JP2002236289A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002236289A JP2001034014A JP2001034014A JP2002236289A JP 2002236289 A JP2002236289 A JP 2002236289A JP 2001034014 A JP2001034014 A JP 2001034014A JP 2001034014 A JP2001034014 A JP 2001034014A JP 2002236289 A JP2002236289 A JP 2002236289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複屈折を利用したノーマリクローズ型液晶表
示装置における面内のしきい値のばらつきに起因する青
かぶりや低輝度領域の青かぶりを低減し、良好な画質を
維持する手段を備えた液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
て重ねられた一対の基板13,14間に液晶層10を封
止し各基板の外側に偏光板11,12を配置したノーマ
リクローズ型液晶表示パネルと、光源ユニットと、液晶
表示パネルの下に配置され光源ユニットの発光を液晶表
示パネルに均一に入射させるライトガイド3とを含む液
晶表示装置において、光源ユニットの光源1からの発光
のうち可視波長領域400から440nmを吸収するス
ペクトル吸収手段40を光源ユニットから液晶表示パネ
ル上面までのいずれかの位置に備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶の複屈折を利
用して情報を表示する液晶表示装置に係り、特に、ノー
マリクローズ型液晶表示装置における青かぶり(blue fo
g)を低減する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶の複屈折を利用した液晶表示装置と
しては、スーパーツイステッドネマティック(STN:S
uper Twisted Nematic)表示方式に代表される液晶表示
装置と、横電界方式液晶表示装置とが知られている。S
TN方式液晶表示装置では、液晶を駆動する電極として
透明電極を用い、液晶に印加する電界の方向を基板面に
ほぼ垂直な方向にして液晶を駆動する。横電界方式液晶
表示装置では、液晶に印加する電界の方向を基板面とほ
ぼ平行な方向にして液晶を駆動する。
【0003】特開平8−015697号公報は、液晶表
示素子と、液晶表示素子を照射するバックライトとを備
え、バックライトが、蛍光管と、蛍光管からの照明光を
液晶表示素子に均一に照射するライトガイドとを有する
STN方式液晶表示装置において、蛍光管とライトガイ
ドとの間に、蛍光管の照明光の色調を調整する色調調整
部材を設けた液晶表示装置を開示している。
【0004】特開2000−206544号公報は、電
極として櫛歯電極対を用いたアクティブマトリクス型の
横電界方式液晶表示装置について、液晶セルの注入口を
封止するために用いる液状の硬化性樹脂による液晶の汚
染を防止し、表示むらを抑制する方法を開示している。
【0005】特開2000−19543号公報は、電極
形成プロセスにおいて生ずる電極寸法のばらつきに起因
する表示むらを抑制する方法を開示している。
【0006】特開平10−170923号公報は、液晶
/配向膜界面における液晶分子と配向膜表面とのねじれ
結合を弱いねじれ結合とし、基板間ギャップのばらつき
に伴う表示むらを低減する方法を開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、透明電極を用
いたSTN方式液晶表示装置および櫛歯電極対を用いた
アクティブマトリクス型の横電界方式液晶表示装置に関
する上記従来技術には、液晶表示パネル自身の色むら、
特に、青みがかった色調になる青かぶり(blue fog)を低
減する配慮が無い。
【0008】液晶の複屈折を利用するノーマリクローズ
型液晶表示装置において、青かぶりが生じる原因を説明
する。液晶の複屈折を利用する液晶表示装置において、
光源側の偏光子を透過した入射偏光は、液晶分子の配向
に平行な偏光面を持つ光(異常光)と垂直な偏光面を持つ
光(常光)とに分解される。分解された光は、液晶中の伝
搬速度が異なるので、外側の偏光子を通過する際に互い
に干渉する。
【0009】干渉条件は、液晶の屈折率異方性と光路長
(液晶層の厚み)との積すなわちリタデーションΔn・d
によって決まる。この干渉条件は、下記数式1または数
式2で表現される。
【0010】横電界方式液晶表示装置の場合、光透過率
は、一般に、数式1で表される。ここで、T は主と
して液晶表示パネルに使用される偏光板の光透過率で決
まる係数であり、θは液晶層の実効的な光軸と偏光透過
軸とのなす角度であり、deff は液晶層の厚さであり、
Δnは液晶の屈折率異方性であり、λは光の波長であ
る。
【0011】
【数1】 なお、液晶層の厚さdeff は、液晶層全体の厚さではな
く、電圧が印加された時に実際に配向方向を変える液晶
層の厚さだけを意味している。なぜなら、液晶層の界面
近傍の液晶分子は、界面とのアンカリングの影響によ
り、電圧が印加されても、配向方向を変えないからであ
る。
【0012】したがって、2枚の基板間に挟まれた液晶
層全体の厚さをdLCとすると、厚さdLCと厚さdeffと
の間には、常にdeff<dLCの関係があり、その差=dL
C−deffは、一般に、ほぼ20〜40nmと見積もられ
る。
【0013】ただし、液晶と配向膜とのねじれ結合を非
常に弱くするような構造を採用した場合、または、前記
結合を非常に強くする構造を採用した場合は、このよう
にはならない。
【0014】液晶層の実効的な厚さdeffは、印加電圧
に応じて変化する。すなわち、液晶分子が印加電圧と平
行な方向に沿うように動き始めるしきい値電圧近傍で
は、液晶分子が動く液晶層の実効的厚みdeffが薄い。
印加電圧が高くなるに伴って、液晶層の実効的厚みdef
fは増大し、液晶層全体の厚さdLCから数十nm小さい
値で平衡に達する。
【0015】液晶層の実効的厚みdeffが薄い、すなわ
ち印加電圧が低い場合、数式1で表される光透過率特性
は、リタデーションd・Δnが小さい場合に近い特性と
なる。換言すれば、現実には、液晶層にねじれ成分が加
味されるので、可視波長領域全域に亘って厳密に等しい
分光特性とはならないが、極大値をとる波長が、リタデ
