JP4205303B2 - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射層や半透過反射層によって外光を反射する内面反射方式を採用したカラー表示用の電気光学装置、この電気光学装置を用いた電子機器に関する。
【0002】
【背景技術】
反射型の液晶装置は、第1基板、これに対向する第2基板、及び印加電圧によって透過率が変化する液晶層を備えている。液晶層は、第1基板上に形成された表示用電極と、対向基板上に形成された対向電極との間に挟持されており、これらの電極によって液晶層に電圧が印加されるようになっている。このような反射型の液晶装置において、商品化されているものは、表示用電極を反射膜で構成し、対向基板の外側から入射する外光を液晶層に近接した位置で反射する内面反射方式の液晶装置(特開平8―114799号公報)が主流である。
【0003】
また、反射型の液晶装置の場合には外光を利用して表示を視認可能にしているので、暗い場所では表示を読みとることができない。このため、液晶層の内面に半透過反射膜を兼ねる表示用電極を設けた半透過反射型の液晶装置(特開平7−318929号公報)も商品化されている。
【0004】
反射型の液晶装置や半透過反射型の液晶装置を反射型として用いる場合、表示の明るさは、上述した反射膜や半透過反射膜の反射率に依存する。高い反射率を示す材料としては、銀もしくは銀合金が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、銀もしくは銀合金は相対的に黄色に高い反射率を有するため、反射膜もしくは半透過反射膜を用いると、表示色が全体的に黄色を帯び鮮明にならないという問題点がある。
この対策として、各カラーフィルタの色度を変えて黄色味を補正する方法が考えられるが、色は補正できるものの明るさが確保できないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、明るさを確保して色味特に白表示の白さを改善する電気光学装置およびこのような電気光学装置を備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明の他の目的は、明るさを確保して色味をある程度自由に変えることが可能な電気光学装置およびこのような電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明に係る半透過反射型の液晶装置は、液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、前記第1基板に設けられ、前記第1、第2、及び第3の画素部に配置された反射層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と前記第2基板との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、を備え、前記反射層の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射層の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射層には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る半透過反射型の液晶装置は、液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた反射電極からなる電極層と、マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、前記第2基板に設けられた前記電極層と前記第2基板との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、を備え、前記反射電極の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射電極の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射電極には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る半透過反射型の液晶装置は、液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、前記第1基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、前記第1基板に設けられ、前記第1、第2、及び第3の画素部に配置された反射層と、前記第1基板に設けられた前記電極層と前記反射層との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、を備え、前記反射層の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射層の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射層には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする。より具体的には、白表示を行った場合にホワイトバランスが取れるように複数色のカラーフィルタの面積を決定すればよい。また、電気光学物質は、例えば、液晶であってもよい。
【0009】
この発明によれば、反射層の反射率の分光特性が可視光波長領域において平坦でなくても、反射層の反射率の分光特性に応じて、複数色のカラーフィルタ及び画素部の面積を各色に対応して異ならせるので、反射層の反射率の分光特性を補償することができる。そして、複数色のカラーフィルタ及び画素部の面積を適宜定めることによって、ホワイトバランスの取れた良好な画像を表示することが可能となる。
【0010】
なお、前記反射層は反射機能と電極機能をともに備えた単層もしくは多層膜からなることが好ましい。また画素部は、反射機能と電極機能をともに備えた前記反射層の部分と前記電極層の部分とが交差する部分で、カラーフィルタを設けた部分に対応するものであってもよい。
