JP5116597B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の略中央に設けられる図柄表示器と、図柄表示器の周縁に位置するセンター役物とを有し、センター役物の下部に遊技球が転動可能なステージが設けられ、該ステージの中央の下方に図柄表示器を作動させるための始動入賞口が配置された遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機(以下、単に「遊技機」と称す。)において遊技盤の略中央に遊技球が転動可能なステージを設けたものが公知であり、例えば、ステージに切れ目を形成し、その切れ目の下方に一定周期、一定振幅で動作する連絡板を設けた構成の遊技球が知られている(例えば、特許文献1)。この遊技機では、連絡板がステージの切れ目を塞いでいるときに遊技球が進入すると、その遊技球は連絡板によって連絡されたステージ上を始動入賞口に向かって案内されるが、連絡板が切れ目を開放しているときに遊技球が進入すると、その遊技球は切れ目から転落し、始動入賞口には入球しないようになっている。
特開2006−288736号公報
この種の遊技機において、遊技盤の略中央に設けられた図柄表示器が変動して停止した結果、大当たりとなるか否かが遊技者の最大の関心事であるので、遊技盤面に打ち出された遊技球が、図柄表示器の変動を開始させる始動入賞口に入球するか否かが遊技者の興味を引くところである。そのため、遊技球がステージに流入すると、遊技者はその遊技球が始動入賞口に入球するか否かに興味を持ち、その遊技球の挙動を注視することになる。
ところが、特許文献1のように、連絡板が一定周期、一定振幅で動作しているだけでは、遊技球がステージに進入したタイミングで連絡板の位置を確認することによりその遊技球が始動入賞口に入球するか否かを遊技者が容易に予測できてしまう。そのため、連絡板が切れ目を開放しているときに遊技球がステージに進入した場合、遊技者は始動入賞口には入球しないことを予測できるので、その後の遊技球の挙動を注視する意欲がなくなってしまう。
また連絡板がステージの切れ目を塞いでいるときに遊技球が進入した場合、その遊技球は始動入賞口に向かって案内されるので、遊技者はその遊技球の挙動を注視することになるが、このときの遊技球の動きは連絡板によって連絡されたステージ上を単に転動するだけであるため、遊技球の動きそれ自体は特別面白みのある動きにはなっていない。
そこで本発明は、上記課題を解決することを目的としており、ステージに流入した遊技球が始動入賞口に入球するか否かの関心を高めるため、遊技球が始動入賞口に入球する可能性が容易に予測できてしまうことを防止し、かつ、遊技球をコミカルに動かしながらステージ上を移動させていくことにより遊技者の注目を長時間引き付けるようにして興趣性を高めた遊技機を提供するものである。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、遊技盤の略中央に設けられる図柄表示器と、図柄表示器の周縁に位置するセンター役物とを有し、センター役物の下部に遊技球が転動可能なステージが設けられ、該ステージの中央の下方に図柄表示器を作動させるための始動入賞口が配置された遊技機であって、ステージの左右両側からステージの中央に向かって配列された複数のブロックを有し、互いに隣接するブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することにより、ステージに流入した遊技球を各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージの左右両側から中央に向かって順次搬送していく遊技球搬送手段と、複数のブロックに挟まれたステージの中央に配置され、遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した動作を行い、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、遊技者にとって有利な前記始動入賞口に向かう第1の経路と、第1の経路とは異なる第2の経路とのいずれか一方に振り分ける振分手段と、を備え、前記遊技球搬送手段は、互いに隣接するブロック間に隔壁を備えており、各ブロックは前記隔壁を越えて上昇することにより遊技球を前記ステージの中央側に隣接するブロックに移動させることを特徴としている。
かかる構成によれば、ステージの左右両側からステージの中央に向かって複数のブロックが配列されており、互いに隣接するブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することによってステージに流入した遊技球を各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージの左右両側から中央に向かって順次搬送していくので、遊技球をコミカルに動かしながらステージ上を移動させていくことができる。また複数のブロックに挟まれたステージの中央に配置された振分手段は、遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した動作を行っているので、振分手段の動作を各ブロックの昇降動作から予測することは困難である。そのため、遊技球がステージに流入した時点、又は、遊技球が遊技球搬送手段によって搬送されている時点では、その遊技球が振分手段によって第1の経路に振り分けられるか、或いは第2の経路に振り分けられるかを予測することは難しくなり、ステージに流入した遊技球への関心を高めることができ、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球に対し、遊技者の注目を長時間引き付けることができるようになる。
また、かかる構成によれば、各ブロックは隔壁を越えて上昇することにより遊技球をステージの中央側に隣接するブロックに移動させていくので、遊技球の動きとしては、ブロックの昇降動作に伴う上下動と、隣接するブロック間での落差のある転動動作とが組み合わされたものとなり、遊技球の動きがより一層コミカルなものとなる。それ故、遊技球の動きそれ自体に対して遊技者の興味を引き付けることも可能になる。
また請求項2にかかる発明は、請求項1記載の遊技機において、振分手段が、遊技盤面に対し左右水平となる軸周りに回転する回転体と、その回転体を回転駆動する駆動手段と、を備えた構成であり、回転体は、その外周に少なくとも1つの頂部を有しており、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、その頂部の位置によって、第1の経路と、第2の経路とのいずれか一方に振り分けることを特徴としている。
かかる構成によれば、回転体は、遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した回転動作を行うと共に、その外周にある少なくとも1つの頂部の位置によって遊技球を第1の経路と第2の経路とのいずれか一方に振り分けるので、遊技球がステージに流入した時点、又は、遊技球が遊技球搬送手段によって搬送されている時点では、回転体の頂部の動きを予測することは難しく、遊技球が回転体によって第1の経路に振り分けられるか、或いは第2の経路に振り分けられるかを事前に把握することが困難になる。それ故、ステージに流入した遊技球への関心を高めることができ、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球に対し、遊技者の注目を長時間引き付けることができるようになる。
