JP2002234660A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート処理装置及び画像形成装置

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JP2002234660A
JP2002234660A JP2001029252A JP2001029252A JP2002234660A JP 2002234660 A JP2002234660 A JP 2002234660A JP 2001029252 A JP2001029252 A JP 2001029252A JP 2001029252 A JP2001029252 A JP 2001029252A JP 2002234660 A JP2002234660 A JP 2002234660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置等から排出されたシートの積載状
況に応じてスタックトレイ700を駆動するスタックモー
タM70の駆動トルクを制御し、装置の消費電力を抑える
こと。 【解決手段】シートを積載するスタックトレイ700と、
スタックトレイ700を移動させるスタックモータM70
と、スタックモータM70の制御を行なうCPU回路5100
とを有し、シートに所定の処理を行なうフィニッシャ50
0において、シート又はスタックトレイ700の検知を行な
う検知手段を有し、CPU回路5100は、前記検知手段の
検知信号からスタックトレイ700上のシートの量を想定
し、この想定値に基づいてスタックモータM70の駆動ト
ルクを制御することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートに所定の処理
を行なうシート処理装置及び該シート処理装置を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成後のシートを積載す
る積載トレイを装備した画像形成装置があり、前記積載
トレイの位置は、初期状態からのモータの進み量や、エ
リアセンサを用いて確定しているが、前記積載トレイの
移動は、DCモータ等のモータで一定の駆動トルクで行
なわれており、前記積載トレイの位置によって駆動トル
クを可変するような制御は行なわれていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術においては、積載トレイの積載状況がいか
なる状況でも、積載トレイが保証する最大の積載量の時
の駆動トルクで駆動する必要があり、積載トレイにシー
トがない場合には、必要以上の電力を消費することにな
る。
【0004】そこで本発明の目的は、画像形成装置等か
ら排出されたシートの積載状況に応じて積載トレイを駆
動するモータの駆動トルクを制御し、装置の消費電力を
抑えることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、本発明の代表的な構成は、シートを積載する積載手
段と、前記積載手段を移動させる駆動手段と、前記駆動
手段の制御を行なう制御手段とを有し、シートに所定の
処理を行なうシート処理装置において、前記シート又は
前記積載手段の検知を行なう検知手段を有し、前記制御
手段は、前記検知手段の検知信号から前記積載手段上の
シートの量を想定し、この想定値に基づいて前記駆動手
段の駆動トルクを制御することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) (画像形成装置の概略構成)本発明の第1実施形態を複
写機を例示して、説明する。図1に示すように、本発明
の画像形成装置1000は、シート給送装置100、イメージ
リーダ200、画像形成部300、折り装置400、シート処理
装置としてのフィニッシャ500を有する。
【0007】シート給送装置100は、セットされたシー
トを先頭ページから順に1枚ずつ、湾曲したパスを介し
てプラテンガラス102上を左から右へ向けて搬送し、そ
の後排出トレイ112へ排出する。このときスキャナユニ
ット104は、所定の位置に保持された状態にあり、この
スキャナユニット104上をシートが通過することにより
シートの画像の読み取りが行なわれる。
【0008】シートの通過時、スキャナユニット104の
ランプ103の光がシートに照射され、そのシートからの
反射光がミラー105、106、107、レンズ108を介してイメ
ージセンサ109に導かれる。尚、シート給送装置100によ
りシートをプラテンガラス102上に搬送した後に停止さ
せ、スキャナユニット104を左から右へ移動させること
