JP2002237183A - 電圧発生回路および半導体記憶装置 - Google Patents

電圧発生回路および半導体記憶装置

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JP2002237183A JP2001030329A JP2001030329A JP2002237183A JP 2002237183 A JP2002237183 A JP 2002237183A JP 2001030329 A JP2001030329 A JP 2001030329A JP 2001030329 A JP2001030329 A JP 2001030329A JP 2002237183 A JP2002237183 A JP 2002237183A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体記憶装置に供給する電源電圧をクロッ
ク信号に応じて設定する。 【解決手段】 基準電圧発生手段1は、複数の基準電圧
を発生する。クロック信号入力部2は、クロック信号を
入力する。周期測定手段3は、クロック信号入力部2か
ら入力されたクロック信号の周期を測定する。選択手段
4は、周期測定手段3による測定結果に応じて、基準電
圧発生手段1によって発生された基準電圧の何れかを選
択する。電源電圧出力手段5は、選択手段4によって選
択された基準電圧に対応する電源電圧を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源発生回路および
半導体記憶装置に関し、特に、クロック信号の周期に応
じた電源電圧を発生する電源発生装置およびそのような
電源発生回路を有する半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル回路の動作速度は、素子の入
力端子が有する容量成分や、配線と配線、または、配線
とグランドとの間に存在する容量成分を、一定の電圧ま
でチャージまたはディスチャージする時間の長短に応じ
て決定される。
【0003】これらの容量成分をチャージまたはディス
チャージするには、抵抗成分を介して電荷を流入または
流出させることになり、その時間の長短は抵抗成分と容
量成分とによって決まる時定数に依存する。ここで、抵
抗成分および容量成分は電源電圧等に拘らずほぼ一定で
あるので、一定の電圧(例えば、閾値)までチャージま
たはディスチャージする速度を向上させるためには、電
源電圧を上昇させる必要がある。
【0004】従って、高速動作を必要としない場合に
は、電源電圧を低下させることができる。ここで、ディ
ジタル回路において消費される電力は、電源電圧に比例
するので、クロック信号の周期と電源電圧とを連動させ
ることにより、クロック信号の周期が長い場合には、電
源電圧を低下させて、消費電力の低下を図ることが可能
になる。
【0005】このような原理を応用し、クロック信号の
周期と電源電圧とを連動させて、消費電力を削減させる
方法もいくつか提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法においては、スレッショルド電圧を単位電圧とし、
この単位電圧を複数組み合わせて電源電圧を昇降してい
た。
【0007】ところで、近年では、ディジタル回路の電
源電圧が低下する傾向にあり、電源電圧が3V未満であ
るディジタル回路も一般的になりつつある。従って、こ
のような低電圧のディジタル回路に対しては、スレッシ
ョルド電圧である0.6〜0.7Vは十分に小さな値で
はなくなり、その結果、電源電圧を細かく設定すること
ができないという問題点があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、クロック信号の周波数に応じて電源電圧を微
調整することが可能な電源発生回路およびそのような電
源発生回路を有する半導体記憶装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、図1に示す、複数の基準電圧を発生する
基準電圧発生手段1と、入力されたクロック信号の周期
を測定する周期測定手段3と、周期測定手段3による測
定結果に応じて、基準電圧発生手段1によって発生され
た基準電圧の何れかを選択する選択手段4と、選択手段
4によって選択された基準電圧に対応する電源電圧を出
力する電源電圧出力手段5と、を有することを特徴とす
る電源発生回路が提供される。
【0010】ここで、基準電圧発生手段1は、複数の基
準電圧を発生する。周期測定手段3は、入力されたクロ
ック信号の周期を測定する。選択手段4は、周期測定手
段3による測定結果に応じて、基準電圧発生手段1によ
って発生された基準電圧の何れかを選択する。電源電圧
出力手段5は、選択手段4によって選択された基準電圧
に対応する電源電圧を出力する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の動作原理を説明
する原理図である。この図に示すように、本発明の電源
発生回路は、基準電圧発生手段1、クロック信号入力手
段2、周期測定手段3、選択手段4、および、電源電圧
出力手段5によって構成されている。
【0012】ここで、基準電圧発生手段1は、複数の基
準電圧V1〜V5を発生する。クロック信号入力手段2
は、測定の対象となるクロック信号を入力する。周期測
定手段3は、クロック信号入力手段2から入力されたク
ロック信号の周期を測定する。
【0013】選択手段4は、周期測定手段3による測定
結果に応じて、基準電圧発生手段1によって発生された
複数の基準電圧の何れかを選択する。電源電圧出力手段
5は、選択された基準電圧に対応する電源電圧を出力す
る。
【0014】次に、以上の原理図の動作について説明す
る。周期がT1であるクロック信号が供給されると、ク
ロック信号入力手段2は、この信号を周期測定手段3に
供給する。
【0015】周期測定手段3は、クロック信号入力手段
2から供給されたクロック信号の周期を測定する。上記
の例では、クロック信号の周期としてT1が測定され
る。基準電圧発生手段1は、所定の電圧を複数の抵抗で
分圧することにより、複数の基準電圧V1〜V5を生成
し、選択手段4に供給している。いまの例では、V1<
V2<V3<V4<V5であり、各電圧間の刻みは0.
