JP2002224375A - パチンコ機の球受皿 - Google Patents

パチンコ機の球受皿

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JP2002224375A
JP2002224375A JP2001030216A JP2001030216A JP2002224375A JP 2002224375 A JP2002224375 A JP 2002224375A JP 2001030216 A JP2001030216 A JP 2001030216A JP 2001030216 A JP2001030216 A JP 2001030216A JP 2002224375 A JP2002224375 A JP 2002224375A
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Kazuhiro Toyonaga
和博 豊永
Hisayoshi Sato
久芳 佐藤
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Adachi Light Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球詰りを起すことなく打球を供給することが
できるパチンコ機の球受皿を提供する。 【解決手段】 球排出口19から流入するパチンコ球を
皿部20に貯留すると共に整流通路23で整列して打球
として発射レール5に供給するパチンコ機の球受皿9に
おいて、前記整流通路23を皿部20の底部20aに溝
状に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、打球を供給するパ
チンコ機の球受皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来パチンコ機の球受皿100は、図2
5に示すようにパチンコ球を貯留する皿部101の底壁
が一方に下り傾斜し、パチンコ球を一列に整列して打球
供給装置に導くために下流側に向って徐々に絞り込むよ
うに側壁を膨出してガイド壁102を設け、該ガイド壁
102によりパチンコ球を一列に整列する整流通路10
3を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
球受皿にあっては、ガイド壁102により徐々に絞り込
んで整列させるだけであるため、絞り込み部分でパチン
コ球がアーチを描くように球詰りを起してしまい、その
ガイド壁102を球詰りを起さない形状にするため苦労
していた。そして、そのためにガイド壁102の形状が
複雑で微妙なものとなり金型を作製する上で非常に難し
いものとなっていた。
【0004】また、整流通路103をガイド壁102に
より徐々に絞り込んで形成するためにどうしても皿部1
01の貯留量が少なくなり、すぐに下部球受皿に溢出し
てしまったり、入賞球が少なくなると皿部101のパチ
ンコ球がすぐに無くなって下部球受皿の溢出球を上部球
受皿の皿部に戻さなければならず、遊技者に煩わしさを
与えていた。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたもので、その目的とするところは、球詰りを起す
ことなく打球を供給することができるパチンコ機の球受
皿を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、球排出口から流入するパチ
ンコ球を皿部に貯留すると共に整流通路で整列して打球
として発射レールに供給するパチンコ機の球受皿におい
て、前記整流通路を皿部の底部に溝状に設けたことを特
徴とする。
【0007】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記整流通路の始端を前記球排出口
の近傍としたことを特徴とする。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1ま
たは2記載の発明において、前記整流通路を段状とした
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1な
いし3のいずれかに記載の発明において、前記整流通路
