JP2002226278A - セラミックス焼結体の製造法 - Google Patents

セラミックス焼結体の製造法

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JP2002226278A
JP2002226278A JP2001019021A JP2001019021A JP2002226278A JP 2002226278 A JP2002226278 A JP 2002226278A JP 2001019021 A JP2001019021 A JP 2001019021A JP 2001019021 A JP2001019021 A JP 2001019021A JP 2002226278 A JP2002226278 A JP 2002226278A
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Kenichi Ito
謙一 伊藤
Yuichi Nagasaki
裕一 長崎
Satoshi Kurosawa
聡 黒澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】焼結体を焼成する際の焼結体内の密度むらを抑
制すると共に、反り、および割れの発生を抑制し、かつ
焼成に使用するセラミックスセッターを長期間使用可能
となり、また、その製造も容易となるセラミックス焼結
体の製造法を提供する。 【解決の手段】原料粉末を成形して成形体とした後、該
成形体を複数の直方体形状のセラミックスブロックで支
持して焼成するセラミックス焼結体の製造法を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパッタリングタ
ーゲットに用いられるセラミックス焼結体の製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】セラミックス焼結体からなるスパッタリ
ングターゲットは、高性能の薄膜を得るために、様々な
分野の各デバイスの作製に広く用いられている。例え
ば、ITO(Indium Tin Oxide)薄膜
は、高導電性、高透過率といった特徴を有し、更に微細
加工も行なえることから、フラットパネルディスプレイ
用表示電極、太陽電池用窓剤、帯電防止膜等の広範囲な
分野にわたって用いられている。特に、液晶装置を初め
としたフラットパネルディスプレイ分野では、近年、パ
ネルサイズが大型化すると共に、低コスト化を目的とし
て、1枚のマザーガラスから複数のパネルを作製するた
めに、ガラス基板のサイズが大型化している。その結
果、成膜に使用されるスパッタリングターゲットも大型
化している。
【0003】一般に、セラミックス焼結体ターゲット
は、セラミックス粉末を混合、成形、焼成して得られた
焼結体を所望の形状に研削加工後、バッキングプレート
にボンディングして製造される。焼成炉内で成形体を焼
成してセラミックス焼結体を製造する際には、焼結体は
成形体に対し20〜30%程度収縮する。この収縮が焼
結体に多かれ少なかれ反りを発生させる。場合によって
は割れを発生させることになる。この収縮による影響
は、焼結体サイズが大きくなるほど顕著である。反りが
発生した場合、研削加工時に研削量が増加し、加工時間
及び原材料のロスにつながり、大型ターゲットの価格を
引き上げる主要な要因となっていた。
【0004】例えば、特開2000−203945号公
報において、炉側壁および炉底部にヒーターを設置した
特殊な焼成炉を用いて、温度分布を改善することで、反
りを抑制する方法が記載されている。さらに、成形体支
持具(セッター)として、2段階構造とし、上記焼成炉
を用いて、反りを抑制する方法が記載されている。しか
しながら、大量生産用の焼成炉は、一度に大量の成形体
を焼成するため、成形体を多段に積み上げ、炉内有効寸
法の高さも大きくなる。この場合、上記方法では炉内上
部で温度分布が発生する。これを解消するために、炉上
部にもヒーターを設置する必要がある。すなわち、炉内
全面をヒーターとする必要があるが、長尺のヒーターを
吊り下げて設置することとなり、非常に特殊な焼成炉と
