JP2005124703A - 入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】飛入球を受け入れる振り分け室の内部に複数の入賞口と振り分け台を備え、飛入球をこの振り分け台でいずれかの入賞口に振り分け誘導するようにした可動入賞装置における球詰まりを解消すること。
【構成】飛入球を受け入れる振り分け室17の内部に一般入賞口38と特別入賞口39、及びこれらの入賞口に飛入球を振り分ける振り分け台18を備えてなる入賞装置11において、前記振り分け台18の上面を前部18bを低く、後部18aを高くして段差を設けて二分すると共に、低い前部18bを整列用通路部42とする。そして、前記振り分け室17に飛入する球を前記振り分け台18で振り分ける際に、前記後部18aに乗る球を段差により前部18bに落とし、前記整列用通路部42において一列に整列させ、この状態で振り分け台18の端部に誘導するようにして前記両入賞口38,39に送り込まれる球の球詰まりを解消する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、パチンコ機の入賞装置に関するもので、更に詳しくは飛入口の内側に振り分け室を備え、この振り分け室に設ける振り分け台で飛入した入賞球を異なる入賞口に振り分け、例えば入賞球の価値に差を付けるようにした入賞装置の改善に関するものである。
飛入口から飛入した入賞球を一旦振り分け室に受け入れ、この振り分け室の内部に備える振り分け台で飛入した入賞球を2つの通路のいずれかに振り分け誘導する入賞装置は例えば特開2001−657号公報(特許文献1)、その他によって広く知られるものとなっている。
この振り分け台(前記公知例においては「揺動板」に相当する。)を備えた入賞装置は、飛入口の前面に上下に揺動開閉する扉(球受部材)を備え、この扉が前方に開放したとき遊技盤面に沿って落下するパチンコ球を受け止め扉の傾斜に従って飛入口に誘導し、その内側に備える振り分け室に導き入れる構造になっている。
そして、振り分け室内部に備えられる振り分け台(揺動板)は、横長に形成して中央の支軸を支点にして左右の端部を上下に揺動させ、下向きになった側に飛入した入賞球を誘導してこの端部に向けて開口する入賞口に送り込むようにしてある。
一般には前記振り分け台の左右の端部に臨ませて一方には一般入賞口を、他方には特別入賞口を開設して、通常時は上記振り分け台を一般入賞口側に傾けて飛入球をこれに誘導し、設定する特別の条件が整ったときこの振り分け台の傾きを特別入賞口側に変えてこれに飛入球を誘導するようにして、予め設定する条件に従って飛入した入賞球に対して価値に差を付けるようにしている。
この入賞装置は飛入口前面に備える扉を開放し、この扉を球受け台として落下する打球(パチンコ球)を受け入れることから一時期に多量の入賞球を獲得できるものとなっている。このことから一般の入賞装置と比較して可変入賞装置と称されると同時に、多数の入賞球が入ることから大入賞装置とか、大入賞口と称されており、特別な条件が整ったとき扉を開放し、短時間に多量の入賞球を受け入れることになっている。
この様に前面に扉を備えた入賞装置、所謂大入賞装置は扉の開放に伴って多量の入賞球が飛入するため、受け入れた振り分け室内で球同志が押し合いになって球詰りを起す問題があった。
この球詰りは室内部に備える振り分け台に影響を及ぼし、例えば傾き方向を変更する指示を受けて一般入賞口側から特別入賞口側に姿勢変更する場合に、振り分け室に詰った球で振り分け台の揺動が阻害され、適正に振り分けが行われなかったり、或はこれによって故障の原因となったりすることがあった。
前記公知例(特許文献1)はこの球詰りを解消するため前記振り分け室に当る箱枠10内の通路枠23にガイドリブ23aを設け、球入口9(飛入口)に入って左右に揺動する揺動板30(振り分け台)上に転入した球が複数個集ったとき、上記ガイドリブ23aで整列させ、一列に並ぶようにし、これにより揺動板30によって各入賞口24,25に導かれる入賞球が球詰りを起さないようにしている。
