両側から当該内周面の軸線方向両側の
端部側へ向けて軸回転方向に対し斜め方向に延び、軸の
回転に伴い潤滑油を前記油溝から軸線方向端部側へ導く
と共に前記油溝よりも浅くて細い複数の細溝を形成して
いるので、油溝中の潤滑油がその細溝を通って摺動面の
軸線方向両側の端部側へ向かって流れ込みやすくなり、
油膜の形成が促進されるようになる。
【0008】請求項3の発明は、内周面における軸線方
向外側の端部寄りの部位に、細溝のない部分を形成した
ことを特徴とする。これによれば、その細溝のない部分
において、油膜を良好に形成でき、軸を良好に支持でき
るようになる。
【0009】請求項4の発明は、内周面における軸線方
向外側の端部寄りの部位に、径方向外径側に後退する逃
がし部を形成したことを特徴とする。軸の回転時に、当
該軸が軸線方向に対して傾きを伴って振れ回るような動
き(いわゆる味噌すり運動状態)が発生すると、軸支承
部材の軸線方向の両端部において軸と摺動面との間で局
部当たりが発生するおそれがある。そこで、軸支承部材
の内周面における軸線方向外側の端部寄りの部位に逃が
し部を形成しておくことにより、軸と摺動面との間で局
部当たりが発生することを避けることができるようにな
る。
【0010】請求項5の発明は、円筒状の半割り形状を
なし、その内周面のうち周方向の中央部位には前記複数
の細溝を形成し、その内周面のうち周方向の端部寄りの
部位に、細溝のない部分を形成したことを特徴とする。
半割り形状の軸支承部材を組み合わせて円筒状の軸支承
部材を構成する場合、内周面において周方向の端部まで
細溝が形成されていると、潤滑油が周方向の端部から流
れ出しやすくなることがあるが、その部分に細溝を形成
しないようにすることにより、潤滑油が周方向の端部か
ら流れ出ることを極力防止できるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、自動車用エンジ
ンのバランスシャフトを支持するためのバランサ軸受に
適用した第1実施例について、図1ないし図5を参照し
て説明する。まず、図5において、自動車用エンジンの
ハウジング1に、軸であるバランスシャフト2を支承す
るための軸支承部材を構成するすべり軸受3が配設され
ている。ハウジング1は、上下に2分割されている。バ
ランスシャフト2のアンバランス部2aは、断面がほぼ
半円状をなす蒲鉾状をなしていて、回転中心Oを中心に
回転されるようになっている。
【0012】上記すべり軸受3は、半円筒状に形成され
た半割り形状の2個の軸支承部材(以下、半割軸受)4
を上下に付き合わせて円筒状となるように構成されてい
る。半割軸受4には、これの摺動面となる内周面5に、
図1及び図2に示すように周方向に延びる1本の油溝6
が形成されていると共に、周壁部に、油溝6の底部にお
いて開口した油穴7が2個形成され、さらに、周方向の
端部に爪8が設けられている。
【0013】そして、この半割軸受4の内周面5には、
図1に示すように、油溝6の幅方向両側から軸線9方向
両側の端部側へ向けて軸回転方向に対し所定の角度を有
する方向、好ましくは斜め方向に延びると共に油溝6よ
りも溝の深さが浅くて、溝の幅が細い複数本の細溝10
が形成されていると共に、軸線9方向両側の端部に面取
り部11が形成されている。細溝10が形成された部分
は、軸線9(バランスシャフト2)と平行となる平坦面
12(図3参照)とされている。上記した各細溝10
は、直線状をなしていて、軸回転方向Aに対し角度α
(図1参照)、この場合約60度傾いている。また、各
細溝10は、深さB1を3〜50μm、幅B2を5〜1
00μmとすることが好ましい(図4参照)。角度αは
90度より大きくても良く、この場合は、潤滑油の保持
力が向上する。
【0014】上記半割軸受4は、この場合、図3に示す
ように、裏金13と、軸受合金14と、オーバーレイ1
5との三層構造となっていて、内周面5における上記油
溝6、平坦面12及び面取り部11の表面はオーバーレ
イ15により覆われている。オーバーレイ15として
は、鉛(Pb)系、スズ(Sn)系、樹脂系などが用い
られる。
【0015】このような構成のすべり軸受3が配設され
た上記エンジンのハウジング1には、図5に示すよう
に、潤滑油を供給するための油路16が形成されてい
て、潤滑油が、矢印Cで示すよう、油路16から油穴7
を通して油溝6に供給されるようになっている。
【0016】さて、上記構成において、すべり軸受3の
油溝6に供給された潤滑油は、バランスシャフト2の回
転に伴ってその油溝6から摺動面へと流れ込み、バラン
スシャフト2と摺動面との間に発生する油膜圧力によっ
てバランスシャフト2を摺動面から離す作用をする。こ
のとき、摺動面となる内周面5に、油溝6の幅方向両側
から当該内周面の軸線9方向両側の端部側へ向けて軸回
転方向Aに対し斜め方向に延びる複数の浅い細溝10を
形成しているので、油溝6中の潤滑油が、その細溝10
を通って摺動面の軸線9方向両側の端部側へ向かって流
れ込みやすくなり(図1の矢印D参照)、油膜の形成が