2Vとする。
【0016】選択手段4は、周期測定手段3によって測
定された周期に応じた基準電圧を選択し、電源電圧出力
手段5に供給する。例えば、周期が短い場合には高い基
準電圧を、また、周期が長い場合には低い基準電圧を選
択する。
【0017】電源電圧出力手段5は、選択手段4から供
給された基準電圧に対応する電源電圧を生成して出力す
る。例えば、電源電圧出力手段5は、選択手段4から供
給された基準電圧V1〜V5と同一または比例関係を有
する電源電圧を生成して出力する。
【0018】その結果、クロック信号の周期が短い場合
には高い電源電圧が出力され、また、クロック信号の周
期が長い場合には低い電源電圧が出力されることにな
る。また、その際の刻み電圧は、以上の例では、0.2
Vに設定したが、基準電圧発生手段1は、所定の電圧を
抵抗で分圧して生成することから任意の電圧に設定する
ことが可能である。その結果、基準電圧の個数と刻み幅
を目的に応じて設定することにより、例えば、3V〜4
Vの間を0.1V刻みで調節するといったことも可能に
なる。
【0019】以上に説明したように、本発明の電源発生
回路によれば、抵抗を分圧して複数の基準電圧を生成
し、クロック信号の周期に応じて所定の基準電圧を選択
し、対応する電源電圧を出力するようにしたので、任意
の刻み幅で電源電圧を生成することが可能になる。
【0020】次に、本発明の実施の形態について説明す
る。図2は、本発明の実施の形態の構成例を示す図であ
る。この図に示すように、本発明の半導体記憶装置は、
周波数検出部20、基準電圧選択部30、電源電圧発生
部40、および、DRAM(Dynamic Random Access Me
mory)50によって構成されている。
【0021】ここで、周波数検出部20は、クロック信
号の周波数(周期)を検出し、検出結果を出力する。基
準電圧選択部30は、周波数検出部20によって検出さ
れたクロック信号の周波数に応じた基準電圧を選択し、
出力する。
【0022】電源電圧発生部40は、基準電圧選択部3
0から供給された基準電圧に応じた電源電圧を発生して
出力する。DRAM50は、電源電圧発生部40から供
給された電源電圧によって動作する。
【0023】図3は、周波数検出部20の詳細な構成例
を示す図である。この図に示すように、周波数検出部2
0は、クロック生成回路21、基準電圧発生回路22、
および、周波数検出回路23によって構成されている。
【0024】クロック生成回路21は、周波数検出回路
23を動作させるための基準となるクロック信号(信号
a,b,c)を生成する。基準電圧発生回路22は、所
定の電圧を複数の抵抗によって分圧することにより、複
数の基準電圧を発生する。
【0025】周波数検出回路23は、基準電圧発生回路
22から供給された複数の基準電圧を参照して、クロッ
ク信号の周波数を検出し、検出した周波数に応じた制御
信号e1〜enを出力する。
【0026】図4は、図3に示すクロック生成回路21
の詳細な構成例の一部を示す図である。この図に示すよ
うに、クロック生成回路21は、分周回路21a〜21
cによって構成されている。分周回路21aは、電源投
入時のパワーオンリセット(Power On Reset)信号によ
ってリセットされるとともに、クロック信号を1/2分
周して出力する。
【0027】分周回路21bは、分周回路21aから出
力された1/2分周されたクロック信号を更に1/2分
周し、トータルとして1/4分周されたクロック信号を
出力する。
【0028】分周回路21cは、分周回路21bから出
力された1/4分周されたクロック信号を更に1/2分
周し、トータルとして1/8分周されたクロック信号を
出力する。
【0029】図5は、分周回路21aの詳細な構成例を
示す回路図である。この図に示すように、分周回路21
aは、インバータ60,63,64,66,68,6
9、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconduc
tor)スイッチ61,65、および、NチャネルMOS
−FET(MOS Field Effect Transistor)62,67
によって構成されており、パワーオンリセット信号によ
ってリセットされるとともに、入力されたクロック信号
を1/2分周して出力する。
【0030】図6は、分周回路21b,21cの詳細な
構成例を示す回路図である。この図に示すように、分周
回路21b,21cは、インバータ70,73,74,
76,78,79、CMOSスイッチ71,75、およ
び、NチャネルMOS−FET72,77によって構成
されており、パワーオンリセット信号によってリセット
されるとともに、入力された1/2分周信号または1/
4分周信号を1/2分周して出力する。
【0031】図7は、図3に示すクロック生成回路21
の詳細な構成例の他の一部を示す図である。この図に示
すように、クロック生成回路21は、NOR素子21
d、インバータ21f,21h,21i、および、NA
ND素子21e,21gによって構成されている。
【0032】NOR素子21dは、1/2分周信号、1
/4分周信号、および、1/8分周信号の論理和を反転
した結果を出力する。NAND素子21eは、1/2分
周信号、1/4分周信号、および、1/8分周信号の論
理積を反転した結果を出力する。
【0033】インバータ21fは、NOR素子の出力を
反転した結果を出力する。NAND素子21gは、イン
バータ21fの出力と、NAND素子21eの出力の論
理積を反転した結果を出力する。
【0034】インバータ21hは、NAND素子21g
の出力を反転して出力する。インバータ21iは、NA
ND素子21eの出力を反転して出力する。図8は、周
波数検出回路23および基準電圧選択部30の詳細な構
成例を示す図である。
【0035】この図に示すように、周波数検出回路23
および基準電圧選択部30は、PチャネルMOS−FE
T80、NチャネルMOS−FET81、コンデンサ8
2、コンパレータ83−1〜83−n、ラッチ回路84
−1〜84−n、インバータ85−1〜85−n−1、
NAND素子86−1〜86−n−1、NAND素子8
7、インバータ88−1〜88−n、CMOSスイッチ
89−1〜89−n、および、インバータ90によって
構成されている。
【0036】ここで、PチャネルMOS−FET80
は、信号aが“H”の状態になった場合にはOFFの状
態になり、“L”の状態になった場合にはONの状態に
なる。NチャネルMOS−FET81は、信号bが
“H”の状態になった場合にはONの状態になり、
“L”の状態になった場合にはOFFの状態になる。
【0037】コンデンサ82は、PチャネルMOS−F
ET80がONになりNチャネルMOS−FETがOF
Fの状態になった場合には、電源電圧Vccによってチ
ャージされ、また、NチャネルMOS−FET81がO
Nの状態になりPチャネルMOS−FETがOFFの状
態になった場合にはディスチャージされる。
【0038】コンパレータ83−1〜83−nは、基準
電圧発生回路22から供給される基準電圧Vref1〜
Vrefnと、コンデンサ82の端子電圧とを、信号c
が立ち上がるタイミングでそれぞれ比較し、検出結果を
信号d1〜dnとして出力する。
【0039】ラッチ回路84−1〜84−nは、コンパ
レータ83−1〜83−nから出力された信号を、信号
bが立ち上がるタイミングでラッチし、制御信号e1〜
enとして出力する。
【0040】NAND素子86−1〜86−n−1は、
前段のラッチ回路の出力と、そのラッチ回路の下方に存
在するラッチ回路の出力をインバータによって反転した
結果との論理積を反転した結果をそれぞれ出力する。
【0041】NAND素子87は、ラッチ回路84−1
の出力と、NAND素子86−1の出力の論理積を反転
した結果を出力する。CMOSスイッチ89−1は、N
AND素子87からの出力がCMOSスイッチ89−1
を構成するNチャネルMOS−FETに供給され、ま
た、インバータ88−1からの出力がCMOSスイッチ
89−1を構成するPチャネルMOS−FETに供給さ
