JP2007296014A - 弾球遊技機 - Google Patents

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忠 稲垣
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Abstract

【課題】遊技装置を大型化した場合にも入賞領域への入賞割合を安定させることのできる弾球遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】第1球通路70の途中あるいは下側には、遊技球を第2球通路72側に進路変更可能とする進路変更部材76を配置し、第2球通路と進路変更部材の間には遊技球を第2球通路へ誘導可能な連通通路85を配置し、連通通路の上側通路部材79には、遊技球が進路変更部材から第2球通路へ向かう軌道から外れた位置に進路変更部材側に向けて略円弧状突起80を形成し、連通通路の下側通路部材83には、遊技球の流下可能な平面形状の流下面84を設け、略円弧状突起が遊技球と接することにより遊技球の勢いを緩和すると共に当該遊技球を第2球通路へ向かう軌道に修正するように構成した。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ遊技機等に代表される弾球遊技機に関する。
従来、遊技球が打ち込み可能とされた遊技領域に配置される図柄表示装置とセンター役物等で構成される遊技装置と、遊技装置の直下に位置して遊技球の入球に起因して遊技者へ有利な特典の付与が可能な始動入賞口などからなる入賞領域と、遊技領域における遊技装置の側部側に形成されて遊技球を下方側へ向けて流下させる第1球通路と、第1球通路の下方側でかつ遊技装置の下側に位置して遊技球を入賞領域へ向けて流下させる第2球通路と、第1球通路と第2球通路の間に位置して流下する遊技球が接触して回転することにより遊技球を第2球通路とその他の通路に振り分ける風車などの進路変更部材と、進路変更部材から入賞領域に向けて配置した第2球通路を構成する複数の釘とを備えた弾球遊技機がある。
前記従来の弾球遊技機においては、第1球通路を流下してきた遊技球は風車などの進路変更部材と接触して流下方向が振り分けられ、第2球通路の方向に進路が振り分けられた遊技球については、第2球通路を構成する釘の上を通過する際に釘への接触状態に応じて弾みながら入賞領域へ流下するように構成されている。
特開2005−224315号公報(図1参照)
しかしながら、従来の弾球遊技機においては、例えば、近年好まれている遊技装置の大型化を行うと、遊技領域のうち第1球通路が配置されている側の部分が狭くなったり、第1球通路が遊技領域の側端側に寄せられたりするようになり、それに伴い、第1球通路の下方側に位置する風車などの進路変更部材から入賞領域までの距離が増大して第2球通路の長さが増大するようになる。そして長くなった第2球通路を遊技球が流下する間に、遊技球の弾む回数や頻度が増加したり、遊技球の流下速度が増大したりするようになり、その結果、遊技球が入賞領域を飛び越え易くなったりなどして例えば、入賞割合が不安定になる等のおそれがある。
本発明は、前記の点に鑑みなされたもので、例えば、遊技装置を大型化した場合にも入賞領域への入賞割合を安定させること等のできる弾球遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技盤と、前記遊技盤上に形成されて遊技球が打ち込み可能とされた遊技領域と、前記遊技領域内に配置された遊技装置と、前記遊技装置の直下に位置して遊技球の入球に起因して遊技者に有利な特典を付与可能な入賞領域と、前記遊技領域における前記遊技装置の側部側に形成されて遊技球を下方へ流下させる第1球通路と、前記第1球通路の下方側でかつ前記遊技装置の下側に位置して遊技球を前記入賞領域へ向けて流下させる第2球通路と、を備えた弾球遊技機において、前記第1球通路の途中あるいは下側には、前記第1球通路を流下してきた遊技球を前記第2球通路側に進路変更可能可能とする進路変更部材が配置され、前記第2球通路と前記進路変更部材の間には前記進路変更部材により進路変更された遊技球を前記第2球通路へ誘導可能な連通通路が前記第2球通路と通じて配置され、前記第2球通路は、遊技球の誘導面が形成された誘導部材を複数配設することにより構成される一方、前記連通通路は前記誘導部材とは異なる部材からなる上側通路部材と下側通路部材の間で構成され、前記連通通路の上側通路部材には、遊技球が前記進路変更部材から前記第2球通路へ向かう軌道から外れた位置に前記進路変更部材側に向けて略円弧状突起が形成され、前記連通通路の下側通路部材には、遊技球の流下可能な平面形状の流下面が少なくとも前記略円弧状突起の下方に、かつ前記流下面を流下する遊技球を前記複数の誘導部材上へ誘導可能に形成され、前記略円弧状突起は、前記進路変更部材により進路変更されてきた遊技球が接することにより遊技球の勢いを緩和すると共に当該遊技球を前記第2球通路へ向かう軌道に修正することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記略円弧状突起の一端側には前記第2球通路と同方向に延びた延設部が形成され、前記延設部と前記第2球通路の間は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔とされていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記略円弧状突起の一端側には前記第2球通路と同方向に延びた延設部が形成され、前記延設部と前記第2球通路の間は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔とされていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記略円弧状突起と前記下側通路部材の流下面の間隔が、前記進路変更部材側では遊技球の直径の2倍以上とされる一方、前記第2球通路側では遊技球の直径の1倍より大きくかつ2倍未満とされていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記進路変更部材は、接触した遊技球を前記第2球通路側へ進路変更させる状態と、前記第2球通路側とは異なる方向へ進路変更させる状態とに変化可能に構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第2球通路へ遊技球を誘導する連通通路の上側通路部材には、遊技球が進路変更部材から第2球通路へ向かう軌道から外れた位置に進路変更部材側に向けて略円弧状突起が形成され、連通通路の下側通路部材には、遊技球の流下可能な平面形状の流下面が少なくとも前記略円弧状突起の下方に、かつ流下面を流下する遊技球を第2球通路へ誘導可能に形成されている構成としたことにより、複数の遊技球が進路変更部材から連通通路を通って第2球通路へ流下する際に遊技球が詰まる等のおそれを低減させることが可能となる。
