JP2002242595A - トンネルの作業用装置及び被取付部材の取付方法 - Google Patents

トンネルの作業用装置及び被取付部材の取付方法

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JP2002242595A
JP2002242595A JP2001047080A JP2001047080A JP2002242595A JP 2002242595 A JP2002242595 A JP 2002242595A JP 2001047080 A JP2001047080 A JP 2001047080A JP 2001047080 A JP2001047080 A JP 2001047080A JP 2002242595 A JP2002242595 A JP 2002242595A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、補修部材等をトンネルの内
周面に取り付ける際に取付の作業性を向上させ、また、
トンネルの長手方向への資材等の搬送を邪魔せずに取付
作業を行えるようにすることにある。 【解決手段】 本発明に係る作業用装置1は、トンネル
100の内周面に防護プレート103を取り付ける際に
用いられるものである。作業者は、防護プレート103
にハンドリング部14を保持させて、駆動機構25によ
ってハンドリング部14をガイド部材13に沿って移動
する。そして、作業者は、ハンドリング部14のパンタ
グラフ式ジャッキ17によって、防護プレート103を
トンネル100の内周面に当接させる。そして、この状
態で、作業者は、防護プレート103をトンネル100
の内周面に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの補修工
事等のトンネル作業においてトンネルの内周面に被取付
部材を取り付ける際に用いられるトンネルの作業用装
置、及び、この作業用装置を用いて被取付部材をトンネ
ルの内周面に取り付ける取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来トンネルを補修する工法として、ク
レーンを用いてトンネルのインバートにある補修板等の
補修部材を持ち上げ、高所作業車に乗った作業者が補修
部材をトンネルの内周面に取り付ける工法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の工法では、クレーンを用いて補修部材を持ち上げて
も、高所作業車に乗った作業者が手作業で所定の取付位
置にセットする作業に手間がかかることがある。また、
補修部材をトンネルの内周面に取り付ける際には、高所
作業車やクレーンがトンネルに配置されるため、トンネ
ルの長手方向への資材の搬送を高所作業車やクレーンが
妨げることがある。
【0004】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、補修部材等をトンネルの内周面に取り付ける際の取
付の作業性を向上し、また、トンネルの長手方向への資
材等の搬送を妨げずに取付作業を行えるようにすること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
例えば図2及び図4〜図6に示すように、トンネルの内
周面に被取付部材を取り付ける際に用いられるトンネル
の作業用装置(1)であって、被取付部材を保持する保
持手段(保持部18)と、トンネルの周方向に沿って配
置されるガイド部材(13)と、前記保持手段を備え、
前記ガイド部材に沿って移動自在となるように前記ガイ
ド部材に支持され、かつ、トンネルの長手方向と交わる
方向に前記保持手段を移動する移動手段(パンタグラフ
式ジャッキ17)と、を備えることを特徴としている。
【0006】請求項1記載の発明では、移動手段がガイ
ド部材に沿って移動自在であるため、移動手段に備えら
れた保持手段、及び保持手段に保持された被取付部材が
トンネルの内周面に沿って移動できる。そして、被取付
部材がトンネル内周面の取付位置に対向する位置へと移
動したら、移動手段が保持手段をトンネルの交わる方向
へ移動する。これにより、保持手段に保持された被取付
部材がトンネルの内周面の取付位置に当接する。ここ
で、被取付部材がトンネルの内周面に当接した状態であ
