JP2007125101A - 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007125101A
JP2007125101A JP2005318513A JP2005318513A JP2007125101A JP 2007125101 A JP2007125101 A JP 2007125101A JP 2005318513 A JP2005318513 A JP 2005318513A JP 2005318513 A JP2005318513 A JP 2005318513A JP 2007125101 A JP2007125101 A JP 2007125101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
guide tube
guide
bending
bending portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005318513A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Konomura
優 此村
Minoru Okada
岡田  稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2005318513A priority Critical patent/JP2007125101A/ja
Publication of JP2007125101A publication Critical patent/JP2007125101A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】内視鏡の挿入性を向上させながら、嵩張ることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を撮像し易いように好ましく被検体を明るく遠くまで照らし出すことができる内視鏡用ガイドチューブを提供する。
【解決手段】長尺円筒状のガイド部21と、この長尺円筒状をガイド部21の先端から延ばすように前記ガイド部21に設けられた円筒状の湾曲部31とを備え、この湾曲部31が、可撓性を有する金属網Nで構成され、この湾曲部の先端側開口部を構成する口金35の内部35aには内視鏡10とは別個のLED37が取り付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置に関する。
近年、例えば、航空機のエンジンのブレードやプラント配管の内部(以下、被検体)を検査するにあたって、内視鏡装置が利用されている。この種の内視鏡装置は、先端部にCCDカメラ等からなる撮像部を有する内視鏡を備える。この内視鏡の撮像部には、一般に、撮像箇所を照らし出すための照明部が設けられているが、広い空間を観察する場合には、この照明部が照らし出す照明強度では不足する。そこで、先端部に照明部が設けられて構成された内視鏡装置が提供されている(例えば、特許文献1参照)。この内視鏡装置によれば、専用照明具を別途で用いることなく被検体を照らし出すことができる。
また、この種の技術分野においては、検査したい所望箇所まで内視鏡を好ましく案内するのに用いる、例えば、半硬性を有したチューブ(以下、内視鏡用ガイドチューブ)が提供されている。この内視鏡用ガイドチューブは、被検体適宜箇所への挿入性の向上を鑑みて、先端部側近傍を湾曲可能に構成したものが提供されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
特開2000−245689号公報 特開2002−330928号公報 特許3539124号公報
ところで、上述した、先端部に照明部が設けられて構成された内視鏡装置にあっては、先端部側近傍を湾曲可能に構成していないので、被検体適宜箇所への挿入性においては、具合の悪いものとなっていた。また、先端部側近傍を湾曲可能に構成したものにあっては、撮像箇所を、内視鏡の撮像部に設けられた照明部のみによって照らし出すこととなる。そのため、被検体をより明るく奥まで照らし出したい場合には、この内視鏡装置のほかに被検体を照射する専用照明具を別途で用いることが必要となっていた。そうすると、全体として嵩張る不具合が生じたり、内視鏡の撮像部や内視鏡ガイドチューブが邪魔して好ましく照らし出すことができないという不具合が生じたりしていた。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、その目的は、内視鏡の挿入性を向上させながら、嵩張ることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を撮像し易いように被検体を明るく遠くまで照らし出すことができる内視鏡用ガイドチューブ、及び、この内視鏡用ガイドチューブを備えた内視鏡装置を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の手段の内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置を提供する。
すなわち、請求項1に係る内視鏡用ガイドチューブは、内視鏡の挿入部が内挿される内視鏡用ガイドチューブであって、前記内視鏡の前記挿入部が通される長尺のガイド部と、このガイド部の先端に設けられた湾曲部とを備え、前記湾曲部は可撓性を有し、前記湾曲部の先端部には照明部が取り付けられていることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、ガイド部の先端部に可撓性を有する湾曲部が設けられ、この湾曲部の先端部には照明部が取り付けられているので、この湾曲部の可撓性によって被検体への挿入性を好ましいものにすることができる。さらに、照明部の照射光は、内視鏡や内視鏡用ガイドチューブに当たることがない。従って、照明部の照射光は、影ができることなく内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出すことができる。また、この照明部は、内視鏡に設けられている照明とは別個なので、被検体を、さらに明るく奥まで照らし出させることができる。
