JP2002235514A - バルブシートの接合構造 - Google Patents

バルブシートの接合構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブシートがヘッドに対して物理的に保持
される接合形状を採用することにより、接合強度を確保
するとともに、設計自由度を向上させたバルブシートの
接合構造を提供する。 【解決手段】 バルブシート6の外周に縮径する傾斜部
23を設け、この傾斜部23を圧接時に生じる固相流動
体14で隙間無く充填して固化することにより、バルブ
シート6をシリンダヘッド5に物理的に係合させる。ま
た、傾斜部23の回りの固相流動体14を、バルブシー
ト6の反ヘッド側に露出させ、固相流動体14の充填度
合いが確認できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの機関弁
などにおけるバルブシートをヘッドの開口に接合する構
造に関し、特に圧接を用いて物理的に抜けない様に接合
したバルブシートの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエンジンの機関弁におけるバルブ
シートの接合は、鉄系焼結合金などにより形成されたリ
ング状のバルブシートを、アルミニウム合金製のシリン
ダヘッドの吸気ポート及び排気ポートの開口周囲の凹部
に、加熱圧入することにより行われていた。
【0003】この加熱圧入方式では、焼きばめ等の内部
応力に耐えるために、リング状のバルブシートを比較的
厚肉とする必要がある。そのため、内部応力が少ない溶
接等によりバルブシートを接合し、バルブシートの薄肉
化を図る試みがなされている。特開平11−50823
号公報に、超音波振動を印加して行う摩擦圧接を用いる
方法が提案されている。また、特開平8−296417
号公報や特開2000−263241号公報に、電気抵
抗溶接を用いる圧接方法が提案されている。
【0004】いずれの方法でも、アルミニウム合金のシ
リンダヘッドと鉄系焼結合金のバルブシートとの異材質
間の接合であるため、接合境界部に形成される脆弱な金
属間化合物や酸化皮膜により、接合強度が確保できな
い。そのため、バルブシート自体に、アルミニウム合金
に対して拡散性を有する拡散材料を固着又は含浸させた
り、ろう材を介在させたりして接合強度を確保すること
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した摩擦圧接や電
気抵抗溶接によるバルブシートの接合では、比較的厚み
を薄くできるなどの設計上の自由度が確保できるもの
の、抜け落ちを完全に防止する接合強度が確保できず、
未だ実用化に至っていない。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、バルブシートがヘッドに対し
て物理的に保持される接合形状を採用することにより、
接合強度を確保するとともに、設計自由度を向上させた
バルブシートの接合構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成する請
求項1に記載のバルブシートの接合構造は、軟質金属製
ヘッドの開口にリング状の硬質金属製バルブシートを圧
接したバルブシートの接合構造であって、前記バルブシ
ートの外周に縮径部を設け、この縮径部に圧接時に生じ
る前記軟質金属の固相流動体が充填され固化して成るも
のである。この請求項1の構成によれば、圧接時に軟質
金属のヘッドに生じる固相流動体がリングの縮径部に流
れ込み、縮径部が軟質金属の固相流動体で隙間無く充填
され、この固相流動体が固化するとバルブシートはヘッ
ド側に物理的に固定される。
【0008】請求項2に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項1において、前記縮径部に充填された固相流
動体が反ヘッド側に露出している。この請求項2の構成
によれば、反ヘッド側に露出している固相流動体の存在
によって、縮径部に固相流動体で充填されていることが
確認できる。この固相流動体は圧接後のヘッド及びバル
ブシートの形状加工時に露出するものであってもよい。