の通路幅を徐々に広くしたことを特徴とする。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1な
いし4のいずれかに記載の発明において、少なくとも前
記皿部を導電性樹脂により成形したことを特徴とする。
好ましくは、ABS等の非導電性樹脂をコア材として導
電性樹脂をスキン材としたサンドイッチ成形により成形
するのがよく、皿部のパチンコ球の静電気を除去するこ
とができると共に強度を備えもつ。
【0011】また、前記皿部の底部に段部を設けるのが
好ましく、該段部を整流通路と直交または斜交状に設け
ることにより整流通路に対し球圧を制御することができ
る。
【0012】また、前記整流通路の傾斜方向と皿部の底
部の傾斜方向を逆傾斜とするのが好ましく、整流通路に
対し球圧を弱めることができる。
【0013】また、前記整流通路の終端に球均しを設け
るのが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るパチンコ機の球
受皿の実施の形態を図面に基づき説明する。図1は本発
明が適用されるパチンコ機の正面図である。図におい
て、1はパチンコ機の機枠、2は機枠1の前面に開閉自
在に装着される額縁状に形成された前面枠、3は該前面
枠2の後側に遊技盤取付枠4を介して着脱自在に装着さ
れる遊技盤であって、該遊技盤3の右下側の遊技盤取付
枠4に発射レール5が装着されている。6は発射レール
5の発射位置7に先端が臨む打球杆である。前記額縁状
に形成された前面枠2の前面に遊技盤3の上方部を覆う
ガラス扉枠8および発射レール5の前面を覆うように前
面に打球を供給する上部球受皿9が設けられた金属製の
前板10がヒンジ機構により開閉自在に装着されてお
り、開放端に設けた施錠金具11により閉止状態で施錠
される。また、前板10の裏面には前記上部球受皿9の
パチンコ球を発射レール5の発射位置7に送り出す打球
供給装置12が備えられている。また、前記前面枠2の
下部前面には上部球受皿9から溢出した余剰球を貯留す
る下部球受皿13および発射位置7から発射されるパチ
ンコ球の弾発力を調節する操作ハンドル14が装着され
ている。
【0015】前記上部球受皿9は、図3および図4に示
すように前板10の前面を覆う飾板部材15と皿部材1
6とその前面を覆うカバー部材17とで構成されてい
る。飾板部材15は、前板10のほぼ前面を覆う大きさ
を有し、球排出樋18が臨む球排出口19を形成すると
共に左右を前方に膨出し、後述する整流通路23が臨ん
で掃除しやすいように板状部15aがビスまたは係止片
等の任意の取着手段により取外し自在に設けられてい
る。また、前記球排出口19は球払出装置(図示せず)
に連通しており、球払出装置から払出された貸球および
賞球等のパチンコ球が球排出口19を通じて流入する。
なお、球排出口19は貸球用および賞球用と別々に設け
るようにしてもよい。また、板状部15aは嵌め込みま
たは開閉式であってもよい。
【0016】また、皿部材16は、パチンコ球が貯留さ
れる皿部20と下方に延出する側板部21と側方に延出
する水平板部22を有している。皿部20は、図5に示
すように平面ほぼ対称的な形状をしており、底部20a
が一方に緩やかに下り傾斜し、飾板部材15側にパチン
コ球が一列に整列される整流通路23が形成されてお
り、この整流通路23の下流端は飾板部材15と前板1
0に連通して開設された流出口24を介して打球供給装
置12に接続される。また、下流端の底面に常には後述
する球抜板25により閉塞される球抜口26が開設さ
れ、該球抜口26はその下方に設けられる球抜通路27
に連通するようになっている。そして、球抜通路27の
下流端は前板10に開設される通口28に臨んで球抜樋
29を介して下部球受皿13と連通している。30は、
打球供給装置12内のパチンコ球の球抜通路であり、打
球供給装置12内のパチンコ球は球抜通路27で合流す
ることなく球抜樋29を介して下部球受皿13に球抜き
される。
【0017】また、皿部材16には、前記球抜板25と
略L字型のレバー部材31と操作部材32とで構成され
た球抜装置33が設けられている。レバー部材31は軸
34により揺動自在に軸支されると共に、操作部材32
が軸35により上下方向へ押圧自在に軸支され、レバー
部材31の上面に操作部材32が接触位置している。そ