により、シートの読み取りを行なうこともできる。
【0009】イメージセンサ109により読み取ったシー
ト画像は、画像処理が施されて露光制御部110へ搬送さ
れる。露光制御部110は画像信号に応じたレーザ光を出
力する。このレーザ光は、感光体ドラム111上に照射さ
れ、感光体ドラム111上に静電潜像が形成される。感光
体ドラム111上の静電潜像は現像器113により現像され、
感光体ドラム111上の現像剤はカセット114、115、手差
し給送部125、両面搬送パス124のいずれかから給送され
たシートに対し、転写部116で転写される。
【0010】現像剤が転写されたシートは、定着部117
で現像剤の定着処理が施される。定着部117を通過した
シートはフラッパ121により一旦パス122に導かれ、シー
トの後端がフラッパ121を抜けた後に逆側に搬送し、フ
ラッパ121により排出ローラ118へ導く。これにより、現
像剤が転写された面を下向きの状態(フェイスダウン)
で排出ローラ118から排出させる。
【0011】尚、手差し給送部125からOHPシート等
の固いシートに画像形成を行なう時には、パス122に導
くことなく、現像剤が転写された面を上向きの状態(フ
ェイスアップ)で排出ローラ118からシートを排出させ
る。また、シートの両面に画像形成をする場合には、シ
ートを定着部117からまっすぐ排出ローラ118へ導き、シ
ートの後端がフラッパ121を抜けた直後に逆側に搬送
し、フラッパ121により両面搬送パス124へ導く。
【0012】排出ローラ118から排出されたシートは折
り装置400へ搬送される。折り装置400は、シートをZ形
折りたたむ処理を行なうA3サイズやB4サイズのシー
トで且つ折り処理の指定がなされている時には、折り装
置400で折り処理を行ない、それ以外のシートは折り処
理をされないままフィニッシャ500へ搬送される。フィ
ニッシャ500では、製本処理、綴じ処理、穴あけ等の処
理を行なう。また、フィニッシャ500上には、インサー
タ900が設けられており、表紙、合紙等をフィニッシャ5
00本体に給送する。
【0013】(各制御部の構成)図2に示すように、画
像形成装置1000の制御部は以下の構成となっている。ま
ず、画像形成回路部150は、CPU153を有し、ROM15
1に格納されているプラグラム及び操作部1の設定に従
って、シート給送装置制御部101、イメージリーダ制御
部201、画像信号制御部202、画像形成制御部301、折り
装置制御部401、フィニッシャ制御部501、外部I/F20
9、を司る。それぞれシート給送装置制御部101はシート
給送装置100を、イメージリーダ制御部201はイメージリ
ーダ200を、画像形成制御部301は画像形成部300を、処
理部制御部401は折り装置400を、フィニッシャ制御部50
1はフィニッシャ500を制御する。
【0014】RAM152は、制御データを一時的に保持
する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられ
る。外部I/F209は、コンピュータ210からのインター
フェイスであり、プリントデータを画像に展開して画像
信号制御部202へ出力する。イメージリーダ制御部201か
ら画像信号制御部202へはイメージセンサ109で読み取ら
れた画像が出力され、画像信号制御部202から画像形成
制御部301へ出力された画像は露光制御部110へ入力され
る。
【0015】(フィニッシャ500の構成)図3に示すよ
うに、フィニッシャ500は、画像形成部300から折り装置
400を介して排出されたシートを内部に導くための入口
ローラ対502を有する。入口ローラ対502の搬送方向下流
には、シートをフィニッシャパス552または第1製本パ
ス553に導くための切換フラッパ551が設けられている。
【0016】フィニッシャパス552に導かれたシート
は、搬送ローラ対503を介してバッファローラ505に向け
て搬送される。搬送ローラ対503とバッファローラ505は
正逆転可能に構成されている。
【0017】入口ローラ対502と搬送ローラ対503との間
には、入口センサ531が設けられ、また入口センサ531の
シート搬送方向上流近傍では、第2製本パス554がフィ
ニッシャパス552から分岐Aにおいて分岐している。分
岐Aは、入口ローラ対502から搬送ローラ対503にシート
が搬送されるが、搬送ローラ対503が逆転して、シート
を搬送ローラ対503から入口センサ531側に搬送する際
は、第2製本パス554側にのみ搬送されるワンウェイ機
構を有する分岐である。
【0018】また、搬送ローラ対503とバッファローラ5
05との間にはパンチユニット550が設けられており、必
