JP2002226549A - シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物 - Google Patents

シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物

Info

Publication number
JP2002226549A
JP2002226549A JP2001027984A JP2001027984A JP2002226549A JP 2002226549 A JP2002226549 A JP 2002226549A JP 2001027984 A JP2001027984 A JP 2001027984A JP 2001027984 A JP2001027984 A JP 2001027984A JP 2002226549 A JP2002226549 A JP 2002226549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
siloxane
group
photosensitive resin
resin composition
modified acrylic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001027984A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4526715B2 (ja
Inventor
Keizo Tanaka
圭三 田中
Kiwamu Tokuhisa
極 徳久
Akira Tokumitsu
明 徳光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Chemical Co Ltd filed Critical Nippon Steel Chemical Co Ltd
Priority to JP2001027984A priority Critical patent/JP4526715B2/ja
Publication of JP2002226549A publication Critical patent/JP2002226549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4526715B2 publication Critical patent/JP4526715B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規感光性樹脂、及びこれを配合した可とう
性、紫外線現像感度、アルカリ水溶液での現像性が優れ
た感光性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 下記式(1)で表されるシロキサン変性
アクリル樹脂及びこの樹脂に光重合開始剤を配合した感
光性樹脂組成物である。 【化1】 (式中、Xは2価の基又は直結合を示し、Rは水酸基又
は下記式(2)で表されるシロキサン含有基を示し、A
はCH2=CH2−又はCH2=CH(CH3)−であり、n+2個のR
中、少なくとも一つはシロキサン含有基である。また、
1はシロキサンジアミンの末端アミンと酸二無水物か
ら生じるイミド基を有する1価又は2価の基である) 【化2】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なシロキサン
変性アクリル樹脂及びこれを含有する感光性樹脂組成物
及びその硬化物に関する。詳しくは、プリント配線板用
レジスト組成物やその硬化膜形成のために適した新規な
シロキサン変性アクリル樹脂及びこれを含有する感光性
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紫外線硬化型の感光性樹脂組成物
は高生産性、低公害性、省エネルギー性などのさまざま
な理由により塗料、接着剤、レジストなど幅広い分野で
多用されている。プリント配線板加工分野においても、
ソルダーレジストインクなどのさまざまなインク方式の
カバー材が従来のスクリーン印刷方式から紫外線硬化型
組成物に置き変わりつつある。また、電子技術の著しい
進歩による高密度化ならびに軽量化が進むにつれて、従
来のリジット(硬質)基板からフレキシブル基板に代替
が進みつつある。
【0003】通常、インクをカバー材として用いる場
合、硬化後のカバー材の特性としては、リジット基板に
用いられるカバー材には柔軟性はそれほど求められてい
なかったが、フレキシブル基板にカバー材を用いる場
合、フレキシブル基板の特性を生かすために、カバー材
も柔軟性のより高いものが要求されるようになった。た
とえば、特開平7−207211号公報には、エポキシ
樹脂と不飽和基含有モノカルボン酸及び無水カルボン酸
との反応生成物である不飽和基含有ポリカルボン酸樹脂
と光重合開始材等を含有する硬化性感光材料が記載され
ている。しかし、これまでの材料では、十分な柔軟性や
可とう性が担保されていないため耐折性に乏しく、ま
た、加工後に基板が反るという不具合が生じており、こ
の改善が多岐に渡り求められていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、硬化物に可
とう性を与える感光性樹脂、感光性樹脂組成物を提供す
るとともに、耐折性ならびに屈曲性に優れた柔軟性を有
する硬化物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、特定のシロキ
サン誘導アクリル樹脂及びこれを含有してなる感光性樹
脂組成物が上記課題を解決し得ることを見出し、本発明
を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、下記式(1)で表さ
れるシロキサン変性アクリル樹脂である。
【化7】 (式中、Xは2価の基又は直結合を示し、Rは水酸基又