なる。したがって、装置コスト等を考慮すると大量生産
用の焼成炉に向いていない。また、焼結体とセッターと
の反応を避けるため、2段階構造のセッターを用いると
あるが、セッターに関し詳細な規定が無い。
【0005】また、成形体をセラミックス平板上で焼成
する場合、高温化では焼結体の強度が弱いため、焼成過
程での変形がセラミックス平板で矯正され、反りの抑制
はある程度可能であるが、焼結体内で1.5〜2.5%
程度の密度むらが発生する問題があった。この傾向は、
サイズの大きい焼結体、また、焼成時の雰囲気調整が必
要である物質、例えば、酸化雰囲気で焼成されるITO
等において特に顕著であった。この様な密度むらがある
焼結体ターゲットを用いて成膜を行なう場合、低密度と
高密度な部分での放電特性が異なるために、放電が不安
定となり、また、低密度な部分でノジュールが発生しパ
ーティクルの原因となる等の問題を引き起こすことにな
り、近年、要求されている大型で高密度なターゲットを
量産する上で大きな問題となっていた。
【0006】さらに、セラミックス成形体をセラミック
スセッター上で焼成する場合、セッターを繰り返し使用
していくうちに、成形体とセッターは多かれ少なかれ反
応するため、セッターを新しい物へ交換する必要があっ
た。また、セッターの形状、あるいは焼成温度によって
は、セッターが変形や反りを発生ししてしまい使用でき
なくなるという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題に
鑑みてなされたものであり、その目的は、焼結体を焼成
する際の焼結体内の密度むらを抑制すると共に、反り、
および割れの発生を抑制し、かつ焼成に使用するセラミ
ックスセッターを長期間使用可能となり、また、その製
造も容易となるセラミックス焼結体の製造法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな現状に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、金属元素の酸
化物、水酸化物若しくは炭酸塩等からなるセラミックス
粉末を混合、成形して成形体とした後、焼成してセラミ
ックス焼結体を製造する方法において、成形体を複数の
直方体形状のセラミックスブロックで支持して焼成を行
うことにより、セラミックス焼結体の密度むら、および
反りや割れが低減でき、かつセラミックスブロックが長
期繰り返し使用可能になることを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0009】本発明者らは、さらに検討を重ねた結果、
成形体を支持するセラミックス面において、1)成形体
を支持しているセラミックスブロック面の平面度が一定
の範囲内であること、2)成形体を支持しているセラミ
ックスブロック面の総面積が成形体の面積に対して一定
の範囲内であること、3)セラミックスブロックとその
隣り合う複数のセラミックスブロックにより形成される
間隔の最大値が成形体の厚みに対して一定の範囲内であ
ること、4)セラミックスブロックと成形体との間に酸
化物焼成粉を敷くこと、5)酸化物焼成粉として一定の
範囲内の粒径をもつ球状粉を使用すること等により、セ
ラミックス焼結体の焼成時の密度むらおよび反りをさら
に低減でき、かつセラミックスブロックが長期繰り返し
使用可能となり、また、その製造も容易となることを見
出した。
【0010】すなわち、本発明は金属元素の酸化物、水
酸化物若しくは炭酸塩等を必要に応じて混合して得られ
た原料粉末、又はそれらを焼成・粉砕して得られたセラ
ミックス粉末等からなる原料粉末を、成形して成形体と
した後、該成形体を焼成してセラミックス焼結体を製造
する方法において、前記成形体の焼成に際し、前記成形
体を複数の直方体形状のセラミックスブロックを配置
し、その上に置いて焼成を行なうセラミックス焼結体の
製造法である。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明の方法により得られるセラミックス
焼結体は、特に限定されるものではないが、例えば、I