しかも、請求項1の発明によれば、第1球通路を流下した遊技球が、進路変更部材と接触して進路変更され、第2球通路側に向かう軌道から外れた場合にも、連通通路の上側通路部材の略円弧状突起と接触することによって、遊技球の勢いを緩和させて第2球通路側に修正することが可能であり、連通通路から第2球通路へ遊技球をスムーズに誘導することができるため、例えば、遊技装置の大型化により第2球通路が長くなる等の状態となったとしても、第2球通路が遊技球を弾ませながら流下させるという弾球遊技機の機能を生かしながら、入賞領域へ入賞する割合を安定させること等が可能となる。
請求項2の発明によれば、略円弧状突起の一端側には第2球通路と同方向に延びた延設部が形成され、延設部と第2球通路の間は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔とされている構成としたことにより、連通通路を経由して第2球通路を流下する遊技球が、例えば大きく弾んだ場合にも延設部と接触して第2球通路側へ向かう軌道に修正することが可能となる。
請求項3の発明によれば、下側通路部材の流下面が、進路変更部材側から少なくとも略円弧状突起と延設部との境に対応する位置まで形成されている構成としたことにより、複数の遊技球が連通通路を流下して第2連通通路へ向かう場合にも、少なくとも連通通路内で球詰まりするおそれを低減することが可能である。
請求項4の発明によれば、略円弧状突起と下側通路部材の流下面の間隔が、進路変更部材側では遊技球の直径の2倍以上とされる一方、第2球通路側では遊技球の直径の1倍より大きくかつ2倍未満とされている構成としたことにより、複数の遊技球が進路変更部材から連通通路を通って第2球通路へ流下する際に、遊技球を1個ずつ第2球通路へ流下させることが可能であり、略円弧状突起と下側通路部材の流下面間に複数の遊技球がまとまって詰まるおそれを低減することが可能である。
請求項5の発明によれば、進路変更部材に接触した遊技球を第2球通路側へ進路変更させる状態と、第2球通路側とは異なる方向へ進路変更させる状態とに変化可能に進路変更部材を構成したことにより、第1球通路を流下する遊技球を第2球通路あるいは第2球通路とは異なる側に進路変更し、遊技球の流下態様を多様化させることが可能である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る弾球遊技機全体を示す正面図、図2は同実施例における遊技領域の正面図、図3は同実施例における遊技装置の分解斜視図、図4は同実施例における遊技領域の右半分を示す正面図、図5は同実施例における遊技領域の左半分を示す正面図、図6は同実施例におけるワープルート入り口及び進路変更部材付近を示す正面図、図7は上側通路部材を設けない場合における遊技領域の左半分を示す正面図、図8は円弧状突起及び下側通路部材を設けない場合における進路変更部材付近を示す正面図、図9は下側通路部材を設けない場合における進路変更部材付近を示す正面図である。
図1に示す弾球遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤2の縁に外レール3及び内レール4で構成される領域区画部材が略円形に配置され、前記外レール3及び内レール4からなる領域区画部材によって区画された遊技領域6が前記遊技盤2上に設けられている。本実施例における前記遊技領域6は略円形とされているが、円形に限るものではなく、例えば少なくとも一部が略直線状とされたものでもよい。また、弾球遊技機1の前面側には、左ランプ35a及び右ランプ35b、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発するスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を前記遊技領域6へ向けて弾発発射するための球発射装置64が設けられている。なお、符号F1は弾球遊技機の外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。また、前記遊技領域6には、前記遊技領域6に打ち込まれた遊技球を誘導する複数の釘Jが所要位置に立設されている。釘Jは、全てを図に示すと煩雑になるため、主要な釘のみを示している。以下、弾球遊技機1の主要な部分について説明する。
前記外レール3の一部と前記内レール4間は、遊技球の案内通路5を構成し、前記球発射装置64によって発射された遊技球が通過して前記遊技領域6へ打ち込まれるように構成されている。
図2にも示すように、前記遊技領域6には、遊技装置7が、前記外レール3及び内レール4からなる前記領域区画部材との間に遊技球通過可能な領域を前記遊技装置7の上方及び左右に残して前記遊技領域6の略上半分に設置されている。また、前記遊技装置7の直下に上側始動入賞口41と下側始動入賞口42が配置され、さらに前記下側始動入賞口42の下方に大入賞口45が配置され、その下方にアウト口49が配置されている。前記下側始動入賞口42及び前記大入賞口45の左右には左袖入賞口51、右袖入賞口52、左落とし入賞口53、右落とし入賞口54が配置されている。前記左袖入賞口51の上方にはLED表示装置等からなる普通図柄表示装置50が配置されている。なお、本実施例では前記上側始動入賞口41と下側始動入賞口42は、本発明において遊技者に有利な特典を付与可能な入賞領域に相当する。また、遊技者に有利な特典とは、後述のように、大当たり遊技とされている。前記弾球遊技機1においては、前記遊技領域6に打ち込まれた遊技球が前記種々の入賞口(入賞領域)に入球(入賞)すると所定数の遊技球が賞品球として払い出され、入賞口等に入球しなかった遊技球は前記アウト口49を通って遊技領域6から排出される。
また、前記外レール3及び内レール4からなる前記領域区画部材と前記遊技装置7の左側側部(すなわち、後述の装飾部材8における左側側部の壁部)との間には遊技球が流下可能な左側側部球通過領域6aが形成され、一方、前記内レール4と前記遊技装置7の右側側部(すなわち、後述の装飾部材8における右側側部の壁部)との間には右側側部球通過領域6bが形成されている。
本実施例では、前記遊技装置7の大型化に伴い、前記左側側部球通過領域6aを遊技球が流下可能なようにすると共に、少なくとも前記右側側部球通路6bでも遊技球が流下可能なように、前記右側側部球通路6bの大きさ、すなわち前記内レール4と前記遊技装置7の右側側部の壁部(後述の装飾部材8における右側側部の壁部)との間隔が、遊技球の直径の1倍より大きく2倍より小さく構成されている。この構成により、前記右側側部球通過領域6bでは遊技球が1個ずつ流下することが可能であり、また、2個分の遊技球がまとめて流下しようとすることによって遊技球が詰まるおそれを低減することが可能である。それに対して、前記左側側部球通過領域6aの大きさ、すなわち前記外レール3及び内レール4からなる前記領域区画部材と前記遊技装置7の左側側部の壁部との間隔は、前記右側側部球通過領域6bよりも広くされている。図2におけるC−C線は遊技領域6の中心線を示す。前記左側側部球通過領域6aには、上部側にゲート55が設けられている。また、前記遊技領域6には、打ち込まれた遊技球を誘導する複数の釘Jが所要位置に立設されている。図においては、見易くするため、一部の釘Jについては省略して示している。なお、前記右側側部球通過領域6b及び左側側部球通過領域6aにおける他の部材の配置や遊技球の流下等については後に詳述する。