は下記式(2)で表されるシロキサン含有基を示し、A
はCH2=CH(R1)−で表される基であり、R1はH又はCH3を示
し、nは0〜10の数を示す。但し、n+2個のR中、
少なくとも一つは式(2)で表されるシロキサン含有基
である)
【化8】 (式中、R”は炭素数2〜6のアルキレン基又はフェニ
レン基、R’は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
基、lは0〜5の数、mは0〜10の数を示し、Y1は下
記式(3)、(4)又は(5)で示される基であり、少
なくとも一つは下記式(4)で示される基であり、Y2
は下記式(6)で示される基を示す。また、Arは独立に
芳香族酸二無水物の残基を示す)
【化9】
【化10】
【0007】また、本発明は、下記式(7)で表される
エポキシアクリレート樹脂と、下記式(8)で表される
シロキサンジアミンと過剰の芳香族酸二無水物とを反応
することを特徴とするシロキサン変性アクリル樹脂の製
造方法である。
【化11】 (式中、Xは2価の基又は直結合を示し、AはCH2=CH(R
1)−で表される基であり、R1はH又はCH3を示し、nは0
〜10の数を示す)
【化12】 (式中、R”は炭素数2〜6のアルキレン基又はフェニ
レン基、R’は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
基、mは0〜10の数を示す。)
【0008】更に、本発明は、樹脂成分、光重合開始剤
を必須成分として含有し、樹脂成分中に前記のシロキサ
ン変性アクリル樹脂を40〜95重量%含有してなる感
光性樹脂組成物であり、またこの感光性樹脂組成物に更
に硬化型樹脂成分を配合してなるワニス状感光性樹脂組
成物である。また、本発明は、前記感光性樹脂組成物の
溶液を基板フィルム状に塗布、乾燥してフィルム状感光
性樹脂組成物としたものでもある。更に、本発明は、前
記の感光性樹脂組成物又はシロキサン変性アクリル樹脂
を硬化してなる硬化物である。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
シロキサン変性アクリル樹脂は上記式(1)で表され
る。式中のXは2価の基又は直結合を示すが、CH2、C(C
H3)2及びSO2から選択されるいずれかであることが好ま
しい。AはCH2=CH(R1)−で表される基であり、ここでR1
はH又はCH3を示すが、Aはビニル基であることが反応性
の点で好ましい。また、Rは水酸基又は上記式(2)で
表されるシロキサン含有基を示し、nは0〜10の数を
示す。但し、上記式(1)で表される樹脂中には、少な
くとも1つの式(2)で表されるシロキサン含有基を含
むものである。ここで、少なくとも1つのシロキサン含
有基を含むとは、本発明のシロキサン変性アクリル樹脂
が同一の化合物からなっている場合は、一分子中に少な
くとも1つの式(2)で表されるシロキサン含有基を含
むことを意味するが、本発明のシロキサン変性アクリル
樹脂が、通常得られるところの重合度やRの種類が分子
毎に異なる樹脂である場合は、平均して一分子中に少な
くとも1つ以上の前記シロキサン含有基を含むことを意
味する。すなわち、式(1)におけるnの平均値(n)を
求め、(n)+2個のRに対し、少なくとも1個の前記シロ
キサン含有基を含むことを意味する。したがって、一分
子中にシロキサン含有基が0の分子や、2以上の分子か
らなる混合物でもあり得るが、平均して一分子中に少な
くとも1個の前記シロキサン含有基を含む。好ましく
は、一分子当たり(n)+2個のRを平均して含む場合、
Rの1/3〜2/3が前記シロキサン含有基であることが
よい。なお、nは0〜10の数であるが、nの平均値
(n)は0〜2が好ましく、平均値(n)が0又は0に近い
場合は、一分子当たり約2個のRを平均して含むことに
なるが、この場合もRの1/3〜2/3が前記シロキサン
含有基であることがよい。しかし、少なくとも1個が前
記シロキサン含有基であることがよい。
【0010】上記式(2)中のR”は炭素数2〜6のア
ルキレン基又はフェニレン基を示すが、(CH2)3が好まし
い。また、R’は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニ
ル基を示すが、メチル基が好ましい。式中のl及びmは
構成単位の繰り返し数を示し、lは0〜5の数を示し、
mは0〜10の数を示すが、好ましくは平均の繰返し数
として、lは0〜2の数が、mは5〜10の範囲がよ
い。
【0011】上記式(2)中のY1は、上記式(3)、
(4)又は(5)で示される基であり、少なくとも一つ
は式(4)で示される基である。すなわち、少なくとも
一方のY1は上記式(1)中の主鎖にCOO−で表されるエ
ステル結合で結合しており、式(4)で示される基とな
っている。他端のY1は、他の式(1)で表される樹脂
分子のOH基とエステル結合で架橋する場合は、式(4)
で示される基であるが、架橋度が高いと現像性が低下す
るので、80%以上は式(3)又は(5)で表される1
価の基であることがよい。また、Y2は、上記式(6)
で示される基である。
【0012】上記式(3)〜(6)で示される基におい
て、Arはそれぞれ独立に芳香族酸二無水物の残基を示
す。芳香族酸二無水物のいくつかの例を示せば、次のよ
うな化合物が挙げられる。ピロメリット酸二無水物、2,
2',3,3'-、2,3,3',4'-又は3,3',4,4'-ベンゾフェノンテ
トラカルボン酸二無水物、2,3,6,7-、1,2,4,5-、1,4,5,
8-、1,2,6,7-又は1,2,5,6-ナフタレン-テトラカルボン
酸二無水物、4,8-ジメチル-1,2,3,5,6,7-ヘキサヒドロ
ナフタレン-1,2,5,6-テトラカルボン酸二無水物、2,6-
又は2,7-ジクロロナフタレン-1,4,5,8-テトラカルボン
酸二無水物、2,3,6,7-(又は1,4,5,8-)テトラクロロナ
フタレン-1,4,5,8-(又は2,3,6,7-)テトラカルボン酸
