JP2023123097A - 後処理装置および画像形成システム - Google Patents

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Kazuki Mishina
圭 佐々木
Kei Sasaki
淳也 鈴木
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雄太 森
Yuta Mori
一貴 瀬戸
Kazuki Seto
淳 篠田
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Abstract

【課題】長尺の用紙を使用するジョブにおいて、排紙トレイに排出される用紙の積載性の低下を防止することができる後処理装置を提供する。【解決手段】回動可能に設けられ、排出された用紙が積載される排紙トレイ22と、排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θを変更するトレイ角度変更手段と、用紙が排出される排出口29近傍、及び排紙トレイ22上の用紙の搬送方向に沿った複数箇所に配設された用紙検出手段70と、排紙トレイ22の動作及び用紙の排紙速度を制御する制御手段と、を備え、排紙トレイ22上の搬送路に複数の区間Sを設定し、用紙検出手段70が用紙を検知したタイミングから用紙の各区間Sの通過時間を検知するとともに、検知された値を予め設定された閾値と対比し、対比した結果に基づいて、排紙トレイ22の傾斜角度の変更、用紙の排紙速度の変更、及びエラー検知のいずれかを行う後処理装置。【選択図】図8

Description

本発明は、後処理装置および画像形成システムに関する。
複写機やプリンタあるいは印刷機などの画像形成装置において画像形成が行われた用紙(記録紙、シート等ともいう)は、画像形成装置に付設されている後処理装置に搬送され、綴じ処理などの後処理が行われた後、当該後処理装置から排出される場合がある。
排出された用紙は、排紙ローラを備えた用紙排出部に対応して設けられた排紙トレイ上に積載される。後処理装置から大量の用紙が排出される場合があるが、排紙トレイ上の積載量が多くなっても、用紙の積載状態を良好に保つための技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、排紙トレイと、この排紙トレイを昇降させるトレイ昇降手段とを有し、大量排紙が可能な排紙トレイ装置において、排紙トレイが回動可能に設けられているとともに、排紙トレイの水平面に対する傾斜角度を変えるトレイ角度変更手段を有する構成が開示されている。
特許文献2には、排紙トレイと、該排紙トレイを昇降させる駆動モータを備えたトレイ移動手段と、該トレイ移動手段を制御する制御手段とを備えたシート後処理装置であって、該制御手段が、シートの折り形態及びトレイ角度変更手段での傾き角度に基づき、シートの折り形態によりシートの膨らみによる最上位シートの傾きを水平に矯正した際の紙面検知手段からの検知結果に応じて、駆動モータへの制御電流を可変制御する技術が開示されている。
排紙トレイの傾斜角度としては、一般的に、水平面に対してプラス30度程度に設定されている。また、特許文献1及び特許文献2に開示されているように、積載された用紙の積載量に応じて排紙トレイの傾斜角度を変更する構成、具体的には、積載枚数が多くなったとき、水平面に対する傾斜角度が大きくなるように変更する構成が知られている。
しかしながら、排出されてきた用紙の先端は排紙トレイ表面または積載された最上面の用紙と摩擦しながら搬送されるため、排紙トレイの傾斜角度がプラス方向に大きいと、搬送時の抵抗が大きくなるという問題がある。この抵抗が大きいことにより、排出ローラで送られる搬送方向後端側(上流側)よりも搬送方向先端側(下流側)の搬送速度が遅くなるため、長尺の用紙や薄い用紙を使用するジョブにおいては、排出された用紙の先端が丸まったり座屈したりする等の不具合を生じ、排紙トレイ上における積載性が低下するという課題がある。
