JP2003177385A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2003177385A
JP2003177385A JP2001374727A JP2001374727A JP2003177385A JP 2003177385 A JP2003177385 A JP 2003177385A JP 2001374727 A JP2001374727 A JP 2001374727A JP 2001374727 A JP2001374727 A JP 2001374727A JP 2003177385 A JP2003177385 A JP 2003177385A
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新井  真
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和宏 岡田
Takeshi Yoshino
吉野  武
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    • G02F2203/00Function characteristic
    • G02F2203/09Function characteristic transflective

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色付きのむらを低減し、表示を均一に行える
ようにする。 【解決手段】 互いに対向する内面に透明電極5,6を
形成した第1の基板1と第2の基板2との間に液晶層3
を挟持してなる液晶表示パネル10を備えた液晶表示装
置において、上記第1,第2の基板1,2に形成した透
明電極5,6の少なくとも一方は、透明電極を通過する
最大透過率を示す光が、白色光源を用いたCIE193
1表色系の色度図における、x値0.22から0.2
8,y値0.21から0.31で規定された領域と、x
値0.28から0.34,y値0.22から0.35で
規定された領域のいずれかの領域の色となるように膜厚
にする。このことにより、透明電極における膜厚の製造
誤差に起因する色付きのむらを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いに対向する
内面にそれぞれ透明電極を形成した一対の基板の間に液
晶層を挟持してなる液晶表示パネルを備えた液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶を利用して画像の表示を
行う液晶表示装置が広く用いられ、時計、携帯情報端
末、携帯電話等の小型携帯機器から、ディスプレイテレ
ビ等の比較的大型の表示装置まで、広範囲に利用されて
いる。このような液晶表示装置は、それぞれ一方の面に
透明電極を形成した一対の基板を、その透明電極を対向
させるように貼り合わせ、その間隙に液晶層を封入した
液晶表示パネルを備えている。
【0003】そして、表示を行う際には、その対向する
透明電極間に表示信号を印加することによって液晶層に
電圧を印加し、その光学的な性質を変化させることによ
って光の透過性、散乱性、偏光性等を所定の領域毎に変
化させる。このような液晶表示パネルを偏光板、位相差
板、反射板等の光学部材と組み合わせることにより、液
晶層の光学変化を、表示の明・暗、あるいは散乱・透過
等として認識させることができる。さらにカラーフィル
タも組み合わせれば、カラー表示も可能となる。このよ
うな液晶表示装置は、それ自体が発光するものではない
ため、液晶セルを通過する光を利用して表示を行う。こ
の光の利用法としては、例えば視認側から入射する外光
を利用する反射型、液晶表示パネルの視認側と反対側に
設けた補助光源であるバックライトを利用する透過型が
あり、その両方を利用可能な半透過反射型の液晶表示装
置も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示装
置における表示は、液晶層の光学変化によって生じさせ
る明・暗、あるいは散乱・透過等の変化以外は、なるべ
く均一である方が好ましい。一方で、液晶表示装置は、
透過型でも反射型でも液晶表示パネルを通過する光を利
用して表示を行うため、その表示は、液晶層のみならず
必然的に液晶表示パネル内部の光学部材の影響を受け
る。ここで、液晶表示パネルに必須な透明電極の材料と
しては、主にITO(酸化インジウム錫:Indium Tin O
xide)が利用されているが、ITOは基板とは屈折率が
異なるため、表示に影響を与える光学部材となる。例え
ば、ガラス基板上に様々な膜厚のITO膜を形成してそ
の色付きを測定したところ、図7の色度図に示すように
その膜厚に応じて様々な色の色付きを生じる。従って、
膜厚が均一でない場合には、表示に色付きのむらが生じ
てしまうことになる。なお、図7は、ガラス基板上に膜
厚25nmのニ酸化ケイ素(SiO)膜を介して膜厚
0−400nmのITO膜を10nm刻みの膜厚で形成
し、太陽光に近い白色光源であるD65光源による光を
照射した場合の透過光の色を、CIE(国際照明委員
会:Commission Internationale de I’Eclairage)1
931表色系の色度図にプロットして得たものである。
【0005】しかしながら、このITOによる透明電極
は、必要な抵抗値から、数百〜数千Å程度の膜厚が望ま
しいが、この程度の膜厚のITO膜を均一な膜厚で形成
することはコスト面から困難である。従って、従来の液
晶表示装置においては、透明電極によるむらのある色付
きが生じ、十分に均一な表示を行うことができないとい
う問題があった。また、クリアーな表示を行うために
は、色付きが生じること自体も好ましくない。特に、カ
ラーフィルタを用いてカラー表示を行う場合には、他の
光学部材によって色付きが生じると、カラーフィルタに
よる表示色の設定が正確に行えないという問題もあっ
た。この発明は、このような問題を解決し、液晶表示装
置において、色付きのむらを低減し、表示を均一に行え
るようにすることを目的とする。また、色付きのない表
示を行えるようにすることも目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、互いに対向する内面に透明電極を形成
した視認側の第1の基板と視認側と反対側の第2の基板
との間に液晶層を挟持してなる液晶表示パネルを備えた
液晶表示装置において、上記第1,第2の基板に形成し
た上記透明電極の少なくとも一方は、その透明電極を通
過する最大透過率を示す光が、白色光源を用いたCIE
1931表色系の色度図における、x値0.22から
0.28,y値0.21から0.31で規定された領域
と、x値0.28から0.34,y値0.22から0.