TO(Indium Tin Oxide)、ZAO
(Znic Alumium Oxide)、STO
(Strontium TinOxide)等を挙げる
ことができる。
【0013】本発明のセラミックス焼結体の製造法にお
ける原料粉末の混合、成形体の作製は通常用いられてい
る方法により行うことができる。
【0014】原料粉末の混合は、例えば、ボールミル、
ジェットミル、クロスミキサー等で行なう。原料粉末を
混合する前に、原料粉末の粉砕及び/又は分級処理を施
しておくことが好ましい。こうした粉砕・分級処理を施
すことにより原料粉末粒径が微細化し、均一に混合しや
すくなるため、焼結体内組成の不均一性によって引き起
こされる焼結体の変形・割れや密度むらを防止すること
が可能となる。また、原料粉末として炭酸塩を用いた場
合には、粉末を混合した後に、仮焼して脱炭酸処理を施
してもよい。なお、原料粉末として1種類の化合物のみ
を用いる場合には上記のような混合操作が必要でないこ
とは言うまでもないが、本発明では、このようなものも
原料混合粉末と称するものとする。
【0015】得られた原料混合粉末を次に、例えば、プ
レス法あるいは鋳込み法等の成形法により成形して成形
体を製造する。プレス法により成形体を製造する場合に
は、所定の金型に粉末を充填した後、粉末プレス機を用
いて100〜300kg/cm2の圧力でプレスを行な
う。粉末の成形性が悪い場合には、必要に応じて、パラ
フィンやポリビニルアルコール等の有機系化合物を主成
分とするバインダーを粉末中に添加してもよい。
【0016】鋳込み法により成形体を製造する場合に
は、原料混合粉末にバインダー、分散剤、水を添加し、
ボールミル等により混合することにより鋳込み成形用ス
ラリーを作製する。混合時間は、より十分な混合効果を
得るためには、3時間以上が好ましく、より好ましくは
5時間以上である。
【0017】スラリーの粘度は、上述した分散剤、バイ
ンダー、水の配合量によって決定されるが、強度の高い
成形体、かつ鋳型への良好な着肉特性を得るために、好
ましくは100〜5000センチポイズであり、さらに
好ましくは500〜2500センチポイズである。
【0018】続いて、上述のようにして得られたスラリ
ーを用いて鋳込み成形を行なうが、鋳型にスラリーが注
入される前に、スラリーの脱泡を行なうことが好まし
い。脱泡は、例えば、ポリアルキレングリコール系の消
泡剤をスラリーに添加して真空中で脱泡処理を行なえば
よい。
【0019】鋳込み成形に使用する鋳型としては、多孔
質樹脂型や石膏型など特に制限なく使用することがで
き、成形圧力としては、3〜25kg/cm2が生産性
の点で好ましい。
【0020】続いて、プレス法によって製造したプレス
成形体、または鋳込み法によって製造した乾燥処理後の
成形体は、必要に応じて冷間等方圧プレス(CIP)に
より圧密化処理を行なうこともできる。この際CIPの
圧力は十分な圧密効果を得るために1ton(1000
kg)/cm2以上であることが好ましく、2ton/
cm2以上であることがさらに好ましい。
【0021】次に、成形体中に残存する水分およびバイ
ンダー等の有機物を除去するために、300〜500℃
の温度で脱ワックス処理を行なう。脱ワックス処理の際
の昇温速度は、分散剤およびバインダーがガス化する過
程でのクラックを防止するために、5℃/時間以下とす
ることが好ましく、3℃/時間以下とすることがさらに
好ましい。成形体をプレス法によって製造した場合、特
にバインダー等の有機物を添加していない場合には、脱
ワックス処理を省略してもよい。
【0022】このようにして得られた成形体を炉側壁の
みにヒーターを設置した通常の焼成炉内で焼成して、セ
ラッミクス焼結体を製造するが、この際、成形体を複数
の直方体形状のセラミックスブロックを配置し、その上
に置いて焼成を行なう。このように焼成を行なうことに
より、その反りが1.0mm以下、かつ焼結体内の密度
むらが0.5%以下となるセラッミクス焼結体を得るこ
とができ、さらにセラミックスブロックを長期に渡って
繰り返し使用できる。
【0023】なお、本発明でいう反りとは、焼結体の厚