れる。その結果、CMOSスイッチ89−1は、NAN
D素子87の出力が“H”の状態になった場合にONの
状態になる。
【0042】CMOSスイッチ89−2〜89−n−1
は、NAND素子86−2〜86−n−1の出力がCM
OSスイッチ89−2〜89−n−1を構成するPチャ
ネルMOS−FETにそれぞれ供給され、また、インバ
ータ88−2〜88−n−1からの出力がCMOSスイ
ッチ89−2〜89−n−1を構成するNチャネルMO
S−FETにそれぞれ供給される。その結果、CMOS
スイッチ89−2〜89−n−1は、NAND素子86
−2〜86−n−1の出力が“L”の状態になった場合
にそれぞれONの状態になる。
【0043】CMOSスイッチ89−nは、インバータ
90の出力が、CMOSスイッチ89−nを構成するP
チャネルMOS−FETに供給され、また、インバータ
88−nからの出力がCMOSスイッチ89−nを構成
するNチャネルMOS−FETに供給される。その結
果、CMOSスイッチ89−nは、インバータ90の出
力が“L”の状態になった場合にONの状態になる。
【0044】以上をまとめると、CMOSスイッチ89
−1は、NAND素子87の出力が“H”になった場合
にONの状態になり、基準電圧Vrefnを出力する。
COMSスイッチ88−2〜88−n−1は、NAND
素子86−2〜86−n−1の出力が“L”の状態にな
った場合にONの状態になり、基準電圧Vrefn−1
〜Vref2をそれぞれ出力する。更に、CMOSスイ
ッチ89−nは、インバータ90の出力が“L”の状態
になった場合にONの状態になり、基準電圧Vref1
を出力する。
【0045】図9は、図3に示す基準電圧発生回路22
の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、
基準電圧発生回路22は、コンパレータ100、Pチャ
ネルMOS−FET101、抵抗102−1〜102−
n+1によって構成されている。
【0046】コンパレータ100およびPチャネルMO
S−FET101は、バッファを構成しており、定電圧
源から供給されて定電圧に応じた電圧を出力する。抵抗
102−1〜102−n+1は、バッファから出力され
た電圧を分圧し、それぞれの抵抗とグランド間に発生す
る逆起電力を基準電圧Vref1〜Vrefnとして出
力する。
【0047】図10は、図2に示す電源電圧発生部40
の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、
電源電圧発生部40は、レベルシフタ40a,40b、
および、バッファ40c〜40eによって構成されてい
る。
【0048】レベルシフタ40a,40bは、基準電圧
選択部30から供給された基準電圧Vref for
Viiをそれぞれ所定のレベルだけシフトして出力す
る。バッファ40c〜40eは、レベルシフタ40a、
レベルシフタ40b、および、基準電圧Vref fo
r Viiのインピーダンス変換を行い、電流駆動能力
を向上させる。なお、バッファ40c〜40eからは、
それぞれ、Vw,Vp,Viiが出力されるが、これら
は、Vw>Vp>Viiの関係を有している。ここで、
Vwはワード線に対して供給されるワード線用電源電圧
である。Vpは周辺回路に供給される周辺回路用電源電
圧である。Viiはセルおよびセンスアンプに対して供
給されるセル用電源電圧である。
【0049】図11は、DRAM50の詳細な構成例を
示す図である。DRAM50は、入力回路50a、セル
50b、行デコーダ50c、列デコーダ50d、センス
アンプ50e、および、出力回路50fによって構成さ
れている。
【0050】ここで、入力回路50aは、入力バッファ
およびラッチ回路等から構成され、クロック信号、コマ
ンド信号、アドレス信号、および、入力データ信号を入
力し、回路の各部へ供給する。
【0051】セル50bは、マトリクス状に配置された
複数のコンデンサおよびその制御回路によって構成され
ており、行デコーダ50cおよび列デコーダ50dで指
定された位置に対して入力されたデータを記憶するとと
もに、記憶されているデータを出力する。
【0052】行デコーダ50cは、行アドレスの入力を
受け、これをデコードしてセル50bの所望の行を選択
する。列デコーダ50dは、列アドレスの入力を受け、
これをデコードしてセル50bの所望の列を選択する。
【0053】センスアンプ50eは、セルから出力され
た電圧を、デジタルレベルとして取り扱いが可能な程度
まで増幅する。出力回路50fは、バッファ等によって
構成されており、センスアンプ50eによって増幅され
たデータを出力する。
【0054】なお、入力回路50aおよび出力回路50
fには、入出力回路用電源電圧Vioが供給されてい
る。また、行デコーダ50cおよび列デコーダ50dに
は周辺回路用電源電圧Vpおよびワード線用電源電圧V
wが供給されている。更に、セル50bおよびセンスア
ンプ50eには、セル用電源電圧Viiが供給されてい
る。
【0055】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。図12および図13は、以上の実施の形態の動
作を説明するためのタイミングチャートである。以下こ
れらの図を参照して本発明の実施の形態の動作について
説明する。
【0056】図12(A)に示すクロック信号が入力さ
れると、クロック生成回路21と周波数検出回路23と
に供給される。クロック生成回路21は、図5にその詳
細を示す分周回路21aにより、入力されたクロック信
号を1/2分周して図12(B)に示す1/2分周信号
を出力し、分周回路21b、NOR素子21d、およ
び、NAND素子21eに供給する。
【0057】図6にその詳細を示す分周回路21bは、
1/2分周信号を更に分周して図12(C)に示す1/
4分周信号を生成し、分周回路21c、NOR素子21
d、および、NAND素子21eに供給する。
【0058】図6にその詳細を示す分周回路21cは、
1/4分周信号を更に分周して図12(D)に示す1/
8分周信号を生成し、NOR素子21d、および、NA
ND素子21eに供給する。
【0059】NOR素子21dは、1/2分周信号、1
/4分周信号、および、1/8分周信号の論理和を反転
した結果を出力する。一方、NAND素子21eは、1
/2分周信号、1/4分周信号、および、1/8分周信
号の論理積を反転した結果を出力する。
【0060】インバータ21fは、NOR素子21dの
出力を反転した結果を、図12(E)に示す信号aとし
て出力する。NAND素子21gは、インバータ21f
とNAND素子21eの出力の論理積を反転した結果を
出力する。インバータ21hは、NAND素子21gの
出力を反転した結果を、図12(F)に示す信号bとし
て出力する。
【0061】インバータ21iは、NAND素子21e
の出力を反転した結果を、図12(G)に示す信号cと
して出力する。クロック生成回路21から出力された信
号aは周波数検出回路23のPチャネルMOS−FET
80に、信号bはNチャネルMOS−FET81とラッ
チ回路84−1〜84−nに、また、信号cはコンパレ
ータ83−1〜83−nにそれぞれ供給される。
【0062】図13(B)に示すように、信号aが
“L”の状態になると、PチャネルMOS−FET80
はONの状態になり、このとき、信号bは図13(C)
に示すように“L”の状態であり、NチャネルMOS−
FET81はOFFの状態なので、コンデンサ82には
電源Vccから電荷がチャージされる。その結果、図1
3(D)に示すように、コンデンサ82の電圧は徐々に
上昇する。
【0063】そして、1クロックの期間が経過すると、
信号aは“H”の状態になるので、PチャネルMOS−
FET80はOFFの状態になる。このとき、Nチャネ
ルMOS−FET81はOFFの状態を保っているの
で、コンデンサ82にチャージされた電荷はディスチャ
ージされずに保持される。
【0064】信号aが“H”になると、続いて、図13
(E)に示すように信号cが“H”の状態になるので、
コンパレータ83−1〜83−nがイネーブル状態とな
