JP2002238831A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2002238831A
JP2002238831A JP2001040645A JP2001040645A JP2002238831A JP 2002238831 A JP2002238831 A JP 2002238831A JP 2001040645 A JP2001040645 A JP 2001040645A JP 2001040645 A JP2001040645 A JP 2001040645A JP 2002238831 A JP2002238831 A JP 2002238831A
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reinforced thermoplastic
thermoplastic resin
fiber reinforced
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Naotake Mimori
尚武 三森
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/005Flexible endoscopes

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の内部に設けられる骨格部材の材料とし
て、炭素繊維強化熱可塑性樹脂を使用することによっ
て、機械的強度、耐薬品性、小型化、軽量化、加工性の
全ての面で満足することのできる骨組部材を備えた内視
鏡を提供する。 【解決手段】本発明に係る内視鏡10は、手元操作部1
2の骨格部材44が炭素繊維強化熱可塑性樹脂を用いて
形成される。炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、結晶性樹脂
と非晶性樹脂を(7:3)〜(8:2)の割合で混合さ
せた混合材料に、約20〜30%の炭素繊維が含有され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡に係り、特に
内視鏡の手元操作部、挿入部、又はライトガイドコネク
タの内部の骨格部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、内視鏡は被検体の内部に挿入
される挿入部の基部にその操作を行う操作部が連接され
るものであり、この操作部には、湾曲操作機構、吸引バ
ルブ、送気送水バルブ等が配設され、これらの部材を取
り付け支持するとともに挿入部から導入された各種チュ
ーブ、アングル操作ワイヤ、コード類、ライトガイド等
が接続もしくは挿通され、さらに外部に配設された光源
からの照明光を導くライトガイド、ディスプレイ等に接
続された映像信号用のコード、空気・水を給排するチュ
ーブ等が挿通された柔軟性を有するライトガイド軟性部
が接続されている。
【0003】そして、上記操作部は、湾曲操作機構等を
その確実な操作が確保できるように支持するとともに、
挿入部との連接強度を得る必要がある。例えば、特公平
2−43484号公報に記載された操作部は、図8〜図
10に示すように、プラスチック製のケース1とゴム製
のカバー2とによって外装部品が構成されて電気的に絶
縁されており、その内部には、骨格部材である地板3と
ガイド管材4とが設けられている。地板3には、不図示
のアングル操作用ワイヤが巻回されたプーリが回動自在
に設けられ、このアングル操作用ワイヤや内視鏡の内容
物がガイド管材4に挿通されて保護されている。
【0004】地板3とガイド管材4とは、連結具5を介
して連結されるとともにねじ6、6によって固定されて
いる。手元操作部は、この地板3とガイド管材4とによ
って機械的強度が保証されている。
【0005】ところで、内視鏡は、使用後に消毒、滅菌
のため、薬液に浸漬されたりガス滅菌を行う必要があ
る。ガス滅菌はEOG(エチレンオキサイドガス)や過
酸化水素プラズマガスの雰囲気の中で行われるが、これ
らの滅菌は滅菌器内を減圧した後、ガスを充填して行わ
れる。一般的に内視鏡は全体が気密構造となっているた
め、減圧時に内視鏡の内部と外部の圧力差で内視鏡が破
壊されないように、内視鏡の内部と外部を同じ圧力にす
