JP3389940B2 - 車いすのフットレスト収納装置 - Google Patents

車いすのフットレスト収納装置

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JP3389940B2
JP3389940B2 JP05644295A JP5644295A JP3389940B2 JP 3389940 B2 JP3389940 B2 JP 3389940B2 JP 05644295 A JP05644295 A JP 05644295A JP 5644295 A JP5644295 A JP 5644295A JP 3389940 B2 JP3389940 B2 JP 3389940B2
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pipes
chair
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誠二 井上
運弥 福本
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は車いすへの乗降を容易
にするためのフットレスト収納装置に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】車いすへの乗降を容易にするためのフッ
トレスト収納装置としては実公平1−37623号公報
に記載された技術等があるが、これらの技術にあって
は、フットレスト収納の為の特別の操作レバーや係脱装
置が必要でありその構造が複雑なものであった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は上記の如き
従来技術の欠点を解消して構成が簡潔で操作の良い車い
すのフットレスト収納装置を提供しようとするものであ
る。 【0004】 【課題を解決するための手段】椅子1両側から前方下方
へ向け斜設される一対の支持杆2,2に下部にフットレ
スト3,3を設けるパイプ4,4を回動及び上下摺動自
在に嵌合させ、且つ、該パイプ4,4の上方への摺動に
よりパイプ4,4の回動を規制する係止部5の係止作用
を解除可能に構成すると共に、該パイプ4,4上部には
操作用の把手兼膝当6,6を前方へ一部突出させて設け
てなる車いすのフットレスト収納装置の構成とする。 【0005】 【発明の作用及び効果】通常の足載位置から乗降を容易
にする為、フットレスト3,3を機体両側方へ収納する
場合には、支持杆2,2に嵌合されるパイプ4,4に取
着の把手6,6を持って上方に持ち上げると該パイプ
4,4の回動を規制する係止部5の係止作用が解除さ
れ、この状態で把手6,6を外方へ向け回動させるとパ
イプ4,4下部に設けられるフットレスト3,3が一体
に回動され椅子1前部から両外側方へ退避収納される。
従って、搭乗者は足元が広く開放され容易に乗降するこ
とができる。 【0006】次に、椅子1に搭乗した際には、再び把手
6,6を握って内方側に回動させると、支杆2,2を中
心としてパイプ4,4が一体に回動され該パイプ4,4
下部に設けるフットレスト3,3が両外側方の退避位置
から椅子1前方の足載位置へ回動される。従って搭乗者
はフットレスト3,3上へ足を載せ姿勢を安定させるこ
とができる。又、この足載位置にあっては、パイプ4,
4上部に設けられる把手6,6が一部前方に突出され膝
当部材に兼用されており、該膝当6,6が搭乗者の膝を
両側からサポートする為、搭乗者は力を抜いても膝が開
くことなく安心して搭乗できる。なお、この膝当6,6
もフットレスト3,3の両外側方への退避時に一体に回
動する為乗降の支障となることはない。 【0007】 【実施例】図例は介助型電動車いすに本発明装置を実施
したものであり、走行車体7にはモータ、バッテリー、
制御ボックス、ギヤボックス等の駆動制御部材(図示せ
ず)を搭載して前輪8,8を駆動可能に構成すると共
に、樹脂製のカバー9により全体を覆ってある。又、走
行車体7後部には枢軸10を中心に左右約5度回動自在
のフレーム11を枢支し、その両端にキャスター輪1
2,12を設けてある。 【0008】カバー9の上方には取付板14を介して座
板15と背凭13とからなる椅子1を搭載してある。1
7,17は上下回動自在に設けられる肘掛、18はヘッ
ドレストである。取付板14両側には前後方向のパイプ
16,16を取着すると共に、該パイプ16,16に支
持杆2,2の基部を挿通しボルト19,19によって固
定している。支持杆2,2は基部から椅子1の下部両側
に沿って前方へ延出すると共に椅子1の若干前方位置か
ら前方下方に向け屈曲延出してある。 【0009】バイプ4,4は支持杆2,2に嵌合してあ
り、下端面に十字状に係合凹部20を形成し、該係合凹
部20を支持杆2,2下部に挿通するピン21と係合さ
せることによってパイプ4,4の回動を規制する係止部
5に構成してある。22はホルダーであって支持杆2に
固着されると共に、スプリング23を内装しパイプ4を
下方に向け弾発してある。該パイプ4,4の下部には内
側方に向け突出する枢軸24を固着し、該枢軸24にフ
ットレスト3,3を前後回動自在に枢支してある。 【0010】又、該パイプ4,4の上部には把手兼膝当
6,6を溶着してある。該把手兼膝当6は基部から前方
上方へ斜設すると共にその上端から後方に向け屈曲延設
してあり、前方への突出部を膝当6に終端部を把手6に
構成してある。又、この把手6はパイプ4の延長線上近
傍に位置させてある為、支持杆2の軸心方向に沿ってパ
イプ4を円滑に摺動させることができる。なお、この把
手や膝当6部分には弾性材を被覆させるとよい。椅子1
の背凭13両側には取付板25,25を介して左右一対
のハンドル26,26を取着して後方上方に延出すると
共に後端を内方に屈曲させグリップ27,27に構成し
てある。28は操作ボックスであり、アクセルレバー2
9や変速スイッチ30等の操作部材を設けてある。 【0011】椅子1に被介護者を乗せ、介護者がハンド
ル26,26を保持して操作部材を操作して走行させる
のであるが、被介護者が乗降をする際には、把手6,6
を持って上方に引き上げるとパイプ4が上方に摺動され
該パイプ4下面に形成する係合凹部20と支持杆2に挿
通されるピン21との係合状態が解除される。この状態
で把手6を外側方へ回動させると、支持杆2,2を中心
としてパイプ4と該パイプ4下端に設けるフットレスト
3,3が一体に回動されて、該フットレスト3,3が椅
子1の前方位置から両外側方位置へ退避収納される。こ
の位置で把手6を離すとスプリング23の復元力により
パイプ4が下方に摺動され、この下端の十字状の係合凹
部20がピン21に係合し固定される。この操作により
椅子1前方が大きく開放され、椅子1の乗降を容易に行
うことができる。又、椅子1への搭乗時にあっては、フ
ットレスト3,3を椅子1前方の足載位置に回動させる
ことによって、把手兼膝当6が椅子1の前方両側に位置
し、搭乗者の両膝を外側方からサポートすることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】側面図である。 【図2】平面図である。 【図3】要部の一部破断する側面図である。 【符号の説明】 1 椅子 2 支持杆 3 フットレスト 4 パイプ 5 係止部 6 把手兼膝当
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−57655(JP,A) 実開 昭57−113125(JP,U) 実開 昭60−182033(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/02 508

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 椅子(1)両側から前方下方へ向け斜設
    される一対の支持杆(2),(2)に下部にフットレス
    ト(3),(3)を設けるパイプ(4),(4)を回動
    及び上下摺動自在に嵌合させ、且つ、該パイプ(4),
    (4)の上方への摺動によりパイプ(4),(4)の回
    動を規制する係止部(5)の係止作用を解除可能に構成
    すると共に、該パイプ(4),(4)上部には操作用の
    把手兼膝当(6),(6)を前方へ一部突出させて設け
    てなる車いすのフットレスト収納装置。
JP05644295A 1995-02-21 1995-02-21 車いすのフットレスト収納装置 Expired - Fee Related JP3389940B2 (ja)

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