み方向のうねりで、JIS−R2203−1975に準
じて測定される値である。すなわち、金属製の定規を焼
結体測定面の対角線上に置き、それらの間の隙間の最大
部に測定用くさびを差し込んで、その隙間の大きさの測
定を行なうものである。
【0024】また、密度むらとは、1つの焼結体におけ
る焼結体内の密度差であり、本発明における密度むら
は、焼結体サイズにもよるが、約20〜50mm角の試
料片を、15〜30個程度焼結体から均一に切り出し、
各々の試料片の密度を測定し、その平均値に対する最大
値と最小値の差の百分率を求めることで得られるもので
ある。密度の測定は、JIS−R1634−1998に
準拠して、アルキメデス法で行なわれる。
【0025】例えば、成形体の焼成において、セラミッ
クス平板上で焼成することにより、高温下では焼結体の
強度が弱いため、焼成過程での変形がセラミックス平板
で矯正され、反りの少ない焼結体を得ることができる。
この観点から、反りの抑制のためには、セラミックスセ
ッターは平面度が要求される。すなわち、成形体を支え
るセラミックスセッターは平面度のあるセラミックス平
板であることが望ましい。しかし、単なるセラミックス
平板上で成形体を焼成し焼結体を作製した場合、焼結体
の中心部と外周部で密度差が発生してしまう。この密度
むらは、セラミックス平板に接した面と反対の面で焼結
体の接している雰囲気が異なってしまうために発生する
ものであると考えられ、この傾向は、サイズの大きい焼
結体、また、焼成時の雰囲気調整が必要である物質、例
えば、酸化雰囲気で焼成されるITO等において特に顕
著である。また、密度むらは、すなわち不均一な焼結は
反りの発生要因でもあり、上記のように密度むらのある
焼結体を焼成過程で矯正し、反りを減らした場合、内部
に歪が残り、研削加工時に割れが発生する場合がある。
【0026】本発明においては、所定の間隔で配置され
た複数の直方体形状のセラミックスブロックで支持して
焼成を行うことにより、焼成時の焼結体が接する雰囲気
の均一性が保たれて焼結が均一に行われるため、密度む
らが低減でき、引いては反りの抑制効果も得られる。
【0027】焼成時の雰囲気を可能な限り均一に保つた
めには、成形体の全長に渡ってセラミックスブロックを
配置しないほうが好ましい。さらに具体的に言えば、セ
ラミックスブロックの1辺の長さが成形体の短辺の長さ
未満であることが好ましく、より好ましくは2分の1以
下であり、さらに好ましくは3分の1以下である。ここ
で言う成形体の短辺の長さとは、成形体の平面内におい
て、成形体端部に接する内接円の直径である。
【0028】さらに、セラミックスブロック面の平面度
を2mm以下にすることで、反りの抑制効果をさらに高
めることができ、より好ましくは1mm以下である。セ
ラミックスブロック面の平面度とは、成形体に接するセ
ラミックスブロック面に金属製の定規を置いた時のそれ
らの間隔の最大値である。本発明で規定する平面度は、
複数配置されたセラミックスブロック面において、任意
のセラミックスブロック面を常に含むように定規を置
き、全てのセラミックスブロック面について、平面度を
求めたときの最大値である。
【0029】セラミックスブロック面の平面度は、セラ
ミックス平板などの平面度のある面をベースとして、同
一高さのセラミックスブロックをセラミックス平板上に
配置すること、あるいはベース面上にセラミックス粉を
敷き、その上にセラミックスブロックを配置し、鉄板等
の精密に加工された平面でセラミックスブロックを押さ
えつけることで、所定のセラミックスブロック面の平面
度が得られる。
【0030】反りおよび密度むらの抑制効果を共に得る
ためには、密度むらの抑制という観点から、セラミック
スブロックの総面積は小さい程効果があるが、焼結体の
反りの発生要因になってしまう。以上の点、すなわち反
り及び密度むらの抑制効果を考慮すると、成形体を支持
するセラミックスブロックの総面積が、成形体面積の7
0%以下であることが好ましく、さらに好ましくは60
%以下である。また、このセラミックスブロックの総面
積は成形体面積の30%以上であることが好ましく、さ