るため、作業者等は被取付部材をトンネル内周面の取付
位置に容易に取り付けることができる。また、ガイド部
材がトンネルの周方向に沿って配置されるため、保持手
段、移動手段及び被取付部材がガイド部材に沿って移動
できる。即ち、作業者等が作業用装置を用いて被取付部
材をトンネルの内周面に取り付けている際でも、トンネ
ルの中心部には内部空間が形成され、その内部空間には
保持手段、移動手段及び被取付部材が位置しない。した
がって、その内部空間を通して資材等がトンネルの長手
方向に搬送され、その搬送の妨げとならない。
【0007】請求項2記載の発明は、例えば図4に示す
ように、請求項1記載のトンネルの作業用装置であっ
て、前記移動手段が前記ガイド部材に沿って移動するよ
うに前記移動手段を駆動する駆動手段(駆動機構1
5)、を備えることを特徴している。
【0008】請求項2記載の発明では、移動手段がガイ
ド部材に沿って移動するように駆動手段が移動手段を駆
動するため、作業者は手作業によらず駆動手段によって
保持手段に保持された被取付部材をトンネル内周面の取
付位置に対向する位置へと移動することができる。した
がって、被取付部材を取付位置に対向する位置へと移動
するまでの作業が容易になり、作業者は容易に被取付部
材をトンネル内周面に取り付けることができる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のトンネルの作業用装置であって、トンネルの長手
方向に見て、前記ガイド部材は上方が凸となるアーチ状
の形状をしており、前記ガイド部材の下方が開放してい
ることを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明では、ガイド部材がア
ーチ状の形状をしており、ガイド部材の下方が開放して
いるため、ガイド部材の下方、即ち、トンネルのインバ
ートを通して資材等の搬送が可能となり、また、作業者
はトンネルのインバートを通行することができる。
【0011】請求項4記載の発明は、例えば、図5及び
図6に示すように、請求項1から3のいずれかに記載の
トンネルの作業用装置であって、被取付部材と連結する
連結部(25)と、トンネルの長手方向に移動自在とな
るように前記連結部を支持する支持部(本体24)と、
を前記保持手段が備えることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明では、連結部がトンネ
ルの長手方向に移動自在となるように支持部に支持され
ているため、連結部に連結された被取付部材が支持部に
対して移動することができ、これにより、被取付部材が
取付位置に当接する際に、作業者は被取付部材をトンネ
ルの長手方向に位置調整しながら、被取付部材を取付位
置に正確に当接することができる。
【0013】請求項5記載の発明に係る取付方法は、請
求項1から4のいずれかに記載のトンネルの作業用装置
を用いて、前記保持手段に被取付部材を保持させる工程
と、次に、前記保持手段とともに前記移動手段を前記ガ
イド部材に沿って移動させて、前記保持手段に保持され
た被取付部材をトンネル内周面における取付位置に対向
させる工程と、次に、前記移動手段によってこの被取付
部材をトンネルの内周面に向けて移動させて、この被取
付部材を前記取付位置に当接させる工程と、次に、前記
被取付部材を前記取付位置に固定して、前記被取付部材
を前記取付位置に取り付ける工程と、からなることを特
徴としている。
【0014】請求項5記載の発明では、トンネルの作業
用装置を用いて、作業者は被取付部材をトンネルの内周
面における取付位置に容易に取り付けることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るトンネルの
作業用装置について、図面を用いて具体的な態様を説明
する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものでは
ない。また、以下の説明においてトンネルの長手方向を
前後方向として説明する。
【0016】本実施の形態に係る作業用装置1(図2等
に図示)は、図1に示すような円形断面となるトンネル
100の内周面に補修部材としての防護プレート(被取
付部材)103,103,…等を取り付ける際に用いら
れるものである。なお、複数のセグメント101,10
1…による一次覆工がなされ、更に、組み立てられたセ