る。コンパレータ83−1〜83−nには、図9に示す
基準電圧発生回路22から出力された基準電圧Vref
1〜Vrefnがそれぞれ供給されており、各コンパレ
ータは、コンデンサ82の端子電圧と、基準電圧とを比
較し、基準電圧よりもコンデンサ82の端子電圧の方が
高い場合には“L”を、また、その逆の場合には“H”
を出力する。
【0065】信号cが“H”の状態になってから所定の
時間が経過すると、コンパレータによる比較演算が終了
し、図13(F)に示すような比較結果を示す信号d1
〜dnが出力される。
【0066】ここで、基準電圧Vref1〜Vrefn
は、Vref1>Vref2>・・・>Vrefnの関
係を有している。また、コンデンサ82の端子電圧より
も高い基準電圧が入力されるコンパレータの出力は
“H”となり、その逆の場合は“L”となる。従って、
例えば、コンデンサ82の端子電圧をVcとした場合
に、Vref2>Vc>Vref3である場合には、コ
ンパレータ83−1およびコンパレータ83−2の出力
は“H”の状態になり、それ以外のコンパレータ83−
3〜83−nの出力は全て“L”の状態になる。
【0067】ラッチ回路84−1〜84−nは、信号b
の次の立ち上がりでコンパレータ83−1〜83−nの
出力をそれぞれラッチし、図13(G)に示すような制
御信号e1〜enとして出力する。なお、信号bが
“H”の状態になると、コンデンサ82に蓄積されてい
る電荷は、NチャネルMOS−FET81を介してディ
スチャージされる。
【0068】NAND素子86−1〜86−n−1は、
隣接する2つのラッチ回路のうち、下方に位置するラッ
チ回路の出力を反転した信号と、上方に位置するラッチ
回路の出力との論理積を反転した結果を出力する。その
結果、上方に位置するラッチ回路の出力信号が“H”で
あり、下方に位置するラッチ回路の出力信号が“L”で
ある場合には、その出力が“L”となり、それ以外は全
て“H”の状態となる。
【0069】CMOSスイッチ89−2〜89−n−1
は、NAND素子86−2〜86−n−1の出力が
“L”の状態である場合にはONの状態となり、入力さ
れている基準電圧Vrefn−1〜Vref2をそれぞ
れ出力する。なお、CMOSスイッチ89−1は、NA
ND素子87の出力が“H”の状態になった場合にON
の状態になって基準電圧Vrefnを出力する。また、
CMOSスイッチ89−nは、インバータ90の出力が
“L”の状態になった場合にONの状態になって基準電
圧Vref1を出力する。
【0070】具体的な例として、コンデンサ82の端子
電圧VcがVref2>Vc>Vref3である場合に
はラッチ回路84−1およびラッチ回路84−2の出力
は“H”の状態になり、それ以外のラッチ回路84−3
〜84−nの出力は全て“L”の状態になる。その結
果、NAND素子86−2の出力は“L”となりそれ以
外のNAND素子86−1,86−3〜86−n−1の
出力は全て“H”の状態になる。また、インバータ90
の出力も“H”の状態になる。すると、CMOSスイッ
チ89−2のみがONの状態になるので、回路の出力で
あるVref for Viiとしては、基準電圧Vr
efn−1が出力されることになる。
【0071】以上の動作をまとめると、コンデンサ82
の端子電圧は基準電圧Vref1〜Vrefnと比較さ
れ、比較結果に応じてVrefn〜Vref1が選択さ
れて出力される。従って、コンデンサ82に蓄積されて
いる電荷が多い場合には、低い基準電圧が出力され、そ
の逆にコンデンサ82に蓄積されている電荷が少ない場
合には、高い基準電圧が出力される。ここで、コンデン
サ82に蓄積される電荷の量は、クロック信号の周波数
によって決定される。即ち、周波数が低い程より多くの
電荷が蓄積されるので、Vref for Viiとし
ては低い基準電圧が選択されて出力され、また、周波数
が高い場合には高い基準電圧が選択されて出力されるこ
とになる。
【0072】基準電圧選択部30から出力された基準電
圧Vref for Viiは、電源電圧発生部40の
レベルシフタ40a,40bおよびバッファ40eにそ
れぞれ供給される。
【0073】バッファ40eは、入力された基準電圧を
1倍に増幅し、図11に示すDRAM50のセル50b
およびセンスアンプ50eに供給する。レベルシフタ4
0bは、基準電圧を所定の電圧だけレベルシフトして出
力する。バッファ40dは、レベルシフタ40bの出力
を1倍に増幅し、図11に示すDRAM50の行デコー
ダ50cおよび列デコーダ50dに供給する。
【0074】レベルシフタ40aは、基準電圧を所定の
電圧だけレベルシフトして出力する。バッファ40c
は、レベルシフタ40aの出力を1倍に増幅し、図11
に示すDRAM50の行デコーダ50cおよび列デコー
ダ50dにワード線電位として供給する。
【0075】図14は、図10に示すバッファ40c〜
40eから出力されるワード線電位用電源電圧Vw、周
辺回路用電源電圧Vp、セル用電源電圧Viiと、クロ
ック信号の周波数との関係を示す図である。なお、この
図において、Vbbはバックバイアス電圧を示し、ま
た、Vioは入力回路50aおよび出力回路50fに供
給される電源電圧を示している。この図に示すように、
Vw,Vp,Viiは、Vw>Vp>Viiの関係を有
しており、一定の電位差を保ったままで周波数に応じて
増減する。即ち、周波数が高い場合には電圧が増加し、
周波数が低い場合には電圧が減少する。なお、Vioお
よびVbbは、本実施の形態とは別系統の電源発生回路
によって生成する。とくに、Vioは、周辺回路とのマ
ッチングも要求されるため、クロック信号の周波数には
拘らず、一定の電圧が供給される。
【0076】以上に説明したように、本発明の実施の形
態によれば、複数の抵抗によって基準電圧を生成し、ク
ロック信号の周波数に応じて所定の基準電圧を選択して
電源電圧を生成するようにしたので、クロック信号の変
化に応じて電源電圧を細かく調節することが可能にな
る。
【0077】また、本実施の形態では、基準電圧をシフ
トレジスタによって昇圧し、DRAM50の各部に供給
するようにしたので、対象の回路が異なる電源電圧を必
要とする場合であっても、クロック信号の周波数の変動
に応じて適切な電源電圧を各部に供給することが可能に
なる。
【0078】次に、図15を参照して、図2に示す周波
数検出部20の第2の構成例を説明する。図15に示す
ように、周波数検出部20の第2の構成例は、セレクタ
120、PチャネルMOS−FET121、Nチャネル
MOS−FET122、コンデンサ123、コンパレー
タ124、シフトレジスタ125、および、セレクタ1
26によって構成されている。
【0079】ここで、セレクタ120は、シフトレジス
タ125から出力された選択信号f1〜fnの状態に応
じて基準電圧発生回路22からの基準電圧Vref1〜
Vrefnを選択して出力する。
【0080】PチャネルMOS−FET121は、信号
aが“L”の状態である場合にはONの状態になり、
“H”の状態である場合にはOFFの状態になる。Nチ
ャネルMOS−FET122は、信号bが“H”の状態
である場合にはONの状態になり、“L”の状態である
場合にはOFFの状態になる。
【0081】コンデンサ123は、PチャネルMOS−
FET121のソースと、NチャネルMOS−FET1
22のドレイン間に接続され、PチャネルMOS−FE
T121がONであり、かつ、NチャネルMOS−FE
T122がOFFである場合には電源電圧Vccによっ
てチャージされ、PチャネルMOS−FET121がO
FFであり、かつ、NチャネルMOS−FET122が
ONである場合には、ディスチャージされる。
【0082】コンパレータ124は、信号cが“H”の
状態になることによってイネーブル状態にされ、セレク
タ120から供給された基準電圧Vrefiと、コンデ
ンサ123の端子電圧とを比較し、比較結果を信号dと
して出力する。なお、コンパレータ124は、コンデン
サ123の端子電圧が基準電圧Vrefiよりも低い場
合には“H”を、また、コンデンサ123の端子電圧が