35で規定された領域のいずれかの領域の色となるよう
に膜厚を設定したことを特徴とする。
【0007】このような液晶表示装置において、上記第
2の基板とその第2の基板上の透明電極との間に反射膜
を設けるとよい。さらに、上記反射膜が半透過反射膜で
あるとよい。この透過反射膜が、高屈折率層と低屈折率
層とを交互に積層して形成した誘電体多層膜であるとよ
い。また、上記半透過反射膜による反射光の可視光域に
おける光分光特性が、ほぼフラットであるとよい。ある
いは、上記半透過反射膜による反射光または透過光の可
視光域における光分光特性が、上記少なくとも一方の透
明電極の透過光の色味を補正してほぼフラットであると
よい。
【0008】このような液晶表示装置において、上記第
1の基板の上記液晶層と反対側に、光学的異方性を有す
る第1の光制御層を設け、その第1の光制御層を、上記
液晶表示パネルから出射される光の色味を補正して可視
光域における光分光特性をほぼフラットにする特性とす
るとよい。さらに、上記第2の基板の上記液晶層と反対
側に配した補助光源と、その補助光源と上記第2の基板
との間に配した光学的異方性を有する第2の光制御層と
をそれぞれ設け、上記補助光源と上記第2の光制御層の
いずれか一方又は両方が、光源から出射され前記液晶表
示パネルと上記第1の光制御層とを透過する透過光の色
味を補正して、その透過光の可視光域における光分光特
性をほぼフラットにする特性を有するようにするとよ
い。
【0009】また、上記少なくとも一方の透明電極が、
上記第2の基板上に形成された透明電極であるとよい。
さらに、上記少なくとも一方の透明電極の膜厚を160
0Å乃至2000Åとするとよい。あるいは、上記少な
くとも一方の透明電極の膜厚を2600Å乃至3000
Åとしてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を図面を参照して説明する。 〔第1の実施形態:図1,図7〕まず、この発明の液晶
表示装置の第1の実施形態について説明する。図1は、
その液晶表示装置の構成を模式的に示す断面図である。
なお、この図においては、各構成部材の厚さおよび間隔
を大幅に拡大して示している。図1に示すようにこの液
晶表示装置は、液晶表示パネル10と、その視認側(図
では上側)に配置した第1の偏光板12と、液晶表示パ
ネル10の視認側と反対側(図では下側)に配置した第
2の偏光板14と、その視認側と反対側に配置した反射
膜16と、第2の基板2上に設けた液晶駆動用IC22
とによって構成されている。そして、視認側から入射す
る外光を利用する反射型の液晶表示装置である。
【0011】液晶表示パネル10は、それぞれガラス等
の透明な絶縁材からなる第1の基板1と第2の基板2と
を周囲にシール材4を設けて張り合わせ、その隙間に液
晶層3を封入して挟持している。第1,第2の基板1,
2の対向する内面には、それぞれ酸化インジウム錫(I
TO)等による透明な第1,第2の電極5,6が互いに
直交するストライプ形状に形成されており、その第1,
第2の電極5,6が平面的に重なる部分の各々が画素部
を形成している。液晶層3は、ツイスト角が90度のツ
イストネマチック(TN)液晶からなる。そして、各基
板1,2および電極5,6の液晶層3と接触する側に
は、図示しない配向膜を設け、液晶分子が所定の方向に
配向するように配向処理を施している。
【0012】液晶表示パネル10の視認側に配置した第
1の偏光板12は、吸収型偏光板であり、透過軸と平行
する方向の振動面をもつ直線偏光は透過し、透過軸と直
交する吸収軸の方向の振動面をもつ直線偏光は吸収する
シート状の部材である。液晶表示パネル10の視認側と
反対側に配置した第2の偏光板14も、第1の偏光板1
2と同様な吸収型偏光板である。ここで、第1の偏光板
12が第1の光制御層を、第2の偏光板14が第2の光
制御層を構成する。反射膜16は、銀又はアルミニウム
等の金属で構成した鏡面反射膜であり、可視光の全波長
領域において、入射光のほぼ全てを反射する。
【0013】ここで、第1の偏光板12はその透過軸
と、液晶表示パネル10の液晶層3における視認側の液
晶分子の長軸方向とが平行になるように配置する。ま
た、第2の偏光板14はその透過軸と、液晶表示パネル
10の液晶層3における視認側と反対側の液晶分子の長
軸方向とが平行になるように配置する。したがって、第
1の偏光板12の透過軸と第2の偏光板14の透過軸と
は直交している。なお、図1における第1の偏光板12
と第2の偏光板14内の縞の向きは、それぞれ透過軸の
方向を示しており、第1の偏光板12内の横縞は紙面に
垂直な方向を、第2の偏光板14内の縦縞は紙面に平行
な方向を示している。
【0014】このように構成した液晶表示装置は、液晶
駆動用IC(集積回路)22からの駆動信号を、図示し
ない接続電極を介して第1,第2の電極5,6に印加し
て各画素部への電圧の印加、無印加を制御することによ
り、画素部毎に液晶層3の光学特性を変化させて表示を
行うことができる。なお、液晶駆動用IC22から第1
の基板1上の第1の電極5への接続は、シール材4の少
なくとも一部を、絶縁性接着剤に導電性粒子を混入した
異方性導電接着剤によって形成し、この異方性導電接着
剤を用いて第1の基板1上に形成した接続電極と第2の
基板2上に形成した接続電極とを電気的に接続すること
によって行うことができる。
【0015】ここで、この液晶表示パネルによる表示の
原理についてさらに説明する。この液晶表示装置に視認
側(図で上側)から入射する光は、その半分が第1の偏
光板12によって吸収され、残りの半分は第1の偏光板