要に応じて動作し、搬送されてきたしーとの後端付近に
穴あけを行なう。
【0019】バッファローラ505は、その外周に搬送ロ
ーラ対503を介して搬送されてきたシートを、所定枚数
積載して巻きつけ可能なローラであり、バッファローラ
505の外周には、その回転中にシートが各押下コロ512、
513、514により巻きつけられる。
【0020】押下コロ513、514の間には、切換フラッパ
510が配置され、押下コロ514の下流には切換フラッパ51
1が配置されている。切換フラッパ510はバッファローラ
505に巻きつけられたシートをバッファローラ505から剥
離してノンソートパス521またはソートパス522に導くた
めのフラッパであり、切換フラッパ511はバッファロー
ラ505に巻きつけられたシートをソートパス522またはバ
ッファパス523に導くためのフラッパである。
【0021】ノンソートパス521に導かれたシートは、
排出ローラ対509を介してサンプルトレイ701に排出され
る。また、ノンソートパス521の途中にはジャム検知等
のための排出センサ533が設けられている。
【0022】ソートパス522に導かれたシートは、搬送
ローラ対506、排出ローラ対507を介して処理トレイ630
上に積載される。処理トレイ630上に積載されたシート
の束は、必要に応じて整合処理、ステープル処理がなさ
れた後に、排出ローラ対680により鉛直方向に移動可能
に構成されている積載手段としてのスタックトレイ700
上に排出される。尚、処理トレイ630上に束状に積載さ
れたシートを綴じるステープル処理には、ステープラ60
1が用いられる。
【0023】(スタックトレイ700の構成)図4に示す
ように、スタックトレイ700はベースプレート702に保持
されている。駆動手段としてのスタックモータM70は取
付枠板704を介してベースプレート702に固定されてい
る。
【0024】フィニッシャ500の両端部には、1対のフ
レーム750a、750bが鉛直方向に設けられていると共
に、フレーム750a、750bに対して鉛直方向のガイドレ
ール部を兼ねるラックギア部材751a、751bが取り付け
られており、一対のガイドコロ706a、706bを対応する
各ガイドレール部内に勘挿させることで、スタックトレ
イ700を上下に昇降可能に保持する。
【0025】スタックモータM70の回転出力は、タイミ
ングベルト711を介して駆動軸713のプーリ712に伝達さ
れる。駆動軸713には、バネ716で付勢されて軸方向に摺
動のみ可能にしたラチェットホイール715が設けられて
おり、ラチェットホイール715は軸上の駆動ギア714に一
方向に係合する。
【0026】また、駆動ギア714に対しては、従動軸717
上の両端部に配したアイドルギア718a、718bの一方が
かみ合わされ、且つアイドルギア718a、718bはそれぞ
れに昇降ギア719a、719bを介してラックギア部材751
a、751bにかみ合わされる。即ち、前記スタックトレ
イ700はこれらのギアトレインからなる駆動系を介して
スタックモータM70の回転方向に応じ、鉛直方向に自在
に昇降する。
【0027】(各センサの配置及び役割)図5に示すよ
うに、処理トレイ630からスタックトレイ700に排出され
たシートを検知するための検知手段として、シートの位
置を検知する位置検知センサとシートの有無を検知する
シート検知センサとを有する。位置検知センサとしての
スタッカセンサSE701、シート面検知センサSE702、
シート位置検知センサSE704、SE705、下限検知セン
サSE706が設けられる。また、シート検知センサSE7
03がスタックトレイ700に設けられる。
【0028】スタッカセンサSE701は処理トレイ630の
シート排出口630aからシートが最適に積載される位置
を超えたことを検知するように設けられ、シート面検知
センサSE702はシートが最適に積載される位置を検知
するように設けられ、シート検知センサSE703はスタ
ックトレイ700上のシートの有無を検知するように設け
られる。
【0029】スタックトレイ700は後述のように、シー
トをシート面検知センサSE702に検知される位置に排
出するように制御される。このとき、位置検知センサS
E704はシート面検知センサSE702からのシート積載量
が所定枚数以上(例えば1001枚)に達したことを検
知するように設けられ、位置検知センサSE705はシー
ト面検知センサSE702からのシート積載量が所定枚数
(例えば2000枚)以上に達したことを検知するよう
に処理トレイ630のシート排出口630aより鉛直下方に設
けられる。下限検知センサSE706は、スタックトレイ7
00の下限センサであり、スタックトレイ700を下方に移