促進されるようになる。このため、バランスシャフト2
の実用回転域での当該バランスシャフト2とすべり軸受
3の摺動面の金属同士の直接的な接触が避けられ、バラ
ンスシャフト2の回転に伴う摩擦損失を低減できるよう
になり、ひいてはエンジンの燃費を低減できるようにな
る。
【0017】また、上記した実施例においては、半割軸
受4の内周面5にオーバーレイ15を設けることによ
り、内周面5の機械加工などで工業製品として避けるこ
とのできない微妙な凹凸や粗さの凸部の固体接触時にな
じみやすくなり、摩擦損失を一層低減できるようにな
る。
【0018】さらに、すべり軸受3は、半割軸受4を2
個突き合わせて円筒状をなすように構成しているので、
各半割軸受4の内周面5に、細溝10などを容易に加工
することができる。
【0019】図6及び図7は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は上記した第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、半割軸受4の内周
面5において、軸線9方向両側の端部寄りの部位に、細
溝10のない部分を構成する平坦面17を形成してい
る。この場合、各平坦面17は、半割軸受4の周方向の
一端部から他端部にわたって形成されていて、その幅E
は、約3mmとしている。このような構成によれば、そ
の平坦面17において、バランスシャフト2との間に油
膜を良好に形成でき、バランスシャフト2を良好に支持
できるようになる。
【0020】図8は本発明の第3実施例を示したもので
あり、この第3実施例は上記した第2実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、半割軸受4の内周面5にお
いて、軸線9方向両側の端部寄りの部位に、平坦面12
よりも径方向外径側に後退する、最大深さ約20μmの
逃がし部18を形成している。この場合、逃がし部18
は、曲面状のクラウニング加工部によって形成してい
る。この逃がし部18には細溝10は形成されていな
い。
【0021】ここで、バランスシャフト2による回転慣
性力荷重の場合、しぼり油膜(軸がその径方向に急激に
移動することによって軸と摺動面との間に発生する油
膜)の発生を期待できないため、くさび油膜(軸の回転
によって、潤滑油が軸と摺動面との間に引き込まれるこ
とによって発生する油膜)を確保する必要があり、その
ため、すべり軸受3(半割軸受4)の(幅/径)の比が
大きい場合が多い。この場合、エンジンの加減速時にバ
ランスシャフト2が軸線9方向に対して傾きを伴って振
れ回るような動き(いわゆる味噌すり運動状態)が発生
すると、すべり軸受3の軸線9方向の両端部においてバ
ランスシャフト2と摺動面との間で局部当たりが発生す
るおそれがある。
【0022】この点、本実施例においては、すべり軸受
3(半割軸受4)の内周面5における各平坦面12の軸
線9方向外側の端部に逃がし部18を形成しておくこと
により、バランスシャフト2と摺動面との間で局部当た
りが発生することを避けることができるようになり、摩
擦損失を一層低減できるようになる。
【0023】図9及び図10は本発明の第4実施例を示
したものであり、この第4実施例は上記した第2実施例
とは次の点が異なっている。すなわち、半割軸受4の内
周面5において、周方向の両端部寄りの部位には細溝1
0を形成せず、バランスシャフト2と平行となる平坦面
17としている。この場合、その平坦面17の周方向の
領域Fとしては、両側共、半割軸受4の円周方向の角度
で約20度となるように設定していて、クラッシリリー
フよりも大きくなっているので、潤滑油の漏れを低減で
きると共に、溝を形成する作業性の向上も期待できる。
【0024】2個の半割軸受4を組み合わせて円筒状の
すべり軸受3を構成する場合、内周面5において周方向
の端部まで細溝10が形成されていると、潤滑油がその
細溝10を通って周方向の端部から流れ出しやすくなる
おそれがある。この点、本実施例においては、その部分
は細溝10を形成せず、軸線9(バランスシャフト2)
と平行となる平坦面17としておくことにより、潤滑油
が周方向の端部から流れ出ることを極力防止できるよう
になる。
【0025】図11及び図12は本発明の第5実施例を
示したものであり、この第5実施例は上記した第4実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、半割軸受4の
内周面5において、油溝19は、周方向の端部までは延
びておらず、途中までしか形成されていない。
【0026】図13は本発明の第6実施例を示したもの
であり、この第6実施例は上記した第1〜第5実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、エンジンのハウジ
ング21に別体のすべり軸受を設けず、上下2分割され
たハウジング21の円形の孔22においてバランスシャ
フト2を直接支承する構成としている。したがって、ハ