【0011】
次に、上述した電気光学装置において、前記反射層は、単一層の反射電極からなるものであってもよい。この態様において電気光学物質が液晶であれば、第1基板上に設けられた反射電極を用いて液晶の配向状態を制御することにより、反射電極による反射後に液晶を介して表示光として出射される外光強度を制御できる。尚、反射電極は、例えば金属膜もしくは誘電体ミラーをパターニングして形成すればよい。
【0012】
また、前記反射層は、透明電極と、該透明電極上に配置された反射電極からなることを特徴とする。この態様において電気光学物質が液晶であれば、第1基板上に積層された透明電極および反射電極を用いて液晶の配向状態を制御することにより、反射電極による反射後に液晶を介して表示光として出射される外光強度を制御できる。尚、このような透明電極は、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜から形成すればよい。また、反射電極は、例えば金属膜もしくは誘電体ミラーをパターニングして形成すればよい。
【0013】
さらに、前記反射層上に配置された透明の絶縁膜と、該絶縁膜上に配置された透明電極とを含む積層構造を有することが好ましい。この態様において電気光学物質が液晶であれば、第1基板上に積層された透明電極を用いて液晶の配向状態を制御することにより、反射膜による反射後に液晶を介して表示光として出射される外光強度を制御できる。尚、このような透明電極は、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜から形成すればよく、絶縁膜は、例えば酸化シリコンを主成分として形成すればよい。他方、反射膜は、例えば金属膜もしくは誘電体ミラーから形成すればよい。
【0014】
次に、上述した電気光学装置において、前記反射層は、反射電極と、該反射電極上に配置された透明電極からなることが好ましい。この態様において電気光学物質が液晶であれば、第1基板上に積層された反射電極および透明電極を用いて液晶の配向状態を制御することにより、反射電極による反射後に液晶を介して表示光として出射される外光強度を制御できる。尚、このような透明電極は、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜から形成すればよい。また、反射電極は、例えば金属膜もしくは誘電体ミラーをパターニングして形成すればよい。
【0015】
また、上述した電気光学装置において、前記反射層は、反射材として銀もしくは銀合金を用いることが望ましい。この態様によれば、前記反射材として銀もしくは銀合金を用いるので、アルミニウムを用いた時より明るくなる。
【0016】
次に、上述した電気光学装置において、前記カラーフィルタの色は、赤・緑・青の3色であることをが好ましい。この態様によれば、カラーフィルタの色は、赤・緑・青の3色であるので、フルカラー表示が可能となる。
【0017】
ここで、前記カラーフィルタ及び前記画素部の面積が、赤、緑、青の順に大きくなることが好ましい。この態様によれば、各色の前記カラーフィルタの面積が、赤、緑、青の順に大きくなることより、反射層が黄色く色付くことが青味に補正され、反射層の色付きを打ち消して、黄色味改善して白表示が可能となる。
【0018】
さらに、前記カラーフィルタの色は、赤・緑・青の3色であり、赤、緑、青の3色の前記カラーフィルタ及び前記画素部の面積比が、赤:緑:青=(85〜98):100:(102〜115)であることが好ましい。この態様によれば、銀もしくは銀合金反射膜の明るさを保ったまま、銀もしくは銀合金反射膜固有の黄色味を改善出来る最適設計とすることができる。
【0019】
次に、上述した電気光学装置は、前記第2基板の前記第1基板と反対側に設けられた偏光板と、前記偏光板と前記第2基板との間に配置された第1位相差板と、前記偏光板と前記第1位相差板との間に配置された第2位相差板とを備えることが望ましい。この態様によれば、コントラスト、明るさ、色純度が改善できる。
【0020】
また、上述した電気光学装置は、パッシブマトリクス駆動されるものであってもよい。この態様において電気光学物質が液晶であれば、画素部の各面積を異ならせていることによって液晶容量が異なることとなるが、アクティブマトリックス駆動と比較してパッシブマトリクス駆動ではあまり影響を受けず、表示むらを生じ難い。
【0021】
次に、本発明の電子機器は、上述した電気光学装置を備えるものであって、例えば、携帯電話、腕時計、電子手帳、ノートパソコン等の各種の電子機器に適用できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
<1.第1実施形態>
<1−1:第1実施形態の構成>
先ず、本発明の第1実施形態に係わる液晶装置の構成について、図1及び図2を参照して説明する。第1実施形態は、本発明をパッシブマトリクス駆動方式の反射型液晶装置に適用したものである。
【0023】
図1は、反射型液晶装置を対向基板側から見た様子を示す図式的平面図であり、図2は、図1のA−A’断面を示す反射型液晶装置の図式的断面図である。尚、図1では、説明の便宜上ストライプ状電極を縦12本、横4本を図式的に示しているが、実際には多数本の電極が存在している。また、図2においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
【0024】
図1及び図2において、第1実施形態における反射型液晶装置は、第1基板10と、第1基板10に対向配置された透明の第2基板20と、第1基板10及び第2基板20の間に挟持された液晶層50とを備える。
【0025】
外光は、第2基板20の外側から入射し、第1基板10上に形成された後述する反射電極14によって反射され、再び第2基板20を透過する。人は、この透過光を見て表示画像を認識する。したがって、第1基板10は、透明でも不透明でもよいので、例えば、石英基板や半導体基板等を用いることができる。一方、第2基板20は、可視光に対して透明或いは少なくとも半透明であることが要求されており、例えばガラス基板や石英基板等からなる。
【0026】