特開2001−657号公報。明細書の段落0016及び図面の図2、図3、図4。
しかし、このガイドリブ23aによる入賞球の整列方法は、揺動板30の上方にガイドリブを突き出させて揺動板上の前後の間隔を球1個分の間隔に制限し、これによって飛入する入賞球を横一列に整列させるものであるが、これによるとガイドリブ23aの突き出しによって飛入する室の前後の空間が狭まるため開閉扉(球受部材11)を介して多量に飛入する入賞球の受け入れができず、これが原因して球入口9において滞留し、球詰りを起す問題がある。
また、別の問題として前記ガイドリブ23aが揺動板30の上方に突き出すことから傾斜側の端部とこのガイドリブ23aとの間に入賞球を噛み込む危険が生じ、これによって揺動板30の揺動を止める問題、そして球詰りを起す危険がある。
従って、本発明は飛入口の内側に設けられる入賞球の振り分け室に振り分け台を設備して、この振り分け台によって入賞球を異なる通路、例えば一般入賞口に振り分け誘導するようにした入賞装置において、前記振り分け室内部で入賞球同志が衝合する等して球詰り状態を発生させるのを有効に防止し、円滑な振り分け誘導が行えるようにすること、そして、球詰りに伴って発生する振り分け台の誤作動や故障を未然に防止するようにした改善された入賞装置を提供することにある。
本発明は、上述の目的を達成するため入賞球を受け入れる振り分け室の内部に、左右の端部を上下動させ傾斜方向を変えることによって入賞球を振り分ける振り分け台を備えてなる入賞装置において、前記振り分け台の上面に段差を設け、この段差によって飛入し振り分け台上に転入した入賞球を横一列に整列させる整列用通路部を形成し、これによって前記振り分け室内部での球詰り状態を解消するようにした入賞装置を提供するものである。
更に本発明を詳述すると、その特徴とするところは、飛入口に蝶着する開閉扉を介して遊技盤面に沿って落下するパチンコ球を振り分け室に受け入れ、該振り分け室に左右の端部を上下に揺動する如く軸支する振り分け台で振り分け室の左右に開口する一般入賞口と特別入賞口のいずれかに振り分け誘導するようにしてなる入賞装置において、前記振り分け台の上面を後部を高く前部を低くして左右長さ方向に沿って段差を設け、該振り分け台上に飛入球の整列用通路部を形成することを特徴とした入賞装置を提供することにある。
また、本発明は前記振り分け台は上面後部の前後の幅員をパチンコ球の半径より小さくすることを特徴とした入賞装置を提供することにある。
また、本発明は前記振り分け台は上面の後部と前部の段差を少なくとも2mm以上にすることを特徴とした入賞装置を提供することにある。
また更に、本発明は前記振り分け台の上面の後部について、少なくとも一般入賞口に臨む端部の前縁部分を斜め後方に向けて傾斜させ、傾斜縁部とすることを特徴とした入賞装置を提供することにある。
上記本発明入賞装置において、振り分け室は、飛入口を通して飛入する入賞球が容易に飛び込むことができ、しかも振り分け台の傾きに従って左右いずれかの方向に導かれる際に円滑に内部で方向を変えられるようにパチンコ球の直径を超える奥行き幅をもって形成されることになる。この奥行き幅はパチンコ球の直径の2倍を超えないが、しかしこの幅は多数の入賞球が同時に飛入した場合、球同志の押し合いによって充分球詰り状態を作ることができる空間となる。
この振り分け室における奥行き幅は、前記公知例を含み同種の入賞装置において採用されているものであるが、結果的にこれが原因して球詰りを起すものとなっている。本発明はこの球詰りを振り分け室内部に備える振り分け台によって直接的に解消しようとするものである。
振り分け台は、振り分け室に収められることから当然のことながら室の平面積より小さく、従って奥行き幅も小さく形成されるが、振り分け室に転り込む入賞球の全てはこの上面に受けられ、その傾きに従って左右に振り分けられることになる。 本発明は、この振り分け台の上面に前部と後部に分ける段差を設けて低い前部上面に整列用の通路部を形成し、飛入した入賞球が前部を超えて高い後部に乗ったとき、この入賞球を段差を利用して上記低い前部の通路部に落下誘導し、この通路部上で横一列に整列させながら、振り分け台の端部に臨むそれぞれの入賞口に円滑に誘導するようにしたことにある。