前記遊技装置7は、本実施例ではセンター役物からなり、図3に示すように、前記遊技盤2の前面側に配置される枠状の装飾部材8と、前記装飾部材8の背面側に配置される枠状の基体9と、前記基体9の背面側に取り付けられて遊技者による視認可能な図柄表示装置10と、前記図柄表示装置10の背面側に配置されて前記基体9との間で前記図柄表示装置10を保持する背面カバー11とよりなる。
前記装飾部材8には、周囲の随所の位置に、前記遊技領域6を図柄表示装置10側とその外側とに区画するための壁部8aが遊技盤2の前方側(遊技者側)へ向けて立設されている。この構成としたことにより、前記遊技領域6を流下する遊技球が前記装飾部材8の壁部8aと接触することにより、前記図柄表示装置10側に自由に進入することを抑制したり、遊技球の流下方向を変更したりすることが可能となる。前記壁部8aのうち、前記装飾部材8の左側側部に形成されている壁部と前記外レール3及び内レール4からなる前記領域区画部材との間が前記左側側部球通過領域6aとされ、一方、前記壁部8aのうち、前記装飾部材8の右側側部に形成されている壁部と前記内レール4との間が前記右側側部球通過領域6bとされている。また、前記装飾部材8における前記図柄表示装置10の下方内面側には、前記遊技領域6から装飾部材8の内側に進入した遊技球を一旦転動(揺動)させ、その後に遊技領域6における装飾部材8の下方側へ流下させるステージ等の転動面8bが形成されている。なお、前記装飾部材8の下側については前記遊技領域6から区画する前記壁部8aが立設されていない。前記ステージ等の転動面8bは、弾球遊技機の設計後においては、釘の調整等のようにして遊技球の動きを変更させることが困難なため、前記転動面8bを設けたことにより、前記転動面8bから流下(落下)する遊技球が前記上側始動入賞口41あるいは下側始動入賞口42に入賞する割合(入賞率)を、ほぼ設計値どおりにし易くなる。
前記装飾部材8の左側側部の壁部には前記転動面8bへ遊技球を誘導するワープルート入口8cが、前記ゲート55よりも下方位置に貫通形成されており、前記遊技領域6の左側側部球通過領域6aを流下する遊技球が前記ワープルート入口8cへ入球した場合にはワープルート入口8cから前記転動面8bへ至るワープルートへ誘導されるように構成されている。この構成としたことにより、次の効果が得られる。
すなわち、ワープルート入口の無い装飾部材であれば、始動入賞口等の入賞口への入賞割合(入賞率)を調整するには、遊技領域に配設された複数の釘のみで調整しなければならない。例えば、図柄表示装置や装飾部材などの遊技装置が大型化した場合、遊技領域における遊技装置以外のスペースが減少するため、遊技球の流下方向を調整するための釘等の配置領域が限定され、その結果、釘等の数を減らさねばならなくなり、始動入賞口へのルートを調整することが困難になったり、遊技球の流下速度を釘等で減速させることが困難になったりするおそれがある。したがって、遊技領域を流下する遊技球が始動入賞口へ入賞する割合(入賞率)が不安定になるおそれがある。例えば、弾球遊技機の設計段階における設定入賞割合(入賞)率から極端に上がったり、下がったりするおそれがある。
しかしながら、本実施例のように、前記ワープルート入口8cから前記転動面8bへ至るワープルートを設ければ、遊技装置が大型化することに伴い、遊技領域の遊技装置以外のスペースが減少し、遊技球の流下方向を調整するための釘等の配置領域(釘等の数)が限定された場合においても、前記ワープルート入口8cに入球した遊技球は前記調整困難な前記転動面8bを転動し、前記上側始動入賞口41付近の上方位置で再度流下(落下)するため、始動入賞口への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能であり、所定の入賞割合(入賞率)を確保することができ、残りの部分を釘等で調整すればよいため、全体的な始動入賞口への入賞割合(入賞率)を安定化させ、ほぼ設計値に近い値にすることが可能となる。
前記図柄表示装置10は、遊技が大当たりか否かの判定結果を特別図柄の組合せで表示するものであり、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなる。本実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成されている。
前記図柄表示装置10は、前面の表示領域における左側に左特別図柄が、中央に中特別図柄が、右側に右特別図柄が、それぞれ変動表示及び停止表示可能とされている。本実施例において、前記左側、中央、右側にそれぞれ表示される特別図柄は、数字が『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』とされた12種類で構成され、大当たりの場合には、前記左側、中央、右側に、いわゆるぞろ目、すなわち数字が同一の特別図柄からなる当たり図柄の組合せ(例えば‘7,7,7’等)で停止表示されることにより、大当たりであることを示すようになっている。
前記上側始動入賞口41は、前記遊技装置7の直下に位置し、上方が遊技球入球口(入賞領域に相当する)として開口している。また、前記下側始動入賞口42は、前記遊技装置7及び前記上側始動入賞口41の直下に位置し、2つの可動片42a,42bを備えると共に、前記2つの可動片42a,42bの先端間が遊技球の入球可能領域(入賞領域に相当する)とされ、前記可動片42a,42bが背面の始動入賞口用ソレノイドにより略垂直にされて入球(入賞)のし難い入球可能領域狭小状態と、略V字形(逆ハの字形)に拡開されて入球(入賞)のし易い入球可能領域拡大状態間を変化可能に制御されている。前記下側始動入賞口42の可動片42a,42b拡開は、前記普通図柄表示部50で表示される普通図柄(小当たり判定図柄)が変動した後に予め決められた特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われようにようにされている。なお、前記普通図柄表示部50は、小当たり判定図柄として記号或いは絵(キャラクタ)等からなる普通図柄が変動表示及び停止表示可能とされている。本実施例における前記普通図柄表示部50に変動及び停止表示される普通図柄(小当たり判定図柄)は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされており、前記ゲート55に遊技球が入球することに起因して変動開始し、所定時間変動後に停止表示され、小当たりの場合には、前記普通図柄表示部50に奇数の普通図柄で停止表示するようになっている。
前記上側始動入賞口41及び前記下側始動入賞口42の裏側には、特別図柄変動開始スイッチ(図示せず)が設けられている。前記上側始動入賞口41あるいは前記下側始動入賞口42(すなわち入賞領域)に遊技球が入球して遊技球の存在が前記特別図柄変動開始スイッチで検出されると、前記上側始動入賞口41(入賞領域)あるいは前記下側始動入賞口42(入賞領域)における遊技球の入球に起因して前記図柄表示装置10で特別図柄の変動が開始され、所要時間変動した後に停止表示する図柄表示遊技が実行される。そして、停止特別図柄の組合せにより大当たりか否かの結果が示される。前記停止特別図柄の組合せが大当たりの場合には、遊技者に有利な特典が付与される後記の大当たり遊技(特別遊技)が行われる。