ーションが小さい場合の波長と等しくなるという意味で
ある。
【0016】STN方式液晶表示装置の場合、光透過率
は一般に、数式2で表される。ここで、φは液晶層のツ
イスト角、β,γは偏光子の方位角である。
【0017】
【数2】 なお、数式2では、電圧印加時の液晶配向状態と、ST
N−LCDに一般的に用いられている一軸異方性の複屈
折媒体とが、考慮されていない。しかし、光透過率がリ
タデーションdeff・Δnにより支配されることは、明
らかである。
【0018】STN方式液晶表示装置の場合は、印加電
圧が高くなるとともに、液晶分子が基板に対して立ち上
がってくる。このことは、液晶層の見かけのΔnを変化
させるから、印加電圧とともにリタデーションが変化す
る。STN方式液晶表示装置は、この現象を利用した表
示方式である。
【0019】数式1および数式2で表される光透過率特
性は、ある波長で光透過率の極大値を持つ山形のスペク
トルとなる。この光透過率極大の波長が、印加電圧によ
って制御される明るさに応じて、短波長側にシフトす
る。すなわち、しきい値電圧近傍の低透過光において
は、短波長領域の透過光のみのスペクトルを有すること
になり、青っぽい透過光となる。この現象を実際の液晶
表示パネルの分光特性で説明する。
【0020】図18は、STN方式液晶表示パネルの分
光特性の一例を示す図である。ただし、液晶表示パネル
本来の分光特性を示すために、カラーフィルタの影響を
取り除いてある。しきい値近傍の低輝度領域では、42
0nmに分光透過率の極大ピークがあり、輝度が増加す
るに伴って、分光透過率の極大ピーク波長が520nm
にシフトしていく。この分光透過率の極大ピーク波長の
シフトが、低輝度領域の青かぶりの原因となっている。
【0021】一方、液晶表示装置においては、液晶表示
パネル面内のしきい値のばらつきを完全に抑えること
が、極めて困難である。このばらつきが極端であれば、
輝度むらとなり、表示不良と判定される。また、表示不
良の状態までは至らなくても、若干の局所的な輝度むら
が視認されることが多い。
【0022】図19は、表示画面の輝度と人間の明るさ
感との関係を説明する図である。すなわち、感覚の大き
さEは刺激の強さIの対数に比例する量として表される
というウェバー−フェヒナーの法則(Weber−Fechner's
law) E=k・log[I/Io] を示す図である。
【0023】この法則によれば、人間の目の感覚は、高
輝度領域よりも低輝度領域の方が、わずかな輝度差を認
識する。したがって、液晶表示パネルの低輝度領域は、
青の透過光が相対的に多くなるから、複屈折を利用した
液晶表示装置においては、低輝度領域の青かぶりが目立
つことになる。
【0024】すなわち、輝度の変化幅が同じでも、低輝
度領域の場合と高輝度領域の場合とでは、低輝度領域の
方が、人間の目は明るさが変わったと認識する特性を持
っている。明るさが大きく変わったと認識する低輝度領
域で、表示が青みがかっていると、青かぶりとして視認
することになる。また、面内のしきい値のばらつきで、
局所的な青かぶりがあると、認識しやすい。
【0025】本発明の目的は、複屈折を利用したノーマ
リクローズ型液晶表示装置における低輝度領域の青かぶ
りや面内のしきい値のばらつきに起因する青かぶりを防
止し、良好な画質を維持する手段を備えた液晶表示装置
を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
て重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し各基板の外
側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクローズ型液晶
表示パネルと、光源ユニットと、液晶表示パネルの下に
配置され光源ユニットの発光を液晶表示パネルに均一に
入射させるライトガイドとを含む液晶表示装置におい
て、光源ユニットの光源からの発光のうち可視波長領域
400から440nmを吸収するスペクトル吸収手段を
光源ユニットから液晶表示パネル上面までのいずれかの
位置に備えた液晶表示装置を提案する。
【0027】本発明は、また、少なくとも一方が透明で
所定間隔を隔てて重ねられた一対の基板間に液晶層を封
止し各基板の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリ
クローズ型液晶表示パネルと、光源ユニットと、液晶表
示パネルの下に配置され光源ユニットの発光を液晶表示
パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶表
示装置において、ノーマリクローズ型液晶表示パネル
が、主として一方の基板に電極群およびアクティブ素子
を形成され、アクティブ素子から液晶層に印加される電
界が基板にほぼ平行な方向である横電界方式液晶表示パ
ネルであり、光源ユニットの光源からの発光のうち可視
波長領域400から440nmを吸収するスペクトル吸
収手段を光源ユニットから液晶表示パネル上面までのい
ずれかの位置に備えた液晶表示装置を提案する。
【0028】本発明は、さらに、少なくとも一方が透明
で所定間隔を隔てて重ねられた一対の基板間に液晶層を
封止し各基板の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマ
リクローズ型液晶表示パネルと、光源ユニットと、液晶
表示パネルの下に配置され光源ユニットの発光を液晶表
示パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶
表示装置において、ノーマリクローズ型液晶表示パネル
が、一対の基板に透明電極群を形成され、液晶層のツイ
スト角が200〜270度であるツイステッドネマティ
ック(STN)方式液晶表示パネルであり、光源ユニット
の光源からの発光のうち可視波長領域400から440
nmを吸収するスペクトル吸収手段を光源ユニットから
液晶表示パネル上面までのいずれかの位置に備えた液晶
表示装置を提案する。
【0029】本発明は、少なくとも一方が透明で所定間
隔を隔てて重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し各
基板の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクロー
ズ型液晶表示パネルと、光源ユニットと、液晶表示パネ
ルの下に配置され光源ユニットの発光を液晶表示パネル
に均一に入射させるライトガイドとを含む液晶表示装置