第1基板10の第2基板20に対向する側(即ち、図2で上側表面)には、複数のストライプ状の反射電極14と、反射電極14上に配置された配向膜15とが形成されている。配向膜15は、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなり、スピンコート又はフレキソ印刷により形成され、ラビング処理等の所定の配向処理が施されている。
【0027】
また、反射電極14は、銀もしくは銀合金を主成分とする反射膜からなり、蒸着やスパッタ等により形成される。図4は、反射電極14の反射率の分光特性を示すグラフである。この図から明らかなように、反射電極14の反射率は波長が短くなるにつれて次第に低下する。このため、反射電極14は、かなり黄色く色付いている。
【0028】
一方、第2基板20の第1基板10に対向する側(即ち、図2で下側表面)には、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bが形成されており、さらに、これらのフィルタ23R、23G、及び23Bを覆うようにカラーフィルタ平坦化膜24が形成されている。そして、カラーフィルタ平坦化膜24上には、反射電極14と相交差するように複数のストライプ状の透明電極21が配置されている。透明電極21は、各カラーフィルタ23R、23G、23Bに対応する形状をしている。このため、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅(図1及び図2において左右方向の長さ)は、対応する透明電極21の横方向の長さと一致している。
【0029】
くわえて、透明電極21の上には配向膜25が形成されている。透明電極21は、例えばITO(Indium Tin Oxide)膜などの透明導電性薄膜からなる。また、配向膜25は、配向膜15と同様に、ポリイミド薄膜などの有機薄膜からなり、スピンコート又はフレキソ印刷により形成され、ラビング処理等の所定の配向処理が施されている。
【0030】
さて、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bの分光特性は図3に示すようになっている。これらの分光特性は、各フィルタを同一面積で構成したとき、白色表示が得られるように調整されている。
【0031】
しかし、上述したように反射電極14は黄色く色付いているから、各カラーフィルタ23R、23G、23Bを同一のライン幅となるように形成すると、表示画像が全体的に黄色くなり、ホワイトバランスが崩れてしまう。
【0032】
人の目には、各カラーフィルタ23R、23G、23Bを通過した光が各々入射し、それらの強度に応じて人は色を認識する。したがって、各カラーフィルタ23R、23G、23Bから射出される光の強度を調整することによって、色のバランスを調整することが可能である。各カラーフィルタ23R、23G、23Bから射出される各々の光は、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの占有面積を調整することによって、所望の強度に各々調整することが可能である。 本発明者は、この点に着目し、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの占有面積を、反射電極14の反射率の分光特性に応じて決めることにした。
【0033】
ところで、各カラーフィルタ23R、23G、23Bは、縦方向に延在する短冊状の透明電極21と横方向に延在する短冊状の反射電極14との交差に対応した各画素毎に設ける必要がある。このため、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、青カラーフィルタ23Bの各占有面積を反射電極14の反射率の分光特性に応じて調整するには、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅(図1及び図2において左右方向の長さ)及び透明電極21の横方向の長さを、反射電極14の反射率の分光特性に応じて決める必要がある。
【0034】
図4に示すように、反射電極14の反射率の分光特性は、短波長領域で低下しているため、短波長領域の光の強度を補う必要がある。そこで、この例にあっては、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、青カラーフィルタ23Bに順にライン幅(図1及び図2において左右方向の長さ)及び透明電極21の横方向の長さが長くなるようにしてある。
【0035】
また、第1基板10及び第2基板20は、液晶層50の周囲において、シール材31により貼り合わされている。また、液晶層50は、シール材31により、第1基板10及び第2基板20間に封入されている。更に、反射型液晶装置は、第2基板20の液晶層50と反対側に、偏光板105、第1位相差板106、第2位相差板116及び前方散乱板107を備えている。
【0036】
シール材31は、例えば光硬化性樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤である。特に、当該反射型液晶装置が対角数インチ程度以下の小型の場合には、シール材中に両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー或いはガラスビーズ等のギャップ材(スペーサ)が混入される。但し、このようなギャップ材は、当該反射型液晶装置が対角数インチ〜10インチ程度或いはそれ以上の大型の場合には、液晶層50内に混入されてもよい。
【0037】
液晶層50は、反射電極14及び透明電極21間で電界が印加されていない状態で配向膜15及び25により所定の配向状態をとる。液晶層50は、例えば一種又は数種類のネマティック液晶を混合したSTN液晶からなる。
【0038】