前記振り分け台上面の段差は、横長に形成される台の長さ方向に沿って略全長に亘り設けられる。そして、この段差を形成する後部の奥行き幅は入賞球の止まりを防止し、前部への転落を促すため球の半径、つまり5.5mm以下とし、更に後部から前部への転り移動を確実にするため高く形成される後部と低く形成される前部との段差を2mm以上にして転落を誘導し、併せて前部の整列用通路部に導かれた球が再び後部に戻るのを阻止するようにしている。
また本発明においては振り分け台上で前部の整列用通路部で一列に整列された入賞球が台の傾きによって端部に開口する入賞口に誘導される際、この端部上で流れが滞留しないため高い後部の前縁部分を後方に向けて斜めに切除し、傾斜縁部を形成して通路部の拡張を図り、迅速、且つ円滑に入賞口に転出するようにしている。尚、実際には入賞率に差をおくことから比較的多くの球を誘導する一般入賞口に臨む側の端部にこの傾斜縁部を形成することになる。
従って、本発明は上記の解決手段から明らかなように、飛入口から複数個の入賞球が飛入し、振り分け台上に転入したとき、これらの入賞球が台の傾きに従って端部に向けて同時に流れ落ちても、台の後部に乗った球は常に低い前部に移動すべく段差によって誘導されることになり、また、このとき前部に乗る球が優先して傾斜する端部に向けて流下し、その後に続いて後部に乗る球が通路部に転落してここで一列に整列され、入賞口へと誘導されることになり、球詰りの発生を未然に防止することになる。
以上の如く、本発明は同時に複数個の入賞球が振り分け室に飛入し、振り分け台の傾きに誘導されて入賞口に向けて集中することがあっても振り分け台に受けられた球は台上面の整列用通路部によって前部と後部の球が一列に整列されるため、球詰りによって入賞装置の機能を失うことも、又誤差動によって設定以外の賞球の放出があったり、或は故障の原因となるようなことがない。
しかも本発明入賞装置は、振り分け台上面に形成する段差によって直接的に解決する方法によるため、例えば前記公知例におけるガイドリブのように他の部材との位置関係を考慮する必要がなく、従って組立等製造面で有利である。
次に、本発明を実施の形態並びに実施例を通して更に説明し、その特徴とするところを明らかにする。
開閉扉によって開閉される飛入口の後方内側に形成される振り分け室に支軸を支点に左右両端部を上下動させ、上面に乗る飛入球をその傾きに従って左右に振り分ける振り分け台を備えてなる入賞装置において、前記振り分け台は上面に後部を高くし、前部を低くしてその高低差を少なくとも2mm以上とする段差を設けて上面の前部に横の長さ方向に沿って整列用通路部を形成する。
そして、前記振り分け台上面の後部は奥行き幅をパチンコ球の半径より小さな5.5mm以下の幅員にして飛入球の乗り上げ状態の維持を困難にして、これにより後部に乗り上げた球を前記整列用通路部への転落を誘導し、一列に整列させ、振り分け室内部での飛入球の球詰りを防止しながら、振り分け台の左右両端に各開口する入賞口に対して振り分け誘導する球を円滑に送り込めるようにする。
図1〜図9は本発明に係る入賞装置の実施例を示したものであり、図1は遊技盤に装着した使用状態の正面図、図2は拡大正面図、図3は拡大斜視図、図4は拡大平面図、図5は分解斜視図であり、図6は図5の部分を拡大して示した分解斜視図である。
図示するように、遊技盤1は前面の左半に打球を誘導する内外のレール2,3を配置し、これに対向して右半に前記レールに連続させて半円弧状の飾り枠4を配置して円形状の遊技部5を形成している。そして、この遊技部の上部中央部に大型の画面6を有する可変表示装置7を備え、この可変表示装置7を囲むようにして複数の入賞口8‥と風車9を配置し、前記画面6の直下に始動用入賞口10を、そしてこの始動用入賞口10の下に本発明に係る入賞装置11を配置している。