において、ノーマリクローズ型液晶表示パネルが、一対
の基板に透明電極群を形成され、一方の透明基板に形成
された電極層における各画素領域に、光を反射する反射
電極と光を透過する透明電極とが含まれている反射型・
透過型兼用STN方式液晶表示パネルであり、光源ユニ
ットの光源からの発光のうち可視波長領域400から4
40nmを吸収するスペクトル吸収手段を光源ユニット
から液晶表示パネル上面までのいずれかの位置に備えた
液晶表示装置を提案する。
【0030】光源ユニットの光源としては、蛍光体の発
光を利用する冷陰極管、狭帯域蛍光体の発光を利用する
冷陰極管を採用できる。複数の冷陰極管をライトガイド
の背面に並べて配置してもよい。
【0031】光源ユニットの光源としては、主として4
40nm以上の可視波長領域で主波長が互いに異なる少
なくとも3つの単波長光源、例えばLEDを採用するこ
ともできる。
【0032】スペクトル吸収手段は、光源ユニットの光
源とライトガイドとの間に配置されたスペクトル吸収体
とする。
【0033】ライトガイドの背面に拡散板が設けられて
いる場合は、スペクトル吸収手段は、ライトガイドと拡
散板との間に配置されたスペクトル吸収層とする。
【0034】スペクトル吸収手段は、ライトガイドの光
路面に高分子膜を塗布しても実現できる。
【0035】スペクトル吸収手段を光源ユニットに形成
する場合は、光源に周期的多層膜を積層するか、光源に
高分子膜を塗布する。
【0036】スペクトル吸収手段は、400から440
nmの可視領域までスペクトル吸収帯を延長させた紫外
線吸収剤を添加した樹脂層を偏光板の支持体として備え
てもよい。すなわち、偏光板の支持体として一般に用い
られているトリアセチルカーボネイト樹脂層に可視領域
までスペクトル吸収帯を延長させるように官能基、また
は共役系の長さを調整した紫外線吸収剤を添加する。
【0037】400から440nmのスペクトル吸収帯
を有する高分子膜を基板の表面に塗布する。440nm
以下の光を吸収するようにスペクトル吸収帯を可視領域
まで延長させる官能基または共役系の長さを調整した紫
外線カットフィルタを液晶表示パネルの少なくとも一方
の面に備える。
【0038】液晶表示パネルが備えているカラーフィル
タカラーフィルタの青の光を透過させる部位に400か
ら440nmのスペクトル吸収帯を有する紫外線吸収剤
を添加しても、上記目的を達成できる。紫外線吸収剤
は、カラーフィルタ層全体に添加してもよいし、短波長
を透過させる青のフィルタ層に添加してもよいし、カラ
ーフィルタ層のオーバーコート層に添加してもよい。
【0039】複屈折を利用したノーマリークローズ型横
電界液晶表示パネルにおいて、しきい値電圧近傍の分光
透過率は、短波長領域、特に420〜440nmの領域
が増大している。
【0040】このために、輝度が低い階調での透過光は
青みを帯びた色となり、輝度むらよりもむしろ青かぶり
と視認される。
【0041】本発明の液晶表示装置によれば、この領域
の透過光を用いないで表示することが可能となるので、
低輝度領域の青みがかった色調不良を抑制できる。
【0042】440nm以下の発光スペクトルを低減す
る部材は、酸化ジルコニウムやふっ化マグネシウムなど
の屈折率の異なる薄膜を積層した周期的多層膜による帯
域フィルタ、440nm以下の光を吸収するようにスペ
クトル吸収帯を可視領域まで延長させる官能基または共
役系の長さを調整した紫外線カットフィルタ、440n
m以下の光を吸収するようにスペクトル吸収帯を可視領
域まで延長させる官能基または共役系の長さを調整した
紫外線硬化樹脂による薄膜などが好ましい。
【0043】これらの部材を、光源とライトガイドとの
間に、または、バックライトユニット内のライトガイド
表面に、または、光源とライトガイドとの間に備える。
【0044】スペクトル吸収帯を延長した紫外線硬化樹
脂をライトガイド表面または拡散板表面にスピンナなど
を用いて塗布する。
【0045】拡散フィルムの粘着層に440nm以下の
光を吸収する例えばスペクトル吸収帯を可視領域まで延
長するように官能基または共役系の長さを調整した紫外
線吸収剤を混入してもよい。
【0046】これらの部材は独立に用いてもよいし、組
み合わせて用いてもよい。組み合わせることで、440
nm以下の光を一層低減する効果が期待できる。
【0047】以上の手段は、液晶の一方に光源を有する
透過型液晶表示装置の構成であるが、一部が反射型の液
晶表示装置の場合にも、透過型で表示することがある液
晶表示装置である限りにおいて、問題なく適用できる。
【0048】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図19を参照して、
本発明による液晶表示装置の実施形態を説明する。
【0049】
【実施形態1】図1は、本発明による横電界方式液晶表
示装置の断面構造の一例を示す模式図である。
【0050】実施形態1の液晶表示パネルの背面に設け
られる光源ユニットは、光源1と、ライトカバー2と、
ライトガイド3と、拡散板4と、反射板5とからなる。
図示していないが、ライトガイド3と拡散板4との間の
空気層による光の損失を防ぐために、粘着層が形成され
ている。拡散板4と後述の偏光板12との間に集光シー
トを設けてもよい。
【0051】実施形態1では、光源ユニットの光源1と
ライトガイド3との間に、スペクトル吸収体40を配置
した。スペクトル吸収体40は、可視領域400から4
40nmの波長を吸収する周期的多層膜を備えた帯域フ
ィルタである。
【0052】実施形態1では、複屈折を利用したノーマ
リクローズ型液晶表示パネルとして、液晶層に印加され
る電界が基板に対してほぼ平行となる横電界方式液晶表
示パネルを採用した。液晶表示パネルにおいては、透明
な一対の基板13,14の間に複数の化合物を組成化し
た液晶層10が挟まれている。一対の基板13,14の
外側には、偏光板11,12が配置されている。
【0053】一方の基板14のセル内側の面上には、ス
トライプ状の電極22,23が形成され、更にその上に
配向膜15が形成されている。電極22は、画像信号に
よらない所定波形の電圧を印加する共通電極であり、電
極23は、画像信号に応じて波形が変わる電圧を印加す
る画素電極である。画素電極23と同じ高さに映像信号
電極24が配置されている。絶縁膜21は、窒化シリコ
ン膜からなる。これらの電極や絶縁膜などは、通常用い
られている方法で形成すればよい。
【0054】対向する他方の基板13には、カラー表示
のためのカラーフィルタ16が形成されている。なお、
