JP2002228923A - 結像光学装置 - Google Patents

結像光学装置

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JP2002228923A
JP2002228923A JP2001030651A JP2001030651A JP2002228923A JP 2002228923 A JP2002228923 A JP 2002228923A JP 2001030651 A JP2001030651 A JP 2001030651A JP 2001030651 A JP2001030651 A JP 2001030651A JP 2002228923 A JP2002228923 A JP 2002228923A
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JP
Japan
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rod lens
refractive index
optical device
equation
imaging optical
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Application number
JP2001030651A
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English (en)
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Minoru Toyama
實 遠山
Shigeo Kikko
重雄 橘高
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0087Simple or compound lenses with index gradient
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B3/00Simple or compound lenses
    • G02B3/0006Arrays
    • G02B3/0037Arrays characterized by the distribution or form of lenses
    • G02B3/0056Arrays characterized by the distribution or form of lenses arranged along two different directions in a plane, e.g. honeycomb arrangement of lenses

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッドレンズアレイを備え、高解像力を得る
ための最適な屈折率分布を有する結像光学装置を実現す
る。 【解決手段】 ロッドレンズの光軸から測った径方向の
距離をr、ロッドレンズの光軸上での屈折率をn0 、屈
折率分布係数をg、h4 、h6 、h8 として、ロッドレ
ンズの屈折率分布を下記(数45)のように表記する。
そして、屈折率分布係数h4 、h6 、h8 を、h4 をx
軸、h6 をy軸、h8 をz軸とする直交座標における回
転楕円体上に設定する。直交座標の原点から回転楕円体
の中心に至るベクトルをO* 、回転楕円体の長軸方向、
中軸方向、短軸方向のベクトルをそれぞれA* 、B*
* として、回転楕円体を下記(数46)によって表記
されるベクトルX* で規定する。 [数45] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4 ・(g・r)4 +h6 ・(g・r)6 +h8 ・(g・r)8 } [数46] X* =(x,y,z)=O* +kA* +kB* +kC*A 2+kB 2+kC 2≦1

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
や複写機などの画像伝送部に用いられる結像光学装置に
関し、特に、複数本のロッドレンズがアレイ状に配列さ
れたロッドレンズアレイを備えた結像光学装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半径方向に屈折率分布を有する複数本の
ロッドレンズがアレイ状に配列されたロッドレンズアレ
イを備えた結像光学装置は、ファクシミリ装置や複写機
などの画像転送部に広く用いられている。
【0003】上記ロッドレンズの屈折率分布は、例え
ば、下記(数6)によって表記される。 [数6] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4 ・(g・
r)4+h6 ・(g・r)6 +h8 ・(g・r)8 } 但し、上記(数6)において、rはロッドレンズの光軸
から測った径方向の距離、n(r)はロッドレンズの光
軸から測った径方向の距離rの位置での屈折率、n0
ロッドレンズの光軸上での屈折率(中心屈折率)、g、
4 、h6 、h 8 は屈折率分布係数である。
【0004】従来、上記ロッドレンズアレイに要求され
る解像力は、4〜6Line-pair/mm(略200 dpi〜30
0 dpi)のパターンを結像させて60%以上のMTF
(Modulation Transfer Function :解像度)値を確保
する、といったレベルのものであった。そして、上記解
像力仕様を満たすためには、ロッドレンズの屈折率分布
係数のうちgのみ、あるいはgとh4 の双方を制御すれ
ば十分であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では、プ
リンタやスキャナの高画質化に伴って、12Line-pair/