前記大入賞口45は、遊技盤背面の大入賞口開放用ソレノイド(図示せず)によって開閉する開閉板46を備えている。この大入賞口45は、通常は開閉板46が閉じた状態とされ、大当たり遊技の際に開くようになっている。前記大入賞口45の一部には、該大入賞口45が開いた際に開口して入賞(入球)可能にする特定領域入賞口47を有する。さらに、前記特定領域入賞口47には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉(図示せず)が設けられている。また、前記特定領域入賞口47には特定領域入賞口への入賞球(入球遊技球)を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサー)が設けられ、該入賞球の検出により前記大入賞口45を再度開ける継続権利が成立するようにされている。前記大入賞口45内の略中央には、前記大入賞口45に入賞し、かつ前記特定領域入賞口47に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(図示せず)が設けられている。
遊技者に有利な特典が付与された前記大当たり遊技では、前記大入賞口45の開閉板46が開いて前記遊技領域6の表面を流下してくる遊技球を受け止め、前記大入賞口45へ入賞可能にする。そして、前記大入賞口45への入賞があると、図示しない賞球払出装置により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板46は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。
前記大入賞口45の開放中又は大入賞口45が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口47への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高15回又は13回)、前記開閉板46の開放を繰り返すようになっている。
前記右側側部球通過領域6bの下方側には、図4にも示すように、流下してきた遊技球Pの向きを遊技領域6の中央側へ変更する流下方向変更部材60が、前記右袖入賞口52より上方側の位置に、かつ前記遊技領域6の中央側へ突出して形成されている。前記流下方向変更部材60の左側には遊技球1個分より大きく、2個分未満の間隔を空けて道釘誘導部材61が、前記遊技領域6の中央側へ向けて僅かに下方へ傾斜した状態で設けられている。前記道釘誘導部材61は、遊技球が接触して転動する上面が凹凸の無いリブ状(起立した平板状)で構成されている。この構成により、前記道釘誘導部材61上を転動する遊技球が弾んだりすることを低減し、スムーズに遊技球を道釘誘導部材61上で転動流下させることが可能となる。
前記道釘誘導部材61における前記流下方向変更部材60側の端部(すなわち右端)は振り分け部61aとして形成されており、前記右側側部球通過領域6bを流下してきた遊技球が前記流下方向変更部材60と接触した後、前記道釘誘導部材61の振り分け部61aと接触することにより、前記道釘誘導部材61の上面側、あるいは前記流下方向変更部材60と前記道釘誘導部材61間から下方の右袖入賞口52や右落とし入賞口54、あるいはアウト口49への何れかのルートに振り分けられるように構成されている。ただし、前記流下方向変更部材60に接触した遊技球に勢いがない場合には、遊技球が前記振り分け部61aに接触することなく、そのまま下方の右袖入賞口52や右落とし入賞口54、あるいはアウト口49側へ流下する場合がある。また、前記流下方向変更部材60に接触した遊技球に勢いがある場合には、遊技球が前記振り分け部61aに接触することなく、そのまま前記道釘誘導部材61の上面側に流下する場合もある。なお、前記振り分け部61aは、遊技球をスムーズに振り分ける、あるいは遊技球がこの付近で詰まるおそれを低減するために、略円弧状の曲面で構成するのが好ましい。
前記道釘誘導部材61から前記下側始動入賞口42の右側にかけて複数の釘からなる下側始動入賞口右側道釘J5が立設されており、前記道釘誘導部材61から前記下側始動入賞口右側道釘J5上を転動流下してきた遊技球が、前記下側始動入賞口42へ入球し易い構成とされている。
前記下側始動入賞口右側道釘J5の上方側には、複数の釘からなる上側始動入賞口右側道釘J4が立設されている。前記上側始動入賞口右側道釘J4は、前記装飾部材8における転動面8bの右側から流下した遊技球や、後述の上側始動入賞口左側道釘J2から流下してきて前記上側始動入賞口41を一旦通り越した遊技球を、前記上側始動入賞口41へ入球し易くするためのものである。
このように、本実施例では、前記遊技装置7の右側の右側側部球通過領域6bを流下してきた遊技球を、前記上側始動入賞口41、前記下側始動入賞口42、前記右袖入賞口52、前記右落とし入賞口54あるいは前記アウト口49の何れかに振り分けることが可能である。
それに対し、例えば、右側側部球通過領域6bを流下する遊技球が、各入賞口(前記上側始動入賞口41、前記下側始動入賞口42、前記右袖入賞口52や前記右落とし入賞口54)のみに入球したり、前記アウト口49のみに入球したりする構成の場合には、入賞口への入賞割合(入賞率)やアウト口への入球割合(入球率)が極端に上がるおそれがある。特に右側側部球通過領域6bを流下する遊技球が各入賞口に入賞せず、前記アウト口49のみに入球する場合には、各入賞口への入賞割合(入賞率)に対する調整を前記遊技装置7の左側のみの釘等で調整しなければならず、入賞割合(入賞率)が不安定になるおそれがある。このような現象は、例えば、前記遊技装置7の装飾部材8が左右非対称で前記遊技領域6の右側空間を前記装飾部材8でつぶしたり、前記図柄表示装置10の大型化に伴い装飾部材8が大型化し、それにより前記遊技領域6における釘等の数を減らしたり、釘の配置位置が限定されたりした場合に生じる。この場合、前記遊技装置7の左側の釘で入賞割合(入賞率)の調整をしなければならないが、前記遊技装置7の大型化等によって前記遊技装置7の左側でも釘の配置スペースが減少して釘の数が少なくなる等の理由から、前記遊技装置7の左側の釘による調整が非常に困難であり、入賞割合(入賞率)が不安定になるおそれがある。しかしながら、本実施例のような遊技領域6の右側の構成とすれば、前記のような装飾部材8の形状や配置であったとしても、各入賞口への入賞割合(入賞率)やアウト口49への入球割合(入球率)を安定させることが可能である。
前記遊技装置7の左側における前記左側側部球通過領域6aには、図5及び図6に示すように、前記ゲート50の下方における前記ワープルート入口8cの左側付近から下方側へ第1球通路70が、複数の釘によって形成されている。本実施例では、前記第1球通路70は3列で構成されているが、これに限るものではなく、1列でもよいし、2列以上であってもよい。また、本実施例では、複数の釘によって第1球通路70が構成されているが、釘以外の部材で構成されてもよい。さらに、前記遊技領域6の遊技球流下領域自体(この実施例では左側側部球通過領域6a)を第1球通路70としてもよい。
