JP2002225573A - 車両用冷却装置 - Google Patents

車両用冷却装置

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JP2002225573A
JP2002225573A JP2001035465A JP2001035465A JP2002225573A JP 2002225573 A JP2002225573 A JP 2002225573A JP 2001035465 A JP2001035465 A JP 2001035465A JP 2001035465 A JP2001035465 A JP 2001035465A JP 2002225573 A JP2002225573 A JP 2002225573A
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air passage
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機の送風性能の低下を抑制すると共に、
ラジエータの放熱性能を向上できる車両用冷却装置を提
供する。 【解決手段】 空気を内部に取込むグリル2が形成され
たエンジンルーム3内に、エンジン1が搭載されてお
り、エンジンルーム3内のエンジン1と熱交換器(ラジ
エータとコンデンサ)10、11との間に、両熱交換器
10、11側の第1空間31とエンジン1側の第2空間
32とに区画するシュラウド13を設けた車両用冷却装
置において、両熱交換器10、11に空気を送風する送
風機17を、グリル2と両熱交換器10、11との間に
設ける。そして、シュラウド13に、グリル2から第1
空間31内に流入した流入空気を第2空間32に導く第
1空気通路131と、流入空気をエンジンルーム3外に
導く第2空気通路132とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水冷エンジンの冷
却装置に関するものであり、特に車両用冷却装置に適用
して有効である。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用冷却装置は、図31に示す
ように、特開平11−321347号公報に記載のもの
が知られている。即ち、エンジンルーム3内で、水冷エ
ンジン1とラジエータ10の間を区画する区画壁(シュ
ラウド)13を設け、上側に第1空気通路131、下側
にエンジンルーム3外に連通する第2空気通路132を
付設している。そして、この区画壁13とラジエータ1
0との間に送風機17を配設している。
【0003】これによれば、ラジエータ10と水冷エン
ジン1との間に設けた区画壁13によって、ラジエータ
10を通過した空気が直接水冷エンジン1に衝突するこ
とを防止し、大半の空気は第2空気通路132からエン
ジンルーム3外に放出でき、また、一部の空気は第1空
気通路131からエンジンルーム3内に放出できるよう
にしている。即ち、冬季においては、ラジエータ10を
通過した空気により水冷エンジン1が冷却されないので
暖機運転の促進ができ、夏季においては、ラジエータ1
0を通過した空気が水冷エンジン1と衝突してラジエー
タ10の上流側に回り込むことが無いので、ラジエータ
10の放熱性能の低下を防止できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラジエ
ータ10と区画壁13との間に送風機17を設けている
ので、区画壁13が送風機17に近接する後方抵抗体と
なり、また、送風機17の旋回流A、Bが区画壁13に
衝突し流れの乱れが生じ、送風性能の低下を招いてい
る。本発明者らの計算シュミレーション、実機確認によ
れば、区画壁13を有さない送風機17本来の送風性能
に比べて、従来技術における送風性能は、約50%レベ
ルであることを確認した。
【0005】本発明の目的は、上記問題に鑑み、送風機
の送風性能の低下を抑制すると共に、ラジエータの放熱
性能を向上できる車両用冷却装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、以下の技術的手段を採用する。
【0007】請求項1に記載の発明では、空気を内部に
取込む空気口(2)が形成されたエンジンルーム(3)
内に、水冷エンジン(1)が搭載されており、エンジン
ルーム(3)内の水冷エンジン(1)とラジエータ(1
0)を含む少なくとも一つの熱交換器(10、11)と
の間に、熱交換器(10、11)側の第1空間(31)
と水冷エンジン(1)側の第2空間(32)とに区画す
る区画壁(13)を設けた車両用冷却装置において、熱
交換器(10、11)に空気を送風する送風機(17)
を、空気口(2)と熱交換器(10、11)との間に設
けたことを特徴としている。
【0008】これにより、送風機(17)と区画壁(1
3)との距離を大きく確保でき、区画壁(13)の後方
抵抗体としての影響を受けにくくし、また、熱交換器
(10、11)で空気流れが整流されるので、旋回流に
よる区画壁(13)との流れの乱れ、逆流等が低減で
き、送風性能低下を抑制できる。
【0009】更に、熱交換器(10、11)の上流側か
ら温度の低い空気を送風するので、空気密度の大きい空
気を送風でき、熱交換器(10、11)の放熱性能を向
上できる。
【0010】請求項2に記載の発明では、区画壁(1
3)に、空気口(2)から第1空間(31)内に流入し
た流入空気を第2空間(32)に導く第1空気通路(1
31)と、流入空気をエンジンルーム(3)外に導く第
2空気通路(132)とを設けたことを特徴としてい
る。
【0011】これにより、エンジンルーム(3)内に空
気が滞留すること無く、第1空気通路(131)、第2
空気通路(132)から空気が放出されるので、送風機
(17)の送風性能を充分に引き出すことができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、第1空間(3
1)に、熱交換器(10,11)の少なくとも一つを迂
回するバイパス通路(14)を設け、このバイパス通路
(14)を、第1空気通路(131)と連通するように
設けたことを特徴としている。
【0013】これにより、従来技術においては、バイパ
ス通路(14)を通過した温度の低い空気と、熱交換器
(10、11)を通過した温度の高い空気とが送風機
(17)の旋回流(A、B)によって混流し、空気温度
が平均化してしまうのに対して、送風機(17)から送
風される空気は熱交換器(10、11)により整流さ
れ、第1空気通路(131)、第2空気通路(132)
にそれぞれ混流すること無く流すことができるので、両
者に充分な空気温度差を確保し、第1空気通路(13
1)から温度の低い空気を水冷エンジン(1)側に放出
できる。
【0014】請求項4に記載の発明では、区画壁(1
3)の第1空間(31)側には、第1空気通路(13
1)側と、第2空気通路(132)側とを仕切る仕切り
壁(15)を設けたことを特徴としている。
【0015】これにより、バイパス通路(14)を流れ
る温度の低い空気と、熱交換器(10、11)を流れる
温度の高い空気とを確実に分離して第1空気通路(13
1)および第2空気通路(132)に放出することがで
きる。
【0016】また、仕切り壁(15)の設定位置を可変
してやれば、第1空気通路(131)から放出する空気
の温度を調整できる。
【0017】請求項5に記載の発明では、バイパス通路
(14)内に、このバイパス通路(14)を開閉する開
閉手段(16)を設け、この開閉手段(16)を、少な
くとも、水冷エンジン(1)の冷却水温および外気温に
基づいて開閉するようにしたことを特徴としている。
【0018】これにより、第1空気通路(131)から
放出する温度の低い空気の放出量を制御できる。例えば
冬季においては、開閉手段(16)を閉じて水冷エンジ
ン(1)側に空気を放出しないようにすれば、水冷エン
ジン(1)の暖機性能を更に向上できる。また夏季にお
いて、冷却水温の高い時に開閉手段(16)を閉じて送
風機(17)からの空気をすべて熱交換器(10、1
1)に送風してやれば、熱交換性能を向上できる。
【0019】請求項6に記載の発明では、第1空気通路
(131)を、第2空間(32)に配設される水冷エン
ジン(1)とは異なる発熱機器(4)に向けて空気を放
出するようにしたことを特徴としている。
【0020】これにより、発熱機器(4)を常に冷却す
ることが可能となり、発熱機器(4)の性能向上、耐久
