JP2002238951A - 車椅子用保護カバー - Google Patents

車椅子用保護カバー

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JP2002238951A
JP2002238951A JP2001044877A JP2001044877A JP2002238951A JP 2002238951 A JP2002238951 A JP 2002238951A JP 2001044877 A JP2001044877 A JP 2001044877A JP 2001044877 A JP2001044877 A JP 2001044877A JP 2002238951 A JP2002238951 A JP 2002238951A
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pipe structure
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cover body
cover
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Yasuhiro Kunugino
康弘 栩野
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Takara Sangyo Co Ltd
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Takara Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車椅子への搭乗を妨げることなく、搭乗者の脚
部を障害物から保護することができ、搭乗者が脚部に損
傷を負うことを確実に防止する。 【解決手段】レッグレスト15の前方に所定の間隙を設
けて位置するカバー本体2を、車椅子10を構成するパ
イプ構造体11の傾斜部11aa,11abのそれぞれ
における上下2個所に外嵌する装着部3、及び、カバー
本体2を回転自在に支持する支持部4を介して、カバー
本体2を閉鎖位置から矢印A及びB方向の開放方向に少
なくとも90度の角度の範囲で回転自在に装着するとと
もに、閉鎖位置におけるカバー本体2の回転を選択的に
規制するロック機構を備えた。カバー本体2が開放位置
に位置している状態で車椅子10に搭乗者が着座した後
に、カバー本体2を閉鎖位置に位置させると、搭乗者の
脚部の前方にカバー本体2が位置し、搭乗者の脚部は車
椅子10の前方に露出しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パイプ構造体に
よって構成される車椅子に着脱自在に装着され、搭乗者
の脚部を保護する車椅子用保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】歩行に支障を来した者が搭乗して使用す
る車椅子は、一般に、パイプ構造体に布、樹脂又は皮革
を素材とする背もたれ、肘掛け、シート、レッグレスト
及びフットレストを取り付けるとともに、車輪を軸支し
て構成されている。搭乗者は背中、臀部及びふくら脛の
それぞれをバックレスト、シート及びレッグレストに当
接させるとともに、足をフットレストに載せた着座姿勢
で車椅子に搭乗する。
【0003】このような車椅子には、搭乗者が車輪を回
転させて走行する自走式、充電式電池を電源とするモー
タの回転によって走行する電動式、及び、介助者が背面
側から操作して走行する介助式等があり、自走式及び電
動式においても介助者の操作による走行ができるように
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車椅子では、着座姿勢で搭乗した搭乗者の脚部が車椅子
の前面側に露出しているため、介助者の操作によって搭
乗者の意図しない方向に車椅子が旋回した場合や、搭乗
者が自分の意志で脚部を動かすことができない場合に
は、車椅子の走行中に搭乗者の脚部が障害物に当接して
損傷する問題がある。特に、搭乗者において脚部に対す
る感覚が損なわれている場合には、搭乗者自身が気付か
ないうちに脚部に損傷を負う問題がある。
【0005】この発明の目的は、車椅子の搭乗者の脚部
の前方を開閉自在に被覆するカバー本体を、車椅子のパ
イプ構造体に着脱自在に装着できるようにすることによ
り、車椅子への搭乗を妨げることなく、搭乗者の脚部を
障害物から保護することができ、搭乗者が脚部に損傷を
負うことを確実に防止できる車椅子用保護カバーを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0007】(1) 車椅子を構成するパイプ構造体の前面
側に着脱自在に装着される装着部と、搭乗者の脚部の前
方に位置するカバー本体と、カバー本体を装着部に対し
て回転自在に支持する支持部と、を備え、カバー本体に