入賞装置11は、所謂大入賞装置として短時間に多量の入賞球の受け入れを可能にしたものであり、図示するように遊技盤1に取付けるための取付基板12の中央部には飛入口13を開設し、この飛入口13に開放時に多くの打球を短時間に受け入れる開閉扉14を備える。
飛入口13は横長に開設してあり、開閉扉14はこの飛入口13の形状に合せて横長の板にしてあり、下端の両側を支軸15,15を介して飛入口13の両側下端に設ける軸受け部16,16に枢着支持し、上記支軸15,15を支点にして上端を前後に揺動させ開閉動するようにしてある。
前記飛入口13の内側、即ち取付基板12の背面側には飛入球を受け入れ、異なる入賞口通路に振り分ける振り分け室17が形成してあり、この振り分け室には振り分け台18が備えてある。
上記振り分け室17は飛入口13に合せて横長に形成してあり、その奥行き幅はパチンコ球が容易に飛入できる幅、具体的にはパチンコ球の直径の2倍を超えない幅を以て形成してある。
図中、19は前記振り分け室17を形成し、併せて駆動源となる2つのソレノイド20,21、並びに入賞球の通過を検出する検出スイッチ22,23を取付けるためのブロック状をなす台枠であり、24はこの台枠19と協同して振り分け室17を形成する底枠である。
台枠19は、ここでは入賞装置の本体部を構成するものとなるもので、左右の側板25,26の上端間に上板27を渡し、背面に背板28を渡して開放する底部に前記底枠24を嵌め付け、前方を開放した横長の箱形に形成して、これにより形成される内部の空間を振り分け室17としている。
上記背板28から突き出す2本のボス部29,29は底枠24をネジ止めするための台である。台枠19と底枠24をネジ止めによって結合させたのち、背板28に植設する支軸30を振り分け台18の底面に形成する軸受18cに通してこれを揺動自由に取付け、振り分け室17に収める。
前記一方のソレノイド20は、振り分け台18を揺動させるための駆動源である。このソレノイド20はL字形の取付金具31を介して前記台枠19の後部に固定される。
このソレノイド20のプランジャ32には支軸33を介して台枠19に軸承されるL字形の連結腕34の一端がピン35によって接続され、この連結腕34の他端34aが振り分け台18の左端の後部に突き出す突起36に臨むようにしてある。
連結腕34の上記他端34aは断面コ字形に形成してあり、この凹部に前記突起36を緩く嵌合して連結し(図7参照)、前記ソレノイド20の励磁によってプランジャがばね37に抗して引かれたとき、支軸33を支点に前記他端34aを跳ね上げて前記突起36を押し上げ、下降している振り分け台18の左端を上昇させられるようにしてある。
図中38は、振り分け室17の背板28の左端を切り欠いて形成した一般入賞口であり、39は同じく右端に形成した特別入賞口である。
これらの入賞口38,39は振り分け台18の端部に臨んで開設してあり、それぞれには通過する入賞球を検出 するための検出 スイッチ22,23を装着するための溝形をなす装着部40,41が設けてある。
振り分け台18は、飛入口13から飛び込む球をその傾きによって振り分け室17の左右に振り分け、前記一般入賞口38若しくは特別入賞口39に誘導するものであり、図示するように左右方向に長さを有し、中央の軸受部18cに通す支軸30を支点にして左右両端を上下に揺動できるようにしてある。
この振り分け台18は当然のことながら振り分け室17の奥行き幅より狭い奥行き幅を以て形成してあり、その上面は略中央部を境にして後部18aと前部18bに分けてこの間に段差を設け、前部18bの上面を整列用通路部42としている。
この実施例における振り分け台18は上面の前後の幅員を略パチンコ球の直径(11mm)に揃えてある。この内、後部18aの奥行き幅はその半径、つまり5.5mm以下の幅にしてこの部分にパチンコ球が止まるのを困難にしてある。そして、上記後部と前部の段差を2mm以上に設定し、後部18aから前部18bに向けて確実に落下するようにしてあることに加えて、前部18bの上面、即ち整列用通路部42に一旦移行した球が再度後部18aの上面に戻らないようにしてある。