【0009】請求項3に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項2において、前記縮径部に充填された前記固
相流動体が楔状となっている。この請求項3の構成によ
れば、バルブシートが楔状の固相流動体によってヘッド
側に強固に接合される。
【0010】請求項4に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前
記縮径部は、前記バルブシートの最大外径より反ヘッド
側に向かって縮径するものである。この請求項4の構成
によれば、最大外径を乗り越えて固相流動体が縮径部に
流れ込み、強固な抜け止めが形成される。この最大外径
は圧接後のバルブシートの形状加工時に現れるものであ
ってもよい。
【0011】請求項5に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項1に記載の発明において、前記バルブシート
のヘッド側底面の外周に傾斜部が設けられている。この
請求項4の構成によれば、傾斜部に沿って軟質金属の固
相流動体が縮径部に向かって押し出されるように流れ込
む。
【0012】請求項6に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項5において、前記バルブシートのヘッド側底
面の外周に傾斜部が設けられている。この請求項5の構
成によれば、圧接時の推力又は押圧力がそれほど大きく
なくても、ヘッド側に固相流動体を形成し始める。
【0013】請求項7に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前
記固相流動体は、前記バルブシートを回転させながら前
記ヘッドに向けて加圧する摩擦圧接により形成されたも
のである。この請求項7の構成によれば、摩擦圧接によ
り、バルブシートのヘッドへの物理的接合に十分な固相
流動体が形成される。
【0014】請求項8に記載のバルブシートの接合構造
は、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、前
記ヘッドはエンジンのシリンダヘッドであり、前記バル
ブシートは前記シリンダヘッドの弁座を形成する。この
請求項8の構成によれば、圧接によりバルブシートをヘ
ッドに固定できるため、加熱圧入に比較してバルブシー
トの形状等の設計自由度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って説明する。 〔第1実施形態〕図1〜3は、本発明の第1実施形態の
バルブシートの接合構造を示す図である。図1は第1実
施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッ
ドとを接合し、形状加工した後であって機関弁に組み込
まれた状態を示す。
【0016】図1において、バルブシートの接合構造1
は、シリンダヘッド5と、バルブシート6とから構成さ
れる。シリンダヘッド5の開口11の端に圧接により生
じた凹部12が形成され、この凹部12内にリング状の
バルブシート6が嵌入状態で接合されている。バルブシ
ート6の外周に反ヘッド側に向かって縮径する傾斜部
(縮径部)23が形成され、この傾斜部(縮径部)23
の回りに楔状になった固相流動体14が充填され固化し
ている。以下、本明細書おいて、固相流動体とは、温度
上昇により軟化し、固相状態のまま流動可能な状態にあ
るものを言う。バルブシート6の反ヘッド側(燃焼室
側)の内周が45°に加工され、弁座15が形成され
る。このようなバルブシートの接合構造1に於いて、弁
体7が、バルブシート6の弁座15に対して昇降自在に
配置されることにより、エンジンの機関弁2が構成され
る。
【0017】図2に、シリンダヘッド5とバルブシート
6の接合前の状態が示される。シリンダヘッド5は、ア
ルミニウム合金(例えばAl−Si系)の様な軟質金属
で形成されている。バルブシート6は、鉄系の合金又は
それら合金の焼結体の様な硬質金属で形成されている。
【0018】シリンダヘッド5の接合前の凹部21は、
開口11の内径D1より大きな内径D2を有する有底の
第1拡径孔211と、第1拡径孔211の内径D2より