実施形態1では、電極22,23,24が形成されてい
る基板14とは対向する基板13にカラーフィルタを形
成した。別の形成方式として、電極22,23,24と
同じ側の基板14上にカラーフィルタ16を形成しても
よい。
【0055】配向膜15は、ポリアミック酸の濃度3%
の溶液を塗布し、200℃,30分間焼成しイミド化し
て得られるポリイミド膜をラビング処理した。実施形態
1ではポリイミド化およびラビング処理により液晶の配
向を制御している。別の制御方法として、偏光紫外線を
照射し液晶を配向させる機能を有する配向膜を形成して
もよい。
【0056】図2は、電界方向に対する液晶分子長軸の
配向方向と偏光板の偏光透過軸とが、おのおのなす角を
示す図である。実施形態1の横電界方式液晶表示装置に
おいて、電界方向は、図2の93で示す方向であり、電
界が印加された時の液晶分子長軸方向は、図2の92で
示す方向である。得られた配向状態における液晶分子長
軸方向は、図2の91で定義される角度ΦLCが75度の
方向である。複屈折を利用したノーマリクローズ型とす
るために、偏光板11と偏光板12とは直交させ、一方
の偏光板の透過軸を初期配向方向91に直交させる。そ
の結果として観測される透過光強度は、数式1により定
まる。
【0057】液晶組成物10は、誘電率異方性が正のネ
マティック液晶であり、誘電率異方性は10.2、屈折
率異方性Δnは0.073である。
【0058】図3は、図1の実施形態1における液晶分
子のスイッチング原理を説明する図である。(a)(c)が
初期配向状態の電圧無印加状態を示し、(b)(d)が電圧
印加時の電界方向および液晶の配向状態を示す。電圧を
印可すると、上記数式1の液晶層の実効的な光軸と偏光
透過軸とのなす角度θが電界強度Eに応じて変化し、そ
の結果として、光透過率が変化する。
【0059】図4は、実施形態1における単位画素の電
極群,絶縁膜,配向膜の配置位置を示す図である。図4
(a)は、パネル面に垂直な方向から見た正面図であり、
図4(b),(c)は断面を示す側面図である。
【0060】基板14のセル内側の面上には、ストライ
プ状の電極22,23が形成され、画素電極23と同じ
高さに映像信号電極24が配置されている。映像信号電
極24と直交する方向に、走査電極(ゲート配線電極)2
5が形成されている。更にその上に、配向膜15が形成
されている。アモルファスシリコン101を含む領域
に、TFT素子102が配置されている。
【0061】図5は、実施形態1の液晶表示装置におけ
る回路構成の一例を示すブロック図である。実施形態1
の液晶表示装置は、共通電極駆動用回路103と、垂直
走査信号回路104と、映像信号回路105と、電源回
路および制御回路106とを備えている。本発明は、こ
の回路構成には限定されない。
【0062】図6は、実施形態1に採用した狭帯域発光
型冷極管の発光スペクトルの一例を示す図である。狭帯
域発光型冷極管は、いわゆる三波長型蛍光管のスペクト
ル特性を示す。このように蛍光体の発光を利用した冷陰
極管を光源として採用する場合は、435nmに鋭い発
光ピークがあることに留意しなければならない。この発
光ピークは、蛍光体に由来するのではなく、蛍光体を発
光させるための水銀に由来する。
【0063】したがって、本発明の目的である低輝度領
域における青かぶりを抑制するには、この発光ピークを
吸収する手段が必要となる。実施形態1では、冷陰極管
1とライトガイド3との間に、周期的多層膜による帯域
フィルタ40を設けた。周期的多層膜は、ふっ化マグネ
シウム,酸化珪素などの低屈折率誘電体と酸化ジルコニ
ウム,酸化チタンなどの高屈折率誘電体とを積層した基
本層を、真空蒸着法により、周期的に6層から20層積
層して形成する。
【0064】図7は、440nm以下の波長を吸収する
帯域フィルタ40の特性を示す図である。基本層構成お
よび膜厚は、440nm以下の波長を吸収するように決
定される。この帯域フィルタ40を備えた図1の液晶表
示装置は、低輝度領域において、表示が青みがかってし
まう青かぶりを低減できる。
【0065】図8は、実施形態1の効果を説明するため
に、国際照明委員会が定めたCIE1931色度図の色
度座標の一部を拡大した図である。図8の点A(x,
)は、従来のノーマリクローズ型横電界方式液晶表
示装置の暗表示の色度を示し、点B(x,y)点
は、周期的多層膜を備えた実施形態1の横電界方式液晶
表示装置の暗表示の色度を示す。
【0066】また、点A′(x′,y′)は、従来
のノーマリクローズ型横電界方式液晶表示装置の明表示
の色度を示し、点B′(x′,y′)は、周期的多
層膜を備えた実施形態1の横電界方式液晶表示装置の明
表示の色度を示す。
【0067】図8において、x,yの値が小さい領域
(左下の領域)は、青の色調を有する表示であることを
意味する。無彩色は、図8に×で示したC光源(日中の
太陽光を模擬した光源)の色度座標(0.310,0.3
16)であり、それ以上にx,yが大きい領域(右上の
領域)は、黄色みがかった色調を有する表示であること
を意味する。
【0068】点Aが示す従来のノーマリクローズ型横電
界方式液晶表示装置は、非常に青が強い色調を有してい
る。
【0069】これに対し、点Bが示す実施形態1の横電
界方式液晶表示装置は、x座標軸で0.02、y座標軸
で0.03の改善効果を持っており、画面を目視する
と、その効果は顕著である。
【0070】また、従来のノーマリクローズ型横電界方
式液晶表示装置の明表示を示す点A′と、周期的多層膜
を備えた実施形態1の横電界方式液晶表示装置の明表示
を示す点B′とを比較すると、明表示に関しては、色度
にほとんど差がなく、C光源座標近傍にある。したがっ
て、実施形態1の効果は、低輝度時における青かぶりの
みを改善し、明表示には影響を及ぼさない。
【0071】図9は、実施形態1の横電界方式液晶表示
装置の機構的構成を示す斜視図である。インバータ回路
基板64を伴った下側ケース63内の上下両端に光源1
が配置されている。下側ケース63内には、反射板5,
ライトガイド3,拡散板4,液晶表示パネル70が、順
次収納され、液晶表示窓を有するシールドケース61に
より、上面を保護される。
【0072】実施形態1の液晶表示装置においては、低
輝度領域の青かぶりが軽減される。
【0073】この効果は、周期的多層膜で吸収させる波
長領域を440nm以下とすることにより達成される。
ノーマリクローズ型横電界方式液晶パネルの分光特性
は、低輝度時には、波長400から440nmの領域に
おける透過率が高く、高輝度時には低くなる。