基準電圧Vrefiよりも高い場合には“L”を出力す
る。
【0083】シフトレジスタ125は、信号dが“H”
である場合、即ち、基準電圧Vrefiよりもコンデン
サ123の端子電圧が低い場合にはカウント値をカウン
トアップし、信号dが“L”である場合、即ち、基準電
圧Vrefiよりもコンデンサ123の端子電圧が高い
場合にはカウント値をカウントダウンし、カウント値に
対応する選択信号を“H”の状態にする。
【0084】セレクタ120は、シフトレジスタ125
からの選択信号に応じた基準電圧を選択し、コンパレー
タ124に供給する。例えば、カウント値が“3”であ
る場合には、選択信号f3が“H”の状態にされ、セレ
クタ120はVref3を選択する。
【0085】セレクタ126は、シフトレジスタ125
のカウント値に相反する基準電圧を選択して出力する。
例えば、シフトレジスタ125のカウント値が“3”で
ある場合には、セレクタ126はVrefn−2を選択
する。
【0086】次に、以上の実施の形態の動作を説明す
る。図16は、図15に示す実施の形態の動作について
説明する図である。なお、図15に示す構成以外の部分
の動作は、前述の場合と同様であるので、その説明は省
略する。
【0087】図16(A)に示すクロック信号が供給さ
れると、クロック生成回路21は、信号a,b,cを生
成してPチャネルMOS−FET121、NチャネルM
OS−FET122およびシフトレジスタ125、なら
びに、コンパレータ124にそれぞれ供給する。
【0088】図16(B)に示すように信号aが“L”
の状態になると、PチャネルMOS−FET121はO
Nの状態になる。このとき、信号bも“L”の状態であ
り、その結果NチャネルMOS−FET122はOFF
の状態であるので、電源電圧Vccによるコンデンサ1
23への電荷のチャージが開始され、その端子電圧が図
16(D)に示すように徐々に上昇する。
【0089】そして、1クロック期間が経過すると、信
号aが“H”の状態になるので、PチャネルMOS−F
ET121がOFFの状態になり、コンデンサ123へ
のチャージが終了する。このとき、信号bは“L”の状
態であるので、NチャネルMOS−FET122はOF
Fの状態であり、コンデンサ123の端子電圧は保持さ
れる。
【0090】次に、信号cが“H”の状態になると、コ
ンパレータ124がイネーブル状態になり、セレクタ1
20から供給された基準電圧Vrefiと、コンデンサ
123の端子電圧が比較される。ここで、第1回目の処
理では、シフトレジスタ125のカウント値は、例え
ば、“1”に設定されているので、セレクタ120から
は最大電圧である基準電圧Vref1が供給される。従
って、基準電圧Vref1よりもコンデンサ123の端
子電圧が低い場合には、コンパレータ124の出力信号
dは“H”の状態になるで、シフトレジスタ125は、
信号bが次に“H”の状態になるタイミングで、カウン
ト値を“1”だけインクリメントする。その結果、セレ
クタ120からはVref1よりも低い電圧であるVr
ef2が供給される。なお、信号bが“H”の状態にな
ると、NチャネルMOS−FET122がONの状態に
なるので、コンデンサ123に蓄積されている電荷はデ
ィスチャージされる。
【0091】一方、コンデンサ123の端子電圧がセレ
クタ120から供給される基準電圧Vrefiよりも高
い場合には、コンパレータ124の出力は“L”の状態
になり、その場合には、シフトレジスタ125は信号b
が次に“H”の状態になるタイミングで、カウント値を
“1”だけディクリメントする。その結果、セレクタ1
20からは現在よりも低い基準電圧が供給される。
【0092】以上のような動作は、8クロック周期毎に
繰り返され、セレクタ120から出力される基準電圧V
refiは、コンデンサ123の端子電圧に順次接近す
ることになる。
【0093】このとき、セレクタ126では、シフトレ
ジスタ125から供給される選択信号に相反する基準電
圧Vref for Viiを選択して出力する。その
結果、クロック信号の周波数が高い場合には、コンデン
サ123のチャージ時間が短くなることから、コンデン
サ123の端子電圧が低下し、セレクタ120から出力
される基準電圧Vrefiも低下する。セレクタ126
が出力する基準電圧Vref for Viiは、前述
のように基準電圧Vrefiに相反する電圧であるの
で、高い基準電圧が出力される。
【0094】一方、クロック信号の周波数が低い場合に
は、コンデンサ123のチャージ時間が長くなることか
ら、コンデンサ123の端子電圧が上昇し、セレクタ1
20から出力される基準電圧Vrefiも上昇する。セ
レクタ126が出力する基準電圧Vref for V
iiは、前述のように基準電圧Vrefiに相反する電
圧であるので、低い電圧が出力される。
【0095】以上に説明したように、図15に示す実施
の形態によれば、図8に示す回路よりも少ない部品数
で、同様の効果を奏することが可能になる。次に、本発
明の第2の実施の形態について説明する。
【0096】図17は、本発明の第2の実施の形態の構
成例を示す図である。この図において、図2の場合と対
応する部分には同一の符号を付してあるのでその説明は
省略する。なお、この実施の形態では、図2の場合と比
較して、周波数検出部20、および、基準電圧選択部3
0が除外され、その代わりに、モードレジスタ130、
デコーダ131、および、セレクタ132が新たに付加
されている。
【0097】ここで、モードレジスタ130は、半導体
メモリ等によって構成され、制御信号によって所定のデ
ータが書き込まれるとともに、書き込まれたデータに対
応するビット列を出力する。
【0098】デコーダ131は、モードレジスタ130
に書き込まれたデータをデコードし、選択信号f1〜f
nのうち対応する信号を“H”の状態にする。セレクタ
132は、デコーダ131から供給された選択信号f1
〜fnに対応する基準電圧Vref1〜Vrefnを選
択し、出力する。
【0099】図18は、セレクタ132の詳細な構成例
を示す図である。この図に示すように、セレクタ132
は、CMOSスイッチ140−1〜140−n、およ
び、インバータ141−1〜141−nによって構成さ
れており、選択信号f〜fnの何れかが“H”になった
場合には該当するCMOSがONの状態になり、供給さ
れている基準電圧が出力される。
【0100】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。先ず、クロック信号の周波数が決定された場合
には、システムはモードレジスタ130に対してクロッ
ク信号の周波数に対応する所定のデータを書き込む。例
えば、周波数が高い場合には小さい値を、また、周波数
が低い場合には大きい値を書き込む。
【0101】デコーダ131は、モードレジスタ130
に書き込まれたデータを取得し、このデータをデコード
することにより、選択信号f1〜fnの何れかを“H”
の状態にする。例えば、デコーダ131に書き込まれて
いるデータの値が小さい場合には小さい値の選択信号を
“H”の状態にし、デコーダ131に書き込まれている
データの値が大きい場合には大きい値の選択信号を
“H”の状態にする。
【0102】セレクタ132は、選択信号f1〜fnの
うち、“H”の状態にされている選択信号に対応する基
準電圧を選択して出力する。例えば、選択信号f3が
“H”の状態にされている場合には、セレクタ132
は、基準電圧Vrefn−2を選択して出力する。
【0103】電源電圧発生部40は、前述したように、
セレクタ132から出力された基準電圧Vref fo
r Viiをバッファ40eにより1倍に増幅して電源
電圧Viiとして出力するとともに、レベルシフタ40
a,40bで所定の電圧だけレベルシフトした後、バッ
ファ40c,40dによって1倍に増幅して電源電圧V
w,Vpとして出力する。
【0104】その結果、DRAM50の各部には、クロ
ック信号の周波数に応じた所定の電源電圧が供給される
ことになる。以上に説明したように、本発明の第2の実
施の形態によれば、モードレジスタ130に設定された