前記第1球通路70の下方側で、かつ前記遊技装置7の下側には、主に前記上側始動入賞口41(たまには前記下側始動入賞口42)へ遊技球を流下させる第2球通路72と、前記第2球通路72の下側に位置し、主に前記下側始動入賞口42へ遊技球を流下させる第3球通路74とが少なくとも設けられている。また、前記第1球通路70の下方側(前記第1球通路70の途中であってもよい)と、前記第2球通路72及び前記第3球通路74との間(本実施例では前記第2球通路72及び前記第3球通路74の左端との間)には、前記第1球通路70を流下してきた遊技球が接触することにより、遊技球を前記第2球通路72あるいは前記第3球通路へ進路変更可能な進路変更部材76が設けられている。前記進路変更部材76は、接触した遊技球を前記第2球通路72側へ進路変更させる状態と、前記第2球通路72側とは異なる方向へ進路変更させる状態とに変化可能に構成されたものからなり、本実施例では、風車で構成されている。前記進路変更部材76を構成する風車は、遊技球が接触することにより回転し、遊技球を前記第2球通路72側あるいは前記第3球通路74側へ遊技球の進路を変更する(振り分ける)ことができる。なお、前記進路変更部材76は、前記第1球通路70を流下してくる遊技球が接触することにより遊技球を複数の通路に振り分けたり、前記第2球通路72へ進路変更したりすることのできる部材であればよく、本実施例のような風車に限るものではなく、釘等でもよいし、回動とは異なる移動によって前記振り分けや進路変更を行うものでもよい。また、後述する上側通路部材79あるいは下側通路部材83の一部で兼用する構成でもよい。
前記第2球通路72及び前記第3球通路74は、図6から理解されるように、遊技球と接触して遊技球を流下させる誘導面73a,75aが形成された誘導部材73,75を複数配設することにより形成されている。前記誘導面73a,75aは略円弧状からなり、それによって前記第2球通路72と第3球通路74における遊技球流下面が凹凸とされ、前記第2球通路72及び前記第3球通路74を遊技球が流下時に上下等に弾むように構成されている。本実施例における前記誘導部材73,75は、釘で構成されていて前記釘の軸部が前記略円弧状の誘導面73a,75aを構成している。前記釘は、釘自体が遊技球を弾ませる素材(例えば真鍮)で構成され、釘と釘の間から遊技球が落下しない程度の間隔で複数の釘が連設されていることから、前記第2球通路72及び第3球通路74を流下する遊技球は弾みながら流下し、遊技球の流下態様を見易くすることが可能である。前記第2球通路72における遊技球の理想の流下は、前記第2球通路72における直線流下方向aに対し、bのように前記遊技球の弾みによって少し上下にジグザグして流下するのが好ましい。理想のジグザグbとすることにより、遊技球の遊技態様が見易く、かつ上側始動入賞口72への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能である。
符号J2は前記第2球通路72を構成する複数の釘からなる上側始動入賞口左側道釘であり、符号J3は前記第3球通路74を構成する複数の釘からなる下側始動入賞口左側道釘である。前記第2球通路72及び前記第3球通路74には、途中に遊技球が直下方向へ落下可能となるように釘と釘の間隔を遊技球1個分空けた部分が1箇所以上あってもよいし、そのような間隔を開けなくてもよい。なお、前記第1球通路70の下方側に前記第2球通路72と第3球通路74を設けているが、それに限るものではない。例えば、前記第2球通路72のみでもよいし、少なくとも第2球通路72を含むものであれば3以上の球通路を設けてもよい。
ところで、図7に示すように、前記上側始動入賞口左側道釘J2による遊技球の弾み等によって、遊技球が前記第2球通路72における直線流下方向aに対して高い位置から前記第2球通路72の遊技球流下面(誘導面)へ向かう方向cへ流下した場合、遊技球は前記理想のジグザグb程度よりも、更に大きく弾みながら流下することになる。特に、流下する遊技球の速度が大きいほど弾む程度が大になる。さらに、前記遊技装置7の大型化により、遊技球の流下領域が狭くなって前記進路変更部材76と前記上側始動入賞口41との間隔が長くなるため、その分、前記第2球通路72の長さが大になり、遊技球が大きく弾む領域が多くなるおそれがある。
しかも、前記遊技装置7の大型化により遊技球流下領域が狭くなり、前記第1球通路70の流下方向が略直下方向となったり、前記第1球通路70を流下する遊技球の流下速度を減速させるための部材などを設けにくくなったりするおそれがある。この場合、前記第1球通路70を流下する遊技球が流下速度を減少しない状態で前記第2球通路72へ向けて流下したり、前記第1球通路70による流下方向と前記第2球通路72による流下方向の間で構成される角度が小さくなったりすることから、前記上側始動入賞口左側道釘J2による遊技球の弾み等により第2球通路72上で遊技球が大きく弾むおそれがある。そして、前記第2球通路72上で大きく弾んだ遊技球が前記装飾部材8における転動面8bに進入したり、前記第2球通路72上を流下した遊技球が前記上側始動入賞口41を跳び越えて前記上側始動入賞口右側道釘J4へ移動したりして、前記上側始動入賞口41への入賞割合(入賞率)が不安定になるおそれがある。
また、前記第1球通路70から複数の遊技球がまとめて流下することもあり、その場合、それぞれの遊技球同士が接触する等して遊技球が前記第2球通路72上で多様な方向に弾み、前記上側始動入賞口41への入賞割合(入賞率)が一層不安定になるおそれがある。さらに、遊技球が前記第1球通路70上を減速することなく略直下方向に流下した場合、前記進路変更部材76に接触すると、遊技球が前記第2球通路72側ではなく、前記装飾部材8の転動面8b側へ進入する場合もある。このように、前記ワープルート入口8c以外から前記転動面8bへ向けて余分な遊技球が進入する場合があり、それに伴って、前記転動面8bから前記上側始動入賞口41への入賞割合(入賞率)が設計値以上になるおそれがある。設計段階では、前記ワープルート入口8cから前記転動面8bを経由して前記上側始動入賞口41に入賞する割合(入賞率)と、前記第2球通路72を流下して前記上側始動入賞口41に入賞する割合(入賞率)などを合わせて総合的に理想の入賞割合(入賞率)の設計値を算出している。しかしながら、前記の理由から、設計値どおりの入賞割合(入賞率)にならないことが生じるおそれがある。なお、前記入賞割合(入賞率)の不安定のおそれについては、前記遊技装置7が大きい場合を例にして説明したが、通常の遊技装置の大きさの場合にも生じうることである。
