JP2002238696A - シートバックのポケット構造 - Google Patents

シートバックのポケット構造

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JP2002238696A
JP2002238696A JP2001040148A JP2001040148A JP2002238696A JP 2002238696 A JP2002238696 A JP 2002238696A JP 2001040148 A JP2001040148 A JP 2001040148A JP 2001040148 A JP2001040148 A JP 2001040148A JP 2002238696 A JP2002238696 A JP 2002238696A
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JP
Japan
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pocket
seat back
skin material
opening
pocket portion
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JP2001040148A
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English (en)
Inventor
Keiko Takada
田 敬 子 高
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 奥行きや幅のある角張った小物や厚みのある
小物等を簡易迅速に収納する。ポケット部が外方に大き
く膨出して見栄えを悪化させるのを防止する。小物や貴
重品が外部に露出せず外観を向上させる。 【解決手段】 シートバック13の背面側の表皮材15
の内側に第2のポケット部31を形成する。シートバッ
ク13の背面側の表皮材15に第2のポケット部31と
連通する開口部33を形成する。第2のポケット部31
を成形部材から形成する。第2のポケット部31の外周
縁31aをシートバック13の背面側の表皮材15に取
付ける。第2のポケット部31の開口部33にファスナ
ー17を縫着する。ファスナー17により開口部33を
開閉自在に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートバックのポケ
ット構造に関し、更に詳細に説明すると、シートバック
の背面側に設けられたポケット部を備え、該ポケット部
の上端に開口部が形成され、シートバックの背面側の表
皮材の外側とポケット部の内側との間に収納空間が形成
されるようになされたシートバックのポケット構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート等においては、前
席のシートバックの背面側に合成樹脂製またはネット等
からなるポケット部が設けられ、後席着座者がシートバ
ックの背面側に沿う状態よりポケット部を引き出し、ま
たはネットの上部開口部を開いて、雑誌や新聞または小
物等を収納して利用することができるようになされ、車
室内の居住性の向上を図っている。
【0003】従来のシートバックのポケット構造は、図
4及び図5に示す如く、シートバック1の背面側下部に
ファブリック等から形成されたポケット部5を取付け、
ポケット部5の開口部5a側の上端に伸縮性を有するゴ
ム紐等の紐体7を取付け、通常時ポケット部5の開口部
5aが開放することがないように形成されている。シー
トバック1の背面側の表皮材3は上部表皮材3aが高価
な材質、例えばファブリック等から形成され、ポケット
部5の内側と対向する部分である下部表皮材3bが不織
布やトリコット等の安価な材質から形成されている。ま
た上部表皮材3aと下部表皮材3bとの縫製部3cはポ
ケット部5の上端の開口部5aに近接した位置に形成さ
れている。
【0004】また、従来のシートバックのポケット構造
として、実用新案登録第2548267号公報に示され
ている如く、シートバックボードの背面に取付枠を介し
てネットを張設したり、特開平8−175273号公報
に示されている如く、ポケットシートによりポケットを
構成し、ポケットの内部の中間部に係着手段を設け、上
下2通りの深さにより使用可能としたポケット構造等が
種々存在する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
トバックのポケット構造においては、図4及び図5に示
す如く、ポケット部5の上端の開口部5aを伸縮性を有
する紐体7の張力に抗して開放するが、この開口部5a
を開放することにより、ポケット部5の内側に小物等を
収納している。またポケット部5の収納に限度があり、
奥行きや幅のある角張った小物や厚みのある小物等を収
納すると、ポケット部5が外方に大きく膨出し、見栄え
を悪くする欠点を有していた。またポケット部5に収納
した小物や貴重品が外部に露出し、車内に物が置いてあ
るのが車外から見えると車上荒らし等の被害にあう虞れ
を有している。
【0006】更に、従来公知のシートバックのポケット
構造においては、取付枠を介してネットを張設したりす
る作業が煩雑となり、また小物等が外部に露出し、外観
が悪く、また長期間の使用によりネットの開口部が弛
み、外観を悪化させる虞れを有し、また上下2通りの深
さを得るポケット構造等は構成が複雑となり、組付け作
業が煩雑となり、コストアップとなる欠点を有するもの
であった。
【0007】本発明の目的は、奥行きや幅のある角張っ
た小物や厚みのある小物等を簡易迅速に収納することが