性向上、または耐熱機能分のコストダウン等が可能とな
る。
【0021】請求項7に記載の発明のように、発熱機器
(4)を、第1空気通路(131)内に配設するように
してやれば、更に効率よく発熱機器(4)の冷却が可能
となる。
【0022】請求項8に記載の発明では、第1空気通路
(131)または第2空気通路(132)を、複数設け
たことを特徴としている。
【0023】これにより、第1空気通路(131)と第
2空気通路(132)とから放出されるそれぞれの空気
の中間温度の空気を放出する空気通路(133)が得ら
れ、複数の発熱機器(4)に応じた冷却が可能となる。
【0024】請求項9に記載の発明では、第2空間(3
2)には、少なくとも1つの吸気口(61)から吸入し
た空気を水冷エンジン(1)に供給する吸気通路(6)
を有し、少なくとも1つの吸気口(61)は、第1空気
通路(131)からの空気を吸入するように設けられた
ことを特徴としている。
【0025】これにより、第1空気通路(131)から
温度の低い空気を吸入通路(6)に供給できるので、水
冷エンジン(1)が高負荷時においては、吸入空気の体
積効率向上による出力向上やノッキング防止による燃費
向上が得られる。
【0026】請求項10に記載の発明では、吸気口(6
1)は、第2空間(32)の高温領域に配置され、第1
空気通路(131)は、吸気口(61)に向けて設けら
れたことを特徴としている。
【0027】これにより、水冷エンジン(1)が低負荷
時においては、第1空気通路(131)からの空気流量
は少なく、吸気口(61)から主に高温領域の温度の高
い空気を吸気通路(6)に吸入するので、燃料霧化促
進、ポンピングロス低減による燃費向上や排ガス触媒の
活性化によるCO・HCの低減や暖機性能向上が得られ
る。
【0028】また、水冷エンジン(1)が高負荷時にお
いては、第1空気通路(131)からの空気流量が増加
し、吸気口(61)から温度の低い空気を吸気通路
(6)に吸入できるので、請求項9に記載の発明と同様
に、出力向上や燃費向上が得られる。
【0029】請求項11に記載の発明では、吸気通路
(6)は、第2空間(32)の高温領域に配置され、吸
気口(61)は、第1空気通路(131)近傍に設けら
れたことを特徴としている。
【0030】これにより、水冷エンジン(1)が低負荷
時においては、第1空気通路(131)からの空気流量
は少なく、吸気口(61)から吸入した空気は、吸気通
路(6)内で高温領域の影響を受けて昇温され温度の高
い空気となる。
【0031】また、水冷エンジン(1)が高負荷時にお
いては、第1空気通路(131)からの空気流量が増加
し、吸気口(61)から吸気通路(6)に温度の低い空
気を吸入でき、高温領域の影響を受けずに、吸入空気温
度は低い状態を確保できる。
【0032】よって、水冷エンジン(1)の低負荷時、
高負荷時それぞれの場合に応じて、高温、低温の空気を
吸入できるので、低負荷時では燃費向上、CO・HC低
減、暖機性能向上が得られ、また、高負荷時では出力向
上、燃費向上が得られる。
【0033】請求項12に記載の発明では、第1空気通
路(131)内または吸気通路(6)内には、発熱機器
(4)が配設されるようにしたことを特徴としている。
【0034】これにより、水冷エンジン(1)の低負荷
時においては、第1空気通路(131)からの空気流量
は少なく、発熱機器(4)の熱で空気が昇温され、温度
の高い空気として吸気口(61)から吸気通路(6)内
に吸入される。また、高負荷時においては、第1空気通
路(131)からの空気流量が増大し、発熱機器(4)
の熱による影響をあまり受けずに温度の低い空気として
吸気口(61)から吸気通路(6)に吸入されるので、
水冷エンジン(1)の負荷に応じた適正な運転が可能と
なる。
【0035】加えて、発熱機器(4)を効率よく冷却す
ることが可能となる。
【0036】請求項13に記載の発明では、バイパス通
路(14)内には、このバイパス通路(14)を開閉す
る開閉手段(16)が設けられ、この開閉手段(16)
は、水冷エンジン(1)の負荷状況に応じて開閉される
ようにしたことを特徴としている。
【0037】これにより、水冷エンジン(1)が低負荷
時に開閉手段(16)を閉じるようにしてやれば、吸気
口(61)から第2空間(32)の温度の高い空気を吸
気通路(6)に吸入できる。また、高負荷時に開閉手段
(16)を開くようにしてやれば、第1空気通路(13
1)からの温度の低い空気を吸気通路(6)に吸入で
き、水冷エンジン(1)の負荷に応じた適正な運転が可
能となる。
【0038】請求項14に記載の発明では、吸気通路
(6)は、吸気口(61)側を分岐して開口する第2吸
気口(62)と、吸気口(61)および第2吸気口(6
2)を開閉する吸気開閉手段(63)とを有し、第2吸
気口(62)は、吸気口(61)とは異なる第2空間
(32)の領域に配置されるようにし、吸気開閉手段
(63)は、水冷エンジン(1)の負荷状況に応じて開
閉されるようにしたことを特徴としている。
【0039】これにより、水冷エンジン(1)が低負荷
時においては、吸気開閉手段(63)により第2吸気口
(62)が開くようにしてやれば、第2空間(32)か
ら温度の高い空気を吸気通路(6)に吸入でき、また、
高負荷時においては、吸気開閉手段(63)により吸気
口(61)が開くようにしてやれば、第1空気通路(1
31)から温度の低い空気を吸気通路(6)に吸入で
き、水冷エンジン(1)の適正な運転が可能となる。
【0040】また、請求項15に記載の発明のように、
第2吸気口(62)は、第2空気通路(132)内に開
口するように設けても良い。
【0041】これにより、上記請求項14に記載の発明
に対して、水冷エンジン(1)が低負荷時において、熱
交換器(10、11)を通過した更に温度の高い空気を
吸気通路(6)に吸入できるので、短時間で低負荷時の
水冷エンジン(1)の最適な運転が可能となる。
【0042】請求項16に記載の発明では、第1空気通
路(131)からの空気放出方向は、エンジンルーム
(3)の左右方向に傾斜されたことを特徴としている。
【0043】これにより、第1空気通路(131)から
の放出空気はエンジンルーム(3)の内周を旋回するよ
うに流れ、直接水冷エンジン(1)に当たらないように
できるので、冬季におけるエンジン暖機性能を向上でき
る。また夏季においては、水冷エンジン(1)により放
出空気が直接昇温されるのが防止されるので、水冷エン
ジン(1)回りの発熱機器(4)を効果的に冷却でき、
発熱機器(4)の性能向上、耐久性向上が図れる。
【0044】そして、請求項17に記載の発明のよう
に、第1空気通路(131)の傾斜方向は、エンジンル
ーム(3)内における水冷エンジン(1)の左右方向配
置位置に対して反対側となるようにするのが良い。
【0045】これにより、第1空気通路(131)から
の放出空気は、水冷エンジン(1)から離れた側から水
冷エンジン(1)側に向けて旋回していく。そして、一
般に水冷エンジン(1)から離れた温度の低い発熱機器
(4)から順次冷却し、昇温していくので、効率よく冷
却できる。
【0046】また、請求項18に記載の発明のように、
水冷エンジン(1)が、エンジンルーム(3)内の左右
方向の中央側に配置されている場合には、第1空気通路
(131)は、左右両方向に傾斜して向けられるように
するのが良い。
【0047】これにより、水冷エンジン(1)が中央側
に配置されるような場合でも、水冷エンジン(1)を迂
回するように第1空気通路(131)から空気を放出で
きるので、冬季における暖機性能向上、夏季における発
熱機器(4)の効果的な冷却が可能となる。
【0048】この場合、左右の第1空気通路(131)
からの放出空気の割合を、発熱機器(4)の配置位置、
数に応じて調整することで、効果的に発熱機器(4)を
冷却できる。
【0049】請求項19に記載の発明では、第2空気通
路(132)内に、流入空気の流れ方向に対してエンジ
ンルーム(3)外の方向に傾斜する複数の導風板(2
1)を、上下方向に設けたことを特徴としている。
【0050】これにより、第2空気通路(132)を形
成する区画壁(13)のみで流入空気をエンジンルーム
(3)外へ導くようにしていたものに対して、複数の導
風板(21)を加えることで流入空気をエンジンルーム
(3)外へ効率よく放出できるように成るので、区画壁
(13)を小さくでき、水冷エンジン(1)と熱交換器
(10、11)との間隔が狭いような場合でも搭載が容
易となる。