【0074】この領域の透過光は、視感度特性上は輝度
に対する寄与が少ないため、低輝度時に透過光があって
も、輝度という面ではあまり影響しない。しかし、色調
に関しては、青みがかった色調としてしまう特徴があ
る。すなわち、液晶パネル自身の特性として、低輝度時
には、この波長領域の透過光の影響により青みがかった
色調を示し、一方、高輝度時には、この波長領域の透過
光はほとんど寄与していない。
【0075】図10を用いて、この現象を説明する。図
10は、横電界方式液晶表示パネルの分光特性の一例を
示す図である。図10の太い実線81は、従来のノーマ
リクローズ型横電界方式液晶表示パネルの低輝度(暗表
示)時の分光特性を極大値の値で規格化した特性を示
し、細い実線82は、高輝度(明表示)時の分光特性を
極大値で規格化した特性を示す。低輝度時には、この領
域のみが透過率が高く、高輝度時には相対的に低くなっ
ている。
【0076】したがって、実施形態1による横電界方式
液晶表示装置においては、低輝度時に青かぶりを改善
し、高輝度時の色度を変化させない効果が得られる。
【0077】もし、440nm以上の波長領域まで吸収
する部材を用いれば、明表示においても、青の透過光を
低減することになり、明表示の色を黄色く着色させてし
まう。 また、もし、吸収波長帯が440nmに満たな
ければ、低輝度時の青かぶり改善効果が不十分となる。
【0078】すなわち、440nmまでの低輝度時にの
み増大する透過光を吸収する部材を備えることが必須で
ある。
【0079】ここで、比較例Iとして、冷陰極管1とラ
イトガイド3との間に設ける周期的多層膜による帯域フ
ィルタをその吸収する波長が430nmまでとなるよう
に設計されたフィルタに置き換えた場合の表示特性を検
討する。帯域フィルタ以外の構成は、実施形態1と同じ
である。
【0080】図11は、比較例Iの表示特性を比較する
ために、国際照明委員会が定めたCIE1931色度図
の色度座標の一部を拡大した図である。
【0081】図11上に点Haで示した比較例Iの暗表
示の色度は、点Aで示した従来のノーマリクローズ型横
電界方式液晶表示装置の暗表示の色度とほとんど変わり
なく、画面を目視しても、その効果はほとんど見られな
い。すなわち、比較例Iでは、青かぶりの改善効果が十
分でない。また、当然のことであるが、明表示について
も、点Hbで示した比較例Iの色度と点A′で示した従
来例の色度とはほぼ同じである。
【0082】次に、比較例IIとして、冷陰極管1とライ
トガイド3との間に設ける周期的多層膜による帯域フィ
ルタをその吸収する波長が450nmまでとなるように
設計されたフィルタに置き換えた場合の表示特性を検討
する。帯域フィルタ以外の構成は、実施形態1と同じで
ある。
【0083】図12は、比較例IIの表示特性を説明する
ために、国際照明委員会が定めたCIE1931色度図
の色度座標の一部を拡大した図である。
【0084】図12上に点Hcで示した比較例IIの暗表
示の色度は、点Aで示した従来のノーマリクローズ型横
電界方式液晶表示装置の暗表示の色度と比べて、青かぶ
りの改善効果が著しいことがわかる。
【0085】しかし、点Hdで示した比較例IIの明表示
の色度は、点A′で示した従来例の色度よりも右側に大
きくシフトし、画面を目視すると、黄色く色づいてしま
う。すなわち、帯域フィルタにより440nmよりも長
波長領域まで吸収させてしまうと、明表示が黄色く色づ
いてしまうという問題が発生する。
【0086】
【実施形態2】図13は、本発明によるノーマリクロー
ズ型STN方式液晶表示装置の断面構造を示す模式図で
ある。実施形態2の透明な基板13は、透明なY電極3
2を備え、透明な基板14は、透明なX電極31と、カ
ラーフィルタ16と、ブラックマトリクス17と、平坦
化膜18とを備えている。一対となっている透明な基板
13および14は、それぞれにポリイミド系高分子をラ
ビング処理した配向膜15を備え、液晶層10を挟んで
いる。X電極31およびY電極32は、図示していない
駆動回路にそれぞれ接続されている。
【0087】透明な基板13の外側には、位相板33と
偏光板11とが配置され、透明な基板14の外側には、
位相板34と偏光板12とが配置されている。位相板3
3,34は、ポリカーボネイトからなる。なお、位相板
34は、位相板33と偏光板11との間、または、位相
板33と基板13との間に配置されていてもよい。
【0088】液晶層10は、誘電率異方性が正で、Δn
が0.144であるネマティック液晶組成物に、ツイス
ト角が240度となるように、メルク社製S811など
のカイラル剤を添加されている。液晶層10の厚さは、
6.2μmである。
【0089】下側偏光板12の偏光軸の方位角を10
度,上側偏光板11の偏光軸の方位角を80度,下側位
相板34の遅相軸の方位角を110度,上側位相板33
の遅相軸の方位角を70度,位相板33,34のリタデ
ーションをともに400nmに設定した。
【0090】なお、ツイスト角が240度となるように
ラビング処理した上下配向膜15のラビング角度が、液
晶表示パネルの長手方向に対して±30度となるよう
に、方位角を定義してある。
【0091】実施形態2の光源ユニットは、実施形態1
と同様、光源1と、ライトカバー2と、ライトガイド3
と、拡散板4と、反射板5とからなる。光源1は、三波
長型蛍光管である。光源1とライトガイド3の間に、屈
折率の異なる2種の誘電体を積層した薄膜を周期的多層
膜とした帯域フィルタ40を設置した。
【0092】図14は、実施形態2の効果を説明するた
めに、CIE1931色度図の色度座標の一部を拡大し
た図である。軌跡84は、従来のノーマリクローズ型S
TN方式液晶表示装置の色度変化を示し、軌跡83は、
周期的多層膜を備えた実施形態2のSTN方式液晶表示
装置の色度変化を示す。
【0093】実施形態2の液晶表示装置においても、低
輝度領域の青かぶりが軽減される。
【0094】
【実施形態3】図15は、本発明による反射型・透過型
兼用STN方式液晶表示装置の実施形態3の断面構造を
示す模式図である。実施形態3では、反射型・透過型兼
用のSTN方式液晶表示パネルを用いる。基板14上に
は、それぞれの1画素領域中に、ITOなどの透明電極
31からなる透過型領域とアルミニウムなどの反射電極
膜51からなる反射型領域とが形成されている。
【0095】このような電極基板を制作するには、ま
ず、透明なガラス基板14にITOなどの透明電極膜を
スパッタリング法などにより積層し、この透明電極膜を
パターン化し、図15に示す透明電極31を形成する。