二無水物、3,3',4,4'-、2,2',3,3'-又は2,3,3',4'-ビフ
ェニルテトラカルボン酸二無水物、3,3'',4,4''-、2,3,
3'',4''-又は2,2'',3,3''-p-テルフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物、2,2-ビス(2,3-又は3,4-ジカルボキシフ
ェニル)-プロパン二無水物、ビス(2,3-ジカルボキシフ
ェニル)エーテル二無水物、ビス(2,3-又は3.4-ジカルボ
キシフェニル)メタン二無水物、ビス(2,3-又は3,4-ジカ
ルボキシフェニル)スルホン二無水物、1,1-ビス(2,3-又
は3,4-ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、2,3,8,9
-、3,4,9,10-、4,5,10,11-又は5,6,11,12-ペリレン-テ
トラカルボン酸二無水物、1,2,7,8-、1,2,6,7-又は1,2,
9,10-フェナンスレン-テトラカルボン酸二無水物、シク
ロペンタン-1,2,3,4-テトラカルボン酸二無水物、ピラ
ジン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物、ピロリジン-
2,3,4,5-テトラカルボン酸二無水物、チオフェン-2,3,
4,5-テトラカルボン酸二無水物、4,4'-オキシジフタル
酸二無水物。また、これらは1種又は2種以上混合して
用いることができる。有利には、無水ピロメリット酸、
4,4’−オキシジフタル酸二無水物、ベンゾフェノン
テトラカルボン酸二無水物、ビフェニルテトラカルボン
酸二無水物、ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無
水物等が例示されるが、これらの中でも、無水ピロメリ
ット酸、4,4’−オキシジフタル酸二無水物が好まし
い。
【0013】本発明のシロキサン変性アクリル樹脂は、
上記式(7)で表されるエポキシアクリレート樹脂に、
上記式(8)で表されるシロキサンジアミンと過剰の芳
香族酸二無水物とを反応させて得ることができる。上記
式(7)において、A、X及びnは式(1)で説明した
と同様なものである。また、上記式(8)において、
m、R'及びR"は式(2)で説明したと同様なものであ
る。
【0014】ここで、上記式(7)のエポキシアクリレ
ート樹脂は、下記式(9)で表されるエポキシ樹脂にア
クリル酸又はメタアクリル酸を反応して得られるものな
どが使用できる。下記式(9)において、X及びnは式
(1)で説明したと同様なものである。エポキシアクリ
レートの一例としては、ビスフェノールAジグリシジル
エーテルアクリル酸付加物の市販品である共栄社化学社
製のエポキシエステル3000A等がある。
【化13】
【0015】本発明のシロキサン変性アクリル樹脂の製
造方法の一例について更に詳細に説明する。まず、やや
過剰の芳香族酸二無水物と式(8)で示されるシロキサ
ンジアミンを有機溶媒中、窒素雰囲気下、加熱条件下で
2〜8時間攪拌して反応させることによってイミド化し
て両末端酸無水物化シロキサンイミド化合物を得る。次
に、これを式(7)のエポキシアクリレート樹脂に有機
溶媒中、酸素雰囲気下、加熱条件下で2〜6時間付加反
応させることにより、目的のシロキサン変性アクリル樹
脂を得る。このような方法で得られるシロキサン変性ア
クリル樹脂は、重合度が異なる混合物である。
【0016】上記芳香族酸二無水物とシロキサンジアミ
ンとの反応は、溶媒中で行うことができ、溶媒として
は、トリエチレングリコールジメチルエーテル(トリグ
ライム)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグ
ライム)、ジメチルアセトアミドなどの有機溶媒、ある
いはこれらの混合溶媒を用いることができる。
【0017】両末端酸無水物化シロキサンイミド化合物
の合成反応は、本発明の特徴を顕著に発現するために、
シロキサンジアミン1モルに対して芳香族酸二無水物
を、1モルを超えて加えるのが望ましく、更に好ましく
は1.5〜2.0モル加えるのが望ましい。また、反応
は120〜250℃で行うことが望ましく、更に好まし
くは180〜220℃で行うことにより、熱イミド化が
円滑に進行し、更には副生成物の水を取り除くことがで
きる。シロキサンジアミンと芳香族酸二無水物も使用割
合を変化させることにより、重合度lを変化させること
ができる。なお、この際、本発明の効果を損なわない範
囲で、少量の他のジアミン類をシロキサンジアミンと共
に使用することも可能である。両末端酸無水物化シロキ
サンイミド化合物のエポキシアクリレート樹脂への付加
反応は多量の酸素存在下で反応温度は100℃以下で行
うのが望ましく、更に好ましくは60〜90℃で行うこ
とにより不飽和基の反応を抑制することができる。この
場合の両末端酸無水物化シロキサンイミド化合物とエポ
キシアクリレート樹脂の使用割合は、エポキシアクリレ
ート樹脂1モル当たりのOH基の平均数(B)に対し、両
末端酸無水物化シロキサンイミド化合物1〜(B)モルの
範囲であるが、(B)の1/3〜2/3モルの範囲が好まし
い。
【0018】本発明のシロキサン変性アクリル樹脂は、
単独又は他の樹脂成分等と混合した感光性樹脂組成物と
して使用可能である。本発明のシロキサン変性アクリル
樹脂は、硬化後であっても可とう性を有するため柔軟性
が要求される用途に使用でき、感光性樹脂組成物に用い
る樹脂成分に適する。また、末端にカルボキシ基又は酸
無水物基を有するため、アルカリ水溶液による現像にも
適する。
【0019】本発明のシロキサン変性アクリル樹脂を含
む感光性樹脂組成物とする場合、光重合開始剤を配合す
ることが好ましい。また、光重合開始剤と共に硬化型樹
脂成分を配合してワニス状の感光性樹脂組成物とするこ
とも有利である。感光性樹脂組成物とする場合、本発明
のシロキサン変性アクリル樹脂の含有量は、樹脂成分中
