JP2003223899A - 負極板の製造方法およびこの負極板を用いたリチウム二次電池 - Google Patents

負極板の製造方法およびこの負極板を用いたリチウム二次電池

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JP2003223899A
JP2003223899A JP2002023029A JP2002023029A JP2003223899A JP 2003223899 A JP2003223899 A JP 2003223899A JP 2002023029 A JP2002023029 A JP 2002023029A JP 2002023029 A JP2002023029 A JP 2002023029A JP 2003223899 A JP2003223899 A JP 2003223899A
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electrode plate
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binder
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JP2002023029A
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Kenichi Oshima
健一 大嶋
Hirobumi Ito
博文 伊藤
Kohei Fukuhara
耕平 福原
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負極集電体と負極合剤層との密着性があり、
かつ、負極合剤層の塗布始端部と負極集電体の露出部と
が接触しても剥離することのない負極板およびこの負極
板を用いたリチウム二次電池を提供する。 【解決手段】 平均表面粗さRaが0.15〜0.40
μmの範囲の集電用銅箔両面に、負極ペースト状合剤を
間欠的に塗着、乾燥、圧延した後、幅寸法に裁断したフ
ープをリールに巻き取り、負極合剤中の結着剤及び/ま
たは増粘剤の軟化点よりも高い温度で熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負極板およびこの
負極板を用いたリチウム二次電池に関するもので、集電
体と負極合剤層との密着性に優れた負極板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年では、AV機器、ノート型パソコ
ン、携帯型通信機器などの民生用電子機器のポータブル
化、コードレス化が急速に促進されており、これら電子
機器の駆動用電源として従来は、ニッケルカドミウム蓄
電池やニッケル水素蓄電池が主に用いられていたが、電
子機器のポータブル化やコードレス化が進展して定着す
るに伴って、駆動用電源となる二次電池の高エネルギ密
度化や小型軽量化の要望が益々強くなっている。
【0003】このような状況から、高い充放電電圧を示
すリチウム含有複合酸化物、例えばLiCoO2を正極
活物質に用いてリチウムイオンの挿入、離脱を利用した
リチウムイオン二次電池に代表されるリチウム二次電池
が主流になりつつある。このリチウム二次電池は、小型
および軽量でありながら急速充電が可能で、高エネルギ
密度を有するという極めて顕著な特長を有している。
【0004】ところで、このリチウム二次電池に用いる
負極板の作製方法としては、図1に示すように、フープ
状の負極集電体用銅箔1をA矢印方向に移送しながら、
この銅箔の一面1aに負極ペースト状合剤を間欠的に塗
布し、乾燥させることによって負極合剤層2を形成す
る。次に、前記銅箔1をB矢印方向に移送しながら、こ
の銅箔1の他面1bにも負極ペースト状合剤を間欠的に
塗布し、乾燥させることによって負極合剤層2を形成す
る。そして、負極集電体用銅箔1の一面1a、他面1b
に形成した負極合剤層2、2を圧延して所定の厚みにし
た後、所定の幅寸法に裁断したフープを、リールに巻き
取ることによって、フープ状負極板を作製していた。