更に大きな内径D3を有する有底の第2拡径孔212
と、これら第1拡径孔211と第2拡径孔212との間
の段部213とから形成されている。
【0019】バルブシート6は、内径D5及び最大外径
D7を有し、厚みがH5のリング状に形成されている。
バルブシート6の外周には、最大外径の頂上22から反
ヘッド側に形成された円錐面状の第1傾斜部(縮径部)
23と、最大外径の頂上22からヘッド側に形成された
円錐面状の第2傾斜部24とが設けられている。第1傾
斜部23の回りに楔状に固相流動体が充填されるため、
第1傾斜部23の角度αは10〜15°とすることが好
ましい。第2傾斜部24は固相流動体を第1傾斜部23
に向けて押し出すため、第2傾斜部24の角度βは45
°以下とすることが好ましい。
【0020】バルブシート6の最大外径D7は、第1傾
斜部23に向けての固相流動体の流れを良くするため、
第2拡径孔212の内径D3より僅かに小さくすること
が好ましい。バルブシート6の第2傾斜面24の底面内
径D6は、第2傾斜面24が段部213の先端に当たる
ように、第1拡径孔211の内径D2より僅かに小さく
することが好ましい。バルブシート6の内径D5は、固
相流動体の内側へのバリの出方を制御するために、開口
11の内径D1より僅かに小さくすることが好ましい。
バルブシート6の厚みH5は、圧接時の押し込み代(ア
ップセット代)を確保するために、凹部21の深さH1
よりやや大きくすることが好ましい。
【0021】図3に、シリンダヘッド5に対するバルブ
シート6の圧接の手順が示される。圧接は、押圧回転式
の摩擦接合により行われる。図3(a)に於いて、シリ
ンダヘッド5の凹部21内にバルブシート6を嵌め込
む。段部213の先端が第2傾斜面24に当たる。この
状態で、シリンダヘッド5に向けてバルブシート6を所
定の圧力Pで押圧する。図3(b)に於いて、バルブシ
ート6を押圧しながら回転させると、段部213の先端
が固相流動体となって第2傾斜面24に沿って流れる。
【0022】図3(c)に於いて、頂上22に向かって
押し出される固相流動体は、頂上22を乗り越え、第1
傾斜面23に沿って反ヘッド側に流れる。図3(d)に
おいて、バルブシート6のヘッド側底面がシリンダヘッ
ド5の第1拡径孔211の底に当たり、第1拡径孔21
1の底に固相流動体が形成されるまで、押圧と回転を続
ける。図3(e)に於いて、バルブシート6の回転を止
め押圧するアップセット加圧を行う。バルブシート6に
当たるシリンダヘッド5の部分が固相流動体となってい
るため、バルブシート6は更に押し込まれ。溢れた固相
流動体が、第1傾斜面23の回りや開口11の側に押し
出される。
【0023】図3(e)の状態で冷却すると、バルブシ
ート6の第1傾斜面23の回りの固相流動体14が楔状
になって固化する。バルブシート6の外周は固化した固
相流動体14で充填され、物理的に抜けない状態にな
る。図3(f)に於いて、バルブシート6の内周及び反
ヘッド側の表面を加工することにより、余分な固相流動
体のバリを取り除く。同時に、バルブシート6の内周の
反ヘッド側のコーナーに弁座15を加工する。これらの
形状加工により、所定寸法に仕上がったバルブシート6
の接合構造1が得られる。
【0024】図3(f)に於いて、バルブシート6の第
1傾斜面23の回りの固相流動体14の充填が不十分で
あると、バリ除去後の固相流動体14に空洞等の欠陥が
生じるため、外観検査によって圧接が確実に行われたも
のだけを選別することが可能になる。
【0025】〔第2実施形態〕図4〜5は、本発明の第
2実施形態のバルブシートの接合構造の作成手順を示す
図である。図4に、シリンダヘッド5Aとバルブシート
6Aの接合前の状態が示される。
【0026】シリンダヘッド5Aの凹部31は、開口1
1の内径D11より大きな内径D13を有し、深さがH
11である有底の拡径孔に形成されている。バルブシー
ト6Aは、内径D15及び最大外径D17を有し、厚み
がH15のリング状に形成されている。バルブシート6
Aの外周には、最大外径の頂上32から反ヘッド側に形
成された円錐面状(角度α)の傾斜部(縮径部)33が
設けられている。
【0027】バルブシート6Aの最大外径D17は、傾