次に、アルミニウムなどからなる反射電極膜を積層し、
この反射電極膜をパターン化し、反射電極52を形成す
る。
【0096】なお、図15で図示を省略したカラーフィ
ルタは、一方の基板上に通常の方法で形成すればよい。
【0097】このような実施形態3の液晶表示パネル
を、上記実施形態1および2と同様の光源ユニットに組
み合わせて、STN方式液晶表示装置を構成する。
【0098】その結果、透過型表示部の特性は、実施形
態2と同等の青かぶり抑制効果が得られた。
【0099】反射型・透過型兼用のSTN方式液晶表示
パネルは、他の方法でも構成できる。透明電極および反
射電極の形成方法などの違いにより、透明電極上に反射
電極部を形成する構造を採用できる。また、実施形態3
では、1画素が同一信号で駆動されるように、透明電極
と反射電極とを電気的に接続してあるが、透明電極と反
射電極とを電気的に独立とし、透過部,反射部を独立に
駆動する構造を採用してもよい。
【0100】低輝度領域の青かぶり抑制という本発明の
目的は、反射型・透過型兼用のSTN方式液晶表示パネ
ルのこれらセル構造の違いによっては、限定されない。
【0101】
【実施形態4】図16は、本発明による液晶表示装置の
実施形態4の断面構造を示す模式図である。実施形態4
は、光源ユニットの構造が、上記実施形態1〜3と異な
る。実施形態4においては、周期的多層膜からなるスペ
クトル吸収層41をライトガイド3と拡散板4との間に
設けている。
【0102】実施形態4の光源ユニットと実施形態1で
作成した横電界方式液晶表示パネルとを使用して、液晶
表示装置を構成すると、実施形態1と同様の青かぶり抑
制効果が得られた。
【0103】図16は、光源1をライトガイド3の端部
に設置した状態を示している。実施形態4の光源1は、
この位置に限定されない。すなわち、ライトガイド3の
直下に複数の蛍光管1を配列するバックライト光源ユニ
ットとした場合も、実施形態4のスペクトル吸収層41
は有効である。
【0104】
【実施形態5】実施形態5は、光源ユニットの構造が、
図16に示した実施形態4と似ている。可視領域400
〜440nmを吸収する手段として、シアノアクリレー
ト系吸収剤を添加したアクリル系高分子膜を用いた。こ
のアクリル系高分子膜は、紫外線硬化樹脂の一種であ
る。
【0105】実施形態5の構造の利点は、シアノアクリ
レート系吸収剤を添加したアクリルを、大画面用のライ
トガイド3の表面に、スピンナにより、モノマの状態で
容易に均一に塗布し、重合できることである。
【0106】ただし、シアノアクリレート系吸収剤のよ
うに有機化合物の吸収を利用する場合は、400〜44
0nmの波長帯の吸収係数が、実施形態1〜4で用いた
周期的多層膜には及ばない。しかし、青かぶりをある程
度低減する方法として有効である。
【0107】なお、使用可能な有機化合物,高分子膜
は、実施形態5に示した物質には限定されない。高分子
膜は、ほぼ透明で、スピンナ,印刷,ロールコータなど
の手段によりライトガイド3の表面に容易に膜を形成で
きるものであればよい。添加物は、400〜440nm
のスペクトル吸収帯を有するものならば使用できる。
【0108】実施形態5の光源ユニットと、実施形態2
で作成したノーマリクローズ型STN方式液晶表示パネ
ルとを使用して液晶表示装置を構成すると、実施形態2
と同様の青かぶり抑制効果が得られた。
【0109】
【実施形態6】実施形態6では、実施形態5で用いたシ
アノアクリレート系吸収剤を添加したアクリル系高分子
膜を光源1すなわち三波長型蛍光管表面に直接ディップ
塗布した後、重合させた。
【0110】実施形態6の光源ユニットと、実施形態2
で作成したノーマリクローズ型STN方式液晶表示パネ
ルとを使用して液晶表示装置を構成すると、実施形態5
と同様の青かぶり抑制効果が得られた。
【0111】なお、光源1すなわち三波長型蛍光管やL
EDの表面に、屈折率の異なる薄膜を積層した周期的多
層膜を形成しても、同様の青かぶり抑制効果が得られ
た。
【0112】
【実施形態7】実施形態7では、光スペクトルの半値幅
が極めて狭いいわゆる単波長光源として、R,G,B3
色のLEDを用い、実施形態3と同様の反射型・透過型
兼用の液晶表示装置を構成した。
【0113】図17は、実施形態7で用いるR,G,B
3色のLED光源の発光特性を示す図である。青の発光
として450〜480nm、緑の発光として520〜5
70nm、赤の発光として600〜660nmの波長領
域に発光を有するLED光源を用いると、所望の発光ス
ペクトルを有する光を液晶表示パネルに入射できる。こ
のLED光源は、435nmの水銀に由来する発光スペ
クトルを持っていないから、低輝度領域の青かぶりを低
減する効果がある。
【0114】しかし、440nm以下の発光スペクトル
がわずかにあるので、実施形態4と同様、スペクトル吸
収層41をライトガイド3と拡散板4との間に設置す
る。
【0115】実施形態7によれば、LED光源が435
nmの水銀に由来する発光スペクトルを持っていない効
果とスペクトル吸収層41による440nm以下の発光
スペクトルを吸収する効果とが相乗して、低輝度領域の
青かぶりを完全に抑制できた。
【0116】
【実施形態8】実施形態8では、実施形態3と同様の反
射型・透過型兼用のSTN方式液晶表示パネルを用い、
シアノアクリレート系添加剤を拡散粘着剤に添加した。
拡散粘着剤は、図15の偏光板12と位相板51との間
に用いる。したがって、光源ユニットの拡散板4は、実
施形態8においては、不要である。光源1としては、実
施形態7と同様、LEDを用いた。
【0117】実施形態8においても、低輝度領域の青か
ぶりを十分に低減できた。
【0118】
【実施形態9】実施形態9では、実施形態5で用いたシ
アノアクリレート系吸収剤を添加したアクリル系高分子
膜を実施形態2と同様のノーマリクローズ型STN方式
液晶表示パネルの基板13の上面に塗布した。その結
果、三波長型蛍光管を用いる実施形態2の液晶表示装置
において、スペクトル吸収体40が不要となった。
【0119】実施形態9においても、実施形態5と同様
の青かぶり抑制効果が得られた。
【0120】したがって、400から440nmを吸収
する手段は、液晶表示パネルの前面に設置してもよいこ
とがわかった。
【0121】
【実施形態10】実施形態10では、カラー液晶表示装
置に用いられるカラーフィルタ層に、400から440
nmの可視領域までスペクトル吸収帯を延長させた紫外
線吸収剤を添加した。紫外線吸収剤は、カラーフィルタ
層全体に添加してもよいし、短波長を透過させる青のフ