【0005】さらに、このようにして作製したフープ状
負極板をリールから巻き出し、所定寸法に裁断した負極
板と正極板とをセパレータを介在して絶縁した状態の電
極群を電池ケース内に収容し、非水電解液を注液し、電
池ケースの開口部を封口板によって封口することによっ
てリチウム二次電池を作製していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負極集
電体用銅箔の両面に負極ペースト状合剤を間欠塗布する
場合、塗布開始時にはダイ内部シリンダの圧力が高くな
っているため、一面1a、他面1bにおける塗布始端部
2aに盛り上り部2c、2dができてしまう。この盛り
上がり部2c、2dは、塗着後の乾燥時に塗布部と未塗
布部の境界面であるため、熱が部分的に多くかかり、結
着剤のマイグレーションにより、負極集電体との密着強
度が低下してしまう。
【0007】そこで、集電体と負極合剤層との密着強度
を向上させる方法として、特開平5−006766号公
報には表面粗さが0.15〜3.0μmの金属箔を用い
る方法が、特開2000−12088号公報には平均表
面粗さが0.03〜1μmの金属箔を用いる方法が、特
開2000−149928号公報には中心線平均粗さが
0.05〜10μmのものを用いる方法が、特開200
1−052742号公報には、表面粗さが0.2μm以
上のものを用いる方法が提案されている。
【0008】しかしながら、これらの方法によって負極
集電体と負極合剤層との密着性を向上させた場合、所定
の幅寸法に裁断したフープ状負極板の裁断面における負
極合剤層と集電体との密着性が低下し、リチウム二次電
池を作製すると、微小短絡や充放電サイクル特性などに
悪影響及ぼすので、熱処理することによってこれらの課
題を解決しようとすると、図1の塗布始端部の盛り上が
り部2c、2dと1周内周或いは外周の銅箔の一面1
a、他面1bの未塗布部であるが重なる部分で、塗布始
端部の盛り上がり部2c、2dと銅箔表面とが接触して
強く粘着するため、リールからフープを巻き出そうとす
ると、負極合剤層が負極集電体より剥離することがあ
り、負極板の歩留りの低下及び電池特性低下の要因とな
っていた。
【0009】そこで本発明は、従来の課題に鑑みてなさ
れたもので、負極集電体と負極合剤層との密着性があ
り、かつ、負極合剤層の塗布始端部と負極集電体が接触
しても剥離することのない負極板およびこの負極板を用
いたリチウム二次電池を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、負極集電体用銅箔の両面に、負極ペースト
状合剤を間欠的に塗着、乾燥、圧延した後、幅寸法に裁
断したフープをリールに巻き取り、熱処理する負極板の
製造方法において、前記集電用銅箔両面の平均表面粗さ
Raが0.15〜0.40μmの範囲であることを特徴
とし、前記負極ペースト状合剤が少なくとも負極活物質
と結着剤からなり、この結着剤の軟化点よりも高い温度
で前記熱処理をするか、前記負極ペースト状合剤が少な
くとも負極活物質、結着剤及び増粘剤からなり、この結
着剤及び/または増粘剤の軟化点よりも高い温度で前記
熱処理をすることが好ましい。
【0011】集電用銅箔両面の平均表面粗さRaが0.
15〜0.40μmの範囲のものを用いることにより、
負極ペースト状合剤を間欠的に塗着、乾燥、圧延した後
の集電体と負極合剤層との密着性に優れ、幅寸法に裁断
したフープをリールに巻き取り、負極合剤中の結着剤お
よび/または増粘剤の軟化点よりも高い温度で熱処理し
て裁断面における負極合剤層と集電体との密着性を確保
することができる。そして、リールからフープ状負極板
を巻き出すときに負極合剤層の塗布始端部が結着剤のマ
イグレーションによって密着強度が低下し、1周内周或
は外周側の未塗布部である集電用銅箔の銅箔表面の露出
部とが重なる部分で接触しても、負極集電体より剥離す
ることがなく、歩留りの良い負極板を得ることができ
る。
【0012】また、本負極板を用いた電池は、裁断面に
おける負極合剤層の剥離がなく、負極合剤層と負極集電
体との密着性に優れているので、信頼性の高いリチウム