上記前後の段差は左右方向の全長に亘り形成してあり、振り分け台の上面のいずれに球が乗ってもこの段差によって通路部42側に転がり移動するようにしてある。また、この実施例では振り分け室17の両端に形成される入賞口38,39が後向きに開口することに合せて上記段部の両端を後方に後退させて後部18aの両端前縁部分が傾斜縁部43,44となるようにしてある。
尚、上記傾斜縁部をこの実施例では両端に形成する場合につき示しているが、一般入賞口38と特別入賞口39との間に入賞率に差を設けるため多くの入賞球を誘導する一般入賞口38側にだけ設けることもある。また、ここではこの入賞率の関係から特別入賞口39側の端部を他端、つまり一般入賞口38側の端部より僅かに長く形成して振り分け台18の傾きに関わらず常に特別入賞口39への球の転入が困難になるようにしてある。
上記形成される各部は、入賞装置の本体部となる台枠19を中心にして組立て、この台枠19と取付基板12を結合させることで入賞装置の組立を完成させることになる。
台枠19に対して底枠24を組付けるに当り、先に各入賞口38、39の装着部40,41に前方から検出スイッチ22,23を嵌め付け、その後底枠24を嵌め入れてこれをねじ止めして組付ける。その後、支軸30を介して振り分け台18を振り分け室17に収めると共に、台枠19の後方に突き出す支柱45を利用して取付金具31を介してソレノイド20を固定し、連結腕34を支軸33によって取付けるのに併せてその端部34aを前記振り分け台18の突起36に滑合させ、振り分け台18とこれを駆動するソレノイド20を中心とした組立を行う。
その一方、取付基板12に対しては飛入口13を塞ぐ開閉扉14を支軸15,15の軸着により組付け、またこの開閉扉14を駆動するソレノイド21を台枠19に取付金具46を介して取付ける。
ソレノイド21はばね47で前方に付勢したプランジャ48の先端を支軸49で台枠19の側面に軸着支持する揺動板50にピン51を介して回動自由に連結し、プランジャ48の出入りによって上記揺動板50の先端を上下に揺動できるようにする。
揺動板50は先端を二又に形成してその凹部52に前記開閉扉14の右端に後方に向けて突き出す滑合片53を受け入れ、連結する。
この揺動板50と滑合片53の連結は、取付基板12の背面に台枠19が固定されることによって行われる。ソレノイド21は失磁状態にあるときばね47の付勢でプランジャ48が伸長し、揺動板50の先端が下降する。これにより前記滑合片53が引き下ろされ開閉扉14を閉塞することになる。
台枠19は、取付基板12の背面に添わせねじ止めすることで一体に結合し組立てられるが、この結合によって台枠19の開放した振り分け室17は前面を塞がれて横長の空間となり、取付基板12に開設した飛入口13が前面中央に位置することになる。そして、飛入する入賞球を受け入れ、前記振り分け台18に導くことになる。
尚、振り分け台18は上記飛入口13の位置より低く設置し、球の飛び込みの妨げにならないようにしてあり、また飛入する球は飛び込みの勢いによって振り分け台18の傾きに関係なく両端部を越えて振り分け室17の両端に開設する一般乃至特別の入賞口38,39に飛入することが可能にしてある。
図中、54,55は取付基板12の前面に貼り付ける飾り板であり、56,57はこの飾り板の前面に備え入賞ポケット、58,59は各入賞ポケットに飛入した入賞球を遊技盤背後の入賞球通路(図示せず)に誘導する樋である。60,61は入賞球を検出するため樋58,59に組付ける検出スイッチである。そして、62は前方に延ばす取付支柱63を台枠19の背面部にねじ止めして前記2つのソレノイド20,21を跨ぐようにして取付ける配線基板の取付台であり、64はソレノイド20,21、検出スイッチ22,23、60,61に対する給電乃至信号の交信を行う各接続コネクタを備えたプリント配線基板である。