そこで本発明は、長尺の用紙を使用するジョブにおいて、排紙トレイに排出される用紙の積載性の低下を防止することができる後処理装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の後処理装置は、画像形成装置から排出された用紙に対して所定の後処理を実行する後処理装置であって、回動可能に設けられ、排出された前記用紙が積載される排紙トレイと、前記排紙トレイの水平面に対する傾斜角度を変更するトレイ角度変更手段と、前記用紙が排出される排出口近傍、及び前記排紙トレイ上の前記用紙の搬送方向に沿った複数箇所に配設された用紙検出手段と、前記排紙トレイの動作及び前記用紙の排紙速度を制御する制御手段と、を備え、前記排紙トレイ上の搬送路に複数の区間を設定し、前記用紙検出手段が前記用紙を検知したタイミングから前記用紙の各区間の通過時間を検知するとともに、検知された値を予め設定された閾値と対比し、前記対比した結果に基づいて、前記排紙トレイの傾斜角度の変更、前記用紙の排紙速度の変更、及びエラー検知のいずれかを行うことを特徴とする。
本発明によれば、長尺の用紙を使用するジョブにおいて、排紙トレイに排出される用紙の積載性の低下を防止することができる後処理装置の提供をすることができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示す外観模式図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置の側面図である。 図2に示す側面図の一部の搬送路を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る後処理装置の動作を説明するための要部構成図である。 トレイ角度変更手段の構成の一例を示す斜視図である。 排紙トレイが上方(プラス側)に傾斜した状態の一例を示す説明図である。 排紙トレイの下方(マイナス側)に傾斜した状態の一例を示す説明図である。 本発明に係る後処理装置の制御において設定される区間の説明図である。 画像形成システムの制御系の一例を示すブロック図である。 排紙トレイの傾斜角度の入力を受け付ける操作画面の一例を示す図である。 本発明に係る後処理装置の制御の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の後処理装置および画像形成システムについて図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
(画像形成システム)
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成システムの構成を示す外観模式図である。
図1の画像形成システムは、画像形成装置100と、後述する本発明に係る後処理装置200と、大容量給紙装置101と、を備えている。
後処理装置200は、用紙のソート、ステイプル処理、綴じ処理(端綴じ、中綴じ等)、パンチなどの後処理を施すための装置であり、画像形成装置100の排出口に連続する位置に配置されている。また、後処理装置は排紙トレイ21、22を備えている。
複写機、プリンタあるいは印刷機などの画像形成装置100は、例えば、電子写真方式による画像形成が可能な構成を備え、潜像担持体に対する光書き込みによる静電潜像形成、トナーにより潜像の可視像処理、用紙に対するトナー像の転写および定着を行う。
また、画像形成システムとして、自動原稿給送ユニット(ADF)、スキャナユニット、書き込みユニット、作像ユニットおよび給紙ユニットが備えられている。
静電潜像は作像ユニット内の現像装置から供給される現像剤により可視像処理されてトナー像が形成され、トナー像が給紙ユニットから給送される用紙に転写される。トナー像を転写された用紙は、トナー像の定着が行われた後、後処理装置200に向け搬送される。
また、画像形成装置100は、ユーザからの入力を受け付けることができる手段である操作パネル102を備えている。
(後処理装置)
図2及び図3に後処理装置200の側面概要図を示す。図3は、図2に示す側面図の一部の搬送路を示す説明図である。
画像形成装置100から送られてきた用紙は、搬送ローラ対1~4に挟持搬送され、後処理手段(例えば、穿孔手段としてのパンチユニット45)を備える搬送路Aを通過する。用紙はその後、分離爪37、38、39により各搬送路へ振り分けられる。
振り分けられる搬送路としては、搬送ローラ対5~8及び排紙ローラ対9を備え、用紙を上段の排紙トレイ21へ導く搬送路Bと、搬送ローラ対10~11及び排紙ローラ対12を備え、用紙を下段の排紙トレイ22へ導く搬送路Cと、搬送ローラ13~17を備え、用紙を処理トレイ(ステイプル処理トレイ)44へ導く搬送路D及び搬送路Eと、を有している。
なお、各搬送路には用紙を検知するセンサ31~36が配設されている。
例えば、用紙の後処理としてステイプル処理モードが選択された場合、用紙は処理トレイ44に搬送され、ステイプラ43により綴じ処理が行われる。処理トレイ44では、ストッパ部41及び可動フェンス42により用紙束が揃えられる。