【0051】そして、請求項20に記載の発明では、複
数の導風板(21)は、傾斜角度(θ)が可変すること
で第2空気通路(132)を開閉するように配置される
ようにして、複数の導風板(21)の傾斜角度(θ)
は、少なくとも水冷エンジン(1)の冷却水温度あるい
は熱交換器(10、11)の下流側空気温度に応じて可
変されるようにしたことを特徴としている。
【0052】これにより、冷却水温度あるいは下流側空
気温度に応じて第2空気通路(132)から放出される
空気の放出量を制御できる。例えば、上記各温度が低い
場合、複数の導風板(21)の傾斜角度(θ)を第2空
気通路(132)を閉じる側に可変することで熱交換器
(10、11)を通過する空気量を低減して放熱を抑
え、水冷エンジン(1)の暖機性能を向上できる。ま
た、上記各温度が高くなるにつれて、導風板(21)の
傾斜角度(θ)を第2空気通路(132)を開く側に可
変することで熱交換器(10、11)を通過する空気量
を増大させて放熱を促進できる。
【0053】この時、請求項21に記載の発明のよう
に、複数の導風板(21)の傾斜角度(θ)は、温度に
応じて形状変化する形状変化部材(22)により可変さ
れるようにする。
【0054】具体的には、請求項22に記載の発明のよ
うに、形状変化部材(22)は、バイメタル(221)
あるいは形状記憶合金(222)とする。
【0055】これにより、形状変化部材(22)の形状
変化に連動して複数の導風板(21)の傾斜角度(θ)
を可変でき、傾斜角度(θ)を制御するための温度検出
手段、制御手段、駆動手段等を用いずに安価な構成で対
応できる。
【0056】また、請求項23に記載の発明のように、
導風板(21)を、第1空気通路(131)内にも設け
るようにしても良い。
【0057】これにより、第2空気通路(132)と同
様に、冷却水温度あるいは下流側空気温度に応じて第1
空気通路(131)から放出される空気の放出量も制御
できる。例えば、上記各温度が低い場合、導風板(2
1)の傾斜角度(θ)を第1空気通路(131)を閉じ
る側に可変することでバイパス通路(14)からの熱交
換されない温度の低い空気の放出量を抑えて、必要以上
にエンジンルーム(3)内の冷却を抑え、水冷エンジン
(1)の暖機性能を向上できる。また、上記各温度が高
くなるにつれて、導風板(21)の傾斜角度(θ)を第
1空気通路(131)を開く側に可変することで温度の
低い空気の放出量を増加させ、発熱機器(4)を効果的
に冷却することができる。
【0058】更に、請求項24に記載の発明のように、
導風板(21)の傾斜角度(θ)を可変する形状変化部
材(22)は、第1空気通路(131)側と第2空気通
路(132)側とで、温度に対する形状変化の特性が異
なるようにしても良い。
【0059】これにより、温度に応じて第1空気通路
(131)と第2空気通路(132)とでは、導風板
(21)の開閉度合いを変えることができるので、必要
に応じて第1空気通路(131)と第2空気通路(13
2)との放出空気量を調整できる。
【0060】請求項25に記載の発明では、第2空気通
路(132)を形成する区画壁(13)を、水冷エンジ
ン(1)に当接するように設け、少なくとも水冷エンジ
ン(1)との当接部(134)は、樹脂あるいは塗料を
発泡させた発泡部材(135)で形成されるようにした
ことを特徴としている。
【0061】これにより、発泡部材(135)の弾性に
より水冷エンジン(1)からの振動を吸収でき、また、
フレキシブルに区画壁(13)を搭載できるので、区画
壁(13)と水冷エンジン(1)との間で隙間を設けず
に、熱交換器(10、11)と区画壁(13)との距離
を大きく設定できるので、通風抵抗を低減し、送風機
(17)の送風性能を向上できる。
【0062】請求項26に記載の発明では、熱交換器
(10、11)の熱交換部(101、111)は、ラジ
エータ(10)の熱交換部(101)と車両用空調装置
内の冷媒を凝縮する凝縮器(11)の熱交換部(11
1)とが一体で設けられた複式熱交換器(12)とした
ことを特徴としている。
【0063】これにより、両熱交換器(10、11)間
を一体で連結するフィンにより空気側放熱面積を増加
し、また、両熱交換器(10、11)の上下あるいは左
右端部で両者を一体で連結するサイドプレートにより両
熱交換器(10、11)間の隙間を塞ぐダクト効果を得
るので、両熱交換器(10、11)の放熱性能を向上で
きる。
【0064】請求項27に記載の発明では、送風機(1
7)を構成するファン(171)は、回転軸方向に空気
を送風する軸流ファン(171)としたことを特徴とし
ている。
【0065】これにより、横流ファン(クロスフローフ
ァン)等の多翼ファンに比べて、安価に、また、省スペ
ースでの搭載が可能となる。
【0066】尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0067】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態の模式図であり、車両用水冷エンジンの
冷却装置に適用したものである。
【0068】車両走行用の水冷エンジン(以下、エンジ
ンと呼ぶ)1は、車両前方側に向けて開口して空気を内
部に取込む空気口(以下、グリルと呼ぶ)2が形成され
たエンジンルーム3内に搭載されている。尚、エンジン
1は、エンジンルーム3内でグリル2から見て空気流れ
下流側に位置している。また、エンジン1の上方側には
車両用空調装置の圧縮機、オルタネータ等のエンジン1
と連動して稼動する発熱機器としてのエンジン補機4が
設けられている。
【0069】そして、エンジンルーム3内には、グリル
2とエンジン1との間に、エンジン1内を循環してエン
ジン1を冷却する冷却水と空気との間で熱交換を行なう
熱交換器としてのラジエータ10が配設され、更にこの
ラジエータ10の空気流れ上流側には、車両用空調装置
内の冷媒を凝縮する熱交換器としての凝縮器(以下、コ
ンデンサと呼ぶ)11が配設されている。
【0070】ラジエータ10とエンジン1との間には、
エンジンルーム3内をラジエータ10側の第1空間31
とエンジン1側の第2空間32とに区画する区画壁を成
す樹脂製のシュラウド13が設けられている。そしてシ
ュラウド13の上側にはグリル2から第1空間31内に
流入した空気(以下、流入空気と呼ぶ)を第2空間32
に導く第1空気通路131が形成され、一方、下側には
流入空気をエンジンルーム3外に導く第2空気通路13
2が形成されている。
【0071】シュラウド13の第1空間31側には、第
1空気通路131側と第2空気通路132側とを仕切る
仕切り壁15が設けられている。実際には、仕切り壁1
5と第1空気通路131および第2空気通路132の壁
面とは、空気が流れる上で段差の無いように滑らかに設
けるのが好ましい。
【0072】更に、ラジエータ10とコンデンサ11
は、必要放熱量からそれぞれその体格を設定している
が、ここでは、上下方向にコンデンサ11側を大きく、
ラジエータ10側が小さくなるように差を設けている。
そして、流入空気がラジエータ10の上側を迂回するよ
うにバイパス通路14を設け、このバイパス通路14
は、第1空気通路131と連通するようにしている。
【0073】グリル2の下流側にはラジエータ10、コ
ンデンサ11に空気を送風する送風機17が設けられ、
この送風機17を構成するファンは、回転軸方向に空気
を送風する軸流ファン171としている。
【0074】次に、第1実施形態における作動について
説明する。
【0075】グリル2からの流入空気および送風機17
の作動により送風される空気は、コンデンサ11および
ラジエータ10を通過し、シュラウド13によってエン
ジン1に直接衝突すること無く、大半の空気は、第2空
気通路132からエンジンルーム3外に放出される。ま
た、一部の空気は、バイパス通路14を経由し第1空気
通路131から放出され、主にエンジンルーム3の上側
を流れ、最下流で下側に向けてエンジンルーム3外に放
出される。
【0076】この時、第1空気通路131を流れる空気
は、コンデンサ11で熱交換され冷媒を冷却した分のみ
の温度上昇を伴う温度の低い空気(以下、温風)とな
り、また、第2空気通路132を流れる空気は、コンデ
ンサ11およびラジエータ10で熱交換され冷媒および
冷却水を冷却した分の温度上昇を伴う温度の高い空気
(以下、熱風)となり、温度差をもってそれぞれ放出さ
れる。
【0077】以上の構成および作動による効果について
説明する。