請求項2に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記照明部が、LEDからなることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、照明部がLEDからなるので、嵩張ることなく、この湾曲部の先端部に取り付けることができる。また、被検体を照らし出すにあたっても、好ましい光量を得ることができる。
請求項3に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1または請求項2に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記ガイド部が、半硬性を有することを特徴とする。なお、ここでいう半硬性とは、一時的に屈曲させた場合に、その一時的な屈曲状態が保持されるように屈曲させることができる性質をいう。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、ガイド部が半硬性を有しているので、内視鏡の挿入部を内挿した状態で被検体に挿入しようとする際に、ガイド部を、その挿入する箇所に応じた形状とすることができる。従って、この内視鏡用ガイドチューブによれば、内視鏡の挿入部を内挿した状態で被検体に挿入させ易くなって、内視鏡を、所望の撮像箇所まで好ましく案内させることができる。
請求項4に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記ガイド部の基端部には、前記照明部に電力を供給する電力源が設けられていることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、ガイド部の基端部に、照明部に電力を供給する電力源が設けられているので、この照明部に供給される電力は、内視鏡に供給される電力とは別途なものにすることができる。従って、この内視鏡用ガイドチューブに内挿される内視鏡を取り替えた場合にあっても、煩雑な接続作業も必要なく、照明部に電力を供給させることができる。これによって、この内視鏡用ガイドチューブによれば、内視鏡装置を構成する内視鏡や装置本体に関係なく、作業を簡易にさせ、且つ全体として安価に製造することができる。
請求項5に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記湾曲部を構成する部材が、金属網からなることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、湾曲部が金属網によって構成されているので、この金属網の有する可撓性により、湾曲部を好ましく撓ませることができる。これによって、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡によって影ができることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
請求項6に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記湾曲部を構成する部材が、金属螺旋からなることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、湾曲部が金属螺旋によって構成されているので、この金属螺旋の有する可撓性により、湾曲部を好ましく撓ませることができる。これによって、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡によって影ができることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
請求項7に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記湾曲部を構成する部材が、金属螺旋と、この金属螺旋の外周に配された金属網からなることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、湾曲部が金属螺旋とこの金属螺旋の外周に配された金属網とによって構成されているので、この金属螺旋及び金属網の有する可撓性により、湾曲部を好ましく撓ませることができる。これによって、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡によって影ができることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
請求項8に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記湾曲部を構成する部材が、弾性樹脂からなることを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、湾曲部が弾性樹脂によって構成されているので、この弾性樹脂の有する可撓性により、湾曲部を好ましく撓ませることができる。これによって、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡によって影ができることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
請求項9に係る内視鏡用ガイドチューブは、請求項5から請求項8のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブにおいて、前記湾曲部を構成する前記部材を、前記ガイド部の外周面に密着して被覆させるように、前記ガイド部の基端部まで延在させたことを特徴とする。
