JP2010122435A - 液晶表示装置、バックライトユニットおよび光学フィルタ - Google Patents
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Abstract
【課題】視認角度に依存する色相変化を抑制することが可能な液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネル10とバックライトユニット20との間に、色補正フィルタ30が設けられている。色補正フィルタ30は、基材31の液晶表示パネル10側の面に複数の単位着色層32からなる着色層33と、各単位着色層32と基材31を介して対向配置した単位反射層34からなる反射層35とを有している。光源21から色補正フィルタ30を透過して液晶表示パネル10に入射する光において、垂直方向の光の色相と斜め方向の光の色相とは異なっているが、液晶表示パネル10から射出される光では、垂直方向と斜め方向との間で色相の差がほとんど無くなっている。
【選択図】図1
【解決手段】液晶表示パネル10とバックライトユニット20との間に、色補正フィルタ30が設けられている。色補正フィルタ30は、基材31の液晶表示パネル10側の面に複数の単位着色層32からなる着色層33と、各単位着色層32と基材31を介して対向配置した単位反射層34からなる反射層35とを有している。光源21から色補正フィルタ30を透過して液晶表示パネル10に入射する光において、垂直方向の光の色相と斜め方向の光の色相とは異なっているが、液晶表示パネル10から射出される光では、垂直方向と斜め方向との間で色相の差がほとんど無くなっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、光を変調して映像を表示する液晶表示装置、ならびに液晶表示装置に好適に用いられるバックライトユニット、および光学フィルタに関する。
近年、テレビやノート型パソコン、カーナビゲーション等の表示モニタとして、液晶表示装置が多く用いられている。液晶表示装置は、そのパネル基板間における液晶分子の分子配列によって様々なモード(方式)に分類される。例えば、TN(Twisted Nematic )モード、あるいはIPS(In-Plane Switching)モードなどがある。この他に、OCB(Optically Compensatpry Bend )モードあるいはVA(Vertically Aligned;垂直配向)モードなどがある。中でも、VAモードの液晶表示装置は、高いコントラストが得られやすいことから、注目されている。
このVAモードの液晶表示装置は、例えば、図15に示したように、光源101と液晶表示パネル110とを備えている。液晶表示パネル110は、駆動用基板110とカラーフィルタ121を有する対向基板120との間に、画素電極111および対向電極122と一対の垂直配向膜112,123とを間にして、垂直配向型の液晶層130が封止されている。また、駆動用基板110および対向基板120の外側には、透過軸が互いに直交するように配置された一対の偏光板102,103が設けられている。この液晶表示装置では、光源101からの光(白色光)を、液晶表示パネル110により変調することによって映像を表示する。
ところが、このような液晶表示装置を白表示させると、基板面(XY平面)に対して法線方向(Z軸方向)からの視点と、その法線方向から傾いた方向からの視点とでは色相が異なって視認されるという問題がある。詳細には、白表示すると、光源101から液晶表示パネル110の法線方向に入射し、その法線方向に射出する光L101の色相は白色となる。その一方で、光源101から液晶表示パネル110の法線方向から傾いた方向に入射し、その斜め方向と略同一方向に射出した光L102の色相は白色に黄色味がかった色となる。このように黄色味がかった色に視認されるのは、光源101から基板面に対して斜め方向に入射した光が液晶表示パネル110において色相が変換されて斜め方向に射出されるためと考えられる。
そこで、この問題を解決するために、液晶表示パネルと光源との間に、二色性色素を含有するシートを設ける技術が知られている(特許文献1参照)。この二色性色素含有シートでは、略棒状の二色性色素と高分子液晶や液晶分子などの液晶性物質と紫外線硬化樹脂とを用いて、二色性色素の長軸方向が液晶表示パネルの基板面に対して所定の角度で配列(配向)するように形成されている。これにより、二色性色素含有シートを備えた液晶表示装置では、液晶表示パネルの基板面に対して略法線方向に入射する光の色相はほとんど変換されずに、基板面に対して斜め方向に入射する光の色相が変換される。よって、基板面に対して法線方向からの視点と、その法線方向から傾いた視点との間で、視認される色相に違いが生じにくくなる。
特許第2861982号明細書
しかしながら、基板面の法線方向から視点を傾けた場合に視認される色相の変化は連続的に生じるため、上記した特許文献1の技術では、視認角度に依存する色相変化を十分に抑制することが難しいものと考えられる。具体的には、以下の理由が挙げられる。二色性色素では、二色比を有し、分子の短軸方向に入射する光の吸収量と長軸方向に入射する光の吸収量との間に大きな差がある。このことから、二色性色素の配向により色相を補正する二色性色素含有シートを用いた液晶表示装置では、色相補正の角度依存性が生じやすい。なお、二色性色素はその長軸方向に入射する光も僅かに吸収するため、色相補正する必要のない角度においても、僅かに色付いて視認されるおそれもある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、視認角度に依存する色相変化を抑制することが可能な液晶表示装置、バックライトユニットおよび光学フィルタを提供することにある。
本発明の液晶表示装置は、光源と、光源からの光を変調することにより映像を表示する液晶表示パネルと、光源と液晶表示パネルとの間の、液晶表示パネルと対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、各単位着色層に対応して光源と着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されているものである。この「離散的」にとは、液晶表示パネルと対向する面全体にわたって単位着色層が分散して設けられている状態を意味するが、一部の単位着色層同士が互いにつながっていることを排除するものではない。
本発明の液晶表示装置では、光源からの光のうち、液晶表示パネルのパネル面に対して法線方向(以下、単に法線方向という)の光は、離散的に配置された単位反射層からなる反射層により光源側に反射されると共に反射層がない領域から液晶表示パネルに入射する。この液晶表示パネルに入射した光は、変調されて表示面側に垂直光として射出される。この法線方向の光は、着色層を構成する単位着色層が単位反射層と液晶表示パネルとの間に設けられているので、着色層にほとんど入射することはない。その一方で、液晶表示パネルのパネル面に対して法線方向から傾いた方向(以下、斜め方向という)の光は、単位反射層により反射されると共に反射層がない領域から単位着色層に入射する。単位着色層に入射した光は、単位着色層の着色度合い(濃淡分布)に応じて色相が変換されて傾斜光として射出される。すなわち、単位着色層では、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されているので、単位着色層に入射する光のうちパネル面となす角度が小さい入射角の光(パネル面の法線となす角度が大きい光)は、着色の濃い中心部および着色の淡い周縁部の両方を通過する。このため、色相が大きく変化して射出される。これに対して、パネル面となす角度が大きい入射角の光(パネル面の法線となすなす角度が小さい光)は、着色の淡い周縁部のみを通過するため、色相が小さく変化して射出される。このように単位着色層から射出した光が、液晶表示パネルに斜め方向に入射したのち、変調されて略同一方向に傾斜光として射出する。ここで、液晶表示パネルに入射する斜め方向の光は、その入射する角度に応じて色相が変化して表示面側に射出されることとなる。このため、例えば、液晶表示パネルによる色相変化の角度依存性をキャンセルするように単位着色層における色相の変化度(着色の濃淡分布)を調整すれば、液晶表示パネルの法線方向からの視点と、斜め方向からの視点との間で色相を近づけることができる。また、例えば、単位着色層が相対的に青色の波長を多く透過するようにすれば、白表示させた際に、パネル面に対して斜め方向からの視点においても、色相が黄色味を帯びるのが抑制される。