40〜95重量%とすることがよい。その他、他のモノ
あるいは多官能アクリレート等の樹脂成分、増感剤、溶
媒等を必要により加えることができる。このような組成
物とすることにより、感光性樹脂組成物としてより優れ
た特性を有するものとなるだけでなく、その用途も拡大
する。
【0020】感光性樹脂組成物とする場合であって、他
のアクリレートを配合する場合、使用し得るアクリレー
トとしては、例えば、2-エチルヘキシルアクリレー
ト、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリロ
イルホスフェート、2−メトキシエトキシエチルアクリ
レート、2−エトキシエトキシエチルアクリレート、テ
トラヒドロフルフリールアクリレート、フェノキシエチ
ルアクリレート、イソデシルアクリレート、ステアリル
アクリレート、ラウリルアクリレート、グリシジルアク
リレート、アリルアクリレート、エトキシアクリレー
ト、メトキシアクリレート、N,N‘−ジメチルアミノ
エチルアクリレート、ベンジルアクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリロイルホスフェート、ジシクロペン
タジエニルアクリレート、ジシクロペンタジエンエトキ
シアクリレート等のモノアクリレートや、ジシクロペン
テニルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチル
アクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−
ブタンジオールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコール200ジアクリレート、ポ
リエチレングリコール400ジアクリレート、ポリエチ
レングリコール600ジアクリレート、ジエチレングリ
コールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアク
リレート、ヒドロキシピバリン酸エステルネオペンチル
グリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジ
アクリレート、ビス(アクリロキシエトキシ)ビスフェノ
ールA、ビス(アクリロキシエトキシ)テトラブロモビス
フェノールA、トリプロピレングリコールジアクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタ
エリスリトールトリアクリレート、トリス(2−ヒドロ
キシエチル)イソシアネート、ペンタエリスリトールテ
トラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペン
タアクリレート等の多官能アクリレートを用いることが
可能である。本発明の感光性樹脂組成物において、他の
アクリレートは、シロキサン変性アクリル樹脂100重
量部に対して、5〜60重量部、好ましくは10〜20
重量部添加することがよい。
【0021】光重合開始剤としては、例えば、アセトフ
ェノン、2,2−ジメトキシアセトフェノン、p−ジメ
チルアミノアセトフェノン、ミヒラーケトン、ベンジ
ル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、
ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾインイソプロ
ピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル、ベンジ
ルジメチルケタール、チオキサソン、2−クロロチオキ
サソン、2−メチルチオキサソン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−1−フェニル−1−オン、1−(4−イソプ
ロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパ
ン−1−オン、メチルベンゾイルフォーメート、1−ヒ
ドロキシシクロヘキシルフェニルケトン等の種々の光重
合開始剤が使用可能である。光重合開始剤の好ましい使
用量は、シロキサン変性アクリル樹脂100重量部に対
して0.1〜20重量部、好ましくは1〜3重量部であ
ることがよい。
【0022】また、増感剤を使用することも有利であ
り、この場合、増感剤としてはベンゾフェノン等の種々
のアミンが使用できる。増感剤はシロキサン変性アクリ
ル樹脂100重量部に対して、0.01〜2重量部、好
ましくは0.05〜0.5重量部添加することがよい。
【0023】また、硬化型樹脂成分を使用する場合、硬
化型樹脂成分としてはそれ自身が熱や紫外線等によって
硬化し、シロキサン変性アクリル樹脂中のカルボキシ基
(酸無水物基を含む)と反応しうる成分を有するものを
用いることができる。例えば、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビス
フェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポ
キシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ノ
ボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂の
他、グリシジルイソシアネート等の複素環エポキシ樹脂
など種々のエポキシ樹脂が好ましく挙げられる。硬化型
樹脂成分は、シロキサン変性アクリル樹脂中の酸性基
(COOH及び酸無水物基)1当量(酸無水物基の場合は1
/2当量を1当量として計算)に対して、エポキシ基と
して1.0〜2.0当量添加するのが望ましく、更に、
耐熱性、耐湿性、耐メッキ性等の硬化物特性を発現する
ために1.5当量以上加えるのが好ましい。
【0024】本発明の感光性樹脂組成物は、各種有機溶
剤等の希釈剤により粘度等を調整することができる。希