二次電池を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の負極板の製造方法
およびこの負極板を用いたリチウム二次電池の実施の形
態について、図面を参照しながら説明する。
【0014】図1は負極集電体に合剤層を形成した負極
板の断面図、図2はリールに巻き取ったフープ状負極板
の断面図、図3は円筒形リチウム二次電池の縦断面図で
ある。
【0015】負極板は、フープ状の負極集電体1の両面
に、負極活物質、結着剤、必要に応じて導電助剤を溶剤
に混練分散させたペースト状合剤を間欠的に塗布、乾
燥、圧延して合剤層を作製したものである。
【0016】負極活物質としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、有機高分子化合物(フェノール樹
脂、ポリアクリロニトリル、セルロース等)を焼成する
ことにより得られる炭素材料、コークスやピッチを焼成
することにより得られる炭素材料、或いは人造グラファ
イト、天然グラファイト等を、その形状としては、球
状、鱗片状、塊状のものを用いることができる。
【0017】結着剤としては、溶剤に混練分散できるも
(SBR)、アクリル系重合体、ビニル系重合体等を単
独、或いは二種類以上の混合物または共重合体として用
いることができる。フッ素系結着剤としては、例えば、
ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンと六フッ化プ
ロピレンの共重合体やポリテトラフルオロエチレン樹脂
のディスパージョンが好ましい。
【0018】増粘剤としては、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、カルボキシメチルセルロース、メチルセ
ルロースなどが好ましい。
【0019】必要に応じて加えることができる導電助剤
としてはアセチレンブラック、グラファイト、炭素繊維
等の単独、或いは二種類以上の混合物が好ましい。
【0020】溶剤としては、結着剤が溶解可能な溶剤ま
たは均一に分散できる溶剤が適切で、有機系結着剤の場
合は、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルアセトア
ミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルスルホルア
ミド、テトラメチル尿素、アセトン、メチルエチルケト
ン等の有機溶剤を単独またはこれらを混合した混合溶剤
が好ましく、水系結着剤の場合は水や温水が好ましい。
【0021】また、上記ペースト状合剤の混練分散時
に、各種分散剤、界面活性剤、安定剤等を必要に応じて
添加することも可能である。
【0022】すなわち、図1に示すように、フープ状の
負極集電体1をA矢印方向に移送しながら、この銅箔1
の一面1aに負極ペースト状合剤を間欠的に塗布し、こ
の合剤を乾燥させることによって負極合剤層2を形成し
た後、前記銅箔1をB矢印方向に移送しながら、この銅
箔1の他面1bにも負極ペースト状合剤を間欠的に塗布
し、この合剤を乾燥させることによって負極合剤層2を
形成する。
【0023】このようにして、負極集電体用銅箔1の一
面1a、他面1bに形成した負極合剤層2、2を圧延し
て所定の厚みにした後、所定の幅寸法に裁断したフープ
を、リールに巻き取ることによって、フープ状負極板を
作製する。
【0024】上述の負極集電体1にペースト状合剤を塗
布するに際しては、リールから巻きだした負極集電体1
を、ドラム状のバックアップロールの外周の一部に巻き
付けた状態で移送しながら、バックアップロールに対し
て所定の間隙をあけて対向されたダイノズルからペース
ト状合剤を負極集電体1に向けて吐出させることで、間
欠塗布を連続的に行うようにする。
【0025】そして、負極集電体1に対してペースト状
合剤の未塗布部を形成する際には、切替え弁の作動によ
りペースト状合剤の吐出を停止するとともにダイの上側
に設置されている内のピストンを後退させることによっ
て行い、塗布を開始又は再開する際には、切替え弁の作
動と同時にピストンに瞬時に所定の圧力を付与してノズ
