JP2002239671A - 熱間鍛造方法 - Google Patents

熱間鍛造方法

Info

Publication number
JP2002239671A
JP2002239671A JP2001039697A JP2001039697A JP2002239671A JP 2002239671 A JP2002239671 A JP 2002239671A JP 2001039697 A JP2001039697 A JP 2001039697A JP 2001039697 A JP2001039697 A JP 2001039697A JP 2002239671 A JP2002239671 A JP 2002239671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punch
forging
temperature
life
hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001039697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4224219B2 (ja
Inventor
Masanori Morishita
雅則 森下
Masashi Muroshige
昌史 室重
Mitsuhiro Ando
光浩 安藤
Yuki Asada
裕暉 麻田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Proterial Ltd
Umetoku Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Toyota Motor Corp
Umetoku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd, Toyota Motor Corp, Umetoku Co Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2001039697A priority Critical patent/JP4224219B2/ja
Publication of JP2002239671A publication Critical patent/JP2002239671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4224219B2 publication Critical patent/JP4224219B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前方押出しまたは後方押出し鍛造の鍛造パン
チの寿命を向上して、加工精度を上げる。 【解決手段】 パンチの表層部に酸素を含む硫化鉄粒子
と窒化鉄粒子からなる化合物層を有する表面処理を施し
た鍛造用パンチを用いて、1000〜1200℃の被鍛
造材を、水溶性高分子系潤滑剤を使用してパンチの温度
が250〜350℃になるように冷却・潤滑しながら前
方押出しまたは後方押出し鍛造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車部品などを
熱間で成形する際の熱間鍛造方法およびそれに使用する
鍛造用パンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱間鍛造に使用されるパンチとしては、
JISに規定されるSKD61,SKT4などの熱間工
具鋼、あるいはさらに熱間強度の高いSKD7,SKD
8や一層強度の高い高速度鋼またはその改良鋼が用いら
れている。
【0003】近年、鍛造部品の高精度化と加工能率の向
上の要求から、鍛造成形技術の動向として、ニヤネット
鍛造に移行しており、熱間鍛造の加工形状が一層複雑に
なっている。このため、成形時に被加工材の塑性流動が
大きくなり、金型表面の摩擦熱による温度上昇により、
前記工具鋼の変態点を越えて工具寿命が大幅に低下する
という問題点が生じている。
【0004】とくに、例えば自動車部品などにおいて、
深い孔部など有する部品を鍛造パンチにより押し込み成
形する場合には、鍛造パンチの温度が上がりやすいので