釈剤として用いられる好ましい有機溶剤を例示すると、
トリエチレングリコールジメチルエーテル(トリグライ
ム)、ジエチレングリコールジメチルエーテル(ジグライ
ム)、ジメチルアセトアミド、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート(ペグミア)あるいはこれ
らの混合溶媒が挙げられる。希釈剤の使用量は感光性樹
脂組成物の固形分100重量部に対して、10〜100
重量部の範囲が好ましい。また、感光性樹脂組成物に
は、必要に応じてフタロシアニングリーン、フタロシア
ニンブルー等の公知顔料をソルダーレジストとしての諸
特性を損なわない範囲で添加することができる。その場
合の、顔料の好ましい添加量は感光性樹脂組成物(固形
分)に対して1〜20重量%である。更に、本発明の感
光性樹脂組成物には必要に応じて公知のフィラーを添加
することが可能であり、感光性塗料にも応用が可能であ
る。
【0025】本発明の感光性樹脂組成物は、樹脂成分に
上記各種添加物や希釈剤を好ましくは上記比率で配合
し、均一に混合することによって柔軟性ならびに諸特性
を発現することができる。そして、ワニス状、インク状
として使用することができる。
【0026】本発明の感光性樹脂組成物は、通常知られ
ている使用方法に従って用いることができるが、配線基
板に適用する場合には、クリーン印刷機やコーターを用
いて配線基板に5〜100μmの厚さ、好ましくは10
〜40μmの厚さで直接塗工することが可能である。塗
工された組成物は、50〜100℃の温度で適度に予備
乾燥し、その後、所定のマスクパターンを形成したフォ
トマスクを用いて選択的に露光し、未露光部をアルカリ
水溶液にて現像し、120〜200℃の温度で20〜1
20分の熱処理により硬化させることも可能である。ま
た、感光性樹脂組成物をあらかじめフィルム状に形成
し、これを、配線基板にラミネートする方法も採用する
ことができる。ラミネートによる場合も、上記と同様の
露光、現像、熱硬化による方法を採用することができ
る。
【0027】このように、塗布又はラミネートして得ら
れた配線基板/感光性樹脂層からなる積層体は、感光性
樹脂層が優れた現像性を示すことから、ファインパター
ンが要求される用途に適している。また、本発明の感光
性樹脂組成物は柔軟性に優れることから、特にフレキシ
ブル配線基板の加工に好ましく用いることができる。そ
の他、本発明の感光性樹脂組成物を用いた配線基板は、
感光性樹脂組成物の硬化物特性が耐熱性、耐メッキ性、
耐湿性等のバランスがよいことから、これらの特性が要
求される用途に適している。
【0028】本発明の感光性樹脂組成物をフィルム状感
光性樹脂組成物とするには、予め離型処理されたPET
フィルム等の基材に5〜100μmの厚さ、好ましくは
10〜40μmの厚さで感光性樹脂組成物の溶液を塗工
し、50〜110℃、好ましくは70〜90℃で仮乾燥
を行うことによって、フィルム状感光性樹脂組成物とす
ることが可能である。なお、フィルム状感光性樹脂組成
物を配線基板に適用する場合には、ラミネーターを用
い、配線基板に熱圧着する方法が一般的であり、その場
合のラミネート温度は20〜90℃の温度範囲が好まし
い。本発明のシロキサン変性アクリレート樹脂は、2つ
の二重結合とカルボン酸基類を有するため、光又は熱等
で重合して三次元構造を有する硬化物を形成するが、シ
ロキサン単位を含むため、柔軟性が保持される。また、
硬化型樹脂成分を配合すると、カルボン酸基類と化学結
合され、より強固に三次元構造を形成する。これらのこ
とから、通常の感光性樹脂単独やその混合物に比べて、
優れた耐熱性、耐湿性、耐メッキ性、可撓性が付与され
る。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について、具体的に説
明する。なお、実施例中の評価項目については下記評価
方法に従った。 [ループスティフネスの評価]TOYOSEIKI社製ループス
ティフネステスターを用いて評価した。具体的には、ま
ず、ワニス状感光性樹脂組成物をを塗布、予備乾燥(7
0℃、15分、露光(300mJ/cm2)後、熱硬化(1
50℃、45分)して得られた20μm及び80μm厚
みの2種類の硬化フィルムを準備し、これを20×15
0mmのサイズに切断した。この硬化フィルムにつき、ル
ープスティフネステスターにより両端を引き寄せること
で直径10mmのループを作り、ループに圧力をかけて最
大反発力を示した点から1分後のループの反発力を測定
した。前記2種類のフィルムにつき測定を行い、これら
の値から50μmの値を算出した。
【0030】[弾性率の測定]25℃における弾性率を
Rheometrics社製粘弾性アナライザー(SORIDS ANALYZER
RSA II)を用いて評価した。 [現像性の評価]ワニス状感光性樹脂組成物を銅箔上に
硬化後の膜厚が20μmの厚さになるように塗工し、7
0℃で15分間乾燥させた。引き続き、L&S(ライン
&スペース)が10μm刻みの120/120〜30/
30μmのマスク、及びバンプが10μm刻みのφ=1
00〜40μmのマスクを用い、紫外線を300mJ/
cm2照射した。このサンプルについてアルカリ水溶液
を用いたエッチング性評価を行った。アルカリ水溶液は
1.5%炭酸ナトリウム水溶液を用い、エッチングは3
0℃、80秒で行った。実施例中の値は、パターニング
が可能な最小マスクサイズである。
【0031】実施例1 還流管及び窒素注入管を装備した反応器中で無水ピロメ
リット酸54.5gをトリエチレングリコールジメチル
エーテル(トリグライム)50gに溶解させ、反応器内の
温度を70℃にし、これに予め式(8)における、R’
がCH3、R”が(CH23で、mが7〜8、数平均分
子量約750のシロキサンジアミン(東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン社製:BY16−853X)103.