斜部33に向けて固相流動体が押し出され易くするた
め、凹部21の拡径孔の内径D13より僅かに小さくす
ることが好ましい。バルブシート6Aの内径D15は、
固相流動体の開口11側へのバリの出方を制御するため
に、開口11の内径D11より僅かに小さくすることが
好ましい。バルブシート6Aの厚みH15は、圧接時の
押し込み代を確保するために、凹部31の深さH11よ
りやや大きくすることが好ましい。
【0028】図5に、シリンダヘッド5Aに対するバル
ブシート6Aの圧接の手順が示される。圧接は、押圧回
転式の摩擦接合により行われる。図5(a)に於いて、
シリンダヘッド5Aの凹部31内にバルブシート6Aを
嵌め込む。バルブシート6Aの底面が凹部31の底面に
当たる。この状態で、シリンダヘッド5Aに向けてバル
ブシート6を所定の圧力Pで押圧する。図5(b)に於
いて、バルブシート6Aを押圧しながら回転させると、
凹部31の底面が固相流動体となり、頂上22を乗り越
え、傾斜面33に沿って押し出される。
【0029】図5(c)に於いて、バルブシート6Aの
回転を止め、押圧を続ける。バルブシート6Aに当たる
シリンダヘッド5Aの凹部31の底面が固体流動体とな
っているため、バルブシート6Aは更に押し込まれ。溢
れた固相流動体が、傾斜面33の回りに楔状になって押
し出される。図5(d)に於いて、楔状の固相流動体3
4は冷却により、シリンダヘッド5Aの母材と一体にな
って固化する。バルブシート6Aの外周は楔状の固相流
動体34で充填され、物理的に抜けない状態になる。図
5(e)に於いて、バルブシート6Aの内周及び反ヘッ
ド側の表面を加工することにより、余分な固相流動体の
バリを取り除く。同時に、バルブシート6Aの内周の反
ヘッド側のコーナーに弁座35を加工する。これらの加
工により、所定寸法に仕上がったバルブシート6Aの接
合構造1Aが得られる。
【0030】図5(e)に於いて、バルブシート6Aの
傾斜面33の回りの固相流動体34の回り込みが不十分
であると、バリ除去後の固相流動体34に空洞等の欠陥
が生じるため、外観検査で圧接が確実に行われたものだ
けを選別することが可能になる。
【0031】〔第3実施形態〕図6に、第3実施形態に
係るシリンダヘッド5Bとバルブシート6Bの接合前の
状態が示される。シリンダヘッド5Bの形状は第1実施
形態と同様である。バルブシート6Bの外周の最大外径
部分41からヘッド側に第1実施形態と同様の傾斜部4
3が形成され、最大外径部分41から反ヘッド側に半円
状の縮径部42が形成されている。バルブシート6Bの
外周の反ヘッド側は、最大外径部分41の外径より小径
の筒部44となっており、両者の間に径差εが存在して
いる。
【0032】第1実施形態の場合と同様に、傾斜面43
に沿って流れる固相流動体が最大外径部分41を乗り越
え、縮径部42に充填される。縮径部42に充填された
固相流動体が固化してシリンダヘッド5Bの母材と一体
になる。また、縮径部42に充填される固相流動体は径
差εからバルブシート6Bの反ヘッド側に露出するた
め、縮径部42を埋める固相流動体の充満を外観で確認
できる。
【0033】〔第4実施形態〕図7に、第4実施形態に
係るシリンダヘッド5Cとバルブシート6Cの接合前の
状態が示される。シリンダヘッド5Cの形状は第1実施
形態と同様である。バルブシート6Cの外周の最大外径
部分51からヘッド側に第1実施形態と同様の傾斜部5
3が形成され、最大外径部分51から反ヘッド側に引っ
掛かり部となる縮径部52が形成されている。バルブシ
ート6Cの外周の反ヘッド側は、最大外径部分51の外
径より小径の頂上54となっており、両者の間に径差ε
が存在している。
【0034】第1実施形態の場合と同様に、傾斜面53
に沿って流れる固相流動体が最大外径部分51を乗り越
え、引っ掛かり部となる縮径部52に充填される。縮径
部52に充填された固相流動体が固化してシリンダヘッ
ド5Cの母材と一体になる。また、縮径部52に充填さ
れた固相流動体は径差εからバルブシート6Cの反ヘッ
ド側に露出するため、縮径部52を埋める固相流動体の
充満を外観で確認できる。
【0035】〔第5実施形態〕図8に、第5実施形態に