【0078】第2空気通路132から空気がエンジンル
ーム3外に放出されることによって、例えば、冬季にお
いては熱交換の少ない冷風が直接エンジン1に衝突しな
いので暖機性能が向上でき、また、夏季においては熱交
換された熱風がラジエータ10、コンデンサ11の上流
側に回り込むことが無いので放熱性能の低下を防止でき
るようにしている。
【0079】本発明では、送風機17を構成するファン
は、軸流ファン171としているので、横流ファン(ク
ロスフローファン)等の多翼ファンに比べて、安価に、
また、省スペースでの搭載を可能としている。そして、
送風機17をラジエータ10およびコンデンサ11の上
流側に設けているので、送風機17とシュラウド13と
の距離を大きく確保でき、シュラウド13の後方抵抗体
としての影響を受けにくくすることができる。また、両
熱交換器10、11(両熱交換部のフィンまたはチュー
ブ)によって空気流れが整流されるので、図31に示す
旋回流A、Bによるシュラウド13との流れの乱れ、逆
流等が低減でき、送風性能低下を抑制できる。因みに、
本発明者らの実機確認では、送風機17をラジエータ1
0の下流側に設けた従来技術に比べて、約70%の送風
量の向上を得ている。
【0080】更に、両熱交換器10、11の上流側から
熱交換される前の温度の低い空気(冷風)を送風するの
で、空気密度の大きい空気を送風でき、両熱交換器1
0、11の放熱性能を向上できる。
【0081】また、従来技術においては、図31に示す
ように、バイパス通路14を通過した温風と、両熱交換
器10、11を通過した熱風とが送風機17の旋回流
A、Bによって混流し、空気温度が平均化してしまうの
に対して、本発明では、送風機17から送風される空気
は、両熱交換器10、11により整流され、第1空気通
路131、第2空気通路132にそれぞれ混流すること
無く流すことができるので、両者に充分な空気温度差を
確保し、第1空気通路131から温風を水冷エンジン1
側に放出できる。
【0082】ここでは、第1空気通路131と第2空気
通路132間に仕切り壁15を設けているので、バイパ
ス通路14を通過する温風と、両熱交換器10、11を
通過する熱風とを確実に分離して第1空気通路131お
よび第2空気通路132に放出することができる。
【0083】因みに、本発明者らの実機確認によれば、
従来技術との比較で、第1空気通路131の放出空気温
度が50〜60℃であったものに対して30〜40℃と
することができ、約20℃の低減を得ている。(第2空
気通路132の放出空気温度は60〜70℃であったも
のに対して70〜80℃を得ている)このように温度差
を設けられた第1空気通路131からの温風は、エンジ
ンルーム3内やエンジン補機4の冷却に活用でき、エン
ジン1の出力向上、エンジン補機4の性能、耐久性向上
等が可能となる。
【0084】一方、仕切り壁15の設定位置を可変して
やれば、図2(a)に示すように、温風のみを放出する
場合、図2(b)に示すように、温風と熱風とを混流さ
せて放出する場合が可能となり、第1空気通路131か
ら放出する空気の温度を調整できる。
【0085】尚、バイパス通路14の形成に当たって
は、図3(a)に示すように、上記構成に対して、コン
デンサ11側を小さくして設けてもよい。また、図3
(b)に示すように、ラジエータ10、コンデンサ11
ともに同体格で両者を迂回するバイパス通路14として
もよい。
【0086】(第2実施形態)本発明の第2実施形態を
図4に示す。第2実施形態は、バイパス通路14内に開
閉手段16を設けたものである。
【0087】バイパス通路14内には、開閉手段として
のドア16が設けられており、エンジン1の冷却水温を
検出する水温センサ18と、グリル2に設けられた外気
温を検出する外気温センサ19からの検出信号に基づい
て、電子制御装置(以下、ECUと呼ぶ)44により開
閉制御されるようにしている。
【0088】具体的には、外気温が所定値以下、冷却水
温が所定値以下の場合および、外気温に関わらず冷却水
温が所定値より高い場合にドア16を閉じ、外気温が所
定値より高く、冷却水温が所定値以下の場合にドア16
を開けるように制御している。
【0089】これにより、第1空気通路131から放出
する温風の放出量を制御できる。例えば冬季において
は、ドア16を閉じてエンジン1側に空気を放出しない
様にすれば、エンジン1の暖機性能を更に向上できる。
【0090】また夏季において、冷却水温の高い時にド
ア16を閉じて送風機17からの空気をすべてコンデン
サ11およびラジエータ10に送風してやれば、熱交換
性能を向上できる。外気温が高く冷却水温の低い時に
は、ドア16を開けて第1空気通路131から温風を放
出して、エンジン1やエンジン補機4の冷却ができる。
【0091】(第3実施形態)本発明の第3実施形態を
図5に示す。第3実施形態は、第1空気通路131をエ
ンジン補機4に向けて集中して放出空気が当たるように
したものである。更に具体的には、図6に示すように、
第1空気通路131は、エンジンルーム3の左右方向に
一様に広がるものではなく、開口部をエンジン補機4に
向けて絞り込むようにしている。
【0092】これにより、エンジン補機4を常に冷却す
ることが可能となり、また第1空気通路131の開口部
を絞り込んでいるので放出空気の流速が増加し、効果的
にエンジン補機4の冷却ができ、性能向上、耐久性向
上、または耐熱機能分のコストダウン等が可能となる。
【0093】当然のことながら、冷却するエンジン補機
4は、樹脂材で構成されるものに対して金属材で構成さ
れるもののほうが熱伝達率が高く、効果的に冷却でき
る。
【0094】(第4実施形態)本発明の第4実施形態を
図7に示す。第4実施形態は、第1空気通路131内に
エンジン補機4を組込んだものである。
【0095】たとえばECU44等の電子部品のよう
に、体格は小さいが自己発熱が大きいものを冷却するの
に特に有効であり、上記第3実施形態に対して更に効率
的にエンジン補機4(ECU44)の冷却が可能とな
る。
【0096】(第5実施形態)本発明の第5実施形態を
図8に示す。第5実施形態は、第1空気通路131と第
2空気通路132との間に第3空気通路133を設けた
ものである。第3空気通路133は、ラジエータ10を
迂回するバイパス通路14を通過する空気とコンデンサ
11およびラジエータ10の両者を通過する空気とが混
流するようにしている。
【0097】そして、第1空気通路131の下流側、第
3空気通路133の下流側はそれぞれ異なるエンジン補
機41、42に放出空気が当たるようにしている。
【0098】これにより、第1空気通路131と第2空
気通路132とから放出されるそれぞれの空気の中間温
度の空気を放出する第3空気通路133が得られ、複数
のエンジン補機41、42の冷却温度に応じた冷却が可
能となる。
【0099】(第6実施形態)上記第1実施形態では、
ラジエータ10の上側にバイパス通路14を設けて、連
通する第1空気通路131を上側に、第2空気通路13
2を下側に設けるようにしたが、図9に示すように、バ
イパス通路14を下側に設けて、合せて第1空気通路1
31を下側に、第2空気通路132を上側に設けるよう
にしてもよい。
【0100】具体的には、図10に示すように、第1空
気通路131を左右方向に対して任意の区間に絞り、第
2空気通路132は第1空気通路131を挟むように、
且つ、放出空気は当然エンジンルーム3外に抜けるよう
に下側に向けるようにしている。
【0101】これにより、エンジンルーム3内の下側に
設けられたエンジン補機4に対しても冷却が可能とな
る。
【0102】(第7実施形態)本発明の第7実施形態を
図11に示す。第7実施形態は、上記第1実施形態に対
して、エンジン1の負荷状況に応じて温度の異なる空気
をエンジン1に吸入させ、エンジン1の適正な運転を行
なうようにしたものである。
【0103】エンジン1の上側近傍には、吸入空気をエ
ンジン1に供給する吸気通路6が設けられ、空気吸入側
に吸気口61、その下流側にエアクリーナ43を有して
いる。そして吸気口61は、主に第2空間32内の下流
側で空気流れが少なく、空気温度の高い領域に設けるよ
うにしており、第1空気通路131は、この吸気口61
に向けられるようにしている。
【0104】これにより、上記第1実施形態における効
果に加えて、エンジン1の適正な運転を行なうことが可
能となる。即ち、エンジン1が低負荷時においては、第
1空気通路131からの空気流量は少なく、吸気口61
から主に高温領域の温度の高い空気を吸気通路6に吸入