本発明のバックライトユニットは、光源と、光源と対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、各単位着色層に対応して光源と着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されているものである。
本発明のバックライトユニットでは、光源からの光のうち、反射層および着色層に対して法線方向の光は、離散的に配置された複数の単位反射層からなる反射層により光源側に反射されると共に、反射層が設けられていない領域を通過する。この法線方向に入射する光は、着色層を構成する複数の単位着色層が単位反射層の光源とは反対側に配置されているので、ほとんど着色層に入射することはない。その一方で、反射層および着色層に対して斜め方向の光は、単位反射層により反射されると共に反射層がない領域から単位着色層に入射する。単位着色層に入射した光は、単位着色層の着色度合いに応じて色相が変換されて射出する。すなわち、単位着色層では、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている。このため、単位着色層に入射する光のうち入射角が小さい光(反射層および着色層となす角度が小さい入射角の光)は、着色の濃い中心部および着色の淡い周縁部を通過して色相が大きく変化して射出される。これに対して入射角が大きい光(反射層および着色層となす角度が小さい入射角の光)は、着色の薄い周縁部のみを通過して色相が小さく変化して射出される。
本発明の光学フィルタは、一対の面を有する透明基材と、透明基材の一方の面に沿って離散的に形成された複数の単位着色層からなる着色層と、透明基材の他方の面に沿って各単位着色層に対応して設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されているものである。
本発明の光学フィルタでは、透明基材の反射層側から光があたると、その光のうち、基材表面に対して法線方向の光は、離散的に形成された単位反射層からなる反射層により反射されると共に、透明基材の反射層が形成されていない部分を透過する。この法線方向に入射する光は、着色層を構成する複数の単位着色層が透明基材を介して各単位反射層と対向配置しているので、ほとんど単位着色層に入射することはない。その一方で、透明基材表面に対して斜め方向の光は、単位反射層により反射されると共に反射層のない領域から単位着色層に入射する。単位着色層に入射した光は、単位着色層の濃淡分布に応じて色相が変換されて射出される。
本発明の液晶表示装置によれば、光源と液晶表示パネルとの間の、液晶表示パネルと対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、各単位着色層に対応して光源と着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている。これにより、光源からの光のうち、斜め方向の光が単位着色層に入射し、単位着色層の濃淡分布により入射する角度に応じて色相変換されて射出されるため、視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。この場合、単位着色層が、液晶表示パネルから垂直に射出される垂直光の色相と斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺する傾向の濃淡分布を有するようにすれば、表示される映像の視認する角度による色相変化を抑制することができる。また、この場合、単位着色層を相対的に青色の波長が多く透過するようにすれば、白表示した場合における視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
本発明のバックライトユニットによれば、光源と対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、各単位着色層に対応して光源と着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている。これにより、透過型の液晶表示パネルを備えた液晶表示装置に用いた場合に、視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。また、この場合に、単位着色層が、液晶表示パネルから垂直に射出される垂直光の色相と斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺する傾向の濃淡分布を有するようにすれば、表示される映像の視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
本発明の光学フィルタによれば、透明基材の一方の面に沿って離散的に形成された複数の単位着色層からなる着色層と、透明基材の他方の面に沿って各単位着色層に対応して設けられた単位反射層からなる反射層とを備え、着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている。これにより、透過型の液晶表示パネルを備えた液晶表示装置に用いた場合に、着色層が液晶表示パネル側、反射層が光源側になるように配置すれば、視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。また、この場合に、単位着色層が、液晶表示パネルから垂直に射出される垂直光の色相と斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺する傾向の濃淡分布を有するようにすれば、表示される映像の視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。説明する順序は以下の通りである。
1.液晶表示装置(VAモードの例)
2.変形例(色補正フィルタの他の例)
2−1.第1の変形例(島状の単位着色層および単位反射層を有する例)
2−2.第2の変形例(直線を組み合わせた形状の単位着色層および単位反射層を有する例)
1.液晶表示装置(VAモードの例)
2.変形例(色補正フィルタの他の例)
2−1.第1の変形例(島状の単位着色層および単位反射層を有する例)
2−2.第2の変形例(直線を組み合わせた形状の単位着色層および単位反射層を有する例)
[1.液晶表示装置(VAモードの例)]
図1は、本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の断面構成を模式的に表したものである。この液晶表示装置は、液晶表示パネル10と、バックライトユニット20と、液晶表示パネル10およびバックライトユニット20の間に設けられた色補正フィルタ30とを備えている。この液晶表示装置は、例えば、図示しないゲートドライバから供給される駆動信号によって、データドライバから伝達される映像信号に基づいて画素ごとに映像表示を行うアクティブマトリクス方式の表示装置である。なお、本発明の光学フィルタおよびバックライトユニットは、以下で説明する液晶表示装置により具現化されるので、以下併せて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の断面構成を模式的に表したものである。この液晶表示装置は、液晶表示パネル10と、バックライトユニット20と、液晶表示パネル10およびバックライトユニット20の間に設けられた色補正フィルタ30とを備えている。この液晶表示装置は、例えば、図示しないゲートドライバから供給される駆動信号によって、データドライバから伝達される映像信号に基づいて画素ごとに映像表示を行うアクティブマトリクス方式の表示装置である。なお、本発明の光学フィルタおよびバックライトユニットは、以下で説明する液晶表示装置により具現化されるので、以下併せて説明する。