グメント101,101,…の内面にコンクリート10
2による二次覆工がなされて、トンネル100は構築さ
れている。
【0017】図2及び図3に示すように、作業用装置1
は、トンネル100の長手方向に移動し得る台車2と、
トンネル100の内周面に沿って配置されるガイド部材
13と、ガイド部材13に案内されるハンドリング部1
4と、ハンドリング部14がガイド部材13に沿って移
動するようにハンドリング部14を駆動する駆動機構
(駆動手段)15とを備えている。なお、図3におい
て、図面を簡略化するためにガイド部材13、ハンドリ
ング部14及び駆動機構15の図示を省略しているとと
もに、防護プレート103が取り付けられていない状態
で図面が示されている。
【0018】まず、台車2について説明する。台車2
は、上下に延在する四つの柱部材3,3,…と、これら
柱部材3,3,…に接合する複数の横桁4,4,…と、
前後に回転自在となるように右側の二つの柱部材3の下
端部のそれぞれに設けられる回転桁5,5と、各柱部材
3の下端部に設けられるジャッキ6,6,…と、それぞ
れの回転桁5の下部に二つ設けられる車輪7,7,…と
を備えている。回転桁5が右の柱部材3の下端部から左
の下端部に掛け渡された状態となっており、台車2が車
輪7によってトンネル100の長手方向に移動自在とな
る。この状態から、ジャッキ6により台車2自体が持ち
上げられることによって、車輪7がトンネル100の内
周面から離れて、台車2が固定されることになる。台車
2自体が持ち上げられた状態で前の回転桁5が前方に回
転し、かつ、後の回転桁5が後方に回転することによっ
て、正面視して台車2が門型となる(図8に図示)。
【0019】更に、作業用装置1は、上段足場8,8
と、中段足場9,9と、下段足場10,10,…とを備
えている。上段足場8は、台車2の前部及び後部のそれ
ぞれにおいて左右の柱部材3に掛け渡されているととも
に、台車2の左方及び右方へ延出している。上段足場8
は、柱部材3の上端に固定されている。中段足場9は、
上段足場8の下方に配置されており、柱部材3に中間部
に固定されている。中段足場9は、台車2の前部及び後
部のそれぞれにおいて左右の柱部材3に掛け渡されてい
るとともに、台車2の左方及び右方へ延出している。更
に、下段足場10は、台車2の前部及び後部において中
段足場9の下方に配置されており、柱部材3の下部に固
定されている。左側の下段足場10は台車2から左方に
延出しており、右側の下段足場10は台車2から右方に
延出している。上段足場8,8、中段足場9,9及び下
段足場10,10,…に作業者が位置して、防護プレー
ト103をトンネル100の内周面に取り付ける作業を
作業者は行える。
【0020】また、中段足場9の左右の端部それぞれに
は、左右に進退する振れ止め11,11,…が設けられ
ている。振れ止め11が台車2から右方または左方に張
り出して、振れ止め11の先端部がトンネル100の内
周面に当接することによって、台車2の振れが抑えられ
る。
【0021】次に、図2及び図4を参照して、ガイド部
材13について説明する。なお、図面を簡略化するため
に、図4において台車2の図示を省略しているととも
に、防護プレート103が取り付けられていない状態で
図面が示されている。
【0022】トンネルの長手方向に見て、ガイド部材1
3は、トンネルの内径より小さい径となるほぼ円弧状と
なっているとともに、その上方が凸となるアーチ状の形
状をしている。更に、トンネルの長手方向に見て、ガイ
ド部材13は、台車2の左下方から上方そして右下方を
通るように描かれるほぼ円弧状となっており、ガイド部
材13の下方が開放している。このガイド部材13は、
台車2の前後方向中間部に固定されている。
【0023】次に、ハンドリング部14について説明す
る。図5及び図6に示すように、ハンドリング部14
は、基台部16と、基台部16に取り付けられているパ
ンタグラフ式ジャッキ(移動手段)17と、パンタグラ
フ式ジャッキ17に取り付けられている保持部18とを
備える。
【0024】基台部16には回転自在な車輪16aが取
り付けられており、この車輪16aがガイド部材13の
フランジ13aに転動自在となるように載置されてい
る。更に、基台部16には、ガイド部材13のウエブ1
3bに至るまで延出する延出部16bが設けられてい
る。この延出部16bの先端部にはローラ16cが回転
自在となるように設けられており、ローラ16cが転動