らに好ましくは40%以上である。尚、ここで言う成形
体を支持するセラミックスブロックの総面積とは、成形
体に接している部分の面積の総和である。
【0031】反りの抑制という観点から、セラミックス
ブロック面の平面度が高い程、さらに、セラミックスブ
ロックの間隔が小さい程効果がある。1つのセラミック
スブロックとその隣り合う複数のセラミックスブロック
により形成される間隔の最大値が、成形体の厚みの5倍
以下であることが好ましく、さらに好ましくは3倍以
下、特に好ましくは2倍以下である。尚、セラミックス
ブロックの間隔とは、1つのセラミックスブロックとそ
の隣り合う複数のセラミックスブロックにより形成され
る間隔であり、そのセラミックスブロックの間隔におい
て、セラミックスブロックに接する内接円の直径であ
る。
【0032】また、セラミックスブロックの配置は、上
記条件を満たせば規則的であってもよいし、不規則的で
あってもよい。さらに、2つ以上のセラミックスブロッ
クを実質的につなげて配置してもよい。
【0033】焼結体の中心部は、特に外周部に比べ密度
が上がり難く、また反りの発生は少ないため、中心部に
おいてセラミックスブロックの間隔を大きく取る方が好
ましい。さらに、成形体は焼成により収縮し焼結体とな
るが、高温下での成形体又は焼結体の端部は中心部に比
べ強度が弱く、焼成時に成形体又は焼結体がセラミック
スブロックの間隔に掛かると端部において反りを発生し
やすい。従って、セラミックスブロックの配置として、
成形体が焼成により収縮することを考慮して、成形体端
部が焼成時の収縮により通過する範囲において、成形体
又は焼結体の端部全長に渡って平行な間隔を形成しない
方が好ましい。さらに、成形体の4隅が焼成時の収縮に
より通過する範囲において、セラミックスブロックの間
隔を形成しない方が好ましい。
【0034】このように、本発明においては、セラミッ
クスブロックをセッターとして使用することで、セラミ
ックスセッターの配置の自由度が大きく、同一のセラミ
ックスブロックで種々のサイズの成形体に適応可能で、
また目的に合わせて自由に配置を選ぶことができる。
【0035】セラミックス成形体をセラミックスセッタ
ー上で焼成する場合、セラミックスセッターを繰り返し
使用していく内に、成形体又は焼結体とセッターは多か
れ少なかれ反応するため、いずれ成形体に接したセラミ
ックスセッター面は荒れが生じ、この表面荒れは焼成で
の成形体の収縮を妨げ、焼結体のクラック、変形の原因
となる可能性がある。また、焼成の熱サイクルを繰り返
すことで、セラミックスセッターが変形/反りを発生
し、引いては焼結体の反りの原因となる可能性がある。
これらの理由により、セラミックスセッターは定期的に
新しいものへ交換する必要がある。
【0036】本発明では、直方体形状のセラミックスブ
ロックをセッターとして使用することで、セラミックス
ブロックの少なくとも4面が成形体に接する面として使
用可能となり、上記と同様の理由によりセラミックスブ
ロックを交換する必要が生じてきたとしても、使用され
たセラミックスブロック面以外の面を用いることでよ
く、その交換時期を延ばすことができる。さらに、直方
体形状のセラミックスブロックは変形に対しても強く、
焼成の熱サイクルでは実質的にその変形は認められな
い。このように、直方体形状のセラミックスブロックを
焼成時のセッターに使用することで、セッターの長期使
用が可能となり、セッターの交換作業の頻度を減ずるこ
とができ、安定的で容易にセラミックス焼結体を製造す
ることが可能となる。
【0037】さらに、このセラミックスブロックとし
て、直方体形状の内でも正六面体となるものを使用すれ
ば、上記記載のセッター配置の自由度及びセッターの長
期使用といった効果をさらに高めることができる。
【0038】セラミックスブロックに用いられるセラミ
ックス材料としては、アルミナを使用することが好まし
い。それは成形体とアルミナとが成形体の焼成過程にお
いて反応し難いこと、また、アルミナ自体が熱による変
形の少ない材料であるために反りの少ない焼結体を得る
ことができること、さらにセラミックスブロックを長期