液晶表示パネル10は、マトリクス状に配置された複数の画素、例えば赤(R:Red)を表示する画素、緑(G:Green)を表示する画素、青(B:Blue)を表示する画素を有している。液晶表示パネル10は、TFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)基板11と対向基板15との間に、液晶層14を備えている。また、TFT基板11と液晶層14との間には、TFT基板11の側から順に画素ごとに形成された画素電極12、配向膜13Aを積層した構成を有している。また、対向基板15と液晶層14との間には、液晶層14側から順に、配向膜13B、対向電極17、画素ごとに形成されたカラーフィルタ16R,16G,16Bを積層した構成を有している。また、TFT基板11の下面および対向基板15の上面には、それぞれ偏光板18および偏光板19が配置されている。
TFT基板11および対向基板15は、例えばガラスなどの透明基板を含んで構成されている。TFT基板11を構成する透明基板には、各画素をそれぞれ駆動するゲート・ソース・ドレイン等を備えたTFTスイッチング素子(図示せず)が形成されている。また、この透明基板には、これらTFTスイッチング素子に接続されるゲート線およびデータ線などの各種配線(図示せず)も形成されている。
画素電極12および対向電極17は、例えばITO(インジウム錫酸化物)などの透明電極により構成されている。これらの電極には、図示しないスリット(切り込み部)や突起などが設けられており、これにより、液晶層14内の液晶分子に対して、斜めに電界をかけ、各画素内で配向分割(マルチドメイン)がなされるようになっている。
液晶層14は、例えばネマティック液晶、スメクティック液晶、コレステリック液晶などの液晶材料により構成されていてもよい。ここでは、電極間に電圧を印加しない状態における液晶分子のダイレクタ(長軸方向)が基板面に対して垂直方向となっている垂直配向型の液晶によって構成されている。この液晶層14では、電圧を印加しない状態で黒表示モード(ノーマリーブラック)となっている。配向膜13A,13Bは、TFT基板11と対向基板15との間に液晶層14を封止する際に、液晶層14の配向状態を規制するものであり、本実施の形態では、垂直配向性を有する配向膜、例えばポリイミドなどの樹脂材料によって構成されている。
カラーフィルタ16R,16G,16Bは、対向基板15に隣接して画素ごとに形成されている。このカラーフィルタ16R,16G,16Bは、例えば、顔料分散型カラーフィルタ等であり、それぞれ赤色、緑色および青色の波長領域の光を透過すると共に、それ以外の波長領域の光を吸収するようになっている。
偏光板18,19は、特定の方向に振動する偏光を透過させ、それと直交する方向に振動する偏光を吸収するようになっている。偏光板18,19は、それぞれの透過軸が、互いに直交するように配置されている。偏光板18が偏光子、偏光板19が検光子となっている。ここでは、偏光板18,19中において、それぞれの透過軸は、X軸方向あるいはY軸方向と平行するように延在しているものとする。すなわち、この透過軸から偏光板18,19の面内方向における45°の方位(極角方向)は、X軸およびY軸から45°の方位である。
バックライトユニット20は、液晶表示パネル10に表示光となる白色光を供給するためのものであり、光源21を有して構成されている。バックライトユニット20としては、例えば、導光板を用いたエッジライト型や、直下型のタイプのものが用いられる。光源21としては、例えば、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp:冷陰極傾向ランプ)や、FFL(Flat Fluorescent Lamp:フラット蛍光ランプ)などが挙げられる。また、その他に、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)や、EL(Electro Luminescence:電界発光)などが挙げられる。バックライトユニット20は、この他にも、光源21あるいは偏光板19の側から戻ってきた光を拡散させて、再び表示光として利用する(リサイクル)ための反射板や、光拡散シートなどが設けられていてもよい。
図2は図1に示した本実施の形態における色補正フィルタ30の一部を拡大して表したものであり、図2(A)は図2(B)のII(A)−II(A)線における断面構成を表し、図2(B)は液晶表示パネル10側からみた平面構成を表している。また、図3は図2(B)に示した色補正フィルタ30の一部を拡大して表している。なお、色補正フィルタ30は、本発明の光学フィルタの一具体例に相当するものである。
図2,図3に示したように、色補正フィルタ30は、一対の面を有する透明な基材31の液晶表示パネル10側の面に離散的に設けられた複数の矩形状の島状部分(単位着色層32)により構成された着色層33を有している。また、色補正フィルタ30は、基材31の光源21側の面に各単位着色層32に対応するように設けられた複数の円形状の島状部分(単位反射層34)により構成された反射層35を有している。各単位着色層32は、図3に示したように、中心部32Aが濃く、周縁部32Bが淡く着色されている。色補正フィルタ30は、液晶表示パネル10に入射する光のうちの、パネル面(XY平面)に対して、法線方向(Z軸方向)に入射する光の色相を変更せずに、斜め方向(法線方向から傾いた方向;XY平面となす角度が90°未満)に入射する光の色相を変換するためのものである。これにより、液晶表示パネル10の垂直方向からの視点と、斜め方向からの視点との間で色相がほぼ同一となるように色相補正する。従って、ここでは、単位着色層32は、液晶表示パネル10から垂直に射出する垂直光の色相と、斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺する傾向の濃淡分布を有するものとする。
色補正フィルタ30において透過あるいは反射される光源21からの光は、図2(A)に示したように、法線方向の光と斜め方向の光とに分類することができる。法線方向の光のうち基材31の露出面に入射する光L1は、基材31を透過したのち、透過光L2が液晶表示パネル10に入射する。また、法線方向の光のうち単位反射層34に入射する光L3は、単位反射層34に反射あるいは反射および散乱されて光源21側に戻る光L4となる。その一方で、斜め方向の光のうち基材31の露出面に入射する光L5は、基材31を透過したのち単位着色層32に入射し、色相が変更された光L6として射出される。もちろん、斜め方向の光のうち単位反射層34へ入射する光は、反射されて光源21側に戻る光となる。ここで、単位着色層32では、図3に示したように中心部32Aが濃い着色、周縁部32Bが淡い着色となっている。これにより、斜め方向の光L5のうちパネル面となす角が大きい(法線となす角度が小さい)光L5Aは、周縁部32Bのみを透過することになり、色相の変換度合いが相対的に小さい光L6Aとして射出される。また、斜め方向の光L5のうちパネル面となす角が小さい(法線となす角が大きい)光L5Bは、中心部32Aおよび周縁部32Bの両方を透過しやすくなり、色相の変換度合いが相対的に大きい光L6Bとして射出される。このようにして色補正フィルタ30を透過した光L2,L6(L6A,L6B)が、液晶表示パネル10に入射する。