12を透過して紙面に平行な方向の振動面をもつ直線偏
光となって液晶表示パネル10に入射する。そして、第
1の基板1,第1の電極5,液晶層3,第2の電極6,
第2の基板2等の部材を通過して第2の偏光板14側に
出射する。ここで、液晶表示パネル10の液晶層3は、
上述のようにその視認側の液晶分子の長軸方向が第1の
偏光板12の透過軸と平行な90°ツイスト配向の液晶
層であるので、第1の偏光板12を透過した直線偏光
は、液晶層3に電圧が印加されないOFF状態の部分で
は、振動面の方向が液晶表示パネル10を通過する間に
90度ツイストされ、紙面に垂直な方向になって第2の
偏光板14に入射する。したがって、その直線偏光は、
振動面の方向が第2の偏光板14の透過軸の方向と同じ
であるから、第2の偏光板14を透過し、その視認側と
反対側の反射膜16によって鏡面反射される。そして、
入射時と逆の経路を通って視認側に出射するため、OF
F状態の部分は視認側からはミラー調の表示として認識
される。
【0016】一方、液晶層3に電圧が印加されるON状
態の部分では、液晶分子が立ち上がってツイスト配向が
なくなるので、第1の偏光板12を透過した直線偏光は
液晶表示パネル10をツイストされずに通過して、振動
面の方向が紙面に平行な方向のまま第1の偏光板12に
入射する。従って、その直線偏光は振動面の方向が第2
の偏光板14の透過軸の方向と直交するので、第2の偏
光板14によって吸収される。従って、反射光は視認側
には殆ど出射せず、ON状態の部分は視認側からは黒の
表示として認識される。このように、この液晶表示装置
においては、液晶層3への電圧の印加、無印加を画素単
位で制御することにより、ミラー調と黒とを切り替えて
表示を行うことができる。
【0017】次に、この発明の特徴である電極の膜厚に
ついて説明する。この液晶表示装置においては、第2の
基板2上に形成した第2の電極6の膜厚を、その第2の
電極6を通過する光の色が視感度領域内の青の領域の色
となる膜厚に設定している。従来の技術の項で説明した
ように、第2の電極6の材料として用いるITOは基板
とは屈折率が異なるため、ガラス基板である第2の基板
2上に第2の電極6を形成すると、これらの部材を通過
する光は、第2の電極6として用いるITO膜の膜厚に
応じて図7に示すように様々な色の色付きを生じる。な
お、図7は前述のようにガラス基板上にSiO膜を介
してITO膜を形成した場合の色付きを示しているが、
ガラス基板上に直接ITO膜を形成した場合も色付きは
変わらない。一方で、透明電極の膜厚は、必要な抵抗値
から、数百〜数千Å程度が望ましいが、この程度の膜厚
のITO膜を低コストで形成しようとする場合には、狙
いの膜厚から±10%程度の誤差を生じることになる。
従って、第2の電極6による色付きをむらのないものに
するためには、膜厚にこの程度の誤差が生じた場合でも
色があまり変化しないような領域に膜厚を設定する必要
がある。
【0018】ここで再び図7の色度図へのプロットを参
照すると、通過光の色付きが、視感度領域(可視光域)
中でx値0.22から0.28,y値0.21から0.
31で規定された領域(青色)と、x値0.28から
0.34,y値0.22から0.35で規定された領域
(紫から赤色)のいずれかの色である場合には、膜厚が
変化した場合の着色の色合いの変化が比較的小さいこと
がわかる。特に、通過光の色が視感度領域の青の領域の
色となるように1600Å乃至2000Åの膜厚で形成
した場合と、通過光の色が視感度領域の赤の領域の色と
なるように2600Å乃至3000Åの膜厚で形成した
場合に、膜厚が変化した場合の着色の色合いの変化を小
さくすることができることがわかる。ただし、電極の膜
厚が厚くなると、それだけ透過率が低下して表示が暗く
なるため、また、膜厚に換算した場合の製造誤差も大き
くなるため、この観点も加味すると、前者の方がより好
ましい。この液晶表示装置では、第2の電極6の膜厚を
1800Åに設定することにより、第2の電極6を通過
する光の色が視感度領域内の青の領域の色となるように
して、第2の電極6を通過する光の色付きのむらを低減
しているが、紫あるいは赤の領域の色となるようにして
も、同様な効果を得ることができる。
【0019】このようにすることにより、液晶表示装置
の表示領域(電極を形成した領域)の全面で表示を均一
に行うことができる。さらに、多数製造された液晶表示
装置の透明電極の膜厚が、製造誤差により例えば±10
%変動したとしても、本発明が適用された透明電極の色
味は変化し難く、液晶表示装置の表示品質をほぼ一定に
保つことができる。また、色付き自体をなくしたい場合
には、第2の電極6によってつく色と補色の関係にある
色のカラーフィルタ等を設けることにより、容易に色付
きをなくすことができる。さらに、赤(R),緑
(G),青(B)等のカラーフィルタを用いてカラー表
示を行う場合にも、任意の色を表示するための各色のフ
ィルタの光学特性の設定を、容易に正確に行うことがで
きる。なお、両方の基板上の電極の膜厚を上記のように
設定することにより、色むらの低減という点ではさらに
改善を図ることができるが、第1,第2の基板5,6の
一方の基板上に形成する電極については、その膜厚を、
上記のような光学的な特性からの要請よりも、液晶表示
パネル10内を引き回す配線の抵抗値等の特性を重視し
て設定した方が表示品質の向上に効果的な場合がある。
そこで、この液晶表示装置では、第1の電極5の膜厚は
抵抗値等の特性を重視して2200Åとしている。その
膜厚とすることで、ITOのシート抵抗を配線抵抗上問
題ないレベルである10/sqとすることができる。