1gをトリグライム55gに溶解させた溶液を、窒素雰
囲気下で1時間かけて滴下した。滴下終了後、反応器内
の温度を200℃に保ち、窒素雰囲気下で8時間攪拌す
ることによって両末端酸無水物変性シロキサンジアミン
化合物溶液を得た。得られた両末端酸無水物変性シロキ
サンジアミン化合物の重合度lは5以下である。次い
で、この両末端酸無水物変性シロキサンジアミン化合物
溶液にビスフェノールAタイプエポキシアクリレート樹
脂(共栄社化学社製:エポキシエステル3000A;n
=0、R=OH、粘度約10万mpa・s/25℃、酸価10以
下)90.9gを加え、反応器内を120℃に保ち、酸
素雰囲気下で1時間攪拌した。その後、反応器内の温度
を70℃にして6時間攪拌することによって、目的のシ
ロキサン変性アクリル樹脂を得た。
【0032】得られたシロキサン変性アクリル樹脂のト
リグライム溶液(樹脂濃度:73.2wt%)の25℃に
おける粘度を、E型粘度計を用いて測定したところ16
0Pa・sであった。なお、得られたシロキサン変性ア
クリル樹脂の平均のOH基/シロキサン基比(モル比)
は、1/1と計算される。また、13C-NMR、IRの測
定結果を、図1及び図2に示す。
【0033】実施例2 酸二無水物成分として、実施例1で用いた無水ピロメリ
ット酸に代え、4,4'−オキシジフタル酸77.6gを
用いたこと以外は、実施例1と同様に行い、シロキサン
変性アクリル樹脂溶液を得た。得られたシロキサン変性
アクリル樹脂のトリグライム溶液(樹脂濃度:72.7
wt%)の25℃における粘度を、E型粘度計を用いて測
定したところ140Pa・sであった。また、13C-NM
R、IRの測定結果を、図3及び図4に示す。
【0034】実施例3 実施例1で得られたシロキサン変性アクリル樹脂溶液1
03gにジペンタエリスリトールヘキサアクリレート1
1.9g、イルガキュア907(2−メチル-1-(4-(メ
チルチオ)フェニル)-2-(4-モルフォリニル)-1-プ
ロパノン;チバガイギー社製)1.82g、EAB−F
(4,4’-ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン;保
土ヶ谷化学工業社製)0.0730gを加え、25℃で2
時間攪拌して、感光性樹脂組成物溶液を得た。そして、
この感光性樹脂組成物に更に硬化型樹脂成分であるビス
フェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量190g/
eq)15.5gをプロピレングリコールモノメチルア
セテート(ペグミア)に溶解した溶液(濃度70wt%)2
2.1gを加えワニス状感光性樹脂組成物とした。
【0035】このワニス状感光性樹脂組成物を用いて現
像性を評価した。現像性評価結果は、次のとおりであっ
た。 ライン/スペース(μm):30/30 ビアホール(μm):60
【0036】また、ワニス状感光性樹脂組成物を、予め
離型処理されたPETフィルム上に塗工し、70℃で1
5分間乾燥させフィルム状感光性樹脂組成物を得た。引
き続き、それぞれに紫外線を300mJ/cm2照射して
硬化させた。これを、乾燥オーブンを用いて150℃、
45分間で熱処理することによりさせてフィルム状の硬
化物を得、このフィルム状硬化物について、ループステ
ィフネスの評価並びに25℃における弾性率、ガラス転
移点(Tg)の測定を行った。この測定結果は、次のと
おりであった。 ループスティフネス(g):0.30 25℃弾性率(Pa):9.4×108 Tg(℃):51.0
【0037】
【発明の効果】本発明のシロキサン変性アクリル樹脂
は、優れた可とう性を有することから、感光性樹脂組成
物中の感光性樹脂として適している。そして、本発明の
感光性樹脂組成物は、紫外線現像工程で高感度を有し、
また、希アルカリ水溶液での現像も可能であることか
ら、フレキシブルプリント配線板製造時のソルダーレジ
ストやメッキレジスト等に好適である。更に、その硬化
物は、高い柔軟性を有し、耐折り曲げ性、屈曲性に優れ
ていることから、これら柔軟特性が要求されるフレキシ
ブルプリント配線板用レジストとして好ましく用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シロキサン変性アクリル樹脂のIRチャート
【図2】 シロキサン変性アクリル樹脂のNMRチャー
【図3】 別のシロキサン変性アクリル樹脂のIRチャ
ート
【図4】 別のシロキサン変性アクリル樹脂のNMRチ
ャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/075 G03F 7/075 (72)発明者 徳光 明 千葉県木更津市築地1番地 新日鐵化学株 式会社電子材料開発センター内 Fターム(参考) 2H025 AA13 AB11 AB15 AB20 AC01 AD01 BC13 BC42 BC51 BC74 BC79 BC83 BC86 CA00 4H049 VN01 VP10 VP11 VQ59 VR23 VR41 VU20 VU24 VW02 4J011 QA18 QA33 QA43 QB20 QB25 SA01 SA02 SA06 SA12 SA16 SA31 SA51 SA64 SA82 UA01 VA01 WA01 4J027 AE02 AE05 AE07 AF05 AF06 CA10 CB10 CC04 CD10 4J036 AD08 CA21 CD14 CD16 GA26 HA02 JA08 JA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(1)で表されるシロキサン変性
    アクリル樹脂。 【化1】 (式中、Xは2価の基又は直結合を示し、Rは水酸基又
    は下記式(2)で表されるシロキサン含有基を示し、A
    はCH2=CH(R1)−で表される基であり、R1はH又はCH3を示
    し、nは0〜10の数を示す。但し、n+2個のR中、
    少なくとも一つは式(2)で表されるシロキサン含有基
    である) 【化2】 (式中、R”は炭素数2〜6のアルキレン基又はフェニ
    レン基、R’は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
    基、lは0〜5の数、mは0〜10の数を示し、Y1は下
    記式(3)、(4)又は(5)で示される基であり、少
    なくとも一つは下記式(4)で示される基であり、 【化3】 2は下記式(6)で示される基を示す。 【化4】 また、Arは独立に芳香族酸二無水物の残基を示す)