ルからペースト状合剤を吐出する。
【0026】また、一面1aの負極合剤層2の形成が終
了した負極集電体1は一旦リールに巻き取られ、このリ
ールを巻きだし側に移して設置し、このリールから負極
集電体1を巻きだしながら他面1bへのペースト状合剤
の塗布を行なう。
【0027】従って、他面1bへのペースト状合剤の間
欠塗布時には、負極集電体1を一面1aへの塗布時とは
逆方向に移送しながら、一面1aの塗布終端部2bに合
わせて塗布を開始するとともに、一面1aの電極合剤部
2の塗布開始部2aに合わせて塗布を停止する。
【0028】塗着乾燥は、特に限定されるものではな
く、上記のように混錬分散させたペースト状合剤を、例
えば、スリットダイコーター、リバースロールコータ
ー、リップコーター、ブレードコーター、ナイフコータ
ー、グラビアコーター、ディップコーター等を用いて、
容易に塗着することができ、自然乾燥に近い乾燥が好ま
しいが、生産性を考慮すると70℃〜200℃の温度で
5時間〜10分間乾燥させるのが好ましい。
【0029】圧延は、ロールプレス機によって所定の厚
みになるまで、線圧100〜300kg/cmで数回圧
延を行うか、線圧を変えて圧延するのが好ましい。
【0030】このようにして、幅寸法に裁断されリール
に巻き取られたフープ状負極板を熱処理する。このとき
の熱処理温度としては、負極合剤層の裁断面における負
極合剤層と集電体との密着性を確保する必要があるの
で、負極合剤層中の結着剤及び/または増粘剤の軟化点
よりも高い温度で熱処理する必要があり、これらの軟化
点より高く、融点より低いことが最適である。この熱処
理によって負極合剤中の水分除去も同時に行なうことが
できる。
【0031】負極板の集電体としては、銅製の箔、ラス
加工やエッチング処理された厚さ8μm〜30μmの箔
を用い、その両面の平均表面粗さRaが0.15〜0.
40μmの範囲のものを用いることにより、負極ペース
ト状合剤を間欠的に塗着、乾燥、圧延した後の集電体と
負極合剤層との密着性に優れ、リールからフープを巻き
出すときの負極合剤の間欠塗布始端部と1周内周或は外
周側の未塗布部である銅箔露出部とが重なる部分で接触
しても強く粘着しないので、負極合剤層が負極集電体よ
り剥離することがなく、歩留りの良い負極板を得ること
ができる。
【0032】平均表面粗さが0.15μm未満の場合に
は、熱処理すると上記接触する部分で負極合剤層が銅箔
露出部と強く粘着し、負極合剤の間欠塗布始端部が剥離
したり、密着性が低下するので好ましくない。逆に、平
均表面粗さが0.40μmを越える場合には、負極合剤
層と集電体との密着性が十分確保できるが、厚みが薄
く、強度の弱い銅箔表面を0.40μmを超えて荒らす
のは量産上困難な上、負極合剤層の表面が波打ってクラ
ックが発生するので好ましくない。
【0033】このようにして、リールより巻き出したフ
ープ状負極板の合剤層2が形成されていないリード取付
部に、負極リード18を溶接した後、所定の長さに裁断
して負極板13を作製する。
【0034】正極板12は、フープ状のアルミニウム箔
からなる集電体の両面にペースト状合剤を間欠塗布して
乾燥した後、所定の厚みに圧延することによって正極合
剤層を設け、これを所定寸法に裁断することによって作
製されている。この正極板12の正極合剤層が形成され
ていないリード取付部に正極リード17が溶接により取
付けられている。
【0035】これら正極板12と負極板13とをセパレ
ータ14を介在して渦巻き状に巻回して電極群11が構
成され、この電極群11を図3に示すような上部が開口
している有底の電池ケース19内に収容する。正極リー
ド17の他端部は封口板20にスポット溶接によって接
続され、負極リード18の一端部はスポット溶接により
電池ケース19の底部に接続されている。なお、電極群
11の上下部にはそれぞれ絶縁板21、22が配設され
ている。
【0036】さらに、電池ケース19内には非水電解液
が注液され、続いて安全弁23を設けた封口板20が絶
縁ガスケット24を介在して電池ケース19の開口部に
かしめ込まれた後に、電池ケース19の開口部の周縁部
を内方にかしめ加工することにより、開口部が密閉され
