JP4201732B2 - 車椅子 - Google Patents
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Description
更に詳しくは、リクライニング式の車椅子において、走行性に優れると共に、背もたれを倒して重心が後ろになった場合でも車椅子ごと後方に転倒することを防止できる車椅子等に関する。
即ち、上記したように、駆動輪91が車椅子の後部に配置されているため、背もたれ92の位置を戻した状態で駆動輪91のハンドリムを回そうとすると、腕を後ろに振らないとハンドリムが掴めない。また車椅子自体の重心も後方寄りにあることから、自力で走行するにはある程度の大きな操作力が必要となる。
そこで本発明の目的は、リクライニング式の車椅子において、走行性に優れると共に、背もたれを倒して重心が後ろになった場合でも車椅子ごと後方に転倒することを防止できる車椅子を提供することにある。
使用者によって駆動できる駆動輪と、背もたれを所要の傾斜角度で保持するダンパーと、使用者が操作できるリクライニングレバーを備え、前記背もたれの傾斜角度が大きくなっても、ダンパー自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッドはダンパーの軸線方向に伸縮するようにした、幅方向に折り畳むことができるリクライニング式の車椅子であって、
駆動輪の前後方向に前部キャスターと後部キャスターをそれぞれ備え、前部キャスターまたは後部キャスターの何れか一方が常時接地面に接触するように構成されており、
駆動輪の車軸と後方に傾斜する背もたれの回転中心は、背もたれよりも車椅子の進行方向側に位置し、軸心方向が後方に下方傾斜するように配置されているダンパーの取り付け位置は背もたれの後部側にあり、
前記背もたれは背フレームを有し、該背フレームの基端側には湾曲部材が設けられており、該湾曲部材は、背フレームの基端側に固定されている後端部から前方向に延びそれから下方向に延びることによって湾曲しており、
前記湾曲部材の下端が背もたれの回転中心となっている、
車椅子である。
フットレストを備えており、該フットレストは足置き部を備えたアーム部材を有しており、アーム部材は足置き部が上下動できるように角度調整でき、アーム部材の回転中心は座部の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置しており、アーム部材を上げた場合に使用者の膝が屈曲することを防止できるように構成されている、
第1の発明に係る車椅子である。
リクライニング時において、駆動輪に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレストを備えている、
第1または第2の発明に係る車椅子である。
本発明は例えば次のように作用する。
(a)通常の走行時には、リクライニングせずに、背もたれを起立させておく。その際、後部キャスターは接地面と接触していない。また、駆動輪の車軸は背もたれよりも車椅子の進行方向側に位置しているので、車軸が背もたれよりも車椅子の後方にある場合に比べて、腕を後ろに振らずに駆動輪を操作して走行できる。しかも、駆動輪の車軸が背もたれよりも車椅子の進行方向側に位置していることで、車椅子自体の重心も前方寄りにある。このため、車軸が背もたれよりも車椅子の後方にある車椅子と比べて、駆動輪の操作が比較的軽い。
図9(a)(b)を参照して、背もたれの作用を説明する。なお、作用の説明の理解を助けるため、図9で使用している符号を用いて説明するが、本発明を図9記載のものに限定するものではない。これについては、図10及び図11についても同様である。
図10(a)(b)を参照して、ダンパーの作用を説明する。
なお、図11に示すように、背もたれ96の回転中心961を図10(a)に示す位置(座フレーム94)よりも更に上方に移動させた方がより好ましい。これにより、リクライニング前後における背もたれ96の基端部側の移動幅が小さくなるので、リクライニングしたときに腰の下に隙間が形成されることを防止できる。
即ち、座った際に足をフットレストの足置き部に置く。そして、リクライニングしたときには、アーム部材の角度を上げて足置き部を上方に移動させ足を伸ばす。これにより、リクライニング時に身体全体を伸ばすことで、よりリラックスできる。しかも、アーム部材の回転中心は座部の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置するので、アーム部材の角度を上げることにより、座部の先端部から足置き部までの長さが長くなる。よって、フットレストが使用者の足の長さと合わずに膝が屈曲してしまうことを防止できる。
即ち、リクライニングした状態でも、手はアームレストの上に置く。このようにすれば、手が駆動輪側に垂れ下がって駆動輪に手を巻き込むことを防止できる。
(a)本発明によれば、通常の走行時に後部キャスターを接地面と接触させない状態にでき、しかも駆動輪の車軸は背もたれよりも前方に位置している。これにより、従来のリクライニング式の車椅子と相違して、腕を後ろに振らなくても駆動輪を操作できるとともに、車椅子自体の重心も前方寄りとなっている。したがって、本発明に係る車椅子は、リクライニングしない普通型の車椅子と同様に、走行性に優れている。
図1では、背シート101,102、座シート531及びアームレスト3の肘当て部301を想像線で表している。なお、本実施例で示す前後方向は、車椅子Aの進行方向を基に説明している。