するので、燃料霧化促進、ポンピングロス低減による燃
費向上や排ガス触媒の活性化によるCO・HCの低減や
暖機性能向上が得られる。
【0105】また、エンジン1が高負荷時においては、
第1空気通路131からの空気流量が増加し、吸気口6
1から温度の低い空気を吸気通路6に吸入するので、吸
入空気の体積効率向上による出力向上やノッキング防止
による燃費向上が得られる。
【0106】(第8実施形態)第8実施形態を図12に
示す。第8実施形態は、上記第7実施形態に対して、吸
気通路6、エアクリーナ43を、主に第2空間32内の
下流側で空気流れが少なく、空気温度の高い領域に設け
るようにしており、吸気口61を第1空気通路131の
近傍に設けるようにしている。
【0107】これにより、エンジン1が低負荷時におい
ては、第1空気通路131からの空気流量は少なく、吸
気口61から吸入した空気は、吸気通路6内で高温領域
の影響を受けて昇温され温度の高い空気となる。
【0108】また、エンジン1が高負荷時においては、
第1空気通路131からの空気流量が増加し、吸気口6
1から吸気通路6に温度の低い空気を吸入でき、高温領
域の影響を受けずに、吸入空気温度は低い状態を確保で
きる。
【0109】よって、エンジン1の低負荷時、高負荷時
それぞれの場合に応じて、高温、低温の空気を吸入でき
るので、低負荷時では燃費向上、CO・HC低減、暖機
性能向上が得られ、また、高負荷時では出力向上、燃費
向上が得られる。
【0110】(第9実施形態)本発明の第9実施形態を
図13に示す。第9実施形態では、上記第1実施形態に
対して、第2空間32内に設けられた吸入通路6に第1
空気通路131からの空気が流入するように配置し、第
1空気通路131内に、発熱機器としてのエンジン補機
4が配設されるようにしている。エンジン補機4は、上
記第4実施形態と同様に、例えば、ECU44等の電子
部品が適当である。
【0111】これにより、エンジン1の低負荷時におい
ては、第1空気通路131からの空気流量は少なく、E
CU44の発熱により空気が昇温され、温度の高い空気
として吸気口61から吸気通路6内に吸入される。ま
た、高負荷時においては、第1空気通路131からの空
気流量が増大し、ECU44の発熱による影響をあまり
受けずに温度の低い空気として吸気口61から吸気通路
6に吸入されるので、エンジン1の負荷に応じた適正な
運転が可能となる。
【0112】加えて、ECU44を効率よく冷却するこ
とが可能となる。
【0113】尚、ECU44は、吸気通路6内に設ける
ようにしても、上記と同様の効果が得られる。
【0114】(第10実施形態)本発明の第10実施形
態を図14に示す。第10実施形態は、上記第9実施形
態に対して、バイパス通路14内には、このバイパス通
路14を開閉する開閉手段としてのドア16が設けられ
ており、このドア16は、エンジン1の負荷状況に応じ
て開閉されるようにしている。
【0115】ドア16の具体的な開閉機構としては、エ
ンジン1への吸入空気量を調節するスロットルバルブ1
aの開閉に連動するように連結ワイヤ1bでドア16を
連結するようにしている。そして、スロットルバルブ1
aが閉じる方向に動く時(エンジン1が低負荷作動時)
に、ドア16がバイパス通路14を閉じ、また、スロッ
トルバルブ1aが開く方向に動く時(エンジン1が高負
荷作動時)に、ドア16がバイパス通路14を開くよう
にしている。
【0116】これにより、エンジン1が低負荷時にはド
ア16が閉じる方向に動くので、吸気口61は、第2空
間32の温度の高い空気を吸気通路6に吸入できる。ま
た、高負荷時にはドア16が開く方向に動くので、第1
空気通路131からの温度の低い空気を吸気通路6に吸
入でき、エンジン1の負荷に応じた適正な運転が可能と
なる。
【0117】(第11実施形態)本発明の第11実施形
態を図15に示す。第11実施形態は、吸気通路6に
は、吸気口61側を分岐して開口する第2吸気口62を
設け、吸気口61および第2吸気口62を開閉する吸気
開閉手段としての切替えドア63を設けている。この
時、吸気口61は、第1空気通路131に向けられ、第
2吸気口62は、吸気口61とは異なる第2空間32の
領域に配置されるようにしている。具体的には、第1空
気通路131および第2空気通路132の間としてい
る。そして、切替えドア63は、エンジン1の負荷状況
に応じて開閉されるようにしている。
【0118】切替えドア63の具体的な開閉機構として
は、エンジン1への吸入空気量を調節するスロットルバ
ルブ1aの開閉に連動するように連結ワイヤ1bで切替
えドア63を連結するようにしている。そして、スロッ
トルバルブ1aが閉じる方向に動く時(エンジン1が低
負荷作動時)に、切替えドア63が吸気口61側を閉
じ、第2吸気口62が吸気通路6と連通し、また、スロ
ットルバルブ1aが開く方向に動く時(エンジン1が高
負荷作動時)に、切替えドア16が第2吸気口62側を
閉じ、吸気口61が吸気通路6と連通するようにしてい
る。
【0119】これにより、エンジン1が低負荷時におい
ては、切替えドア63により第2吸気口62が開き、第
2空間32から温度の高い空気を吸気通路6に吸入で
き、また、高負荷時においては、切替えドア63により
吸気口61が開き、第1空気通路131から温度の低い
空気を吸気通路6に吸入でき、エンジン1の適正な運転
が可能となる。
【0120】(第12実施形態)本発明の第12実施形
態を図16に示す。第12実施形態は、上記第11実施
形態に対して、第2吸気口62を、第2空気通路132
内に開口するように設けている。
【0121】これにより、上記第11実施形態に対し
て、エンジン1が低負荷時において、コンデンサ11、
ラジエータ10を通過した更に温度の高い空気を吸気通
路6に吸入できるので、短時間で低負荷時のエンジン1
の最適な運転が可能となる。
【0122】尚、上記第11〜12実施形態における切
替えドア63(あるいは第10実施形態におけるドア1
6)は、図17に示すように、エンジン1の回転数を検
出する回転センサ45、アクセル開度を検出する位置セ
ンサ46、エンジン1への吸気圧を検出する圧力センサ
47からの検出信号をコントロールユニット48に入力
し、その入力値に応じてステップモータ49を作動させ
て開閉するようにしても良い。
【0123】各センサ45〜47の検出信号値と切替え
ドア63(ドア16)の開閉状態との関係は、回転数が
高い、アクセル開度が大きい、吸気圧が高い状態の内い
ずれかの場合に、切替えドア63は、第2吸気口62を
閉じ、吸気口61が吸気通路6に連通する方向に作動さ
せるようにすれば良い。(ドア16においては、バイパ
ス通路14を開く方向に作動させるようにすれば良
い。)これにより、エンジン1の負荷状況に応じて、木
目細かく吸入空気を温度調節することができ、エンジン
1の適正な運転が可能となる。
【0124】また、各ドア16、63は、例えば空気温
度に反応するワックス、バイメタル、形状記憶合金等を
用いて構成しても良い。
【0125】更に、吸気通路6には、第3吸気口のよう
に吸入部分を増やすようにしても良い。各吸気口からの
吸入空気に温度差を持たせるようにして、木目細かなエ
ンジン1の適正な運転が可能となる。
【0126】(第13実施形態)本発明の第13実施形
態を図18に示す。第13実施形態は、上記第1実施形
態に対して、第1空気通路131の空気放出方向をエン
ジンルーム3内の左右方向に傾斜するようにしたもので
ある。
【0127】エンジンルーム3内のエンジン1は、ここ
では横置きレイアウトされており、車両左右方向に対し
て右側に配設されている。また、各種エンジン補機4
は、エンジン1の回りに配設されており、主なものの代
表例として、オルタネータ41、レギュレータ412が
エンジンルーム3の右側に、またバッテリ411が左側
に設けられている。
【0128】そして、シュラウド13に形成された第1
空気通路131の傾斜方向は、エンジン1に対して反対
側を向くようにしている。即ち、上記のように右側に配
設されたエンジン1に対して、第1空気通路131は、
左側を向くようにしている。
【0129】これにより、第1空気通路131からの放
出空気はエンジンルーム3の内周を旋回するように流れ
(旋回しながら車両下方に抜けていく)、直接エンジン
1に当たらないようにできるので、冬季におけるエンジ
ン暖機性能を向上できる。
【0130】また夏季においては、エンジン1により放
出空気が直接昇温されるのが防止されるので、エンジン