ィルタ層に添加してもよいし、カラーフィルタ層のオー
バーコート層に添加してもよい。
【0122】実施形態10においても、低輝度領域の青
かぶりを十分に低減できた。
【0123】
【発明の効果】本発明の可視領域400から440nm
の波長を吸収するスペクトル吸収体またはスペクトル吸
収層は、複屈折を利用した液晶表示装置において、ノー
マリクローズ型に特有な低輝度領域の青かぶりを抑制
し、良好な表示品質を有する液晶表示装置を実現でき
る。本発明が有効なノーマリクローズ型液晶表示装置
は、透過型表示装置に限らず、透過型・反射型兼用表示
装置も含む。
【0124】本発明の可視領域400から440nmの
波長を吸収するスペクトル吸収体またはスペクトル吸収
層は、複屈折を利用したノーマリクローズ型液晶表示装
置における面内のしきい値のばらつきに起因する青かぶ
りの低減にも有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による横電界方式液晶表示装置の実施形
態1の断面構造を示す模式図である。
【図2】電界方向に対する液晶分子長軸の配向方向と偏
光板の偏光透過軸とがおのおのなす角を示す図である。
【図3】図1の実施形態1における液晶分子のスイッチ
ング原理を説明する図である。
【図4】実施形態1における単位画素の電極群,絶縁
膜,配向膜の配置位置を示す図である。
【図5】実施形態1の液晶表示装置における回路構成の
一例を示すブロック図である。
【図6】実施形態1に採用した狭帯域発光型蛍光管の発
光スペクトルの一例を示す図である。
【図7】440nm以下の波長を吸収する帯域フィルタ
40の特性を示す図である。
【図8】実施形態1の効果を説明するために、国際照明
委員会が定めたCIE1931色度図の色度座標の一部
を拡大した図である。
【図9】実施形態1の横電界方式液晶表示装置の機構的
構成を示す斜視図である。
【図10】横電界方式液晶表示パネルの分光特性の一例
を示す図である。
【図11】比較例Iの表示特性を説明するために、国際
照明委員会が定めたCIE1931色度図の色度座標の
一部を拡大した図である。
【図12】比較例IIの表示特性を説明するために、国際
照明委員会が定めたCIE1931色度図の色度座標の
一部を拡大した図である。
【図13】本発明によるノーマリクローズ型STN方式
液晶表示装置の実施形態2の断面構造を示す模式図であ
る。
【図14】実施形態2の効果を説明するために、CIE
1931色度図の色度座標の一部を拡大した図である。
【図15】本発明による反射型・透過型兼用STN方式
液晶表示装置の実施形態3の断面構造を示す模式図であ
る。
【図16】本発明による液晶表示装置の実施形態4の断
面構造を示す模式図である。
【図17】実施形態7で用いるR,G,B3色のLED
光源の発光特性を示す図である。
【図18】STN方式液晶表示パネルの分光特性の一例
を示す図である。
【図19】表示画面の輝度と人間の明るさ感との関係を
説明する図である。
【符号の説明】
1 光源 2 ライトカバー 3 ライトガイド 4 拡散板 5 反射板 10 液晶層および液晶分子 11 偏光板 12 偏光板 13 基板 14 基板 15 配向制御層 16 カラーフィルタ 17 ブラックマトリクス 18 平坦化層 21 絶縁膜 22 共通電極 23 画素電極 24 映像信号電極 25 走査電極(ゲート配線電極) 31 透明電極 32 透明電極 33 位相板 34 位相板 40 スペクトル吸収体 41 スペクトル吸収層 51 反射電極層 61 シールドケース 62 液晶表示窓 63 下側ケース 64 インバータ回路基板 70 液晶表示パネル 81 横電界方式液晶表示パネルの暗表示の分光特性 82 横電界方式液晶表示パネルの明表示の分光特性 91 液晶分子長軸の配向方向 92 偏光板透過軸方向 93 電界方向 101 アモルファスシリコン 102 TFT素子 103 共通電極駆動用回路 104 垂直走査信号回路 105 映像信号回路 106 電源回路および制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 324 G09F 9/00 324 336 336J (72)発明者 小村 真一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 近藤 克己 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2H089 QA16 RA10 TA09 TA12 TA15 TA18 2H091 FA02Y FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA16X FA23Z FA35Y FA41Z FA42Z HA10 LA30 2H092 GA14 JA24 JB51 JB58 NA01 PA08 PA11 PA13 QA10 5G435 AA04 BB12 BB15 EE27 FF14 GG12

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
    て重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し前記各基板
    の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクローズ型
    液晶表示パネルと、光源ユニットと、前記液晶表示パネ
    ルの下に配置され前記光源ユニットの発光を前記液晶表
    示パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶
    表示装置において、 前記光源ユニットの光源からの発光のうち可視波長領域
    400から440nmを吸収するスペクトル吸収手段を
    前記光源ユニットから前記液晶表示パネル上面までのい
    ずれかの位置に備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
    て重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し前記各基板
    の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクローズ型
    液晶表示パネルと、光源ユニットと、前記液晶表示パネ
    ルの下に配置され前記光源ユニットの発光を前記液晶表