mm(略600 dpi)以上の解像力が上記ロッドレンズア
レイに要求されるようになってきている。そして、この
ような高い解像力を有するロッドレンズアレイを実現す
るためには、ロッドレンズアレイの設計及び製造の段階
でh6 、h8 を含めた屈折率分布係数をより正確に制御
することが必要である。
【0006】単一のロッドレンズで光軸上の球面収差を
補正するのであれば、最適な屈折率分布係数を一意的に
求めることができる。しかし、複数本のロッドレンズが
アレイ状に配列されたロッドレンズアレイの場合には、
単レンズの球面収差、像面湾曲、非点収差を初めとし
て、周辺の単レンズによる像との重なり方によっても解
像力が変化する。
【0007】また、ロッドレンズの明るさによっても最
適な屈折率分布は変化する。例えば、開口角の大きい明
るいロッドレンズの場合には、軸上球面収差が小さくな
る屈折率分布係数と像面湾曲が小さくなる屈折率分布係
数とが大きく異なり、両者のバランスが取れたところで
最も良好な解像力が得られる。
【0008】さらに、同じ屈折率分布を有するロッドレ
ンズであっても、レンズ長の取り方によって下記(数
7)で規定される重なり度mが変化し、解像力も変化し
てしまう。 [数7] m=X0 /2r0 但し、上記(数7)において、r0 は有効なレンズ部分
の半径、すなわち、レンズ作用をなす部分の半径、X0
は単一のロッドレンズが像面に張る画像半径(視野半
径)である。ここで、視野半径X0 は、ロッドレンズの
長さをZ0 、ロッドレンズの周期長をPとしたとき、X
0 =−r0 /cos(Z0 π/P)で定義される。
【0009】従って、高解像力を得るための屈折率分布
係数は、少なくとも各ロッドレンズの明るさ、重なり度
の別に定めることが必要である。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、複数本のロッドレンズがアレイ状に配列された
ロッドレンズアレイを備え、高解像力を得るための最適
な屈折率分布を有する結像光学装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る結像光学装置の構成は、半径方向に屈
折率分布を有するロッドレンズを、その光軸が互いに平
行となるように2列に複数本配列したロッドレンズアレ
イと、前記ロッドレンズアレイの両側に配置された原稿
面及び像面とを備えた結像光学装置であって、前記ロッ
ドレンズの光軸から測った径方向の距離をr、前記ロッ
ドレンズの光軸上での屈折率をn0 、屈折率分布係数を
g、h4 、h6 、h8 としたとき、前記ロッドレンズの
屈折率分布が下記(数8)によって表記され、かつ、前
記屈折率分布係数h4 、h6 、h8が、h4 をx軸、h6
をy軸、h8 をz軸とする直交座標における回転楕円
体上にあり、前記直交座標の原点から前記回転楕円体の
中心に至るベクトルをO* 、前記回転楕円体の長軸方
向、中軸方向、短軸方向のベクトルをそれぞれA* 、B
* 、C* としたとき、前記回転楕円体が下記(数9)に
よって表記されるベクトルX* で規定されることを特徴
とする結像光学装置。 [数8] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4 ・(g・
r)4+h6 ・(g・r)6 +h8 ・(g・r)8 } [数9] X* =(x,y,z)=O* +kA* +kB* +k
C*A 2+kB 2+kC 2≦1 この結像光学装置の構成によれば、複数本のロッドレン
ズがアレイ状に配列されたロッドレンズアレイを備え、
レンズ外径0.6mmの場合で12Line-pair/mm(略6
00 dpi)以上の高い解像力を得るための最適な屈折率
分布を有する結像光学装置を実現することができる。
【0012】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、下記(数10)を満たすのが好ましい。 [数10] kA 2+kB 2+kC 2≦0.7 この好ましい例によれば、さらに良好な屈折率分布を有
する結像光学装置を実現することができる。
【0013】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、ロッドレンズの光軸上での屈折率n0 が、
1.4≦n0 ≦1.8の範囲にあるのが好ましい。
【0014】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、屈折率分布係数gとロッドレンズのレンズ作
用をなす部分の半径r0 との積g・r0 が、0.04≦
g・r0 ≦0.27の範囲にあるのが好ましい。g・r
0 が0.04未満の場合には、像が暗くなって、スキャ
ニング等に時間がかかり、また、g・r0 が0.27を
超えると、像面湾曲と非点収差の影響が大きくなって、
解像力が低下してしまうからである。
【0015】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、f(r)をrの関数としたとき、ロッドレン
ズの屈折率分布が下記(数11)によって表記され、上
記(数9)によって規定される範囲にある2種類の屈折
率分布係数の組(n0 、g、h4A、h6A、h8A)、(n
0 、g、h4B、h6B、h8B)に対し、前記f(r)が0
≦r≦r0 (r0 :ロッドレンズのレンズ作用をなす部
分の半径)の範囲にわたって下記(数12)の関係を満
たすのが好ましい。 [数11] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +f(r)} [数12] h4A・(g・r)4 +h6A・(g・r)6 +h8A・(g
・r)8≦f(r)≦h4B・(g・r)4 +h6B・(g
・r)6 +h8B・(g・r)8 また、前記本発明の結像光学装置の構成においては、ロ
ッドレンズのレンズ作用をなす部分の半径r0 が、0.