また請求項3にかかる発明は、請求項1記載の遊技機において、振分手段が、遊技盤面に対し前後方向に揺動する揺動部材と、揺動部材を揺動駆動する駆動手段と、を備えた構成であり、揺動部材は、その揺動位置によって、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、第1の経路と、第2の経路とのいずれか一方に振り分けることを特徴としている。
かかる構成によれば、揺動部材は、遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した回転動作を行うと共に、その揺動位置によって遊技球を第1の経路と第2の経路とのいずれか一方に振り分けるので、遊技球がステージに流入した時点、又は、遊技球が遊技球搬送手段によって搬送されている時点では、揺動部材の動きを予測することは難しく、遊技球が揺動部材によって第1の経路に振り分けられるか、或いは第2の経路に振り分けられるかを事前に把握することが困難になる。それ故、ステージに流入した遊技球への関心を高めることができ、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球に対し、遊技者の注目を長時間引き付けることができるようになる。
また請求項4にかかる発明は、請求項1記載の遊技機において、複数のブロックに挟まれたステージの中央には、第1の経路に通じる遊技球の流入部が開口形成されており、振分手段は、流入部を開閉する動作を行い、流入部を開放している状態で遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を第1の経路に導き、流入部を閉鎖している状態で遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を第2の経路に導くことを特徴としている。
かかる構成によれば、振分手段は、遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した動作で、第1の経路に通じる遊技球の流入部を開閉するので、遊技球がステージに流入した時点、又は、遊技球が遊技球搬送手段によって搬送されている時点では、その遊技球が振分手段によって第1の経路に振り分けられるか、或いは第2の経路に振り分けられるかを事前に把握することが困難になる。それ故、ステージに流入した遊技球への関心を高めることができ、遊技球搬送手段によって搬送される遊技球に対し、遊技者の注目を長時間引き付けることができるようになる。
本発明にかかる遊技機によれば、ステージに流入した遊技球がコミカルな動きでステージ上を移動していくようになり、かつ、遊技球が始動入賞口に向かう第1の経路に振り分けられる可能性を容易に予測できてしまうことが防止できるので、ステージに流入した遊技球が始動入賞口に入球するか否かの遊技者の関心を高めつつ、ステージ上を移動していく遊技球に対して遊技者の注目を長時間引き付けることができるようになる。そしてその結果、遊技者を飽きさせない、興趣性の高い遊技機を提供することができるようになる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する幾つかの実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の遊技機1における遊技盤2の一例を示す図である。遊技機1は、遊技盤2の正面側に相当する遊技盤面2aにおいて外側レール3と内側レール4とで囲まれた遊技領域5を有している。その遊技領域5の内側には、遊技盤1の略中央に位置するように図柄表示器8が設けられており、さらにその図柄表示器8の周縁に位置するように飾り枠体6で囲まれたセンター役物7が設けられている。図柄表示器8は、例えば液晶表示デバイスなどで構成され、後述する始動入賞口14に遊技球が入球したことを契機として所定の図柄の変動表示を行い、所定時間経過後にその変動表示を停止し、その停止した図柄を表示する。またセンター役物7における飾り枠体6は図柄表示器8の画面枠を規定しており、この飾り枠体6には演出用の種々のランプや可動物などが配置されている。
センター役物7の中央下部には、遊技球が転動可能なステージ20が設けられると共に、その左側部には遊技領域5を流下している遊技球をステージ20上に導くためのワープ通路19が設けられている。ワープ通路19は、図1に示すように、飾り枠体6の左側上部に開口形成された流入部19aと、ステージ20の左側の縁部に開口形成された流出部19bとを有し、流入部19aに入球した遊技球をステージ20の左側からステージ20上に流入させるように構成されている。そしてステージ20には、ステージ20に流入した遊技球を、ステージ20の左右両側から中央に向かって順次搬送していく遊技球搬送手段31,32と、ステージ20の略中央に配置され、遊技球搬送手段31,32によって搬送される遊技球を第1の経路と第2の経路のいずれか一方に振り分ける振分手段33とが設けられている。尚、これら遊技球搬送手段31,32および振分手段33の具体的な構成については後に詳しく説明する。
遊技領域5におけるセンター役物7の周囲には、多数の釘10、スルーゲート11、風車12、普通入賞口13、始動入賞口14、電動チューリップ15、大入賞口16、アウト口17等の公知の部材が配置されている。例えば、スルーゲート11は遊技領域5の左側上部に設けられており、普通入賞口13は遊技領域5の下部の複数箇所に設けられている。また始動入賞口14はセンター役物7のステージ20の中央の下方に設けられており、電動チューリップ15は始動入賞口14の下方に設けられている。電動チューリップ15は左右に開閉する羽根部材を備えており、電動チューリップ15が開放しているときに遊技球が入球すると、始動入賞口14と同様、図柄表示器8における変動表示が行われる。そして大入賞口16は電動チューリップ15のさらに下方に設けられ、アウト口17は遊技領域5の最下部に設けられている。
遊技者が図示しないハンドルを操作し、遊技球を外側レール3と内側レール4との間から遊技領域5に打ち出すと、その遊技球は多数の釘10や風車12などに弾かれながら遊技領域5を流下していき、普通入賞口13、始動入賞口14、電動チューリップ15、大入賞口16およびアウト口17のいずれかに入球する。このとき、遊技球は遊技領域5の左側に設けられたスルーゲート11を通過する場合と、通過しない場合とがある。遊技球が遊技領域5を流下していく途中でスルーゲート11を通過すれば、遊技機1において抽選が行われ、当たりとなれば電動チューリップ15が所定時間若しくは所定回数左右に開放される。そして遊技球5が、始動入賞口14や開放時の電動チューリップ15に入球すると、遊技機1において大当たり抽選が行われ、大当たり、小当たり等の当たりや外れが決定される。大当たり抽選の結果、当たりとなれば、図柄表示器8における停止図柄が所定の図柄で揃った状態となり、大入賞口16に設けられた開閉扉16aがその当たりに応じて、入賞個数を制限しつつ所定時間、所定回数、大入賞口16を開放することにより、遊技球が大入賞口16に入球するようになる。
図2は、遊技盤2の背面側に取り付けられた遊技機1の制御機構を示すブロック図である。遊技盤2の背面側には、遊技機1の主たる動作を制御する主制御基板100と、主制御基板100から出力される信号やコマンドに基づいて各部を制御するサブ制御基板とが設けられている。図例の場合、サブ制御基板は、払出制御基板120、演出制御基板130、画像制御基板140、ランプ制御基板150等で構成されている。
主制御基板100は、CPU101とROM102とRAM103とを備えている。この主制御基板100には、始動入賞口14及び電動チューリップ15に入球したことを検知する始動入賞口スイッチ110、電動チューリップ15を開閉させる始動入賞口ソレノイド111、遊技球がスルーゲート11を通過したことを検知するゲートスイッチ112、大入賞口16に入球したことを検知する大入賞口スイッチ113、大入賞口16の開閉扉16aを開閉させる大入賞口ソレノイド114、および、普通入賞口13に入球したことを検知する普通入賞口スイッチ115が接続されている。