STN液晶からなる液晶層50のツイスト角は240度、液晶のΔnd(光学異方性Δnと層厚dの積 )は、0.77μmである。このようなツイスト角は、配向膜15及び配向膜25に対するラビング方向により高精度で規定可能である。第1位相差板106のΔndは、160nmであり、第2位相差板116のΔndは、610nmである。偏光板105の透過軸又は吸収軸と第2位相差板116の光軸とのなす角度θ1は、15度であり、第1位相差板106の光軸と第2位相差板116の光軸とのなす角度θ2は、40度である。従って、第1実施形態の反射型液晶装置によれば、波長550nm付近の光に対する反射率が高くなり、明るく高コントラストの反射型カラー表示が可能となる。
【0039】
以上説明した反射型液晶装置において、データ線駆動回路や走査線駆動回路を実装する態様としては、以下のものがある。第1の態様は、TAB(Tape Automated bonding)基板を用いるものである。この手法では、画像信号を所定タイミングで供給するデータ線駆動回路や、走査信号を所定タイミングで供給する走査線駆動回路を含む駆動用LSIをTAB基板上に実装しておく。そして、反射電極14の第1基板10上の端子領域に引き出された端子部と、透明電極21の第2基板20上の端子領域に引き出された端子部とに、異方性導電フィルムを介してTAB基板を電気的及び機械的に接続する。
【0040】
第2の態様は、シール材31の外側の第1基板10又は第2基板20上の周辺領域に、このようなデータ線駆動回路や走査線駆動回路を形成するものである。この場合には、いわゆる駆動回路内蔵型の反射型液晶装置となる。更に、製造途中や出荷時の当該液晶装置の品質、欠陥等を検査するための検査回路等を形成していわゆる周辺回路内蔵型の反射型液晶装置としてもよい。
【0041】
<1−2:第1実施形態の動作>
次に、以上の如く構成された第1実施形態の反射型液晶装置の動作について図2を参照して説明する。第1実施形態の反射型液晶装置は、ノーマリーブラックモードのパッシブマトリクス駆動方式により駆動される。
【0042】
図2において、偏光板105の側(即ち、図2で上側)から外光が入射すると、外光は、偏光板105、透明な第2基板20、及び液晶層50を介して反射電極14に至り、反射電極14によって反射される。さらに、反射光は、再び液晶層50、第2基板20、及び偏光板105を介して偏光板105から出射される。ここで、外部回路から反射電極14及び透明電極21に、画像信号及び走査信号を所定タイミングで供給すると、反射電極14及び透明電極21が交差する個所における液晶層50部分には、画像信号に応じた電界が印加される。反射電極14及び透明電極21に印加する印加電圧を各画素単位で制御することにより、液晶層50の配向状態を各画素単位で制御することができる。これにより、透過軸及び吸収軸が固定された偏光板105を透過する光量を各画素単位で変調し、カラーの階調表示が可能となる。
【0043】
次に、本発明者は、各カラーフィルタのライン幅が異なる複数の液晶装置を試作して、白表示の反射率YとCIE色度x、yを測定した。この測定結果を図5に示す。図5において、WR、WG、およびWBは、各カラーフィルタ23R、23G、23Bのライン幅の比率である。
【0044】
まず、比較例は従来の液晶装置に相当するものであって、ライン幅の比率を100:100:100としている。この場合には、白表示が黄色く色付くものとなった。
【0045】
次に、各カラーフィルタのライン幅の比率WR:WG:WBを95:100:105(具体例1)、90:100:110(具体例2)、85:100:115(具体例3)および80:100:120(具体例4)とした場合の測定結果を比較すると、具体例2の比率が最もホワイトバランスが取れたものとなっている。また、具体例1および具体例3の場合は、若干の色付きはあるものの、人の目には白色と感じられる許容範囲であった。
したがって、各カラーフィルタのライン幅の比率WR:WG:WBを、(85〜98):100:(102〜115)にすることが好ましい。
【0046】
また以上説明した第1実施形態では、パッシブマトリクス駆動方式以外にも、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)アクティブマトリクス駆動方式、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)アクティブマトリクス駆動方式、セグメント駆動方式等の公知の各種駆動方式を採用可能である。
【0047】
<2.第2実施形態>
次に、本発明による液晶装置の第2実施形態について、図6を参照して説明する。第2実施形態は、本発明を半透過反射型液晶装置に適用したものである。図6は、第2実施形態における半透過反射型液晶装置の構成を示す図式的断面図である。同図において、図2に示した第1実施形態と同様の構成要素については同様の参照符号を付し、その説明は適宜省略する。
【0048】
図6において、第2実施形態における半透過反射型液晶装置は、第1実施形態における反射電極14に代えて半透過反射電極214および透明電極215を備えている。半透過反射型液晶装置は、第1実施形態の構成に加えて、第1基板10の液晶層50と反対側に、偏光板107及び位相差板108を備えている。更に、半透過反射型液晶装置は、偏光板107の外側に、蛍光管119と、蛍光管119からの光を偏光板107から液晶パネル内に導くための導光板118とを備えている。その他の構成については、第1実施形態の構成と同様である。
【0049】
ここで、透明電極21は、各カラーフィルタ23R、23G、23Bに対応する形状をしている。このため、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅(図6において左右方向の長さ)は、対応する透明電極21の横方向の長さと一致している。一方、半透過反射電極214は銀や銀合金などにより形成され、その表面は第2基板20の側から入射する光を反射する反射面となっている。
【0050】
くわえて、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅は、半透過反射電極214の反射率の分光特性に応じて定めてある。具体的には、上述した第1実施形態の図5と同様に、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bの各カラーフィルタのライン幅をそれぞれWR、WG、およびWBとすれば、各カラーフィルタのライン幅の比率WR:WG:WBが、(85〜98):100:(102〜115)となるように決められている。これにより、半透過反射電極214の色付きを補償して、ホワイトバランスが良好な画像を表示することが可能となる。