【0020】このようにしても、第1,第2の基板に形
成する透明電極の少なくとも一方を、その透明電極を通
過する光の色が視感度領域内の青、紫あるいは赤の領域
の色となる膜厚とすることにより、色付きむらの低減と
いう効果は十分に発揮される。この液晶表示装置におい
て、第1,第2の電極5,6の膜厚を逆にしても同様の
効果を発揮することはいうまでもない。また、ここでは
2枚の吸収型偏光板12,14とTN液晶を用いた液晶
表示パネル10と反射膜16とを用いた反射型の液晶表
示装置の例について説明したが、反射膜16に代えて補
助光源を設けた透過型の液晶表示装置、あるいはTN液
晶に代えてSTN液晶を用いた液晶表示装置、位相差板
を用いた単偏光板型の液晶表示装置、薄膜ダイオードや
薄膜トランジスタを用いたアクティブマトリクス型の液
晶表示装置、散乱型液晶を用いた液晶表示装置等の、様
々な液晶表示装置にこの発明を適用可能であることも、
もちろんである。
【0021】〔第2の実施形態:図2乃至図5〕次に、
この発明の液晶表示装置の第2の実施形態について説明
する。図2は、その液晶表示装置の構成を模式的に示す
断面図、図3及び図4はその液晶表示装置における各部
材の平面的な配置関係を示す図、図5はこの液晶表示装
置に用いる誘電体多層膜の光分光特性を示すグラフであ
る。なお、図2において、各構成部材の厚さおよび間隔
は大幅に拡大して示している。この液晶表示装置は、図
2に示すように、液晶表示パネル10′と、その視認側
(図で上側)に順次配置した第1の位相差板15、第1
の偏光板12と、液晶表示パネル10′の視認側と反対
側(図で下側)に順次配置した第2の位相差板17と第
2の偏光板14及び補助光源であるバックライト20
と、液晶表示パネル10′の第2の基板2上に配置され
た液晶駆動用IC22とによって構成されている。
【0022】液晶表示パネル10′は、それぞれ厚さ
0.5mmのガラス板からなる第1の基板1と第2の基
板2とが、周囲をシール材4によって張り合わされ、そ
の間隙に左回り240゜ツイスト配向しているスーパー
ツイストネマチック(STN)液晶からなる液晶層13
が封入され挟持された構成である。そして、第2の基板
2の視認側の全面に、反射膜として、高屈折率層と低屈
折率層とを交互に積層して形成した誘電体多層膜からな
る半透過反射膜18が形成され、さらにその上に直接第
2の電極6が形成されている。第1の基板1の内面には
第1の電極5が形成されている。第1の電極5と第2の
電極6は、いずれも透明導電膜である酸化インジウム錫
(ITO)膜によって、互いに直交するストライプ状に
多数形成され、その第1の電極5と第2の電極6とが平
面的に重なる部分の各々が画素部を形成している。第1
の基板1の内面を含む第1の電極5上と、半透過反射膜
18上を含む第2の電極6上とにはそれぞれ配向膜を形
成しているが、図示を省略している。
【0023】ここで、この液晶表示装置に設けた半透過
反射膜18について詳しく説明する。この半透過反射膜
18は、屈折率約2.6のTiO膜からなる高屈折率
層と、屈折率約1.2のSiO膜からなる低屈折率層
とを、表1に示す膜厚で交互に積層して形成しており、
その総膜厚は6850Åである。
【0024】
【表1】
【0025】このように形成した誘電体多層膜は、入射
光の約30%を透過し、残りを反射する半透過反射膜と
して機能する。そして、発明者らの実験によれば、この
ような誘電体多層膜をガラス基板上に形成した場合の光
の透過率は、図5に示すように光の波長に対してプロッ
トした場合に可視光域で大きなピークがなく、その透過
光の可視光域における光分光特性がほぼフラットであ
り、この誘電体多層膜は無彩色の膜であった。反射光は
透過光の残りの部分であるので、必然的に反射光の可視
光域における光分光特性もほぼフラットとなり、無彩色
の反射光となる。なお、液晶表示装置において一般的に
表示に用いられる色は450nm乃至650nmの波長
の色であるので、この明細書において、可視光域はこの
範囲であるとする。
【0026】このような誘電体多層膜は絶縁体であるた
め、誘電体多層膜を半透過反射膜18として用いること
により、半透過反射膜18上に保護膜を介さずに直接電
極を形成しても電極間でのショートが発生することがな
い。また、化学的にも安定であるため、電極や配向膜、
カラー表示を行う場合のカラーフィルタ等の部材を形成
する場合に、高温や高圧条件での処理、あるいは腐食性
の強いエッチャントの使用ができるため、これらの部材
を安価に形成でき、装置のコストを低減することができ
る。しかしながら、このような誘電体多層膜を半透過反
射膜18として使用してその上に直接第1の電極5を形
成した場合、従来の技術の項や第1の実施形態で説明し
たような、電極の膜厚の変動によるむらのある色付きが
特に問題となる。
【0027】この色付きは、隣接する光学部材間の屈折
率差が大きいほど顕著になることが知られているが、第
1の実施形態の場合のようにITO膜からなる電極をガ
ラス基板上に直接形成した場合に比較して、この液晶表
示装置の場合のようにITO膜からなる電極を誘電体多
層膜上に直接形成した場合には、これらの部材間の屈折
率差が大きくなるため、色付きが顕著になり、当然その
むらも目立つようになる。すなわち、ガラスの屈折率は
約1.5、ITOの屈折率は約1.7〜1.8であるの
で、これらの部材間の屈折率差は0.2〜0.3程度で
あるが、上述のようにSiOの屈折率は約1.2、T
iOの屈折率は約2.6であるので、これらとITO
との屈折率差は、0.5〜0.6あるいは0.8〜0.