データに応じて、DRAM50に供給する電源電圧を設
定するようにしたので、使用するクロック信号の周波数
が予め分かっている場合には、その周波数に対応したデ
ータをモードレジスタ130に設定することにより、所
望の電源電圧を得ることが可能になる。その場合、第1
の実施の形態と比較すると、回路構成を簡略化すること
が可能になる。
【0105】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図19は、本発明の第3の実施の形態の構成
例を示す図である。この図において、図2に示す場合と
対応する部分には同一の符号を付してあるので、その説
明は省略する。なお、この実施の形態では、図2に示す
周波数検出部20および基準電圧選択部30が除外さ
れ、その代わりにモードレジスタ160、シフトレジス
タ161、セレクタ162が新たに付加されている。
【0106】ここで、モードレジスタ160は、1ビッ
トの半導体メモリによって構成され、システムによって
データ“0”または“1”が設定される。シフトレジス
タ161は、モードレジスタ160に書き込まれたデー
タが“1”である場合には、モードレジスタセット信号
が“H”になるタイミングで、カウント値をカウントア
ップし、“0”の場合には逆にカウントダウンし、その
時点におけるカウント値に応じて選択信号f1〜fnの
何れかを“H”の状態にする。
【0107】セレクタ162は、シフトレジスタ161
から出力される選択信号f1〜fnのうち、“H”の状
態になっている選択信号に対応する基準電圧を選択して
出力する。
【0108】次に、以上の実施の形態の動作について説
明する。クロック信号の周波数を上げる必要が生じた場
合には、システムはモードレジスタ160に対してデー
タ“1”を書き込み、モードレジスタセット信号を
“H”の状態にする。
【0109】すると、シフトレジスタ161は、モード
レジスタ160に書き込まれたビットデータが“1”で
あるので、カウント値を“1”だけインクリメントす
る。セレクタ162は、シフトレジスタ161のカウン
ト値に相反する基準電圧を選択し、電源電圧発生部40
に出力する。例えば、シフトレジスタ161のカウント
値が“3”である場合には、セレクタ162は基準電圧
Vrefn−2を選択して出力する。従って、シフトレ
ジスタ161のカウント値がインクリメントされた場合
には、セレクタ162から出力される基準電圧Vref
for Viiの出力は増加することになる。
【0110】電源電圧発生部40は、セレクタ162か
ら出力された基準電圧Vref for Viiをバッ
ファ40eにより1倍に増幅して電源電圧Viiとして
出力するとともに、レベルシフタ40a,40bで所定
の電圧だけレベルシフトした後、バッファ40c,40
dによって1倍に増幅して電源電圧Vw,Vpとして出
力する。
【0111】その結果、モードレジスタ160に対して
データ“1”が書き込まれた場合には、電源電圧発生部
40から出力されるVii,Vp,Vwは増加すること
になる。
【0112】以上に説明したように、本発明の第3の実
施の形態によれば、モードレジスタ160に設定された
ビットデータに応じて、DRAM50に供給する電源電
圧を設定するようにしたので、システムにより電源電圧
を簡単に制御することが可能になる。
【0113】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図20は、本発明の第4の実施の形態の構成
例を示す図である。この図において、図2に示す場合と
対応する部分には同一の符号を付してあるので、その説
明は省略する。なお、この実施の形態では、図2に示す
周波数検出部20および基準電圧選択部30が除外さ
れ、その代わりにDLL(Delay Locked Loop)170
およびセレクタ171が新たに付加されている。
【0114】ここで、DLL170は、入力されたクロ
ック信号を直列接続された遅延素子で順次遅延し、もと
のクロック信号と遅延後のクロック信号との位相が一致
する場合の遅延量を求め、これをクロック信号の周波数
に対応する値として出力する。
【0115】図21は、DLL170の詳細な構成例を
示す図である。この図において、遅延回路180は、複
数の遅延素子が直列接続されて構成されており、入力さ
れたクロック信号を遅延素子で順次遅延するとともに、
シフトレジスタ181から供給された選択信号f1〜f
nに対応する遅延量を有する遅延信号を出力する。
【0116】シフトレジスタ181は、位相比較回路1
82の出力が“H”の場合にはカウント値をカウントア
ップし、位相比較回路182の出力が“L”の場合には
カウント値をカウントダウンし、カウント値に対応する
選択信号を“H”の状態にする。なお、シフトレジスタ
181から出力される選択信号f1〜fnは、セレクタ
171に供給されている。
【0117】位相比較回路182は、入力ダミー回路1
83を通過した遅延回路180の出力信号と、クロック
信号の位相を比較し、これらの信号の重複部分が前回に
比較して増大した場合には“H”を、また、減少した場
合には“L”を出力する。
【0118】入力ダミー回路183は、1クロック周期
よりも短い所定の遅延量を有する回路であり、シフトレ
ジスタ181が無遅延の状態で回路がロックされるのを
防止する。
【0119】図22は、DLL170に電源電圧を供給
する回路の一例を示す図である。ところで、遅延素子
は、電源電圧の変動の影響を受けてその遅延量が変化す
る。ここで、DLL170は、複数の遅延素子が直列に
接続されて構成されているので、電源電圧が変動した場
合には、遅延回路180の出力信号に含まれる誤差は、
各遅延量素子における誤差を累積したものになるため無
視できない。そこで、そのような誤差を低減するため
に、本実施の形態では、DLL170とチップ内部回路
192のそれぞれに対して独立の降圧回路(安定化電
源)190,191を具備するようにした。
【0120】ここで、降圧回路190は、電源電圧Vc
cを所定量だけ降圧してDLL170に供給する。降圧
回路191は、電源電圧Vccを所定量だけ降圧してD
RAM50のチップ内部回路192に供給する。
【0121】セレクタ171は、DLL170から供給
された選択信号に応じた基準電圧を選択して電源電圧発
生部40に供給する。次に、以上の実施の形態の動作に
ついて説明する。
【0122】DLL170にクロック信号が供給される
と、遅延回路180は直列接続された複数の遅延素子に
より、クロック信号を順次遅延するとともに、シフトレ
ジスタ181から供給される選択信号のうち“H”の状
態にされている選択信号に対応する遅延素子から出力さ
れている遅延信号を出力信号として入力ダミー回路18
3に供給する。
【0123】シフトレジスタ181は、位相比較回路1
82の出力が“H”の状態である場合にはカウント値を
カウントアップし、位相比較回路182の出力が“L”
の状態である場合にはカウント値をカウントダウンす
る。
【0124】回路の動作が開始された時点では、シフト
レジスタ181の初期値は、例えば、“n”に設定され
ているので、その値に応じた選択信号であるfnを
“H”の状態にする。すると、遅延回路180は直列接
続された遅延素子の先頭部分に存在する遅延素子からの
出力を選択して出力する。
【0125】入力ダミー回路183は、遅延回路180
の出力を所定量だけ遅延して出力する。位相比較回路1
82は、入力されたクロック信号と、入力ダミー回路1
83の出力信号との位相を比較し、これらの信号の重複
する部分が増大した場合には“H”を出力し、それ以外
の場合には“L”を出力する。即ち、遅延されたクロッ
ク信号が1クロック周期分だけ遅延された場合には重複
する部分が最大になるので、この状態を最大の状態とし
て位相比較結果が出力される。
【0126】その結果、例えば、選択信号fnが“H”
の状態である場合よりも、選択信号fn−1が“H”の
状態になった場合の方が、入力ダミー回路183の出力
信号と、クロック信号の重複する部分が増加した場合に
は、位相比較回路182からは“H”が出力されること