用紙を搬送する各搬送ローラ対は、それぞれ用紙を受け渡し可能な間隔で配設されている。
搬送ローラ対1及び2は入口搬送モータにより駆動され、搬送ローラ対3はレジスト搬送モータにより駆動され、搬送ローラ対4は処理後搬送モータにより駆動される。
また、搬送ローラ対5及び10は分岐部搬送モータにより駆動され、搬送ローラ対6~8は上段排紙トレイ搬送モータにより駆動され、排紙ローラ対9は上段排紙モータにより駆動され、排紙ローラ対11及び12は下段排紙モータにより駆動される。
図4及び図8は本発明に係る後処理装置の排紙トレイの動作を説明するための要部構成図である。
以下、図1~図3に示した下段の排紙トレイ22の動作について説明するが、上段の排紙トレイ21の動作についても同様である。
なお、排紙トレイ22の長手方向の途中部分を省略して示している。
本発明に係る後処理装置は、画像形成装置100から排出された用紙に対して所定の後処理を実行する後処理装置200であって、回動可能に設けられ、排出された用紙が積載される排紙トレイ22と、排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θを変更するトレイ角度変更手段と、用紙が排出される排出口29近傍に配設された排紙センサ33と、を備えている。
図4及び図8に示すように、排紙トレイ22は、用紙の載置面に対して略直交する方向に起立するように形成され、用紙の搬送方向の先端部を揃えるストッパ28、及び用紙の幅方向を揃えるサイドフェンス27と、装置本体側に設けられ、用紙の搬送方向の後端部を揃えるエンドフェンス23と、を有している。
なお、サイドフェンスは用紙の幅方向に対向するように2箇所(一対)設けられることが好ましい。
また、排紙トレイ22は、積載された用紙の荷重を受ける支持部材(ステー)25を備えている。支持部材25は、水平方向に移動して一方端部が装置本体(エンドフェンス23)と当接する。
支持部材25は、エンドフェンス23と当接する先端に回転可能なホイール26を備えていることが好ましい。
長尺の用紙が大量に積載される場合等、排紙トレイ22の負荷が大きくなる場合には、エンドフェンス23に向かって支持部材25を当接させることにより荷重を受けることができる。
排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θは、排紙トレイ22を下面側から支持するように配設された回転カム24の回動によって変化する。
回転カム24は図中矢印Lで示す方向に回動し、これにより排紙トレイ22は図中矢印Mで示す方向に回動する。
排紙トレイ22は、水平面に対して上方(プラス側)及び下方(マイナス側)に回動可能である。
回転カム24を含むトレイ角度変更手段の一例を図5に示す。
図5に示すように、トレイ角度変更手段は、駆動源となる角度変更モータ60、及びこれに駆動されるプーリ61を備えている。駆動軸62には、排紙トレイ22の下面に対向する回転カム24が軸方向に沿って2箇所設けられている。
また、駆動軸62は遮光部材51が2つ固定されており、これらの遮光部材51が回転して対向する光学センサ50を遮ることにより、回転方向と回転角度が検知される。
このような機構を備えることにより、排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θを所望の角度に変更することができる。例えば、長尺の用紙を使用するジョブにおいて、排紙トレイ22の傾斜角度θを、積載性が良いとされる10度、またはマイナス側の角度に変更し、積載性を向上させることができる。マイナス側の角度とすることで、搬送される用紙の摩擦による座屈の発生を防止することができる。
排紙トレイ22の傾斜角がプラス側の場合、積載される用紙の搬送方向後端側がエンドフェンス23で揃えられる。一方、排紙トレイ22の傾斜角がマイナス側の場合は、積載される用紙の搬送方向先端側がストッパ28で、幅方向がサイドフェンス27で揃えられる。
なお、本実施形態の後処理装置は、排紙トレイ22に載置される用紙の情報の入力を受け付ける手段を備え、入力された用紙の情報に応じて、ジョブ開始前に排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θを設定可能であることが好ましい。用紙の情報としては、例えば、紙質、紙厚、サイズ等が挙げられる。
用紙の情報の入力を受け付ける手段としては、例えば、図1に示す画像形成システムに設けられた操作パネル102や、接続された外部機器(PC等)であってもよい。