本発明入賞装置11は上述の様に構成されるもので、この入賞装置は前述した所謂大入賞口と同様に遊技盤に配置され、ここでは可変表示装置7に連動して作動するように設定される。つまり、始動用入賞口10へ打球が飛入し、遊技制御装置による抽選の結果、可変表示装置7に表示される図柄が「当り」を表示したとき、ソレノイド21が励磁し、揺動板50の揺動を介して飛入口13の開閉扉14が前方に向けて傾倒し開放して打球の飛入を可能にする。これと同時に他方のソレノイド20が励磁して振り分け台18を左上りに傾け、飛入口13から飛入するパチンコ球を特別入賞口39に優先的に振り向けることになる。
そして、上記の状態において飛入した入賞球が前記特定入賞口39に入ることにより継続して次なる開放が確定したとき、ソレノイド20が失磁してばね37の付勢により連結腕34が前方に揺動し、前記振り分け台18を左下がりに傾けて飛入球を一般入賞口38に向けて優先的に誘導するようになる。
一般入賞口38に飛入した球は検出スイッチ22で通過数をカウントされることになる。ここで所定数、例えば10個の通過球があったとき扉14が閉じ、前記継続が確保されているとき、再度扉が開放すると共にソレノイド20が励磁して振り分け台18を右下がりに傾倒させることになる。そして、継続がないとき閉塞のままとなる。
この様な振り分け台18の動きの中で、飛入口13を通して同時に多数の入賞球の飛入があり、振り分け台上に乗り上げる状態が発生すると、台の傾き方向に誘導されるのに併せて低い前部18bに乗った球はこの前部18bによって形成される整列用通路部42において強制的に一列に並ばされ、また高い後部18aに乗り上げた球は後部の奥行き幅が狭く乗り上げた状態を維持できないことから前部の整列用通路部42へと転落移動し、該通路部上で先に並ぶ球の間に、或は球の後に入るようにして列に組込まれ一列に整列されることになり、この状態で端部に向けて誘導されることになる。
上記整列用通路部42上で整列された球は後部18aとの間に段差があり、また後部18aの上面に球を止めて置く空間がないため戻ることはなく一列に整列した状態で台の端部に向いそれぞれの入賞口に送り込まれることになる。
従って、本発明装置によれば振り分け室17の端部に開口する入賞口38,39に向けて複数個の入賞球が同時に飛入し、誘導された場合でも、球の押し合いによって球詰り状態を発生させることがなく、常に一列に揃った状態で順次円滑に送り込まれることになる。
本発明に係る入賞装置の使用状態を説明する正面図。 入賞装置の拡大正面図。 入賞装置の拡大斜視図。 入賞装置の拡大平面図。 入賞装置の分解斜視図。 図5の部分の拡大分解斜視図。 振り分け台とこれを作動するソレノイドとの関係を説明する拡大左側面図。 振り分け台の拡大斜視図。 振り分け台の拡大平面図である。
符号の説明
11 本発明に係る入賞装置
12 取付基板
13 飛入口
14 開閉扉
17 振り分け室
18 振り分け台
18a 振り分け台の後部
18b 振り分け台の前部
19 台枠
20,21 ソレノイド
22,23 検出スイッチ
24 底枠
30 振り分け台の支軸
38 一般入賞口
39 特別入賞口
42 振り分け台の前部に当る整列用通路部
43,44 傾斜縁部

Claims (4)

  1. 飛入口に蝶着する開閉扉を介して遊技盤面に沿って落下するパチンコ球を振り分け室に受け入れ、該振り分け室に左右の端部を上下に揺動する如く軸支する振り分け台で振り分け室の左右に開口する一般入賞口と特別入賞口のいずれかに振り分け誘導するようにしてなる入賞装置において、
    前記振り分け台の上面を後部を高く前部を低くして左右長さ方向に沿って段差を設け、該振り分け台上に飛入球の整列用通路部を形成することを特徴とした入賞装置。
  2. 請求項1の記載において、振り分け台は上面後部の前後の幅員をパチンコ球の半径より小さくすることを特徴とした入賞装置。
  3. 請求項1又は2の記載において、振り分け台は上面の後部と前部の段差を少なくとも2mm以上にすることを特徴とした入賞装置。
  4. 請求項1乃至3の記載において、振り分け台は上面の後部の少なくとも一般入賞口に臨む端部の前縁を斜め後方に向けて傾斜させ傾斜縁部とすることを特徴とした入賞装置。
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