パンチの摩耗が多く、その寿命が低下し、かつ鍛造成品
の加工精度が低下し易い。
【0005】このような工具寿命の低下を防止するため
に、前記工具鋼の表面に表面処理を施して潤滑性と耐摩
耗性を増し、パンチ寿命を増すとともに被加工品の加工
精度を向上させることが行われている。
【0006】この表面処理した金型工具としては、例え
ば特開平10−204610号公報、特開平10−21
9421〜219423号公報など多くの発明が開示さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記表
面処理した鍛造パンチであっても、鍛造方法によって工
具寿命が異なり、工具寿命をあまり延ばせない場合もあ
る。とくに前述した深孔の部品を熱間押し込み成形する
鍛造パンチなどでは、工具寿命は鍛造方法により大きく
左右される。
【0008】そこで本発明は、上記問題点を解決し、熱
間鍛造用パンチの寿命を向上し、加工精度を上げる熱間
鍛造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明の熱間鍛造方法は、パンチの表層部に酸素
を含む硫化鉄粒子と窒化鉄粒子からなる化合物層を有す
る表面処理を施した鍛造用パンチを用いて、1000〜
1200℃の被鍛造材を、パンチの温度が金型表面から
3mmの位置で350℃以下になるように水冷しながら
前方押出しまたは後方押出し鍛造することを特徴とする
ものである。
【0010】すなわち、本発明の熱間鍛造方法は、前述
の工具表面の潤滑性と耐摩耗性を増した表面処理とし
て、表層部に酸素を含む硫化鉄粒子と窒化鉄粒子からな
る化合物層を有する表面処理を施したパンチを使用す
る。これにより、硫化鉄粒子が潤滑性を与え、窒化鉄粒
子が硬さを与えてパンチの寿命を向上させる。水冷の場
合、この寿命向上の効果は、金型表面から3mmの位置
で熱電対で測定されるパンチの温度が350℃を超える
と低下するので、このパンチの温度を350℃以下にな
るように水冷しながら鍛造することが望ましい。
【0011】また本発明の鍛造方法は、パンチの表層部
に酸素を含む硫化鉄粒子と窒化鉄粒子からなる化合物層
を有する表面処理を施した鍛造用パンチを用いて、10
00〜1200℃の被鍛造材を、パンチの温度が金型表
面から3mmの位置で250〜350℃になるように水
溶性高分子系潤滑剤を使用して冷却・潤滑しながら前方
押出しまたは後方押出し鍛造することを特徴とするもの
である。
【0012】すなわち、前記の表面処理を施したパンチ
を使用した場合に、水溶性高分子系潤滑剤を使用するこ
とにより一層の工具寿命の向上を図ることができる。こ
の場合金型表面から3mmの位置で熱電対で測定される
パンチの温度を、水溶性高分子系潤滑剤の潤滑効果が最
も発揮される250〜350℃になるようにして冷却し
ながら鍛造を行うことにより、パンチの表面処理の効果
を一層発揮させ、鍛造加工精度を上げパンチの寿命を向
上させることができる。
【0013】また、前記水溶性高分子系潤滑剤を、表面
温度が250〜350℃のパンチ表面に噴霧または塗布
することにより、該パンチ表面に被膜厚さ35μm以上
付着させて鍛造することが、潤滑効果をあげてパンチ寿
命を向上するために望ましい。
【0014】ここでパンチ表面温度を250〜350℃
とするのは、250℃以下とすると水溶性高分子系潤滑
剤が乾燥被膜として堆積せず、洗い流されてしまうため
にパンチ表面の付着が不十分になり、潤滑剤の吹付量を
多くしても被膜厚さが薄くなり潤滑効果が発揮できない
からである。また、350℃以上では水溶性高分子系潤
滑剤の被膜が炭化及び酸化してしまうために、有効な形
成されないためである。このようにパンチ表面温度を2
50〜350℃に維持して、高分子系潤滑剤をパンチ表
面に噴霧または塗布すれば、該潤滑剤の被膜厚さを35
μm以上にすることが容易で、これにより工具寿命と加
工精度の向上が図れる。
【0015】前記熱間鍛造は、押込み形状比(押込み長
さ/孔径)が0.3〜2.0である前方押出しまたは後
方押出し鍛造に最も適する。ここで押込み形状比とは、
図4に示すパンチ形状の場合の押込み長さLと孔径Dの
比、L/Dをいうものである。すなわち、押込み形状比
が0.3以下の浅い孔の押し込みでは、工具の摩耗が少
ないので本発明の効果が少く、また、押込み形状比2.