動させる際の下限位置停止制御に用いる。
【0030】スタッカセンサSE701、シート面検知セ
ンサSE702、位置検知センサSE704、位置検知センサ
SE705はマイクロスイッチであり、シートまたはトレ
イによってスイッチが押され、シート面またはトレイの
位置を確定する。
【0031】(フィニッシャ500の制御)図6に示すよ
うに、CPU回路5100は、CPU5110、ROM5120、R
AM5130を有する。通信IC5140を介して画像形成装置
1000の画像形成回路部150と通信してデータの交換を行
ない、ROM5120に格納されている各種プログラムに従
って制御を行なう。
【0032】入口モータM1は、入口ローラ対502及び
搬送ローラ対503の駆動源となる。また、バッファモー
タM2は、バッファローラ505の駆動源となる。また、
排出モータM3は、搬送ローラ対506、排出ローラ対50
7、509の駆動源となる。また、束排出モータM4は、排
出ローラ対680を駆動する。また、スタックモータM70
は、スタックトレイ700を駆動する。
【0033】入口モータM1、バッファモータM2、排
出モータM3、スタックモータM70はステッピングモー
タであり、励磁パルスレートを制御することによって、
各々のモータが駆動するローラ対を等速で回転させた
り、独自の速度で回転させたりすることができ、必要に
応じた駆動トルクを得ることができる。また、入口モー
タM1、バッファモータM2の駆動回路は正逆転可能に
構成されている。
【0034】ドライバ回路5201は、CPU回路5100から
の信号を受けて入口モータM1、バッファモータM2、
排出モータM3、束排出モータM4を駆動する。スイッ
チ回路5202は、CPU回路5100からの制御信号5203によ
り制御され、ドライバ回路5201に対し電源を供給する。
【0035】ドライバ回路5204は、CPU回路5100から
の信号を受けて、スタックモータM70を駆動する。スイ
ッチ回路5205は、CPU回路5100からの制御信号5206に
よって制御され、ドライバ回路5204に電源の供給を行な
う。
【0036】ドライバ回路5201とドライバ回路5204とに
ドライバ回路を分割することにより、スタンバイ時に入
口モータM1、バッファモータM2、排出モータM3、
束排出モータM4とスタックモータM70との電源の遮断
を別々に行なうことができる。このため、状況に応じた
省電力制御が可能である。また、スタックモータM70
は、後述のようにスタックトレイ700の位置から積載枚
数を判断し、その積載枚数に見合った駆動トルクに設定
することから、無駄な電力の消費を抑えることができ
る。
【0037】ソレノイドSL1は切換フラッパ510の切
換えを行ない、ソレノイドSL2は切換フラッパ511の
切換えを行ない、ソレノイドSL10は切換フラッパ511
の切換えを行う。ドライバ回路5207は、ソレノイドSL
1、SL2、SL10を駆動し、CPU回路5100からの信
号を受けてソレノイドSL1、SL2、SL10を駆動す
る。
【0038】スイッチ回路5208は、CPU回路5100から
の制御信号5209によって制御され、スタッカセンサSE
701、シート面検知センサSE702、位置検知センサSE
704、位置検知センサSE705、下限検知センサSE706
に電源を供給する。スイッチ回路5208を設けることで、
スタンバイ時には必要に応じて、スタッカセンサSE70
1、シート面検知センサSE702、位置検知センサSE70
4、位置検知センサSE705、下限検知センサSE706の
電源の遮断を行なうことができる。
【0039】(スタックトレイ700の動作)図7に示す
ように、CPU回路5100は、スタックトレイ700上のシ
ートの量の想定値に基づいて、スタックモータM70への
駆動電流を供給し、スタックモータM70の駆動トルクを
制御する。具体的には、スタックトレイ700上のシート
がない場合、スタックトレイ700がどの位置にあって
も、パターンaのような最小限の駆動電流(例えば1
A)をスタックモータM70に供給する。また、スタック
トレイ700上に積載されていると想定されるシートの量
が1000枚以下の場合にはパターンbのような駆動電
流(例えば2A)を供給し、スタックトレイ700上に積
載されていると想定されるシートの量が1001枚以上
2000枚以下の場合にはパターンcのように最大の駆
動電流(例えば3A)をスタックモータM70に供給す
る。
【0040】図8及び図9に示すように、CPU回路51
00は、スタックモータM70の駆動制御をし、スタックト
レイ700に対し、常に最適な位置でシート排出口630aか
ら排出されるシートを積載するように制御する。