して、前記球抜板25は皿部材16の側板部21に設け
られるガイド枠36内に摺動自在に保持され、側方に突
設した横ピン37をレバー部材31の下端部に設けた係
合孔38に係合し、操作部材32の押圧操作により球抜
口26を開閉するようにしており、球抜板25は常には
スプリング39により球抜口26を塞ぐ位置に付勢され
ている。なお、球抜口26を閉塞する球抜板25の上面
は、整流通路23を流下するパチンコ球を流出口24に
向わせるように下傾している。
【0018】また、カバー部材17には複数の間隔保持
突起40が設けられ、飾板部材15および球抜装置33
を組付けた皿部材16を介して前板10の裏面側から該
間隔保持突起40にビス41を螺締することにより上部
球受皿9が一体に組立てられ、上部球受皿9の組立ての
迅速化を図ることができる。
【0019】しかして、皿部20は図5に示すようにほ
ぼ左右対称形で、底部20aはほぼ平坦で端部に段差を
介して棚部47が設けられる。該棚部47は球崩しとし
ての役割をなし、整流通路23の合流部を徐々に合流す
るように一定の傾斜角度を有する傾斜面によって緩やか
な曲面としている。そして、上面は貯留部としてパチン
コ球が載る程度の高さとしたが、皿部20の上端高さと
ほぼ同一としてもよい。また、底部20aは図6および
図7に示すように長手方向には傾斜しておらず飾板部材
15側にのみ傾斜して、約1〜2°程度の緩やかな下り
傾斜としている。また、整流通路23は、始端がほぼ球
排出口19の近傍とし、具体的には上流部に底部20a
と同一面となる平坦面が少なくとも1球分以上設けた球
排出口19のほぼ中央位置にあり、約4°の傾斜で底部
20aを溝状に削るように徐々に深くなるように設けら
れている。また、終端部はパチンコ球約1.5個程度
(15mmから17mm)の深さを有するのが好まし
い。そして、整流通路23のほぼ中央から下流側にかけ
て上面を覆うように断面コ字形の金属板42が装着さ
れ、パチンコ球の円滑な流れを図り上面の摩耗および汚
れを防ぐと共にパチンコ球に帯電した静電気を除去する
ようにしている。また、整流通路23の隅角部をパチン
コ球の流下に支障をきたさない程度のアール面として、
整流通路23を掃除しやすくするのが好ましい。
【0020】このように構成した上部球受皿9は、球払
出装置から払出されたパチンコ球が球排出口19から皿
部20に流入して貯留されると共に整流通路23に並列
する。そして、操作ハンドル14を操作することによっ
て発射レール5の発射位置7から打球が打ち出され、そ
れに伴い打球供給装置12を介して整流通路23に整列
したのパチンコ球が1個ずつ流出口24から送り出され
る。このとき、底部20aのパチンコ球は図5矢印に示
すように底部20aの傾斜により整流通路23に合流し
ようとする。そして、整流通路23の上流側では始端が
球排出口19近傍にあるため球排出口19からパチンコ
球が流入しているときは直接球排出口19からのパチン
コ球が整流通路23に流入して整列し、球排出口19か
らパチンコ球の流入がない場合でも底部20aの傾斜が
緩やかであるため底部20aに位置するのパチンコ球が
スムーズに合流する。
【0021】また、皿部20の底部20aは長手方向に
傾斜していないため整流通路23は徐々に深くなってお
り、その中間当たりでほぼパチンコ球の球心を支える深
さとなり、整流通路23の中流から下流にかけての底部
20aのパチンコ球は、側方からの割り込みではなく整
流通路23を流下するパチンコ球の上に載って入り込む
ことになるので、球詰りすることなくスムーズに合流す
ることになる。また、棚部47との合流点でも整流通路
23が溝状となっているため、整流通路23のパチンコ
球は従来のように同一面上でなく底部20aのパチンコ
球より球心が下方に位置すると共に整流通路23への合
流間口が大きくなることになり、しかも整流通路23の
上流側から流下するパチンコ球の流圧が底部20aから
合流しようとするパチンコ球の球圧より強いため棚部4
7との合流点で球詰りするようなことがない。また、整
流通路23の終端部でパチンコ球間にパチンコ球が重な
っていても球抜口26の段差があるため、重なり合った
パチンコ球がこの段差の通過時にパチンコ球同士の接触
位置がずれると共に、下段のパチンコ球間に隙間がで