そして主制御基板100は、始動入賞口スイッチ110、大入賞口スイッチ113および普通入賞口スイッチ115のそれぞれに入球したことを検知した場合、払出制御基板120に対して払出指令信号を送出する。払出制御基板120は、CPU121とROM122とRAM123とを備え、遊技盤2の背面側に設けられた払出モータ124を制御するように構成されており、主制御基板100から払出指令信号を入力すると、入球した入賞口に応じて所定球数の払い出しを行う。
また主制御基板100は上述の抽選を行うように構成されており、例えば遊技球がスルーゲート11を通過した場合、電動チューリップ15を開閉するための抽選を行い、当たりとなれば始動入賞口ソレノイド111を所定時間若しくは所定回数駆動させて電動チューリップ15を開放させる。また始動入賞口14や開放時の電動チューリップ15に入球したことを検知した場合には、上述した大当たり抽選を行い、その大当たり抽選結果に応じた演出を行わせるべく、演出制御基板130に対して信号やコマンドを送出する。演出制御基板130は、CPU131とROM132とRAM133とを備えており、画像制御基板140とランプ制御基板150のそれぞれを制御する。画像制御基板140は、CPU141とROM142とRAM143とを備えており、演出制御基板130からの指示に基づいて図柄表示器8において図柄の変動表示を行うと共に、演出制御基板130から指定された図柄でその変動表示を停止させる。このとき、例えば主制御基板100における大当たりの抽選結果が大当たりであれば、図柄表示器8における変動表示が所定の図柄で揃った状態で停止する。また画像制御基板140は、スピーカ144から演出用の効果音を発生させるように構成されている。ランプ制御部150は、CPU151とROM152とRAM153とを備えており、演出制御基板130からの指示に基づいて各種ランプ154を点灯させるように構成されている。尚、このような各種制御基板における処理フローとしては、既に公知となっている処理フローを採用することができる。
また本実施形態では、図2に示すように主制御基板100に対し、ステージ20の左側に配置された遊技球搬送手段31を駆動する左昇降用モータ41、ステージ20の右側に配置された遊技球搬送手段32を駆動する右昇降用モータ45、および、ステージ20の中央に配置された振分手段33を駆動する駆動手段である振分用モータ49が接続されており、電源投入時以降、主制御基板100が予め設定された駆動パターンに基づいてこれらモータ41,45,49をそれぞれ個別に駆動するように構成されている。尚、予め定設定する駆動パターンは、各モータ41,45,49の動作が互いに同期しないパターンとして、各モータ41,45,49に対して個別に設定しておくことが好ましい。
図3は、遊技盤2に取り付けられるセンター役物7と図柄表示器8を備えた液晶表示ユニット9とを示す斜視図である。センター役物7は、遊技盤2の正面側から遊技盤面2aに対して取り付けられる。そのため、飾り枠体6の周縁部には、遊技盤面2aに対してセンター役物7を固定するためのビス留め孔6aが適宜箇所に設けられている。一方、正面に図柄表示器8を有する液晶表示ユニット9は、遊技盤2の背面側に取り付けられる。そのため、液晶表示ユニット9の周縁部には、遊技盤2の背面に対する取り付け位置を定めるための位置決めボス9bが適宜箇所に設けられており、それら位置決めボス9bの近傍に、液晶表示ユニット9を固定するためのビス留め孔9aが設けられている。
センター役物7の下部に設けられたステージ20は、ワープ通路19の流出口19bに対して滑らかに繋がる中段ステージ21と、中段ステージ21よりも後方側(図柄表示器8に近い側)に設けられた上段ステージ22と、中段ステージ21よりも前方側(図柄表示器8に遠い側)に設けられた下段ステージ23との3段構成となっており、ワープ通路19を経由してステージ20に流入する遊技球Bは、通常、中段ステージ21の左側に流入する。そして遊技球搬送手段31,32および振分手段33は、この中段ステージ21に設けられている。上段ステージ22は、中央部が高くなっており、その中央部から左右両側に向かって下降傾斜したスロープ状のステージであり、左右両端部ではさらに前方傾斜して中段ステージ21と繋がっている。また下段ステージ23も中央部が高くなったスロープ状のステージとして構成されている。
図4はステージ20を拡大して示す図である。遊技球搬送手段31は、中段ステージ21の左側に配置されており、中段ステージ21の左側からステージ中央に向かって配列された複数のブロック31a,31b,31cを有している。これら各ブロック31a,31b,31cはその上面がステージ中央に向かって下降傾斜しており、互いに隣接するブロックがそれぞれ異なるタイミングで上下方向に昇降することで、中段ステージ21の左側に流入した遊技球を各ブロック31a,31b,31cの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の左側から中央に向かって順次搬送していくように構成されている。また図4に示すように、遊技球搬送手段31においてブロック31aとブロック31bの間、ブロック31bとブロック31cの間、ブロック31cと振分手段33との間にはそれぞれ所定高さの隔壁34a,34b,34cが設けられており、各ブロック31a,31b,31cはそれぞれステージ中央側に位置する隔壁を越えて上昇することにより遊技球をステージ中央側に向けて順次転動させていく。尚、隔壁34a,34b,34cはステージ20に対して固定されている。
また遊技球搬送手段32は、中段ステージ21の右側に配置されており、中段ステージ21の右側からステージ中央に向かって配列された複数のブロック32a,32b,32cを有している。これら各ブロック32a,32b,32cもその上面がステージ中央に向かって下降傾斜しており、互いに隣接するブロックがそれぞれ異なるタイミングで上下方向に昇降することで、中段ステージ21の右側に流入した遊技球を各ブロック32a,32b,32cの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の右側から中央に向かって順次搬送していくように構成されている。また遊技球搬送手段32においても、ブロック32aとブロック32bの間、ブロック32bとブロック32cの間、ブロック32cと振分手段33との間にそれぞれ所定高さの隔壁35a,35b,35cが設けられており、各ブロック32a,32b,32cはそれぞれステージ中央側に位置する隔壁を越えて上昇することにより遊技球をステージ中央側に向けて順次転動させていく。尚、これら隔壁35a,35b,35cも、ステージ20に固定されている。
尚、図例では、遊技球搬送手段31,32のそれぞれが3つのブロックを有する場合を示しているが、遊技球搬送手段31,32におけるブロックの数は2つであっても良いし、4つ以上であっても良い。
振分手段33は、中段ステージ21の左側に設けられた複数のブロック31a,31b,31cと、右側に設けられた複数のブロック32a,32b,32cに挟まれた中段ステージ21の略中央に設けられており、遊技球搬送手段31,32における各ブロックの昇降動作とは独立した動作を行うことにより、遊技球搬送手段31,32から搬送される遊技球を、第1の経路27と、第1の経路27とは異なる第2の経路26とのいずれか一方に振り分けるように構成されている。本実施形態における振分手段33は、断面が略五角形の回転体36で構成されており、遊技球搬送手段31,32における各ブロックの昇降動作とは独立した回転動作を行う。そして隣接するブロック31c又は32cから転動してくる遊技球を、回転体36の前方側又は後方側のいずれか一方に振り分ける。