るため、滅菌時に内視鏡の内部と外部を連通させる通気
孔を備えている。このため、ガス充填時には内視鏡の内
部もガスが入り込むことになり、アルミ製の骨格部材を
使用した場合には腐食が発生する虞がある。
【0006】このため、現在では、腐食し易いアルミに
代えて、耐腐食性のあるステンレスやチタンを骨格部材
の材料として使用することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、骨格部
材としてステレンスを適用すると、ステンレスは比重が
大きいので、手元操作部が重くなり、手元操作部の操作
性が損なわれる虞がある。
【0008】一方、骨格部材としてチタンを適用する
と、チタンは加工性が悪く、加工形状が規制されるの
で、骨格部材の形状が複雑な場合に、形状の簡単な部品
ごとに加工して組み立てなければならないという問題が
ある。
【0009】以上のことから、機械的強度、耐薬品性、
小型化、軽量化、加工性の全ての面で満足することので
きる骨組部材が要望されていた。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、機械的強度、耐薬品性、小型化、軽量化、加工
性の全ての面で満足することのできる骨組部材を備えた
内視鏡を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記目的を達成するために、内視鏡内部の骨格部材が、炭
素繊維強化熱可塑性樹脂を用いて形成されることを特徴
としている。
【0012】請求項1記載の発明によれば、骨格部材の
材料に炭素繊維強化熱可塑性樹脂を使用したので、十分
な機械強度を得ることができるとともに、金属を使用し
た場合よりも軽量化することができる。また、炭素繊維
強化熱可塑性樹脂は、十分な耐薬品性があり、消毒・滅
菌時に骨格部材が腐食することを防止できる。さらに、
炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、他の樹脂と同様に型成形
することができるので、複雑な形状であっても一体的に
形成することができる。
【0013】請求項2記載の発明によれば、手元操作部
の内部に設けられる筒状部材の材料に、炭素繊維強化熱
可塑性樹脂を使用したので、手元操作部を軽量化するこ
とができる。
【0014】請求項3記載の発明によれば、板状部材及
び筒状部材を炭素繊維強化熱可塑性樹脂を用いて一体的
に形成したので、筒状部材と板状部材とを連結するねじ
等が不要になる。したがって、ねじ等がなくなったスペ
ースを有効利用すれば、手元操作部を小型化することが
できる。
【0015】請求項4記載の発明によれば、炭素繊維強
化熱可塑性樹脂は、ナイロン66、ABS、PC、PB
T、変性PPE、PPS、PET、POMからなる群の
うちの少なくとも一つの材料に炭素繊維を含有させて構
成され、形状や用途に応じて適宜選択することができ
る。
【0016】請求項5記載の発明によれば、炭素繊維強
化熱可塑性樹脂には、約20〜30%の炭素繊維が含有
されるので、アルミと略同等の機械的強度が得られる。
【0017】請求項6記載の発明によれば、炭素繊維強
化熱可塑性樹脂は、結晶性樹脂と非晶性樹脂とを混合し
た混合材料であるとともに、この混合材料のうち、前記
結晶性樹脂の割合が約70〜80%であるので、結晶性
樹脂の長所である優れた耐薬品性や機械強度を維持しな
がら、寸法安定性等の加工性も向上させることができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡の好ましい実施の形態について説明する。
【0019】図1に示す内視鏡10は、手元操作部12
と、この手元操作部12に接続された挿入部14を備
え、挿入部14は、挿入部側軟性部20、湾曲部22、
及び先端硬質部24から構成される。湾曲部22は、手
元操作部12に設けられた一対の湾曲操作用ノブ26、
26を回動させることによって遠隔的に湾曲操作され、
先端硬質部24が所望の方向に向けられる。
【0020】手元操作部12には、鉗子等の処置具が挿
入される鉗子挿入口34が設けられるとともに、シャッ
ターボタン28、吸引ボタン30、送気・送水ボタン3
2が並設されている。また、手元操作部12には、LG
(ライトガイド)軟性部16を介してLGコネクタ18