この内視鏡用ガイドチューブにあっては、湾曲部を構成する部材を、ガイド部の基端部まで延ばして、ガイド部の外周面に密着するように被覆させているので、照明部と接続された電力線を、ガイド部と、湾曲部を構成する部材との間に配置させることができる。これによって、ガイド部内に内挿される内視鏡と、ガイド部外に配置される電力線とを分離させることができるので、内視鏡を内挿させるにあたって、内視鏡が電力線に引っ掛かってしまうことがなくなる。また、全長に亘って湾曲部を構成する部材が延在するので、この内視鏡用ガイドチューブの外周面を、凹凸が無くなった、滑らかな周面とすることができて、被検体に滑らかに挿入させることができる。
請求項10に係る内視鏡装置は、内視鏡と、前記内視鏡が接続され且つ前記内視鏡によって撮像された撮像データを処理表示する装置本体と、前記内視鏡の挿入部が内挿される請求項1から請求項9のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブとを備えたことを特徴とする。
この内視鏡装置にあっては、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡によって影ができることなく、内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を明るく奥まで照らし出して被検体を奥まで見易くすることができる。
本発明に係る内視鏡用ガイドチューブによれば、内視鏡の挿入性を向上させながら、嵩張ることなく、この内視鏡の湾曲操作にあわせて被検体を撮像し易いように好ましく被検体を明るく遠くまで照らし出すことができる。また、この内視鏡用ガイドチューブを備えた内視鏡装置によれば、被検体を奥まで見易いものにして被検体の検査を好ましく行うことができ、簡単に且つ安価に製造することができる。
以下、本発明に係る内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置の最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1は内視鏡装置を示す斜視図、図2は図1の内視鏡装置に設けられる内視鏡用ガイドチューブの一例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図、図3は図2の内視鏡用ガイドチューブの基端部周辺の長さ方向正断面図、図4は図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図、図5は図4の内視鏡用ガイドチューブの基端部周辺の長さ方向正断面図、図6は図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図、図7は図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図、図8は図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。
〔第1の実施の形態〕
図1に示す符号1は、本発明に係る内視鏡装置を示す。この内視鏡装置1は、大まかに、装置本体2と、この装置本体2に接続される内視鏡10と、内視鏡10の挿入部17が内挿される内視鏡用ガイドチューブ20とを具備して構成される。装置本体2は、収容ボックス部3と蓋部4とがヒンジ結合されて構成される。この収容ボックス部3の内部には適宜の処理計算機(不図示)が配置されて、内視鏡10からの撮像データを処理するようになっている。また、この収容ボックス部3の天面には、この処理計算機を操作する装置操作部5が設けられている。また、蓋部4の内面側には適宜の液晶表示装置6が設けられている。この液晶表示装置6は、前記処理計算機によって処理された撮像データを表示する。
上述のように構成された装置本体2には、内視鏡10が接続されている。この内視鏡10は、大まかに、基端部側が装置本体2に接続されている接続コード部11と、この接続コード部11の先端部側に操作部13を介して設けられた内視鏡挿入部17とを具備して構成される。操作部13には、操作レバー14が設けられ、内視鏡10の先端部を所望の方向に向けるように操作できるようになっている。
内視鏡挿入部17は、一般的な内視鏡と同様、先端部に撮像部16が設けられている。なお、以下においても統一して使用するが、この内視鏡挿入部17の撮像部16が配置される方向が先端部側となっており、この先端部側とは逆側が基端部側となっている。この撮像部16は、被検体を撮像可能に構成されるものであって、具体的には適宜のCCDカメラ等からなる。この撮像部16によって撮像された撮像データは、上述したように、接続コード部11を介して、収容ボックス部3の内部に設けられた処理計算機に送信される。
また、この内視鏡挿入部17のうち、操作部13から、先端部の撮像部16にかけてが、被検体に挿入される箇所となっており、この挿入部17が、内視鏡用ガイドチューブ20の内部に内挿される。言い換えれば、この内視鏡挿入部17には、この挿入部17の外周面を覆うように内視鏡用ガイドチューブ20が取り付けられる。なお、この内視鏡10が内挿されて固定される位置は、被検体に応じて適宜に変更可能となっており、検査したい被検体に応じて選択された内視鏡用ガイドチューブ20の長さに合わせて適宜に設定することができる。
次に内視鏡用ガイドチューブ20ついて説明する。
この内視鏡用ガイドチューブ20は、主として、内視鏡10を被検体に挿入させる場合において、検査したい所望箇所まで内視鏡を案内させるために用いられるものである。つまり、この内視鏡用ガイドチューブ20の内部には、内視鏡10の挿入部17が内挿されるように適宜の空間が形成されて構成されている。また、この内視鏡用ガイドチューブ20は、図2(a)の斜視図に示すように、大まかには、長尺円筒状のガイド部21と、このガイド部21の先端(先端部22)に、ガイド部21の長尺円筒状に沿って延長するように設けられた円筒状の湾曲部31と、このガイド部21の基端部23に設置される電源ユニット(本発明における電力源)41とを具備して構成される。