05mm≦r0 ≦0.60mmの範囲にあるのが好まし
い。この好ましい例によれば、ロッドレンズの製造及び
その組立てが容易になると共に、ロッドレンズアレイの
収差量を小さく抑えることができる。
【0016】ロッドレンズの周辺部分は屈折率分布が設
計値から大きくずれるため、レンズとして使用すること
ができない場合が多く、また、レンズ側面での全反射に
よる迷光を防止するために、光吸収層が設けられる場合
もある。さらに、ロッドレンズアレイを製造する際の都
合により、ロッドレンズ同士がある程度離れて配列され
る場合もある。このため、前記本発明の結像光学装置の
構成においては、ロッドレンズのレンズ作用をなす部分
の半径をr0 、隣接する前記ロッドレンズの光軸間距離
を2Rとしたとき、r0 /Rが、0.5≦r0 /R≦
1.0の範囲にあるのが好ましい。
【0017】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、ロッドレンズの長さをZ 0 、前記ロッドレン
ズの周期長をP=2π/gとしたとき、Z0 /Pが、
0.5≦Z0 /P≦1.0の範囲にあるのが好ましい。
この好ましい例によれば、正立結像させることができ
る。
【0018】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の半径
0 と前記ロッドレンズが像面に張る画像半径X0 とに
よって規定される重なり度m=X0 /2r0 が、0.9
≦m≦5.0の範囲にあるのが好ましい。重なり度mが
5.0を超えると、像が暗くなって、スキャニング等に
時間がかかリ、また、重なり度mが0.9未満の場合に
は、像面の明るさの周期的ムラが大きくなるからであ
る。
【0019】また、前記本発明の結像光学装置の構成に
おいては、ロッドレンズアレイの前焦点位置に原稿面が
位置するように平行平面の透明基板が配置されているの
が好ましい。この好ましい例によれば、透明基板の表面
に原稿を押し当てるだけで原稿面を前焦点位置にセット
することができる。また、この場合には、平行平面の透
明基板がロッドレンズアレイのレンズ面に当接している
のが好ましい。これは、透明基板の厚さを調整すること
により、容易に実現することができ、この好ましい例に
よれば、結像光学装置の組立て工程時におけるロッドレ
ンズアレイと前焦点位置との間隔調整作業を簡略化する
ことができるので、コストダウンを図ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。
【0021】本実施の形態においては、図1、図2に示
すように、半径方向に屈折率分布を有する円柱状のロッ
ドレンズ1を、その光軸1aが互いに平行となるように
2列に複数本配列した等倍結像のロッドレンズアレイ2
を用い、このロッドレンズアレイ2の両側に原稿面3と
像面4とを配置して、結像光学装置を作製した。
【0022】図3に示すように、ロッドレンズ1の屈折
率nは、半径方向に分布しており、その屈折率分布は、
下記(数13)によって表記される。 [数13] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4 ・(g・
r)4+h6 ・(g・r)6 +h8 ・(g・r)8 } 但し、上記(数13)において、rはロッドレンズ1の
光軸1aから測った径方向の距離、n(r)はロッドレ
ンズ1の光軸1aから測った径方向の距離rの位置での
屈折率、n0 はロッドレンズ1の光軸1a上での屈折率
(中心屈折率)、g、h4 、h6 、h8 は屈折率分布係
数である。
【0023】図4に示すように正立結像するためには、
ロッドレンズ1の長さをZ0 、ロッドレンズ1の周期長
をP(=2π/g)としたとき、Z0 /Pが、0.5<
0/P<1.0の範囲にあることが必要である。
【0024】ロッドレンズアレイ2の端面(レンズ面)
と原稿面3との間隔、及びロッドレンズアレイ2の端面
(レンズ面)と像面4との間隔L0 (図2参照)は、下
記(数14)によって表記される。 [数14] L0 =−{1/(n0 ・g)}・tan(Z0 π/P) ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の半径、すなわち、
レンズ作用をなす部分の半径r0 は、0.05mm≦r
0 ≦0.60mmの範囲にあるのが望ましい。
【0025】ロッドレンズ1の諸収差による像のボケ量
はレンズ全体の大きさに比例して大きくなるため、r0
が小さいレンズの方が高解像を実現し易い。しかし、r
0 が0.05mm未満のロッドレンズ1は、製造及びそ
の組立てが困難であり、また、各ロッドレンズ1の有効
なレンズ部分の半径r0 が0.60mmを超えるロッド
レンズアレイ2の場合には、収差量が大きくなり過ぎて
しまう。
【0026】ロッドレンズ1の光軸1a上での屈折率
(中心屈折率)n0 の実現可能な値は、ロッドレンズの
材料(ガラスあるいは合成樹脂)によって決まり、1.
