JP2002231314A - 非水電解液二次電池 - Google Patents

非水電解液二次電池

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JP2002231314A JP2001360200A JP2001360200A JP2002231314A JP 2002231314 A JP2002231314 A JP 2002231314A JP 2001360200 A JP2001360200 A JP 2001360200A JP 2001360200 A JP2001360200 A JP 2001360200A JP 2002231314 A JP2002231314 A JP 2002231314A
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 正極板と負極板とをセパレータを介して巻回
あるいは積層してなる極板群と、前記極板群の上部及び
下部に配した絶縁板と非水電解液を電池ケース内に収納
し、封口板により封口された非水電解液二次電池におい
て、過充電時の極板群の変形を防止し、安全性に優れた
非水電解液二次電池を提供する。 【解決手段】 少なくとも上部に配した絶縁板は、ガラ
スクロスを基材とし無機添加剤を含むフェノール樹脂の
積層板にて構成されており、この無機添加剤の平均粒径
としては、ガラスクロスのガラス繊維径よりも小さく、
ガラスクロス、フェノール樹脂及び無機添加剤の構成比
率が、ガラスクロス55〜70wt%、フェノール樹脂
40〜25wt%、、無機添加剤5〜15wt%で、厚
みを0.3〜0.65mmの範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池に関し、特にその極板群の少なくとも上部に配した絶
縁板の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やノートパソコン等の、
ポータブル・コードレス機器の普及により、その電源で
ある電池の需要が高まっている。特に、小型・軽量でエ
ネルギー密度が高く、繰り返し充放電が可能な二次電池
の開発が要望されている。このような電池として、非水
電解液二次電池、特に、正極板にコバルト酸リチウムな
どのリチウム含有複合酸化物、負極板に炭素材料などを
用いた非水電解液二次電池の研究、開発が活発に行われ
ている。
【0003】エネルギー密度が高く、高容量の非水電解
液二次電池として、正極板と負極板とをセパレータを介
して巻回あるいは積層した極板群を電池ケースに電解液
とともに収納し、正極板から引き出した正極リードを封
口蓋に接続し、負極板から引き出した負極リードを電池
ケースの内底部に接続し、極板群の上部と下部に絶縁板
を配置し、電池ケースの開口部に電池内圧が一定以上に
なるとその圧を外気に開放する安全弁機構と排気孔を有
する封口蓋を配設して、ガスケットを介してかしめるこ
とによって電池を封口した構成のものが知られている。
【0004】このような構成における絶縁板の役割は、
極板群が電池ケース内で移動や変形し、正極板もしくは
負極板の一部が他極と接続された電池ケース又は封口蓋
と接触し、内部短絡するのを防止することにある。非水
電解液二次電池の場合、絶縁板の材質は耐電解液性を有
し、打ち抜き加工性に優れたポリエチレン樹脂やポリプ
ロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂を用いるのが一般
的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、年々電
池の高容量化、エネルギー密度の向上が進むにつれて、
容量に寄与しないセパレータを薄くし、正極板と負極板
とをセパレータを介してより強く巻回あるいは積層する
為、正・負極板間の距離が狭くなっている。そして、充
電器の故障、充電制御不能等に起因する過充電によっ
て、正・負極板間が短絡したときの短絡電流も増加して
おり、電池内圧の上昇によって極板群が変形し、その圧
を外気に開放する安全弁機構や排気孔を閉塞してしまう
と、破裂する危険性が増大している。
【0006】そこで、極板群の変形を防止する為に、特
開平6−163079号公報には、熱硬化性樹脂よりな
る絶縁板を用いる方法が、特開2000−348771
号公報には、大気中での5%重量減少温度が500℃以
上であり、その厚さが1mm以下であり、かつ500℃
において1Kgf/mm2以上の耐圧を有する熱硬化性
樹脂よりなる絶縁板が提案されている。
【0007】しかしながら、これらに提案されている熱
硬化性樹脂を用いた場合、熱硬化時の硬化収縮によって
厚みが不均一になったり反りを生じ、過充電時の極板群
の変形を防止することが必ずしも十分ではなかった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、極板群の少な
くとも上部の絶縁板として、厚みが均一で反りのない絶
縁板を用いることによって、過充電時の極板群の変形を
防止でき、安全性に優れた非水電解液二次電池を提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、正極板と負極
板とをセパレータを介して巻回あるいは積層してなる極
板群と、前記極板群の上部及び下部に配した絶縁板と非
水電解液を電池ケース内に収納し、封口板により封口さ
れた非水電解液二次電池において、少なくとも上部の絶
縁板は、ガラスクロスを基材とし無機添加剤を含むフェ
ノール樹脂の積層板にて構成されていることを特徴と
し、この無機添加剤の平均粒径は、ガラスクロスのガラ
ス繊維径よりも小さいことが好適であり、またガラスク
ロス、フェノール樹脂及び無機添加剤の構成比率が、ガ
ラスクロス55〜70wt%、フェノール樹脂40〜2
5wt%、、無機添加剤5〜15wt%で、厚みが0.