1回りのエンジン補機4を効果的に冷却でき、エンジン
補機4の性能向上、耐久性向上が図れる。具体的には、
第1空気通路131からの放出空気は、エンジン1から
離れた側からエンジン1側に向けて旋回していく。そし
て、一般にエンジン1から離れた温度の低いエンジン補
機4から順次冷却し、昇温していくので、効率よく冷却
できる。
【0131】図19に、アイドリング時のエアコン高負
荷状態での第1空気通路131の左右の傾斜方向とエン
ジンルーム3内の各部の温度を比較した結果を示す。第
1空気通路131の空気放出方向を上記第1実施形態の
ように車両後方に向けてまっすぐ放出するものに対し
て、エンジン1と反対側になる左方向に傾斜したもの
(左旋回させたもの)では、主にエンジンルーム3の左
側および右後方領域の温度低下の効果が大きく、エンジ
ンルーム3内の平均温度で6℃の低減、バッテリ41
1、オルタネータ41、レギュレータ412、左右ヘッ
ドライト等の各エンジン補機4のそれぞれの部位で7〜
15℃の低減を得ている。
【0132】尚、第1空気通路131の空気放出方向
は、右側に傾けるようにしても良い。上記のエンジン1
に対して反対側(左側)に向けたものに対して、温度低
減の効果は小さくなるものの、この場合でも第1空気通
路131からの放出空気がエンジン1によって直接昇温
されるのを防止できるので、エンジン1回りのエンジン
補機4の効果的な冷却が得られる。(実車テスト結果で
は、エンジンルーム平均温度で3℃の低減、各エンジン
補機4のそれぞれの部位で2〜8℃の低減を得てい
る。)尚、図20に示すように、縦置きレイアウトのよ
うにエンジン1がエンジンルーム3内のほぼ中央側に配
設されるような場合は、第1空気通路131は左右両方
向に傾斜させて設けるようにしても良い。この場合、エ
ンジン補機4としてのオルタネータ41、レギュレータ
412等の位置に合せて、左右に傾斜する第1空気通路
131の開口面積を調整するようにすると良い。
【0133】これにより、エンジン1が中央側に配置さ
れるような場合でも、エンジン1を迂回するように第1
空気通路131から空気を放出できるので、冬季におけ
る暖機性能向上、夏季におけるエンジン補機4の効果的
な冷却が可能となる。
【0134】そして、左右の第1空気通路131からの
放出空気の割合を、エンジン補機4の配置位置、数に応
じて調整することで、更に効果的にエンジン補機4を冷
却できる。
【0135】(第14実施形態)本発明の第14実施形
態を図21に示す。第14実施形態は、上記第1実施形
態に対して、第2空気通路132内に複数の導風板21
を設けたものである。
【0136】複数の導風板21は、流入空気の流れ方向
に対して、エンジンルーム3外の方向(ここでは、下
側)に傾斜するようにしており、上下方向に複数配置さ
れるようにしている。
【0137】通常、エンジン1とラジエータ10との間
隔Lが狭い場合、それに伴なってシュラウド13とラジ
エータ10との隙間も狭くなり、第2空気通路132か
ら放出される空気に対して抵抗が大きくなり、送風機1
7による送風量が低下してしまうので冷却装置の搭載が
困難になる。
【0138】しかしながら、本実施形態では、第2空気
通路132を形成する区画壁13のみで流入空気をエン
ジンルーム3外へ導くようにしていたものに対して、複
数の導風板21を加えることで流入空気をエンジンルー
ム3外へ効率よく放出できるように成るので、区画壁1
3を小さくでき、送風量の低下を招くことなく水冷エン
ジン1とラジエータ10との間隔Lが狭いような場合で
も搭載が容易となる。
【0139】(第15実施形態)本発明の第15実施形
態を図22〜図24に示す。第15実施形態は、上記第
14実施形態に対して、導風板21の傾斜角度θが可変
するようにしたものであり、且つ、第1空気通路131
内にも、この傾斜角度θが可変する導風板21を設ける
ようにしたものである。
【0140】全体構成は、図23に示すように、第1空
気通路131、第2空気通路132内に複数の導風板2
1が、シュラウド13の側壁136に形状変化部材22
を介して設けられたものとしている。
【0141】図24に示すように、導風板21の左右方
向の端部には、回動軸211が設けられ、この回動軸2
11には軸方向に延びる溝孔212が設けられている。
尚、導風板21の断面形状は、平板状でも良いが好まし
くは、通風抵抗の低減や、空気の流れ方向を転換するの
に上側に凸となるような翼形状とするのが望ましい。
【0142】シュラウド13の側壁136には、形状変
化部材22が装着され上部に固定部136cが形成され
た略丸型にへこむ凹部136bが設けられている。そし
て、その中心部には、上記回動軸211が貫通し、回動
可能となる嵌合孔136aが設けられている。
【0143】形状変化部材22は温度に応じて形状変化
する例えばバイメタル221や形状記憶合金222であ
り、帯板をコイル状に形成したものとしており、上記側
壁136の凹部136bに装着され、外側端部221a
が固定部136cに固定され、内側端部221bが導風
板21の溝孔212に固定されるようにしている。
【0144】ここで、この形状変化部材22は、ラジエ
ータ10の下流側空気温度(第2空気通路132を流通
する空気温度)に応じてコイルの巻き状態が変化するよ
うにしており、温度が低い時は巻き状態が戻る方向へ変
化し、導風板21の傾斜角度θを小さくする方向に可変
させる。また、温度が高い時は逆に巻き状態が更に進む
方向へ変化し、導風板21の傾斜角度θを大きくする方
向に可変させるようにしており、第1空気通路131、
第2空気通路132を開閉するようにしている。特に、
第2空気通路132に設けられた複数の導風板21は、
傾斜角度θがゼロ近傍で互いに隙間なく第2空気通路1
32を閉塞するような位置関係に配置するようにしてい
る。
【0145】これにより、空気温度に応じて第1空気通
路131および第2空気通路132から放出される空気
の放出量を制御できる。
【0146】まず、第2空気通路132については、具
体的には、空気温度が低い(主にエンジン1の負荷が低
く、冷却水温度も低い場合にラジエータ10で熱交換さ
れる空気温度が低い)場合、複数の導風板21の傾斜角
度θが第2空気通路132を閉じる側に可変されること
で、ラジエータ10、コンデンサ11を通過する空気量
を低減して放熱を抑え、エンジン1の暖機性能を向上で
きる。また、空気温度が高くなるにつれて(主にエンジ
ン1の負荷が高くなり、冷却水温度が高くなるとラジエ
ータ10で熱交換される空気温度も高くなる)、導風板
21の傾斜角度θが第2空気通路132を開く側に可変
されることで、ラジエータ10、コンデンサ11を通過
する空気量を増大させて放熱を促進できる。即ち、エン
ジン1の冷却性能向上、空調装置の冷房性能の向上が図
れることになる。
【0147】次に、第1空気通路131については、具
体的には、空気温度が低い場合、導風板21の傾斜角度
θが第1空気通路131を閉じる側に可変され、バイパ
ス通路14からの温度の低い温風の放出量を抑えて、必
要以上にエンジンルーム3内の冷却を抑え、エンジン1
の暖機性能を向上できる。また、空気温度が高くなるに
つれて、導風板21の傾斜角度θが第1空気通路131
を開く側に可変され、温度の低い温風の放出量を増加さ
せ、エンジン補機4を効果的に冷却することができる。
【0148】また、複数の導風板21の傾斜角度θは、
空気温度に応じて形状変化する形状変化部材22に連動
して可変するようにしているので、傾斜角度θを制御す
るための温度検出手段、制御手段、駆動手段等を用いず
に安価な構成で対応できる。
【0149】尚、第1空気通路131に設けられた形状
変化部材22と第2空気通路132に設けられた形状変
化部材22とでは、空気温度に対する形状変化特性が異
なるようにしてやれば、空気温度に応じて第1空気通路
131と第2空気通路132とでは、導風板21の開閉
度合いを変えることができるので、必要に応じて第1空
気通路131と第2空気通路132との放出空気量を調
整できる。
【0150】例えば、第1空気通路131側の形状変化
部材22の巻き状態を、第2空気通路132側の形状変
化部材22に対して、温度に応じて促進するような特性
としてやれば、第2空気通路132側の導風板22の傾
斜角度θに対して、第1空気通路131側の導風板22
の傾斜角度θを大きくして、より大きく開くように回動
でき、ラジエータ10、コンデンサ11での放熱を抑え
つつ、第1空気通路131からの温度の低い温風でエン
ジン補機4を効果的に冷却できる。