ている。
【0037】ところで、正極板は、負極板と同様に集電
体の片側または両面に正極活物質と結着剤、必要に応じ
て導電剤、増粘剤を溶剤に混練分散させたペースト状合
剤を塗布、乾燥、圧延して正極合剤層を作製したもので
ある。
【0038】正極の集電体としては、アルミニウム製の
箔やラス加工やエッチング処理された厚さ10μm〜6
0μmの箔が好ましい。
【0039】正極活物質としては、特に限定されるもの
ではないが、例えば、リチウムイオンをゲストとして受
け入れ得るリチウム含有遷移金属化合物が使用される。
例えば、コバルト、マンガン、ニッケル、クロム、鉄お
よびバナジウムから選ばれる少なくとも一種類の金属と
リチウムとの複合金属酸化物、LiCoO2、LiMn
2、LiNiO2、LiCoxNi(1-x)2(0<x<
1)、LiCrO2、αLiFeO2、LiVO2等が好
ましい。
【0040】結着剤、導電剤、必要に応じて加えること
ができる増粘剤としては、正極板と同様の結着剤、増粘
剤を用いることができ、導電剤としては負極板と同様の
導電助剤を用いることができる。
【0041】セパレータとしては、厚さ15μm〜30
μmのポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂の単独や
これらをブレンドしたもの、ポリエチレン樹脂とポリプ
ロピレン樹脂を2層、3層積層した微多孔性ポリオレフ
イン系樹脂が好ましい。
【0042】非水電解液としては、非水溶媒に電解質を
溶解することにより、調整することができ、前記非水溶
媒としては、例えば、エチレンカーボネート、プロピレ
ンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート、ジエチルカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジクロロエタ
ン、1,3−ジメトキシプロパン、4−メチル−2−ペ
ンタノン、1,4−ジオキサン、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリル、ベン
ゾニトリル、スルホラン、3−メチル−スルホラン、テ
トラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、リン酸トリメチル、リン酸トリエチル等
を用いることができ、これらの非水溶媒は、単独或いは
二種類以上の混合溶媒として、使用することができる。
【0043】非水電解液に含まれる電解質としては、例
えば、電子吸引性の強いリチウム塩を使用し、例えば、
LiPF6、LiBF4、LiClO4、LiAsF6、L
iCF3SO3、LiN(SO2CF32、LiN(SO2
252、LiC(SO2CF33等が挙げられる。こ
れらの電解質は、一種類で使用しても良く、二種類以上
組み合わせて使用しても良い。これらの電解質は、前記
非水溶媒に対して0.5〜1.5Mの濃度で溶解させる
ことが好ましい。
【0044】
【実施例】本発明について実施例、比較例を用いて詳細
に説明するが、本発明を具体化した一例であって、本発
明の技術的範囲を限定するものではない。
【0045】(実施例1)まず、負極板は次のようにし
て作製した。負極活物質として鱗片状黒鉛100重量
部、結着剤としてスチレン−ブタジエンゴム(SBR)
のディスパージョン4重量部を混合し、これを増粘剤と
して軟化点が100℃、融点が162℃のカルボキシメ
チルセルロース1%水溶液80重量部に混練分散させて
ペースト状合剤にした。
【0046】このペースト状合剤を、図1に示すような
平均表面粗さRaが0.3μmで厚さが14μmのフー
プ状の圧延銅箔からなる負極集電体1をA矢印方向に移
送しながら、この負極集電体1の一面1aに、塗布部の
長さが525mmで未塗布部の長さが30mm(したが
って、負極板のピッチが525mm+30mm=555
mm)の配置で連続的に間欠塗布を行い、100℃で1
0分間乾燥させることにより負極合剤層2を形成した
後、一旦リールに巻き取った。
【0047】次に、このリールを巻きだし側に移して設
置し、このリールから負極集電体1をB矢印方向に移送