3〜0.65mmの範囲であることが好ましい。そし
て、無機添加剤としては、アルミナ、シリカ、水酸化ア
ルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
炭酸カルシウムから選ばれた1種以上であることが好ま
しい。
【0010】極板群の上部の絶縁板がガラスクロスを基
材とし、無機添加剤を含むフェノール樹脂の積層板にて
構成されているので、フェノール樹脂の硬化収縮を抑え
ることができ、特に無機添加剤としてその平均粒径がガ
ラス繊維径よりも小さいものを用いることにより、フェ
ノール樹脂を熱硬化させるために、加熱したときに溶融
流動しても、無機添加剤がガラスクロスの繊維に流動を
阻止されることがないので、組成が均一で、反りのない
フェノール樹脂の積層板を得ることができ、過充電によ
る極板群の変形を防止できるので、安全性に優れた非水
電解液二次電池が得られる。
【0011】そして、ガラスクロス、フェノール樹脂及
び無機添加剤の構成比率は、ガラスクロス55〜70w
t%、フェノール樹脂40〜25wt%、、無機添加剤
5〜15wt%で、厚みが0.3〜0.65mmの範囲
であることが、上記過充電による極板群の変形防止性と
打ち抜き加工による絶縁板の生産性の観点から最適であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0013】図1は円筒形非水電解液二次電池の縦断面
図である。上部が開口している有底の電池ケース2には
正極板と負極板とがセパレータを介して渦巻き状に巻回
された極板群1が収納されている。
【0014】正極板は、集電体の片側または両面に正極
活物質と結着剤、必要に応じて導電剤、増粘剤を溶剤に
混練分散させたスラリー状の合剤を塗着、乾燥、圧延し
て活物質層を作製し、この活物質層に無地部を設け、正
極リード4を溶接したものである。
【0015】正極の集電体としては、アルミニウム製の
箔やラス加工やエッチング処理された厚さ10μm〜6
0μmのアルミニウム製の箔が好ましい。
【0016】正極活物質としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、リチウムイオンをゲストとして受
け入れ得るリチウム含有遷移金属化合物が使用される。
例えば、コバルト、マンガン、ニッケル、クロム、鉄お
よびバナジウムから選ばれる少なくとも一種類の金属と
リチウムとの複合金属酸化物、LiCoO2、LiMn
2、LiNiO2、LiCoxNi(1-x)2(0<x<
1)、LiCrO2、αLiFeO2、LiVO2等が好
ましい。
【0017】結着剤としては、溶剤に混練分散できるも
のであれば特に限定されるものではないが、例えば、フ
ッ素系結着剤やアクリルゴム、変性アクリルゴム、スチ
レンーブタジエンゴム(SBR)、アクリル系重合体、
ビニル系重合体等を単独、或いは二種類以上の混合物ま
たは共重合体として用いることができる。フッ素系結着
剤としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビ
ニリデンと六フッ化プロピレンの共重合体やポリテトラ
フルオロエチレン樹脂のディスパージョンが好ましい。
【0018】必要に応じて加えることができる導電剤と
してはアセチレンブラック、グラファイト、炭素繊維等
を単独、或いは二種類以上の混合物が好ましく、増粘剤
としてはエチレン−ビニルアルコール共重合体、カルボ
キシメチルセルロース、メチルセルロースなどが好まし
い。
【0019】溶剤としては、結着剤が溶解可能な溶剤が
適切で、有機系結着剤の場合は、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルホルムアミド、テトラヒドロ
フラン、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルスルホルアミド、テトラメチル尿素、
アセトン、メチルエチルケトン等の有機溶剤を単独また
はこれらを混合した混合溶剤が好ましく、水系結着剤の
場合は水や温水が好ましい。
【0020】また、上記スラリー状合剤の混練分散時
に、各種分散剤、界面活性剤、安定剤等を必要に応じて
添加することも可能である。
【0021】塗着乾燥は、特に限定されるものではな
く、上記のように混錬分散させたスラリー状合剤を、例
えば、スリットダイコーター、リバースロールコータ
ー、リップコーター、ブレードコーター、ナイフコータ