なお、排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θは、ユーザが手動により任意の角度に設定することも可能である。ユーザの入力を受け付ける操作画面の例を図10に示す。
図6に、排紙トレイ22が水平方向に対して上方(プラス側)に傾斜した状態の一例を示す。
図6(A)に示すように、排出された用紙20の先端は排紙トレイ22の表面または先に積載された用紙と摩擦しながら搬送されるため、排紙トレイ22の傾斜角度が大きいと抵抗が大きくなる。長尺の用紙を排出する場合、排紙トレイ22の一般的な傾斜角度(30度程度)では抵抗が大きく、また、排紙ローラ対12で送られる搬送方向後端側(上流側)よりも搬送方向先端側(下流側)の搬送速度が遅くなるため、用紙の先端が丸まったり座屈したりする場合がある。
これに対し、排紙トレイ22の傾斜角度を30度よりも小さく変更することで、用紙先端の搬送速度の低下を抑制し、用紙先端の丸まりや座屈の発生を防止することができる。
なお、排紙トレイ22を水平(0度)としないことにより、図6(B)に示すように、排紙完了した用紙20の搬送方向後端側20aをエンドフェンス23に当接させて揃えることができ、良好な積載状態が得られる。
図7に、排紙トレイ22が水平方向に対して下方(マイナス側)に傾斜した状態の一例を示す。
回転カム24を回動させることにより、図7(A)及び図7(B)に示すように、排紙トレイ22を下方に回動させ、傾斜角度を水平面に対してマイナス側とすることができる。図7の例では、図6の例よりも搬送時の用紙20の抵抗がさらに小さく、先端の搬送速度の低下を抑制し、用紙先端の丸まりや座屈の発生を防止することができる。
図7(B)に示すように、排紙完了した用紙20の搬送方向先端側20bをストッパ28に当接させることにより長さ方向を揃えることができ、さらにサイドフェンス27により幅方向を揃えることができるため、良好な積載状態が得られる。
図8は、本発明に係る後処理装置200において、排紙トレイ22上の搬送路に設定される区間の説明図である。
本発明に係る後処理装置200は、回動可能に設けられ、排出された用紙が積載される排紙トレイ22と、排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度を変更するトレイ角度変更手段と、用紙が排出される排出口29近傍、及び排紙トレイ33上の用紙の搬送方向に沿った複数箇所に配設された用紙検出手段70と、排紙トレイ33の動作及び用紙の排紙速度を制御する制御手段と、を備え、排紙トレイ22上の搬送路に複数の区間Sを設定し、用紙検出手段70が用紙を検知したタイミングから用紙の各区間Sの通過時間Tを検知するとともに、検知された値を予め設定された閾値と対比し、対比した結果に基づいて、排紙トレイ22の傾斜角度θの変更、用紙の排紙速度の変更、及びエラー検知のいずれかを行う。
なお、用紙が排出される排出口29近傍に配設された用紙検出手段として、排紙センサ33を適用することができる。
区間Sは、例えば図8に示すように、用紙検出手段としての排紙センサ33及び複数の用紙検出手段70(70-1、70-2、…70―n)のうち、隣接する用紙検出手段の間を一区間(S1、S2、S3、…Sn)として設定する。そして、用紙検出手段70が用紙を検知したタイミングから用紙の各区間(S1、S2、S3、…Sn)における通過時間(T1、T2、T3、…Tn)を検知する。
後処理装置200が備えている排紙センサ33を用紙検出手段の一つとして適用することにより、コストを低減することができる。
閾値は、搬送不良の判断基準となる第一の閾値Pと、搬送不良の予知基準となる第二の閾値Qとが設定される。搬送不良の予知基準とは、用紙の搬送速度に低下がみられ、排紙トレイ22の傾斜角度θおよび/または用紙の搬送速度に関し、改善が必要と判断される基準である。
閾値は、予め入力された用紙の情報(例えば、紙質、紙厚、サイズ等)に基づき決定される値である。
用紙の通過時間Tが第一の閾値Pを超える場合(T>P)は、エラー(搬送不良)検知を行う。
用紙の通過時間Tが第一の閾値P以下、かつ第二の閾値Q以上である場合(Q≦T≦P)は、排紙トレイ22の傾斜角度θの変更及び排紙速度の変更の少なくともいずれかを行う。
そして、用紙の通過時間が第二の閾値Q未満である場合(T<Q)は、特に処理を行わず、搬送を継続する。
エラー検知後は、所定のエラー処理、例えば、搬送停止の制御及びユーザへの通知などが行われる。