自在となるようにフランジ13aに係止されている。更
に、基台部16の両側部にはローラ16dが回転自在と
なるように設けられており、このローラ16dは転動自
在となるようにフランジ13aに係止されている。以上
の構成により、基台部16は、ガイド部材13に沿って
移動自在となるようにガイド部材13に取り付けられて
いる。
【0025】パンタグラフ式ジャッキ17は、基台部1
6に取り付けられており、基台部16と一体となってガ
イド部材13に沿って移動自在である。パンタグラフ式
ジャッキ17は、回転軸20aで回転自在となるように
基台部16に取り付けられるロアアーム20,20と、
回転軸21aで回転自在となるように保持部18の本体
24に取り付けられるアッパーアーム21,21と、ネ
ジ部材22とを備え、ロアアーム20及びアッパーアー
ム21がそれぞれ端部20b,20bで回転自在に連結
したリンク機構を構成する。一方の端部20bにネジ部
材22の端部が回転自在に連結し、他方の端部20bに
ネジ部材22が噛み合っている。更に、別のロアアーム
17aが基台部16に回転自在に取り付けられ、別のア
ッパーアーム17bが保持部18に回転自在に取り付け
られ、アーム17a,17bは端部17cで回転自在に
連結する。更に、前記一方の端部20b及び端部17c
には、リンク部材17dのそれぞれの端部が回転自在に
連結している。そして、ネジ部材22にはハンドル23
が固定されており、ハンドル23とともにネジ部材22
が回転することにより、端部20b,20b間の距離が
変更され、両アーム20,21の角度が変更されること
になる。以上の構成のパンタグラフ式ジャッキ17は、
作業者の手動によって、トンネルの長手方向と交わる方
向に、即ち、トンネルの半径方向(ガイド部材13の半
径方向)に保持部18を移動するものである。
【0026】保持部18は、アッパーアーム21に取り
付けられる本体(支持部)24と、前後(トンネルの長
手方向)に移動自在となるように本体24に取り付けら
れ、防護プレート103を連結するための連結部25
と、を備えて、パンタグラフ式ジャッキ17及び基台部
16と一体となってガイド部材13に沿って移動し得
る。
【0027】前後に延在するシャフト24aが本体24
の左右方向中間部に設けられおり、連結部25はトンネ
ルの長手方向に摺動自在となるようにこのシャフト24
aに支持されている。本体24の左右両端部には、ワイ
ヤ等を引っ掛けるための引掛部24bが設けられてい
る。また、連結部25には、ピン52を通すための挿通
孔25aが形成されている。そして、防護プレート10
3に設けられるピン結合部51及びこの挿通孔25aに
ピン52が通されることによって、防護プレート103
が連結部25にピン結合される。以上の構成により、本
体24に対して前後に移動自在となるように防護プレー
ト103が保持部18に保持される。なお、防護プレー
ト103には、表面から裏面へ貫通する貫通孔103a
が形成されている。
【0028】次に、駆動機構15について説明する。図
4に示すように、駆動機構15は、ガイド部材13に回
転自在に取り付けられるスプロケット27,27,…
と、スプロケット27,27,…に掛けられるチェーン
28と、チェーン28を引くモータ26とを備える。
【0029】モータ26は、円弧となるガイド部材13
の中心部に配置されており、台車2に固定されている。
また、スプロケット27は、ガイド部材13に沿って複
数配置されている。図5に示すように、チェーン28の
一方の端部は、ハンドリング部14の基台部16の右端
部に連結しており、チェーン28の他方の端部は基台部
16の左端部に連結している。そして、図4に示すよう
に、チェーン28は、スプロケット27,27,…によ
ってガイド部材13に沿って掛け渡されている。更に、
チェーン28は、ガイド部材13の両端部に設けられて
いるスプロケット27a,27aで折り返されており、
モータ26の駆動軸に掛けられている。このモータ26
は、チェーン28を引くことによって、ハンドリング部
14をガイド部材13に沿って移動するものである。
【0030】次に、以上のように構成される作業用装置
1を用いて、補修部材(防護プレート103や後述する
型枠部材105a)をトンネル100の内周面に取り付
け、トンネル100を補修する作業方法について説明す
る。
【0031】まず、図1及び図2に示すように、作業者