0以上の深い孔では、パンチ温度の上昇が大きく、工具
本体の強度が十分でないための損傷が多くなり、本発明
の効果はあっても十分にその効果が発揮できないからで
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱間鍛造方法の実
施形態について具体的に説明する。
【0017】鍛造パンチとしては、表1に示す成分の工
具鋼を図1に示す形状に加工した後、48HRCの硬さ
に調質し、下記する条件で浸硫窒化処理を行った。
【0018】
【表1】
【0019】浸硫窒化処理は表2に示す条件で次のよう
にして行った。まずガス発生容器内に無色硫化アンモニ
ウム溶液と黄色硫化アンモニウム溶液を6:1ないし
1:1の割合で供給し、発生する液面上ガスとアルゴン
または窒素ガスからなる搬送用ガスとの混合ガス中の硫
化水素ガス濃度を100〜600ppm、アンモニアガ
ス濃度を0.1〜1.0%に調整して、熱間鍛造用パン
チを装入し600℃に加熱された反応炉に導入するとと
もに、別容器から供給するアルゴンまたは窒素ガスとア
ンモニアガスにより前記反応炉内のアンモニア濃度を2
0〜70%に調整し、600℃保持後の冷却速度を10
0℃/hにして徐冷してガス浸硫窒化処理を行った。
【0020】
【表2】
【0021】この浸硫窒化処理したパンチの表層部の構
造は、(混合物層+中間層+白層+窒素拡散層)からな
り、混合物層のS/Nは6.0、混合物層中のS%は2
8.4であった。
【0022】[実施例1] 潤滑剤の付着試験 上記のパンチを使用して、実施例1として鍛造時に使用
する潤滑剤の付着試験を行った。潤滑剤としては、20
%に調整した水溶性高分子系潤滑剤溶液を使用した。こ
のパンチを150〜500℃の範囲で温度を変えて加熱
し、その表面に前記潤滑剤を噴霧により塗布し、付着す
る潤滑剤の膜厚を測定した。
【0023】その結果を図2に示す。図から、パンチ温
度が180℃では膜厚は25μmであるが、約350℃
までは温度の上昇とともに付着する膜厚が厚くなり、2
80℃近辺で約35μmを超える厚さになる。350℃
を超えると急激に膜厚が減少して約20μmに低下す
る。これは、潤滑剤が温度上昇により炭化、酸化するた
めである。
【0024】上記結果から、高分子系白色潤滑剤をパン
チ温度を250〜350℃で塗布することにより、35
μm以上の膜厚がえられることが分かった、この温度は
望ましくは250〜330℃である。
【0025】[実施例2] パンチ温度とパンチ寿命 次に、上記の潤滑剤に対する知見に基づいて、パンチに
潤滑剤を噴霧して冷却しながらパンチの温度範囲を変え
て鍛造試験を行った。パンチの温度は表面から3mmの
深さに穿孔した孔に熱電対を挿入して測定した。鍛造パ
ンチとしては、前記の浸硫窒化処理を行った図1のパン
チを使用して深さ70mmの押し込みを行った。押し込
み形状比L/Dは約0.67である。 鍛造条件:被加工材:材質: SCM420 鍛造温度:1100℃ 鍛造サイクル:20ショット/毎分
【0026】この試験結果におけるパンチ温度と工具寿
命との関係を表3および図3に示す。なお、パンチの温
度は、パンチ表面から3mmの点まで孔を開けて、この
孔に熱電対を装入して温度を測定した。表3および図3
中、記号Sはパンチ表面に生じたえぐれなどのシビアー
な摩耗を示し、Mはすじ、コーナー摩耗などのマイルド
な摩耗を示す。
【0027】
【表3】
【0028】表3および図3から、パンチ温度が290
℃および325℃の試料No.1−3および1−4は、
パンチ寿命が9000ショット以上であり、パンチ温度
が260℃の試料No.1−2は5200ショットであ
った。とくに試料No.1−4は摩耗もマイルドなコー
ナー摩耗のみであった。一方、パンチ温度が低い225
℃の試料No.1−1では2200ショットにしか達し
なかった。また、パンチ温度が高い365℃の試料N
o.1−5は3400ショット、パンチ温度が380℃
の試料No.1−6では4300ショット、パンチ温度
が385℃の試料No.1−7では1100ショットに
しか達しなかった。ただしパンチ温度が365℃の試料
No.1−5は、摩耗はマイルドなコーナー摩耗のみで
あった。
【0029】このように、パンチ温度が250℃未満ま
たは350℃を超えるとパンチ寿命が大幅に低下するこ
とが分かった。そこで本発明のパンチ温度範囲は250
〜350℃としたものである。
【0030】[実施例3] 押し込み形状比L/Dとパ
ンチ寿命 実施例2により、パンチの温度と潤滑剤の使用に関する
知見を得たので、実施例3ではパンチ温度と潤滑剤を同
一条件にして、1100℃の熱間鍛造における表面処理
の効果と押し込み形状比L/Dの影響を調査した。パン
チは、前記表1に示す鋼種の工具鋼を48HRCの硬さ
に調質し、図4の形状に加工したものを使用した。パン