になる。一方、選択信号fn−2が“H”の状態である
場合よりも、選択信号fn−3が“H”の状態になった
場合の方が、入力ダミー回路183の出力信号と、クロ
ック信号の重複する部分が減少した場合には、位相比較
回路182からは“L”が出力されることになる。
【0127】以上のような動作が繰り返されると、入力
ダミー回路183からの出力信号とクロック信号との位
相が1クロック分ずれて合致した状態になる。このと
き、“H”の状態となっている選択信号は、クロック信
号の周波数に対応する値である。従って、この値に応じ
た基準電圧をセレクタ171によって選択し、電源電圧
発生部40において、前述の場合と同様に電源電圧を生
成することにより、クロック信号の周波数に応じた所望
の電圧を発生し、DRAM50の各部に供給することが
可能になる。
【0128】以上に説明した本発明の第4の実施の形態
では、DLLを利用してクロック信号の周波数を測定す
るようにしたので、図2に示す場合に比較して回路を簡
略化することが可能になる。
【0129】また、半導体記憶装置では、DLLを内蔵
する場合が多いので、本発明の第4の実施の形態では、
既存の回路を有効活用することが可能になる。次に、本
発明の第5の実施の形態について説明する。
【0130】本発明の第5の実施の形態は、回路の主要
部分は、第1〜第4の実施の形態と同様であるが、選択
信号f1〜fnが回路の外部に出力される構成とされて
いる点が異なっている。
【0131】図23は、本発明の第5の実施の形態の選
択信号を出力する部分(選択信号出力回路と称す)に係
る構成例を示す図である。この図に示すように、選択信
号出力回路は、エンコーダ200、CMOSスイッチ2
01,203、インバータ202、および、出力バッフ
ァ204によって構成されている。
【0132】ここで、エンコーダ200は、選択信号f
1〜fnのうち、“H”の状態になっている信号に対応
するビット列を生成して出力する。CMOSスイッチ2
01は、特殊出力イネーブル信号が“H”の状態である
場合には、ONの状態になってエンコーダ200からの
ビット列を出力する。
【0133】CMOSスイッチ203は、特殊出力イネ
ーブル信号が“L”の状態である場合には、ONの状態
になって半導体記憶装置の内部データを出力する。次
に、以上の実施の形態の動作について説明する。
【0134】クロック信号に対応する電源電圧の設定が
完了したとすると、特殊出力イネーブル信号が“H”の
状態にされる。すると、エンコーダ200は、“H”の
状態になっている選択信号に対応するビット列を生成し
て出力する。
【0135】このとき、CMOSスイッチ203はOF
Fの状態であり、また、CMOSスイッチ201はON
の状態であるので、内部データの代わりに、エンコーダ
200からのビット列が出力され、出力バッファ204
に供給される。
【0136】このようにして出力されたビット列は、内
部における電源電圧を指示するものであるので、このビ
ット列を参照して、外部の装置の電源電圧を設定するこ
とにより、装置全体の消費電力を更に低減させることが
可能になる。
【0137】なお、特殊出力イネーブル信号が“L”の
状態になると、CMOSスイッチ201はOFFの状態
になり、一方、CMOSスイッチ203はONの状態に
なるので、エンコーダ200からのビット列の出力は停
止され、内部データの出力が開始されることになる。
【0138】以上の実施の形態によれば、内部電源の電
圧を外部に通知するようにしたので、外部回路の電源電
圧をそれに応じて変更させることにより、装置全体の消
費電力を更に削減することが可能になる。
【0139】なお、以上に説明した第1〜第5の実施の
形態では、クロック信号の周波数を測定して、その周波
数に応じた電源電圧をDRAM50に供給するようにし
たが、本発明はこのような場合に限定されるものではな
いことはいうまでもない。
【0140】また、以上に説明した回路は、ほんの一例
であり、これらの場合のみに限定されるものではないこ
とはいうまでもない。更に、以上の実施の形態では、抵
抗による分圧を利用して基準電圧を生成するようにした
が、例えば、コンデンサを直列接続し、これらのコンデ
ンサによる分圧を利用することも可能である。
【0141】更にまた、以上の実施の形態では、周波数
と供給する電源電圧との関係が直線関係を有するように
したが、非直線関係を有するように設定することも可能
である。
【0142】また、PチャネルMOS−FET80およ
びPチャネルMOS−FET121のソース電圧を降圧
電位(一定電位)にし、PチャネルMOS−FET80
およびPチャネルMOS−FET121のドライブ能力
をVccによらず一定にすることができる。この様にす
ることで、より正確な動作が可能になる。
【0143】また、分圧抵抗(図9に示す抵抗102−
1〜102−n+1)をトランジスタのON抵抗(常時
ON状態のトランジスタが有する抵抗)によって代替す
ることも可能である。
【0144】(付記1) 複数の基準電圧を発生する基
準電圧発生手段と、入力されたクロック信号の周期を測
定する周期測定手段と、前記周期測定手段による測定結
果に応じて、前記基準電圧発生手段によって発生された
基準電圧の何れかを選択する選択手段と、前記選択手段
によって選択された基準電圧に対応する電源電圧を出力
する電源電圧出力手段と、を有することを特徴とする電
源発生回路。
【0145】(付記2) 前記電源電圧出力手段は、前
記クロック信号の周期が長い場合には低い電源電圧を、
また、周期が短い場合には高い電源電圧を出力すること
を特徴とする付記1記載の電源発生回路。
【0146】(付記3) 前記基準電圧発生手段は、所
定の電圧を抵抗で分圧することによって前記複数の基準
電圧を生成することを特徴とする付記1記載の電源発生
回路。
【0147】(付記4) 前記周期測定手段は、クロッ
ク信号の周期に対応した所定の期間においてコンデンサ
に蓄積された電荷によって発生する電圧と、前記基準電
圧とを比較することにより、前記クロック信号の周期を
測定することを特徴とする付記1記載の電源発生回路。
【0148】(付記5) 前記周期測定手段は、複数の
遅延素子群によって遅延されたクロック信号と、もとの
クロック信号とを比較し、その遅延量からクロックの周
期を測定することを特徴とする付記1記載の電源発生回
路。
【0149】(付記6) 前記遅延素子群に供給する電
源電圧を定電圧化する定電圧化手段を更に有することを
特徴とする付記5記載の電源発生回路。 (付記7) 前記電源電圧出力手段によって出力された
電源電圧を示す電源電圧情報を出力する電源電圧情報出
力手段を更に有することを特徴とする付記1記載の電源
発生回路。
【0150】(付記8) 複数の基準電圧を発生する基
準電圧発生手段と、入力された制御情報に応じて、前記
基準電圧発生手段によって発生された基準電圧の何れか
を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択され
た基準電圧に対応する電源電圧を出力する電源電圧出力
手段と、を有することを特徴とする電源発生回路。
【0151】(付記9) 入力されたデータを記憶する
記憶手段と、複数の基準電圧を発生する基準電圧発生手
段と、入力されたクロック信号の周期を測定する周期測
定手段と、前記周期測定手段による測定結果に応じて、
前記基準電圧発生手段によって発生された基準電圧の何
れかを選択する選択手段と、前記選択手段によって選択
された基準電圧に対応する電源電圧を前記記憶手段に供
給する電源電圧供給手段と、前記記憶手段の入出力回路
に対してクロック信号の周期に拘らず一定の電源電圧を
供給する定電圧電源供給手段と、を有することを特徴と
する半導体記憶装置。
【0152】(付記10) 前記電源電圧出力手段より
も所定の電圧だけ高い電源電圧を発生し、ワード線電位
として前記記憶手段に供給するワード電位供給手段を更
に有することを特徴とする付記9記載の半導体記憶装
置。
【0153】(付記11) 入力されたデータを記憶す
る記憶手段と、複数の基準電圧を発生する基準電圧発生