よってパイプ構造体の前面を開閉自在に被覆したことを
特徴とする。
【0008】この構成においては、搭乗者の脚部の前方
に位置するカバー本体が、装着部によってパイプ構造体
の前面側に着脱自在に装着されるとともに、支持部によ
って装着部に対して回転自在に支持され、カバー本体に
よってパイプ構造体の前面が開閉自在に被覆される。し
たがって、カバー本体がパイプ構造体の前面を開放して
いる状態で搭乗者が車椅子に着席した後に、カバー本体
を支持部において回転させてカバー本体によってパイプ
構造体の前面を閉鎖すると、搭乗者の脚部の前方にカバ
ー本体が位置し、搭乗者の脚部が障害物に直接当接する
ことがない。
【0009】(2) 前記装着部は、円形断面のパイプによ
って構成されるパイプ構造体に回転自在に外嵌し、支持
部を兼ねることを特徴とする。
【0010】この構成においては、カバー本体が、円形
断面のパイプに外嵌して回転自在にされた装着部によっ
てパイプ構造体の前面を開閉できる状態でパイプ構造体
に対して回転自在かつ着脱自在に装着される。したがっ
て、カバー本体をパイプ構造体の前面に対して開閉自在
に配置するために装着部から独立した支持部を備える必
要がなく、構造が簡略化される。
【0011】(3) 前記カバー本体は左右2分割に構成さ
れ、前記装着部はパイプ構造体の前面側の左右両側端部
のそれぞれに着脱自在に装着されることを特徴とする。
【0012】この構成においては、左右2分割に構成さ
れたカバー本体が、パイプ構造体の前面側の左右両側端
部のそれぞれに回転自在かつ着脱自在に装着される。し
たがって、パイプ構造体の前面が左右両側からカバー本
体によって開閉され、搭乗者が搭乗する際のパイプ構造
体前面におけるカバー本体の回転範囲が小さくなり、車
椅子の取り回しに支障を来すことがない。
【0013】(4) 前記カバー本体はパイプ構造体の前面
を一体的に被覆し、前記装着部はパイプ構造体の前面側
の何れか一方の側端部に着脱自在に装着されることを特
徴とする。
【0014】この構成においては、カバー本体が、パイ
プ構造体の前面側における一方の側端部に回転自在かつ
着脱自在に装着される。したがって、パイプ構造体の前
面の左右いずれか一方のみにおいてカバー本体が回転自
在かつ着脱自在に装着され、カバー本体をパイプ構造体
に装着するための構成が簡略化される。また、パイプ構
造体の前面の全体が一体的に被覆され、搭乗者の脚部が
一部においても前方に露出することがない。
【0015】(5) 前記装着部は、パイプ構造体における
前面の下部から前方に突出したフットレスト支持部の前
端部に装着されることを特徴とする。
【0016】この構成においては、カバー本体が、パイ
プ構造体における前面の下部から前方に突出したフット
レスト支持部の前端部に装着部を介して装着される。し
たがって、カバー本体がパイプ構造体における前面の下
部において回転自在かつ着脱自在にされ、カバー本体が
パイプ構造体の前面を開放している状態で搭乗者が車椅
子に着席した後に、カバー本体をフットレスト支持部の
前端部に対して回転させてカバー本体によってパイプ構
造体の前面を閉鎖すると、搭乗者の脚部の前方にカバー
本体が位置し、搭乗者の脚部が障害物に直接当接するこ
とがない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態に係る車椅子用保護カバーの車椅子に対する装着状態
を示す図である。車椅子10は、一例としてアルミニウ
ム合金等の軽量の金属を素材とする円形断面の中空パイ
プによって形成されたパイプ構造体11に、バックレス
ト12、シート13、アームレスト14、レッグレスト
15及びフットレスト16を装着し、前輪17及び後輪
18を軸支して構成されている。バックレスト12、シ
ート13、アームレスト14、レッグレスト15及びフ
ットレスト16のそれぞれには、車椅子10に搭乗した
搭乗者の背中、臀部、肘、ふくら脛及び足が当接する。
【0018】パイプ構造体11の前面の左右両端部には
中間部から下方斜め前方に延出した傾斜部11aa,1
1abが設けられており、左右の傾斜部11aa,11
abの下端部からフットレスト支持部11ba,11b
bが上方斜め前方に延出している。左右の傾斜部11a
a,11abの間における上下方向の中間部には、レッ
グレスト15が張設されており、レッグレスト15を上
下に挟んで保護カバー1が装着されている。また、左右
のフットレスト支持部11ba、11bbには、フット
レスト16が回転自在に外嵌している。
【0019】保護カバー1は、カバー本体2、装着部3
及び支持部4によって構成されている。カバー本体2、
装着部3及び支持部4のそれぞれは、例えば、樹脂成型
によって形成されている。装着部3は、パイプ構造体1
1の傾斜部11aa,11abのそれぞれにおける上下
2個所に外嵌しており、例えば、装着部3を傾斜部11
aa,11abの半径方向に貫通して傾斜部11aa,