  2. 【請求項2】 下記式(7)で表されるエポキシアクリ
    レート樹脂と、下記式(8)で表されるシロキサンジア
    ミンと過剰の芳香族酸二無水物とを反応することを特徴
    とするシロキサン変性アクリル樹脂の製造方法。 【化5】 (式中、Xは2価の基又は直結合を示し、AはCH2=CH(R
    1)−で表される基であり、R1はH又はCH3を示し、nは0
    〜10の数を示す) 【化6】 (式中、R”は炭素数2〜6のアルキレン基又はフェニ
    レン基、R’は炭素数1〜6のアルキル基又はフェニル
    基、mは0〜10の数を示す。)
  3. 【請求項3】 樹脂成分、光重合開始剤を必須成分とし
    て含有し、樹脂成分中に請求項1記載のシロキサン変性
    アクリル樹脂を40〜95重量%含有してなる感光性樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の感光性樹脂組成物に更に
    硬化型樹脂成分を配合してなるワニス状感光性樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の感光性樹脂組成物
    の溶液を基板フィルム状に塗布、乾燥してなるフィルム
    状感光性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか記載の感光性樹
    脂組成物を硬化してなる硬化物。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のシロキサン変性アクリ
    ル樹脂を硬化してなる硬化物。
JP2001027984A 2001-02-05 2001-02-05 シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物 Expired - Fee Related JP4526715B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027984A JP4526715B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001027984A JP4526715B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002226549A true JP2002226549A (ja) 2002-08-14
JP4526715B2 JP4526715B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=18892557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001027984A Expired - Fee Related JP4526715B2 (ja) 2001-02-05 2001-02-05 シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4526715B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010229382A (ja) * 2009-02-19 2010-10-14 Sanei Kagaku Kk Si系樹脂配合硬化性樹脂組成物
WO2015033834A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 積水化学工業株式会社 硬化性組成物及び接続構造体
JP2015135504A (ja) * 2008-11-18 2015-07-27 住友化学株式会社 感光性樹脂組成物及び表示装置
CN108948291A (zh) * 2018-06-28 2018-12-07 江苏广信感光新材料股份有限公司 一种感光阻焊白油用聚硅氧烷树脂及其制备方法与应用
CN116656240A (zh) * 2023-06-07 2023-08-29 云南众合硅基新材料有限公司 一种基于环氧丙烯酸酯缩合烯基硅树脂所制备的光固化涂料及涂层

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476698A (en) * 1977-11-30 1979-06-19 Shin Etsu Chem Co Ltd Preparation of organopolysiloxane containing acryloyloxy group
JPH05140526A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Ube Ind Ltd 耐熱性の接着剤
JPH05140525A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Ube Ind Ltd 耐熱性樹脂接着剤
JPH0673160A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物、透明薄膜の形成法及び透明薄膜
JPH10265571A (ja) * 1997-01-24 1998-10-06 Ube Ind Ltd 感光性ポリイミドシロキサン、組成物および絶縁膜
JP2001192431A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物、その硬化物及び物品
JP2002006490A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Ube Ind Ltd イミド系感光性樹脂組成物、絶縁膜およびその形成法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476698A (en) * 1977-11-30 1979-06-19 Shin Etsu Chem Co Ltd Preparation of organopolysiloxane containing acryloyloxy group
JPH05140526A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Ube Ind Ltd 耐熱性の接着剤
JPH05140525A (ja) * 1991-11-19 1993-06-08 Ube Ind Ltd 耐熱性樹脂接着剤