係るシリンダヘッド5Dとバルブシート6Dの接合前の
状態が示される。シリンダヘッド5Dの形状は、第2拡
径孔が有底の円錐孔60に形成されている以外は、第1
実施形態と同様である。バルブシート6Dの外周は、第
1傾斜部61と第2傾斜部62とを有する円錐筒状にな
っている。第1傾斜部61と第2傾斜部62との間に、
引っ掛かり部となる円周溝状の縮径部63が形成されて
いる。縮径部63はバルブシート6Dの最大外径から縮
径するものではないが、抜け止めの引っ掛かりとしては
十分な段差を有している。また、第1傾斜部61と第2
傾斜部62との間に径差εが設けられている。
【0036】第1実施形態の場合と同様に、第1傾斜面
61に沿って流れる固相流動体が引っ掛かり部となる縮
径部63に充填される。縮径部63に充填される固相流
動体が固化してシリンダヘッド5Dの母材と一体にな
る。また、縮径部62に充填される固相流動体は径差ε
からバルブシート6Dの反ヘッド側に露出するため、縮
径部62を埋める固相流動体の充満を外観で確認でき
る。
【0037】〔第6実施形態〕図9に、第6実施形態に
係るシリンダヘッド5Eとバルブシート6Eの接合状態
が示される。図9(a)は接合前の状態を示す断面図で
あり、図9(b)は接合後の状態を示す断面図であり、
図9(c)は形状加工後の状態を示す断面図である。
【0038】図9(a)において、シリンダヘッド5E
は、開口11の端に凹部を設ける前加工を一切施さず、
鋳造後の形状のままである。バルブシート6Eの外周に
は、最大外径の頂上72から反ヘッド側に形成された円
錐面状の第1傾斜部(縮径部)73と、最大外径の頂上
72からヘッド側に形成された円錐面状の第2傾斜部7
4とが設けられている。バルブシート6Eの内周には第
3傾斜部75が設けられ、バルブシート6Eの底面に尖
った刃76が形成されている。
【0039】図9(b)において、シリンダヘッド5E
にバルブシート6Eを回転させながら圧接すると、シリ
ンダヘッド5Eの開口11や端面13から軟質金属の固
相流動体が大きくはみ出る。この大量のはみ出しによ
り、バルブシート6Eの第1傾斜部73回りへの固相流
動体の充填が十分となる。図9(c)において、シリン
ダヘッド5Eの内周11aとバルブシート6Eの内周面
77aを同時に加工して新たな開口を形成し、シリンダ
ヘッド5Eの端部11bとバルブシート6Eの反ヘッド
側の端部77bを同時に加工して新たな皿状端部を形成
し、シリンダヘッド5Eの反ヘッド側コーナーを加工し
て弁座77cを形成する。
【0040】図9(c)に於いて、バルブシート6Eの
傾斜面73の回りの固相流動体の回り込みによる充填が
十分になるとともと、加工後に傾斜面73の回りの固相
流動体の充満状態を外観検査で確認することができる。
【0041】〔第7実施形態〕図10に、第7実施形態
に係るシリンダヘッド5Fとバルブシート6Fの接合状
態が示される。図10(a)は接合前の状態を示す断面
図であり、図10(b)は接合後の状態を示す断面図で
あり、図8(c)は形状加工後の状態を示す断面図であ
る。
【0042】図10(a)において、シリンダヘッド5
Fは、開口11の端に、第1拡径孔811と第2拡径孔
812とからなる凹部81を設ける。バルブシート6F
の外周には、頂上82から反ヘッド側に形成された円錐
面状の第1傾斜部(縮径部)83と、頂上82からヘッ
ド側に形成された円錐面状の第2傾斜部84とが設けら
れている。バルブシート6Fの反ヘッド側の端にキャッ
プ部85が設けられ、第1傾斜部83の端に顎85aが
形成されている。頂上82の外径は第2拡径部812の
内径にほぼ等しく、キャップ部85の外径は頂上82の
外径より大きく、両者の間に径差δが存在している。
【0043】図10(b)において、シリンダヘッド5
Fにバルブシート6Fを回転させながら圧接すると、バ
ルブシート6Fの第1傾斜部83に流れ込む軟質金属の
固相流動体が顎部85aでせき止められ、第1傾斜部8
3への固相流動体の楔状の充填が促進される。
【0044】図10(c)において、シリンダヘッド5
Fの端部11bとバルブシート6Fの反ヘッド側の端部
87bを同時に加工して新たな皿状端部を形成する。こ
のとき、バルブシート6Fのキャップ部85に相当する