基材31は、色補正フィルム30の基板となるものであり、可視光領域において概ね透明であり、ほとんど複屈折性のない材料により構成されている。ここでの可視光領域とは、360nm〜830nm程度の波長領域のことであり、概ね透明とは、可視光領域全域において光の透過率が一様であり、かつ入射した光が散乱されないことである。基材31中において光が散乱してしまうと、上記したように基材31の露出面に斜め方向に入射して単位着色層32を通過すべき光の進路を妨げるおそれがあり、その結果、所望の色相補正作用が得られにくくなるからである。基材31の材料としては、例えば、アクリル樹脂、トリアセチルセルロース(TAC)フィルム、ノルボルネン系の化合物を含むフィルムなどのプラスチック材料が挙げられる。中でも、基材31は、シクロオレフィンポリマーを含んでいるのが好ましい。これにより、耐熱性が高くなるため、光源21からの熱による歪みが生じにくくなる。よって、長時間駆動しても、所望の色相補正作用が良好に維持される。この基材31の厚さは、任意に設定可能であるが、例えば、1mm程度としてもよい。
着色層33を構成する複数の単位着色層32は、図3に示したように、それぞれ中心部32Aが濃く、中心部32Aから周縁部32Bにかけて着色が段階的に淡くなっている。これにより、単位着色層32中の着色度合い(濃淡分布)に応じて、基材31側から入射した光から所定波長を吸収して、色相が変更された光が射出される。単位着色層32の液晶表示パネル10側からみた形状は任意であり、図3では、正方形であるが、それに限定されず、例えば、長方形であっても、5角形や6角形などの多角形であってもよい。中でも、単位着色層32の形状は、四角形であるのが好ましく、特に正方形であるのが好ましい。液晶表示パネル10から斜め方向に射出される傾斜光のうち、極角方向に射出される光の色相の変化度合いが大きいため、極角方向に沿って正方形の頂点を配置することができ、これにより、より高い色補正作用が得られるからである。この場合、正方形の頂点は、円形状の単位反射層34の輪郭線と接していることが好ましい。高い色補正作用が得られるからである。すなわち、この極角方向における単位着色層32の幅と単位反射層34の幅との差は最小になっているのが好ましい。また、単位着色層32の中心部32Aから周縁部32Bへの着色の濃淡分布は、図3に示したようにほとんど無段階で変化していてもよいし、段階的に変化していてもよい。
各単位着色層32は、例えば、1種あるいは2種以上の色素により着色されている。この色素は、所望の色相補正が可能なものであれば任意である。この色素としては、例えば、550nm超過780nm未満の帯域に最大吸収波長を有し、可視光帯域における長波長側の光を強く吸収する青系の色相を有するものが好ましい。波長550nmの光が最大比視感度近傍であるため、波長550nmの光を強く吸収する色素を用いると、十分な輝度が得られにくくなるからである。その一方で、最大吸収波長が780nm以上に有する色素を用いると、可視光帯域の光を効果的に吸収することが困難となるからである。よって、色素は、青系の色相を有するものとなり、これを用いた単位着色層32は、相対的に青色の波長を透過することになる。中でも、最大吸収波長は、黄色やオレンジ色の光(黄色味がかった色の光)を効率よく吸収するように、580nm以上であるのが好ましい。これにより、白表示した場合において、パネル面(XY平面)に対して、法線方向(Z軸方向)からの視点と斜め方向からの視点との間で、視認される色相の差が小さくなる。すなわち、視認角度に依存する色相変化が抑制される。なお、本実施の形態では、図3に示したように、各単位着色層32は、相対的に青色の波長を透過することとする。
このような色素は、例えば、染料や、顔料であってもよく、具体的には、キサンテン系、スクアリリウム系、シアニン系、オキソノール系、アゾ系、ピロメテン系あるいはポルフィリン系などの化合物である。
単位着色層32の厚さは、任意に設定可能であり、例えば、中心部32Aにおいて2μm程度としてもよい。また、単位着色層32の幅および各単位着色層32間の距離は、単位着色層32の着色度合い(濃淡分布)や、構成材料の光学特性(屈折率等)や、基材31の光学特性(屈折率等)や、色補正フィルタ30の実装条件などに応じて、決定することができる。
反射層35を構成する複数の単位反射層34は、基材31の光源21側の面に単位着色層32と対向するように設けられており、光源21側からの光のうちの単位反射層34に入射した光を散乱反射するものである。この反射層35は、例えば、白色塗料を用いて形成されて白色反射するようにしてもよいし、金属材料を用いて形成されてミラー反射するようにしてもよい。
単位反射層34の厚さは、任意に設定可能であり、例えば、2μm程度としてもよい。また、単位反射層34の幅および各単位反射層34間の距離は、構成材料の光学特性(屈折率等)や、基材31の光学特性(屈折率等)や、色補正フィルタ30の実装条件などに応じて決定することができる。
この色補正フィルタ30では、有効表示領域のうち着色層33の総面積は、着色層33が形成されていない基材31の露出面の面積よりも小さくなっているのが好ましい。また、有効表示領域のうち反射層35の総面積は、反射層35が形成されていない基材31の露出面の面積よりも小さくなっているのが好ましい。これにより、パネル面に対して垂直方向の光量を十分に確保しやすくなり、十分な正面輝度が得られるからである。なお、ここでいう有効表示領域とは、色補正フィルタ30における液晶表示パネル10の実際に映像が表示される領域のことである。また、基材31の露出面、着色層33および反射層35それぞれの面積とは、有効表示領域において液晶表示パネル10の表示面を垂直方向からみた場合にそれぞれが占める面積のことである。このため、有効表示領域のうち色補正フィルタ30の一面側における基材31の露出面の面積が占める割合は、50面積%以上であるのが好ましい。十分な正面輝度が確保されるからである。
また、パネル面に対して法線方向からみた単位着色層32の面積は、単位反射層34の面積よりも小さくなっているのが好ましい。これにより、光源21側から法線方向に透過する光の色相が変更されにくくなるので、表示面に対して法線方向の視点から視認される色相が所望のものとなる。このように、単位着色層32の面積が単位反射層34の面積よりも狭くなっている場合における単位着色層32の幅と単位反射層34の幅との差、すなわち、それぞれの端部の位置ズレは、例えば、以下のようにして算出することができる。
図4に示したように、単位着色層32の端部と単位反射層34の端部との位置ズレをΔWとし、単位反射層34近傍の雰囲気の屈折率をn1、基材31の屈折率をn2とする。また、基材32の法線方向(z軸方向)と、入射光L11および基材31中を透過する光とのなす角をそれぞれθ1、θ2とし、基材31の厚さをd(mm)とする。
この場合、θ1とθ2との間には、式(1)で表されるスネル(Snell)の法則が成立しており、ΔWとdとθ2との間には、式(2)の数式の関係が成立する。これにより、ΔWの最大値Max(ΔW)は、式(3)の数式で表すことができる。ここで、一例として、式(1)の数式を用いてθ2をθ1で表すと共に、基材31の材料としてアクリル樹脂を用いた場合には、Max(ΔW)は、dとθ1とに応じて表1に示した値となる。なお、この場合のn1は空気の屈折率である1.0とし、n2はアクリル樹脂からなる基材31の屈折率である1.5とした。
(n1)sin(θ1)=(n2)sin(θ2)・・・(1)
tan(θ2)=ΔW/d・・・(2)
Max(ΔW)=d×tan(θ2)・・・(3)
tan(θ2)=ΔW/d・・・(2)
Max(ΔW)=d×tan(θ2)・・・(3)
表1に示したように、液晶表示パネル10の極角依存性(方位角45°方向における色相の変化度合)に応じて、色相補正が最も必要なθ1を決定し、基材31の厚さdを考慮する。これにより、単位着色層32の端部と単位反射層34の端部とのズレの最大値を決定することができる。なお、本実施の形態では、単位着色層32が着色の濃淡分布を有しているので、この濃淡分布を考慮することにより、ズレ量を精密に設定しなくても、所望の色相補正作用が得られやすい。