図3は、背もたれをリクライニングさせ、フットレストを所要の角度まで上げた状態を示す車椅子の右側面視説明図である。
図2及び図3では、駆動輪4を想像線で表している。
各足部材6の先端側には、ガススプリング61のピストンロッド611の先端部が軸部62によって回動可能に取り付けてある。軸部61は足部材6側の車椅子内方に位置する。車軸フレーム50の上部寄りには、後方へ水平方向に延びる取付フレーム54が固定されている。この取付フレーム54に、平板状の取付部である取付板540を介して、ガススプリング61のシリンダー612が軸部541を介して回動可能に取り付けてある。
各座フレーム52と下部フレーム51の先端部の間には、鉛直方向に延びた前部フレーム56が連結されている。左右一対のフットレスト7,7は、図5に示すように、前部フレーム56から取り外すことができる。これにより、座シート531(図5では隠れて表れず、図1参照)の先端部をベッドの側面まで近づけることができるので、座面からベッドへの乗り移りが容易である。
図1及び図5に示すように、フットレスト7は、足置き部である足置きプレート711を先端部に備えたアーム部材71と、アーム部材71を車椅子A本体側の前部フレーム56に連結する連結フレーム72を備えている。
図7に示すように、背フレーム10は着脱可能な門形の上フレーム104を備え、止めネジ105,105による固定を解除することで、下フレーム106,106から上フレーム104を取り外すことができる。
図1及び図6に示すように、左右一対のシートフレーム53,53と左右一対の下部フレーム51,51とを連結するように、交差して配置された一対の棒状のリンク部81,82によって折り畳み機構が構成されている。
G 接地面
1 背もたれ
2 ガスダンパー
3 アームレスト
4 駆動輪
6 足部材
7 フットレスト
10 背フレーム
11 ハンドル
12 軸受部
13 湾曲部材
21 シリンダー
22 ピストンロッド
31 リクライニングレバー
40 ブレーキ
41 前部キャスター
42 後部キャスター
43 ブレーキ
50 車軸フレーム
51 下部フレーム
52 座フレーム
53 シートフレーム
54 取付フレーム
55 後部フレーム
56 前部フレーム
61 ガススプリング
61 軸部
62 軸部
71 アーム部材
72 連結フレーム
73 角度調整部材
81,82 リンク部
100 軸部
101,102 背シート
103 軸受部
104 上フレーム
105 止めネジ
106 下フレーム
107 軸部
108 連結バー
109 切欠受部
200 軸部
301 肘当て部
311 操作ワイヤ
400 車軸
431 取付部
501 軸受部
502 軸部
511 回動部
521 シートフレーム受部
531 座シート
540 取付板
541 軸部
542,621 取付穴
543 長孔
551 軸受部
561 フレーム受部
562 固着具
611 ピストンロッド
612 シリンダー
700 軸部
711 プレート
712 膝当て
713 軸部
714 軸部
721 差込フレーム
722 差込フレーム
731 進退バー
732 ストッパーレバー
800 支点部
Claims (3)
- 使用者によって駆動できる駆動輪(4)と、背もたれ(1)を所要の傾斜角度で保持するダンパー(2)と、使用者が操作できるリクライニングレバー(31)を備え、前記背もたれ(1)の傾斜角度が大きくなっても、ダンパー(2)自体の傾斜角度は大きく変わることはなく、ピストンロッド(22)はダンパー(2)の軸線方向に伸縮するようにした、幅方向に折り畳むことができるリクライニング式の車椅子であって、
駆動輪(4)の前後方向に前部キャスター(41)と後部キャスター(42)をそれぞれ備え、前部キャスター(41)または後部キャスター(42)の何れか一方が常時接地面(G)に接触するように構成されており、
駆動輪(4)の車軸(400)と後方に傾斜する背もたれ(1)の回転中心(100)は、背もたれ(1)よりも車椅子の進行方向側に位置し、軸心方向が後方に下方傾斜するように配置されているダンパー(2)の取り付け位置は背もたれ(1)の後部側にあり、
前記背もたれ(1)は背フレーム(10)を有し、該背フレーム(10)の基端側には湾曲部材(13)が設けられており、該湾曲部材(13)は、背フレーム(10)の基端側に固定されている後端部から前方向に延びそれから下方向に延びることによって湾曲しており、
前記湾曲部材(13)の下端が背もたれ(1)の回転中心(100)となっている、
車椅子。 - フットレスト(7)を備えており、該フットレスト(7)は足置き部(711)を備えたアーム部材(71)を有しており、アーム部材(71)は足置き部(711)が上下動できるように角度調整でき、アーム部材(71)の回転中心(700)は座部(531)の先端部よりも車椅子の進行方向側に位置しており、アーム部材(71)を上げた場合に使用者の膝が屈曲することを防止できるように構成されている、
請求項1記載の車椅子。 - リクライニング時において、駆動輪(4)に手を巻き込むことを防止できるようにしたアームレスト(3)を備えている、
請求項1または2記載の車椅子。
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2004
- 2004-03-30 JP JP2004100915A patent/JP4201732B2/ja not_active Expired - Fee Related
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