11abの周面に当接する図示しない固定ネジを介し
て、傾斜部11aa,11abに着脱自在にされてい
る。
【0020】支持部4は、装着部3の前面側から傾斜部
11aa,11abの軸方向に直交する方向に延出して
おり、上端においてカバー本体2を回転自在に支持して
いる。支持部4は、カバー本体2を図中に示す閉鎖位置
から矢印A及びB方向の開放方向に少なくとも90度の
角度の範囲で回転自在に支持するとともに、閉鎖位置に
おけるカバー本体2の回転を選択的に規制するロック機
構を備えている。
【0021】このロック機構は、一例として、図2に示
すように、支持部4の端部に形成された軸部41の一部
に凹部42を形成し、この凹部42内にスプリング43
によって軸部41の半径方向の外側に付勢されたキー4
4を収納するとともに、カバー本体2において軸部41
に外嵌する円筒部21の一部に軸部41の半径方向の貫
通孔22を形成し、この貫通孔22内に解除ボタン23
を収納したものである。なお、キー44において解除ボ
タン23に当接する面は、軸部41の周面と同一又はよ
り小径の円弧によって形成されている。
【0022】また、図2に示すように、カバー本体2の
円筒部21の一部を切り欠くことにより、支持体4に対
するカバー本体2の回転範囲を、支持部4の支柱45に
カバー本体2の円筒部21の両端21a,21bが当接
する範囲に規定することができる。この形状において、
ロック機構を構成する軸部41の凹部42と円筒部21
の貫通孔22とは、円筒部21の一端21aが支柱45
に当接してカバー本体2が閉鎖位置に位置している状態
で、互いに対向する位置に形成されている。
【0023】以上のように構成した保護カバー1におい
ては、カバー本体2が図1に示す閉鎖位置に位置してい
る状態で、ロック機構におけるキー44がスプリング4
3の弾性力によって貫通孔22内に嵌入し、カバー本体
2の回転が規制される。この状態からスプリング23の
弾性力に抗して解除ボタン23を押圧すると、キー44
が貫通孔22から退避し、カバー本体2を回転させるこ
とができる。
【0024】カバー本体2が閉鎖位置に位置している状
態では、レッグレスト15とカバー本体2との間には、
支持部4における支柱45の長さに応じた間隙が形成さ
れ、この間隙の間に車椅子10に着座した搭乗者の脚部
が位置する。したがって、搭乗者の脚部の前方にはカバ
ー本体2が位置し、搭乗者の脚部が障害物に直接当接す
ることが防止される。また、この状態は、解除ボタン2
3が押圧されない限り継続されるため、不用意にカバー
本体2が閉鎖位置から開放位置に回転することがなく、
搭乗者の脚部の保護が確実に維持される。
【0025】これに対して、カバー本体2が開放位置に
位置している状態では、レッグレスト15の前方にはカ
バー本体2が位置しない。したがって、車椅子10に対
する搭乗者の乗り降りに支障を来すことがない。
【0026】図3は、この発明の第2の実施形態に係る
車椅子用保護カバーの車椅子に対する装着状態を示す図
である。この実施形態に係る保護カバー1は、装着部3
と支持部4とを一体化したものである。即ち、車椅子1
0において保護カバー1の装着部3が装着される傾斜部
11aa,11abが円形断面のパイプによって構成さ
れている場合、傾斜部11aa,11abに外嵌する装
着部3は傾斜部11aa,11abに対して回転自在に
なる。そこで、装着部3から上方斜め前方に延出した支
柱35の上端にカバー本体2を固定し、傾斜部11a
a,11abに対する装着部3の回転を選択的に規制す
るロック機構を設けることにより、装着部3に支持部4
の機能を付加し、支持部4を省略することができる。
【0027】この場合におけるロック機構としては、例
えば図4に示すように、傾斜部11aa(11ab)に
外嵌するU字型形状を呈する装着部3の円弧部の一部
に、傾斜部11aa(11ab)の円周方向における所
定角度の範囲に貫通孔31を形成するとともに、この貫
通孔31内に傾斜部11aa(11ab)の半径方向の
ネジ孔32a及びネジ軸32bを形成したスライダ32
を傾斜部11aa(11ab)の円周方向にのみ移動自
在に収納し、先端が傾斜部11aa(11ab)の周面
に圧接する固定ネジ33をネジ孔32aに螺合させる。
さらに、スライダ32のネジ軸32bに、スライダ32
及び装着部3の外側面に圧接するスペーサ35を挟んで
ロックネジ34を螺合させる。
【0028】以上のように構成した保護カバー1におい
ては、傾斜部11aa(11ab)に装着部3を外嵌さ
せた後に、スライダ32のネジ孔32aに螺合した固定
ネジ33を締め込み、その先端を傾斜部11aa(11
ab)の周面に圧接させることにより、スライダ32が
傾斜部11aa(11ab)に固定される。これによっ
て、傾斜部11aa(11ab)におけるスライダ32
の上下位置及び円周方向の位置が固定され、装着部3は
スライダ32を介して傾斜部11aa(11ab)に対
する上下位置が規定される。