また、排紙速度は、例えば、排紙ローラ対12を駆動する排紙モータの回転速度を制御することにより変更される。
図9は、本実施形態の画像形成システムの制御系の一例を示すブロック図である。
制御部150は、演算処理装置であるCPUを有し、本実施形態の後処理装置200の制御手段として機能する。
制御部150のデータ入力端子RXD端子及びデータ出力端子TXDは、画像形成装置100と接続され、データの送受信が行われる。例えば、画像形成装置100が備える操作パネル102から入力された用紙の種類等のデータが受信される。
また、制御部150のCPUから出力されるシート搬送用のコマンドや信号は、モータドライバ160、170を介してDCM(DCモータ)161及びSTM(ステッピングモータ)171へ出力され、DCM161及びSTM171は、CPUから出力されるON/OFFや、回転方向(CW(時計方向回転)/CCW(反時計方向回転))に関するコマンドやパルス信号に基づき動作する。
また、搬送路上に配設された各種センサや、排紙トレイ22上に配設された用紙検出手段としてのセンサやカメラ等(図中、総称してセンサ181と表している)からの出力信号は、ドライバ180を介してCPUへ入力される。
図11は、本実施形態に係る後処理装置200において、長尺の用紙を使用するジョブにおける排紙のフィードバック制御の一例を示すフローチャートである。
まず、後処理装置から排出されて排紙トレイ22に載置される用紙の情報を取得する(S001)。用紙の情報とは、例えば、紙質、紙厚、サイズ等であり、操作パネル102等の情報の入力を受け付ける手段を通じて得られる。
次に、入力された用紙の情報に応じて、ジョブ開始前に排紙トレイ22の水平面に対する傾斜角度θが設定される(S002)。なお、傾斜角度θは、制御手段により自動で設定される態様の他、ユーザが図10に示す操作画面等から手動で設定することもできる。
排紙トレイ22上の搬送路には、図8に示すように複数の区間Sが設定される。そして、ステップS001で取得された用紙の情報に基づき、各区間Sの用紙の通過時間Tの閾値が決定される。閾値は、搬送不良の判断基準となる第一の閾値Pと、搬送不良の予知基準となる第二の閾値Qとが設定される(S003)。
以下、第n区間(nは1以上の整数)を「Sn」、第n区間における通過時間をTn、第n区間における閾値をPn、Qnと表す。
ジョブ投入(S004)後、用紙搬送が開始され、図2及び図3に示した搬送経路に沿って排紙ローラ対12により用紙が送られ、排出口29から排出トレイ22へ排出される(S005)。
排出された用紙が排紙トレイ22上に設定された最終区間を通過するまで、所定の制御が繰り返される(S006)。
まず、用紙が区間nを通過したとき、用紙検出手段70の出力に基づき、当該区間を通過するのに要した通過時間Tnが取得される(S007)。次に、得られた通過時間Tnの値と、ステップS003で設定された閾値とを対比する。
搬送不良の判断基準となる第一の閾値Pnと通過時間Tnとを対比し、通過時間Tnが閾値Pnを超えている(Tn>Pn)かを判断する(S008)。
通過時間Tnが閾値Pnを超えている場合は、エラー検出として処理され(S009)、制御は終了する。この場合、排出不良に対応する所定の処理が行われる。
通過時間Tnが閾値Pnを超えていない場合、通過時間Tnが第一の閾値Pn以下、かつ第二の閾値Qn以上(Qn≦Tn≦Pn)であるかを判断する(S010)。
通過時間TnがQn≦Tn≦Pnの関係を満たす場合は、排紙トレイ22の傾斜角度変更および/または排紙速度の変更を行う(S011)。
排紙速度の変更とは、排紙速度を低下させることを意味する。
排紙トレイ22の傾斜角度変更および/または排紙速度の変更を行うことにより、用紙の搬送不良を防止し、用紙の良好な積載状態を得ることができる。
排紙トレイ22の傾斜角度θの変更は、後続の用紙が用紙検出手段としての排紙センサ33に検知された後、排紙されるステップS005の後に実行される。
傾斜角度θとしては、例えば、ステップS002において設定された傾斜角度θに対してマイナス5度となるように変更することができる。
傾斜角度θの変更を実行した後、他の区間において再度Qn≦Tn≦Pnとなった場合は、さらに傾斜角度θの変更を行う。
通過時間Tnが、Tn>Pn及びQn≦Tn≦Pn以外の値、すなわちTn<Qnである場合は、特別な処理を行うことなく搬送を継続する。
以上のステップを繰返し行い、用紙が排紙トレイ22上に設定された最終区間を通過した後、ループを終了する(S012)。