は、トンネル100のコンクリート102の内周面にお
いて補修する箇所(セグメント101とセグメント10
1との継ぎ目箇所)をはつり、トンネル100の長手方
向に見て環状の溝102aをトンネル100の内周面に
形成する。次いで、作業者は、ゴム性の可撓部材104
を環状となるように、溝102aにおけるセグメント1
01とセグメント101の継ぎ目箇所に取り付ける。
【0032】そして、作業者は、作業用装置1のセッテ
ィングを行う。即ち、図2に示すように、作業者は、作
業用装置1の台車2を移動して、溝102aにガイド部
材13が対向するように作業用装置1の位置決めを行
う。次いで、作業者がジャッキ6により台車2自体を持
ち上げると、台車2の車輪7,7,…がトンネル100
の内周面から離れて、位置決めされた作業用装置1が固
定される。次いで、作業者が振れ止め11の先端部をト
ンネル100の内周面に当接させることにより、作業用
装置1の振れが抑えられる。次いで、図7及び図8に示
すように、作業者が前の回転桁5を前方に回転して、後
の回転桁5を後方に回転することにより、正面視して台
車2が門型となる。台車2が門型となることにより、作
業者等はインバートをトンネルの長手方向へ通行するこ
とができ、また、作業者等は資材等をトンネルの長手方
向へ搬送することができる。
【0033】作業用装置1のセッティングを行った後
に、作業者は、溝102aにおける可撓部材104の前
後両脇に、互いに略平行に並んだ環状の型枠105,1
05を作業用装置1を用いて作製する。即ち、まず、作
業者がモータ26を作動させると、モータ26がハンド
リング部14をガイド部材13の端部まで移動する。そ
して、図9に示すように、型枠105を分割して構成す
る型枠部材(被取付部材)105aがトンネル100の
インバートに位置しているが、作業者は本体24の引掛
部24bにワイヤ106を掛けるとともに、ワイヤ10
6を型枠部材105aに連結する。次いで、作業者がモ
ータ26を作動させることにより、ハンドリング部14
がガイド部材13に沿って移動し、ハンドリング部14
が型枠部材105aを引張る。ハンドリング部14が移
動して、型枠部材105aをハンドリング部14にピン
結合できる位置まで型枠部材105aが移動したら、作
業者はモータ26を停止する(図9(a))。この位置
において、型枠部材105aを仮固定する仮固定部(図
示略)がトンネル100の内周面に設けられており、型
枠部材105aはこの位置において仮固定部に固定され
る。
【0034】次いで、作業者がモータ26を作動させる
と、モータ26がハンドリング部14を型枠部材105
aに対向する位置まで移動する。次いで、作業者がハン
ドリング部14のハンドル23を回転することにより、
ハンドリング部14のパンタグラフ式ジャッキ17が保
持部18をトンネル100の内周面に向けて(型枠部材
105aに向けて)移動する。そして、作業者が保持部
18の連結部25に型枠部材105aをピン結合するこ
とにより、型枠部材105aが保持部18に保持される
(図9(b))。なお、型枠部材105aも防護プレー
ト103と同様に、連結部25とピン結合できるように
構成されている。
【0035】次いで、作業者は、型枠部材105aを仮
固定部からはずし、ハンドル23を回転する。ハンドル
23の回転により、パンタグラフ式ジャッキ17が保持
部18とともに型枠部材105aをトンネルの内周面か
ら離す。
【0036】次いで、作業者がモータ26を作動する。
これにより、モータ26は、溝102aの底面における
取付位置に対向する位置まで、ハンドリング部14とと
もに型枠部材105aを移動する。そして、型枠部材1
05aが取付位置に対向する位置に移動したら、作業者
はモータ26を停止する。次いで、作業者は、ハンドル
23を回転することにより、パンタグラフ式ジャッキ1
7によって型枠部材105aを溝102aの底面に当接
させて、型枠部材105aを溝102aの底面へと押し
付ける(図9(c))。この際に、作業者は、本体24
に対して連結部25とともに型枠部材105aを前後方
向に移動することによって、型枠部材105aの前後位
置を微調整しながら、型枠部材105aを底面に当接さ
せる。
【0037】次いで、型枠部材105aが溝102aの
底面に当接した状態で、作業者が型枠部材105aを溝
102aの底面にボルト結合することにより、型枠部材