ガイド部21は、適宜の厚みが選択されたアルミニウム管を、樹脂被覆して構成されている。つまり、ガイド部21は、アルミニウム管が選択されることによって、半硬性を有するように構成され、これによって内視鏡10を被検体に挿入させる場合に適宜に曲げることができ、さらに、この曲げられた状態が保持されるようになっている。また、このガイド部21の基端部23は、スリーブ状のベース24によって固定されている。また、このベース24の基端部側には、ベース24と係合し、内視鏡10を内視鏡用ガイドチューブ20の内部で固定させるための固定ナット25が設けられている。この固定ナット25の内部には、Oリング26が2つ内蔵されている。この2つのOリング26によって、内挿される内視鏡10を挟持させて固定している。また、内視鏡10は、このOリング26に嵌め込まれることよって挟持され、内視鏡用ガイドチューブ20内において、好ましく位置決めされて固定されている。
次に、このガイド部21の先端部22に設けられた円筒状の湾曲部31に説明する。この湾曲部31は、このガイド部の先端(先端部22)に、ガイド部21の長尺円筒状に沿って延長するようにガイド部21に設けられるものであって、図2(b)の正断面図に示すように、ガイド部21の先端部22を覆い被せるように、この湾曲部31の基端部33の内周面が、ガイド部21の先端部22の外周面と密着するように、ガイド部21に設けられている。そして、固定スリーブ34によって、この湾曲部31の基端部33とガイド部21の先端部22とは、連結固定されている。この図示例の湾曲部31を構成する部材は、金属網Nからなる、所謂ブレードが選択されている。この金属網Nは、適宜の金属(例えば、ステンレス)が選択された網状に形成されるものであって、適宜の撓みが得られる程度の素線径及び網角等が選択されている。これによって、湾曲部31は可撓性を有する。なお、この湾曲部31は、内挿される内視鏡10に設けられている操作可能な湾曲部(不図示)の長さとほぼ合致するように構成されている。これによって、この湾曲部31は、内挿される内視鏡10の湾曲操作に応じて、好ましく追従するように湾曲することができる。
この湾曲部31の先端部32には、略円筒状に形成された口金35が配されている。具体的には、口金35は、押さえナット36と共に、湾曲部31の先端部32を挟持するようにして、湾曲部31の先端部32に設けられている。つまり、この口金35が、本発明における先端部を構成しており、この内部35aに、本発明における照明部とされるLED37が設置される。なお、設けられるLEDの数としては、被検体の照らし出しに合わせて適宜に選択することができるが、図示例のLED37においては2つで構成されている。また、このLED37は、電力線42が配線されることによって電源ユニット41まで電気的に接続されている。
さらにまた、この口金35の内部35aには、このLED37のほか、上述した内視鏡10の撮像部16が配置されている。具体的には、この口金35の内部35aには、内視鏡10の撮像部16を嵌挿可能に構成されたスコープガイド38が、設けられている。このスコープガイド38は、この内視鏡用ガイドチューブ20の先端側開口部とされる口金35の内部35aの向きを、撮像部16の向きに合わせて好ましく変更させるために設けられるものであって、撮像部16を、この口金35に好ましく嵌め込み可能な適宜な筒状で構成されている。これによって、内視鏡10の撮像部16は、口金の内部35aのスコープガイド38にホールドされることとなって、この口金35の内部35aの向きを、撮像部16の向きに合わせて好ましく変更させることができる
次に、上述したガイド部21の基端部23に設けられる電源ユニット41について、図3の断面図を参照しながら説明する。電力源ユニット41は、図3に示すように、上述したベース24に隣接(図では下部)するように設けられるものであって、筐体43と、この筐体43の内部に配置された電池44と、この電池44からLED37に向けて電力供給をオンオフ切り替えるスイッチ45とから構成されている。なお、この電源ユニット41と接続される電力線42は、この内視鏡用ガイドチューブ20を構成するガイド部21内及び湾曲部31内を挿通して、LED37に接続されている。
このように構成された内視鏡用ガイドチューブ20は、次のような作用を奏する。すなわち、この内視鏡用ガイドチューブ20にあっては、ガイド部21の先端部22に可撓性を有した金属網Nからなる湾曲部31が設けられ、この湾曲部31の先端側開口部を構成する口金35には内視鏡とは別個の照明とされるLED37が取り付けられているので、この金属網Nの有する可撓性より湾曲部31自体も可撓性を有することとなって、被検体への挿入性を好ましいものにすることができる。さらに、LED37の照射光は、内視鏡10や内視鏡用ガイドチューブ20に当たることがない。従って、LED37の照射光は、影ができることなく内視鏡10の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出すことができる。また、このLED37は、内視鏡に設けられている照明とは別個なので、被検体を、さらに明るく奥まで照らし出させることができる。また、このLED37は、内視鏡に設けられている照明とは別個でありながらも、内視鏡10の挿入部17が内挿される内視鏡用ガイドチューブ20自身に設けられているので、全体として嵩張らない利益がある。