手段と、入力された制御情報に応じて、前記基準電圧発
生手段によって発生された基準電圧の何れかを選択する
選択手段と、前記選択手段によって選択された基準電圧
に対応する電源電圧を前記記憶手段に供給する電源電圧
供給手段と、を有することを特徴とする半導体記憶装
置。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、複数の
基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、入力されたク
ロック信号の周期を測定する周期測定手段と、前記周期
測定手段による測定結果に応じて、前記基準電圧発生手
段によって発生された基準電圧の何れかを選択する選択
手段と、前記選択手段によって選択された基準電圧に対
応する電源電圧を出力する電源電圧出力手段と、を設け
るようにしたので、電源電圧をクロック信号の周期に応
じて微調整することが可能になる。
【0155】また、入力されたデータを記憶する記憶手
段と、複数の基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、
入力されたクロック信号の周期を測定する周期測定手段
と、前記周期測定手段による測定結果に応じて、前記基
準電圧発生手段によって発生された基準電圧の何れかを
選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された
基準電圧に対応する電源電圧を前記記憶手段に供給する
電源電圧供給手段と、前記記憶手段の入出力回路に対し
てクロック信号の周期に拘らず一定の電源電圧を供給す
る定電圧電源供給手段と、を設けるようにしたので、半
導体記憶装置の各部に供給する電源電圧をクロック信号
に応じて微調整することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動作原理を説明する原理図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の構成例を示す図で
ある。
【図3】図2に示す周波数検出部の詳細な構成例を示す
図である。
【図4】図3に示すクロック生成回路の詳細な構成例の
一部を示す図である。
【図5】図4に示す第1段目の分周回路の詳細な構成例
を示す回路図である。
【図6】図4に示す第2および第3段目の分周回路の詳
細な構成例を示す回路図である。
【図7】図3に示すクロック生成回路の詳細な構成例の
他の一部を示す図である。
【図8】図3に示す周波数検出回路および図2に示す基
準電圧選択部の詳細な構成例を示す図である。
【図9】図3に示す基準電圧発生回路の詳細な構成例を
示す図である。
【図10】図2に示す電源電圧発生部の詳細な構成例を
示す図である。
【図11】図2に示すDRAMの詳細な構成例を示す図
である。
【図12】本発明の第1の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図13】本発明の第1の実施の形態の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図14】本発明の第1の実施の形態から出力される電
源電圧と、クロック信号の周波数との関係を示す図であ
る。
【図15】図2に示す周波数検出部の第2の構成例を説
明する図である。
【図16】図15に示す実施の形態の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図17】本発明の第2の実施の形態の構成例を示す図
である。
【図18】図17に示すセレクタの詳細な構成例を示す
図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態の構成例を示す図
である。
【図20】本発明の第4の実施の形態の構成例を示す図
である。
【図21】図20に示すDLLの詳細な構成例を示す図
である。
【図22】図20に示すDLLに電源電圧を供給する電
源回路の構成例を示す図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態の構成例を示す図
である。
【符号の説明】
1 基準電圧発生手段 2 クロック信号入力部 3 周期測定手段 4 選択手段 5 電源電圧出力手段 20 周波数検出部 21 クロック生成回路 22 基準電圧発生回路 23 周波数検出回路 30 基準電圧選択部 40 電源電圧発生部 50 DRAM 130 モードレジスタ 131 デコーダ 132 セレクタ 160 モードレジスタ 161 シフトレジスタ 162 セレクタ 170 DLL 171 セレクタ 180 遅延回路 181 シフトレジスタ 182 位相比較回路 183 入力ダミー回路 190,191 降圧回路 192 チップ内部回路 200 エンコーダ 201 CMOSスイッチ 202 インバータ 203 CMOSスイッチ 204 出力バッファ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 NA31 NB02 NB22 NB31 NB37 NC06 NC26 5M024 AA40 BB29 BB40 CC23 DD83 FF03 FF07 FF15 HH01 HH09 JJ02 PP01 PP02 PP03 PP07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基準電圧を発生する基準電圧発生
    手段と、 入力されたクロック信号の周期を測定する周期測定手段
    と、 前記周期測定手段による測定結果に応じて、前記基準電
    圧発生手段によって発生された基準電圧の何れかを選択
    する選択手段と、 前記選択手段によって選択された基準電圧に対応する電
    源電圧を出力する電源電圧出力手段と、 を有することを特徴とする電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧発生手段は、所定の電圧を
    抵抗で分圧することによって前記複数の基準電圧を生成
    することを特徴とする請求項1記載の電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 前記周期測定手段は、クロック信号の周
    期に対応した所定の期間においてコンデンサに蓄積され
    た電荷によって発生する電圧と、前記基準電圧とを比較
    することにより、前記クロック信号の周期を測定するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 前記周期測定手段は、複数の遅延素子群
    によって遅延されたクロック信号と、もとのクロック信
    号とを比較し、その遅延量からクロックの周期を測定す
    ることを特徴とする請求項1記載の電圧発生回路。
  5. 【請求項5】 入力されたデータを記憶する記憶手段
    と、 複数の基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、 入力されたクロック信号の周期を測定する周期測定手段
    と、 前記周期測定手段による測定結果に応じて、前記基準電
    圧発生手段によって発生された基準電圧の何れかを選択
    する選択手段と、 前記選択手段によって選択された基準電圧に対応する電
    源電圧を前記記憶手段に供給する電源電圧供給手段と、 前記記憶手段の入出力回路に対してクロック信号の周期
    に拘らず一定の電源電圧を供給する定電圧電源供給手段
    と、 を有することを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記電源電圧供給手段よりも所定の電圧
    だけ高い電源電圧を発生し、ワード線電位として前記記
    憶手段に供給するワード電位供給手段を更に有すること
    を特徴とする請求項5記載の半導体記憶装置。
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