回転体36の前方側には、第1の経路27が設けられている。第1の経路27は、下段ステージ23の中央部において回転体36の前方側を開放形成した流入部28と、下段ステージ23の中央下部に位置する流出部29とを有し、流入部28に入球した遊技球を流出部29から下方に落下させるように構成されている。第1の経路27の流出部29は、図1に示すように図柄表示装置8における変動表示を作動させるための始動入賞口14の直上に配置されており、流出部29から落下する遊技球は高い確率で始動入賞口14に入球する。このように第1の経路27は遊技球が始動入賞口14に向かう経路となっており、回転体36によって遊技球が第1の経路27に振り分けられると、その遊技球は高い確率で始動入賞口14に入球する。したがって、遊技球が第1の経路27に振り分けられれば、図柄表示器8において図柄の変動表示が行われる可能性が高くなるので、第1の経路27は遊技者にとって有利な経路となっている。尚、図例では第1の経路27が下段ステージ23の下方に形成したトンネル状の経路である場合を示しているが、必ずしもこのような経路である必要はない。例えば下段ステージ23の中央部に溝やガイドを設け、遊技球をその溝やガイドに沿って転動させることにより始動入賞口14に向かう第1の経路27を構成しても良い。
一方、回転体36の後方側には、第2の経路26が設けられている。すなわち、第2の経路26は上段ステージ22に向かう経路である。例えば回転体36によって遊技球が上段ステージ22に振り分けられた場合、その遊技球は上段ステージ22上を左右いずれかの方向に転動し、ステージ20における左右いずれかの端部で下段ステージ23まで転がり出て、その後、下段ステージ23の中央部を挟んで左右両側に設けられた流下部25から下方に落下する可能性が高くなる。この流下部25は始動入賞口14の直上には位置していないため、流下部25から落下する遊技球が始動入賞口14に入球する確率はそれ程高くない。つまり、第2の経路26に振り分けられた場合、その遊技球が始動入賞口14に入球する可能性は、第1の経路27に振り分けられた場合よりも低くなる。尚、上段ステージ22と、遊技球搬送手段31,32における複数のブロックとの間には、所定高さの仕切り壁24が設けられており、第2の経路26に振り分けられた遊技球が上段ステージ22を転動していく途中でいずれかのブロックの上に再び載ってしまうことを防止している。
図5は本実施形態における遊技球搬送手段31,32と振分手段33の駆動機構を示す図である。図5に示すようにステージ20の下部には、駆動機構を支持するための支持部材40が設けられている。この支持部材40の左側部分には、ステージ20の左側に設けられた遊技球搬送手段31の各ブロック31a,31b,31cを昇降駆動するための駆動機構として、左昇降用モータ41と、駆動伝達機構42と、回転軸43と、回転軸43に所定間隔で設けられた複数のカム部材44a,44b,44cとが設けられている。左昇降用モータ41は、ステージ20の左右方向に沿って水平に設置された駆動軸41aを所定方向に回転させるように構成されており、上述したように主制御基板100によって駆動制御されている。尚、左昇降用モータ41の駆動制御は、駆動軸41aを一方向に回転させるものであっても良いし、正逆の双方向に回転させるものであっても良い。駆動伝達機構42は、この駆動軸41aと回転軸43のそれぞれに取り付けられたギアを歯合させた構成であり、例えば駆動軸41aの回転速度を一定の割合で減速させて、ステージ20の左右方向に沿って水平に設置された回転軸43に伝達する。複数のカム部材44a,44b,44cはそれぞれ断面が略楕円形であり、その中心に回転軸43が挿通されており、回転軸43と一体的に回転する。また複数のカム部材44a,44b,44cのうち、少なくとも互いに隣接する2つのカム部材同士は回転軸43の回転方向に異なる角度で取り付けられる。したがって、回転軸43が回転すると、互いに隣接する2つのカム部材はそれぞれ異なる回転位置で回転する。尚、カム部材は必ずしも断面が略楕円形である必要はなく、例えば断面が円形の偏心カムなどを採用しても良い。
また遊技球搬送手段31の各ブロック31a,31b,31cは、上面がステージ中央に向けて下降傾斜した略四角柱状に構成され、ブロック内部には底部を開放したカム部材収容空間50が設けられると共に、ブロックの左右側壁には回転軸43を通すためのスリット51がブロック底部から所定高さまで形成される。したがって、各ブロック31a,31b,31cを各カム部材44a,44b,44cの上方から被せるようにして装着することにより、各カム部材44a,44b,44cは各ブロック31a,31b,31cのカム部材収容空間50に収容されると共に、回転軸43は各ブロック31a,31b,31cのスリット51を通って横断した状態となる。このとき、各ブロック31a,31b,31cの高さ位置は、各カム部材44a,44b,44cの回転位置に応じてそれぞれ異なる高さに支持される。
一方、支持部材40の右側部分には、ステージ20の右側に設けられた遊技球搬送手段32の各ブロック32a,32b,32cを昇降駆動するための駆動機構として、上記と同様に、右昇降用モータ45と、駆動伝達機構46と、回転軸47と、回転軸47に所定間隔で設けられた複数のカム部材48a,48b,48cとが設けられている。右昇降用モータ45は、ステージ20の左右方向に沿って水平に設置された駆動軸45aを所定方向に回転させるように構成されており、上述したように主制御基板100によって駆動制御されている。そのため、右昇降用モータ45は、左昇降用モータ41とは独立した回転動作を行う。尚、右昇降用モータ45の駆動制御は、左昇降用モータ41の場合と同様に、駆動軸45aを一方向に回転させるものであっても良いし、正逆の双方向に回転させるものであっても良い。駆動伝達機構46は、この駆動軸45aと回転軸47のそれぞれに取り付けられたギアを歯合させた構成であり、例えば駆動軸45aの回転速度を一定の割合で減速させて、ステージ20の左右方向に沿って水平に設置された回転軸47に伝達する。複数のカム部材48a,48b,48cのそれぞれは、例えば断面が略楕円形であり、その中心に回転軸47が挿通されており、回転軸47と一体的に回転する。そして複数のカム部材48a,48b,48cのうち、少なくとも互いに隣接する2つのカム部材同士は回転軸47の回転方向に異なる角度で取り付けられており、回転軸43が回転すると、それら2つのカム部材はそれぞれ異なる回転位置で回転する。
また遊技球搬送手段32の各ブロック32a,32b,32cは、遊技球搬送手段31の各ブロック31a,31b,31cと同様に、上面がステージ中央に向けて下降傾斜した略四角柱状であり、ブロック内部には底部を開放したカム部材収容空間50が設けられると共に、ブロックの左右側壁には回転軸47を通すためのスリット51がブロック底部から所定高さまで形成される。したがって、各ブロック32a,32b,32cを各カム部材48a,48b,48cの上方から被せるようにして装着することにより、各カム部材48a,48b,48cは各ブロック32a,32b,32cのカム部材収容空間50に収容されると共に、回転軸47は各ブロック32a,32b,32cのスリット51を通って横断した状態となる。このとき、各ブロック32a,32b,32cの高さ位置は、各カム部材48a,48b,48cの回転位置に応じてそれぞれ異なる高さに支持される。