この液晶表示装置は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、例えば、液晶表示パネル10を作製する。始めに、TFT基板11の表面に、例えば、マトリクス状に画素電極12を形成する。一方、対向基板15の表面に、例えば、R、G、Bのカラーフィルタ16R,16G,16Bをパターニング形成したのち、対向電極17を形成する。続いて、画素電極12および対向電極17の表面を覆うように、例えば、垂直配向剤の塗布や、垂直配向膜を印刷して焼成することにより配向膜13A,13Bを、それぞれ形成する。
続いて、TFT基板11あるいは対向基板15のいずれか一方の表面(配向膜13A,13Bが形成されている面)に対して、セルギャップを確保するためのスペーサ、例えばプラスチックビーズ等を散布する。これと共に、TFT基板11あるいは対向基板15のいずれか一方の表面に対して、例えばスクリーン印刷法によりエポキシ接着剤等を用いて、シール部を印刷する。こののち、TFT基板11と対向基板15とを、配向膜13A,13B同士が対向するように、スペーサおよびシール部を介して貼り合わせると共に、液晶材料を注入する。その後、加熱等によりシール部を硬化することにより、液晶層14をTFT基板11と対向基板15との間に封止する。最後に、TFT基板11の下面および対向基板15の上面に、それぞれ偏光板18および偏光板19を貼り合わせることにより、液晶表示パネル10が完成する。
次に、例えば、色補正フィルタ30を作製する。始めに、例えば、一対の面を有する基材31のいずれか一方の表面に所定のパターンとなるように、印刷法あるいはマスクパターンを用いた方法により、着色層33を形成する。印刷法を用いる場合には、例えば、重ね印刷することにより、単位着色層32の中心部32Bの着色が濃くなるようにする。この場合、ドット印刷により、中心部32Aにおいてドットを密にすると共に、周縁部32Bにかけてドットを疎にするように形成してもよい。また、マスクパターンを用いた方法としては、例えば、グレイマスクによる膜厚制御により中心部32Aの着色が濃くなるようにする。
続いて、基材31のもう一方の面に、印刷法あるいはマスクパターンを用いた方法により、単位着色層32と対向するように単位反射層34を形成する。これにより、色補正フィルタ30が完成する。
最後に、上記のように作製した液晶表示パネル10および色補正フィルタ30と共に、光源21を有するバックライトユニット20を用いて、液晶表示パネル10の偏光板18側とバックライトユニット20との間に、色補正フィルタ30を配置する。この際、偏光板18と色補正フィルタ30の着色層33とが対向するようにする。これにより、図1に示した液晶表示装置が完成する。
次に、上記した液晶表示装置の作用、効果について説明する。
液晶表示装置では、バックライトユニット20の光源21からの光のうち色補正フィルタ30を透過した光が偏光板18へ入射する。偏光板18に入射した光は、特定の偏光成分のみが透過され、液晶層14側へ入射する。液晶層14では、画像データに基づいて各画素電極12と対向電極17との間に印加される電圧によって、光が変調される。液晶層14を透過した光は、画素ごとに、カラーフィルタ16R,16G,16Bによって、それぞれ赤、緑、青の光として取り出されたのち、偏光板19によって特定の偏光成分のみが透過されて、表示が行われる。
従来の液晶表示装置では、白表示すると、図15に示したように、光源101からの光は、液晶表示パネル110への入射角に関係なく、全て白色光として入射する。この液晶表示パネル110に入射する光のうち法線方向の入射光L101は、上記と同様に偏光板102,103により特定の偏光成分のみが透過されると共に液晶層130により変調されて、白色光として入射光L101と同一方向に垂直光として射出される。その一方で、液晶表示パネル110に入射する光のうち斜め方向の入射光L102は、上記と同様に偏光板102,103により特定の偏光成分のみが透過されると共に液晶層130により変調される。この際、斜め方向の入射光L102は、液晶層130中においてやや黄色くなるように色相が変更されるため、黄色みがかった白色光として入射光L102と同一方向に傾斜光として射出される。このため、白表示すると、垂直方向からの視点では、表示される色相は白色となるが、斜め方向からの視点では、表示される色相がやや黄色みを帯びたものとして視認される。このような視認される色相の差は、垂直方向から一対の偏光板102,103の透過軸を基準として45°の方位(極角方向)に視点を傾けていくと、図16に示したように顕著に表れる。なお、図16は、従来のVAモードの液晶表示装置を白表示させた場合に、極角方向に、基板面の法線方向(0°)から60°までの間で10°ごとの分光スペクトルを表し、波長と透過率との関係を表したものである。
また、他の従来の液晶表示装置では、上記した白表示における視認角度に依存する色相変化を抑制するために、光源と液晶表示パネルとの間に二色性色素含有シートが設けられている。二色性色素は、二色比を有する略棒状の分子であり、その分子の長軸方向に入射する光をほとんど吸収せずに、短軸方向に入射した光を強く吸収する。すなわち、二色性色素では、分子の短軸方向に入射する光の吸収量と長軸方向に入射する光の吸収量との間に大きな差があり、その光の吸収量に応じて射出光の色相が変更される。この性質を利用するために、二色性色素含有シートでは、二色性色素と高分子液晶や液晶分子などの液晶性物質と紫外線硬化樹脂とを用いて、二色性色素の長軸方向が液晶表示パネルの基板面に対して所定の角度に配向するように形成されている。これにより、液晶表示パネルの基板面に対して略法線方向に入射する光の色相はほとんど変更されずに、基板面に対して斜め方向に入射する光の色相が変更される。よって、基板面に対して垂直方向からの視点と、その斜め方向からの視点との間で、視認される色相に違いが生じにくくなる。ところが、図16に示したように、基板面の法線方向から視点を傾けた場合に視認される色相変化は、特定の角度に限られたものではなく、その斜め方向の角度に応じて連続的に生じる。従って、他の従来の液晶表示装置では、二色性色素の配向により色相を補正するため、特定方向の色相補正は可能になるが、色相補正の角度依存性が生じやすいものと考えられる。さらに、二色性色素はその長軸方向に入射する光も僅かに吸収するため、色相補正する必要のない角度においても、僅かに色付いて視認されるおそれもあると考えられる。
これに対して、本実施の形態では、色補正フィルタ30により、液晶表示パネル10に入射する光のうち、斜め方向の光をその入射角度に応じて、液晶層14中における色相の変換度合いが相殺されるように予め入射光の色相を変換する。具体的には、上記したように、着色層33を構成する複数の単位着色層32では、中心部32Aが濃く、周縁部32Bが淡い濃淡分布を有する着色になっており、相対的に青色の光を多く透過し、斜め方向の入射光の色相を青系に変換する。この濃淡分布によって、単位着色層32に入射する光のうち法線方向となす角が大きいものほど、強く(青系が濃く)変換される。これにより、斜め方向の入射光が液晶層14中において黄色味を帯びるように変化しても、その変化度合いに応じて予め入射光の色相が青系に変換されているため、色相の変化度合いが相殺されて、白表示しても斜め方向において視認される色相が白色となる。なお、液晶表示パネル10に入射する光のうち法線方向の入射光は、色補正フィルタ30の反射層35により、ほとんど着色層33に入射することがないため、基材31の露出面を透過した光は、白色光として液晶表示パネル10に入射することとなる。
すなわち、本実施の形態における液晶表示装置よれば、液晶表示パネル10とバックライトユニット20との間に、上記した構成を有する色補正フィルタ30を設けるようにしたので、表示される映像の視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。この場合、単位着色層32が相対的に青色の波長を多く透過するようにすれば、白表示における視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。また、色補正フィルタ30は印刷法などを用いて製造できるので、煩雑な工程を含まずに、容易に製造することができる。