【0041】シート処理の開始直後、CPU回路5100
は、シート面検知センサSE702がシート又はスタック
トレイ700を検知した状態(ON状態)か否かを判別
し、ON状態で、スタッカセンサSE701がON状態な
らばスタックトレイ700を下降させ、シート面検知セン
サSE702が一旦検知しない状態(OFF状態)になる
まで移動させる(図9のS907)。シート面検知センサ
SE702がOFF状態になったらスタックトレイ700を上
昇させ、シート面検知センサSE702が再びON状態に
なったらスタックトレイ700を停止させる。
【0042】また、シート面検知センサSE702がOF
F状態で、スタッカセンサSE701がON状態ならば、
スタックトレイ700上のシートの有無を検知(図9のS9
04)シた後、最適なパターンでスタックトレイ700を、
シート面検知センサSE702が一旦検知しない状態(O
FF状態)になるまで移動させる(図9のS907、S90
8)。
【0043】シート面検知センサSE702がOFF状態
になったらスタックトレイ700を上昇させ、シート面検
知センサSE702が再びON状態になったらスタックト
レイ700を停止させる。
【0044】このように処理することで処理トレイ630
から排出されるシートの束を常に最適な位置でスタック
トレイ700に積載することができる。
【0045】次に、スタックトレイ700上のシートの積
載量に応じたスタックトレイ700の制御について、場合
分けをしつつ説明する。ここで図8において、シート面
検知センサSE702と位置検知センサSE704との間をエ
リア1とし、位置検知センサSE704と位置検知センサ
SE705との間をエリア2とする。
【0046】図8(a)に示すように、スタックトレイ
700上にシートが積載していない場合、CPU回路5100
は、パターンa(図7参照)の最小限の駆動電流をスタ
ックモータM70に供給しスタックトレイ700を移動させ
る(図9のS908、S912)。
【0047】図8(b)に示すように、シート面検知セ
ンサSE702がON状態で、位置検知センサSE704がO
FF状態の場合には、CPU回路5100は、スタックトレ
イ700の位置がエリア1にあると判断し、パターンb
(図7参照)の駆動電流を設定する。
【0048】図8(c)に示すように、シート面検知セ
ンサSE702がON状態で、位置検知センサSE704がO
N状態の場合には、CPU回路5100は、スタックトレイ
700の位置がエリア2にあると判断し、パターンc(図
7参照)の駆動電流を設定する。
【0049】図8(d)に示すように、シート面検知セ
ンサSE702がON状態で、位置検知センサSE704がO
N状態で、位置検知センサSE705がON状態の場合に
は、CPU回路5100は、スタックトレイ700が積載可能
な最大のシート枚数(ここでは2000枚)に達したと
判断し、シート処理を停止する。
【0050】図8(e)に示すように、最大のシート枚
数が積載されていたスタックトレイ700から使用者によ
りシートが取り除かれ、位置検知センサSE704がOF
F状態になった場合には、CPU回路5100は、スタック
トレイ700の位置はエリア2であるがシートの量は10
00枚以下であると判断し、パターンb(図7参照)の
駆動電流をスタックモータM70に供給しスタックトレイ
700を移動させる(図9のS911)。
【0051】図8(f)に示すように、シート処理開始
時において、シート面検知センサSE702がON状態
で、鉛直方向最上位に設けられたスタッカセンサSE70
1がON状態の場合、CPU回路5100は、スタックトレ
イ700がどのエリアにいても、スタックトレイ700上のシ
ートの量を想定することができないため、最大のシート
の積載枚数を想定し、パターンc(図7参照)の駆動電
流をスタックモータM70に供給しスタックトレイ700を
移動させる(図9のS907)。
【0052】以上のように、シート又はスタックトレイ
700の検知を行なう検知手段を有し、CPU回路5100
は、前記検知手段の検知信号からスタックトレイ700上
のシートの量を想定し、この想定値に基づいてスタック
モータM70の駆動トルクを制御する。また、CPU回路
5100は、スタックトレイ700上のシートの量が少ない場
合にはスタックモータM70の駆動トルクを小さくし、ス
タックトレイ700上のシートの量が多い場合にはスタッ
クモータM70の駆動トルクを大きくする。このため、画
像形成装置等から排出されたシートの積載状況に応じて
スタックトレイ700を駆動するスタックモータM70の駆
動トルクを制御し、装置の消費電力を抑えることであ
る。