ー、グラビアコーター、ディップコーター等を用いて、
容易に塗着することができ、自然乾燥に近い乾燥が好ま
しいが、生産性を考慮すると70℃〜300℃の温度で
5時間〜1分間乾燥させるのが好ましい。
【0022】圧延は、ロールプレス機によって所定の厚
みになるまで、線圧1000〜2000kg/cmで数
回圧延を行うか、線圧を変えて圧延するのが好ましい。
【0023】負極板は、集電体の一面に、負極活物質、
結着剤、必要に応じて導電助剤を有機溶剤に混練分散さ
せたスラリー状の合剤を塗着、乾燥し、集電体の他面に
も塗着、乾燥した後、圧延して活物質層を作製し、この
活物質層に無地部を設け、負極リード3を溶接したもの
である。
【0024】負極板の集電体としては、銅製の箔、ラス
加工やエッチング処理された厚さ10μm〜50μmの
銅製の箔が好ましい。
【0025】負極活物質としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、有機高分子化合物(フェノール樹
脂、ポリアクリロニトリル、セルロース等)を焼成する
ことにより得られる炭素材料、コークスやピッチを焼成
することにより得られる炭素材料、或いは人造グラファ
イト、天然グラファイト等を、その形状としては、球
状、鱗片状、塊状のものを用いることができる。
【0026】結着剤、必要に応じて加えることができる
増粘剤としては、正極板と同様の結着剤、増粘剤を用い
ることができ、導電助剤としては正極板と同様の導電剤
を用いることができる。
【0027】セパレータとしては、厚さ15μm〜30
μmのポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂の単独や
これらをブレンドしたもの、ポリエチレン樹脂とポリプ
ロピレン樹脂を2層、3層積層した微多孔性ポリオレフ
イン系樹脂が好ましい。
【0028】非水電解液としては、非水溶媒に電解質を
溶解することにより、調整することができ、前記非水溶
媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレ
ンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジクロロエタ
ン、1,3−ジメトキシプロパン、4−メチル−2−ペ
ンタノン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、ベン
ゾニトリル、スルホラン、3−メチル−スルホラン、テ
トラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル等
を用いることができ、これらの非水溶媒は、単独或いは
二種類以上の混合溶媒として、使用することができる。
【0029】非水電解液に含まれる電解質としては、例
えば、電子吸引性の強いリチウム塩を使用し、例えば、
LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、L
iCF3SO3、LiN(SO2CF32、LiN(SO2
252、LiC(SO2CF33等が挙げられる。こ
れらの電解質は、一種類で使用しても良く、二種類以上
組み合わせて使用しても良い。これらの電解質は、前記
非水溶媒に対して0.5〜1.5Mの濃度で溶解させる
ことが好ましい。
【0030】ところで、極板群1の上部には上部絶縁板
6が、極板群1の下部には下部絶縁板7が配設されてい
る。
【0031】上部絶縁板6は、ガラスクロスを基材とし
無機添加剤を含むフェノール樹脂積層板にて構成する。
ガラスクロスのガラス繊維径は、4〜15μm程度のも
のが強度、配合性、価格などの観点から好ましい。
【0032】また、無機添加剤としては、平均粒径がガ
ラスクロスのガラス繊維径よりも小さいものを用いる。
フェノール樹脂を熱硬化させるために、加熱すると溶融
流動するが、このとき無機添加剤の平均粒径がガラス繊
維径よりも小さいものを用いることにより、無機添加剤
がガラスクロスの繊維に流動を阻止されることがないの
で、組成が均一で、反りのないフェノール樹脂の積層板
を得ることができる。このようなガラスクロスと併用す
ることによってフェノール樹脂の硬化収縮を抑えること
ができる無機添加剤としては、アルミナ、シリカ、水酸
化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウ
ム、炭酸カルシウムから選ばれた1種以上であることが
好ましい。