9程度になり、それに従ってITOの色付きが顕著にな
るのである。
【0028】また、ガラス基板はほぼ100%の光を透
過するため、その豊富な光量によってITOの膜厚変動
による色付きむらがマスクされ、比較的目立たないもの
になる。また、金属薄膜を半透過反射膜として用いる場
合にも、金属薄膜による特定波長の光の吸収に起因する
色付きの影響が大きく、ITOの膜厚変動による色付き
むらは比較的目立たないものになる。しかしながら、こ
こで用いる誘電体多層膜は、透過時には入射光の約30
%、反射時には入射光の約70%の光量を利用するのみ
であり、また可視光域における光分光特性がほぼフラッ
トな特性であるため、上記の場合とは異なり、表示にI
TOの色付きむらによる影響を大きく受けることにな
る。従って、この液晶表示装置のように誘電体多層膜を
半透過反射膜として使用する液晶表示装置においては、
ITOの膜厚変動による色付きむらを低減することは特
に重要である。
【0029】そこで、第1の実施形態の場合と同様に、
ITOからなる第2の電極6の膜厚を、その第2の電極
6を通過する光の色が視感度領域内の青の領域の色とな
るように、1800Åに設定し、製造時に生じるITO
の膜厚の誤差による色合いのむらを小さくするようにし
ている。この他にも、第2の電極6の膜厚を第1の実施
形態で説明したような値に設定することにより、同様な
効果を得ることができる。
【0030】また、第1の基板1上に形成した第1の電
極5は、第1の実施形態の場合と同様に、膜厚を220
0Åとしている。この点について、第1の実施形態で述
べたように、第1の電極5と第2の電極6の少なくとも
一方は抵抗値等の特性を重視して設定した方が表示品質
の向上に効果的な場合が多い。そして、この液晶表示装
置においては、ガラス基板上に形成した第1の電極5よ
りも、誘電体多層膜上に形成した第2の電極6の方が膜
厚変動による色むらが顕著に現れるため、第2の電極6
の膜厚を光学的な特性からの要請によって定めた方が、
全体としての色むらの低減に有効である。ただし、第1
の電極5の膜厚を光学的な特性からの要請によって定め
ても、一定の効果を得ることはできる。
【0031】この液晶表示装置における他の部材の説明
を続ける。液晶表示パネル10′の視認側に配置した第
1の偏光板12と第1の位相差版15は、アクリル系粘
着剤で接着して一体化してあり、液晶表示パネル10′
の第1の基板1の外面にアクリル系粘着剤で貼り付けて
ある。これらの第1の偏光板12と第1の位相差版15
が、光学的異方性を有する第1の光制御層を構成する。
第1の偏光板12は、第1の実施形態の場合と同様な吸
収型偏光板である。第1の位相差板15は、ポリカーボ
ネート(PC)を延伸した厚さ約70μmの透明フィル
ムで、波長0.55μmでの位相差値Rは0.39μm
である。この第1の位相差板15としては、遅相軸方向
の屈折率をnx、遅相軸と直交する方向の屈折率をn
y、厚さ方向の屈折率をnzと定義した場合、nx>n
z>nyの関係になる、いわゆるZタイプの位相差板を
用いる。
【0032】一方、液晶表示パネル10′の視認側と反
対側に配置した第2の偏光板14と第2の位相差板17
も、アクリル系粘着剤で接着して一体化してあり、液晶
表示パネル10′の第2の基板2の外面にアクリル系粘
着剤で貼り付けてある。これらの第2の偏光板14と第
2の位相差板17が、光学的異方性を有する第2の光制
御層を構成する。第2の位相差板17は、ポリカーボネ
ートを延伸した厚さ約70μmのもので、波長0.55
μmでの位相差値F3=0.14μmの1/4波長板と
なっている。第2の偏光板14は、第1の実施形態の場
合と同様な吸収型偏光板である。バックライト20は、
導光板に蛍光灯やLEDを取り付けたものや、エレクト
ロルミネッセンス(EL)板などを用いることが可能で
あるが、この実施の形態では厚さが約1mmで、発光色
が白色のEL板を用いた。
【0033】次に、これらの構成部材の平面的な配置関
係を図3および図4も用いて説明する。図2に示した液
晶表示パネル10の第1の電極5と第2の電極6の表面
には配向膜(図示せず)が形成され、図3に示すよう
に、第2の基板2側を水平軸に対して右上がり30°方
向にラビング処理することによって、液晶層13におけ
る下液晶分子配向方向13aは+30゜となり、第1の
基板1側は右下がり30゜方向にラビング処理すること
によって、液晶層13における上液晶分子配向方向13
bは−30゜となる。液晶層13を構成する粘度20c
pのネマチック液晶には、カイラル材と呼ばれる旋回性
物質を添加し、ねじれピッチPを11μmに調整し、ね
じれ方向が反時計回りでツイスト角が240゜になるよ
うにしている。
【0034】使用するネマチック液晶の複屈折の差Δn
は0.131で、第1の基板1と第2の基板2の隙間で
あるセルギャップdは5.8μmとする。したがって、
ネマチック液晶の複屈折の差Δnとセルギャップdとの
積で表す液晶表示パネル10′の複屈折性を示すΔnd
値Rsは0.76μmとなる。第1の偏光板12の吸収
軸12aは、図4に示すように、水平軸を基準にして+
30゜に配置する。第1の位相差板15の遅相軸15a
は、水平軸を基準にして+65゜に配置する。したがっ
て、第1の偏光板12の吸収軸12aと第1の位相差板
15の遅相軸15aとの交差角αは35°になってい
る。液晶表示パネル10′の視認側と反対側に配置した
第2の位相差板17の遅相軸17aは、図4に示すよう
に水平軸に対して+75゜に配置し、第2の偏光板14