また、単位着色層32の幅と単位反射層34の幅との差が偏光板18,19の透過軸から45°の方向(極角方向)において最小になるようにすれば、視認角度に依存する色相変化をより抑制することができる。
また、単位着色層32の面積が単位反射層34の面積よりも小さくなるようにすれば、略法線方向の光の色相がほとんど変換されることがなくなる。これにより、上記の効果に加えて、表示面に対して法線方向の視点から視認される色相を所望のものとすることができる。
さらに、色補正フィルタ30における有効表示領域のうちの反射層35の総面積を基材31の同一面側の露出面(反射層35以外の部分)の面積よりも小さくなるようにすれば、正面輝度を確保しつつ、視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
なお、上記した液晶表示装置では、液晶表示パネル10とバックライトユニット20との間に、色補正フィルタ30をそれらとは別に設けるようにしたが、それに限られるものではない。例えば、バックライトユニット20の白色光を射出する側に一体化するように設けて、色補正フィルタ30と同様の構成を有する光学フィルタを備えたバックライトユニットとしてもよい。また、液晶表示パネル10の偏光板18の外側に設けて、色補正フィルタ30と同様の構成を有する光学フィルタを備えた液晶表示パネルとしてもよい。いずれの場合においても、上記した実施の形態と同様の効果が得られる。さらに、単位着色層32と単位反射層34との位置関係を上記のように配置することが可能であれば、基材31を用いなくてもよい。例えば、着色層を液晶表示パネル10の偏光板18の外側に設けると共に、反射層をバックライトユニット20の光の射出側に設けてもよい。
また、上記した液晶表示装置では、液晶表示パネル10、バックライトユニット20および色補正フィルタ30を備えた場合について説明したが、その他に構成要素を含んでいてもよい。例えば、色補正フィルタ30から射出した光を散乱させて液晶表示パネル10に入射させる散乱部材を液晶表示パネル10と色補正フィルタ30との間に設けるようにしてもよい。これにより、視認角度に依存する色相変化をより抑制することができる。この散乱部材としては、例えば、光散乱シートなどが挙げられる。この散乱部材は、光を強く散乱しない、すなわち比較的弱い散乱を生じさせるものが好ましい。強い散乱が生じると色補正フィルタ30により、色相変換された光が液晶表示パネル10の法線方向に入射して、その法線方向に射出する光の色相が変換されてしまうおそれがあるからである。なお、このように散乱部材を新たに設けなくても、偏光板18の光源21側の表面をアンチグレイン処理などにより荒らすようにしても、散乱部材を設けた場合と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態の液晶表示装置では、単位着色層32が相対的に青色の光を多く透過するようにしたことにより、白表示時における視認角度に依存する色相変化を抑制するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、着色層33の着色を他の色にすることにより、液晶表示パネルから垂直に射出する垂直光の色相と液晶表示パネルから斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺するようにしてもよい。この場合においても、視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
[2.変形例:他の色補正フィルタの例]
(第1の変形例)
図5〜図7は上記した実施の形態に係る色補正フィルタの変形例を表すものであり、いずれも図3に対応した平面構成を表している。
(第1の変形例)
図5〜図7は上記した実施の形態に係る色補正フィルタの変形例を表すものであり、いずれも図3に対応した平面構成を表している。
図3に示した色補正フィルタ30では、一対の面を有する基材31と、基材31の液晶表示パネル10側の面に設けられた複数の矩形状の単位着色層32と、基材31の光源21側の面に設けられた複数の円形状の単位反射層34と有している。しかし、各単位着色層32および各単位反射層34は、それぞれ矩形状および円形状でなくてもよい。例えば、図5に示したように、各単位着色層32および各単位反射層34の形状を同じにして、円形状としてもよい。また、図6に示したように、各単位着色層32および各単位反射層34の形状を同じにして、矩形状としてもよい。さらに、図7に示したように、各単位着色層32および各単位反射層34の形状をそれぞれ矩形状および円形状とすると共に、単位着色層32を複数の着色点のドットにより形成してもよい。この図7に示した単位着色層32では、中心部32Aにおいて、ドットの密度が高く、周縁部32Bにかけてドットの密度が低くなっており、着色の濃淡分布は、ドット密度により表現されている。図5〜図7に示した単位着色層32および単位反射層34を有する色補正フィルタ30であっても、上記と同様の効果が得られる。
図5〜図7に示した色補正フィルタ30においても、上記実施の形態で説明した色補正フィルタ30と同様に、有効表示領域のうち着色層33の総面積は、着色層33が形成されていない部分の面積よりも小さくなっているのが好ましい。また、有効表示領域のうち反射層35の総面積は、反射層35が形成されていない部分の面積よりも小さくなっているのが好ましい。また、有効表示領域における色補正フィルタ30の基材31の一面側の露出面(着色層33あるいは反射層35が形成されていない部分)の面積が占める割合は、50面積%以上であるのが好ましい。さらに、パネル面に対して法線方向からみた単位着色層32の面積は、単位反射層34の面積よりも小さくなっているのが好ましい。いずれも上記した理由と同様の理由からである。
(第2の変形例)
図8〜図10は上記した実施の形態に係る色補正フィルタの他の変形例を表すものであり、図2(B)に対応する平面構成を表している。
図8〜図10は上記した実施の形態に係る色補正フィルタの他の変形例を表すものであり、図2(B)に対応する平面構成を表している。
図2(B)に示した色補正フィルタ30では、基材31の液晶表示パネル10側および光源21側それぞれの面に複数の単位着色層32および複数の単位反射層34が各々独立して島状に設けられていたが、それに限られるものではない。例えば、着色層33および反射層35が直線形状の単位着色層32および単位反射層34を組み合わせた形状となるように設けられていてもよい。例えば、図8および図9のように格子状に設けられていてもよいし、図10に示したように縞状に設けられていてもよい。図8〜図10に示した単位着色層32においても、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されており、具体的には、各線幅方向において中心から遠くなる(線幅方向に向かって)に従い、着色が淡くなっている。このように単位着色層32および単位反射層34のそれぞれが直線形状であり、それらを組み合わせた形状の着色層33および反射層35が設けられていても、上記した色補正フィルタ30を用いた場合と同様の効果が得られる。
図8〜図10に示した色補正フィルタ30においても、上記実施の形態で説明した色補正フィルタ30と同様に、有効表示領域のうち着色層33の総面積は、基材31の着色層33が形成されていない部分の面積よりも小さくなっているのが好ましい。また、有効表示領域のうち反射層35の総面積は、反射層35が形成されていない部分の面積よりも小さくなっているのが好ましい。また、有効表示領域における色補正フィルタ30の基材31の一面側の露出面(着色層33あるいは反射層35が形成されていない部分)の面積が占める割合は、50面積%以上であるのが好ましい。さらに、パネル面に対して垂直方向からみた単位着色層32の面積は、単位反射層34の面積よりも小さくなっているのが好ましい。いずれも上記した理由と同様の理由からである。