前記入賞割合(入賞率)の不安定さを低減するため、本発明では、図1〜図2及び図5〜図6に示すように、前記進路変更部材76の側方、前記遊技装置7側に上側通路部材79を、前記ワープルート入口8cの下側から前記第2球通路72の入口(左端)付近にかけて設けた。前記上側通路部材79は、前記第2球通路72の誘導部材73とは異なる部材からなり、本実施例では、前記誘導部材73を構成する釘とは異なるリブ状(起立片状)からなる。前記上側通路部材79を設けたことによって、前記第1球通路70を流下する遊技球が前記第2球通路72へ向かう軌道とは異なる前記転動面8b側へ直接に進行し、あるいは前記進路変更部材76によって前記転動面8b側へ進路変更した際に、遊技球が前記転動面8bに進入することを防止することができる。このように、前記上側通路部材79は転動面進入防止部材の役割を果たしている。また、前記第1球通路70を流下する遊技球が前記上側通路部材79と接触することにより、遊技球の勢いを緩和する(流下速度を減速する)ことが可能であり、前記上側通路部材79は、流下速度減少部材の役割を果たしている。さらに、前記第1球通路70を流下する遊技球が前記上側通路部材79と接触することにより、遊技球の軌道を前記第2球通路72側へ向かう軌道に修正することが可能であり、前記上側通路部材79は、軌道修正部材の役割を果たしている。
本実施例において、前記上側通路部材79には、遊技球が前記進路変更部材76から前記第2球通路72へ向かう軌道から外れた位置に、前記進路変更部材76側に向けて略円弧状突起80が形成されている。本実施例では、前記上側通路部材79において、前記第2球通路72へ向かう軌道から外れた遊技球が接触する面、すなわち前記進路変更部材76を向く面が前記略円弧状突起80として膨らんだ形状とされている。例えば、図8に示すように、前記上側通路部材79において、遊技球が前記進路変更部材76から前記第2球通路72へ向かう軌道から外れた位置の部分を直角状突起80aとした場合には、前記第1球通路70を流下した遊技球が前記直角状突起80aと接触した際に、再び前記進路変更部材76側へ進路変更されて、前記第2球通路72側へ流下するはずの遊技球が前記第3球通路74へ流下したり、前記進路変更部材76を構成する風車が回転して後続の遊技球の流下方向が別の方向に変更されたり、前記上側通路部材79で跳ね返った遊技球が後続の遊技球と接触する等して、他の遊技球の流下態様に影響を与えるおそれがある。また、複数の遊技球がまとめて流下した際に、直角状突起80aにおける角の部分と上側通路部材79の下方の釘Jaとの間で遊技球が詰まるおそれがある。
それに対し、本実施例では、図1〜図2及び図5〜図6に示すように、遊技球が前記進路変更部材76から前記第2球通路72へ向かう軌道から外れた位置に、前記進路変更部材76側に向けて略円弧状突起80を設けたため、前記第1球通路70から流下する遊技球が何れの方向から前記円弧状突起80と接触しても、前記第2球通路72側へ遊技球の軌道を是正することが可能である。さらに、図6に示すように、前記円弧状突起80とその下側の部分とで遊技球がまとめて2個分流下したとしても、上方側の遊技球P1が前記略円弧状突起80の表面に沿ってずれるため、球詰まりのおそれを低減することが可能である。符号P2は、前記略円弧状突起80とその下側の部分とで遊技球がまとめて2個分流下する場合における下側の遊技球を示す。
前記上側通路部材79のうち、前記第2球通路72側の端部と前記第2球通路72との間隔(前記遊技球流下面との間隔)d1は、遊技球の1個分より大きく、2個分未満とすることが好ましい。仮に遊技球2個分以上の間隔を空けた場合、遊技球2個分がまとめて流下した際に、前記上側通路部材79の端部と前記第2球通路72(前記遊技球流下面)との間で遊技球が詰まったり、複数の遊技球がまとめて第2球通路72を流下し、遊技球が互いに接触したりして遊技球の流下態様が不安定になったりするおそれがある。それに対して、前記のように、前記第2球通路72側の端部と前記第2球通路72(前記遊技球流下面)との間隔d1を、遊技球の1個分より大きく、2個分未満とすることにより、2個分の遊技球がまとめて流下したとしても、前記略円弧状突起80と遊技球が接触することにより、遊技球が1個ずつ整流して前記第2球通路72を流下させることが可能であり、また遊技球2個分が詰まる等のおそれを低減することが可能である。さらに、前記第2球通路72上で、遊技球の弾む距離も遊技球1個分程度となり、遊技球の弾みを極力小さくすることが可能である。
前記上側通路部材79のうち前記進路変更部材76側の部分と前記進路変更部材76の間は遊技球2個分以上空けるのが好ましい。これにより、前記進路変更部材76と接触した遊技球を下方側へ多少大きく流下させることが可能である。
前記上側通路部材79のうち前記略円弧状突起80の一端側、すなわち前記第2球通路72側の端部には、前記第2球通路72(前記上側始動入賞口左側道釘J2)と同方向に延びた延設部81が、前記第2球通路72(前記上側始動入賞口左側道釘J2)と略平行に形成されている。これにより、仮に前記上側通路部材79の略円弧状突起80に遊技球が接触して前記第2球通路72側へ流下した際には、前記第2球通路72を構成する前記誘導部材としての釘(前記上側始動入賞口左側道釘J2の釘)により遊技球が大きく弾んだ場合にも、前記延設部81に遊技球が接触して再度遊技球を第2球通路72側へ向けて遊技球の流下方向を修正することが可能である。前記延設部81と前記第2球通路72との間(前記延設部81と前記第2球通路72の遊技球流下面との間、本実施例では前記延設部81と前記上側始動入賞口左側道釘J2との間)d2は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔(特に遊技球の1個分よりも大きく、2個分未満)とするのが好ましい。前記間隔d2を少なくとも遊技球1個分とすることにより、その間隔の大きさでしか遊技球が弾まなくなるため、遊技球の弾みを極力小さくすることが可能である。また、遊技球が2個分まとめて流下するおそれも低減することが可能である。前記延設部81の長さは適宜設計変更することが可能である。
また、前記上側通路部材79に遊技球が接触して下方側へ向きを変更した場合、前記第2球通路72に誘導されることなくそのまま下方へ流下するのを防止するために、前記上側通路部材79の下方側には、前記上側通路部材79との接触により下方側へ向きを変更した遊技球を前記第2球通路72へ流下させるための部材を配置する必要がある。そこで、前記第2球通路72を構成している釘と同様の釘J7を図9のように複数連接して配置することにより、前記上側通路部材79との接触により下方側へ向きを変更した遊技球を前記第2球通路72へ流下させることが可能となる。しかし、その場合、次のような問題が発生する。すなわち、釘J7には、図9のE−E断面に示すように、前記遊技盤2に固定するための軸部gと前記軸部gよりも径の拡大した傘部hを有する。そのため、前記複数の釘J7を連接して配設した場合には、その上面の遊技球流下面が凹凸となってしまう。また、前記のように進路変更部材76と前記上側通路部材79の間が遊技球2個分以上空いていたり、前記円弧状突起80の円弧形状により前記円弧形状突起80のワープルート入口8c側と釘J7との間が遊技球2個分以上空いていたりする。それらにより、前記第1球通路70から前記第2球通路72にかけて、特に前記上側通路部材79とその下方の釘J7の間に2個分以上の遊技球が流下する場合があり、その場合には、2個分以上の遊技球P3が前記上側通路部材79(あるいは遊技盤2に装飾部材8を取り付けるための台板)と、前記釘J7の軸部gと、前記釘J7の傘部hとの3点間(あるいは台板にも当接して4点間)に詰まるおそれがある。