【0033】フェノール樹脂としては、粉末状のもの、
ワニス状のものがあるが、ワニス状のものがガラスクロ
スへの含浸性から好ましい。
【0034】フェノール樹脂の積層板は、無機添加剤を
添加したフェノールワニスをガラスクロスに含浸したプ
リプレグを作製し、このプリプレグを所定の枚数積層
し、加熱・加圧して作製することができる。このときの
加熱温度は150〜200℃、加圧力は3〜7MPa、
時間は60〜150分の範囲が好ましい。
【0035】下部絶縁板7は、従来から用いられている
耐電解液性を有し、打ち抜き加工性に優れたポリエチレ
ン樹脂やポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂で
あっても良いが、上部絶縁板と同じガラスクロスを基材
とし無機添加剤を含むフェノール樹脂積層板を用いるの
がより好ましい。
【0036】ところで、電池ケース2の開口部に封口蓋
5を配設し、絶縁ガスケット9を介在させて電池ケース
2の上端部を内方に折り曲げてかしめることにより、電
池ケース2を封口する。なお、封口蓋5には、電池内圧
が一定圧力以上になると外気に開放する安全弁機構と排
気孔(図示せず)が設けられている。
【0037】
【実施例】本発明について実施例、比較例を用いて詳細
に説明するが、本発明を具体化した一例であって、本発
明の技術的範囲を限定するものではない。
【0038】(実施例1)まず、正極板は次のようにし
て作製した。正極活物質としてリチウム含有複合酸化物
であるLiCoO2 の粉末100重量部、導電剤として
アセチレンブラック3重量部、結着剤としてフッ素樹脂
系結着剤であるポリテトラフルオロエチレン樹脂のディ
スパージョン7重量部を混合し、これを増粘剤であるカ
ルボキシメチルセルロース1%水溶液80重量部に混練
分散させてペースト状合剤にした。このペースト状合剤
を厚さ20μmのアルミニウム製の箔からなる集電体の
両面に塗布、乾燥後、ロールプレス機により圧延して活
物質層を作製し、この活物質層に無地部を設け、正極リ
ード4を溶接した。
【0039】次に、負極板は次のようにして作製した。
負極活物質としてコークスを加熱処理した炭素粉末10
0重量部、結着剤としてフッ素樹脂系結着剤であるポリ
テトラフルオロエチレン樹脂のディスパージョン10重
量部を混合し、これを増粘剤であるカルボキシメチルセ
ルロース1%水溶液100重量部に混練分散させてペー
スト状合剤にした。このペースト状合剤を厚さ10μm
の銅製の箔からなる集電体の両面に塗着、乾燥後、ロー
ルプレス機により圧延して活物質層を作製し、この活物
質層に無地部を設け、負極リード3を溶接した。
【0040】このようにして得られた正極板と負極板と
を厚さ20μmのポリエチレン製微多孔膜のセパレータ
を介して渦巻き状に巻回して極板群1を形成し、ステン
レス鋼板を加工した電池ケース2に収納した。負極リー
ド3は、電池ケース2の内底部にスポット溶接により接
続し、正極リード4は、封口蓋5にスポット溶接により
接続した。
【0041】この電池ケース2の底面には、あらかじめ
ポリプロピレン樹脂製で厚さが0.3mmのシートを打
ち抜いた円板状の下部絶縁板7を挿入しておいた。
【0042】次に、極板群1の上部に配設する上部絶縁
板6を次のようにして作製した。
【0043】フェノール樹脂固形分と平均粒径が3μm
のアルミナとの重量比率が3:1であるワニス状のフェ
ノール樹脂を、ガラス繊維径が9μmのガラスクロスに
含浸したプリプレグを2枚作製し、加熱温度180℃、
加圧力5MPa、時間90分の条件で、加熱・加圧して
厚さが0.30mmで、ガラスクロス60wt%、フェ
ノール樹脂30wt%、アルミナ10wt%のフェノー
ル樹脂の積層板からなるシートを作製した。このシート
を図2に示すような、中央に電解液を注入するための注
液口6a、この両側に正極リード4を引き出すための対
称形の切欠部6b、さらに作業用の一対の打ち抜き穴6
cを打ち抜くことによって作製した。そして、この上部
絶縁板6は、電池ケース2の溝8の下側段面に上部絶縁
板6の外周部が係合して位置決めされている。
【0044】非水電解液として、エチレンカーボネート
とエチルメチルカーボネートを体積比1:3で混合し、
電解質としてLiPF6 を1mol/l溶解させたもの
を約5cc注液した後、電池ケースの開口部にガスケッ
ト9を介して電池内圧が一定以上になると外気にその圧
を開放する安全弁機構と排気孔を有する封口蓋5を配設