き、上段のパチンコ球が下段のパチンコ球間に入り込ん
で整列することができ、流出口24から打球供給装置1
2に1個ずつ確実に送り込むことができる。なお、この
実施の形態において皿部20に棚部47を設けるように
したが、必ずしも設ける必要はなく、棚部47をなくす
ことにより皿部20の貯留量を増やすようにしてもよ
い。なお、整流通路23を飾板部材15側と一体に形成
してもよく、取外しまたは開閉自在に設けた板状部15
aと一体に形成することで掃除しやすくなると共に色変
え等デザイン的に見栄えがよくなる。
【0022】また、整流通路23は、図8に示すように
始端側の通路幅を球心を支持する6mm程度の通路幅と
して、下流に向うに従い徐々に広くすることにより、底
部20aのパチンコ球の整流通路23への合流間口を大
きくすると共に、上流部で整流通路23のパチンコ球と
底部20aのパチンコ球が干渉しあって合流しやすくな
る。また、図9に示すように飾板部材15側から突出部
15bを設けて皿部20側への傾きを大きくしてさらに
整流通路23への合流面積を大きくしてもよい。
【0023】また、図10に示すように整流通路23を
段差および間隔を一定なものとした段状に形成してもよ
く、段状に形成することにより整流通路23を流下する
パチンコ球が適度な振動を発生させ、球圧等により球詰
りしそうになってもバランスが崩れ球詰りを起こすこと
がない。また、図11に示すように段差および間隔を異
ならせて、整流通路23をパチンコ球が不規則に流下す
るようにして球詰りの原因をなくし、さらに変化をもた
せた振動を発生させることができる。また、図11に示
すように段端部の傾斜角を違えることにより側方からの
球圧を逃すことができ、整列しやすくすることができ
る。
【0024】また、球排出口19を貸球用および賞球用
と別々に設けるようにした場合には貸球用の球排出口よ
り頻繁に払出される賞球用の球排出口を上流側とするの
が好ましい。また、整流通路23は、皿部20の全長に
亘って溝状に設けるようにしてもよく、このとき球排出
口19は整流通路23上に位置するパチンコ球の頂部よ
り上方に位置するのが好ましい。また、整流通路23
は、図12(イ)に示すように円弧状の凹溝としてもよ
く、さらには図12(ロ)に示すように底壁が飾板部材
15側に下傾する溝状として常にパチンコ球が飾板部材
15側に位置するようにしてもよい。このとき、整流通
路23の底壁の下傾端にごみ落し用の開口51を設け、
底壁の傾斜によりごみが開口51から落下し、底壁にご
みが溜まらず整流通路23をパチンコ球がスムーズに流
下するようになる。
【0025】図13および図14は皿部20の底部20
aに段部を設けた実施の形態を示しており、前記実施の
形態と同じ構成要素には同一符号を付して説明する。ま
た、この実施の形態においては、棚部47を設けること
なく球排出口19近傍の底部20aを平坦面とし、整流
通路23と平行するようにほぼパチンコ球1個分の幅で
段部43を設け、底部20aは長手方向には傾斜してお
らず図14に示すように整流通路23側にのみ僅かに傾
斜している。このように底部20aに段部43を設けて
段状にすることで底部20aに接触するパチンコ球は段
部43により規制されて整列し、整流通路23に向かう
際に段部43を落ちることにより適度な振動が発生し球
詰りしそうなバランスを崩して整流させることができ
る。また、段部43は図上約2mm程度としたが図15
に示すようにパチンコ球の半球程度としてもよく、段部
43を高くすることで上段から下段への落下時または整
流通路23との合流時に側方からの球圧が掛からずパチ
ンコ球が上方から載るように入り込むため球詰りしにく
くなる。このとき、段部43の隅角は埃がたまらないよ
うにアール面とするのが好ましい。また、皿部20の底
部20aの傾斜は整流通路23の傾斜と逆傾斜としても
よい。
【0026】また、図16および図17は他の実施の形
態を示し、皿部20の底部20aが整流通路23と同じ
傾斜方向で整流通路23の傾斜より緩やかな約2°の傾
斜としている。さらに、図17に示すように約2mm程
度複数の段部43が所定の間隔をもって設けられてお
り、それぞれの段部43は図16に示すように整流通路
23に対し下流側に向って傾斜して底部20aのパチン
コ球を整流通路23に誘導するように設けられている。