105aが取付位置に固定される。次いで、作業者は、
型枠部材105aと連結部25とのピン結合を解除す
る。以上のようにして一つの型枠部材105aが溝10
2aの取付位置に取り付けられるが、作業者は作業用装
置1を用いて以上の作業を繰り返して行い、複数の型枠
部材105aを溝102aに取り付けることによって、
互いに略平行に並んだ環状の型枠105,105が可撓
部材104の両脇に作製される。
【0038】そして、型枠105,105の作製後、作
業者は、型枠部材105aの取付作業とほぼ同様にして
作業用装置1を用いて、複数の防護プレート103,1
03,…を溝102aに被せる。即ち、まず、作業者
は、トンネル100のインバートに位置する防護プレー
ト103を、ワイヤを介して本体24に連結する。次い
で、作業者は、防護プレート103をハンドリング部1
4にピン結合できる位置まで、モータ26によってハン
ドリング部14とともに防護プレート103を移動する
(図9(a))。
【0039】次いで、作業者は、モータ26によってハ
ンドリング部14を防護プレート103に対向する位置
まで移動してから、ハンドリング部14のハンドル23
を回転することにより、保持部18がトンネル100の
内周面に向けて移動する。そして、作業者が連結部25
に防護プレート103のピン結合部51をピン結合する
ことにより、防護プレート103が保持部18に保持さ
れる(図9(b))。
【0040】次いで、作業者がハンドル23を回転する
ことにより、パンタグラフ式ジャッキ17が保持部18
とともに防護プレート103をトンネルの内周面から離
す。
【0041】次いで、作業者は、モータ26によってハ
ンドリング部14をガイド部材13に沿って移動し、防
護プレート103をトンネル100の内周面の取付位置
に対向する位置まで移動する。次いで、作業者は、パン
タグラフ式ジャッキ17によって防護プレート103を
トンネル100の内周面に当接させて、防護プレート1
03を溝102aに被せる。この際に、作業者は、本体
24に対して連結部25を前後方向に移動することによ
って、防護プレート103の前後位置を微調整する。次
いで、防護プレート103がトンネル100の内周面に
当接した状態で、作業者が防護プレート103をトンネ
ル100の内周面にボルト結合することにより、防護プ
レート103が取付位置に固定される。次いで、作業者
は、防護プレート103と連結部25とのピン結合を解
除する。このように、作業者は作業用装置1を用いて以
上の作業を繰り返して行い、複数の防護プレート10
3,103,…をトンネル100の内周面に取り付ける
ことによって、溝102aが複数の防護プレート10
3,103,…により被覆される。
【0042】次いで、作業者は、防護プレート103の
貫通孔103aから収縮性モルタル材を流し込み、溝1
02aの内面、防護プレート103及び型枠105によ
り形成される内部空間102b(図1に図示)に収縮性
モルタルを打設する。
【0043】以上のように、本実施の形態に係る作業用
装置1では、防護プレート103や型枠部材105aの
保持されたハンドリング部14が駆動機構15によって
移動するため、作業者は手作業によらず、防護プレート
103や型枠部材105aをトンネル100の上部等の
取付位置に対向する位置まで移動することができる。
【0044】また、作業者は、パンタグラフ式ジャッキ
17によって防護プレート103や型枠部材105aを
トンネル100の内周面に当接させた状態で保持できる
ため、防護プレート103や型枠部材105aをトンネ
ル100の内周面に容易に取り付けることができる。更
に、ガイド部材13がアーチ状となっているため、取付
作業中であっても、作業者はトンネル100のインバー
トを通行することができ、また、資材等をトンネルの長
手方向に搬送することができる。
【0045】更に、上記実施の形態では、防護プレート
103や型枠部材105aの保持されたハンドリング部
14がガイド部材13に沿って移動自在であり、ハンド
リング部14のパンタグラフ式ジャッキ17によって防
護プレート103や型枠部材105aをトンネルの半径
方向に移動することができる。したがって、作業者は、
インバートにある防護プレート103や型枠部材105
aを取付位置に当接させるまでの作業を一連に行うこと
ができる。したがって、防護プレート103や型枠部材