また、この内視鏡用ガイドチューブ20にあっては、湾曲部31の先端部32に口金35が配されているので、この内視鏡用ガイドチューブ20の先端側開口部を構成する口金35の内部35aの向きを的確なものにさせることができる。これによって、この口金35の内部35aに設置されているLED37は、この的確な向きで被検体を照らし出すことができる。さらに、この内視鏡用ガイドチューブ20にあっては、ガイド部21の基端部23に、LED37に電力を供給する電源ユニット41が設けられているので、このLED37に供給される電力は、内視鏡10に供給される電力とは別途なものにすることができる。従って、この内視鏡用ガイドチューブ20に内挿される内視鏡10を取り替えた場合にあっても、煩雑な接続作業も必要なく、LED37に電力を供給させることができる。これによって、この内視鏡用ガイドチューブ20によれば、内視鏡装置1を構成する内視鏡10や装置本体2に関係なく、作業を簡易にさせ、且つ全体として安価に製造することができる。
また、ガイド部21は、半硬性を有しているので、内視鏡10の挿入部17を内挿した状態で被検体に挿入しようとする際に、ガイド部21を、その挿入する箇所に応じた形状とすることができる。従って、この内視鏡用ガイドチューブ20によれば、内視鏡10の挿入部17を内挿した状態で被検体に挿入させ易くなって、内視鏡10を、所望の撮像箇所まで好ましく案内させることができる。
さらにまた、この内視鏡用ガイドチューブ20を備えて内視鏡装置1を構成した場合にあっては、被検体を奥まで見易いものにして被検体の検査を好ましく行うことができ、簡単に且つ安価に製造することができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、上述した第1の実施の形態とは異なる第2の実施の形態について、図4及び図5を参照しながら説明する。なお、上述の第1の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図4(a)の斜視図に示す符号20Aは、内視鏡用ガイドチューブであり、第1の実施の形態において説明した内視鏡用ガイドチューブ20の湾曲部31を構成していた金属網Nを、ガイド部21の外周面に密着して被覆させるように、ガイド部21の基端部23まで延在させている点で、第1の実施形態において説明した内視鏡用ガイドチューブ20と異なる。
具体的には、図4(b)及び図5の断面図に示すように、この内視鏡用ガイドチューブ20Aの湾曲部31を構成する金属網Nは、固定スリーブ34が設けられている箇所で区切られることなく、ガイド部21の基端部23まで達するようにさらに延在している。また、このガイド部21の基端部23に設けられたベース24の、先端側に隣接する箇所においては、上述した固定スリーブ34とは別個の基端側固定スリーブ34Aが設けられている。そして、ガイド部21の基端部23まで延びた金属網Nの端部は、この新たに設けられた基端側固定スリーブ34Aとガイド部21とによって挟み込まれて、固定保持されている。また、LED37と電源ユニット41とを接続する電力線42は、この基端部23まで延びた金属網Nと、ガイド部21との間に配置されている。
このように構成された内視鏡用ガイドチューブ20Aにあっては、湾曲部31を構成する部材である金属網Nを、ガイド部21の基端部23まで延ばして、ガイド部21の外周面に密着するように被覆させているので、湾曲部31を構成する金属網Nは、ガイド部21の外周面との密着によって、このガイド部21の外周面から支持される。これによって、LED37と接続された電力線42を、ガイド部21と、湾曲部31との間に配置させることができ、ガイド部21内に内挿される内視鏡10と、ガイド部21外に配置される電力線42とを分離させることができる。従って、内視鏡10を内挿させるにあたって、内視鏡10が電力線に引っ掛かってしまうことがなくなる。また、全長に亘って金属網Nが延在しているので、この内視鏡用ガイドチューブ20A自体の外周面の凹凸を少なくすることができて、被検体に滑らかに挿入させる内視鏡用ガイドチューブとすることができる。
〔第3の実施の形態〕
次に、上述した第1の実施の形態とは異なる第3の実施の形態について、図6を参照しながら説明する。なお、上述の第1の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図6(a)の斜視図に示す符号20Bは、内視鏡用ガイドチューブであり、第1の実施の形態で説明した内視鏡用ガイドチューブ20の湾曲部31を構成していた金属網Nを、金属螺旋Sによって構成した点で、第1の実施形態において説明した内視鏡用ガイドチューブ20と異なる。
具体的には、図6(b)の断面図に示すように、この内視鏡用ガイドチューブ20Bの湾曲部31Bは、適宜の幅の金属薄板が螺旋状に巻かれた金属螺旋Sによって構成されている。なお、この金属螺旋Sによって構成された湾曲部31Bにあっても、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様、固定スリーブ34によって、ガイド部21の先端部22に取り付けられている。この金属螺旋Sによって構成された湾曲部31Bにあっても、金属薄板が螺旋状を形成してなるものであるので、上述の金属網Nによって構成された湾曲部31と同様、可撓性を有する。
これによって、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様の作用を奏することができる。すなわち、湾曲部31Bを好ましく撓ませることができ、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡10によって影ができることなく、内視鏡10の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
〔第4の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態の変形例となる第4の実施の形態について、図7を参照しながら説明する。なお、上述の第1の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図7の断面図に示す符号20Cは、内視鏡用ガイドチューブであり、第1の実施の形態で説明した内視鏡用ガイドチューブ20の湾曲部31を、上述した金属螺旋Sと、この金属螺旋Sの外周に配された金属網Nによって構成した点で、第1の実施形態において説明した内視鏡用ガイドチューブ20と異なる。