使用するために最適であることからである。
【0039】また、成形体が焼成過程において収縮する
際の、セラミックスブロックとの摩擦を低減させるた
め、成形体とセラミックスブロックとの間に酸化物焼成
粉を敷くことが好ましい。成形体とブロックとの間に酸
化物焼成粉を敷くことは、ある間隔で配置されたセラミ
ックスブロックで支持して焼成を行う雰囲気の均一性向
上を計る効果をさらに高めることにもなる。さらに、セ
ラミックスブロック上に酸化物焼成粉を敷いた後、焼成
する前に成形体よりも大きな板を用い酸化物焼成粉を平
らに均し、焼成することで、得られる焼結体の反りを抑
制するという効果をさらに高めることもできる。
【0040】用いられる酸化物焼成粉としては特に限定
されないが、例えば、ITO焼結体を製造する際にはア
ルミナ粉末を使用することが好ましい。さらに、成形体
がセラミックブロック上を均一に収縮するために、酸化
物焼成粉は球状であることが好ましく、その粒径は10
0〜1000μmの範囲であることがさらに好ましい。
【0041】焼成処理の際の、焼成温度、昇温速度、降
温速度等の条件は、対象となるセラミックス材料の種類
によって異なる。
【0042】例えばITOの場合、焼成温度は、酸化ス
ズの酸化インジウム中への固溶が促進される1400〜
1600℃であることが好ましい。1400℃未満では
ITOとしての焼結が完全でなくなり、焼結体強度が低
くなってしまうことがあり、また、1600℃を超える
温度ではITO焼結粒子からの酸化インジウムあるいは
酸化スズの蒸発が顕著となり、組成ずれ等の問題を引き
起こす要因となることがある。
【0043】焼成温度までの昇温速度は、成形体の均一
な焼結による収縮を考慮すると、1時間あたり20〜1
00℃(20〜100℃/hr)の範囲が好ましい。
【0044】焼成温度で保持した後の、室温までの降温
速度は、1時間あたり100℃以下とすることが、焼結
体への熱衝撃を緩和し、反り・クラックを防止する点で
好ましい。
【0045】以上の方法により製造された焼結体は、そ
の反りが1.0mm以下、かつ密度むらが0.5%以下
のセラミックス焼結体として得られ、容易に所望の形状
に研削加工してスパッタリングターゲットとすることが
できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例をもってさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0047】実施例1 予め乾式ボールミルにより48時間粉砕処理した酸化イ
ンジウム粉末および酸化スズ粉末を、組成が酸化インジ
ウム:酸化スズ=90:10(wt%)となるように1
6時間乾式ボールミル混合しITO混合粉末を作製し
た。上記ITO混合粉末を容器から取り出し、これにポ
リカルボン酸系分散剤を1.1%(ITO混合粉末量に
対して)、ポリアクリル酸系バインダー1.0%(IT
O混合粉末量に対して)、イオン交換水24.5%(I
TO混合粉末量に対して)を加えて16時間ボールミル
混合を実施した。この鋳込み成形体作製用スラリーの粘
度を測定したところ、1440センチポイズであった。
【0048】続いて、上記スラリーにポリアルキレング
リコール系消泡剤を添加し、真空中で脱泡処理を実施し
た。これを420mm×940mm×11mmtの鋳込
み成形用鋳型に注入し20kg/cm2の成形圧力によ
り鋳込み成形を行ない、成形体を合計10枚成形した。
この成形体を乾燥後、3ton/cm2の圧力でCIP
処理した。この後、成形体に残存する分散剤およびバイ
ンダーを除去するために、上記成形体を常圧純酸素雰囲
気焼成炉内に設置し、以下の条件で脱ワックス・焼成を
実施した。なお、CIP処理後の成形体(約380mm
×860mm×10mmt)のセッティングのため、図
1に示すように、アルミナブロック(40mm×40m
m×80mm;66個、40mm×40mm×40m
m;10個)を配置し、その上に直接前記の鋳込み成形
体1枚を設置した。この時のアルミナブロックの間隔の
最大値は50mmで、総面積は成形体に対して56%
で、成形体に接するアルミナブロック面の平面度は0.