部分を除去し、第1傾斜部83に充填された楔状の固相
流動体を露出させる。さらに、リンダヘッド5Fの反ヘ
ッド側コーナーを加工して弁座87cを形成する。
【0045】図10(c)に於いて、バルブシート6F
の傾斜面83の回りの固相流動体の充填が十分になると
ともと、加工後に傾斜面83の回りの固相流動体の状態
を外観検査で確認することができる。
【0046】以上説明した第1〜7実施形態は以下の効
果を有する。 (1)第1〜7実施形態において、バルブシートの外周
に設けられた縮径部としての傾斜部23,33,73,
83又は引っ掛かり部としての縮径部42,52,63
にシリンダヘッドからの固相流動体が隙間無く充填さ
れ、この固相流動体がシリンダヘッドの母材と連続して
固化しているため、バルブシートはシリンダヘッドに物
理的に抜けないように保持された接合になる。そのた
め、従来接合面の接合強度から採用困難とされてきた摩
擦圧接による接合が可能になる。物理的に抜けないよう
な摩擦接合が可能になると、バルブシートの特に接合表
面の材質の制限がなくなり、加熱圧入に比較して薄肉形
状のバルブシートにすることが可能になり、バルブシー
トの寸法及び材質の設計自由度を大幅に向上させること
ができる。
【0047】(2)第1〜7実施形態において、バルブ
シートの外周に設けられた縮径部としての傾斜部23,
33,73,83又は引っ掛かり部としての縮径部4
2,52,63に充填される固相流動体が傾斜部23,
33,73,83の広がりに応じて又は径差εを経てバ
ルブシートの反ヘッド側の表面に露出するようになって
いるため、物理的な保持を含む接合の確認が外観で判断
できるため、全数の検査が簡単にでき、確実に接合され
たものだけを製品とすることができる。
【0048】(3)第1〜2,6〜7実施形態におい
て、バルブシートの外周に設けられた縮径部は反ヘッド
側に徐々に縮径する傾斜部23,33,73,83に形
成されているため、傾斜部23,33,73,83の回
りに充填される固相流動体が楔状となり、バルブシート
が抜けようとすると締まり、バルブシートのシリンダヘ
ッドへの物理的な保持が確実となる。
【0049】(4)第1,3〜5実施形態において、バ
ルブシートのヘッド側底面の外周に傾斜部24,43,
53,61が設けられており、この傾斜部24,43,
53,61がシリンダヘッド側の段部213(図2参
照)に当たって固相流動を生じさせるため、摩擦接合時
の当初の押圧力が少なくできる。また、生じた固相流動
体が傾斜部24,43,53,61に沿って縮径部とし
ての傾斜部23又は引っ掛かり部としての縮径部42,
52,63に流れるため、固相流動体による充填が確実
に行われる。
【0050】(5)第1,2実施形態において、バルブ
シートの外周の形状が二つの傾斜部の組み合わせ又は一
つの傾斜部で形成され、焼結合金等の硬質金属で形成さ
れバルブシート6,6Aの形状が簡単になる。特に、第
2実施形態のバルブシート6Aの形状は外周に一つの傾
斜部しかないため簡単になっている。
【0051】(6)第1〜7実施形態において、いずれ
も摩擦接合により固相流動体を形成しており、電気抵抗
溶接の電流管理に比較して、回転数、圧力、押し込み量
等の管理しやすい因子であるため、再現性が高く、品質
が安定し、生産設備も簡素な機構で済む。
【0052】(7)第1〜7実施形態において、摩擦接
合により固相流動体を形成するため、バルブシートが押
し当てられる母材の部分にも接合時のかき混ぜ効果が及
び、バルブシートの周囲の母材の靱性が上がっているこ
とが推定される。その結果、バルブシートを支える母材
の機械的特性が向上し、バルブシートの弁開閉時の衝撃
に対する耐久性がバルブシート接合構造全体として改善
される。特に、エンジンの機関弁では、弁開閉時の衝撃
が大きいため、バルブシートの回りに強靱な材料が形成
されていることは有利である。
【0053】(8)第4,5実施形態において、バルブ
シート6C,6Dの末広がりの開口に対応し、バルブシ
ート6C,6Dの外周も末広がりとすることができる。
この場合、バルブシート6C,6Dの外周に引っ掛かり
部となる縮径部52,63を設けると、バルブシート6