    示パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶
    表示装置において、 前記ノーマリクローズ型液晶表示パネルが、主として一
    方の基板に電極群およびアクティブ素子を形成され、前
    記アクティブ素子から前記液晶層に印加される電界が前
    記基板にほぼ平行な方向である横電界方式液晶表示パネ
    ルであり、 前記光源ユニットの光源からの発光のうち可視波長領域
    400から440nmを吸収するスペクトル吸収手段を
    前記光源ユニットから前記液晶表示パネル上面までのい
    ずれかの位置に備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
    て重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し前記各基板
    の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクローズ型
    液晶表示パネルと、光源ユニットと、前記液晶表示パネ
    ルの下に配置され前記光源ユニットの発光を前記液晶表
    示パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶
    表示装置において、 前記ノーマリクローズ型液晶表示パネルが、前記一対の
    基板に透明電極群を形成され、前記液晶層のツイスト角
    が200〜270度であるツイステッドネマティック
    (STN)方式液晶表示パネルであり、 前記光源ユニットの光源からの発光のうち可視波長領域
    400から440nmを吸収するスペクトル吸収手段を
    前記光源ユニットから前記液晶表示パネル上面までのい
    ずれかの位置に備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方が透明で所定間隔を隔て
    て重ねられた一対の基板間に液晶層を封止し前記各基板
    の外側に偏光板をそれぞれ配置したノーマリクローズ型
    液晶表示パネルと、光源ユニットと、前記液晶表示パネ
    ルの下に配置され前記光源ユニットの発光を前記液晶表
    示パネルに均一に入射させるライトガイドとを含む液晶
    表示装置において、 前記ノーマリクローズ型液晶表示パネルが、前記一対の
    基板に透明電極群を形成され、一方の透明基板に形成さ
    れた電極層における各画素領域に、光を反射する反射電
    極と光を透過する透明電極とが含まれている反射型・透
    過型兼用STN方式液晶表示パネルであり、 前記光源ユニットの光源からの発光のうち可視波長領域
    400から440nmを吸収するスペクトル吸収手段を
    前記光源ユニットから前記液晶表示パネル上面までのい
    ずれかの位置に備えたことを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置において、 前記光源ユニットの光源が、蛍光体の発光を利用する冷
    陰極管であることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置において、 前記光源ユニットの光源が、狭帯域蛍光体の発光を利用
    する冷陰極管であることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の液晶表示装置
    において、 前記光源ユニットの光源が、前記ライトガイドの背面に
    並べて配置された複数の冷陰極管であることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置において、 前記光源ユニットの光源が、主として440nm以上の
    可視波長領域で主波長が互いに異なる少なくとも3つの
    単波長光源である。ことを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置において、 前記スペクトル吸収手段が、前記光源ユニットの光源と
    前記ライトガイドとの間に配置されたスペクトル吸収体
    であることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 前記ライトガイドの背面に拡散板が設けられ、 前記スペクトル吸収手段が、前記ライトガイドと前記拡
    散板との間に配置されたスペクトル吸収層であることを
    特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 前記スペクトル吸収手段が、前記ライトガイドの光路面
    に塗布された高分子膜であることを特徴とする液晶表示
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 前記スペクトル吸収手段が、前記光源ユニットの光源に
    積層された周期的多層膜であることを特徴とする液晶表
    示装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 前記スペクトル吸収手段が、前記光源ユニットの光源に
    塗布された高分子膜であることを特徴とする液晶表示装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項3ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 400から440nmの可視領域までスペクトル吸収帯
    を延長させた紫外線吸収剤を添加した樹脂層を前記偏光
    板の支持体として備えたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項3ないし8のいずれか一項に記
    載の液晶表示装置において、 400から440nmのスペクトル吸収帯を有する高分
    子膜を前記基板の表面に塗布したことを特徴とする液晶
    表示装置。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれか一項に
    記載の液晶表示装置において、 前記液晶表示パネルが、カラーフィルタを備え、 前記カラーフィルタの青の光を透過させる部位に400
    から440nmのスペクトル吸収帯を有する紫外線吸収
    剤を添加したことを特徴とする液晶表示装置。
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