チの寸法は表4に示す。
【0031】
【表4】
【0032】このパンチについて、表面処理の効果を見
るため、表面処理を行わない試料No.2−1とイオン
窒化処理を行った試料No.2−2、および本浸硫窒化
処理を行ったNo.2−3〜2−5を作製し鍛造試験を
行った。本浸硫窒化処理は実施例1と同条件で行った。
【0033】このパンチを用いて、1100℃の熱間鍛
造試験を行った。前記実施例2の知見に基づき、実施例
2の水溶性高分子系潤滑剤を用い、潤滑剤を噴霧してパ
ンチ温度が300℃になるように冷却しながら行った。
その鍛造試験結果を併せて表4に示す。
【0034】表4から、同じ押し込み形状比の、L/D
=0.4の試料No.2−1〜2−3について比較する
と、表面処理をしない試料No.2−1は500ショッ
トであったが、イオン窒化に試料No.2−2では40
00ショットに伸びた。本浸硫窒化処理試料No.2−
3では、さらに10000ショットまで寿命が延び、本
浸硫窒化処理の効果が認められた。
【0035】また、押し込み形状比L/Dが異なる試料
No.2−3〜2−5について見ると、L/D=0.4
の試料No.2−3の10000ショットに対し、当然
L/Dが大きくなると寿命が落ち、L/D=1.8の試
料No.2−4では6000ショットになったが、なお
本発明鍛造方法の効果が認められる。しかし、L/D=
3.0の試料No.2−5では1300ショットにな
り、本発明の鍛造方法によっても、なおあまり寿命の向
上は図かれなかった。
【0036】また、実験はしなかったが、L/Dの非常
に小さい浅い押し込みでは、表面処理しないでも相当の
寿命が得られることが認められているので、以上の結果
から本発明の鍛造方法の効果の範囲をL/D=0.3〜
2.0とした。
【0037】[実施例4] 水冷の場合のパンチ寿命 実施例4は、潤滑剤を用いず冷却水によりパンチ温度を
金型表面から3mmの位置で350℃以下に外冷しなが
ら熱間鍛造を行った事例を示す。単純形状の部品を鍛造
する場合は、通常は高速多段式熱間鍛造機が使用され
る。そこで、本発明の表面処理パンチを使用して80シ
ョット/毎分のサイクルで高速鍛造したパンチ寿命の結
果を表5に示す。
【0038】
【表5】
【0039】表中のL/D=0.44の場合で比較する
と、本発明の表面処理パンチは無処理及びイオン窒化処
理のパンチに比してパンチ寿命が著しく向上している。
一方、本発明の表面処理パンチで見ると、L/Dが増加
するとパンチ寿命が低下し、L/D=3.0では800
ショットに低下する。これらから、本発明の表面処理パ
ンチにおいてもL/Dは2.0以下が望ましいことが分
かった。
【0040】以上説明したように、本発明の前方押出し
または後方押出しの熱間鍛造方法は、パンチの表層部に
酸素を含む硫化鉄粒子と窒化鉄粒子からなる化合物層を
有する表面処理を施した鍛造用パンチを用いて、100
0〜1200℃の被鍛造材を、水冷または水溶性高分子
系潤滑剤を使用してパンチの温度が金型表面から3mm
の位置で250〜350℃になるように冷却・潤滑しな
がら鍛造するので、パンチ表面の硫化鉄粒子が潤滑性を
与え、窒化鉄粒子が硬さを与えてパンチの寿命を向上さ
せる。また、鍛造パンチの温度を250〜350℃にな
るように水溶性高分子系潤滑剤を用いて、その被膜厚さ
35μm以上を付着させて、冷却しながら鍛造を行うの
で水溶性高分子系潤滑剤の潤滑効果が最も発揮され、表
面処理の効果とあいまってパンチの寿命が向上し、鍛造
の加工精度が向上する。
【0041】本発明の前記熱間鍛造は、押込み形状比
(押込み長さ/孔径)が0.3〜2.0である前方押出
しまたは後方押出し鍛造に最も適する。押込み形状比が
0.3以下の浅い孔の押し込みでは、工具の摩耗が少な
いので本発明の効果が少く、また、押込み形状比2.0
以上の深い孔では、パンチ温度の上昇が大きく、工具本
体の強度が十分でないための損傷が多くなり、本発明の
効果はあっても十分にその効果が発揮できないからであ
る。
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明の熱間鍛造方法
によれば、前方押出しまたは後方押出し鍛造において、
鍛造パンチの摩耗が減少してその寿命が増すとともに、
パンチの変形が減少するので、深い孔の押し込み鍛造な
どにおいても、加工精度の高い鍛造部品が得られる。こ
れにより、工具コストが低減でき、鍛造部品の原価低減
に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例1、2の鍛造パンチの形状を示
す図である。
【図2】 本発明実施例1のパンチ温度と潤滑剤の付着
量を示す図である。
【図3】 本発明実施例2のパンチ温度とパンチ寿命の
関係を示す図である。