具体的には、図7の断面図に示すように、この内視鏡用ガイドチューブ20Cの湾曲部31Cは、適宜の幅の金属薄板が螺旋状に巻かれた金属螺旋Sと、この金属螺旋Sの外周に配された金属網Nとによって構成されている。なお、この湾曲部31Cにあっても、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様、固定スリーブ34によってガイド部21の先端部22に取り付けられている。この金属螺旋Sと金属網Nとによって構成された湾曲部31Cにあっても、上述の金属螺旋Sや金属網Nによる単体で構成された湾曲部31と同様、互いの可撓性によって全体として可撓性を有する。
これによって、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様の作用を奏することができる。すなわち、湾曲部31Cを好ましく撓ませることができ、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡10によって影ができることなく、内視鏡10の撮像部16の向きにあわせて被検体を照らし出させることができる。
〔第5の実施の形態〕
次に、上述した第1の実施の形態とは異なる第5の実施の形態について、図8を参照しながら説明する。なお、上述の第1の実施の形態と同一に構成される箇所については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
すなわち、図8(a)の斜視図に示す符号20Dは、内視鏡用ガイドチューブであり、第1の実施の形態で説明した内視鏡用ガイドチューブ20の湾曲部31を構成していた金属網Nを、弾性を有するゴム樹脂G(弾性樹脂)によって構成した点で、第1の実施形態において説明した内視鏡用ガイドチューブ20と異なる。
具体的には、図8(b)の断面図に示すように、この内視鏡用ガイドチューブ20Dの湾曲部31Dは、適宜の厚みを有したゴム樹脂Gによって構成されている。なお、このゴム樹脂Gによって構成された湾曲部31Dにあっても、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様、固定スリーブ34によって、ガイド部21の先端部22に取り付けられている。このゴム樹脂Gによって構成された湾曲部31Dにあっても、弾性を有しているので、上述の金属網Nによって構成された湾曲部31と同様、可撓性を有する。
これによって、上述の第1の実施の形態の内視鏡用ガイドチューブ20と同様の作用を奏することができる。すなわち、湾曲部31Dを好ましく撓ませることができ、被検体への挿入性を好ましいものにしながら、内視鏡10によって影ができることなく、内視鏡10の湾曲操作にあわせて被検体を照らし出させることができる。
なお、本発明に係る内視鏡用ガイドチューブは、上述したような実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に選択して構成することができる。例えば、上述した第3〜第5の実施の形態の湾曲部31B,31C,31Dを、第2の実施の形態のように、ガイド部21の基端部23まで延在させて構成させるようにしても何ら問題のないものとされる。
また、第4の実施の形態の湾曲部31Cのように、金属網N、金属螺旋S、ゴム樹脂Gのうちの何れか2つを選択して、互いによって2重構造をなすように、湾曲部が構成されるものであってもよい。
内視鏡装置を示す斜視図である。 図1の内視鏡装置に設けられる内視鏡用ガイドチューブの一例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。 図2の内視鏡用ガイドチューブの基端部周辺の長さ方向正断面図である。 図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。 図4の内視鏡用ガイドチューブの基端部周辺の長さ方向正断面図である。 図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。 図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。 図2の内視鏡用ガイドチューブの別の例を示す斜視図及び湾曲部の長さ方向正断面図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
10 内視鏡
20 内視鏡用ガイドチューブ
21 ガイド部
31 湾曲部
35 口金
35a 口金の内部(先端側開口部)
37 LED(照明部)



Claims (10)

  1. 内視鏡の挿入部が内挿される内視鏡用ガイドチューブであって、
    前記内視鏡の前記挿入部が通される長尺のガイド部と、このガイド部の先端に設けられた湾曲部とを備え、
    前記湾曲部は可撓性を有し、前記湾曲部の先端部には照明部が取り付けられていることを特徴とする内視鏡用ガイドチューブ。