【0051】
次に、半透過反射電極214には、各画素に対応して一部に、第1基板10側からの光源光を透過するための開口部220が設けられている。ここで、半透過反射電極214の開口部220の各種具体例について説明する。図7は、1つの画素における開口部220の上面図である。例えば、開口部220は、図7(a)に示すように、各画素毎に4つの矩形スロットを4方に配置してもよいし、図7(b)に示すように各画素毎に5つの矩形スロットを横並びに配置してもよいし、図7(c)示すように各画素毎に多数の円形開口(例えば、2μm径の開口)を離散配置してもよいし、図7(d)示すように各画素毎に1つの比較的大きな矩形スロットを配置してもよい。
【0052】
このような開口部220は、レジストを用いたフォト工程/現像工程/剥離工程で容易に作製することができる。開口部の平面形状は図示のほかにも、正方形でもよいし、或いは、多角形、楕円形、不規則形でもよいし、複数の画素に跨って延びるスリット状でもよい。また、反射層を形成するときに同時に開口部を開孔することも可能であり、このようにすれば製造工程数を増やさず済む。特に、図7(a)、(b)、又は(d)に示した如きスリットの場合、スリットの幅は、好ましくは約3〜20μmとされる。このように構成すれば、反射型表示時にも透過型表示時にも、明るく高コントラストな表示が可能となる。ここで、反射型表示時とは、外光を利用する場合をいい、透過型表示時とは、バックライトを利用する場合をいう。尚、このようなスリットや開口部を設ける以外に、例えば、間隙を光が透過可能なように第2基板20に垂直な方向から平面的に見て相互に分断された単一層の半透過反射電極214としてもよい。
【0053】
再び図6において、導光板118は、蛍光管119と共にバックライトを構成する。また、導光板118は、裏面全体に散乱用の粗面が形成され、或いは散乱用の印刷層が形成されたアクリル樹脂板などの透明体である。また、導光板118は、光源である蛍光管119の光を端面にて受けて、導光板118の上面からほぼ均一な光を放出するようになっている。
【0054】
尚、透過型表示時に点灯される光源としては、小型の液晶装置用には、LED(Light Emitting Diode)素子、EL(Electro-Luminescence)素子等が適している。一方、大型の液晶装置用には、導光板118を介して側方から光を導入する蛍光管119等が適している。また、光の有効利用目的により、第1基板10と導光板118との間には、更に反射偏光子を配置してもよい。
【0055】
このように第2実施形態では、液晶セルの上側に偏光板105、第1位相差板106及び第2位相差板116を配置し、液晶セルの下側に偏光板107及び位相差板108を配置する構成とした。このため、反射型表示と透過型表示とのいずれにおいても良好な表示制御ができる。より具体的には、以下に述べるような表示制御が可能となる。まず、第1位相差板106及び第2位相差板116により、反射型表示時における光の波長分散に起因する色付きなどの色調への影響を低減する。即ち、第1位相差板106及び第2位相差板116を用いて反射型表示時における表示の最適化を図る。くわえて、透過型表示時における光の波長分散に起因する色付きなどの色調への影響を、位相差板108によって低減する。即ち、第1位相差板106及び第2位相差板116により、反射型表示時における表示の最適化を図った条件下で、更に、位相差板108により透過型表示時における表示の最適化を図る。
なお、各位相差板については、液晶セルの着色補償、もしくは視角補償により、3枚以上の複数の位相差板を配置することも可能である。このように位相差板を複数枚用いれば着色補償或いは視覚補償の最適化をより容易に行える。
【0056】
更にまた、偏光板105、第1位相差板106、第2位相差板116、液晶層50、及び半透過反射電極214における光学特性を、反射型表示時においてコントラストを高める設定としてもよい。くわえて、この条件下で、偏光板107及び位相差板108における光学特性を、透過型表示時においてコントラストを高める設定としてもよい。このようにすれば、反射型表示と透過型表示とのいずれにおいても、高いコントラスト特性を得ることができる。より詳しく説明するために、まず、反射型表示時について述べ、次に、透過型表示について述べる。
【0057】
まず、例えば、反射型表示時には、外光が、偏光板105を通って直線偏光となる。これ以降は、次の2つの場合がある。1つは、この直接偏光が、暗表示状態にある液晶層50部分を通過する場合である。いまひとつは、この直接偏光が、明表示状態にある液晶層50部分を通過する場合である。
【0058】
まず、前者の場合について説明する。まず、直線偏光次が、位相差板106と、電圧非印加状態(暗表示状態)にある液晶層50部分とを通って右円偏光となる。次に、この右円偏光が、半透過反射電極214に達し、ここで反射されて進行方向が逆転する。くわえて、右円偏光が、左円偏光に変換される。次に、この左円偏光が、再び、電圧非印加状態にある液晶層50部分を通って直線偏光に変換される。次に、変換された直線偏光が、偏光板105で吸収される。この結果、暗くなる。
【0059】
次に、後者の場合について説明する。電圧印加状態(明表示状態)にある液晶層50部分を通る外光は、液晶層50部分を素通りするため、これは半透過反射電極214で反射されて偏光板105から出射される。この結果、明るくなる。
【0060】