の吸収軸14aは水平軸に対して−60゜に配置し、第
1の偏光板12の吸収軸12aと直交する。
【0035】ここで、この実施形態の液晶表示装置の表
示動作について説明する。この液晶表示装置において
も、第1の実施形態の場合と同様に、液晶駆動用IC2
2からの駆動信号を、図示しない接続電極を介して第
1,第2の電極5,6に印加して各画素部への電圧の印
加、無印加を制御することにより、画素部毎に液晶層3
の光学特性を変化させて表示を行うことができる。接続
の方法も第1の実施形態の場合と同様である。この液晶
表示装置に視認側から第1の偏光板12を通過して入射
した直線偏光は、液晶層13に電圧が印加されない部分
では、第1の位相差板15と液晶表示パネル10′の液
晶層13を透過することによって、可視光領域の全ての
波長の光が円偏光となる。第2の電極6や図示しない保
護層は複屈折性をもたないので、偏光状態は変化せずに
円偏光のままで半透過反射膜18に到達する。
【0036】半透過反射膜18で反射された円偏光は、
再度液晶層13と第1の位相差板15を透過することに
より、偏光方向が90゜回転した直線偏光に戻り、第1
の偏光板12ですべて吸収されるため、可視光領域のほ
ぼ全域で反射率が低く、良好な黒表示が得られる。液晶
層13に所定の電圧を印加すると、ネマチック液晶の分
子が立ち上がり、液晶表示パネル10′の実質的なΔn
d値が減少する。そのため、第1の偏光板12を通して
入射した直線偏光は、第1の位相差板15と液晶層13
を透過しても完全な円偏光とはならず、楕円偏光や直線
偏光となる。この電圧印加によって液晶層13で発生す
る複屈折量を1/4波長相当に設定すると、第1の偏光
板12より入射して半透過反射膜18によって反射され
る直線偏光は回転せずにそのまま戻るので、可視光領域
のほぼ全域で反射率が高くなり、明るく良好なミラー調
の白表示を得ることができる。
【0037】一方、バックライト20を点灯した透過表
示の場合には、バックライト20から出た光は、第2の
偏光板14を通過することにより直線偏光となる。この
直線偏光は、第2の位相差板の遅相軸17aに対して4
5゜の角度に入射するので円偏光となる。そして、半透
過反射膜18で約7割は反射されるが残りの3割の光が
透過する。液晶層13に電圧を印加していない領域で
は、第1の位相差板15と液晶表示パネル10′の合成
した位相差値は、ほぼすべての波長において1/4波長
になっている。したがって、各部材をこの液晶表示装置
のように配置すると、第2の位相差板17で発生した位
相差と、液晶表示パネル10′と第1の位相差板15と
で合成した位相差とが減算されてゼロとなり、第2の偏
光板14の透過軸と平行な偏光方向の直線偏光となって
第1の位相差板15から出射し、第1の偏光板12に入
射する。その第1の偏光板12の吸収軸12aと第2の
偏光板14の吸収軸14aとが直交している(よって透
過軸も直交する)ので、その入射光は第1の偏光板12
を透過できず、黒表示となる。
【0038】液晶層13に所定の電圧を印加すると、ネ
マチック液晶の分子が立ち上がり、液晶表示パネル1
0′の実質的なΔnd値が減少する。そのため、バック
ライト20から出て第2の偏光板14を通して入射した
直線偏光は、第2の位相差板17を通過することによっ
て円偏光となるが、液晶層13と第1の位相差板15を
透過することにより、楕円偏光や直線偏光になる。この
電圧印加により液晶表示パネル10′で発生する位相差
を1/4波長とすると、第2の偏光板14を通して入射
した直線偏光は、さらに第1の位相差板15を透過する
ことによって偏光方向が90゜回転するため、第1の偏
光板12を透過し、良好な白表示を得ることができる。
このように、この液晶表示装置においては、液晶層3へ
の電圧の印加、無印加を画素単位で制御することによ
り、視認側から入射するの光を利用する場合にはミラー
調と黒、バックライト20の光を利用する場合には白と
黒とを切り替えて表示を行うことができる。
【0039】そして、半透過反射膜18として誘電体多
層膜を用いているため、液晶表示装置の製造コストを低
減することができる一方、第1の電極5の膜厚を180
0Åに設定することにより、第1の電極5を通過する光
の色が視感度領域内の青の領域の色となるようにして、
第1の電極5を通過する光の色付きのむらを低減してい
るため、液晶表示装置の表示領域(電極を形成した領
域)の全面で表示を均一に行うことができる。上述した
ように、この液晶表示装置のように誘電体多層膜上に透
明電極を直接形成する構成では、その効果は特に顕著で
ある。第1の電極5を通過する光の色が視感度領域内の
紫あるいは赤の領域の色となるようにしても同様な効果
を得ることができること、他の様々な液晶表示装置にこ
の発明を適用可能であることは、第1の実施形態の場合
と同様である。
【0040】〔第2の実施形態の変形例:図6〕次に、
第2の実施形態の変形例について説明する。図6は、こ
の液晶表示装置に用いる誘電体多層膜上にITOからな
る透明導電膜を形成した場合の光分光特性を示すグラフ
である。上述した第2の実施形態の液晶表示装置につい
て、筆者らのシミュレーションによれば、ガラス基板上
にこの液晶表示装置で用いた誘電体多層膜と膜厚180
0ÅのITO膜とを順次形成し、D65光源による光を
照射した場合の波長と透過率の関係は、図6に示すよう
になる。
【0041】このような分光透過率特性をもつ誘電体多
層膜とITO膜との積層体をガラス基板上に形成する
と、計算によればCIE1976表色系でL*が54.