【0029】このとき、ロックネジ34が締め付けられ
ていない状態では、スペーサ35がスライダ32及び装
着部3の外側面に圧接しておらず、スライダ32が貫通
孔31内を傾斜部11aa(11ab)の半径方向に沿
って相対的に自由に移動でき、装着部3は傾斜部11a
a(11ab)の円周方向における貫通孔31の形成範
囲内で傾斜部11aa(11ab)に対して自由に回転
できる。一方、ロックネジ34を締め付け、スペーサ3
5をスライダ32及び装着部3の外側面に圧接させる
と、貫通孔31内におけるスライダ32の相対的な移動
が規制され、装着部3は傾斜部11aa(11ab)に
対して回転できなくなる。
【0030】このようにして、ロックネジ34の締付状
態に応じて、傾斜部11aa(11ab)に対する装着
部3の回転を選択的に規制することができ、装着部3の
支柱35の上端に固定したカバー本体2を傾斜部11a
a(11ab)の前面に開閉自在にするために支持部を
設ける必要がない。
【0031】図5は、この発明の第3の実施形態に係る
車椅子用保護カバーの車椅子に対する装着状態を示す図
である。この実施形態に係る保護カバー1は、車椅子1
0を構成するパイプ構造体11の前方の全面を開閉自在
に被覆する単一のカバー本体2を一方の傾斜部11ab
におけるレッグレスト15の装着位置を上下に挟む2個
所に装着部3を介して装着するとともに、図示しない支
持部4において、又は、装着部3において、傾斜部11
abに対して回転自在にしたものである。また、カバー
本体2は左右両端において略90度に折り曲げて形成さ
れている。
【0032】この構成により、車椅子10に着座した搭
乗者の脚部の前方及び側方の全面をカバー本体2によっ
て被覆することができ、搭乗者の脚部を障害物からより
確実に保護することができる。また、車椅子10に対す
る保護カバー1の装着に際して、いずれか一方の傾斜部
11ab(又は11aa)に対して装着部3を装着すれ
ばよく、保護カバー1の装着作業を簡略化することがで
きる。
【0033】なお、この実施形態に係る保護カバー1に
おいても、一例として、図2又は図4に示したロック機
構を適用することができる。
【0034】図6は、この発明の第4の実施形態に係る
車椅子用保護カバーの車椅子に対する装着状態を示す図
である。この実施形態に係る保護カバー1は、左右一対
のカバー本体2の下端部を傾斜部11aa,11abの
それぞれから延出したフットレスト支持部11ba,1
1bbの前端に装着し、左右のカバー本体2を図中に示
す閉鎖位置から矢印C及びD方向の開放方向に所定の角
度範囲において回転自在にしたものである。カバー本体
2は、一例として、図2又は図4に示したロック機構に
より、閉鎖位置からの開放方向への回転が選択的に規制
される。
【0035】この構成によっても、車椅子10に着座し
た搭乗者の脚部の前方をカバー本体2によって被覆する
ことができ、搭乗者の脚部を障害物から保護することが
できる。また、カバー本体2の下端部をフットレスト支
持部11ba,11bbの前端に直接装着することがで
き、支持部及び装着部をカバー本体2と別部品で構成す
る必要がなく、保護カバー1の構成を簡略化することが
できる。
【0036】なお、第2及び第4の実施形態に係る保護
カバーにおいても、左右それぞれのカバー本体2を左側
部及び右側部に略90度に折り曲げることにより、搭乗
者の脚部の側面を障害物から保護するようにすることも
できる。
【0037】また、上記第1、第2及び第3の実施形態
に係る保護カバー1では、カバー本体2を左右2分割に
して構成しているため、車椅子10に対する搭乗者の昇
降時にカバー本体2を閉鎖位置と開放位置との間で回転
させた場合に、車椅子10の外部におけるカバー本体2
の露出量を最小限にすることができ、車椅子10を容易
に取り扱うことができる。
【0038】さらに、ロック機構は、図2及び図4に示
す構成に限るものではなく、カバー本体2を閉鎖位置に
選択的に固定及び固定解除できるものであれば、任意の
構成を用いることができる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、以下の効果を奏する
ことができる。
【0040】(1) 搭乗者の脚部の前方に位置するカバー
本体を、装着部によってパイプ構造体の前面側に着脱自
在に装着するとともに、支持部によって装着部に対して
回転自在に支持し、カバー本体によってパイプ構造体の
前面を開閉自在に被覆することにより、カバー本体がパ
イプ構造体の前面を開放している状態で搭乗者が車椅子
に着席した後に、カバー本体を支持部において回転させ
てカバー本体によってパイプ構造体の前面を閉鎖するこ
とができる。これによって、車椅子に対する搭乗者の乗
り降りに支障を来すことなく、車椅子に着座した搭乗者
の脚部に障害物が直接当接しないようにすることがで
き、搭乗者が脚部に損傷を負うことを防止できる。