次に、透過型表示時について説明する。透過型表示時には、光源光が、バックライトから発せられ、偏光板107及び位相差板108を介して半透過反射電極214を透過する。これが、上述した反射型表示時における半透過反射電極214で反射される左円偏光と同様な光となるように、偏光板107及び位相差板108の光学特性が設定される。この結果、透過型表示時における半透過反射電極214を透過する光源光は、電圧非印加状態(暗表示状態)にある液晶層50部分を通って直線偏光に変換され、これが偏光板105で吸収される。この結果、暗くなる。これは、反射型表示時と比べて光源及び光路が異なるにも拘わらず、反射型表示時における半透過反射電極214で反射する外光と同様である。この時、電圧印加状態(明表示状態)にある液晶層50部分を通る光は、液晶層50部分を素通りして偏光板105から出射される。この結果、明るくなる。
【0061】
以上説明したように、第2実施形態の半透過反射型液晶装置は、偏光板105、第1位相差板106、第2位相差板116、偏光板107、及び位相差板108を備える構成としたため、反射型表示と透過型表示とのいずれにおいても良好な色補償と高いコントラスト特性を得ることが可能となる。尚、これらの光学特性の設定については、実験的若しくは理論的な設定、またはシミュレーション等により、液晶装置の仕様上要求される明るさやコントラスト比に見合った設定とすることができる。
【0062】
さらに、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅は、半透過反射電極214の反射率の分光特性に応じて、これを補償できるように定めたため、ホワイトバランスが良好な画像を表示することが可能となる。
【0063】
尚、本実施形態において、開口部220を除く半透過反射電極214の部分と透明電極21の部分とが交差する部分は、反射時点灯するマトリックス画素部を構成する。
【0064】
尚、第1及び第2実施形態において、反射電極14や半透過反射電極214の液晶層50に面する表面を凹凸に構成して、これらの鏡面感を無くし、散乱面(白色面)に見せるようにしてもよい。また、凹凸による散乱によって視野角を広げてもよい。この凹凸形状は、反射電極14や半透過反射電極214の下地に感光性のアクリル樹脂等を用いて形成したり、下地の基板自身をフッ酸によって荒らすこと等によって形成することができる。尚、反射電極14又は半透過反射電極214の凹凸表面上に透明な平坦化膜を形成して、液晶層50に面する表面(配向膜を形成する表面)を平坦化しておくことが、液晶の配向不良を防ぐ観点から望ましい。
【0065】
<3.第3実施形態>
次に、本発明に係わる液晶装置の第3実施形態について、図8を参照して説明する。第3実施形態は、本発明を半透過反射型液晶装置に適用したものである。ここに図8は、第3実施形態における半透過反射型液晶装置の構成を示す図式的断面図であるが、図6に示した第1実施形態と同様の構成要素については同様の参照符号を付し、その説明は適宜省略する。
【0066】
図8において、第3実施形態における半透過反射型液晶装置は、第2実施形態における半透過反射電極214と透明電極215の積層の順番を換えて構成されている。上記第1実施形態の図5と同様に、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bの各カラーフィルタのライン幅をそれぞれWR、WG、およびWBとして、各カラーフィルタのライン幅の比率をWR:WG:WBとすれば、(85〜98):100:(102〜115)の場合白表示が白くなり、色付きが改善できる。
尚、本実施形態において、開口部220を除く半透過反射電極214の部分と透明電極21の部分とが交差する部分は、反射時点灯するマトリックス画素部を構成する。
【0067】
<4.第4実施形態>
第4実施形態は、本発明をパッシブマトリクス駆動方式の反射型液晶装置に適用したものである。図9は、反射型液晶装置を対向基板側から見た様子を示す図式的平面図であり、図10は、図1のA−A’断面を示す反射型液晶装置の図式的断面図である。尚、図1及び図2と同様の構成部分には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0068】
図9及び図10に示すように、第4実施形態の反射型液晶装置においては、第1基板10の上側表面に反射層314を形成し、その上に複数のストライプ状の赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bを形成してある。反射層314は、銀や銀合金を主成分とする反射膜からなり、蒸着やスパッタ等により形成される。また、カラーフィルタ23R、23G、23Bと反射層314とを覆うようにカラーフィルタ平坦化膜24が形成され、さらに、その上に透明電極215が形成され、透明電極215を覆うように配向膜15が形成されている。この例の反射型液晶装置は、外光を反射するための反射層314と液晶層50に電圧を印加するための透明電極215とが個別の構成となっている点で、これらを兼用する反射電極14を備える第1実施形態の反射型液晶装置と相違する。
【0069】
一方、第2基板20の下面側には、上述した透明電極215と相交差するように複数のストライプ状の透明電極216が形成され、さらに、透明電極216上には配向膜25が形成されている。
【0070】
くわえて、各カラーフィルタ23R、23G、23Bの各ライン幅は、反射層314の反射率の分光特性に応じて定めてある。具体的には、上述した第1実施形態の図5と同様に、赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bの各カラーフィルタのライン幅をそれぞれWR、WG、およびWBとすれば、各カラーフィルタのライン幅の比率WR:WG:WBが、(85〜98):100:(102〜115)となるように決められている。これにより、反射層314の色付きを補償して、ホワイトバランスが良好な画像を表示することが可能となる。
【0071】
<5.応用例>
次に、上述した第1乃至第4実施形態で説明した反射型液晶装置又は半透過反射型液晶装置を適用した各種の電子機器について説明する。
先ず、本発明における液晶装置を、例えば図11(a)に示すような携帯電話1000の表示部1001に適用すれば、携帯電話1000は、ホワイトバランスが良好で明るい画像を表示できる。
【0072】
また、本発明における液晶装置を、図11(b)に示すような腕時計1100の表示部1101に適用すれば、腕時計1100は、ホワイトバランスが良好で明るい画像を表示できる。