105aを取り付ける作業効率が向上する。
【0046】また、台車2に足場8,9,10が設けら
れているため、作業者は足場に位置して、防護プレート
103や型枠部材105aを取り付ける作業を容易に行
える。
【0047】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
【0048】例えば、上記実施の形態では、作業用装置
1を二次覆工されたトンネルの補修の際に用いた場合に
ついて説明したが、掘削された状態で地山の内周面が露
出した状態のトンネルの内周面、或いは、既に地山の内
面に吹き付けによってコンクリートが打設された状態の
トンネルの内周面等に、覆工板を覆工(取り付ける)際
にも作業用装置1を用いることができる。
【0049】また、パンタグラフ式ジャッキ17は、手
動によって防護プレート103や型枠部材105aをト
ンネルの半径方向に移動するものとしたが、手動のパン
タグラフ式ジャッキ17に限らない。例えば、パンタグ
ラフ式ジャッキ17の代わりに、電動或いは油圧によっ
て防護プレート103や型枠部材105aをトンネルの
半径方向に移動して、トンネルの内周面に当接させるジ
ャッキでも良い。
【0050】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、保持手段に保持された被取付部材が、移動手段と
ともにガイド部材に沿って、所定の取付位置に対向する
位置へと移動される。そして、被取付部材が移動手段に
よってトンネルの内周面における取付位置に当接する。
したがって、被取付部材をトンネルの内周面に沿って移
動し、次いでその被取付部材を取付位置に当接させる作
業を、作業者は一連に行える。したがって、被取付部材
をトンネルの内周面に取り付ける作業の効率が、非常に
向上する。また、被取付部材がトンネルの内周面に当接
した状態であるため、作業者等は被取付部材をトンネル
の内周面に容易に取り付けることができる。また、ガイ
ド部材がトンネルの内周に沿って配置されるため、作業
者等がトンネルの作業用装置を用いて被取付部材をトン
ネルの内周面に取り付けている際でも、資材等の搬送の
妨げとならず、作業者等の通行に対しても妨げとならな
い。
【0051】請求項2記載の発明によれば、駆動手段に
よって、作業者は手作業によらず保持手段に保持された
被取付部材をトンネルの内周面の所定の取付位置に対向
する位置へと移動することができる。そのため、被取付
部材を取付位置に対向する位置へと移動するるまでの作
業が容易になり、作業者は容易に被取付部材をトンネル
の内周面に取り付けることができる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、トンネルの
インバートを通して資材等の搬送が可能となり、作業者
はトンネルのインバートの通行することができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、被取付部材
が取付位置に当接する際に、作業者は被取付部材をトン
ネルの長手方向に位置調整しながら、被取付部材を取付
位置に正確に当接することができる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、トンネルの
作業用装置を用いて、作業者は被取付部材をトンネルの
内周面における取付位置に容易に取り付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトンネルの作業用装置を用いて防
護プレート等が取り付けられたトンネルを示す斜視図で
あり、トンネルの一部が破断して示されている。
【図2】本発明に係るトンネルの作業用装置の具体的な
態様を示す側面図であり、この作業用装置が配置された
トンネルは長手方向に破断して示されている。
【図3】上記作業用装置が備える台車の具体的な態様を
示す正面図である。
【図4】上記作業用装置の具体的な態様を示す正面図で
ある。
【図5】上記作業用装置が備えるハンドリング部の具体
的な態様を示す正面図である。
【図6】上記ハンドリング部の具体的な態様を示す側面
図である。
【図7】上記台車の具体的な態様を示す側面図であり、
この台車が門型状となった状態が示されている。
【図8】上記台車の具体的な態様を示す正面図であり、
この台車が門型状となった状態が示されている。
【図9】上記作業用装置を用いて防護プレート等の被取