でき、ポケット部が外方に大きく膨出して見栄えを悪化
させる虞れがなく、小物や貴重品が外部に露出せず外観
が優れ、必要最小限の構成部品点数によって簡単に構成
し、組付作業を簡易迅速に行え、ポケット部の形状保持
性に優れ、小物等の収納品の日焼けによる褪色を防止す
ることができるシートバックのポケット構造を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トバックのポケット構造は、シートバックの背面側に設
けられたポケット部を備え、該ポケット部の上端に開口
部が形成され、シートバックの背面側の表皮材の外側と
ポケット部の内側との間に収納空間が形成されるように
なされたシートバックのポケット構造において、前記シ
ートバックの背面側の表皮材の内側に第2のポケット部
が形成され、シートバックの背面側の表皮材に第2のポ
ケット部と連通する開口部が形成されていることを特徴
とする。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のシートバ
ックのポケット構造は、前記第2のポケット部が成形部
材から形成され、該第2のポケット部の外周縁が前記シ
ートバックの背面側の表皮材に取付けられていることを
特徴とする。
【0010】また、本発明の請求項3に記載のシートバ
ックのポケット構造は、前記第2のポケット部の開口部
にファスナーが縫着され、開口部が開閉自在に形成され
ていることを特徴とする。
【0011】また、本発明の請求項4に記載のシートバ
ックのポケット構造は、前記外側のポケット部の表皮材
の内側に第2のポケット部が形成されていることを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るシートバックの
ポケット構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図3
には本発明に係るシートバックのポケット構造の実施の
形態が夫々示されており、図1は車両用シートの背面斜
視図、図2は第2のポケット部の開口部を開いた状態の
車両用シートの背面斜視図、図3はシートバックの断面
図である。本実施の形態では車両用シートに本発明を適
用した場合として説明するが、車両用シートに限定され
るものではなく、種々のシートに適用することができ
る。
【0013】図1及び図2に示す如く、車両のフロント
側の車両用シート11はシートクッション12とシート
バック13とを夫々備え、シートバック13はリクライ
ニング機構により前後傾動可能に取付けられるが、リク
ライニング機構の図示説明はこれを省略する。
【0014】シートバック13の背面側の表皮材15は
外部に露出する上部表皮材15aと、この上部表皮材1
5aの下端にファスナー17により開閉自在に連結され
た通常時一部しか外部に露出しない下部表皮材15bと
から形成されている。
【0015】尚、上部表皮材15aと下部表皮材15b
とは同一の材質から形成することもでき、また異なる材
質のものから形成することができる。更に上部表皮材1
5aと下部表皮材15bとはファスナー17により連結
されるものに限定されるものではなく、縫着してもよ
い。
【0016】図1及び図3に示す如く、フロント側の車
両用シート11のシートバック13の背面側の下部にポ
ケット部21が設けられている。このポケット部21の
上端に開口部23が形成され、シートバック13の背面
側の下部表皮材15bの外側とポケット部21の内側と
の間に収納空間25が形成されている。
【0017】前記ポケット部21の上端に伸縮性を有す
るゴム紐等からなる紐体27が取付けられ、この紐体2
7は前記ポケット部21の上端に形成された袋状部21
aに挿入されているが、ポケット部21を伸縮性を有す
る布地から形成する場合にはポケット部21の上端に直
接縫着するものであってもよ、またファスナー等により
開閉自在とすることもできる。
【0018】前記シートバック13の背面側の表皮材1
5の内側に第2のポケット部31が形成され、シートバ
ック13の背面側の表皮材15に第2のポケット部31
と連通する開口部33が形成されている。この開口部3
3は本実施の形態では上部表皮材15aと下部表皮材1
5bとを連結するファスナー17により形成されてい
る。また開口部33は略逆U字状に形成されている。
【0019】尚、開口部33はファスナー17により開
閉自在とするものに限定されるものではない。また開口
部33は上部表皮材15aと下部表皮材15bの何れに
形成することもできる。
【0020】前記第2のポケット部31は成形カーペッ
トやニードルカーペットまたは合成樹脂成形品等の成形
部材から略箱状に形成され、この第2のポケット部31
はシートバック13の上下左右のフレームの内部空間に
収納される大きさを有している。この第2のポケット部
31の外周縁31aが前記シートバック13の背面側の
表皮材15に縫着等により取付けられている。
【0021】前記第2のポケット部31の外周縁31a
のうち上部は上部表皮材15aの下端に縫着部35によ
り縫着され、第2のポケット部31の外周縁31aのう
ち下部は下部表皮材15bに縫着部36により縫着され
ている。
【0022】従って、前記外側のポケット部21の下部
表皮材15bの内側に第2のポケット部31が形成され
ている。尚、第2のポケット部31をファブリック等の
布地の他、塩化ビニル等の合成樹脂シート等から形成す
ることもできる。
【0023】図2及び図3に示す如く、ポケット部21
の深さより大きな収納物や角張った厚みのある小物、ま
たは貴重品等を第2のポケット部31に収納するには、
図2に示す如く、略逆U字状の開口部33のファスナー
17を開けば、第2のポケット部31に収納することが
できる。
【0024】尚、開口部33のファスナー17を帯状の