そして遊技球搬送手段31,32における各ブロック31a〜31c,32a〜32cの前方下部には、バネ55の一端と係合する係合部52が設けられており、それぞれの係合部52に対して1つずつバネ55が取り付けられる。また支持部材40には、バネ55の他端を係止する複数の係止部56が設けられており、これら係止部56は各ブロックに対応するカム部材44a〜44c,48a〜48cの前方に位置している。そして各ブロックに取り付けられるバネ55は、カム部材に対して上から装着されたブロックを下向きに付勢する。
支持部材40の中央部には、回転体36を回転駆動するための駆動機構として、振分用モータ49と、無端ベルト53と、回転体36を回転可能に軸支する回転軸36aとが設けられている。振分用モータ49は、ステージ20の左右方向に沿って水平に設置された駆動軸49aを所定方向に回転させるように構成されており、上述したように主制御基板100によって駆動制御されている。そのため、振分用モータ49は、左昇降用モータ41および右昇降用モータ45とは独立した回転動作を行う。尚、振分用モータ49の駆動制御に関しても、上述した他のモータ41,45と同様に、駆動軸49aを一方向に回転させるものであっても良いし、正逆の双方向に回転させるものであっても良い。この駆動軸49aの先端部および回転体36の回転軸36aには無端ベルト53が掛架されており、この無端ベルト53が駆動軸49aの回転を回転軸36aに伝達する。回転軸36aは、遊技盤面2aに対して左右水平であるため、回転体36は回転軸36aと一体的に回転することにより、遊技盤面2aに対して前後方向に回転する。
上述した駆動機構により、ステージ20の左右両側からステージ20の中央に向かって配列された複数のブロック31a〜31c,32a〜32cは、それぞれブロック内部に収容したカム部材44a〜44c,48a〜48cの動きに合わせて上下方向に昇降動作する。特に、互いに隣接するブロックに関しては、それぞれのブロック内部で回転するカム部材の回転位置が異なるため、それらブロックは互いに異なるタイミングで上下方向に昇降動作するように駆動される。
図6および図7は、ひとつのブロック31aに着目してブロックの昇降動作を示す図であり、図6はブロック31aが下降した状態を示しており、図7はブロック31aが上昇した状態を示している。図6および図7に示すようにカム部材44aが回転軸43周りに回転すると、その任意の回転位置においてカム部材44aの最上部がカム部材収容空間50の天井部50aに当接し、回転軸43の回転に伴ってその当接する高さ位置が上下に変動することでブロック31aが上下動するようになっている。図6(a)に示す状態は、略楕円形のカム部材44aの長辺がほぼ水平状態となっており、この状態では、カム部材44aの最上部がカム部材収容空間50の天井部50aに当接する位置は最も低くなり、ブロック31aは最下点まで下降した状態となる。そしてブロック31aが最下点まで下降すると、図6(b)に示すようにブロック31aの傾斜した上面は、ステージ20の中央側に位置する隔壁34aの上端部よりも低い位置となる。これに対し、図7(a)に示す状態は、略楕円形のカム部材44aの長辺がほぼ垂直状態となっており、この状態では、カム部材44aの最上部がカム部材収容空間50の天井部50aに当接する位置は最も高くなり、ブロック31aは最上点まで上昇した状態となる。そしてブロック31aが最上点まで上昇すると、図7(b)に示すようにブロック31aの傾斜した上面は、ステージ20の中央側に位置する隔壁34aの上端部を超えてそれよりも高い位置となる。また、ブロック31aが最下点から最上点まで徐々に上昇していくに従って、バネ55は次第に伸長していき、ブロック31aに対して作用する下向きの付勢力が次第に大きくなる。したがって、カム部材44aが回転軸43の周りに回転することにより、その回転力がブロック31aを上方に押し上げる力として作用するのに対し、ブロック31a自体に作用する重力とバネ55による付勢力とがブロック31aを下方に押し下げる力として作用する。このようにブロック31aが上下動するとき、回転軸43はスリット51に沿って相対的に上下動するので、スリット51はブロック31aが上下方向に動作する際のガイドとして機能する。尚、ここでは、ブロック31aに着目して昇降動作を説明したが、遊技球搬送手段31における他のブロック31b,31cについても同様である。また遊技球搬送手段32の各ブロック32a,32b,32cについても同様である。
また上述した駆動機構により、ステージ20の中央に配置された回転体36は、遊技球搬送手段31,32における各ブロックの昇降動作とは独立して回転動作を行い、回転体36に隣接するブロック31c、32cから隔壁34c,35cを超えて転動してくる遊技球を第1の経路27と第2の経路26のいずれか一方に振り分ける。
図8は回転体36の動作を示す図である。本実施形態では回転体36が略五角形であるため、その外周には5つの頂部37を有しており、回転体36が例えば図中矢印で示す方向に回転すると、回転体36の最上部にある頂部37は後方側から前方側に順次移動する。そして回転体36の最上部にある頂部37の位置が回転軸36aの直上よりも後方側に位置する場合、図8(a)に示すようにブロック31c、32cから隔壁34c,35cを超えて転動してくる遊技球Bは頂部37よりも前方側の外周面38aに落下する可能性が高くなる。この場合、外周面38aは前方傾斜しているため、遊技球Bは回転体36の前方側に転動し、第1の経路27に振り分けられる。これに対し、回転体36の最上部にある頂部37の位置が回転軸36aの直上よりも前方側に位置する場合、図8(b)に示すようにブロック31c、32cから隔壁34c,35cを超えて転動してくる遊技球Bは頂部37よりも後方側の外周面38bに落下する可能性が高くなる。この場合、外周面38bは後方傾斜しているため、遊技球Bは回転体36の後方側に転動し、第2の経路26である上段ステージ22に振り分けられる。このように回転体36は、頂部37の位置に応じて遊技球Bを第1の経路27と第2の経路26のいずれか一方に振り分けることができるようになっている。尚、ここでは回転体36が略五角形であり、その外周に5つの頂部37を有する場合を例示したが、遊技球Bを振り分けるための頂部は回転体36に対して少なくとも1つ設けられていれば良い。
次に、上記のように構成されたステージ20上での遊技球Bの挙動について説明する。図9はワープ通路19から遊技球Bがステージ20に流入した状態を示す図である。まず図9(a)に示すように遊技球Bがステージ20に流入したタイミングで、中段ステージ21に設けられた最も左側のブロック31aが下降した状態であれば、その遊技球Bはブロック31aの上面にまで転動し、ブロック31aの上面に載った状態で止まる可能性が高い。これに対し、図9(b)に示すように遊技球Bがステージ20に流入したタイミングで、中段ステージ21に設けられた最も左側のブロック31aが上昇した状態であれば、その遊技球Bはブロック31aの側面に当たるので、ブロック31aの上面に載ることはなく、中段ステージ21から下段ステージ23に転動し、下段ステージ23に設けられた流下部25から下方に落下する可能性が高い。したがって、ステージ20に遊技球Bが流入すると、遊技者はまず、その遊技球Bがブロック31aに載るか否かに興味を持ち、ステージ20に流入した遊技球Bを注視する。そして遊技球Bがブロック31aに載った場合には、その遊技球Bが第1の経路27と第2の経路26のいずれに振り分けられるかに対してさらに興味を持ち、その後の遊技球Bの挙動を注視することになる。