4≦n 0 ≦1.8の範囲にある。
【0027】ロッドレンズ1の明るさは、無次元数g・
0 、あるいはレンズが光を取り込むことのできる範囲
を示す開口角によって規定される。ここで、開口角θ
(°)は、下記(数15)によって表記される。 [数15] θ=(n0 ・g・r0 )/(π/180) 無次元数g・r0 は、0.04≦g・r0 ≦0.27の
範囲にあるのが望ましい。g・r0 が0.04未満の場
合には、像が暗くなって、スキャニング等に時間がかか
り、また、g・r0 が0.27を超えると、像面湾曲と
非点収差の影響が大きくなって、解像力が低下してしま
うからである。
【0028】上記g・r0 の望ましい範囲は、例えば中
心屈折率をn0 =1.60と置いた場合、4°≦θ≦2
4°に相当する。
【0029】上記のようなロッドレンズアレイ2を備え
た結像光学装置においては、図5に示すように、像面4
に複数のロッドレンズ1による合成像が形成されるた
め、その重なり具合、つまり『重なり度』という無次元
量を用いると便利である。この重なり度mは、下記(数
16)によって表記される。 [数16] m=X0 /2r0 但し、上記(数16)において、X0 は単一のロッドレ
ンズ1が像面4に張る画像半径(視野半径)であり、X
0 =−r0 /cos(Z0 π/P)で定義される。
【0030】ロッドレンズアレイ2の重なり度mは、
0.9≦m≦5.0の範囲にあるのが望ましい。重なり
度mが5.0を超えると、像が暗くなって、スキャニン
グ等に時間がかかリ、また、重なり度mが0.9未満の
場合には、像面4の明るさの周期的ムラが大きくなるか
らである。
【0031】隣接するロッドレンズ1の光軸間距離2R
は、2r0 (ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の直
径)に一致させるのが、像の光量を最大にすることがで
きるため、最も望ましい。しかし、ロッドレンズ1の周
辺部分は屈折率分布が設計値から大きくずれるため、レ
ンズとして使用することができない場合が多く、また、
レンズ側面での全反射による迷光を防止するために、光
吸収層が設けられる場合もある。さらに、ロッドレンズ
アレイ2を製造する際の都合により、ロッドレンズ1同
士がある程度離れて配列される場合もある。以上のこと
を考慮し、r0 /Rは、0.5≦r0 /R≦1.0を満
たす範囲に設定されている。
【0032】本発明者らは、『高解像』の基準を、『有
効なレンズ部分の半径r0 が0.15mmのロッドレン
ズ1を、その光軸1aが互いに平行となるように2列に
複数本配列した構成のロッドレンズアレイ2の中心線上
で、24Line-pair/mmパターンのMTF値が50%以
上』とし、この基準を満たす屈折率分布係数h4
6、h8 の範囲を求めた。
【0033】具体的には、上記構成のロッドレンズアレ
イ2を設計し、図6に示すA点から物体面に下ろした垂
線の足を光源とする像について光線追跡を行ない、24
Line-pair/mmパターンのMTF値をX方向とY方向につ
いて計算して、小さい方の値をそのロッドレンズアレイ
2のMTF値とした。光線追跡には、米国Sinclair Opt
ics 社製の光学設計ソフトウェア『Oslo Six』を使用し
た。下記(表1)に、計算に使用した24種類のロッド
レンズアレイ2の仕様を示す。開口角θは7〜20゜、
ロッドレンズ1の中心屈折率n0 は1.5〜1.8、重
なり度mは1.0〜2.5の範囲に設定し、ロッドレン
ズ1のレンズ作用をなす部分の半径r0は0.3mmに
設定した。これらのロッドレンズアレイ2について、2
4Line-pair/mmパターンのMTF値が50%以上となる
屈折率分布係数h4 、h6 、h8の範囲を求めた。以
下、この範囲を屈折率分布係数h4 、h6 、h8 の『良
像範囲』と呼ぶ。
【0034】
【表1】
【0035】上記(表1)に示すどの条件の下であって
も、h4 をx軸、h6 をy軸、h8をz軸とする直交座
標上において、良像範囲を示すベクトルX* (以下、ベ
クトルを示すときは『* 』を付すものとする)は、図7
に示すような細長い回転楕円体状となる。尚、図7は模
式図であって、各軸の寸法や回転楕円体の位置、形状等
は以下に示す具体的な良像範囲の数値に対応するもので
はない。
【0036】ベクトルX* は、下記(数17)によって
表記される。 [数17] X* =(x,y,z)=O* +kA* +kB* +k
C* 上記(数17)中、kA 、kB 、kC は、下記(数1
8)のような関係を満たす定数である。 [数18] kA 2+kB 2+kC 2≦1 また、上記(数17)中、O* は直交座標の原点から回