垂れで被覆して外部より見えなくすることにより、第2
のポケット部31の存在を外部から判らなくし、外側の
ポケット部21のみが存在するものと錯覚させることも
できる。
【0025】
【発明の効果】以上が本発明に係わるシートバックのポ
ケット構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に
記載のシートバックのポケット構造によれば、シートバ
ックの背面側の表皮材の内側に第2のポケット部が形成
され、シートバックの背面側の表皮材に第2のポケット
部と連通する開口部が形成されているので、第2のポケ
ット部に奥行きや幅のある角張った小物や厚みのある小
物等を簡易迅速に収納することができ、ポケット部が外
方に大きく膨出して見栄えを悪化させる虞れがなく、小
物や貴重品が外部に露出せず外観を向上させることがで
きる。
【0026】本発明の請求項2に記載のシートバックの
ポケット構造によれば、前記第2のポケット部が成形部
材から形成され、該第2のポケット部の外周縁が前記シ
ートバックの背面側の表皮材に取付けられているので、
必要最小限の構成部品点数によって簡単に構成し、組付
作業を簡易迅速に行える。
【0027】本発明の請求項3に記載のシートバックの
ポケット構造によれば、前記第2のポケット部の開口部
にファスナーが縫着され、開口部が開閉自在に形成され
ているので、奥行きや幅のある角張った小物や厚みのあ
る小物等をファスナーの開閉により簡易迅速に収納する
ことができる。
【0028】本発明の請求項4に記載のシートバックの
ポケット構造によれば、前記外側のポケット部の表皮材
の内側に第2のポケット部が形成されているので、第2
のポケット部の存在を外部から判らなくし、外側のポケ
ット部のみが存在するものと錯覚させることができ、貴
重品の収納が安心して行える。
【0029】本発明によれば、奥行きや幅のある角張っ
た小物や厚みのある小物等を簡易迅速に収納することが
でき、ポケット部が外方に大きく膨出して見栄えを悪化
させる虞れがなく、小物や貴重品が外部に露出せず外観
が優れ、必要最小限の構成部品点数によって簡単に構成
し、組付作業を簡易迅速に行え、ポケット部の形状保持
性に優れ、小物等の収納品の日焼けによる褪色を防止す
ることができるシートバックのポケット構造を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックのポケット構造の車
両用シートの背面斜視図。
【図2】本発明に係るシートバックのポケット構造の第
2のポケット部の開口部を開いた状態の車両用シートの
背面斜視図。
【図3】本発明に係るシートバックのポケット構造のシ
ートバックの断面図。
【図4】従来のシートバックのポケット構造を示すシー
トバックの背面斜視図。
【図5】従来のシートバックのポケット構造を示すシー
トバックの側断面図。
【符号の説明】
11 車両用シート 12 シートクッション 13 シートバック 15 表皮材 15a 上部表皮材 15b 下部表皮材 17 ファスナー 21 ポケット部 21a 袋状部 23 開口部 25 収納空間 27 紐体 31 第2のポケット部 31a 外周縁 33 開口部 35 縫着部 36 縫着部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックの背面側に設けられたポケ
    ット部を備え、該ポケット部の上端に開口部が形成さ
    れ、シートバックの背面側の表皮材の外側とポケット部
    の内側との間に収納空間が形成されるようになされたシ
    ートバックのポケット構造において、 前記シートバックの背面側の表皮材の内側に第2のポケ
    ット部が形成され、シートバックの背面側の表皮材に第
    2のポケット部と連通する開口部が形成されていること
    を特徴とするシートバックのポケット構造。
  2. 【請求項2】 前記第2のポケット部が成形部材から形
    成され、該第2のポケット部の外周縁が前記シートバッ
    クの背面側の表皮材に取付けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のシートバックのポケット構造。
  3. 【請求項3】 前記第2のポケット部の開口部にファス
    ナーが縫着され、開口部が開閉自在に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート
    バックのポケット構造。
  4. 【請求項4】 前記外側のポケット部の表皮材の内側に
    第2のポケット部が形成されていることを特徴とする請
    求項1,請求項2または請求項3に記載のシートバック
    のポケット構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009090978A (ja) * 2004-01-29 2009-04-30 Recaro Aircraft Seating Gmbh & Co Kg 航空機の乗客用座席
DE102018109588A1 (de) * 2018-04-20 2019-10-24 Recaro Aircraft Seating Gmbh & Co. Kg Flugzeugsitzvorrichtung

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JP2009090978A (ja) * 2004-01-29 2009-04-30 Recaro Aircraft Seating Gmbh & Co Kg 航空機の乗客用座席
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