図10は、遊技球Bがブロック31aに載った場合にその遊技球Bが複数のブロック31a,31b,31cによってステージ中央に搬送されている様子を示す図である。まず、図10(a)に示すように遊技球Bが最も左側のブロック31aに載った状態では、ブロック31aが下降した位置にあるため、遊技球Bはブロック31aのステージ中央側に位置する隔壁34aに接触し、遊技球Bの転動が規制されている。このときブロック31aに隣接するブロック31bは上昇した位置にある。この状態からブロックの昇降駆動が行われ、ブロック31aが上昇していくと、それに隣接するブロック31bは下降していく。
そして図10(b)に示すようにブロック31aの上面が隔壁34aの上端部を超えて上昇すると、遊技球Bは隔壁34aを超えて中央側のブロック31bに転動する。このときブロック31bは下降した状態となっているため、遊技球Bはブロック31aと31bとの段差を転がり落ちるような態様でブロック31bに向かって転動する。そして遊技球Bはブロック31bのステージ中央側に位置する隔壁34bに接触して転動が規制されるので、ブロック31bの上面に載った状態となる。このときブロック31bに隣接するブロック31cは上昇した位置にある。この状態からブロックの昇降駆動が行われ、ブロック31bが上昇していくと、それに隣接するブロック31cは下降していく。
そして図10(c)に示すようにブロック31bの上面が隔壁34bの上端部を超えて上昇すると、遊技球Bは隔壁34bを超えて更に中央側のブロック31cに転動する。このときブロック31cは下降した状態となっているため、遊技球Bはブロック31bと31cとの段差を転がり落ちるような態様でブロック31cに向かって転動する。そして遊技球Bはブロック31cのステージ中央側に位置する隔壁34cに接触して転動が規制されるので、ブロック31cの上面に載った状態となる。この状態からブロックの昇降駆動が行われると、ブロック31cが上昇していく。
そして図10(d)に示すようにブロック31cの上面が隔壁34cの上端部を超えて上昇すると、遊技球Bは隔壁34cを超えてステージ中央部の回転体36に向かって転動する。このように本実施形態では、ステージ20に流入した遊技球Bを各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の中央に向かって順次搬送していくので、遊技球Bの動きはブロックの昇降動作に伴う上下動と、隣接するブロックに対して受け渡しが行われる際の転がり落ちるような転動動作とが組み合わされたコミカルな動きとなり、遊技球Bを注視する遊技者の興味を長い間引き付けておくことができる。特に、隣接するブロック間での遊技球の受け渡しは、常に正常に行われるとは限らず、隣接するブロックに対して転がり落ちるようにして転動した際、遊技球が上段ステージ22若しくは下段ステージ23に落下するケースも起こり得る。その故、遊技者は、複数のブロック31a,31b,31cによって搬送される遊技球Bが回転体36に送り込まれるまでその動きに興味を持つようになる。尚、図10では、ステージ20の左側に設けられた複数のブロック31a,31b,31cによる搬送動作を例示しているが、ステージ20の右側に設けられたブロック32a,32b,32cによる搬送動作もこれと同様である。
そして上述したように回転体36は、頂部37の位置によって遊技球Bを振り分ける。この回転体36は複数のブロックの昇降動作からは独立した回転動作を行っているので、例えば遊技球Bがステージ20に流入したタイミング或いは遊技球Bがブロック31aの上に載ったタイミングで、その遊技球Bが第1の経路27と第2の経路26のいずれに振り分けられるかを遊技者が予測することは難しくなっている。それ故、遊技者にとっては、ステージ20に流入した遊技球Bがいずれに振り分けられるかに関心が高まり、複数のブロックによってステージ20の中央に向けて搬送されていく遊技球Bが回転体36に送り出されるまでは、その遊技球Bの挙動を注視しようという意欲を持続させることができるようになる。
図11は回転体36によって遊技球Bが第1の経路27と第2の経路26のいずれか一方に振り分けられる様子を示す図である。例えば複数のブロックの昇降動作に伴って搬送される遊技球が回転体36に向かって送り出されるタイミングで、回転体36の頂部37が後方側に位置すれば、遊技球Bは矢印F3で示す方向に振り分けられ、回転体36の前方側に向かって転動する。この場合、遊技球Bは第1の経路27を通り、始動入賞口14の直上に位置する流出部29から下方に落下する。これに対し、例えば複数のブロックの昇降動作に伴って搬送される遊技球が回転体36に向かって送り出されるタイミングで、回転体36の頂部37が前方側に位置すれば、遊技球Bは矢印F4で示す方向に振り分けられ、回転体36の後方側に向かって転動する。この場合、遊技球Bは第2の経路26である上段ステージ22に導かれ、上段ステージ22を左方向(矢印F5)或いは右方向(矢印F6)のいずれかに向かって転動する。そして上段ステージ22上を左右いずれかの方向に向かって転動した遊技球Bは、上述したように下段ステージ23まで転がり出て、下段ステージ23に設けられた流下部25から下方に落下するケースが多くなると考えられるが、上段ステージ22から中段ステージ21に転がり出たタイミングで、左右両端のブロック31a,32aが下降した状態となっていれば、第2の経路26に振り分けられた遊技球Bが再びブロック31a若しくは32aの上に載る可能性も残されている。したがって、回転体36によって第2の経路26に振り分けられた遊技球Bは始動入賞口14に入球する可能性が無くなった訳ではなく、ステージ20の両端部で再びブロック31a若しくは32aの上に載った場合には始動入賞口14に入球する可能性が高まるので、第2の経路26に振り分けられたことによって薄くなった遊技者の期待感を再び高揚させることができる。
以上のように本実施形態の遊技機1は、ステージ20の左右両側からステージ20の中央に向かって配列された複数のブロック31a…を有し、互いに隣接するブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することにより、ステージ20に流入した遊技球Bを各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の左右両側から中央に向かって順次搬送していくので、遊技球Bをコミカルに動かしながらステージ20上を移動させていく。そのため、遊技球Bの動きそれ自体が面白みのある動きとなり、遊技者の注目を長時間引き付けておくことができる。特に、互いに隣接するブロック間には隔壁34a…を備えており、各ブロックはそれら隔壁34a…を越えて上昇することにより遊技球Bをステージの中央側に隣接するブロックに移動させていくので、遊技球Bの動きとしては、ブロックの昇降動作に伴う上下動と、隣接するブロック間での落差のある転動動作とが組み合わされたものとなり、よりコミカルな動きが実現されている。
そして複数のブロック31a…に挟まれた回転体36は各ブロック31a…の昇降動作からは独立した回転動作を行っており、回転体36の回転動作と各ブロック31a…の昇降動作とが互いに同期していないので、遊技者にとっては遊技球Bが第1の経路27と第2の経路26のいずれに振り分けられるかを予測することが難しくなっており、ステージ20に流入した遊技球Bに対する遊技者の関心を高めることが可能である。
尚、上記においては、遊技球Bがステージ20に流入する態様の一例として、遊技球Bがワープ通路19を経由してステージ20に流入する場合について説明したが、この他にも例えばワープ通路19を経由することなく、遊技球Bが遊技領域5から直接ステージ20上に流入することがある。この場合であっても、その遊技球Bが中段ステージ21に流入すれば、遊技者は上述した挙動を楽しむことができる。