し、前記開口部の上端部を内側に折り曲げてかしめ封口
することによって、円筒形18650サイズで電池容量
が2000mAhの非水電解液二次電池を作製し、電池
Aとした。
【0045】(実施例2)実施例1と同様にして作製し
たプリプレグの厚み、積層枚数を変えて厚さがそれぞれ
0.45mm、0.65mmのフェノール樹脂積層板か
らなる上部絶縁板6を用いた以外は、実施例1と同様に
して非水電解液二次電池を作製し、電池B、電池Cとし
た。
【0046】(比較例1)実施例1と同様にして作製し
たプリプレグの積層枚数を変えて厚さがそれぞれ0.1
5mm、0.75mmのフェノール樹脂積層板からなる
上部絶縁板6を作製した以外は、実施例1と同様にして
非水電解液二次電池を作製し、電池L、電池Mとした。
なお、0.75mmのフェノール樹脂積層板からなる上
部絶縁板6は打ち抜き加工時に割れクラック等が発生し
た為、電池Mを作製したが特性評価は行なわなかった。 (実施例3)実施例1と同様にして、フェノール樹脂固
形分と平均粒径が5μmのアルミナとの重量比率を変え
たワニス状のフェノール樹脂をガラス繊維径が12μm
のガラスクロスに含浸したプリプレグを3枚作製し、加
熱温度150℃、加圧力8MPa、時間150分の条件
で、加熱・加圧して厚さが0.50mmで、表1に示す
ガラスクロス、フェノール樹脂、アルミナの重量比率か
らなるフェノール樹脂の積層板シートを作製し、図2に
示す上部絶縁板6と円板状の下部絶縁板7を作成した以
外は実施例1と同様にして非水電解液二次電池を作製
し、電池D、電池E、電池Fとした。
【0047】(比較例2)表1に示すガラスクロス、フ
ェノール樹脂、アルミナの重量比率からなるフェノール
樹脂の積層板シートを作製した以外は実施例3と同様に
して非水電解液二次電池を作製し、電池N、電池O、電
池P、電池Qとした。
【0048】(実施例4)表1に示すガラスクロス、フ
ェノール樹脂、無機添加剤の種類、重量比率を変えたフ
ェノール樹脂の積層板シートを作製した以外は実施例1
と同様にして非水電解液二次電池を作製し、電池G、電
池H、電池I、電池J、電池Kとした。
【0049】(比較例3)フェノール樹脂固形分と平均
粒径が12μmのアルミナとの重量比率が3:1である
ワニス状のフェノール樹脂を、ガラス繊維径が9μmの
ガラスクロスに含浸させたフェノール樹脂の積層板シー
トを作製した以外は実施例1と同様にして非水電解液二
次電池を作製し、電池Rとした。
【0050】このようにして得られた実施例の電池A〜
電池K、比較例の電池L、電池N〜電池Rを各10セル
用い、室温(25℃)にて過充電試験を行なった。試験
条件は、電池容量の3倍に相当する6.0Aで2時間の
連続過充電試験を行ない、その結果を(表1)に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1より明らかなように、実施例の電池A
〜電池Kは、連続過充電試験を行なっても電解液の分解
ガスが穏やかに排気孔より外部に放出され、破裂するこ
となく安全性が確認できた。試験後のこれらの電池を分
解して解析しても、極板群の変形は認められなかった。
【0053】一方、比較例の電池Lは、10セル中5セ
ルが破裂し、封口蓋及び極板群が電池ケース外に飛散し
た。また、破裂が起こらなかった電池を分解して解析し
たところ、極板群の変形による安全弁機構や排気孔の部
分的な閉塞が認められた。この原因は、上部絶縁板の厚
みが0.15mmと薄く、連続過充電による極板群の変
形に耐えられなかった為と思われる。
【0054】電池Mは、打ち抜き加工性が悪かったが、
これは上部絶縁板の厚みが0.75mmと厚かったこと
によると思われる。
【0055】電池Nは、10セル中4セル破裂した以外
は、比較例の電池Lと同様であった。この原因は、上部
絶縁板を構成するフェノール樹脂成分が少なく、無機添
加剤を添加したフェノール樹脂ワニスのガラスクロスへ
の含浸性が悪く、均一な組成のものが得られず、連続過
充電による極板群の変形に耐えられなかった為と思われ
る。
【0056】電池Oは、10セル中8セル破裂した以外
は、比較例の電池Lと同様であった。この原因は、上部
絶縁板を構成するフェノール樹脂成分が多く、ガラスク
ロス成分が少ないので硬化収縮による反りを生じ、連続
過充電による極板群の変形に耐えられなかった為と思わ
れる。
【0057】電池Pは、10セル中5セル破裂した以外
は、比較例の電池Lと同様であった。この原因は、上部