しながら、この負極集電体1の他面1bに負極ペースト
状合剤を間欠的に塗布し、この合剤を乾燥させることに
よって負極合剤層2を形成した。このときの塗布質量
は、集電体1の一面1aまたは他面1bとも0.010
8g/cm2(集電体1の質量を除く)になるように調
整した。
【0048】従って、他面1bへのペースト状合剤の間
欠塗布時には、負極集電体1を一面1aへの塗布時とは
逆方向に移送しながら、一面1aの塗布終端部2bに合
わせて塗布を開始するとともに、一面1aの電極合剤部
2の塗布開始部2aに合わせて塗布を停止させた。
【0049】このようにして、負極集電体1の両面に形
成した負極合剤層2、2をロールプレス機にて、上ロー
ルと下ロール間のチャックに間座を挿入してギャップは
20μmに調整し、定寸圧延方式で圧延を行ない、厚み
を0.175mmとした。
【0050】そして、幅寸法56mmにて長手方向にス
リッター機にて裁断を行い、巻き芯φ75mmのリール
に巻きつけ、リールごと140℃にて5時間熱処理を行
ない、フープ状負極板Aとした。
【0051】(実施例2)負極集電体として厚みが18
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
15μmのものを用い、リールごと125℃にて8時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Bとした。
【0052】(実施例3)負極集電体として厚みが14
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
40μmのものを用い、リールごと125℃にて8時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Cとした。
【0053】(実施例4)負極活物質として人造塊状黒
鉛100重量部と、結着剤として軟化点が112℃、融
点が158℃のポリフッ化ビニリデンのN−メチル−2
−ピロリドン(NMP)溶液(固形分6%)65重量部
とを混合し、これをNMPからなる有機溶媒55重量部
に混練分散させてペースト状合剤を用いた以外は実施例
1と同様にしてフープ状負極板を作製し、フープ状負極
板Dとした。
【0054】(実施例5)負極活物質として鱗片状黒鉛
100重量部と、結着剤として軟化点が55℃、融点が
327℃のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の
ディスパージョン3.5重量部とを混合し、これを増粘
剤として軟化点が119℃、融点が130℃のエチレン
ビニルアルコール1%水溶液130重量部に混練分散さ
せたペースト状合剤を用い、リールごと125℃にて8
時間熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負
極板を作製し、フープ状負極板Eとした。
【0055】(比較例1)負極集電体として厚みが14
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
05μmのものを用い、リールごと140℃にて5時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Fとした。
【0056】(比較例2)負極集電体として厚みが14
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
50μmのものを用い、リールごと140℃にて5時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Gとした。
【0057】(比較例3)負極集電体として厚みが14
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
30μmのものを用い、リールごと90℃にて10時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Hとした。
【0058】(比較例4)負極集電体として厚みが14
μmの圧延銅箔からなり、その表面平均粗さRaが0.
30μmのものを用い、リールごと160℃にて3時間
熱処理した以外は実施例1と同様にしてフープ状負極板
を作製し、フープ状負極板Iとした。
【0059】このようにして作製したフープ状負極板A
〜フープ状負極板Iをリールから巻き出し、塗布部の長
さが525mmで未塗布部の長さが30mmの所定の長
さに裁断してそれぞれ負極板A〜負極板Gを作製し、負
極合剤層が形成されていないリード取り付け部に負極リ
ード18を溶接により取り付けた。
【0060】これらのフープ状負極板をリールから巻き
出すときに、負極合剤の間欠塗布始端部の盛り上がり部
2c、2dと1周内周或は外周側の未塗布部である集電
体表面の露出部とが重なる部分で強く粘着し、負極合剤
層が負極集電体より剥離したり、密着性が低下していな
いか、また負極合剤の間欠塗布始端部と負極集電体その
ものの密着性をn=20で評価した結果の平均値を表1
に示す。
【0061】評価方法は、JIS K5400に準拠し
た碁盤目付着性試験(カッターナイフによる5mm間隔
で10×10個形成)にて行ない、剥離数が0のとき1
00点、剥離数が100のとき0点とした。
【0062】
【表1】
【0063】表1から明らかなように、本発明によるフ
ープ状負極板A〜フープ状負極板Eの場合は、負極ペー
スト状合剤を間欠的に塗着、乾燥、圧延した後の集電体
と負極合剤層との密着性に優れ、リールからフープを巻
き出すときの負極合剤の間欠塗布始端部と1周内周或は
外周側の未塗布部である銅箔露出部とが重なる部分で接
触しても強く粘着しないので、負極合剤層が負極集電体
より剥離することがなく、歩留りの良い負極板を得るこ
とができた。
【0064】しかしながら、フープ状負極板Fの場合
は、表面平均粗さRaが0.05μmなので、熱処理す
ると負極合剤層が銅箔露出部と強く粘着し、負極合剤の
間欠塗布始端部が剥離したり、密着性が低下することが
わかった。
【0065】逆に、フープ状負極板Gの場合は、平均表
面粗さが0.50μmなので、負極合剤層と集電体との
密着性が十分確保できたが、負極合剤層の表面が波打っ
てクラックが発生し、密着性が低下することがわかっ
た。
【0066】また、フープ状負極板Hの場合は、増粘剤
の軟化点よりも低い温度でしか熱処理をしなかったの
で、裁断面における密着性が十分確保できていないこと
がわかった。
【0067】そして、フープ状負極板Iの場合は、増粘
剤の軟化点よりも高く融点温度で熱処理をしたので、負
極合剤層と集電体との密着性が十分確保できたが、熱処
理によって負極合剤層が銅箔露出部と強く粘着し、負極
合剤の間欠塗布始端部だけでなく負極板全体で剥離箇所
が生じることがわかった。
【0068】ところで、正極板は次のようにして作製し
た。正極活物質としてリチウム含有複合酸化物であるL
iCoO2の粉末100重量部、導電剤としてアセチレ
ンブラック3重量部、結着剤としてフッ素樹脂系結着剤
であるポリテトラフルオロエチレン樹脂のディスパージ
ョン7重量部を混合し、これを増粘剤であるカルボキシ
メチルセルロース1%水溶液80重量部に混練分散させ
てペースト状合剤にした。このペースト状合剤を厚さ2
0μmのアルミニウム製の箔からなる集電体の両面に間
欠塗布、乾燥後、ロールプレス機により圧延して正極合
剤層が形成されていないリード取り付け部に正極リード
17を溶接により取り付けた。
【0069】これらの負極板A〜Iと正極板12とをポ
リエチレン製のセパレータ14を介在して絶縁した状態
で、渦巻き状に巻回してなる電極群11を耐有機電解液
性のステンレス鋼板を加工して形成された電池ケース1
9内に収容し、上記正極リード17の他端部が封口板2
0にスポット溶接によって接続するとともに、負極リー
ド18の一端部をスポット溶接により電池ケース19の
底部に接続した。なお、電極群11の上下部にはそれぞ
れ絶縁リング21、22を設けた。
【0070】さらに電池ケース19内に、エチレンカー
ボネートとエチルメチルカーボネートを体積比1:3で
混合し、電解質としてLiPF6を1mol/l溶解さ
せた非水電解液を5cc注液した後、電池ケースの開口
部に絶縁ガスケット24を介して電池内圧が一定以上に
なると外気にその圧を開放する安全弁機構と排気孔23
を有する封口板20を配設し、前記開口部の上端部を内
側に折り曲げてかしめ封口することによって、円筒形1
8650サイズで電池容量が1800mAhの非水電解
液二次電池を作製し、それぞれ電池A〜電池Iとした。
【0071】このようにして得られた電池A〜電池Iに
ついて、充放電サイクル試験を行なった。試験条件は、
20℃において、1.8Aの定電流で充電終止電圧4.
2V、放電終止電圧2.75Vで3サイクル充放電試験
を行い、3サイクル目の放電容量を初期容量とし、20
℃で充放電サイクル試験を行い、500サイクル後の放
電容量についても同様に測定した。
【0072】(500サイクル後の放電容量/初期容
量)を20℃500サイクル試験後の容量維持率とし
た。各々の試験をn=5で行なった結果の平均値を表2
に示す。
【0073】
【表2】
【0074】表2から明らかなように本発明の負極板を
用いた電池A〜電池Eの場合は、負極合剤層と負極集電
体との密着性に優れているので、充放電サイクル特性に
優れているのに対して、比較例の電池F〜電池Iの場合
には劣っていた。試験終了後の電池を分解すると、負極
合剤層が負極集電体より剥離していることが確認でき
た。
【0075】
【発明の効果】以上のように本発明の負極板によれば、
負極集電体と負極合剤層との密着性があり、かつ、負極
合剤層の塗布始端部と負極集電体の露出部とが接触して
も剥離することのない負極板を得ることができ、これを
用いた電池は充放電サイクル特性を繰り返しても合剤層
の脱落がなく、信頼性の高いリチウム二次電池を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る負極集電体に合剤
層を形成した負極板の断面図
【図2】本発明の一実施の形態に係るリールに巻き取っ
たフープ状負極板の断面図
【図3】本発明の一実施の形態に係る円筒形リチウム二
次電池の縦断面図
【符号の説明】
1 集電体用銅箔 1a 集電体用銅箔の一面 1b 集電体用銅箔の他面 2 負極合剤層 2a 負極合剤層の塗布始端部 2b 負極合剤層の塗布終端部 2c,2d 2aの盛り上がり部 11 電極群 12 正極板 13 負極板 14 セパレータ 17 正極リード 18 負極リード 19 電池ケース 20 封口板 21,22 絶縁板 23 安全弁 24 絶縁ガスケット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月19日(2003.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】結着剤としては、溶剤に混練分散できるも
のであれば、特に限定されないが、例えば、フッ素系結
着剤やアクリルゴム、変性アクリルゴム、スチレン―ブ
タジエンゴム(SBR)、アクリル系重合体、ビニル系
重合体等を単独、或いは二種類以上の混合物または共重
合体として用いることができる。フッ素系結着剤として
は、例えば、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン
と六フッ化プロピレンの共重合体やポリテトラフルオロ
エチレン樹脂のディスパージョンが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 耕平 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H017 AA03 AS02 AS10 BB01 BB12 CC01 DD01 EE01 HH00 5H029 AJ06 AJ14 AL03 AL06 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ02 BJ14 CJ02 CJ03 CJ07 CJ08 DJ07 HJ14 5H050 AA12 AA19 BA17 CA08 CA09 CB07 DA03 DA07 FA05 GA02 GA03 GA09 GA10 HA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負極集電体用銅箔の両面に、負極ペース
    ト状合剤を間欠的に塗着、乾燥、圧延した後、幅寸法に
    裁断したフープをリールに巻き取り、熱処理する負極板
    の製造方法において、前記銅箔両面の平均表面粗さRa
    が0.15〜0.40μmの範囲であることを特徴とす
    る負極板の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記負極ペースト状合剤が少なくとも負
    極活物質と結着剤からなり、この結着剤の軟化点よりも
    高い温度で前記熱処理をすることを特徴とする請求項1
    に記載の負極板の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記負極ペースト状合剤が少なくとも負
    極活物質、結着剤及び増粘剤からなり、この結着剤及び
    /または増粘剤の軟化点よりも高い温度で前記熱処理を
    することを特徴とする請求項1に記載の負極板の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    製造方法で得られた負極板と正極板とをセパレータを介
    在して絶縁した状態の電極群を電池ケース内に収容し、
    非水電解液が注液され、電池ケースの開口部が封口板に
    よって封口されていることを特徴とするリチウム二次電
    池。
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