【0073】
また、図11(c)に示すパーソナルコンピュータ(或いは、情報端末)1200は、キーボード1202付きの本体1204と、これに開閉自在に取り付けられるカバーと、このカバー内に設けられる表示画面1206とを備える。本発明における液晶装置をこの表示画面1206に適用すれば、パーソナルコンピュータは、ホワイトバランスが良好で明るい画像を表示できる。
【0074】
以上図11に示した電子機器の他にも、液晶テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、エンジニアリング・ワークステーション(EWS)、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた装置などの電子機器にも、第1から第4実施形態の反射型又は半透過反射型の液晶装置を適用可能である。
尚、本発明は、以上説明した実施形態に限るものではなく、本発明の要旨を変えない範囲で実施形態を適宜変更して実施することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、反射型又は半透過反射型の電気光学装置において、外光を反射する反射材の反射率の分光特性に応じて、カラーフィルタの面積を決定するようにしたため、反射材の色付きを補償して、ホワイトバランスの取れた良好な画像を表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるパッシブマトリクス駆動方式の反射型液晶装置を、対向基板側から見た様子を示す図式的平面図である。
【図2】図1のA−A’断面をカラーフィルタを含めて示す反射型液晶装置の図式的断面図である。
【図3】第1実施形態の赤カラーフィルタ23R、緑カラーフィルタ23G、および青カラーフィルタ23Bの分光特性を示す図である。
【図4】第1実施形態の銀を主成分とする反射膜である反射電極14の反射率の分光特性を示す図である。
【図5】第1実施形態の反射型液晶装置の白表示をしたときの反射率YとCIE色度x、yを示す表である。
【図6】第2実施形態の半透過反射型液晶装置の断面をカラーフィルタを含めて示す図式的断面図である。
【図7】第2実施形態の半透過反射層に設けられるスリットや開口部に係る各種具体例を示す拡大平面図である。
【図8】第3実施形態の半透過反射型液晶装置の断面をカラーフィルタを含めて示す図式的断面図である。
【図9】本発明の第4実施形態であるパッシブマトリクス駆動方式の反射型液晶装置を、対向基板側から見た様子を示す図式的平面図である。
【図10】図9のA−A’断面をカラーフィルタを含めて示す反射型液晶装置の図式的断面図である。
【図11】本発明に係わる各種電子機器の外観構成を示す外観図である。
【符号の説明】
10…第1基板
14…反射電極
15…配向膜
20…第2基板
21…透明電極
23R、23G、23B…カラーフィルタ
25…配向膜
31…シール材
105…偏光板
106…第1位相差板
116…第2位相差板
214…半透過反射電極
215、216…透明電極
220…開口部
314…反射層

Claims (13)

  1. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、
    前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、
    前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、
    前記第1基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、
    前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、
    マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、
    前記第1基板に設けられ、前記第1、第2、及び第3の画素部に配置された反射層と、
    前記第2基板に設けられた前記電極層と前記第2基板との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、
    を備え、
    前記反射層の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射層の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、
    前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、
    前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射層には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする半透過反射型の液晶装置。
  2. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、
    前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、
    前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、
    前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、
    前記第1基板の前記液晶層側に設けられた反射電極からなる電極層と、
    マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、
    前記第2基板に設けられた前記電極層と前記第2基板との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、
    を備え、