転楕円体の中心に至るベクトルである。以下、このO*
を『中心ベクトル』と呼ぶ。また、A* 、B*、C*
は、それぞれ回転楕円体の長軸方向、中軸方向、短軸方
向のベクトルである。以下、これらA* 、B* 、C*
それぞれ『長軸ベクトル』、『中軸ベクトル』、『短軸
ベクトル』と呼ぶ。
【0037】良像範囲は、これらのベクトルO* 、A
* 、B* 、C* によって与えられるが、これらは、ロッ
ドレンズ1の開口角θ、中心屈折率n0 、重なり度mな
どのレンズの特性パラメータと関係している。以下、こ
れらの関係について説明する。 (1)中心ベクトルO* 中心ベクトルO* の直交座標成分をx0 、y0 、z0
する。すなわち、中心ベクトルO* を下記(数19)の
ように表記し、各成分とレンズの特性パラメータとの関
係をシミュレーションによって求めた。 [数19] O* =(x0 ,y0 ,z0 ) 図8に、上記(表1)に示す24種類(以下、いずれも
一部を除く)のロッドレンズアレイ2に対して計算され
たx0 と重なり度mとの関係を示す。各点から近似直線
(図示)を求めると、下記(数20)のような関係が得
られる。 [数20] x0 =−1.3m+3.3 図9に、上記(表1)に示す24種類のロッドレンズア
レイ2に対して計算されたy0 とx0 との関係を示す。
直線関係からのずれを考慮に入れると、この関係は、下
記(数21)のような式で近似される。 [数21] y0 =−80x0 +16(m−2.6)(10−θ・n0 )
2 +100 上記(数20)のx0を上記(数21)の近似式に代入
して求めたy0 の近似値を、図9に白抜きの点で示す。
図9に示すように、この値はy0 の厳密計算値とよく一
致していることが分かる。
【0038】図10に、上記(表1)に示す24種類の
ロッドレンズアレイ2に対して計算されたz0 とy0
の関係を示す。両者の直線関係からのずれを考慮に入れ
ると、下記(数22)で示されるような関係で近似され
る。 [数22] z0 =−100y0 +15000m−150000n0
+230000 上記(数20)のx0を上記(数21)の近似式に代入
して求めたy0 の近似値を上記(数22)の近似式に代
入して求めたz0 の近似値を、図10に白抜きの点で示
す。図10に示すように、この値はz0 の厳密計算値と
よく一致していることが分かる。 (2)長軸ベクトルA* 長軸ベクトルA* の直交座標成分をAx 、Ay 、Az
する。すなわち、長軸ベクトルA* を下記(数23)の
ように表記する。 [数23] A* =(Ax ,Ay ,Az ) 図11に、上記(表1)に示す24種類のロッドレンズ
アレイ2のうち、開口角θが8゜、12゜、18゜で重
なり度mの異なるそれぞれ3〜4種類のロッドレンズア
レイ2に対して計算されたAx とm/θとの関係を示
す。各開口角θに対して両者はそれぞれ直線で近似され
ることが分かる。近似式は、下記(数24)のように表
記される。 [数24] Ax =10(1.9-0.065θ)−45(m/θ) 図12に、上記(表1)に示す24種類のロッドレンズ
アレイ2に対して計算されたAx (厳密計算値)及び上
記(数24)の近似式から求めたAx (近似値)とθと
の関係を示す。図12に示すように、近似値は厳密計算
値とよく一致しているのが分かる。
【0039】図13に、上記(表1)に示す24種類の
ロッドレンズアレイ2に対して計算されたlog10(−
y )及びlog10z と(Ax +2m)との関係を示
す。両者とも、それぞれ下記(数25)、(数26)で
示されるような直線関係で近似される(近似直線を図示
した)。 [数25] log10(−Ay )=2+0.1(Ax +2m) [数26] log10z =2.8+0.16(Ax +2m) (3)中軸ベクトルB* 中軸ベクトルB* の直交座標成分をBx 、By 、Bz
する。すなわち、中軸ベクトルB* を下記(数27)の
ように表記する。 [数27] B* =(Bx ,By ,Bz ) 長軸ベクトルA* と中軸ベクトルB* が直交すること、
また、別に求めたA*とB* を含む楕円上の点の座標な
どからB* を計算することができる。 図14〜16に
示すように、上記(表1)に示す24種類のロッドレン
ズアレイ2に対して計算されたB* の3成分は、いずれ
もAx と比例関係で近似することができる。近似式(図
示)は、それぞれ下記(数28)〜(数30)のように
表記される。 [数28] Bx =−0.8Ax [数29] By =100Ax [数30] Bz =1.5Ax (4)短軸ベクトルC* まず、長軸と中軸を含む平面を、下記(数31)のよう
に表記する。[数31]px+qy+sz=1 上記(数31)中、p、q、sは、それぞれ上記平面に