6mmであった。
【0049】(脱ワックス条件) 脱ワックス温度:450℃、昇温速度:3℃/hr、保
持時間:なし (焼成条件) 焼成雰囲気:酸素雰囲気 昇温速度:50℃/hr、焼成温度:1500℃、焼成
時間:5hr 降温速度:100℃/hr 得られた焼結体の反りをJIS−R2203−1975
に基づいて測定したところ、上記により得られた焼結体
10枚の平均値は0.7mmであった。また、上記によ
り得られた焼結体(約310mm×710mm×8mm
t)から、約30mm角に、縦5列、横5列等間隔に2
5個切り出し、各々の密度を測定し、密度むらを求めた
ところ、焼結体10枚の平均値は0.3%であった。密
度の測定は、JIS−R1634−1998に準拠し
て、アルキメデス法で行なった。
【0050】実施例2 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティングのため、
図2に示すように、アルミナブロック(30mm×30
mm×30mm;245個)を配置し、その上に直接前
記の鋳込み成形体1枚を設置した。この時のアルミナブ
ロックの間隔の最大値は25mmで、総面積は成形体に
対して48%で、成形体に接するアルミナブロック面の
平面度は1.2mmである。
【0051】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は0.8mmであり、密度
むらについては焼結体10枚の平均値は0.2%であっ
た。
【0052】実施例3 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティングのため、
図3に示すように、アルミナブロック(40mm×40
mm×40mm;153個)を配置し、その上に直接前
記の鋳込み成形体1枚を設置した。この時のアルミナブ
ロックの間隔の最大値は28mmで、総面積は成形体に
対して57%で、成形体に接するアルミナブロック面の
平面度は1.0mmである。
【0053】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は0.8mmであり、密度
むらについては焼結体10枚の平均値は0.3%であっ
た。
【0054】実施例4 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティング法として
は、図3に示すように、実施例3で使用したアルミナブ
ロックの配置で、その上に粒径100〜1000μmの
球状アルミナ粉末(太平洋ランダム社製、グレード:B
L)を敷き、その上に前記の鋳込み成形体1枚を設置し
た。
【0055】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は0.7mmであり、密度
むらについては焼結体10枚の平均値は0.2%であっ
た。
【0056】実施例5 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティングのため、
図4に示すように、アルミナブロック(40mm×40
mm×40mm;98個)を配置し、その上に直接前記
の鋳込み成形体1枚を設置した。この時のアルミナブロ
ックの間隔の最大値は57mmで、総面積は成形体に対
して34%で、成形体に接するアルミナブロック面の平
面度は0.6mmである。
【0057】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は1.0mmであり、ブロ
ックとブロックの間隔に当たる場所において、反りが最
大であった。また、密度むらについては焼結体10枚の
平均値は0.2%であった。
【0058】実施例6 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティングのため、
図5に示すように、アルミナブロック(50mm×50
mm×50mm;128個)を配置し、その上に直接前
記の鋳込み成形体1枚を設置した。この時のアルミナブ
ロックの間隔の最大値は14mmで、総面積は成形体に
対して76%で、成形体に接するアルミナブロック面の
平面度は0.6mmである。
【0059】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は0.6mmであり、密度
むらについては焼結体10枚の平均値は1.0%であっ
た。また、焼結体の中心部で密度が低い傾向であった。
【0060】比較例1 実施例1と同様の方法で、鋳込み成形、CIP処理した
10枚の成形体を、成形体のセッティングする方法を変
更した以外は実施例1と同様の方法にて常圧純酸素雰囲
気焼成炉内で焼成した。成形体のセッティング法として
は、アルミナ平板上に直接前記の鋳込み成形体1枚を設
置した。
【0061】得られた焼結体10枚の反りおよび密度む
らを実施例1と同様の方法で測定したところ、反りにつ
いては焼結体10枚の平均値は0.5mmであり、密度