前記2個分以上の遊技球P3が前記上側通路部材79と、前記釘J7の軸部gと、前記釘J7の傘部hとの3点間に詰まるおそれを低減するため、本実施例では、図1〜図2及び図5〜図6に示すように、前記略円弧突起80の下方に、前記第2球通路72の誘導部材73とは異なる(すなわち釘とは異なる)部材で構成された下側通路部材83を配設した。前記下側通路部材83は、遊技球の流下可能な凹凸の無い平面形状の流下面84(図6に示す)が、少なくとも前記円弧状突起80の下方に、かつ前記流下面84を流下する遊技球を前記第2球通路72の複数の誘導部材73上へ誘導可能に形成されている。本実施例では、前記凹凸の無い平面形状の流下面84を有する下側通路部材83を、前記誘導部材73を構成する釘とは異なるリブ状(起立した平板状)のものとして、前記進路変更部材76と前記下側始動入賞口左側道釘J3との間に配設した。このように、前記下側通路部材83の流下面84を凹凸の無い平面形状としたことにより、前記上側通路部材79と前記下側通路部材83との間のうち遊技球2個分以上空いている部分で、遊技球が2個分流下した場合においても、前記のように釘であれば遊技球が3点支持されて詰まるおそれがあったのを、本実施例では前記上側通路部材79と前記下側通路部材83による2点支持となるため、遊技球の詰まるおそれを低減することが可能である。さらに前記のように、前記上側通路部材79には前記進路変更部材76側へ向けて前記略円弧状突起80を形成したことにより、遊技球が前記円弧状突起80の接触面に沿って動き、遊技球が詰まるおそれをより低減することが可能である。
また、前記下側通路部材83は樹脂等で構成され、前記流下面84が凹凸の無い平面状で形成されているため、前記第1球通路70から前記下側通路部材83の流下面84に、あるいは前記進路変更部材76から前記下側通路部材83の流下面84に、あるいは前記上側通路部材79から前記下側通路部材83の流下面84に接触した遊技球の勢い(流下速度)を、前記下側通路部材83により吸収して緩和(流下速度の減速)することが可能である。したがって、遊技球を前記第2球通路72において理想のジグザグ程度に近い態様で流下させることが可能となる。また、これにより、前記上側始動入賞口41への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能である。
さらに、本実施例では、図5及び図6に示すように、前記上側通路部材79と前記下側通路部材83間には連通通路85が形成されている。前記連通通路85は、前記進路変更部材76により進路変更した遊技球を前記第2球通路72へ誘導可能なものであり、一端側が前記第2球通路72と通じて配置されている。前記上側通路部材79の円弧状突起80と前記下側通路部材83の流下面84の間隔は、前記進路変更部材76側では遊技球の直径の2倍以上とされる一方、前記第2球通路72側では遊技球の直径の1倍より大きく、かつ2倍未満とするのが好ましい。これにより、遊技球を1個ずつ前記第2球通路72へ流下させることが可能であり、遊技球が2個分まとめて詰まる等のおそれも低減することが可能である。また、前記上側通路部材79と前記下側通路部材83の間の特に前面部分には何も設けられていないため、設計し易く、遊技球の動きを遊技者が視認可能である。
前記下側通路部材83は、図6に示すように、前記進路変更部材76側から少なくとも前記円弧状突起80と前記延設部81との境86に対応(対向)する位置まで形成されているのが好ましい。また、前記下側通路部材83は、前記上側始動入賞口左側道釘J2における前記延設部81と対応(対向)する位置の釘に代え、前記円弧状突起80と前記延設部81との境86よりも前記第2球通路72側へ延長させてもよい。それにより、前記第2球通路72の上側始動入賞口左側道釘J2との境界部分まで遊技球が弾むことなく流下し、その後に前記上側始動入賞口左側道釘J2の釘により弾むことになるため、前記理想のジグザグ程度に近い態様で遊技球を流下させることが可能である。なお、本実施例において、前記円弧状突起80と前記延設部81との境86は、前記円弧状突起80側の略円弧状の曲面から前記延設部81における略平坦な平面に変化する位置とされている。
前記下側通路部材83の形成方向は、前記第2球通路72の複数の釘(前記上側始動入賞口左側道釘J2)と同方向とされているが、前記下側通路部材83の形成方向と水平方向の間の角度、すなわち前記下側通路部材83の傾斜角度を緩やかにしてもよい。それにより、前記下側通路部材83に接触した遊技球の勢いを緩和(流下速度を減速)することが可能である。
前記下側通路部材83のうち、前記進路変更部材76側の端部に遊技球落下防止部(図示せず)を設けてもよい。この構成により、前記下側通路部材83の流下面84に接触した遊技球が前記第2球通路72側ではなく、前記進路変更部材76側に移動した際にも遊技球落下防止部に接触して前記下側通路部材83から別の球通路へ流下するのを抑制することが可能であると共に、再度前記第2球通路72側へ流下させることが可能である。従って、前記第2球通路72を流下する遊技球の割合を安定させることが可能であり、その結果、前記上側始動入賞口41への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能である。前記進路変更部材76側の端部に設ける遊技球落下防止部としては、上方へ突出した突部や段部を挙げることができる。
また、本実施例では、図1〜図2及び図5〜図6に示すように、前記進路変更部材76の下方に、遊技球転動部材91が、その右端側を前記下側始動入賞口左側道釘J3の左端側に接近させて設けられている。前記遊技球転動部材91は、前記第1球通路70から流下する遊技球が前記第2球通路72側へ流下しなかった場合に、遊技球P4(図6に示す)を受け止めて前記第3球通路74側へ誘導可能にするものであり、本実施例ではリブ状(起立した平板状)のものからなる。前記遊技球転動部材91の傾斜角度は、前記下側始動入賞口左側道釘J3の傾斜角度よりも緩やかに構成して遊技球の流下速度を減少させるのが好ましい。また、前記遊技球転動部材91は取り付け用台板(図示せず)によって前記遊技盤2へ取り付けるようにし、前記遊技球転動部材91のうち前記下側始動入賞口左側道釘J3側の部分については、取り付け用台板及び前記遊技盤2へ固定せず、それによって多少弾むことが可能な構成としてもよい。この構成とすることにより、遊技球の動きを多様化させることが可能である。
以上の構成としたことにより、前記遊技装置7の一側における前記第1球通路70を流下する遊技球は、前記進路変更部材76と接触することにより、あるいは前記進路変更部材76と接触することなく直接前記第2球通路72へ向けて所定の軌道に進路変更されることが可能になる。しかしながら、例えば、前記遊技装置7の大型化に伴って、前記第1球通路70の位置が限定される等の理由から、遊技球が所定の軌道とは異なった方向(本実施例では前記装飾部材8の下部の転動面8b側)に進路変更する場合がある。また、遊技球の流下速度が減少されずに所定の軌道とは異なる方向に進路変更する場合がある。そのような場合においても、本実施例では、前記第1球通路70を流下してきた遊技球が前記円弧状突起80と接触するため、遊技球の勢いを緩和(流下速度を減少)させることが可能であり、また、遊技球を所定の軌道へ修正することが可能であり、前記第2球通路72へ流下させることが可能である。