  2. 前記照明部が、LEDからなることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  3. 前記ガイド部が、半硬性を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  4. 前記ガイド部の基端部には、前記照明部に電力を供給する電力源が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  5. 前記湾曲部を構成する部材が、金属網からなることを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  6. 前記湾曲部を構成する部材が、金属螺旋からなることを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  7. 前記湾曲部を構成する部材が、金属螺旋と、この金属螺旋の外周に配された金属網からなることを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  8. 前記湾曲部を構成する部材が、弾性樹脂からなることを特徴とする請求項1から請求項4のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  9. 前記湾曲部を構成する前記部材を、前記ガイド部の外周面に密着して被覆させるように、前記ガイド部の基端部まで延在させたことを特徴とする請求項5から請求項8のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブ。
  10. 内視鏡と、前記内視鏡が接続され且つ前記内視鏡によって撮像された撮像データを処理表示する装置本体と、前記内視鏡の挿入部が内挿される請求項1から請求項9のうち何れか一項に記載の内視鏡用ガイドチューブとを備えたことを特徴とする内視鏡装置。
JP2005318513A 2005-11-01 2005-11-01 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置 Withdrawn JP2007125101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005318513A JP2007125101A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005318513A JP2007125101A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007125101A true JP2007125101A (ja) 2007-05-24

Family

ID=38148280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005318513A Withdrawn JP2007125101A (ja) 2005-11-01 2005-11-01 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007125101A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000446A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Olympus Corp 内視鏡用シース
JP2010125143A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Olympus Corp ガイドチューブ及び内視鏡システム
JP2012095816A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Olympus Corp ガイドチューブ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009000446A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Olympus Corp 内視鏡用シース
JP2010125143A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Olympus Corp ガイドチューブ及び内視鏡システム
JP2012095816A (ja) * 2010-11-01 2012-05-24 Olympus Corp ガイドチューブ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11399703B2 (en) Endoscope
US6582357B2 (en) Treating instrument erecting device for use in endoscope
US9763561B2 (en) Attachment unit and endoscope
JP5178239B2 (ja) 医療用システム
US9398843B2 (en) Ultrasonic endoscope
EP2837324A1 (en) Endoscope
US20130137990A1 (en) Ultrasound endoscope
JP2012014128A (ja) 内視鏡用ガイドチューブ
JP3179426B2 (ja) 内視鏡装置
JPH10328131A (ja) 内視鏡装置
JP2007125101A (ja) 内視鏡用ガイドチューブ及び内視鏡装置
EP2862498B1 (en) Endoscope operation portion structure
JP5276998B2 (ja) 内視鏡挿入補助具
WO2018070342A1 (ja) 内視鏡
US10799091B2 (en) Endoscope with mesh tube
JP5185572B2 (ja) 内視鏡
JP2003000533A (ja) 内視鏡装置
JP2000166854A (ja) 内視鏡形状検出装置
JP5322448B2 (ja) 検診用内視鏡
JP5331424B2 (ja) 内視鏡
US20190008369A1 (en) Endoscope
JP5248811B2 (ja) 内視鏡用シース
JP5153604B2 (ja) 内視鏡装置
JP5675334B2 (ja) 内視鏡
JP2010075323A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090106