(第2の実施の形態)
次に第2の実施の形態について説明する。本実施形態では、遊技球を振り分ける振分手段33を、第1の実施の形態で説明した回転体36とは異なる構成とした一形態について説明する。尚、本実施形態においても、遊技機1の全体構成およびステージ20に設けられる遊技球搬送手段31,32の詳細な構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。
図12は本実施形態におけるステージ20を拡大して示す図である。図12に示すように本実施形態における振分手段33は、遊技球搬送手段31,32の間の中段ステージ21の中央に配置され、遊技盤面2aに対して前後方向に揺動する平板状の揺動部材61によって構成されている。この揺動部材61は、その揺動位置によって、遊技球搬送手段31,32によって搬送される遊技球を、第1の経路27と、第2の経路26とのいずれか一方に振り分ける。
図13は本実施形態における振分手段33のより具体的な構成を示す断面図である。図13に示すように揺動部材61の下部中央には軸受部63が設けられており、この軸受部63には遊技盤面2aの左右方向に水平な回動軸62が設けられている。そのため、揺動部材61は回動軸62により所定角度範囲内で回動可能に軸支されている。また揺動部材61の下部後方側には下方に延設された従動アーム64が設けられており、この従動アーム64には振分用モータ49の駆動軸49aに取り付けられた駆動アーム66が連結されている。さらに揺動部材61の下部前方側にはバネ65が取り付けられており、このバネ65は揺動部材61の前方部を下方に向けて付勢する。
本実施形態において振分用モータ49は所定角度範囲内で正転と逆転を繰り返し、駆動軸49aに取り付けられた駆動アーム66を図中矢印Rで示すように動作させる。これに伴い従動アーム64は駆動アーム66に連動して上下動し、揺動部材61を前後方向に揺動させる。例えば図13(a)に示すように駆動アーム66が従動アーム64を押し上げる方向に回転すると、揺動部材61は前方向に揺動し、揺動部材61の上面が前方傾斜する。このとき、揺動部材61に対して隣接するブロック31cから遊技球Bが送り込まれると、その遊技球Bは揺動部材61の上面に沿って転動するので、揺動部材61の前方側の第1の経路27に振り分けられる。この第1の経路27は第1の実施の形態で説明したように始動入賞口14の直上に設けられているので、第1の経路27に振り分けられた場合、その遊技球Bが始動入賞口14に入球する可能性は高くなる。一方、図13(b)に示すように駆動アーム66が従動アーム64を押し下げる方向に回転すると、揺動部材61は後方向に揺動し、揺動部材61の上面が後方傾斜する。このとき、揺動部材61に対して隣接するブロック31cから遊技球Bが送り込まれると、その遊技球Bは揺動部材61の上面に沿って転動するので、揺動部材61の後方側の第2の経路26に振り分けられる。この第2の経路26に振り分けられた場合、その遊技球Bが始動入賞口14に入球する可能性は低くなる。
このように本実施形態では、揺動部材61が前後方向に揺動しており、遊技球搬送手段31,32によって搬送される遊技球Bを、その揺動位置によって、第1の経路27と、第2の経路26とのいずれか一方に振り分けるように構成されている。そして本実施形態でも揺動部材61を揺動駆動するための振分用モータ49は、遊技球搬送手段31,32における各ブロックを昇降駆動するためのモータ(左昇降用モータ41,右昇降用モータ45)とは別に設けられており、揺動部材61は各ブロックの昇降動作とは非同期で揺動する。そのため、遊技球Bがステージ20に流入したタイミング或いは遊技球Bがブロック31aの上に載ったタイミングで、その遊技球Bが揺動部材61によって第1の経路27と第2の経路26のいずれに振り分けられるかを遊技者が予測することは難しくなっている。そして遊技者にとっては、ステージ20に流入した遊技球Bがいずれに振り分けられるかに関心が高まり、複数のブロックによってステージ20の中央に向けて搬送されていく遊技球Bが揺動部材61に送り出されるまでは、その遊技球Bの挙動を注視しようという意欲を持続させることができるようになる。
尚、その他の構成については、第1の実施の形態と同様であり、例えば本実施形態においても遊技球搬送手段31,32の各ブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することにより、ステージ20に流入した遊技球Bを各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の左右両側から中央に向かって順次搬送していくので、遊技球Bをコミカルに動かしながらステージ20上を移動させていくことが可能である。
(第3の実施の形態)
次に第3の実施の形態について説明する。本実施形態では、遊技球を振り分ける振分手段33を、第1の実施の形態で説明した回転体36や、第2の実施の形態で説明した揺動部材61とは異なる構成としたさらに別の形態について説明する。尚、本実施形態においても、遊技機1の全体構成およびステージ20に設けられる遊技球搬送手段31,32の詳細な構成は、第1の実施の形態で説明したものと同様である。
図14は本実施形態におけるステージ20を拡大して示す図である。図14(a)に示すように本実施形態では、遊技球搬送手段31,32の間の中段ステージ21の中央に、第1の経路27への流入部28が開口形成されている。そして振分手段33は、ステージ20の前後方向に進退することによって流入部28を開閉する開閉部材71として構成される。この開閉部材71の上面はステージ20の後方に向かって下降傾斜している。またこの開閉部材71を駆動するための駆動機構として、ステージ20の後方側に設けられ、開閉部材71を進退駆動するソレノイド72と、ソレノイド72と開閉部材71とを接続した連結部材73とを備えている。そして連結部材73は、遊技盤面2aに向かってステージ20の後方壁20aの中央に形成された孔20bに挿通されており、その先端部が開閉部材71に接続されると共に、後端部がソレノイド72に接続されている。したがって、ソレノイド72が駆動されると、開閉部材71は図14(a)に矢印Faで示す方向(前後方向)に進退し、第1の経路27への流入部28を開閉する。
図14(a)は、開閉部材71がステージ20の後方側に移動して流入部28を開放した状態を示している。したがって、この状態のとき、隣接するブロック31cから遊技球が送り込まれると、その遊技球は流入部28に進入していくので、第1の経路27に振り分けられる。この第1の経路27の流出部29は、第1の実施の形態と同様、始動入賞口14の直上に設けられているので、第1の経路27に振り分けられた場合、その遊技球が始動入賞口14に入球する可能性は高くなる。
図14(b)は、開閉部材71がステージ20の前方側に移動して流入部28を閉鎖した状態を示している。したがって、この状態のとき、隣接するブロック31cから遊技球が送り込まれると、その遊技球は開閉部材71の上面を転動してステージ20の後方側に導かれるので、第2の経路26に振り分けられる。そして連結部材73の上面は、遊技盤面2aに向かって中央が高くなっており、左右両側に向かって下降した斜面となっているので、第2の経路26に振り分けられた遊技球は連結部材73の上面でさらに左右のいずれか一方に振り分けられ、上段ステージ22を左右いずれかに向かって転動していく。このようにして遊技球が第2の経路26に振り分けられた場合、その遊技球が始動入賞口14に入球する可能性は低くなる。