C,6Dのシリンダヘッド5C,5Dへの物理的な保持
を含む接合が可能になる。このとき、縮径部52,63
に充填される固相流動体の反ヘッド側への露出により、
充満の度合いが外観で確認できる。
【0054】(9)第6実施形態において、バルブシー
ト6Eの底面が尖った刃76になっているため、シリン
ダヘッド5Eの端面13に押し当てて回転させるとき
に、シリンダヘッド5E側に固相流動体を形成せしめる
押圧力を低下させることができる。これにより、専用の
摩擦圧接機を使用せず、通常のNCマシンでの摩擦圧接
できる可能性もある。また、シリンダヘッド5Eの開口
11の回りに凹部を形成することなく、バルブシート6
Eを押し込むことにより、大量の固相流動体を発生さ
せ、バルブシート6Eの第1傾斜面73回りの隙間のな
い楔状固相流動体の形成を確実なものとすることができ
る。
【0055】(10)第7実施形態において、バルブシ
ート6Fの反ヘッド側の端にキャップ部85を形成する
ことにより、バルブシート6Fの第1傾斜面83回りに
流れ込む固相流動体をせき止め、第1傾斜面83回りの
隙間のない楔状固相流動体の形成を確実なものとするこ
とができる。そして、バルブシート6Fのキャップ部8
5を加工により削り落とすことにより、第1傾斜面83
回りの楔状固相流動体が露出するため、隙間無く充填さ
れた楔状固相流動体の存在を外観で検査することができ
る。
【0056】なお、実施の形態は前記に限定されるもの
ではなく、例えば、次のように変更して実施してもよ
い。 (1)第1〜7実施形態において、シリンダヘッドに固
相流動体を生じさせる摩擦接合として、押圧回転式のも
のを用いる場合を説明したが、超音波振動体を押圧する
方式の摩擦接合を用いることもできる。この場合、バル
ブシートに超音波振動するホーンを押しつけることによ
り、加圧しながら振動させる。
【0057】(2)第1〜7実施形態において、シリン
ダヘッドがアルミニウム合金の軟質金属、バルブシート
が焼結合金の硬質金属で形成されている場合を説明した
が、シリンダヘッドが鍛造又は鋳造の鉄であって、バル
ブシートがタングステンカーバイトを含む硬質金属の組
み合わせであってよい。シリンダヘッドとバルブシート
との間に軟質及び硬質の差があり、硬質金属の圧接時に
軟質金属側に固相流動が生じるような組み合わせであれ
ばよい。
【0058】(3)第1〜7実施形態において、好まし
い適用例として、エンジンの機関弁への適用例を説明し
たが、開閉を繰り返す弁であって、バルブシートをヘッ
ドの開口に別途取り付けるタイプの弁であれば、本実施
形態のバルブシートの接合構造を採用することができ
る。
【0059】(4)第1〜7実施形態において、バルブ
シートは物理的に保持されるため、異種金属間の接合強
度をそれほど必要としないが、異種金属間の接合状態を
良好にし、熱伝達係数を上昇させるなどのために、焼結
合金製のバルブシートに銅、亜鉛、錫、マグネシウム又
はこれらの合金からなる拡散材料を含浸又は/及び被覆
しておくこともできる。
【0060】(5)第3〜4実施形態において、径差ε
をゼロにし、縮径部42,52への固相流動体を閉じ込
めるようにすることもできる。第7実施形態において、
キャップ部85を残す加工を施し、傾斜部83に充填さ
れた固相流動体を閉じ込めることもできる。このとき、
縮径部42,52或いは傾斜部83への固相流動体の充
填度合いは別途の方法例えば非破壊検査により検査する
ことができる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、圧接時に生じるヘッド側の固相流動体がバ
ルブシートの縮径部の回りを隙間無く充填し、物理的に
バルブシートを固定するため、バルブシートは異種金属
間の接合状態に関係なく確実に接合される。また圧接で
あるため、加熱圧入に比較して、バルブシートの厚みを
薄くするなどの設計上の自由度を向上させることができ
る。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、バルブシ
ートの縮径部に充填された固相流動体が外観で確認で
き、接合状態の品質管理が確実に行われる。請求項3に
記載の発明によれば、バルブシートの縮径部に充填され