絶縁板を構成する無機添加剤を添加していないので硬化
収縮による反りを生じ、連続過充電による極板群の変形
に耐えられなかった為と思われる。
【0058】電池Qは、10セル中3セル破裂した以外
は、比較例の電池Lと同様であった。この原因は、上部
絶縁板を構成する無機添加剤が多く、これを添加したフ
ェノール樹脂ワニスのガラスクロスへの含浸性が悪く、
均一な組成のものが得られず、連続過充電による極板群
の変形に耐えられなかった為と思われる。
【0059】電池Rは、10セル中4セル破裂した以外
は、比較例の電池Lと同様であった。この原因は、上部
絶縁板を構成する無機添加剤の平均粒径がガラスクロス
のガラス繊維径が多く、これを添加したフェノール樹脂
ワニスのガラスクロスへの含浸性が悪く、均一な組成の
ものが得られず、連続過充電による極板群の変形に耐え
られなかった為と思われる。
【0060】また、上記実施例では、電池の形状として
円筒形電池を、極板群として正極板と負極板とをセバレ
ータを介して巻回して構成したものを用いたが、角形電
池であっても、正極板と負極板とをセバレータを介して
積層した極板群であっても同様の効果が得られた。
【0061】
【発明の効果】以上のことから明らかなように本発明に
よれば、極板群の上部の絶縁板がガラスクロスを基材と
し、無機添加剤を含むフェノール樹脂の積層板にて構成
されているので、フェノール樹脂の硬化収縮を抑えるこ
とができ、無機添加剤の平均粒径としてガラス繊維径よ
りも小さいものを用いることにより、フェノール樹脂を
熱硬化させるために、加熱したときに溶融流動しても、
無機添加剤がガラスクロスの繊維に流動を阻止されるこ
とがないので、組成が均一で、反りのないフェノール樹
脂の積層板を得ることができ、過充電による極板群の変
形を防止できるので、安全性に優れた非水電解液二次電
池を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非水電解液二次電池の一実施形態の縦
断面図
【図2】同実施形態の上部絶縁板の平面図
【符号の説明】
1 極板群 2 電池ケース 3 負極リード 4 正極リード 5 封口蓋 6 上部絶縁板 7 下部絶縁板 8 溝 9 ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 典博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ12 AK03 AL06 AL07 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ12 BJ14 CJ07 DJ01 DJ02 DJ03 DJ15 EJ03 EJ05 EJ06 EJ12 HJ01 HJ04 HJ05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正極板と負極板とをセパレータを介して
    巻回あるいは積層してなる極板群と、前記極板群の上部
    及び下部に配した絶縁板と非水電解液を電池ケース内に
    収納し、封口板により封口された非水電解液二次電池に
    おいて、少なくとも上部の絶縁板は、ガラスクロスを基
    材とし無機添加剤を含むフェノール樹脂の積層板にて構
    成されていることを特徴とする非水電解液二次電池。
  2. 【請求項2】 前記無機添加剤の平均粒径が前記ガラス
    クロスのガラス繊維径よりも小さいことを特徴とする請
    求項1に記載の非水電解液二次電池。
  3. 【請求項3】 前記フェノール樹脂の積層板は、ガラス
    クロス、フェノール樹脂及び無機添加剤の構成比率が、
    ガラスクロス55〜70wt%、フェノール樹脂40〜
    25wt%、無機添加剤5〜15wt%で、厚みが0.
    3〜0.65mmの範囲であることを特徴とする請求項
    1または請求項2のいずれかに記載の非水電解液二次電
    池。
  4. 【請求項4】 前記無機添加剤は、アルミナ、シリカ、
    水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
    シウム、炭酸カルシウムから選ばれた1種以上であるこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    非水電解液二次電池。
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