JPH0673160A (ja) * 1992-08-26 1994-03-15 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物、透明薄膜の形成法及び透明薄膜
JPH10265571A (ja) * 1997-01-24 1998-10-06 Ube Ind Ltd 感光性ポリイミドシロキサン、組成物および絶縁膜
JP2001192431A (ja) * 2000-01-12 2001-07-17 Nippon Kayaku Co Ltd 樹脂組成物、その硬化物及び物品
JP2002006490A (ja) * 2000-06-26 2002-01-09 Ube Ind Ltd イミド系感光性樹脂組成物、絶縁膜およびその形成法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015135504A (ja) * 2008-11-18 2015-07-27 住友化学株式会社 感光性樹脂組成物及び表示装置
JP2010229382A (ja) * 2009-02-19 2010-10-14 Sanei Kagaku Kk Si系樹脂配合硬化性樹脂組成物
WO2015033834A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 積水化学工業株式会社 硬化性組成物及び接続構造体
KR20150103300A (ko) * 2013-09-05 2015-09-09 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화성 조성물 및 접속 구조체
JP2015180749A (ja) * 2013-09-05 2015-10-15 積水化学工業株式会社 硬化性組成物及び接続構造体
JP5820536B2 (ja) * 2013-09-05 2015-11-24 積水化学工業株式会社 硬化性組成物及び接続構造体
KR101596655B1 (ko) 2013-09-05 2016-02-22 세키스이가가쿠 고교가부시키가이샤 경화성 조성물 및 접속 구조체
CN108948291A (zh) * 2018-06-28 2018-12-07 江苏广信感光新材料股份有限公司 一种感光阻焊白油用聚硅氧烷树脂及其制备方法与应用
CN108948291B (zh) * 2018-06-28 2020-12-22 江苏广信感光新材料股份有限公司 一种感光阻焊白油用聚硅氧烷树脂及其制备方法与应用
CN116656240A (zh) * 2023-06-07 2023-08-29 云南众合硅基新材料有限公司 一种基于环氧丙烯酸酯缩合烯基硅树脂所制备的光固化涂料及涂层
CN116656240B (zh) * 2023-06-07 2024-06-07 云南众合硅基新材料有限公司 一种基于环氧丙烯酸酯缩合烯基硅树脂所制备的光固化涂料及涂层

Also Published As

Publication number Publication date
JP4526715B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4199294B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びこれを用いた回路基板
JP5038721B2 (ja) 不飽和基含有ポリイミド樹脂、それを含有する感光性樹脂組成物及びその硬化物
KR101289598B1 (ko) 광가교성 폴리우레탄
TWI415877B (zh) Flexible optical waveguides and laminates for optical - electrical composite wiring boards
JP4257786B2 (ja) 活性エネルギー線硬化型アルカリ可溶性イミド樹脂、活性エネルギー線硬化型アルカリ可溶性イミド樹脂組成物、ソルダーレジスト用組成物、プリント配線板および感光性ドライフィルム
JP2010211095A (ja) 感光性カバーレイ
CN1898299B (zh) 含不饱和基的聚酰胺酸树脂及使用该树脂的光敏树脂组合物及其固化物
WO2022097684A1 (ja) 感光性樹脂組成物、その硬化物及び多層材料
CN100519630C (zh) 活性能量线固化性树脂、含有该树脂的光固化性和热固化性树脂组合物及其固化物
JP2009167245A (ja) 感光性樹脂組成物及び酸基含有重合性樹脂
JP2003177528A (ja) 感光性樹脂組成物及びプリント配線板
JP2004294882A (ja) 感光性樹脂組成物及び硬化物
JP4526715B2 (ja) シロキサン変性アクリル樹脂、感光性樹脂組成物及び硬化物
JP5179407B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びこれを用いた回路配線基板
EP0587189B1 (en) A solder resist ink composition
JP2008070477A (ja) 感光性樹脂フィルムとこれを用いた回路基板の製造方法
JP5537566B2 (ja) ソルダーレジストインキ組成物及びその硬化物
JP3288140B2 (ja) ソルダーレジスト用インキ組成物
JP3095658B2 (ja) シアノグアニジン誘導体及びそれを用いた熱硬化性又は光硬化性熱硬化性樹脂組成物
JP2010204591A (ja) 感光性樹脂組成物及びこれを用いた回路配線基板
JP2003345009A (ja) レジスト樹脂組成物
JP2001192431A (ja) 樹脂組成物、その硬化物及び物品
JP2002241467A (ja) エポキシカルボキシレート化合物及びそれを用いた感光性樹脂組成物
JPH11207902A (ja) 積層体及びそれを用いたポリイミドのパターニング方法
JP4502248B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びその硬化物の製造法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071026

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100602

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160611

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees