JPH04189626A - 車両用水冷式内燃機関の冷却装置 - Google Patents

車両用水冷式内燃機関の冷却装置

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JPH04189626A
JPH04189626A JP32001090A JP32001090A JPH04189626A JP H04189626 A JPH04189626 A JP H04189626A JP 32001090 A JP32001090 A JP 32001090A JP 32001090 A JP32001090 A JP 32001090A JP H04189626 A JPH04189626 A JP H04189626A
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澄男 須佐
Kazuki Suzuki
和貴 鈴木
Toshio Morikawa
敏夫 森川
Tatsuo Sugimoto
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特に車両用冷房装置を装着した車両において
、車両の運転状況に対応して冷却水の冷却能力、さらに
車両用冷房装置の冷房能力が制御されるようにした車両
用水冷式内燃機関の冷却装置に関する。
〔従来の技術] 内燃機関(エンジン)を搭載した車両にあっては、通常
車体の前方にエンジンの冷却水が循環するラジェータが
設置され、このラジェータの後方に送風ファンが設置さ
れる。車両の走行に伴う空気流及び、送風ファンで発生
された空気流がラジェータに供給され、ラジェータでの
熱交換を促進している。また、冷房装置を搭載している
車両では、循環冷媒を凝縮させる凝縮器(コンデンサ)
が、ラジェータの空気流の上流側に配置されている。そ
して、このコンデンサを通過した空気が、その後流側に
位置するラジェータに導かれている。
このコンデンサには、冷房装置の冷房作動時に、コンプ
レッサで圧縮された高温の冷媒が導かれ、この冷媒は、
供給された空気と熱交換することにより、凝縮し液化し
ている。従って、車両の走行に伴って発生された空気流
、さらに送風ファンの動作によって発生された空気流に
よる冷却風は、高温冷媒の供給されているコンデンサ部
分を通過するときに加熱され、この加熱された冷却風が
、コンデンサの後方に設置されるラジェータに導かれる
。そして、このラジェータを循環するエンジン冷却水を
冷却し、エンジンを適温に制御するようにしている。
近年、車両に搭載される冷房装置は、より快適性が追求
され、その要求を満足させるために冷房機器が大容量化
されてきた。それに加えて、車両の高出力化に伴いエン
ジンの発熱量が増大し、車両の高級化に対応して搭載さ
れる補機類の増加に伴ってエンジンルームが過密化する
傾向にあり、さらに車体のデザインにおけるスラントノ
ーズの普及に対応して車速風の利用率の低下による冷却
風量の低下が著しい。
また、夏期の低速登板時のような条件のときには、エン
ジンの発熱量が大きく、且つ充分な車速風が期待できな
いものであり、しかもエアコンの冷房能力も増大する状
況である。従って、ラジェータ部に導入される冷却風の
空気温度の上昇が大きく、このため、ラジェータの冷却
水の冷却能力は低下し、ラジェータの冷却水温が上昇す
るようになる。
これを解決するため、冷却水温が100℃を越えた場合
などは、冷房装置を強制的に停止させたり、あるいは、
ラジェータの大型化、さらに冷却ファンの大容量化等が
進められている。
しかし、冷房装置を強制的に停止させると車室内の快適
性が損なわれるという問題がある。また、車両の限られ
たスペースの関係から、これ以上のラジェータ並びに冷
却ファンの大型化、大容量化は困難であり、また冷却フ
ァンの大容量化は車両全体の通風抵抗が増加してきたこ
とより、消費動力の増加の割に送風量の増加を期待でき
なくなっている。
一方、アイドル時のように車速風を全く期待できない走
向状況下においては、コンデンサへ導かれる冷却風量が
少ないためコンデンサからの放熱性能が悪化し、従って
コンプレッサからの出口冷媒圧力が上昇しコンプレッサ
消費動力が増加し、夏場の燃費悪化の一因となっている
そこで本発明者等は前述までの課題の解決をねらって、
車両の通風系の解析に着手した。まず、エンジンルーム
内の冷却風の流れを観察したところ、−旦ラジエータで
熱交換された冷却風がコンデンサとラジェータ間の搭載
上発生する隙間から逆流し、再度ラジェータに流入して
いることが判明した。従って、冷却ファンによって送風
される冷却風量はラジェータを全て通過しているが、前
述の逆流によって、コンデンサを通過する冷却風量はラ
ジェータを通過している風量に対してかなり少ないと予
測した。そこで、ラジェータとコンデンサの前面に多数
の熱線風速計を設置し、実際に通過する風の量を測定し
た。その結果、アイドル時においてはコンデンサを通過
する風の量はラジェータを通過する風の量に対し約35
%も少ないことが判明した。その傾向は、低速登板走行
時においても同様であるが、車速か増えるにしたがって
その差は少なくなっている。また、コンデンサを通過す
る風量が減少していることより、コンデンサを通過した
空気温度の上昇は著しく、エンジンルームから逆流する
 風とにより、ラジェータへの入口空気温度は上昇し、
冷却水の冷却が一層厳しくしていることが判明した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、冷却
装置に要求される冷房能力を向上させると共に、コンプ
レッサの消費動力の低減を計り、車両の燃費を向上させ
る。しかも内燃機関の冷却水温が上昇し、オーバヒート
の危険性が生ずるような運転環境において、とくに車室
内の温度環境を悪化させることなく、冷却水温の温度上
昇を抑制することができる。特に夏期における運転が効
率的に且つ快適に行なえるようにする車両用の水冷式内
燃機関の冷却装置を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明に係わる水冷式内燃機関の冷却装置は、車両の進
行方向の前方からの冷却風の流れに対応して、内燃機関
の冷却水を冷却するラジェータを設置すると共に、この
ラジェータの冷却風の上演側にエアコン装置の冷媒が循
環されるコンデンサを配置する。そして、冷却風がコン
デンサを迂回して直接ラジェータに導かれるための迂回
通路を形成し、この通路を迂回通路開閉手段により開閉
する。コンデンサとラジェータとの間の空間を、コンデ
ンサを通過してラジェータに流れる空気通路と、コンデ
ンサを迂回してラジェータに流れる空気通路とに仕切る
仕切り手段を配する。内燃機関の熱負荷の状態が所定値
以上に達すると迂回通路を開放し、仕切り手段によって
コンデンサとラジェータとの間の空間を仕切る構成とし
た。
〔作用] この様に構成される水冷式内燃機関の冷却装置にあって
は、内燃機関の熱負荷の状態、具体的には冷却水の温度
状態に対応して迂回通路開閉手段及び冷却風路仕切り手
段が制御される。例えば日常的な走行条件においしは、
車速風及び冷却ファンによって導入される冷却風は全て
コンデンサを通過した後、ラジェータへ流入する。極め
て厳しい低速登板運転条件のように内燃機関の熱負荷が
上昇する状態では、冷却水温の上昇を検知して、前記の
冷却風の流れに加えて直接ラジェータへ冷却風を導く。
これにより、ラジェータを通過する風量を増加すると同
時に車外の空気温度のままラジェータに導かれる。日常
的な走行条件においては、従来のようなコンデンサとラ
ジェータ間から直接ラジェータにまわり込む冷却風を遮
断していることにより、ファンの能力上車両通風抵抗に
見合った風量がコンデンサに導かれる。ラジェータ前面
の平均空気温の低減をはかり冷却性能の向上をはかるこ
とができる。
また、従来のものに対し大巾にコンデンサ通過風量が増
加し、コンデンサの冷却性能が向上することによりエア
コンサイクルの釣り合いによりコンプレッサの高圧が低
下し消費動力が低減できるばかりでなく冷房能力の向上
も計ることができる。
、 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。第
1図で示されるように、エンジン11の冷却水が循環さ
れるラジェータ13をエンジンllの前方位置にて設置
する。このラジェータ13の前方には、この車両に搭載
されるエアコン装置の冷媒が循環され、凝縮されるコン
デンサ14を設置される。ラジェータ13とコンデンサ
14の間には、エンジン11側からの熱風の回わり込み
を防止し、冷却風の風路を制御するための導風ダクト2
1を配されている。さらに導風ダクト21内には冷却風
路を制御するための第1ダンパ220(迂回通路開閉手
段)コンデンサ14とラジェータ13との間の通路を仕
切るための第2のダンパ221とガイド222を設置す
る。この第2ダンパ221とガイド222とが冷却風路
仕切り手段を構成する。第1ダンパ220の一端はラジ
ェータ13の下端部に回転可能に連結され、他端はコン
デンサ14の下端部に当接する位置(通路閉鎖位置)と
この下端部15から離れた位置(通路開放位置)との間
を移動する。第2ダンパ221の一端は、コンデンサ1
4の下端部に回動可能に連結され、通路閉鎖位置にある
第2ダンパ220に重なり合う位置と、コンデンサとラ
ジェータとの間の空間を2分する位置(仕切り位置)と
の間を回動する。ガイド22はその中心に回動軸を有し
、仕切り位置にある第2ダンパ221と一直線主に並ぶ
位置と冷却風Aと平行となる位置との間を回動する。こ
れらのダンパ機構はエンジン11の熱負荷の状態、具体
的には冷却水の温度状態に対応して制御する。すなわち
、第1ダンパ220が閉じている時は第2ダンパ221
とガイド222は仕切り作用をなさず、冷却風Aはコン
デンサ14を通過した後、ラジェータ13の全面に導か
れる。そしてラジェータ13を通過後、冷却ファン15
によってエンジンルーム内へそして車外へ放出される。
一方、第1ダンパ220が開いている時は、第2ダンパ
221とガイド222は第1図のように仕切り位置まで
回動して仕切り壁となり、コンデンサ14を通過してラ
ジェータ13に流入する冷却風Aの通路とコンデンサ1
4を迂回して直接ラジェータ13に流入する冷却風Bの
通路と仕切る。
第2図は冷却水の循環路並びに搭載される冷房装置(エ
アコン装置)の構成を示しているもので、エンジン11
の冷却水は、ポンプ12によって循環されラジェータ1
3に供給される。なお、エンジン11の熱負荷を代表す
る冷却水温を検出する為、水温センサ27が通水回路中
に設置されている。
また、この車両に搭載されるエアコン装置は、冷媒を圧
縮するコンプレッサ16を備え、このコンプレッサ16
から吐出される高温高圧冷媒は、冷媒回路を介してコン
デンサ14に供給されて凝縮液化される。このコンデン
サ14で液化された冷媒ハ、レシーバ17、さらにエキ
スパンションバルブ18を介してエバポレータ19に供
給され、このエバポレータ19部を通過する空気を冷却
する。この冷却風が車室内に放出される。そして、エバ
ポレータ19からの冷媒は、コンプレッサ16に帰還さ
れる。ここで、エキスパンションバルブ18は、エバポ
レータ19の出口の冷媒の状態、たとえば冷媒温度など
を検出するための感温筒20内のガス圧力変化に応じて
制御される。第1ダンパ220にはスプリング等の付勢
手段23が連結され、通常は閉鎖位置に位置している。
この付勢手段23の反対側面には負圧アクチュエータ2
5が連結され、負圧バルブ24を介して負圧が負圧アク
チュエータ25に導入されると、付勢手段23の付勢力
に抗して第1ダンパ220を開放位置に回動させる。第
2ダンパ221.ガイド222は第1ダンパ220とリ
ンク機構(省図示)を介して連動している。
電動ファン15.アクチュエータ25ヘバキユーム圧の
負荷を切替える切換えバルブ24.25にコンプレッサ
161図示していないがエバポレータ19へ送風する送
風ファン、同様にエバポレータ19への流入空気の切換
えを図る内外気切換えダンパ等は、例えばマイクロコン
ピュータ等によって構成される電子制御ユニットによる
制御回路26によって制御される。この制御回路26に
はエンジン11の回転数信号、冷却水温センサ17から
の冷却水温度信号、さらにエバポレータ19へ冷却空気
温度を検出する温度センサ29からの温度信号、コンプ
レッサ16の冷媒圧力を検出する圧力センサ28からの
圧力信号等が入力されている。
次に本実施例装置の作動を第5図のフローチャートを参
照しながら説明する。
日常的な走行条件において、第1ダンパ220は第1図
の破線に示すごとく閉鎖位置にあり、第2ダンパ221
も破線に示すように第1ダンパ220と重なり合ってい
る。またガイド222は導風ダクト21内の冷却風の流
れに対し抵抗とならないように破線で示す位置に位置し
ている(ステップ201)。ここで、車速風とファン1
5によって導かれる冷却風Aは全てコンデンサ14を通
過した後、ラジェータ13に導かれる(ステ・ンブ22
0)。従って、コンデンサ14を迂回して直接ラジェー
タ13に侵入する風量が無くなった為、コンデンサ14
を通過する風の量はアイドル時では従来装置に比べ約3
0%増加する。ただし、ラジェータ13を通過する風量
は約10%程低下する。これは、従来装置のシステム通
風抵抗の方が弱冠少ないためにファン15のファン特性
上の動作点位置が変わることによってである。従って、
夏期のエアコン使用時、コンデンサ14への冷却風が増
加したことにより、コンデンサ14の単体放熱特性が良
好となり、ターラサイクル釣り合い特性上より、室内の
冷房能力は向上し、なおかつコンプレッサ16の吐出圧
力が低下する。このことによりコンプレッサ消費動力も
低減できる。本願発明者等の実験によると、夏期のアイ
ドル時、冷房能力は5%増加し、コンプレッサ消費動力
は9%低減出来ることが判明した。なお、冷却水温への
影響は、ラジェータ通過風量が低下することにより、ラ
ジェータ放熱量は低下し気水温度差は大きくなる。しか
し、コンデンサ通過風量の増加により、コンデンサ14
によって昇温される冷却風の温度は大幅に低下し、すな
わちラジェータ13への入口空気温度が低下することに
なり、冷却水温度はむしろ従来装置に対し低下させるこ
とが出来る。
一方、極めて厳しい低速登板時においては、走行に伴い
冷却水の水温Twが上昇し、所定値(例えば100’C
)を越えるような場合(ステップ203.204)、水
温センサ27にて冷却水温信号をECU26に伝え、切
替えバルブ24を開通し、ダイヤフラム式のアクチュエ
ータ25に負圧を与える。そして、その連結棒の変位に
より図示していないがカムとリンクを作動させ、第1ダ
ンパ220を図示の様に開き(ステップ205)、同時
に第2ダンパ221およびガイド222を図示位置に回
動させ仕切り壁とする。従って、車両の進行方向からの
大気温の冷却風Bが矢印の様に直接ラジェータ13の下
部に導風される。なお、コンデンサ14へは冷却風Aが
矢印の如く導風される(ステップ206)。この場合、
ファン特性上の動作点は第1ダンパ220が閉鎖位置か
ら開放位置になることにより車両の通風抵抗値が低下し
、ファンでの送風量が増加する。従って、ラジェータ1
3を通過する冷却風は冷却風Aと冷却風Bの合計であり
、第1ダンパ220が閉鎖位置状態での冷却IAのみの
冷却風量より大巾に増加する。その冷却風量の増加はラ
ジェータ13の冷却性能の向上となる。
一方、コンデンサ14を通過する冷却風Aは第1ダンパ
220が閉鎖位置の状態の冷却風量より低下し、コンデ
ンサ14での空気温の昇温は大きくなるが、車両進行方
向からの大気温の冷却風Bがラジェータ13の入口空気
温度となるために、ラジェータ13の前面の入口平均空
気温度は第1ダンパ220が閉鎖位置状態の場合に比べ
低下する。従って、冷却水の放熱量が大きくなり冷却水
温の低下を計ることができる。本願発明者等の実験によ
ると排気量が2000 ccの乗用車において約10%
相当の冷却性能向上を確認している。
なお、冷却風Bが流入するラジェータ13の面積、つま
り冷却風Bの流れる風路(ラジェータ13の下端面より
第2ダンパ221とガイド222との仕切り壁で囲んだ
通路)のラジェータ13への入口面積はラジェータ13
の前面面積に対し半分以下が望ましい。このことは、コ
ンデンサ14とラジェータ13との搭載上の位置関係と
車両のフロントエンドの形状によって支配され、冷却風
Bの流れる風路のラジェータ13への入口面積を大きく
すればする程、コンデンサ14を通過する冷却風Aの風
量が減少する。冷却水温にとって最も厳しい低速登板条
件ではエンジン回転数も高く、コンプレッサによって吐
出される冷媒量が多く冷房能力は十分であるが、冷却風
Aの減少はコンプレッサの消費動力の増加となるので、
その兼ね合いより決定することが望ましい。本実施例で
はラジェータ13の全面積に対する冷却Jil、Bの入
口面積比を約40%とした。これは、従来装置における
コンデンサ14の通過風量と本実施例における冷却風へ
の風量とほぼ同一となる面積比を設定した。従って、エ
アコン能力は全く低下させることなく冷却水温の低減を
可能とした。
さらに、冷却風Bを導(位置については、本実施例のう
ジエータ13はバーチカルフロ一方式でありエンジン1
1からの冷却水をアッパタンク13Aからコア部のチュ
ーブ内を循環しロウアタンク13Bに流してエンジンへ
返している。この場合、ラジェータの放熱特性の良否を
判定する温度効率の観点から説明すると、理論上ラジェ
ータ13の下方つまり、冷却水のコア内の下流側に冷却
風Bを導くのがよいことが判っている。
以上説明したように、日常的な走行条件域においては、
エアコン能力を優先し、冷房能力の向上、さらにコンプ
レッサの消費動力の低減による車両消費の向上を計るこ
とができる。また、極く稀に発生する夏期の低速登板走
行条件域においては、所定の水温レベルに達した場合に
風路制御ダンパ機構を制御し、ラジェータ冷却性能の積
極的な能力増強を図れるという点で優れた効果を有して
いる。
第3図は他の実施例を示すもので、第1ダンパ220と
第2ダンパ221を複数枚の小ダンパより構成している
。各小ダンパ220a、221aはリンク機構225.
226に連結され、カム230の作動により一斉に開閉
作動をなす。カム230はステップモータ240により
回転駆動され、このステップをモータ240はECU2
6カラノ指令により作動する。第1ダンパ220が閉鎖
状態のとき(図中破線で示す)、第2ダンパ221は破
線で示すのように仕切り壁を構成せず、ラジェータへの
通風に影響を与えない。一方、第1ダンパ220のよう
に仕切り壁を構成し、冷却風A。
Bの風路を仕切る。
第4図はさらに効果を高めるために、車両の進行方向前
方に向かって導風ダクト21を延長し、車両のグリル直
後よりラジェータ13まで導風ダクト21をつなげた例
を示す。
第7図は第1ダンパをフィルムダンパ300で形成した
例を示す。ステップモータ301によりフィルムダンパ
300を回転させ前述の制御を行っている。
第6図は他の実施例の作動を示すフローチャートである
。前述までの実施例に加え、第1ダンパ220を開放状
態とし、第2ダンパ221を仕切り位置とした状態で、
エアコン能力をさらに積極的に制御している。
すなわち、冷却水温が第2の設定値(例えば105°C
)を越えた場合などの冷却水温の厳しい条件では(ステ
ップ301)エンジン回転数が高くエアコン冷房能力は
十分に余裕がなるため、エバポレータの送風能力を低下
するためにブロワ電圧を制御したり(ステップ302)
、可変容量コンプレッサの可変容量制御(ステップ30
3)、コンプレッサ吐出側から吸込み側への冷媒のバイ
パスにより循環冷媒寮を制御(ステップ304)、さら
にはエバポレータへの吸入空気が外気より導入している
場合には強制的に内気循環モードへの切換え制御(ステ
ップ305)を個々にまたは全体を行っている。このよ
うな制御を行えば、冷却水の水温をさらに低減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例を示す概略側面図、第2図は構成回路図
、第3図は他の実施例を示す部分側面図、第4図は他の
実施例を示す斜視図、第5図及び第6図は作動を示すフ
ローチャート、第7図は他の実施例を示す部分側面図で
ある。 11・・・エンジン、13・・・ラジェータ、14・・
・コンプレッサ、15・・・電動ファン、26・・・E
CtJ。 220・・・第1ダンパ、221・・・第2ダンパ、2
22・・・ガイド。 第 1 図 第3図 第 5 図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)冷房手段の冷媒を凝縮させるコンデンサと、この
    コンデンサより車両進行方向の後方に配され、内燃機関
    の冷却水を冷却するラジエータと、前記コンデンサ側か
    ら前記ラジエータ側に向けて冷却風を導入する手段と、 前記コンデンサを迂回して前記ラジエータに向かう迂回
    通路を開閉する迂回通路開閉手段と、前記迂回通路が開
    放された時、前記コンデンサと前記ラジエータとの間の
    空間を、コンデンサを通過してラジエータに流れる空気
    通路と、コンデンサを迂回してラジエータに流れる空気
    通路とに仕切る冷却風路仕切り手段と、 内燃機関の熱負荷の状態に対応して前記迂回通路開閉手
    段および前記冷却風路仕切り手段を駆動制御する制御手
    段とを備え、 この制御手段は内燃機関の熱負荷の状態が所定値以上に
    達すると、前記迂回通路開閉手段を開放位置に駆動し、
    前記冷却風路仕切り手段を仕切り位置に駆動させること
    を特徴とする車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
  2. (2)前記コンデンサと前記ラジエータとの間には両者
    の周囲を囲むように形成された導風ダクトが形成されて
    いる請求項1の車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
  3. (3)前記迂回通路開閉手段は前記導風ダクトの一部に
    形成されたダンパである請求項2の車両用水冷式内燃機
    関の冷却装置。
  4. (4)前記導風ダクトは車両の冷却風取入口より前記コ
    ンデンサを経由し前記ラジエータまで形成されている請
    求項2の車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
  5. (5)前記迂回通路開閉手段は板状ダンパで、その一側
    端は前記ラジエータの下端部に回動自在に固定され、他
    端側は前記コンデンサの下端部に当接自在に配されてい
    る請求項1の車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
  6. (6)前記冷却風路仕切り手段は板状ダンパで、その一
    側端は前記コンデンサの下端部に回動自在に固定され、
    他側端は前記ラジエータの熱交換部から下端部までの範
    囲を移動する請求項1の車両用水冷式内燃機関の冷却装
    置。
  7. (7)前記冷却風路仕切り手段の他側端にはガイドダン
    パが配され、このガイドダンパはラジエータに導入され
    る空気の流れ方向と平行な第一位置と、前記冷却風路仕
    切り手段が仕切り位置に位置する場合に同一平面となる
    第二位置との間を回動する請求項6の車両用水冷式内燃
    機関の冷却装置。
  8. (8)前記迂回通路開閉手段には負圧アクチュエータが
    連結されており、この負圧アクチュエータによって回動
    駆動される請求項5の車両用水冷式内燃機関の冷却装置
  9. (9)前記迂回通路開閉手段および前記冷却風路仕切り
    手段は可撓性を有するフィルムダンパから成る請求項1
    の車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
  10. (10)前記迂回通路開閉手段および前記冷却風路仕切
    り手段はそれぞれ複数枚の板状ダンパからなる請求項1
    の車両用水冷式内燃機関の冷却装置。
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