ウジング21は、バランスシャフト2を支承する軸支承
部材を構成している。そして、このハウジング21にお
いて、これの摺動面となる孔22の内周面23に、周方
向に延びる油溝24が形成されていると共に、図示はし
ないが第1実施例と同様な細溝10などが形成された構
成としている。
【0027】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。内周面における細溝10は、油溝6の幅方向
両側のうち少なくとも一方側に形成されていれば、両側
でなくても良く、また、角度αは90度でも良い。細溝
10は、直線に限らず、曲線をなすように形成すること
もできる。
【0028】本発明のすべり軸受3及びハウジング21
は、バランスシャフト2以外の軸を受ける場合にも適用
できる。本発明のすべり軸受3は、半割軸受4を2個突
き合わせて円筒状に構成するものに限らず、一つで円筒
状をなすものにも適用できる。半割軸受4は、三層構造
に限らず、軸受合金とオーバーレイの二層構造、あるい
は軸受合金のみの一層構造とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半割軸受の内周面側
の展開図
【図2】半割軸受を示すもので、(a)は正面図、
(b)は内周面側の平面図
【図3】図1中X1−X1線に沿った部分での模式化し
た断面図
【図4】要部の拡大斜視図
【図5】バランスシャフトを支承する部分の正面図
【図6】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図7】図6中X2−X2線に沿った部分での図3相当
【図8】本発明の第3実施例を示す図7相当図
【図9】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図10】図9中X3−X3線に沿った部分での図3相
当図
【図11】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図12】図11中X4−X4線に沿った部分での図3
相当図
【図13】本発明の第6実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
図面中、1はハウジング、2はバランスシャフト
(軸)、3はすべり軸受(軸支承部材)、4は半割軸受
(軸支承部材)、5は内周面、6は油溝、7は油穴、9
は軸線、10は細溝、17は平坦面(細溝がない部
分)、18は逃がし部(細溝がない部分)、19は油
溝、21はハウジング(軸支承部材)、23は内周面、
24は油溝を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今井 智 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 松久 博一 名古屋市北区猿投町2番地 大同メタル工 業株式会社内 (72)発明者 森 誠治 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J011 AA07 AA10 BA02 BA13 CA01 JA02 KA02 MA06 MA07 MA26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 摺動面となる内周面に、周方向に延びる
    油溝を有する軸支承部材において、前記内周面に、前記
    油溝の幅方向両側のうち少なくとも一方から当該内周面
    の軸線方向の端部側へ向けて軸回転方向に対し所定の角
    度を有する方向に延び、軸の回転に伴い潤滑油を前記油
    溝から軸線方向端部側へ導くと共に前記油溝よりも浅く
    て細い複数の細溝を形成したことを特徴とする軸支承部
    材。
  2. 【請求項2】 摺動面となる内周面に、周方向に延びる
    油溝を有する軸支承部材において、前記内周面に、前記
    油溝の幅方向両側から当該内周面の軸線方向両側の端部
    側へ向けて軸回転方向に対し斜め方向に延び、軸の回転
    に伴い潤滑油を前記油溝から軸線方向端部側へ導くと共
    に前記油溝よりも浅くて細い複数の細溝を形成したこと
    を特徴とする軸支承部材。
  3. 【請求項3】 内周面における軸線方向外側の端部寄り
    の部位に、細溝のない部分を形成したことを特徴とする
    請求項1または2記載の軸支承部材。
  4. 【請求項4】 内周面における軸線方向外側の端部寄り
    の部位に、径方向外径側に後退する逃がし部を形成した
    ことを特徴とする請求項1または2記載の軸支承部材。
  5. 【請求項5】 円筒状の半割り形状をなし、その内周面
    のうち周方向の中央部位には前記複数の細溝を形成し、
    その内周面のうち周方向の端部寄りの部位に、細溝のな
    い部分を形成したことを特徴とする請求項1または2記
    載の軸支承部材。
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