5、a*が16.0、b*が6.72の薄い赤色を呈す
る(反射の場合にはこの補色を呈する)。そして、これ
は実際に作成した液晶表示装置の色味ともよく一致す
る。この色味は、同じ膜厚のITO膜をガラス基板上に
形成した場合と異なるが、これは、ITO膜を誘電体多
層膜上に直接形成した場合には、色味に関してはITO
膜と誘電体多層膜とが一体の多層膜として呈色を示すの
で、単にITO膜による色と誘電体多層膜による色とを
加えたものにはならないためである。
【0042】従って、色付きむらがないだけでなく光分
光特性がフラットな無彩色の表示を行うためには、まず
反射表示時に関しては、液晶表示パネル10′の視認側
の第1の光制御層によって、誘電体多層膜からなる半透
過反射膜18とITO膜からなる第2の電極6等の液晶
表示パネル10′中の構成部材による色付きを補正する
必要がある。このためには、例えば、第1の位相差板1
5の位相差値や遅相軸15aの配置方向を調整すること
により、上述した表示時の機能に加えて、液晶表示パネ
ル10′から出射される光の色味を補正して可視光域に
おける光分光特性をほぼフラットに、すなわち無彩色に
する色味補正の機能も持たせるようにするとよい。この
ようにすれば、設ける部材を最小限に留め、コストダウ
ンを図ることができる。あるいは、色味補正のための位
相差板を別に設けて第2の光制御層としてもよい。この
他にも、第1の偏光板12に色素を含有させたり色フィ
ルタを接着したりして色味を持たせて色味補正の機能を
持たせるようにすることもできる。
【0043】さらに、この実施形態のようにバックライ
ト20を設けて透過表示を行う場合には、液晶表示パネ
ル10′の視認側と反対側の第2の光制御層によって、
液晶表示パネル10′中の構成部材及び第1の光制御層
による透過表示時の色付きを補正する必要がある。この
補正は、上述の第1の光制御層の場合と同様に、第2の
位相差板17、第2の偏光板14、あるいは別の位相差
板等によって行うことができるが、この他にも、バック
ライト20による出射光の色味を調整することによって
行うこともできる。これらを組み合わせて行ってもよ
い。このようにすることにより、容易に色むらのない無
彩色の表示を実現することができる。さらに、赤
(R),緑(G),青(B)のカラーフィルタを用いて
カラー表示を行う場合にも、任意の色を表示するための
各色のフィルタの光学特性の設定を、容易に正確に行う
ことができる。なお、このような色味の補正は、第1の
実施形態の液晶表示装置にも同様に適用することができ
る。
【0044】また、上述した第2の実施形態の液晶表示
装置では、誘電体多層膜は無彩色のものを使用したが、
各層の膜厚や層数を適宜調整することにより、反射光又
は透過光に任意の色彩を持たせることが可能である。誘
電体多層膜上に形成したITO膜と共に一体の多層膜と
して振舞う場合も同様である。従って、誘電体多層膜の
各層の膜厚や層数を調整することにより、上述の色味の
補正を行って光分光特性がほぼフラットな無彩色の表示
を実現することも可能である。例えば、発明者らのシミ
ュレーション実験によれば、通過光の色が視感度領域の
赤の領域の色となるように2800Åの膜厚で形成する
場合には、第2の電極6をこの実施形態で用いた表1に
示した構成の誘電体多層膜上に形成すると、CIE19
76表色系でL*が61.9、a*が0.27、b*が
18.4のほぼ無彩色になるという結果を得ている。
【0045】通過光の色が視感度領域の青の領域の色と
なるように1800Åの膜厚で第1の電極5を形成する
場合でも、誘電体多層膜の各層の膜厚や層数を調整する
ことにより、このような特性を実現することができる。
また、視認側の第1の基板1上に形成した第1の電極5
の膜厚を適当な値に設定することによって色むらの低減
を行う場合には、この電極と誘電体多層膜とが一体の多
層膜として振舞うことはないが、この場合には、ITO
膜による呈色と誘電体多層膜による呈色とが互いに補色
の関係になるようにすることにより、無彩色の表示を実
現することができる。
【0046】なお、第2の実施形態においてはバックラ
イト20を設けた液晶表示装置について説明したが、こ
れは必須の構成ではない。さらに、バックライトを設け
ない場合には、液晶表示パネル10′の視認側と反対側
の第2の位相差板17と第2の偏光板14も設ける必要
はない。また、以上説明した実施形態では透明電極をI
TOによって構成する例について説明したが、他の材料
を用いて構成する場合にも同様に適用できる。ただし、
ITOと屈折率の大きく違う部材を用いる場合には、最
適な膜厚は上述した実施形態の場合とは異なるものにな
る。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の液
晶表示装置によれば、第1,第2の基板に形成した透明
電極の少なくとも一方を、その透明電極を通過する光の
色が視感度領域内の青、紫あるいは赤の領域の色となる
膜厚にすることにより、液晶表示装置の表示領域におけ
る色付きのむらを低減し、全面で表示を均一に行うこと
ができる。このことにより、液晶表示装置の表示品質を
改善することができる。この効果は、特に、誘電体多層
膜の上に直接透明電極を形成した構成の液晶表示装置に
適用する場合に特に顕著である。また、液晶表示パネル
の視認側に設ける第1の光制御層、視認側と反対側に設
ける第2の光制御層、あるいは補助光源を、透明電極や
半透過反射膜等に起因する液晶表示パネルからの出射光
の色味を補正して無彩色にする特性のものとすることに
より、液晶表示装置の表示領域の全面で色むらのない無
彩色の表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態の液晶表示装置の構
成を模式的に示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態の液晶表示装置の構
成を模式的に示す断面図である。
【図3】その液晶表示装置における各部材の平面的な配
置関係を示す図である。
【図4】同じく別の部材の平面的な配置関係を示す図で
ある。
【図5】その液晶表示装置に用いる誘電体多層膜の光分
光特性を示すグラフである。
【図6】同じく誘電体多層膜上にITOからなる透明導
電膜を形成した場合の光分光特性を示すグラフである。
【図7】ガラス基板上にSiO膜を介して様々な膜厚
のITO膜を形成した場合の透過光の色を、CIE19
31表色系の色度図にプロットした図である。
【符号の説明】
1:第1の基板 2:第2の基板 3,13:液晶層 4:シール材 5:第1の電極 6:第2の電極 10,10′:液晶表示パネル 12:第1の偏光板 14:第2の偏光板 15:第1の位相差板 17:第2の位相差板 18:半透過反射板 20:バックライト 22:液晶駆動用IC
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年1月20日(2003.1.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】一方、液晶層3に電圧が印加されるON状
態の部分では、液晶分子が立ち上がってツイスト配向が
なくなるので、第1の偏光板12を透過した直線偏光は
液晶表示パネル10をツイストされずに通過して、振動
面の方向が紙面に平行な方向のまま第2の偏光板14
入射する。従って、その直線偏光は振動面の方向が第2
の偏光板14の透過軸の方向と直交するので、第2の偏
光板14によって吸収される。従って、反射光は視認側
には殆ど出射せず、ON状態の部分は視認側からは黒の
表示として認識される。このように、この液晶表示装置
においては、液晶層3への電圧の印加、無印加を画素単
位で制御することにより、ミラー調と黒とを切り替えて