このように本実施形態では、複数のブロックに挟まれたステージの中央に、第1の経路27に通じる遊技球の流入部28が開口形成されており、その流入部28の上部に、流入部28を開閉する開閉部材71が配置されている。そして開閉部材71が流入部28を開放している状態で遊技球を第1の経路27に導き、流入部28を閉鎖している状態で遊技球を第2の経路26に導くようになっている。そして本実施形態でも開閉部材71による開閉動作を行うためのソレノイド72は、遊技球搬送手段31,32における各ブロックを昇降駆動するためのモータ(左昇降用モータ41,右昇降用モータ45)とは別に設けられており、開閉部材71は各ブロックの昇降動作とは同期しない動作で流入部28を開閉する。そのため、遊技球がステージ20に流入したタイミング或いは遊技球がブロック31aの上に載ったタイミングで、その遊技球Bが第1の経路27と第2の経路26のいずれに振り分けられるかを遊技者が予測することは難しくなっており、遊技者にとっては、ステージ20に流入した遊技球がいずれに振り分けられるかに関心が高まり、複数のブロックによってステージ20の中央に向けて搬送されていく遊技球が流入部28に向けて送り出されるまでは、その遊技球の挙動を注視しようという意欲を持続させることができるようになる。
尚、その他の構成については、第1の実施の形態と同様である。例えば本実施形態においても遊技球搬送手段31,32の各ブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することにより、ステージ20に流入した遊技球を各ブロックの上面で受け渡ししつつ、ステージ20の左右両側から中央に向かって順次搬送していくので、遊技球をコミカルに動かしながらステージ20上を移動させていくことが可能である。
(変形例)
以上、本発明に関する幾つかの実施の形態について説明したが、本発明は上述した内容に限定されるものではなく、本発明には種々の変形例が適用可能である。例えば、上述した第1の実施の形態では、遊技者にとって有利な始動入賞口14に向かう第1の経路27が振分手段33のステージ前方側に設けられ、第2の経路26が振分手段33のステージ後方側に設けられる場合を例示したが、これに限定されるものではない。つまり、第1の経路27を振分手段33のステージ後方側の設け、第2の経路26を振分手段33のステージ前方側に設けた構成としても良い。
また上述した第1の実施の形態では、隣接するブロック間に隔壁34a…を設けた場合を例示したが、隔壁34a…は特に設けなくても良い。但し、上述したように隔壁34a…を設ければ、遊技球の挙動がよりコミカルな動きになるので、遊技機1の興趣性を高めるという点では、隔壁34a…を設けた構成とすることが好ましい。
遊技機における遊技盤を正面から見た一構成例を示す図である。 遊技盤の背面側に取り付けられる遊技機の制御機構を示すブロック図である。 遊技盤に取り付けられるセンター役物と、図柄表示器を備えた液晶表示ユニットとを示す斜視図である。 第1の実施の形態におけるステージを拡大して示す図である。 第1の実施の形態における遊技球搬送手段と振分手段の駆動機構を示す図である。 ブロックの昇降動作を示す図であり、ブロックが下降した状態を示す図である。 ブロックの昇降動作を示す図であり、ブロックが上昇した状態を示す図である。 第1の実施の形態における回転体の動作を示す図である。 ワープ通路から遊技球がステージに流入した状態を示す図である。 遊技球が複数のブロックによってステージ中央に向けて搬送される様子を示す図である。 回転体によって遊技球が第1の経路と第2の経路のいずれか一方に振り分けられる様子を示す図である。 第2の実施の形態におけるステージを拡大して示す図である。 第2の実施の形態における振分手段の具体的な構成を示す断面図である。 第3の実施の形態におけるステージを拡大して示す図である。
符号の説明
1 遊技機
2 遊技盤
2a 遊技盤面
7 センター役物
8 図柄表示器
14 始動入賞口
20 ステージ
26 第2の経路
27 第1の経路
28 流入部
29 流出部
31,32 遊技球搬送手段
33 振分手段
31a,31b,31c,32a,32b,32c ブロック
34a,34b,34c,35a,35b,35c 隔壁
36 回転体(振分手段)
41 左昇降用モータ(駆動手段)
45 右昇降用モータ(駆動手段)
49 振分用モータ(駆動手段)
61 揺動部材(振分手段)
71 開閉部材(振分手段)
72 ソレノイド(駆動手段)

Claims (4)

  1. 遊技盤の略中央に設けられる図柄表示器と、前記図柄表示器の周縁に位置するセンター役物とを有し、前記センター役物の下部に遊技球が転動可能なステージが設けられ、該ステージの中央の下方に前記図柄表示器を作動させるための始動入賞口が配置された遊技機であって、
    前記ステージの左右両側から前記ステージの中央に向かって配列された複数のブロックを有し、互いに隣接するブロックを異なるタイミングで上下方向に昇降駆動することにより、前記ステージに流入した遊技球を各ブロックの上面で受け渡ししつつ、前記ステージの左右両側から中央に向かって順次搬送していく遊技球搬送手段と、
    前記複数のブロックに挟まれた前記ステージの中央に配置され、前記遊技球搬送手段における各ブロックの昇降動作とは独立した動作を行い、前記遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、遊技者にとって有利な前記始動入賞口に向かう第1の経路と、前記第1の経路とは異なる第2の経路とのいずれか一方に振り分ける振分手段と、
    を備え
    前記遊技球搬送手段は、互いに隣接するブロック間に隔壁を備えており、各ブロックは前記隔壁を越えて上昇することにより遊技球を前記ステージの中央側に隣接するブロックに移動させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記振分手段は、
    遊技盤面に対し左右水平となる軸周りに回転する回転体と、
    前記回転体を回転駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記回転体は、その外周に少なくとも1つの頂部を有し、前記遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、前記頂部の位置によって、前記第1の経路と、前記第2の経路とのいずれか一方に振り分けることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記振分手段は、
    遊技盤面に対し前後方向に揺動する揺動部材と、
    前記揺動部材を揺動駆動する駆動手段と、
    を備え、
    前記揺動部材は、その揺動位置によって、前記遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を、前記第1の経路と、前記第2の経路とのいずれか一方に振り分けることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  4. 前記複数のブロックに挟まれた前記ステージの中央には、前記第1の経路に通じる遊技球の流入部が開口形成されており、
    前記振分手段は、前記流入部を開閉する動作を行い、前記流入部を開放している状態で前記遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を前記第1の経路に導き、前記流入部を閉鎖している状態で前記遊技球搬送手段によって搬送される遊技球を前記第2の経路に導くことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
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