【0053】更に、前記検知手段は、スタックトレイ70
0に配設されスタックトレイ700上のシートの有無を検知
するシート検知センサSE703を有し、CPU回路5100
は、シート検知センサSE703がシートを検知しない場
合には、スタックモータM70を最小の駆動トルクで駆動
する。更に、前記検知手段は、スタックトレイ700の移
動方向に沿って複数の位置検知センサを有し、CPU回
路5100は、前記複数の位置検知センサの検知信号からス
タックトレイ700上のシートの量を想定し、段階的にス
タックモータM70の駆動トルクを制御する。このよう
に、シートの積載枚数を想定し、前記シートの量に応じ
てスタックモータM70の駆動トルクを設定するので、装
置の消費電力を抑えることができる。
【0054】また、CPU回路5100は、最も高い位置に
配設されたスタッカセンサSE701がシートを検知した
場合、スタックモータM70を最大の駆動トルクで駆動す
るため、スタックトレイ700上のシートの量が想定でき
ない場合でもトレイが落下することがない。
【0055】(他の実施形態)前述した実施形態におい
ては、CPU回路5100がスタックモータM70のトルクを
段階的に制御する基準として、スタックトレイ700上の
シートの量を1000枚毎に検知し、スタックトレイ70
0の最大のシートの量を2000枚としたが、これに限
るものではなく、装置の性能や強度等によって設定する
ことができる。
【0056】また前述した実施形態においては、スタッ
クモータM70に供給する駆動電流を段階的に1A、2
A、3Aと3段階に変えることにしたが、これに限るも
のではなく、スタックトレイ700の駆動トルクが確保で
きる最小値であればよい。また、検知センサを増加させ
ることで、3段階よりも多くの段階を作ることができ
る。
【0057】また前述した実施形態においては、画像形
成装置として複写機を例示して説明したが、これに限る
ものではなく、ファクシミリ装置、プリンタ等としても
よい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、制御手段は、検知手段の検知信号から積載手段上の
シートの量を想定し、この想定値に基づいて駆動手段の
駆動トルクを制御することを特徴とすることとしたた
め、画像形成装置等から排出されたシートの積載状況に
応じて積載トレイを駆動する駆動手段の駆動トルクを制
御し、装置の消費電力を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略図である。
【図2】画像形成装置のブロック図である。
【図3】折り装置及びフィニッシャの説明図である。
【図4】スタックトレイの説明図である。
【図5】各センサの配置の説明図である。
【図6】排出モータ駆動部のブロック図である。
【図7】スタックモータへの駆動電流のパターンを示す
図表である。
【図8】スタックトレイの位置のパターンを示す図であ
る。
【図9】スタックトレイの位置制御のフローチャートで
ある。
【符号の説明】
A …分岐 M70 …スタックモータ M1 …入口モータ M2 …バッファモータ M3 …排出モータ M4 …束排出モータ SE701 …スタッカセンサ SE702 …シート面検知センサ SE703 …シート検知センサ SE704 …シート位置検知センサ SE705 …シート位置検知センサ SE706 …下限検知センサ SL10 …ソレノイド SL1 …ソレノイド SL2 …ソレノイド 1 …操作部 100 …シート給送装置 101 …シート給送装置制御部 102 …プラテンガラス 103 …ランプ 104 …スキャナユニット 105 …ミラー 106 …ミラー 107 …ミラー 108 …レンズ 109 …イメージセンサ 110 …露光制御部 111 …感光体ドラム 112 …度排出トレイ 113 …現像器 114 …カセット 115 …カセット 116 …転写部 117 …定着部 118 …排出ローラ 121 …フラッパ 122 …パス 124 …両面搬送パス 125 …手差し給送部 150 …画像形成回路部 151 …ROM 152 …RAM 153 …CPU 200 …イメージリーダ 201 …イメージリーダ制御部 202 …画像信号制御部 209 …外部I/F 210 …コンピュータ 300 …画像形成部 301 …画像形成制御部 400 …折り装置 401 …処理部制御部 500 …フィニッシャ 501 …フィニッシャ制御部 502 …入口ローラ対 503 …搬送ローラ対 505 …バッファローラ 506 …搬送ローラ対 507 …排出ローラ対 509 …排出ローラ対 510 …切換フラッパ 511 …切換フラッパ 512 …押下コロ 