【0041】(2) カバー本体を、円形断面のパイプに外
嵌して回転自在にされた装着部によってパイプ構造体の
前面を開閉できる状態でパイプ構造体に対して回転自在
かつ着脱自在に装着することにより、カバー本体をパイ
プ構造体の前面に対して開閉自在に配置するために装着
部から独立した支持部を備える必要がなく、構造を簡略
化することができる。
【0042】(3) 左右2分割に構成したカバー本体を、
パイプ構造体の前面側の左右両側端部のそれぞれに回転
自在かつ着脱自在に装着することにより、パイプ構造体
の前面が左右両側からカバー本体によって開閉され、搭
乗者が搭乗する際のパイプ構造体前面におけるカバー本
体の回転範囲を小さくすることができ、車椅子の取り扱
いを容易にすることができる。
【0043】(4) カバー本体を、パイプ構造体の前面側
における一方の側端部に回転自在かつ着脱自在に装着す
ることにより、パイプ構造体の前面の左右いずれか一方
のみにおいてカバー本体を回転自在かつ着脱自在に装着
することができ、カバー本体をパイプ構造体に装着する
ための構成を簡略化することができる。また、パイプ構
造体の前面の全体が一体的に被覆され、搭乗者の脚部が
一部においても前方に露出することがなく、搭乗者の脚
部をより確実に保護することができる。
【0044】(5) カバー本体を、パイプ構造体における
前面の下部から前方に突出したフットレスト支持部の前
端部に装着部を介して装着することにより、カバー本体
をパイプ構造体における前面の下部において回転自在か
つ着脱自在にすることができる。これによって、カバー
本体がパイプ構造体の前面を開放している状態で搭乗者
が車椅子に着席した後に、カバー本体をフットレスト支
持部の前端部に対して回転させてカバー本体によってパ
イプ構造体の前面を閉鎖することにより、搭乗者の脚部
の前方にカバー本体を位置させ、車椅子に対する搭乗者
の乗り降りに支障を来すことなく、車椅子に着座した搭
乗者の脚部に障害物が直接当接しないようにすることが
でき、搭乗者が脚部に損傷を負うことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係る車椅子用保護
カバーの車椅子に対する装着状態を示す図である。
【図2】上記車椅子用保護カバーに適用されるロック機
構の一例を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施形態に係る車椅子用保護
カバーの車椅子に対する装着状態を示す図である。
【図4】上記車椅子用保護カバーに適用されるロック機
構の他の一例を示す図である。
【図5】この発明の第3の実施形態に係る車椅子用保護
カバーの車椅子に対する装着状態を示す図である。
【図6】この発明の第4の実施形態に係る車椅子用保護
カバーの車椅子に対する装着状態を示す図である。
【符号の説明】
1−保護カバー 2−カバー本体 3−装着部 4−支持部 10−車椅子 11−パイプ構造体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車椅子を構成するパイプ構造体の前面側に
    着脱自在に装着される装着部と、搭乗者の脚部の前方に
    位置するカバー本体と、カバー本体を装着部に対して回
    転自在に支持する支持部と、を備え、カバー本体によっ
    てパイプ構造体の前面を開閉自在に被覆したことを特徴
    とする車椅子用保護カバー。
  2. 【請求項2】前記装着部は、円形断面のパイプ構造体に
    回転自在に外嵌し、支持部を兼ねることを特徴とする請
    求項1に記載の車椅子用保護カバー。
  3. 【請求項3】前記カバー本体は左右2分割に構成され、
    前記装着部はパイプ構造体の前面側の左右両側端部のそ
    れぞれに着脱自在に装着されることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車椅子用保護カバー。
  4. 【請求項4】前記カバー本体は搭乗者の脚部の前方を一
    体的に被覆し、前記装着部はパイプ構造体の前面側の何
    れか一方の側端部に着脱自在に装着されることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の車椅子用保護カバー。
  5. 【請求項5】前記装着部は、パイプ構造体における前面
    の下部から前方に突出したフットレスト支持部の前端部
    に装着されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の車椅子用保護カバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103800143A (zh) * 2012-11-14 2014-05-21 镇江艾康医疗器械有限公司 一种轮椅用腿带
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