    前記反射電極の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射電極の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、
    前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、
    前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射電極には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする半透過反射型の液晶装置。
  3. 液晶層を挟持して対向配置された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板の前記液晶層と反対の側に配置された第1偏光板と、
    前記第2基板の前記液晶層と反対の側に配置された第2偏光板と、
    前記第1偏光板の外側に配置された光源を有するバックライトと、
    前記第1基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、
    前記第2基板の前記液晶層側に設けられた電極層と、
    マトリクス状に配置され、前記第2基板に垂直な方向から平面的に見て、前記第1基板に設けられた前記電極層と、前記第2基板に設けられた前記電極層と、が設けられている第1の画素部、第2の画素部、及び第3の画素部と、
    前記第1基板に設けられ、前記第1、第2、及び第3の画素部に配置された反射層と、
    前記第1基板に設けられた前記電極層と前記反射層との間に配置され、前記第1の画素部に配置されて予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第1のカラーフィルタ、前記第2の画素部に配置されて前記第1のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第2のカラーフィルタ、及び前記第3の画素部に配置されて前記第1及び第2のカラーフィルタとは異なる予め定められた波長領域の光を選択的に透過させる第3のカラーフィルタと、
    を備え、
    前記反射層の反射率の分光特性に応じて、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部の面積と、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部の面積と、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の面積と、を異ならせることによって、前記反射層の反射率の分光特性による色付きを補償するとともに、
    前記第1のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第1の画素部における前記電極層の長さと、前記第2のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第2の画素部における前記電極層の長さと、前記第3のカラーフィルタのライン幅と同じ方向の前記第3の画素部における前記電極層の長さと、を異ならせており、
    前記第1、第2、及び第3の画素部の各々の前記反射層には、前記バックライトからの光源光を透過して透過型表示を行う開口部が設けられており、前記第1、第2、及び第3の画素部の各々における前記開口部の個数が、いずれも同じに設けられていることを特徴とする半透過反射型の液晶装置。
  4. 前記反射層は、前記第1基板に設けられた前記電極層上に配置されていることを特徴とする請求項1記載の半透過反射型の液晶装置。
  5. 前記反射層上に配置された透明の絶縁膜と、該絶縁膜上に配置された前記第1基板に設けられた前記電極層とを含む積層構造を有することを特徴とする請求項3記載の半透過反射型の液晶装置。
  6. 前記反射電極は、反射材として銀もしくは銀合金を用いることを特徴とする請求項2に記載の半透過反射型の液晶装置。
  7. 前記反射層は、反射材として銀もしくは銀合金を用いることを特徴とする請求項1、3、4、及び5のいずれか1項に記載の半透過反射型の液晶装置。
  8. 前記第1のカラーフィルタの色は赤、前記第2のカラーフィルタの色は緑、前記第3のカラーフィルタの色は青、であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の半透過反射型の液晶装置。
  9. 前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部の順に面積が大きくなることを特徴とする請求項8に記載の半透過反射型の液晶装置。
  10. 前記第1のカラーフィルタの色は赤、前記第2のカラーフィルタの色は緑、前記第3のカラーフィルタの色は青であって、前記第1のカラーフィルタ及び前記第1の画素部、前記第2のカラーフィルタ及び前記第2の画素部、前記第3のカラーフィルタ及び前記第3の画素部のそれぞれの面積比が、赤:緑:青=(85〜98):100:(102〜115)であることを特徴とする請求項7に記載の半透過反射型の液晶装置。
  11. 前記第2偏光板と前記第2基板との間に配置された第1位相差板と、
    前記第2偏光板と前記第1位相差板との間に配置された第2位相差板とを備えたことを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の半透過反射型の液晶装置。
  12. パッシブマトリクス駆動されることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1項に記載の半透過反射型の液晶装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれか1項に記載の半透過反射型の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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