513 …押下コロ 514 …押下コロ 521 …ノンソートパス 522 …ソートパス 523 …バッファパス 531 …入口センサ 533 …排出センサ 550 …パンチユニット 551 …切換フラッパ 552 …フィニッシャパス 553 …第1製本パス 554 …第2製本パス 601 …ステープラ 630 …処理トレイ 630a …シート排出口 680 …排出ローラ対 700 …スタックトレイ 701 …サンプルトレイ 702 …ベースプレート 704 …取付枠板 706a …ガイドコロ 706b …ガイドコロ 711 …タイミングベルト 712 …プーリ 713 …駆動軸 714 …駆動ギア 715 …ラチェットホイール 716 …バネ 717 …従動軸 718a …アイドルギア 718b …アイドルギア 719a …昇降ギア 719b …昇降ギア 750a …フレーム 750b …フレーム 751a …ラックギア部材 751b …ラックギア部材 900 …インサータ 1000 …画像形成装置 5100 …CPU回路 5110 …CPU 5120 …ROM 5130 …RAM 5140 …通信IC 5201 …ドライバ回路 5202 …スイッチ回路 5203 …制御信号 5204 …ドライバ回路 5205 …スイッチ回路 5206 …制御信号 5207 …ドライバ回路 5208 …スイッチ回路 5209 …制御信号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを積載する積載手段と、前記積載
    手段を移動させる駆動手段と、前記駆動手段の制御を行
    なう制御手段とを有し、シートに所定の処理を行なうシ
    ート処理装置において、 前記シート又は前記積載手段の検知を行なう検知手段を
    有し、 前記制御手段は、前記検知手段の検知信号から前記積載
    手段上のシートの量を想定し、この想定値に基づいて前
    記駆動手段の駆動トルクを制御することを特徴とするシ
    ート処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート処理装置におい
    て、 前記制御手段は、前記積載手段上のシートの量が少ない
    場合には前記駆動手段の駆動トルクを小さくし、前記積
    載手段上のシートの量が多い場合には前記駆動手段の駆
    動トルクを大きくすることを特徴とするシート処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のシート処理
    装置において、 前記検知手段は、前記積載手段に配設され前記積載手段
    上のシートの有無を検知するシート検知センサを有し、 前記制御手段は、前記シート検知センサがシートを検知
    しない場合には前記駆動手段を最小の駆動トルクで駆動
    することを特徴とするシート処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のシート処理
    装置において、 前記検知手段は、前記積載手段の移動方向に沿って複数
    の位置検知センサを有し、 前記制御手段は、前記位置検知センサの検知信号から前
    記積載手段上のシートの量を想定し、段階的に前記駆動
    手段の駆動トルクを制御することを特徴とするシート処
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のシート処理装置におい
    て、 前記位置検知センサは、鉛直方向に等間隔に配設した複
    数の位置検知センサを有することを特徴とするシート処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載のシート処理
    装置において、 前記制御手段は、最も高い位置に配設された位置検知セ
    ンサがシートを検知した場合、前記駆動手段を最大の駆
    動トルクで駆動することを特徴とするシート処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6記載のシート処理
    装置において、 前記駆動手段は、ステッピングモータであることを特徴
    とするシート処理装置。
  8. 【請求項8】 シート上に画像を形成する画像形成部
    と、画像形成されたシートに所定の処理を行なうシート
    処理手段を有する画像形成装置において、 前記シート処理手段は、請求項1乃至請求項7記載のシ
    ート処理装置であることを特徴とする画像形成装置。
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