が連結されている。LGコネクタ18には、図示しない
光源装置に接続されるライトガイド棒19が設けられ、
さらにLGコネクタ18には電気ケーブル36を介して
電気コネクタ38が接続されている。なお、図1の符号
39は、電気コネクタ38の防水用キャップである。
【0021】図2は、手元操作部12の構造を示す模式
図である。
【0022】同図に示すように手元操作部12は、例え
ば変性PPE等のプラスチックからなるケース40と、
ゴム製のカバー42によって外装部品が構成されて電気
的に絶縁されている。
【0023】手元操作部12の内部には、骨格部材44
が設けられている。骨格部材44は、地板(板状部材に
相当)44Aとガイド管(筒状部材に相当)44Bを備
え、この地板44Aとガイド管44Bが一体的に形成さ
れている。
【0024】ガイド管44Bの先端には、挿入部14が
口金46を介して連結されている。また、ガイド管44
Bは、図3に示すように、ケース40の形状に倣って形
成されている。即ち、ケース40の内部形状と同じく、
略矩形の断面を有する筒状に形成される。
【0025】地板44Aには、図4及び図5に示すよう
に、ガイド部44C、44Cが突出して形成されてい
る。各ガイド部44Cには、レールが2段に形成されて
おり、各レールに連結駒48がスライド自在に支持され
る。連結駒48には、操作ワイヤ50とワイヤ54が連
結され、操作ワイヤ50は、挿入部14(図1参照)に
挿通されて、湾曲部22に接続される。また、ワイヤ5
4は、プーリ52に掛けられ、もう一方のガイド部44
Cに支持される連結駒48に連結される。プーリ52
は、湾曲操作用ノブ26(図1参照)によって回動さ
れ、プーリ52が回動されると、連結駒48がスライド
して、操作ワイヤ50、50が押し引き操作される。そ
して、操作ワイヤ50、50が押し引き操作されること
によって、図1の湾曲部22が上下方向、或いは左右方
向に湾曲される。
【0026】ところで、骨格部材44の材料には、炭素
繊維を樹脂材料に混ぜて強化した炭素繊維強化熱可塑性
樹脂が使用される。炭素繊維を混ぜる樹脂材料として
は、ナイロン66、PBT(ポリブチレンテレフタレー
ト)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PET
(ポリエチレンテレフタレート)、POM(ポリオキシ
メチレン;ポリアセタール)、ABS(アクリルニトリ
ル・ブタジエン・スチレン樹脂)、PC(ポリカーボネ
ート)、変性PPE(ポリフェニレンエーテル)からな
る群のうち、少なくとも一つの材料であればよく、複数
の材料を混合した混合材料であってもよい。混合材料を
用いる場合には、結晶性樹脂(ナイロン66、PBT、
PPS、PET、POM)と、非晶性樹脂(ABS、P
C、PPE)を(7:3)〜(8:2)の割合で混合し
たものが好ましい。ここで、結晶性樹脂とは、物質を構
成する分子の一部が規則的に集まった樹脂であり、分子
結合が強いため、耐薬品性に優れ、硬度等の機械的強度
も優れている。また、非晶性樹脂とは、分子が規則的に
集まることができない樹脂であり、型成形時にいわゆる
ひけを生じにくく、寸法安定性が得られやすい。結晶性
樹脂と非晶性樹脂を上記の割合で混合させた樹脂は、結
晶性樹脂の特性である優れた耐薬品性と機械的強度を維
持しながら、非晶性樹脂の特性である寸法安定性を得る
ことができる。
【0027】また、含有させる炭素繊維の割合として
は、約20〜30%が好ましい。この割合で炭素繊維を
含有させた炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、アルミと略同
等の機械的強度でありながら、比重がアルミの約半分に
なる。
【0028】骨格部材44に使用する炭素繊維強化熱可
塑性樹脂の好ましい一例としては、PBTとPCを
(7:3)〜(8:2)の割合で混合し、その混合した
材料に炭素繊維を約20〜30%含有した樹脂が挙げら
れる。なお、PCの代わりにPETを混合させてもよ
い。PETは、結晶性樹脂のなかでも比較的、寸法安定
性が良いので、骨格部材44の寸法安定性を向上させる
ことができる。
【0029】次に上記の如く構成された内視鏡10の作
用について説明する。
【0030】約20〜30%の炭素繊維を含有した炭素
繊維強化熱可塑性樹脂は、機械的強度がアルミと略同等