なお、上記した実施の形態およびその変形例では、VAモードの液晶表示装置について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、TNモードの液晶表示装置では、通常、偏光板は、その透過軸が矩形型の表示面の各辺から45°の方向(略対角線方向)に延在するように配置されている。このため、その透過軸から45°の方位(極角方向)の斜め方向において、効率的に色補正するように単位着色層および単位反射層を配置すれば、より高い効果が得られる。具体的には、TNモードの液晶表示装置に図2および図3に示した色補正フィルタ30を用いる場合には、極角方向に沿って正方形に形成された単位着色層32の頂点を配置する。この場合においても、単位着色層の幅と単位反射層の幅の差が極角方向において最小になるようにすれば、より高い効果を得ることができる。
本発明の実施例について、詳細に説明する。
(実施例1)
以下の手順により、図1に示した液晶表示装置を作製した。
以下の手順により、図1に示した液晶表示装置を作製した。
まず、図2および図3に示した色補正フィルタ30を作製した。始めに、シクロオレフィンポリマーからなる厚さ1000μmの基材31の一面側に、最大吸収波長620nmの青色色素を用いて、複数の島状の単位着色層32から構成された着色層33を形成した。この場合、図3に示したように中心部32Aが濃く、周縁部32Bが淡く着色されると共に中心部32から周縁部32Bにかけて着色度が小さく着色され、かつ各単位着色層32を正方形に形成した。この際、図11に示したように、各単位着色層32それぞれの幅をW(A)とすると共に隣り合う単位着色層32の端部間の間隔をG(A)とした場合に、表2に示したW(A)およびG(A)となるようにした。なお、表2に示したピッチ(A)は、隣り合う単位着色層32の中心部32A間の距離を表している。
最後に、基材31の着色層33が形成された側の反対側の一面に、各単位着色層32と基材31を介して対向するように、白色塗料を用いて円形状の単位反射層34により構成された反射層35を形成した。この際、図11に示したように、各単位反射層34それぞれの幅をW(B)とすると共に隣り合う単位反射層34の端部間の間隔をG(B)とした場合に、表2に示したW(B)およびG(B)となるように形成した。なお、表2に示したピッチ(B)は、隣り合う単位反射層34の中心間の距離を表している。これにより、図2および図3に示した色補正フィルタ30が完成した。
ここで、この色補正フィルタ30について基材31の反射層35側から白色光を照射し、単位着色層32の中心部32Aおよび周縁部32Bそれぞれを透過した光の分光スペクトルを測定したところ、図12に示した結果が得られた。図12に示した曲線C11は中心部32Aを透過した光の分光スペクトルであり、曲線C12は周縁部32Bを透過した光の分光スペクトルであり、縦軸および横軸はそれぞれ透過率(%)および波長(nm)を表している。図12の結果から、中心部32A(曲線C11)では、620nm付近の光を強く吸収し、周縁部32B(C12)では、着色の淡さに応じて吸収していることがわかった。
次に、図12に示した色相変換特性を有する色補正フィルタ30を、液晶表示パネル10およびバックライトユニット20との間に、基材31の着色層33側の面が液晶表示パネル10側になるよう配置した。この際、矩形状の単位着色層32の各辺が、偏光板18,19の透過軸の方向と平行あるいは直交するようにした。これにより、図1に示した液晶表示装置が完成した。
(実施例2)
単位着色層32をドット印刷を用いて、図7に示したように形成したことを除き、実施例1と同様の手順を経た。なお、本実施例では示していないが、実施例1と同様に色補正フィルタ30の分光スペクトルを測定したところ、図12と同様の結果が得られた。
単位着色層32をドット印刷を用いて、図7に示したように形成したことを除き、実施例1と同様の手順を経た。なお、本実施例では示していないが、実施例1と同様に色補正フィルタ30の分光スペクトルを測定したところ、図12と同様の結果が得られた。
(比較例1)
色補正フィルタ30を用いなかったことを除き、実施例1と同様の手順を経た。
色補正フィルタ30を用いなかったことを除き、実施例1と同様の手順を経た。
(比較例2)
色補正フィルタ30の代わりに、中心部と周縁部との着色が均一になるように単位着色層を形成した色補正フィルタを用いたことを除き、実施例1と同様の手順を経た。ここで用いた色補正フィルタについても、実施例1の色補正フィルタ30と同様にして分光スペクトルを測定したところ、図13に示した結果が得られた。図3に示したように、中心部および周縁部においてスペクトルに差がみられず、均一に着色されていることが確認された。
色補正フィルタ30の代わりに、中心部と周縁部との着色が均一になるように単位着色層を形成した色補正フィルタを用いたことを除き、実施例1と同様の手順を経た。ここで用いた色補正フィルタについても、実施例1の色補正フィルタ30と同様にして分光スペクトルを測定したところ、図13に示した結果が得られた。図3に示したように、中心部および周縁部においてスペクトルに差がみられず、均一に着色されていることが確認された。
これらの実施例1,2および比較例1,2の液晶表示装置について、白表示させた際の正面輝度および斜め方向における色差を測定したところ、図2に示した結果が得られた。
斜め方向における色差を測定する場合には、表示面に対して法線方向の色相と、偏光板の透過軸から45°の方位に向かって法線となす角が60°の方向の色相とを測定し、それらの色相の比較から色差Δxyを算出した。
また、実施例1および比較例1,2の液晶表示装置について、白表示させた際の偏光板の透過軸から45°の方位に向かって法線となす角が40°の方向における分光スペクトルを測定したところ、図14に示した結果が得られた。図14に示した曲線C21は実施例1、曲線C22は比較例1、曲線C23は比較例2の測定結果をそれぞれ表している。
表2に示したように色補正フィルタ30を備えた実施例1,2では、それを用いなかった比較例1よりも、正面輝度が僅かに低下したが、色差が小さくなった。また、均一に着色された単位着色層を設けた比較例2では、比較例1よりも正面輝度が僅かに低下し、色差が小さくなったが、実施例1,2よりも色差は大きくなった。
また、図14に示したように、実施例1(曲線C21)では、透過率は青色の波長領域から赤色の波長領域にかけてほぼ一定になっていた。これに対して、比較例1(曲線C22)では、透過率は青色から緑色の波長領域にかけて透過率が上昇したのち、赤色の波長領域にかけて一定となった。また、比較例2(曲線C23)では、透過率は青色の波長領域において透過率の極大を示した。すなわち、視認される色相は、実施例1では白色であるが、比較例1では黄色味を帯びた白色、比較例2ではわずかに青色であった。
これらのことから、以下のことが確認された。液晶表示パネル10とバックライトユニット20との間に、色補正フィルタ30を設けるようにした。この色補正フィルタ30は、中心部32Aが濃く、周縁部32Bが淡く着色された青系の単位着色層32により構成された着色層33と、各単位着色層32と基材31を介して対向配置した単位反射層34により構成された反射層35とが設けられている。これにより、白表示における視認角度に依存する色相変化を抑制することができる。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、液晶層として垂直配向型の液晶を用いたVAモードの液晶表示装置を例に挙げて説明したが、これに限定されず、他のモード、例えばTNモード、IPSモードあるいはOCBモードについても適用可能である。この場合においても、本発明の効果は得られる。