た固相流動体による接合が確実になる。請求項4に記載
の発明によれば、バルブシートの縮径部に固相流動体が
充填されやすく、充填状態の確認も容易にできる。請求
項5に記載の発明によれば、バルブシートの縮径部に充
填される固相流動体を十分に送り込める。請求項6に記
載の発明によると、バルブシートの圧接時の当初の押圧
力を下げることができる。
【0063】請求項7に記載の発明によると、摩擦圧接
により生成される固相流動体により、バルブシートをヘ
ッドに確実に固定できる。請求項8に記載の発明による
と、エンジンのバルブシートに適用すると、厚みを薄く
する等のバルブシートの設計自由度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合後であって機関弁に組み込まれ
た状態を示す図である。
【図2】シリンダヘッドとバルブシートの接合前の状態
を示す断面図である。
【図3】シリンダヘッドとバルブシートの接合手順を示
す断面図である。
【図4】第2実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図5】シリンダヘッドとバルブシートの接合手順を示
す断面図である。
【図6】第3実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図7】第4実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図8】第5実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図9】第6実施形態の断面図であって、バルブシート
とシリンダヘッドの接合前の状態と接合手順を示す図で
ある。
【図10】第7実施形態の断面図であって、バルブシー
トとシリンダヘッドの接合前の状態と接合手順を示す図
である。
【符号の説明】
1 バルブシートの接合構造 5,5A,5B,5C,5D,5E,5F シリンダヘ
ッド(ヘッド) 6,6A,6B,6C,6D,6E,6F バルブシー
ト 11 開口 14 楔状の固相流動体 213 段部 22 頂上(最大外径部) 23,33,73,83 第1傾斜部(縮径部) 24 第2傾斜部 42,52,63 縮径部 76 刃(尖った部分)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質金属製ヘッドの開口にリング状の硬
    質金属製バルブシートを圧接したバルブシートの接合構
    造であって、前記バルブシートの外周に縮径部を設け、
    この縮径部に圧接時に生じる前記軟質金属の固相流動体
    が充填され固化して成るバルブシートの接合構造。
  2. 【請求項2】 前記縮径部に充填された固相流動体が反
    ヘッド側に露出している請求項1に記載のバルブシート
    の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記縮径部に充填された前記固相流動体
    が楔状となっている請求項2に記載のバルブシートの接
    合構造。
  4. 【請求項4】 前記縮径部は、前記バルブシートの最大
    外径より反ヘッド側に向かって縮径するものである請求
    項1〜3のいずれかに記載のバルブシートの接合構造。
  5. 【請求項5】 前記バルブシートのヘッド側底面の外周
    に傾斜部が設けられている請求項1に記載のバルブシー
    トの接合構造。
  6. 【請求項6】 前記バルブシートのヘッド側底面が尖っ
    ている請求項5に記載のバルブシートの接合構造。
  7. 【請求項7】 前記固相流動体は、前記バルブシートを
    回転させながら前記ヘッドに向けて加圧する摩擦圧接に
    より形成されたものである請求項1〜6のいずれかに記
    載のバルブシートの接合構造。
  8. 【請求項8】 前記ヘッドはエンジンのシリンダヘッド
    であり、前記バルブシートは前記シリンダヘッドの弁座
    を形成する請求項1〜7のいずれかに記載のバルブシー
    トの接合構造。
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