付部材をトンネルの内周面に取り付ける工程を説明する
ための図面であり、図9(a)には、上記ハンドリング
部によって被取付部材を引張っている状態が示され、図
9(b)には、上記ハンドリング部に被取付部材が連結
している状態が示され、図9(c)には、被取付部材が
トンネルの内周面に当接している状態が示されている。
【符号の説明】
1 作業用装置 13 ガイド部材 14 ハンドリング部 15 駆動機構(駆動手段) 17 パンタグラフ式ジャッキ(移動手段) 18 保持部(保持手段) 24 本体(支持部) 25 連結部 26 モータ 100 トンネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 治 東京都港区虎ノ門一丁目20番10号 西松建 設株式会社内 Fターム(参考) 2D055 CA03 CA06 CA07 DA01 DA05 GA03 GB01 LA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの内周面に被取付部材を取り付け
    る際に用いられるトンネルの作業用装置であって、 被取付部材を保持する保持手段と、 トンネルの周方向に沿って配置されるガイド部材と、 前記保持手段を備え、前記ガイド部材に沿って移動自在
    となるように前記ガイド部材に支持され、かつ、トンネ
    ルの長手方向と交わる方向に前記保持手段を移動する移
    動手段と、を備えることを特徴とするトンネルの作業用
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のトンネルの作業用装置であ
    って、 前記移動手段が前記ガイド部材に沿って移動するように
    前記移動手段を駆動する駆動手段、を備えることを特徴
    とするトンネルの作業用装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のトンネルの作業用
    装置であって、 トンネルの長手方向に見て、前記ガイド部材は上方が凸
    となるアーチ状の形状をしており、前記ガイド部材の下
    方が開放していることを特徴とするトンネルの作業用装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載のトンネ
    ルの作業用装置であって、 被取付部材と連結する連結部と、 トンネルの長手方向に移動自在となるように前記連結部
    を支持する支持部と、を前記保持手段が備えることを特
    徴とするトンネルの作業用装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載のトンネ
    ルの作業用装置を用いて、 前記保持手段に被取付部材を保持させる工程と、 次に、前記保持手段とともに前記移動手段を前記ガイド
    部材に沿って移動させて、前記保持手段に保持された被
    取付部材をトンネル内周面における取付位置に対向させ
    る工程と、 次に、前記移動手段によってこの被取付部材をトンネル
    の内周面に向けて移動させて、この被取付部材を前記取
    付位置に当接させる工程と、 次に、前記被取付部材を前記取付位置に固定して、前記
    被取付部材を前記取付位置に取り付ける工程と、からな
    ることを特徴とする被取付部材の取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100900082B1 (ko) * 2007-11-09 2009-05-28 (주)대우건설 터널 확폭용 강재 프로텍터의 충격 완화장치
KR20140083186A (ko) * 2012-12-24 2014-07-04 재단법인 포항산업과학연구원 터널작업구조물
CN106050268A (zh) * 2016-08-08 2016-10-26 中国葛洲坝集团第五工程有限公司 圆角矩形截面隧洞混凝土衬砌用钢模台车

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CN106050268A (zh) * 2016-08-08 2016-10-26 中国葛洲坝集团第五工程有限公司 圆角矩形截面隧洞混凝土衬砌用钢模台车

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