でありながら、比重はアルミの約半分であり、非常に軽
い。したがって、骨格部材44として十分な機械的強度
を得ることができるとともに、手元操作部12を軽量化
することができる。
【0031】また、結晶性樹脂と非晶性樹脂を(7:
3)〜(8:2)の割合で混合したので、骨格部材44
は、優れた耐薬品性と機械的強度を得ることができると
ともに、優れた寸法安定性を得ることができる。
【0032】また、炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、他の
プラスチックと同様に型成形が可能であり、複雑な形状
であっても一体成形することができるので、図8に示し
た地板3とガイド管材4を図2に示すように一体的に製
造することができる。したがって、地板3とガイド管材
4とを連結具5等で連結する必要がなくなり、手元操作
部12の組立効率が向上する。また、連結具5やねじ6
がなくなったので、手元操作部12を小型化することが
できる。さらに、内容物がねじ6に引っ掛かることもな
いので内容物の損傷も防止できる。
【0033】また、骨格部材44を型成形することがで
きるので、図3に示したように、ガイド管44Bの断面
をケース40の断面形状に倣って矩形状に形成できる。
したがって、図9に示す如く、ガイド管材4を円筒状に
形成していた場合と比較して、ガイド管材4とケース1
との隙間にあったスペースDを無くすことができ、手元
操作部12を小型化することができる。
【0034】さらに、骨格部材44は、図4に示したよ
うに、地板44Aとガイド部44Cとを一体的に形成し
たので、図10に示す如く、地板3とガイド部7とを別
部品で形成していた場合と比較して、ガイド部7の取付
部の厚さTが不要になる。したがって、手元操作部12
を小型化することができる。
【0035】なお、上述した炭素繊維強化熱可塑性樹脂
は、内視鏡10の内部に設けられる部材であれば使用す
ることができる。炭素繊維強化熱可塑性樹脂を使用する
ことによって、優れた耐薬品性及び機械的強度を得るこ
とができるとともに、軽量化、小型化、及び加工性の向
上を図ることができる。
【0036】例えば、図6に示す先端硬質部24は、骨
格部材である先端部本体56が炭素繊維強化熱可塑性樹
脂を用いて形成されている。先端部本体56は円柱状に
形成されており、この先端部本体56に対物光学系58
や鉗子口60等が設けられる。鉗子口60は、鉗子パイ
プ62、及び鉗子パイプ62に接続される鉗子チューブ
(不図示)を介して鉗子挿入口34(図1参照)に連通
される。また、対物光学系58の後方には、基板64に
支持されたCCD(固体撮像素子)66が設けられ、こ
のCCD66の受光面に、対物光学系58から取り込ま
れた観察像が結像される。
【0037】先端部本体56の先端面にはプラスチック
製のキャップ68が取り付けられる。また、先端部本体
56の外周面は絶縁性の被覆チューブ70によって覆わ
れている。これにより、先端硬質部24の外表面が絶縁
される。
【0038】上記の如く構成された先端硬質部24は、
先端部本体56の材料として炭素繊維強化熱可塑性樹脂
を使用しているので、先端部本体56の機械的強度を十
分に得ることができるとともに、先端部本体56を軽量
化することができる。したがって、先端硬質部24が軽
くなるので、図1の湾曲操作用ノブ26を回動した際に
湾曲部22の湾曲操作性が向上する。
【0039】また、先端部本体56の耐薬品性が向上す
るので、先端硬質部24を薬液洗浄やガス滅菌した際
に、先端部本体56の腐食を防止できる。さらに、先端
部本体56が複雑な形状であっても、型成形によって一
体的に形成することができる。
【0040】一方、図7に示すLGコネクタ18は、骨
格部材であるフレーム72が炭素繊維強化熱可塑性樹脂
を用いて形成される。フレーム72は、ライトガイド棒
19を有する基部74に取り付けられている。フレーム
72はコネクタケース76を矢印方向にスライドさせて
基部74に装着することによって、コネクタケース7
6、及び基部74の内部に収納される。基部74、及び
コネクタケース76は、絶縁性を有するプラスチックに
よって形成されている。LGケーブル16、及び電気ケ
ーブル36は、コネクタケース76に挿通されてフレー
ム72に固定される。フレーム72の内部には、基板7