ジョブ終了であるかを判断し(S013)、排紙される後続の用紙が無い場合は終了し、後続の用紙がある場合は再びステップS005からのフローを実行する。
本実施形態の後処理装置によれば、長尺の用紙を使用するジョブにおいて、排紙トレイに排出される用紙の先端が丸まったり座屈したりする等の不具合が生じるのを防止することができ、積載性の低下を防止し、用紙の良好な積載状態を得ることができる。
12 排紙ローラ対
20 用紙
22 排紙トレイ
23 エンドフェンス
24 回転カム
25 支持部材(ステー)
26 ホイール
27 サイドフェンス
28 ストッパ
29 排出口
33 排紙センサ
70 用紙検出手段
100 画像形成装置
101 大容量給紙装置
102 操作パネル
200 後処理装置
特開2000-143071号公報 特開2014-169161号公報

Claims (8)

  1. 画像形成装置から排出された用紙に対して所定の後処理を実行する後処理装置であって、
    回動可能に設けられ、排出された前記用紙が積載される排紙トレイと、
    前記排紙トレイの水平面に対する傾斜角度を変更するトレイ角度変更手段と、
    前記用紙が排出される排出口近傍、及び前記排紙トレイ上の前記用紙の搬送方向に沿った複数箇所に配設された用紙検出手段と、
    前記排紙トレイの動作及び前記用紙の排紙速度を制御する制御手段と、を備え、
    前記排紙トレイ上の搬送路に複数の区間を設定し、前記用紙検出手段が前記用紙を検知したタイミングから前記用紙の各区間の通過時間を検知するとともに、検知された値を予め設定された閾値と対比し、
    前記対比した結果に基づいて、前記排紙トレイの傾斜角度の変更、前記用紙の排紙速度の変更、及びエラー検知のいずれかを行うことを特徴とする後処理装置。
  2. 前記排紙トレイに載置される前記用紙の情報の入力を受け付ける手段を備え、
    入力された前記用紙の情報に応じて、ジョブ開始前に前記排紙トレイの水平面に対する傾斜角度を設定することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記閾値は、搬送不良の判断基準となる第一の閾値と、搬送不良の予知基準となる第二の閾値を有し、
    検知された前記用紙の通過時間が前記第一の閾値以下、かつ前記第二の閾値以上である場合は、前記排紙トレイの傾斜角度の変更及び排紙速度の変更の少なくともいずれかを行い、
    検知された前記用紙の通過時間が前記第一の閾値を超える場合は、エラー検知を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
  4. 前記排紙トレイは、水平面に対して上方及び下方に回動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の後処理装置。
  5. 前記排紙トレイは、
    前記用紙の載置面に対して略直交する方向に起立するように形成され、前記用紙の搬送方向の先端部を揃えるストッパ、及び前記用紙の幅方向を揃えるサイドフェンスと、
    装置本体側に設けられ、前記用紙の搬送方向の後端部を揃えるエンドフェンスと、を有することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の後処理装置。
  6. 複数の前記用紙検出手段のうち、隣接する前記用紙検出手段の間を一区間として設定し、前記用紙検出手段が前記用紙を検知したタイミングに基づき、前記用紙の各区間における通過時間を検知することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の後処理装置。
  7. 前記排紙トレイは、積載された前記用紙の荷重を受ける支持部材を備え、
    前記支持部材は、水平方向に移動して一方端部が装置本体と当接することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の後処理装置。
  8. 画像形成装置と、請求項1から7のいずれかに記載の後処理装置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
JP2022026972A 2022-02-24 2022-02-24 後処理装置および画像形成システム Pending JP2023123097A (ja)

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