むらについては焼結体10枚の平均値は1.8%であ
り、特に焼結体の中心部において、密度の低下が認めら
れた。
【0062】
【発明の効果】本発明の方法によれば、大型のスパッタ
リングターゲット用セラミックス焼結体を効率よく、か
つ高品質に製造することができる。すなわち、本発明に
より得られるセラミックス焼結体はその反りが1.0m
m以下、かつ焼結体内の密度むらが1.0%以下となる
ので、この焼結体から所望の厚みに加工する際の時間を
節約し、原料粉のロスが少なく、かつ高品質の焼結体の
製造が可能で、焼成時のセラミックスセッターが長期使
用可能となる。
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で使用したアルミナブロックの配置を
示す平面図である。図中、両端が矢印で示される線の上
にある数値は幅(単位はmm)を表す。他の図も同様で
ある。
【0064】
【図2】実施例2で使用したアルミナブロックの配置を
示す平面図である。
【0065】
【図3】実施例3及び実施例4で使用したアルミナブロ
ックの配置を示す平面図である。
【0066】
【図4】実施例5で使用したアルミナ平板の形状を示す
平面図及び側面図である。
【0067】
【図5】実施例6で使用したアルミナ平板の形状を示す
平面図及び側面図である。
【0068】
【符号の説明】 1:セラミックスブロック 2:成形体の大きさ(破線部分が上方から見た形状) 3:焼結体の大きさ(破線部分が上方から見た形状)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原料粉末を成形して成形体とした後、該成
    形体を複数の直方体形状のセラミックスブロックで支持
    して焼成することを特徴とするセラミックス焼結体の製
    造法。
  2. 【請求項2】該セラミックスブロックの1辺の長さが、
    成形体の短辺の長さ未満であることを特徴とする請求項
    1記載のセラミックス焼結体の製造法。
  3. 【請求項3】成形体を支持している該セラミックスブロ
    ック面の平面度が、2mm以下であることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のセラミックス焼結体の製
    造法。
  4. 【請求項4】成形体を支持している該セラミックスブロ
    ック面の総面積が、成形体面積の70%以下であること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセラミッ
    クス焼結体の製造法。
  5. 【請求項5】該セラミックスブロックとその隣り合う複
    数のセラミックスブロックにより形成される間隔の最大
    値が、成形体の厚みの5倍以下であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のセラミックス焼結体の
    製造法。
  6. 【請求項6】該セラミックスブロックのセラミックス材
    としてアルミナを使用する請求項1〜5のいずれかに記
    載のセラミックス焼結体の製造法。
  7. 【請求項7】成形体を支持するセラミックス面と成形体
    との間に酸化物焼成粉を敷くことを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載のセラミックス焼結体の製造法。
  8. 【請求項8】酸化物焼成粉が、100〜1000μmの
    粒径をもつ球状粉であることを特徴とする請求項7に記
    載のセラミックス焼結体の製造法。
  9. 【請求項9】酸化物焼成粉が、アルミナ粉であることを
    特徴とする請求項7又は請求項8に記載のセラミックス
    焼結体の製造法。
  10. 【請求項10】焼成時の昇温速度が1時間あたり100
    ℃以下であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    記載のセラミックス焼結体の製造法。
  11. 【請求項11】原料粉末が、金属元素の酸化物、水酸化
    物及び炭酸塩からなる群から選ばれる1種単独又は2種
    以上の混合物であることを特徴とする請求項1〜10の
    いずれかに記載のセラミックス焼結体の製造方法。
  12. 【請求項12】成形体が実質的にインジウム、スズおよ
    び酸素からなる、請求項1〜10のいずれかに記載のセ
    ラミックス焼結体の製造方法。
  13. 【請求項13】成形体が実質的にインジウム、亜鉛およ
    び酸素からなる、請求項1〜10のいずれかに記載のセ
    ラミックス焼結体の製造方法。
  14. 【請求項14】成形体が実質的に亜鉛、アルミニウムお
    よび酸素からなる、請求項1〜10のいずれかに記載の
    セラミックス焼結体の製造方法。
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