対する法線ベクトルのx、y、z成分である。
【0040】図17〜19に、上記(表1)に示す24
種類のロッドレンズアレイ2に対して計算されたp、
q、sとx0 との関係を示す。図17〜19に示すよう
に、pはx0 とほぼ直線関係で近似することができ、
q、sはばらつきがあるが、一定値で近似することがで
きる。近似式(図示)は、それぞれ下記(数32)〜
(数34)のように表記される。 [数32] p=0.2x0 +0.6 [数33] q=0.01 [数34] s=0.0002 短軸ベクトルC* は、長軸と中軸を含む平面に垂直な方
向を有するベクトルである。いま、短軸ベクトルC*
を、下記(数35)のように表記する。 [数35] C* =|C* |(p',q',s') 上記(数35)中、p'、q'、s'は、それぞれC*
方向を有する単位ベクトルのx、y、z成分である。従
って、p'、q'、s'は、下記(数36)の関係を満足
する。 [数36] p'2+q'2+s'2=1 ベクトル(p',q',s')は、ベクトル(p,q,s)と
平行であるため、各成分はそれぞれ下記(数37)〜
(数39)のように表記される。 [数37] p'=p/(p2 +q2 +s21/2 [数38] q'=q/(p2 +q2 +s21/2 [数39] s'=s/(p2 +q2 +s21/2 図20に、上記(表1)に示す24種類のロッドレンズ
アレイ2に対して計算された|C* |と|A* |・m2
との関係を示す。図20に示すように、|C*|と|A*
|・m2 は、直線関係で近似される。ここで、|A*
|は、下記(数40)のように表記される。 [数40] |A* |=(Ax 2+Ay 2+Az 21/2 従って、近似式は下記(数41)のように表記される。 [数41] |C* |=1.5×10-5|A* |・m2 ロッドレンズ1の有効なレンズ部分の半径r0 が0.1
5mm以外の値である場合には、ロッドレンズ1の諸収
差による像のボケ量がr0 の大きさに比例して大きくな
ることから、上記(数32)〜(数56)によって規定
される屈折率分布係数h4 、h6 、h8 の『良像範囲』
は、おおまかに、次の範囲を表すことになる。
【0041】r0 =0.05mmの場合:72Line-pai
r/mmパターンのMTF値が50%以上となる範囲 r0 =0.30mmの場合:12Line-pair/mmパターン
のMTF値が50%以上となる範囲 r0 =0.60mmの場合:6Line-pair/mmパターンの
MTF値が50%以上となる範囲 尚、上記構成においては、図21(a)に示すように、
ロッドレンズアレイ2の前焦点位置に原稿面3が位置す
るように平行平面の透明基板(カバーガラス)5を配置
するのが望ましい。この望ましい構成によれば、透明基
板5の表面に原稿を押し当てるだけで原稿面3を前焦点
位置にセットすることができる。また、この場合には、
図21(b)に示すように、平行平面の透明基板(カバ
ーガラス)5がロッドレンズアレイ2のレンズ面に当接
しているのが望ましい。これは、透明基板(カバーガラ
ス)5の厚さを調整することにより、容易に実現するこ
とができ、この望ましい構成によれば、結像光学装置の
組立て工程時におけるロッドレンズアレイ2と前焦点位
置との間隔調整作業を簡略化することができるので、コ
ストダウンを図ることができる。
【0042】また、上記実施の形態においては、良像範
囲を上記(数18)によって規定しているが、下記(数
42)によって規定すれば、さらに良好な『良像範囲』
を得ることができる。 [数42] kA 2+kB 2+kC 2≦0.7 また、上記実施の形態においては、ロッドレンズ1の屈
折率分布を上記(数29)によって表記しているが、必
ずしもこの表記の仕方に限定されるものではない。例え
ば、近軸の屈折力を意味する2次の屈折率分布係数gは
共通であるとすると、ロッドレンズ1の屈折率分布は、
一般に、下記(数43)によって表記することができ
る。 [数43] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +f(r)} 但し、上記(数43)において、f(r)はrの関数で
ある。
【0043】上記一般式(数43)によって表記される
屈折率分布であっても、図22に示すように、上記(数
17)、(数18)によって規定される範囲にある2種
類の屈折率分布係数の組(n0 、g、h4A、h6A
8A)、(n0 、g、h4B、h6B、h8B)に対し、f
(r)が0≦r≦r0 の範囲にわたって下記(数44)
の関係を満たすものであれば、『良像範囲』の屈折率分
布とみなすことができる。 [数44] h4A・(g・r)4 +h6A・(g・r)6 +h8A・(g
・r)8 ≦f(r)≦h4B・(g・r)4 +h6B・(g
・r)6 +h8B・(g・r)8
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数本のロッドレンズがアレイ状に配列されたロッドレ
ンズアレイを備え、レンズ外径0.6mmの場合で12
Line-pair/mm(略600 dpi)以上の高い解像力を得る
ための最適な屈折率分布を有する結像光学装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズを示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態における結像光学装置を示
す斜視図
【図3】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズの屈折率分布曲線
【図4】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズによる結像状態を示す模式図
【図5】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられる複数本のロッドレンズによる像の合成状態を示
す模式図
【図6】本発明の実施の形態における結像光学装置のM
TF値の測定点を示す模式図
【図7】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6 、h
8 の良像範囲を規定する図
【図8】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6 、h
8 の良像範囲を規定するx0 と重なり度mとの関係を示
す図
【図9】本発明の実施の形態における結像光学装置に用
いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6 、h
8 の良像範囲を規定するy0 とx0 との関係を示す図
【図10】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定する定数z0 とy0 との関係を示
す図
【図11】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するAx とm/θとの関係を示す
【図12】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するAx とθとの関係を示す図
【図13】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するlog10(−Ay )及びlo
10z と(Ax +2m)との関係を示す図
【図14】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するBx とAx との関係を示す図
【図15】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するBy とAx との関係を示す図
【図16】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するBz とAx との関係を示す図
【図17】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するpとx0 との関係を示す図
【図18】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するqとx0 との関係を示す図
【図19】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定するsとx0 との関係を示す図
【図20】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲を規定する|C* |と|A* |・m2
の関係を示す図
【図21】本発明の実施の形態における平行平面の透明
基板を備えた結像光学装置を示す断面図
【図22】本発明の実施の形態における結像光学装置に
用いられるロッドレンズの屈折率分布係数h4 、h6
8 の良像範囲の他の規定の仕方を示す図
【符号の説明】
1 ロッドレンズ 1a 光軸 2 ロッドレンズアレイ 3 原稿面 4 像面 5 透明基板(カバーガラス)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H087 KA08 KA18 RA22 5C051 AA01 DB22 DC07 FA01 5C072 AA01 BA16 DA02 DA21 DA25 XA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向に屈折率分布を有するロッドレ
    ンズを、その光軸が互いに平行となるように2列に複数
    本配列したロッドレンズアレイと、前記ロッドレンズア
    レイの両側に配置された原稿面及び像面とを備えた結像
    光学装置であって、前記ロッドレンズの光軸から測った
    径方向の距離をr、前記ロッドレンズの光軸上での屈折
    率をn0 、屈折率分布係数をg、h4 、h6 、h8 とし
    たとき、前記ロッドレンズの屈折率分布が下記(数1)
    によって表記され、かつ、前記屈折率分布係数h4 、h
    6 、h8 が、h4 をx軸、h6 をy軸、h8 をz軸とす
    る直交座標における回転楕円体上にあり、前記直交座標
    の原点から前記回転楕円体の中心に至るベクトルをO
    * 、前記回転楕円体の長軸方向、中軸方向、短軸方向の
    ベクトルをそれぞれA* 、B* 、C* としたとき、前記
    回転楕円体が下記(数2)によって表記されるベクトル
    * で規定されることを特徴とする結像光学装置。 [数1] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +h4 ・(g・
    r)4+h6 ・(g・r)6 +h8 ・(g・r)8 } [数2] X* =(x,y,z)=O* +kA* +kB* +k
    C*A 2+kB 2+kC 2≦1
  2. 【請求項2】 下記(数3)を満たす請求項1に記載の
    結像光学装置。[数3] kA 2+kB 2+kC 2≦0.7
  3. 【請求項3】 ロッドレンズの光軸上での屈折率n0
    が、1.4≦n0 ≦1.8の範囲にある請求項1に記載
    の結像光学装置。
  4. 【請求項4】 屈折率分布係数gとロッドレンズのレン
    ズ作用をなす部分の半径r0 との積g・r0 が、0.0
    4≦g・r0 ≦0.27の範囲にある請求項1に記載の
    結像光学装置。
  5. 【請求項5】 f(r)をrの関数としたとき、ロッド
    レンズの屈折率分布が下記(数4)によって表記され、
    上記(数2)によって規定される範囲にある2種類の屈
    折率分布係数の組(n0 、g、h4A、h6A、h8A)、
    (n0 、g、h4B、h6B、h8B)に対し、前記f(r)
    が0≦r≦r0 (r0 :ロッドレンズのレンズ作用をな
    す部分の半径)の範囲にわたって下記(数5)の関係を
    満たす請求項1に記載の結像光学装置。 [数4] n(r)2 =n0 2・{1−(g・r)2 +f(r)} [数5] h4A・(g・r)4 +h6A・(g・r)6 +h8A・(g
    ・r)8≦f(r)≦h4B・(g・r)4 +h6B・(g
    ・r)6 +h8B・(g・r)8
  6. 【請求項6】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の
    半径r0 が、0.05mm≦r0 ≦0.60mmの範囲
    にある請求項1〜5のいずれかに記載の結像光学装置。
  7. 【請求項7】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の
    半径をr0 、隣接する前記ロッドレンズの光軸間距離を
    2Rとしたとき、r0 /Rが、0.5≦r0 /R≦1.
    0の範囲にある請求項1〜5のいずれかに記載の結像光
    学装置。
  8. 【請求項8】 ロッドレンズの長さをZ0 、前記ロッド
    レンズの周期長をP=2π/gとしたとき、Z0 /P
    が、0.5≦Z0 /P≦1.0の範囲にある請求項1〜
    5のいずれかに記載の結像光学装置。
  9. 【請求項9】 ロッドレンズのレンズ作用をなす部分の
    半径r0 と前記ロッドレンズが像面に張る画像半径X0
    とによって規定される重なり度m=X0 /2r 0 が、
    0.9≦m≦5.0の範囲にある請求項1〜5のいずれ
    かに記載の結像光学装置。
  10. 【請求項10】 ロッドレンズアレイの前焦点位置に原
    稿面が位置するように平行平面の透明基板が配置された
    請求項1〜9のいずれかに記載の結像光学装置。
  11. 【請求項11】 平行平面の透明基板がロッドレンズア
    レイのレンズ面に当接している請求項10に記載の結像
    光学装置。
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