また、上記実施の形態では、R,G,Bの3色のカラーフィルタを設け、各画素をそれぞれのカラーフィルタ層に割り当てたフルカラー表示の液晶表示装置の構成を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、カラーフィルタが設けられていない構成、例えばモノクロ表示の液晶表示装置にも適用可能である。この場合においても、本発明の効果は得られる。
10…液晶表示パネル、11…TFT基板、12…画素電極、13A,13B…配向膜、14…液晶層、15…対向基板、16R,16G,16B…カラーフィルタ、17…対向電極、18,19…偏光板、20…バックライトユニット、21…光源、30…色補正フィルタ、31…基材、32…単位着色層、32A…中心部、32B…周縁部、33…着色層、34…単位反射層、35…反射層。
Claims (14)
- 光源と、
前記光源からの光を変調することにより映像を表示する液晶表示パネルと、
前記光源と前記液晶表示パネルとの間の、前記液晶表示パネルと対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、
前記各単位着色層に対応して前記光源と前記着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層と
を備え、
前記着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている
液晶表示装置。 - 前記単位着色層は、前記液晶表示パネルから垂直に射出する垂直光の色相と前記液晶表示パネルから斜め方向に射出する傾斜光の色相との差を相殺する傾向の濃淡分布を有する
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層は、相対的に青色の波長を多く透過する
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層は、580nm以上の可視光領域に最大吸収波長を有する
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層は、前記単位反射層よりも小さい
請求項1記載の液晶表示装置。 - 有効表示領域のうち前記反射層の総面積は、それ以外の面積よりも小さい
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記液晶表示パネルは、前記光源側およびその反対側に、各透過軸が互いに直交するように配置された一対の偏光板を有し、
前記単位着色層の幅と前記単位反射層の幅との差が前記透過軸から45°の方向において最小になっている
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記着色層と前記反射層との間に、一対の面を有する透明基材が配置され、
前記着色層は前記透明基材の前記液晶表示パネル側の面に設けられる一方、前記反射層は前記透明基材の前記光源側の面に設けられている
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記透明基材は、シクロオレフィンポリマーを含む
請求項8記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層および前記単位反射層は、島状の形状を有する
請求項1記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層は矩形状であり、
前記単位反射層は円形状である
請求項10記載の液晶表示装置。 - 前記単位着色層の濃淡分布は、複数の着色点のドット密度により表現されている
請求項11記載の液晶表示装置。 - 光源と、
前記光源と対向して延在する面に沿って離散的に配置された複数の単位着色層からなる着色層と、
前記各単位着色層に対応して前記光源と前記着色層との間に設けられた単位反射層からなる反射層と
を備え、
前記着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている
バックライトユニット。 - 一対の面を有する透明基材と、
前記透明基材の一方の面に沿って離散的に形成された複数の単位着色層からなる着色層と、
前記透明基材の他方の面に沿って前記各単位着色層に対応して設けられた単位反射層からなる反射層と
を備え、
前記着色層の各単位着色層は、中心部が濃く、周縁部が淡く着色されている
光学フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008295580A JP2010122435A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 液晶表示装置、バックライトユニットおよび光学フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008295580A JP2010122435A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 液晶表示装置、バックライトユニットおよび光学フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010122435A true JP2010122435A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=42323840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008295580A Pending JP2010122435A (ja) | 2008-11-19 | 2008-11-19 | 液晶表示装置、バックライトユニットおよび光学フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010122435A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105892190A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-08-24 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种垂直取向液晶显示面板和液晶显示器 |
US10379399B2 (en) | 2015-07-14 | 2019-08-13 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Display device and backlight unit included therein |
WO2020085387A1 (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | デクセリアルズ株式会社 | 光学フィルタ及び発光装置 |
WO2023157602A1 (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-24 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 照明装置 |
-
2008
- 2008-11-19 JP JP2008295580A patent/JP2010122435A/ja active Pending
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CN105892190A (zh) * | 2016-06-03 | 2016-08-24 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 一种垂直取向液晶显示面板和液晶显示器 |
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