【0151】また、形状変化部材22は、コイル状の形
状に係わらず、図25(a)、(b)に示すように、L
字状の挟角が変化するものや、ばね状の全長が変化する
ものなどとしても良い。
【0152】更に、形状変化部材22は、ラジエータ1
0に接触するように配設し、伝達される冷却水温に応じ
て形状変化するものとしても良い。
【0153】(第16実施形態)本発明の第16実施形
態を図26に示す。第16実施形態は、シュラウド13
の先端側が、エンジン1に当接するようにしたものであ
る。
【0154】シュラウド13のエンジン1と当接する当
接部134を例えばポリウレタンのような樹脂発泡させ
た発泡部材135としている。
【0155】これにより、発泡部材135の弾性により
エンジン1からの振動を吸収でき、また、フレキシブル
にシュラウド13を搭載できるので、シュラウド13と
エンジン1との間で隙間を設けずに、ラジエータ10と
シュラウド13との距離を大きく設定できるので、通風
抵抗を低減し、送風機17の送風性能を向上できる。
【0156】尚、図27のように、シュラウド13の先
端部をエンジン1への当接部134とし、ここに発泡部
材135を設け、シュラウド13の下側は、エンジン1
の側壁1cをシュラウド13と兼用するようにしても良
い。
【0157】これにより、シュラウド13の小型化が可
能となる。
【0158】また、図28のように、シュラウド13の
先端部をエンジン1への当接部134とし、ここに発泡
部材135を設け、第2空気通路132内に上記第14
実施形態で説明した複数の導風板21を設けるようにし
ても良い。
【0159】更に、発泡部材135は、樹脂材を発泡さ
せたものに限らず、塗料材を発泡させたものにしても良
い。
【0160】(その他の実施形態)図29に示すよう
に、ラジエータ10およびコンデンサ11は、それぞれ
の熱交換部および強度部材となるサイドプレートが一体
で設けられた複式熱交換器12としてもよい。
【0161】これにより、両熱交換器10、11間を一
体で連結するフィンにより空気側放熱面積を増加し、ま
た、両熱交換器10、11の上下あるいは左右端部で両
者を一体で連結するサイドプレートにより両熱交換器1
0、11間の隙間を塞ぐダクト効果を得るので、両熱交
換器10、11の放熱性能を向上できる。
【0162】また、送風機17を構成するファンは、軸
流ファン171に限らず、シロッコファン等、他のタイ
プを用いてもよい。
【0163】更に、図30に示すように、第1空気通路
131、第2空気通路132、バイパス通路14は、フ
ロントエンドパネル20に一体で設けられたものとし、
その内部にラジエータ10、コンデンサ11、送風機1
7が組み込まれたフロントエンドモジュールとしてもよ
い。
【0164】尚、本発明に係る車両用冷却装置は、内燃
機関を走行用エンジンとする車両に限定されるものでは
なく、電気モータを走行用エンジンとする電気式車両
(鉄道車両を含む)に対しても適用することができる。
この場合、走行用電気モータは冷却水にて冷却される水
冷式であることが必要である。電気式車両の場合の補機
とは、上述のように、車両用空調装置の圧縮機は勿論、
インバータ等の電気モータを制御する半導体素子等の発
熱機器も含まれる意味である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す模式図である。
【図2】第1、第2空気通路の構成バリエーションを示
す、(a)は第2空気通路に温風と熱風を混流させる場
合の模式図、(b)は第1空気通路に温風と熱風を混流
させる場合の模式図である。
【図3】熱交換器の配置バリエーションを示す、(a)
はラジエータ側が大きい場合の模式図、(b)はラジエ
ータ、コンデンサともに同等体格の場合を示す模式図で
ある。
【図4】本発明の第2実施形態を示す模式図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示す模式図である。
【図6】図5における第1空気通路を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第4実施形態を示す模式図である。
【図8】本発明の第5実施形態を示す模式図である。
【図9】本発明の第6実施形態を示す模式図である。
【図10】図9における第1、第2空気通路を示す斜視
図である。
【図11】本発明の第7実施形態を示す(a)は模式
図、(b)は平面図である。
【図12】本発明の第8実施形態を示す(a)は模式
図、(b)は平面図である。
【図13】本発明の第9実施形態を示す模式図である。
【図14】本発明の第10実施形態を示す模式図であ
る。
【図15】本発明の第11実施形態を示す模式図であ
る。
【図16】本発明の第12実施形態を示す模式図であ
る。
【図17】切替えドアの開閉機構のバリエーションを示
す模式図である。
【図18】本発明の第13実施形態を示す平面図であ
る。
【図19】第1空気通路の傾斜方向とエンジンルーム内
の温度を示す比較表である。
【図20】第13実施形態の変形例1を示す平面図であ
る。
【図21】本発明の第14実施形態を示す模式図であ
る。
【図22】本発明の第15実施形態を示す模式図であ
る。
【図23】図22における冷却装置の外観斜視図であ
る。
【図24】導風板の回動部の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図25】形状変化部材のバリエーションを示す(a)
は変形例2の側面図、(b)は変形例3の側面図であ
る。
【図26】本発明の第16実施形態を示す模式図であ
る。
【図27】第16実施形態の変形例4を示す模式図であ
る。
【図28】第16実施形態の変形例5を示す模式図であ
る。
【図29】本発明のその他の実施形態1を示す模式図で
ある。
【図30】本発明のその他の実施形態2のフロントエン
ドパネルを示す斜視図である。
【図31】従来技術を示す模式図である。
【符号の説明】
1 エンジン(水冷エンジン) 2 グリル(空気口) 3 エンジンルーム 31 第1空間 32 第2空間 4 エンジン補機(発熱機器) 6 吸気通路 61 吸気口 62 第2吸気口 63 切替えドア(吸気開閉手段) 10 ラジエータ(熱交換器) 101 コア部(熱交換部) 11 コンデンサ(熱交換器) 111 コア部(熱交換部) 12 複式熱交換器(熱交換器) 13 シュラウド(区画壁) 131 第1空気通路 132 第2空気通路 134 当接部 135 発泡部材 14 バイパス通路 15 仕切り壁 16 ドア(開閉手段) 17 送風機 171 軸流ファン 21 導風板 22 形状変化部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 5/06 509 F01P 5/06 509 11/10 11/10 C D

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を内部に取込む空気口(2)が形成
    されたエンジンルーム(3)内に、水冷エンジン(1)
    が搭載されており、 前記エンジンルーム(3)内に配設され、前記水冷エン
    ジン(1)の冷却水と空気との間で熱交換するラジエー
    タ(10)を含む少なくとも一つの熱交換器(10、1
    1)と、 前記水冷エンジン(1)と前記熱交換器(10、11)
    との間に設けられ、前記エンジンルーム(3)内を前記
    熱交換器(10、11)側の第1空間(31)、前記水
    冷エンジン(1)側の第2空間(32)に区画する区画
    壁(13)とを有する車両用冷却装置において、 前記熱交換器(10、11)に空気を送風する送風機
    (17)は、前記空気口(2)と前記熱交換器(10、
    11)との間に設けられたことを特徴とする車両用冷却
    装置。
  2. 【請求項2】 前記区画壁(13)には、前記空気口
    (2)から前記第1空間(31)内に流入した流入空気
    を前記第2空間(32)に導く第1空気通路(131)
    と、 前記流入空気を前記エンジンルーム(3)外に導く第2
    空気通路(132)とが設けられたことを特徴とする請
    求項1に記載の車両用冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記第1空間(31)には、前記熱交換
    器(10,11)の少なくとも一つを迂回するバイパス
    通路(14)が設けられ、 前記バイパス通路(14)は、前記第1空気通路(13
    1)と連通するように設けられたことを特徴とする請求
    項2に記載の車両用冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記区画壁(13)の前記第1空間(3
    1)側には、前記第1空気通路(131)側と、前記第
    2空気通路(132)側とを仕切る仕切り壁(15)が
    設けられたことを特徴とする請求項2または請求項3の
    いずれかに記載の車両用冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記バイパス通路(14)内には、この
    バイパス通路(14)を開閉する開閉手段(16)が設
    けられ、 前記開閉手段(16)は、少なくとも、前記水冷エンジ
    ン(1)の冷却水温および外気温に基づいて開閉される
    ようにしたことを特徴とする請求項3または4のいずれ
    かに記載の車両用冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記第2空間(32)には、前記水冷エ
    ンジン(1)とは異なる発熱機器(4)が設けられてお
    り、 前記第1空気通路(131)は、前記発熱機器(4)に
    向けて空気を放出するようにしたことを特徴とする請求
    項2〜5に記載の車両用冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記発熱機器(4)は、前記第1空気通
    路(131)内に配設されるようにしたことを特徴とす
    る請求項2〜6のいずれかに記載の車両用冷却装置。
  8. 【請求項8】 前記第1空気通路(131)または前記
    第2空気通路(132)は、複数設けられたことを特徴
    とする請求項2〜7のいずれかに記載の車両用冷却装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2空間(32)には、少なくとも
    1つの吸気口(61)から吸入した空気を前記水冷エン
    ジン(1)に供給する吸気通路(6)を有し、 前記少なくとも1つの吸気口(61)は、前記第1空気
    通路(131)からの空気を吸入するように設けられた
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記吸気口(61)は、前記第2空間
    (32)の高温領域に配置され、 前記第1空気通路(131)は、前記吸気口(61)に
    向けて設けられたことを特徴とする請求項9に記載の車
    両用冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記吸気通路(6)は、前記第2空間
    (32)の高温領域に配置され、 前記吸気口(61)は、前記第1空気通路(131)近
    傍に設けられたことを特徴とする請求項9に記載の車両
    用冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記第1空気通路(131)内または
    前記吸気通路(6)内には、前記発熱機器(4)が配設
    されるようにしたことを特徴とする請求項9〜11のい
    ずれかに記載の車両用冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記バイパス通路(14)内には、こ
    のバイパス通路(14)を開閉する開閉手段(16)が
    設けられ、 前記開閉手段(16)は、前記水冷エンジン(1)の負
    荷状況に応じて開閉されるようにしたことを特徴とする
    請求項9〜12のいずれかに記載の車両用冷却装置。
  14. 【請求項14】 前記吸気通路(6)は、前記吸気口
    (61)側を分岐して開口する第2吸気口(62)と、 前記吸気口(61)および前記第2吸気口(62)を開
    閉する吸気開閉手段(63)とを有し、 前記第2吸気口(62)は、前記吸気口(61)とは異
    なる前記第2空間(32)の領域に配置され、 前記吸気開閉手段(63)は、前記水冷エンジン(1)
    の負荷状況に応じて開閉されるようにしたことを特徴と
    する請求項9に記載の車両用冷却装置。
  15. 【請求項15】 前記第2吸気口(62)は、前記第2
    空気通路(132)内に開口するように設けられたこと
    を特徴とする請求項14に記載の車両用冷却装置。
  16. 【請求項16】 前記第1空気通路(131)からの空
    気放出方向は、前記エンジンルーム(3)の左右方向に
    傾斜されたことを特徴とする請求項3に記載の車両用冷
    却装置。
  17. 【請求項17】 前記第1空気通路(131)の傾斜方
    向は、前記エンジンルーム(3)内における前記水冷エ
    ンジン(1)の左右方向配置位置に対して反対側となる
    ようにしたことを特徴とする請求項16に記載の車両用
    冷却装置。
  18. 【請求項18】 前記水冷エンジン(1)が、前記エン
    ジンルーム(3)内の左右方向の中央側に配置されてい
    る場合、 前記第1空気通路(131)は、左右両方向に傾斜して
    向けられるようにしたことを特徴とする請求項17に記
    載の車両用冷却装置。
  19. 【請求項19】 前記第2空気通路(132)内には、
    前記流入空気の流れ方向に対して前記エンジンルーム
    (3)外の方向に傾斜する複数の導風板(21)が、上
    下方向に設けられたことを特徴とする請求項2または請
    求項3のいずれかに記載の車両用冷却装置。
  20. 【請求項20】 前記複数の導風板(21)は、傾斜角
    度(θ)が可変することで前記第2空気通路(132)
    を開閉するように配置されており、 前記複数の導風板(21)の傾斜角度(θ)は、少なく
    とも前記水冷エンジン(1)の冷却水温度あるいは前記
    熱交換器(10、11)の下流側空気温度に応じて可変
    されるようにしたことを特徴とする請求項19に記載の
    車両用冷却装置。
  21. 【請求項21】 前記複数の導風板(21)の傾斜角度
    (θ)は、温度に応じて形状変化する形状変化部材(2
    2)により可変されることを特徴とする請求項20に記
    載の車両用冷却装置。
  22. 【請求項22】 前記形状変化部材(22)は、バイメ
    タル(221)あるいは形状記憶合金(222)とした
    ことを特徴とする請求項21に記載の車両用冷却装置。
  23. 【請求項23】 前記導風板(21)は、前記第1空気
    通路(131)内にも設けられたことを特徴とする請求
    項20〜22にのいずれかに記載の車両用冷却装置。
  24. 【請求項24】 前記導風板(21)の傾斜角度(θ)
    を可変する前記形状変化部材(22)は、前記第1空気
    通路(131)側と前記第2空気通路(132)側と
    で、温度に対する形状変化の特性が異なるようにしたこ
    とを特徴とする請求項23にに記載の車両用冷却装置。
  25. 【請求項25】 前記第2空気通路(132)を形成す
    る前記区画壁(13)は、前記水冷エンジン(1)に当
    接するように設けられ、 少なくとも前記水冷エンジン(1)との当接部(13
    4)は、樹脂あるいは塗料を発泡させた発泡部材(13
    5)で形成されたことを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の車両用冷却装置。
  26. 【請求項26】 前記熱交換器(10、11)の熱交換
    部(101、111)は、前記ラジエータ(10)の熱
    交換部(101)と車両用空調装置内の冷媒を凝縮する
    凝縮器(11)の熱交換部(111)とが一体で設けら
    れた複式熱交換器(12)としたことを特徴とする請求
    項1〜25のいずれかに記載の車両用冷却装置。
  27. 【請求項27】 前記送風機(17)を構成するファン
    (171)は、回転軸方向に空気を送風する軸流ファン
    (171)であることを特徴とする請求項1〜26のい
    ずれかに記載の車両用冷却装置。
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