このようにして、皿部20のパチンコ球は図16矢印に
示すように動き、段部43を設けることにより、下流側
に向う球圧を制御して下流側に向うに従い球圧が弱くな
り整流通路23と合流しやすくすることができる。ま
た、底部20aの長手方向の傾斜を水平とし整流通路2
3側にのみ僅かに下傾するようにしてもよい。
【0027】また、図18は皿部20の底部20aの傾
斜を上記実施の形態の底部20aの傾斜と逆傾斜とし、
整流通路23の傾斜方向と逆傾斜で約1°の緩やかな傾
斜角度としている。そして、皿部20の底部20aのパ
チンコ球はその段部43により整流通路23に合流する
か、流勢により段部43を乗り越えて底部20aを登る
ことになるが確実に球圧は弱められる。このため、皿部
20のパチンコ球が整流通路23の下流側で一気に合流
しないので球噛み,球詰りを起すことがなくなる。ま
た、段部43を直線状としたが円弧状に設けてもよく、
パチンコ球を円弧状に整流通路23側に誘導することに
より下流側への圧力を軽減することができる。
【0028】また、図19および図20に示すように、
整流通路23をカバー部材17側に沿って設けるように
してもよく、この実施の形態において整流通路23をカ
バー部材17と一体に形成して底部20aと色変えして
デザイン的に見栄えがよくなる。また、底部20aには
突条43aが傾斜状に設けられており、球貸操作部52
が設けられた球崩し53に向う球圧を制御すると共に整
流通路23に合流しやすくしている。このように整流通
路23をカバー部材17側に沿って設けることで整流通
路23の距離が長くなり底部20aのパチンコ球の合流
間口を大きくすることができる。なお、球排出口19に
近い整流通路23の上流側にパチンコ球の勢流を制御す
るために段部等の制御手段を設けるのが好ましい。
【0029】また、図21は、整流通路23をパチンコ
球が2個並ばない程度の幅広とした実施の形態を示して
いる。該整流通路23は、図21に示すようにパチンコ
球がジグザグ状にランダムに並列可能な約18mmの通
路幅として、整流通路23終端に円弧状のガイド壁44
が設けられており、整流通路23を流下するパチンコ球
を流出口24側に案内するようにしている。このよう
に、整流通路23をパチンコ球がランダムに並ぶ幅広と
することにより、パチンコ球に球圧が掛かっても幅方向
に自由に動けるため逃げることが可能となり球詰りする
ことがない。また、当然のことながら溝状に形成した整
流通路23の掃除がしやすくなる。なお、整流通路23
の通路幅は18mmに限定されるものではなく、例えば
20mmのようにパチンコ球が2個並ばない通路幅また
は2個並ぶ23mmであってもよい。
【0030】また、図22および図23は、整流通路2
3終端に球均し45を設けた実施の形態を示している。
球均し45の下面は、図23実線および鎖線に示すよう
に整流通路23を重なって流下してくるパチンコ球を徐
々に下段に合流するように傾斜角度の異なった傾斜面に
よって形成している。また、球均し45の上面は皿部2
0内方側に下傾しており、さらに皿部20端部に段差を
介して設けられる棚部47と一体としている。これによ
り、貯留量を減らすことなく整流通路23の終端部に掛
かる上方からの球圧を確実に制御することができる。な
お、球均し45および棚部47を別体に形成して皿部2
0に着脱自在に装着するようにし、整流通路23の終端
の掃除を楽にしたり球量を調節可能とてもよい。
【0031】また、皿部材16は、ABS等の合成樹脂
に炭素微粉末および金属微粉末等の導電性素材を混入し
て導電性を付与した合成樹脂をガスインジェクション成
形等により形成して静電気を除去するのがよい。当然皿
部材16全体を導電性を付与した合成樹脂により形成し
てもよいが、どうしてもABS等の合成樹脂による成形
に比べ強度が落ち高価なものとなるため、好ましくは図
24に示すようにABS等の非導電性樹脂J1をコア材
として導電性樹脂J2をスキン材としたサンドイッチ成
形により成形するのがよい。また、特に衝撃を受けやす
い端部および角部にパチンコ球の流下に妨げとならない
ように樹脂流動チャンネル48を設けるのが好ましく、
より強度が増し皿部材16全体を導電性樹脂J2により
形成するのに比べ強度を保持しつつ安価とすることがで
きる。このように形成した皿部材16に、前板10の裏