表示を行うことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】このような誘電体多層膜は絶縁体であるた
め、誘電体多層膜を半透過反射膜18として用いること
により、半透過反射膜18上に保護膜を介さずに直接電
極を形成しても電極間でのショートが発生することがな
い。また、化学的にも安定であるため、電極や配向膜、
カラー表示を行う場合のカラーフィルタ等の部材を形成
する場合に、高温や高圧条件での処理、あるいは腐食性
の強いエッチャントの使用ができるため、これらの部材
を安価に形成でき、装置のコストを低減することができ
る。しかしながら、このような誘電体多層膜を半透過反
射膜18として使用してその上に直接第2の電極6を形
成した場合、従来の技術の項や第1の実施形態で説明し
たような、電極の膜厚の変動によるむらのある色付きが
特に問題となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】次に、これらの構成部材の平面的な配置関
係を図3および図4も用いて説明する。図2に示した
晶表示パネル10′の第1の電極5と第2の電極6の表
面には配向膜(図示せず)が形成され、図3に示すよう
に、第2の基板2側を水平軸に対して右上がり30°方
向にラビング処理することによって、液晶層13におけ
る下液晶分子配向方向13aは+30゜となり、第1の
基板1側は右下がり30゜方向にラビング処理すること
によって、液晶層13における上液晶分子配向方向13
bは−30゜となる。液晶層13を構成する粘度20c
pのネマチック液晶には、カイラル材と呼ばれる旋回性
物質を添加し、ねじれピッチPを11μmに調整し、ね
じれ方向が反時計回りでツイスト角が240゜になるよ
うにしている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】使用するネマチック液晶の複屈折の差Δn
は0.131で、第1の基板1と第2の基板2の隙間で
あるセルギャップdは5.8μmとする。したがって、
ネマチック液晶の複屈折の差Δnとセルギャップdとの
積で表す液晶表示パネル10′の複屈折性を示すΔnd
値Rsは0.76μmとなる。第1の偏光板12の吸収
軸12aは、図4に示すように、水平軸を基準にして+
30゜に配置する。第1の位相差板15の遅相軸15a
は、水平軸を基準にして+65゜に配置する。したがっ
て、第1の偏光板12の吸収軸12aと第1の位相差板
15の遅相軸15aとの交差角αは35°になってい
る。液晶表示パネル10′の視認側と反対側に配置した
第2の位相差板17の遅相軸17aは、図3に示すよう
に水平軸に対して+75゜に配置し、第2の偏光板14
の吸収軸14aは水平軸に対して−60゜に配置し、第
1の偏光板12の吸収軸12aと直交する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
フロントページの続き (72)発明者 岡田 和宏 東京都西東京市田無町6丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 (72)発明者 吉野 武 東京都西東京市田無町6丁目1番12号 シ チズン時計株式会社内 Fターム(参考) 2H042 DA08 DA12 DA22 DB02 DE00 2H048 FA05 FA09 FA15 FA22 FA24 GA04 GA11 GA24 GA36 GA61 2H091 FA01Y FA15Y FB02 FC02 FC14 FC24 FC29 FC30 FD10 FD13 FD21 LA03 LA11 LA12 LA13 LA18 LA20

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する内面に透明電極を形成し
    た視認側の第1の基板と視認側と反対側の第2の基板と
    の間に液晶層を挟持してなる液晶表示パネルを備えた液
    晶表示装置であって、 前記第1,第2の基板に形成した前記透明電極の少なく
    とも一方は、該透明電極を通過する最大透過率を示す光
    が、白色光源を用いたCIE1931表色系の色度図に
    おける、x値0.22から0.28,y値0.21から
    0.31で規定された領域と、x値0.28から0.3
    4,y値0.22から0.35で規定された領域のいず
    れかの領域の色となるように膜厚が設定されていること
    を特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液晶表示装置であっ
    て、 前記第2の基板と該第2の基板上の透明電極との間に反
    射膜を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液晶表示装置であっ
    て、 前記反射膜が半透過反射膜であることを特徴とする液晶
    表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の液晶表示装置であっ
    て、 前記半透過反射膜は、高屈折率層と低屈折率層とを交互
    に積層して形成した誘電体多層膜であることを特徴とす
    る液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の液晶表示装置で
    あって、 前記半透過反射膜による反射光の可視光域における光分
    光特性が、ほぼフラットであることを特徴とする液晶表
    示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は4に記載の液晶表示装置で
    あって、 前記半透過反射膜による反射光または透過光の可視光域
    における光分光特性が、前記少なくとも一方の透明電極
    の透過光の色味を補正してほぼフラットであることを特
    徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    液晶表示装置であって、 前記第1の基板の前記液晶層と反対側に、光学的異方性
    を有する第1の光制御層を設け、その第1の光制御層
    が、前記液晶表示パネルから出射される光の色味を補正
    して可視光域における光分光特性をほぼフラットにする
    特性を有することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の液晶表示装置であって、 前記第2の基板の前記液晶層と反対側に配した補助光源
    と、 該補助光源と前記第2の基板との間に配した光学的異方
    性を有する第2の光制御層とをそれぞれ設け、 前記補助光源と前記第2の光制御層のいずれか一方又は
    両方が、光源から出射され前記液晶表示パネルと前記第
    1の光制御層とを透過する透過光の色味を補正して、そ
    の透過光の可視光域における光分光特性をほぼフラット
    にする特性を有することを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の
    液晶表示装置であって、 前記少なくとも一方の透明電極は、前記第2の基板上に
    形成された透明電極であることを特徴とする液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置であって、 前記少なくとも一方の透明電極の膜厚が1600Å乃至
    2000Åであることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載
    の液晶表示装置であって、 前記少なくとも一方の透明電極の膜厚が2600Å乃至
    3000Åであることを特徴とする液晶表示装置。
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