8が設けられる。
【0041】上記の如く構成されたLGコネクタ18
は、フレーム72の材料として炭素繊維強化熱可塑性樹
脂を使用しているので、フレーム72の機械的強度を十
分に得ることができるとともに、LGコネクタ18を軽
量化することができる。また、フレーム72が複雑な形
状であっても、型成形によって一体的に形成することが
できる。したがって、フレーム72を複数の部材によっ
て形成した場合に比べてねじ等の連結部品が不要になる
ので、LGコネクタ18を小型化することができる。
【0042】なお、炭素繊維強化熱可塑性樹脂は導電性
を有するため、内視鏡10の外表面を構成する部材(例
えばケース40等)には使用することができない。そこ
で、炭素繊維を含有せず、且つ、結晶性樹脂と非晶性樹
脂を(7:3)〜(8:2)の割合で混合した樹脂を使
用してもよい。これにより、優れた耐薬品性、機械的強
度、及び寸法安定性を有し、絶縁性も備えた材料で内視
鏡の外表面を覆うことができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
によれば、骨格部材の材料に炭素繊維強化熱可塑性樹脂
を使用したので、十分な機械強度を得ながら軽量化及び
小型化することができるとともに、優れた耐薬品性を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内視鏡を示す全体構成図
【図2】手元操作部の構造を示す模式図
【図3】図2の3−3線に沿う手元操作部の断面図
【図4】図2の4−4線に沿う手元操作部の断面図
【図5】骨格部材の地板を示す平面図
【図6】先端硬質部の構造を示す模式図
【図7】LGコネクタの構造を示す模式図
【図8】従来の手元操作部の構造を示す模式図
【図9】図8のA−A線に沿う手元操作部の断面図
【図10】図8のB−B線に沿う手元操作部の断面図
【符号の説明】
10…内視鏡、12…手元操作部、14…挿入部、18
…LGコネクタ、24…先端硬質部、40…ケース、4
4…骨格部材、44A…地板、44B…ガイド管、44
C…ガイド部、48…連結駒、50…操作ワイヤ、54
…ワイヤ、56…先端部本体、68…キャップ、70…
被覆チューブ、72…フレーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡内部の骨格部材が、炭素繊維強化
    熱可塑性樹脂を用いて形成されたことを特徴とする内視
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記骨格部材は、内視鏡手元操作部の内
    部に設けられる板状部材であることを特徴とする請求項
    1に記載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記板状部材には、筒状部材が連接さ
    れ、該筒状部材と前記板状部材が一体的に形成されるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 【請求項4】 前記炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、ナイ
    ロン66、ABS、PC、PBT、変性PPE、PP
    S、PET、POMからなる群のうちの少なくとも一つ
    の材料に炭素繊維を含有させて構成されることを特徴と
    する請求項1、2又は3のうちいずれか一つに記載の内
    視鏡。
  5. 【請求項5】 前記炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、約2
    0〜30%の炭素繊維が含有されることを特徴とする請
    求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の内視
    鏡。
  6. 【請求項6】 前記炭素繊維強化熱可塑性樹脂は、結晶
    性樹脂と非晶性樹脂とを混合した混合材料であるととも
    に、該混合材料のうち、前記結晶性樹脂の割合が約70
    〜80%であることを特徴とする請求項1、2、3、4
    又は5のうちいずれか一つに記載の内視鏡。
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