【図4】 本発明実施例3に使用した鍛造パンチの形状
を示す図である。
【符号の説明】
L 押込み長さ、D 孔径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森下 雅則 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 室重 昌史 島根県安来市安来町2107番地2 日立金属 株式会社安来工場内 (72)発明者 安藤 光浩 名古屋市中村区名駅四丁目6番18号 日立 金属株式会社中部支店内 (72)発明者 麻田 裕暉 名古屋市天白区中砂町478番地 ウメトク 株式会社名古屋熱処理センター内 Fターム(参考) 4E087 AA09 CA22 CA24 CB01 CB08 CB10 EC11 ED06 ED09 HA82

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンチの表層部に酸素を含む硫化鉄粒子
    と窒化鉄粒子からなる化合物層を有する表面処理を施し
    た鍛造用パンチを用いて、1000〜1200℃の被鍛
    造材を、パンチの温度が金型表面から3mmの位置で3
    50℃以下になるように水冷しながら前方押出しまたは
    後方押出し鍛造することを特徴とする温・熱間鍛造方
    法。
  2. 【請求項2】 パンチの表層部に酸素を含む硫化鉄粒子
    と窒化鉄粒子からなる化合物層を有する表面処理を施し
    た鍛造用パンチを用いて、1000〜1200℃の被鍛
    造材を、パンチの温度が金型表面から3mmの位置で2
    50〜350℃になるように水溶性高分子系潤滑剤を使
    用して冷却・潤滑しながら前方押出しまたは後方押出し
    鍛造することを特徴とする熱間鍛造方法。
  3. 【請求項3】 前記高分子系潤滑剤を、表面温度が25
    0〜350℃のパンチ表面に噴霧または塗布することに
    より、該パンチ表面に被膜厚さ35μm以上付着させて
    鍛造することを特徴とする請求項2に記載の熱間鍛造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記熱間鍛造は、押込み形状比(最大押
    込み長さ/孔径)が0.3〜2.0である前方押出しま
    たは後方押出し鍛造であることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれかに記載の熱間鍛造方法。
JP2001039697A 2001-02-16 2001-02-16 熱間鍛造方法 Expired - Fee Related JP4224219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039697A JP4224219B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 熱間鍛造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001039697A JP4224219B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 熱間鍛造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002239671A true JP2002239671A (ja) 2002-08-27
JP4224219B2 JP4224219B2 (ja) 2009-02-12

Family

ID=18902428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001039697A Expired - Fee Related JP4224219B2 (ja) 2001-02-16 2001-02-16 熱間鍛造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4224219B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106053A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Ntn Corp 鍛造加工用潤滑液、温間または熱間鍛造加工方法および等速ジョイント外輪の製造方法
JP2018040482A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 新日鐵住金株式会社 スラスト型球軸受の軌道面作製方法