本実施例の弾球遊技機1において、所定の軌道に沿って流下する遊技球、あるいは前記円弧状突起80と接触することにより所定の軌道に修正された遊技球は、前記第2球通路72における複数の誘導部材(本実施例では前記上側始動入賞口左側道釘J2を構成する釘)の誘導面上を流下する際に、前記誘導面によって流下速度を減少させながら前記第2球通路72の下流側へ流下させることが可能である。
また、本実施例の弾球遊技機1においては、前記延設部81を設けているため、前記第2球通路72上で弾んだ遊技球は、前記延設部81に接触して前記装飾部材8の下部の転動面8bに進入することなく、再度前記第2球通路側へ向けて流下することが可能である。しかも、前記延設部81と前記第2球通路72の間(前記延設部81と前記第2球通路72の遊技球流下面の間、本実施例では前記延設部81と前記下側始動入賞口左側道釘J2との間)は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔とされているため、前記第2球通路72を通過する遊技球を、前記延設部81と前記第2球通路72の間隔内で弾ませながら前記上側始動入賞口41側へ流下させることが可能である。
したがって、本実施例の弾球遊技機1においては、前記第2球通路72を流下する遊技球は、所定の軌道に沿って流下すると共に勢いが緩和(流下速度が減少)した状態で流下するため、前記第2球通路72上をさほど大きくない状態で弾みながら前記上側始動入賞口41へ向けて流下することになるので、前記上側始動入賞口への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能である。また、前記連通通路85を複数の遊技球がまとめて流下する際に、前記上側通路部材79の円弧状突起80と前記下側通路部材83の形状により遊技球が詰まるおそれを低減することが可能である。これらにより、本実施例の弾球遊技機においては、第1球通路を流下する遊技球は、弾球遊技機の特性である弾みながら第2球通路を経由してスムーズに上側始動入賞口(入賞領域)へ向けて流下することができるため、上側始動入賞口(入賞領域)への入賞割合(入賞率)を安定させることが可能である。
なお、前記実施例の説明においては、上側始動入賞口と下側始動入用口の両方を設けて双方を入賞領域とすると共に、第2球通路によって上側始動入賞口へ遊技球を誘導する構成としたが、本発明は、それに限られるものではない。例えば、始動入賞口を1個設けてその始動入賞口(入賞領域)へ第2球通路が遊技球を誘導する構成のものであってもよい。また、本実施例では、第2球通路によって遊技球が誘導される上側始動入賞口は、上向きに穴の開いたもので構成されているが、それに限られるものではなく、例えば本実施例における下側始動入賞口と同様の可動片によって開閉する構造からなるものであってもよい。
本発明の一実施例に係る弾球遊技機全体を示す正面図である。 同実施例における遊技領域の正面図である。 同実施例における遊技装置の分解斜視図である。 同実施例における遊技領域の右半分を示す正面図である。 同実施例における遊技領域の左半分を示す正面図である。 同実施例におけるワープルート入口及び進路変更部材付近を示す正面図である。 上側通路部材を設けない場合における遊技領域の左半分を示す正面図である。 円弧状突起及び下側通路部材を設けない場合における進路変更部材付近を示す正面図である。 下側通路部材を設けない場合における進路変更部材付近を示す正面図である。
符号の説明
1 弾球遊技機
2 遊技盤
6 遊技領域
7 遊技装置
8 装飾部材
10 図柄表示装置
70 第1球通路
72 第2球通路
73 誘導部材
73a 誘導面
74 第2球通路
76 進路変更部材
79 上側通路部材
80 円弧状突起
81 延設部
83 下側通路部材
84 流下面
85 連通通路

Claims (5)

  1. 遊技盤と、
    前記遊技盤上に形成されて遊技球が打ち込み可能とされた遊技領域と、
    前記遊技領域内に配置された遊技装置と、
    前記遊技装置の直下に位置して遊技球の入球に起因して遊技者に有利な特典を付与可能な入賞領域と、
    前記遊技領域における前記遊技装置の側部側に形成されて遊技球を下方へ流下させる第1球通路と、
    前記第1球通路の下方側でかつ前記遊技装置の下側に位置して遊技球を前記入賞領域へ向けて流下させる第2球通路と、
    を備えた弾球遊技機において、
    前記第1球通路の途中あるいは下側には、前記第1球通路を流下してきた遊技球を前記第2球通路側に進路変更可能とする進路変更部材が配置され、
    前記第2球通路と前記進路変更部材の間には前記進路変更部材により進路変更された遊技球を前記第2球通路へ誘導可能な連通通路が前記第2球通路と通じて配置され、
    前記第2球通路は、遊技球の誘導面が形成された誘導部材を複数配設することにより構成される一方、前記連通通路は前記誘導部材とは異なる部材からなる上側通路部材と下側通路部材の間で構成され、
    前記連通通路の上側通路部材には、遊技球が前記進路変更部材から前記第2球通路へ向かう軌道から外れた位置に前記進路変更部材側に向けて略円弧状突起が形成され、
    前記連通通路の下側通路部材には、遊技球の流下可能な平面形状の流下面が少なくとも前記略円弧状突起の下方に、かつ前記流下面を流下する遊技球を前記複数の誘導部材上へ誘導可能に形成され、
    前記略円弧状突起は、前記進路変更部材により進路変更されてきた遊技球が接することにより遊技球の勢いを緩和すると共に当該遊技球を前記第2球通路へ向かう軌道に修正することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記略円弧状突起の一端側には前記第2球通路と同方向に延びた延設部が形成され、前記延設部と前記第2球通路の間は、少なくとも遊技球の1個が通過可能な間隔とされていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記下側通路部材の流下面が、前記進路変更部材側から少なくとも前記略円弧状突起と前記延設部との境に対応する位置まで形成されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記略円弧状突起と前記下側通路部材の流下面の間隔が、前記進路変更部材側では遊技球の直径の2倍以上とされる一方、前記第2球通路側では遊技球の直径の1倍より大きくかつ2倍未満とされていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  5. 前記進路変更部材は、接触した遊技球を前記第2球通路側へ進路変更させる状態と、前記第2球通路側とは異なる方向へ進路変更させる状態とに変化可能に構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の弾球遊技機。
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