面側から導電性を有するビス49をボス50にねじ込む
ように螺締することにより金属製の前板10と皿部材1
6とが導通し、パチンコ球に帯びた静電気は前板10の
ヒンジ機構および施錠金具11を介して放電され、上部
球受皿9に貯留されたパチンコ球は非帯電状態となり、
遊技者に感電による不快感を味わせることがなくなる。
なお、皿部材16は、アルミまたはマグネシウム合金等
の金属をダイカスト成形してもよい。また、少なくとも
整流通路23部分を一体または別部材として導電性部材
により成形するのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るパチンコ
機の球受皿は、皿部のパチンコ球を整列する整流通路を
溝状に設けるようにしたので、例え球崩しがあっても従
来のように底部のパチンコ球を一点で合流させるのでは
なく溝状の整流通路が合流する間口となり、該間口が大
きくなるため整流通路で球詰りすることなく打球を供給
することができる。また、球崩しを設けることなく整流
することができるので皿部の貯留量を大幅に増やすこと
ができる。
【0033】また、皿部を導電性樹脂により成形するこ
とにより、皿部の静電気が除去され、遊技者が感電する
ようなことがなく、遊技者へのサービスの一環につなが
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】ガラス扉枠と球受皿とを開放した状態を示すパ
チンコ機の下部部分の斜視図である。
【図3】球受皿の斜視図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】球受皿の平面図である。
【図6】球受皿の要部裏面図である。
【図7】球受皿の側断面図である。
【図8】他の実施の形態の球受皿の平面図である。
【図9】他の実施の形態の球受皿の平面図である。
【図10】他の実施の形態の球受皿の要部斜視図であ
る。
【図11】他の実施の形態の球受皿の要部斜視図であ
る。
【図12】(イ),(ロ)は他の実施の形態の整流通路
溝を示す要部側断面図である。
【図13】他の実施の形態の球受皿の平面図である。
【図14】図13の球受皿の側断面図である。
【図15】他の実施の形態の要部側断面図である。
【図16】他の実施の形態の球受皿の平面図である。
【図17】図16の球受皿の要部裏面図である。
【図18】他の実施の形態の球受皿の要部裏面図であ
る。
【図19】他の実施の形態の球受皿の要部平面図であ
る。
【図20】図19の要部側断面図である。
【図21】他の実施の形態の球受皿の要部平面図であ
る。
【図22】他の実施の形態の球受皿の要部斜視図であ
る。
【図23】図22の要部裏面図である。
【図24】他の実施の形態の球受皿の側断面図である。
【図25】従来の球受皿の平面図である。
【符号の説明】
5 発射レール 9 上部球受皿(球受皿) 16 皿部材 19 球排出口 20 皿部 20a 底部 23 整流通路 43 段部 J2 導電性樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球排出口から流入するパチンコ球を皿部
    に貯留すると共に整流通路で整列して打球として発射レ
    ールに供給するパチンコ機の球受皿において、 前記整流通路を皿部の底部に溝状に設けたことを特徴と
    するパチンコ機の球受皿。
  2. 【請求項2】 前記整流通路の始端を前記球排出口の近
    傍としたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機の
    球受皿。
  3. 【請求項3】 前記整流通路を段状としたことを特徴と
    する請求項1または2記載のパチンコ機の球受皿。
  4. 【請求項4】 前記整流通路の通路幅を徐々に広くした
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の
    パチンコ機の球受皿。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のパ
    チンコ機の球受皿において、少なくとも前記皿部を導電
    性樹脂により成形したことを特徴とする。
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