WO2019225464A1 (ja) 2018-05-22 2019-11-28 日立金属株式会社 鍛造品の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010106053A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Ntn Corp 鍛造加工用潤滑液、温間または熱間鍛造加工方法および等速ジョイント外輪の製造方法
JP2018040482A (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 新日鐵住金株式会社 スラスト型球軸受の軌道面作製方法
WO2019225464A1 (ja) 2018-05-22 2019-11-28 日立金属株式会社 鍛造品の製造方法
CN112292219A (zh) * 2018-05-22 2021-01-29 日立金属株式会社 用于制造锻造品的方法
KR20210013137A (ko) 2018-05-22 2021-02-03 히다찌긴조꾸가부시끼가이사 단조품의 제조방법
CN112292219B (zh) * 2018-05-22 2022-09-02 日立金属株式会社 用于制造锻造品的方法
US11958101B2 (en) 2018-05-22 2024-04-16 Proterial, Ltd. Method for manufacturing forged article

Also Published As

Publication number Publication date
JP4224219B2 (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2418965C (en) Aqueous lubricant used for plastic working of metallic material and process for producing lubricative film
WO2002012419A1 (fr) Lubrifiant aqueux pour le travail au plastique d'un materiau metallique et procede d'elaboration d'un film lubrifiant
Sheljaskov Current level of development of warm forging technology
CN101255589B (zh) 冷镦用磷酸盐涂布不锈钢丝以及用此不锈钢丝的自钻孔螺钉
CN1054892C (zh) 用于金属冷加工的化学转化涂料溶液和复合涂层生成方法
JP4224219B2 (ja) 熱間鍛造方法
JP2002264252A (ja) 傾斜型2層潤滑皮膜を有する塑性加工用金属材料およびその製造方法
CN1564853A (zh) 涂料及表面处理金属板
JP3305972B2 (ja) 温熱間用金型およびその製造方法
JP3778026B2 (ja) 冷間伸線加工用潤滑剤、冷間伸線材およびその製造方法
JP3627088B2 (ja) 放電表面処理方法およびその方法により形成される被処理体
JP4618148B2 (ja) 冷間鍛造用鋼線の製造方法
JP3744392B2 (ja) 金属線材およびその製造方法
RU2020020C1 (ru) Способ горячей штамповки жаропрочных титановых сплавов
US6598441B1 (en) Method for forming metal parts by cold deformation
JP4104570B2 (ja) 摺動部材の製造方法
JP4650706B2 (ja) 温熱間加工用工具およびそのガス浸硫窒化処理方法
US9192973B1 (en) Drawing process for titanium
JP3460292B2 (ja) オーステナイト系ステンレス鋼製深穴部品およびその製造方法
JP2004009135A (ja) 締結部品の製造方法及び締結部品
JP2003166072A (ja) 冷間鍛造加工用潤滑処理方法
Schey Friction in sheet forming with soft and hard tooling
JPH10204610A (ja) 温熱間用部材およびその製造方法ならびにこれを用いた温熱間用金型
JP6000384B2 (ja) 塑性加工用被加工材の潤滑処理方法及び塑性加工用被加工材
Ghulam et al. Application of ceramic film as means of lubrication for forming of Ti sheet in a highly localized deformation process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees