JP2006087574A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワープ通路を遊技盤ベース裏側にて水平方向略全域にわたる長さに形成することにより、表側の遊技領域に何等制約を与えることなく遊技球の流路に変化を与え、遊技の興趣を向上させる。
【解決手段】遊技盤ベースにワープ通路を備え、前記ワープ通路は、遊技盤ベースの表側の遊技領域を転動流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口と、該遊技球受入口と連通する遊技盤ベースの貫通口の排出側に連通し、該貫通口排出側から遊技盤ベースの裏側の遊技領域にて、該遊技盤ベースの左右方向の略全域にわたる長さに延設される裏側通路と、遊技盤ベースの表側に貫通して形成し、前記裏側通路から排出された遊技球を遊技盤ベースの表側の遊技領域に排出する排出口とからなる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
弾球遊技機(いわゆるパチンコ機)は、発射装置のハンドルのレバーを時計方向に回転させ、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を遊技盤の遊技領域に打ち出すことにより、該遊技領域に備えた多数の遊技釘や遊技球誘導部材(例えばステージや天通路等)などにより遊技球が転動しつつ流下し、所定の入賞口に遊技球が入賞することで所望な演出がなされ、かつ賞球を得ることにより遊技を楽しむものである。
弾球遊技機の遊技性が各機種様々である昨今、弾球遊技機の遊技の意外性・面白みに対する遊技者ニーズが高まっている。
そこで、遊技盤の遊技領域に打ち出された遊技球の動きに面白みを与えることで遊技の興趣を向上させようとする弾球遊技機が提供されている。
従来、遊技盤内にワープ通路を設け、遊技球の流路に変化をもたせることで遊技の興趣の向上を図った遊技機があった。この種の遊技機におけるワープ通路は、遊技盤内のセンター飾りと一体的に設けられている(特許文献1参照)。
特開2003−225383号公報
しかし、上述の特許文献1に開示の先行技術では、次のような問題点を抱えていたため、遊技球の動きに面白みを与えることはできず、結果的に遊技の興趣を向上できてはいなかった。
すなわち、ワープ通路はセンター飾りに設けられているため、構造上ワープ通路の長さはセンター飾りの外周以上にすることができず極めて短いものであった。そのため、ワープ通路に遊技球が入ったとしてもすぐに出てきてしまうので、面白みにかけていた。
また、例えばワープ通路を表側の遊技領域の水平方向に延長すれば長いワープ通路を提供し得るが、このような構成を採用したのでは遊技領域における遊技球の流下領域が狭まってしまうため、ワープ通路の取り廻しは、遊技盤内の一定の狭い領域に限られていた。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的とするところは、ワープ通路を遊技盤ベース裏側にて水平方向略全域にわたる長さに形成することにより、表側の遊技領域に何等制約を与えることなく遊技球の流路に変化を与え、遊技の興趣を向上させることができる弾球遊技機を提供することにある。
このような目的を達成するために、第1の発明は、遊技盤ベース11と、該遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球を裏側へと転動案内し、該案内された遊技球を遊技盤ベース11の裏側の遊技領域Bで転動させた後に遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aに排出するワープ通路24を備え、前記ワープ通路24は、遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口25と、該遊技球受入口25と連通する遊技盤ベース11の貫通口の排出側に連通し、該貫通口排出側から遊技盤ベース11の裏側の遊技領域にて、該遊技盤ベース11の左右方向の略全域にわたる長さに延設される裏側通路26と、遊技盤ベース11の表側に貫通して形成し、前記裏側通路26から排出された遊技球を遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aに排出する排出口28とからなることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、上述の構成を採用し遊技球の流路に変化を与えることができたため、表側の遊技領域Aに何等制約を与えることなく長い転動領域を有するワープ通路24を設けることが可能である。また、遊技球がワープ通路24に入球してから排出されるまでの時間が長くなった分、遊技球が排出されるまでの期待感を持続させることが可能になるので遊技の興趣が向上する。例えば、遊技盤ベース11の全体若しくは遊技盤ベース11のワープ通路24に対応する部分が少なくとも非透光性部材からなる場合には、遊技球受入口25から入球した遊技球がいつどのような経路を経て表側の遊技領域Aへと排出されてくるか、その遊技球の行方に遊技者は注目することとなるため遊技の興趣が向上する。
第2の発明は、第1の発明において、遊技盤ベース11及びワープ通路24が透光性部材からなることを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技盤10の裏側、すなわちワープ通路24を転動流下する遊技球が視認可能となり、ワープ通路24を転動流下する遊技球を長い時間見ることができるため、遊技球が排出されるまでの期待感を持続させることが可能になるので遊技の興趣が向上する。
第3の発明は、第2の発明において、遊技盤ベース11の表面を水平方向に二分した上方の領域T内に、遊技球が通過可能な通過ゲート42を備え、裏側通路26は、前記通過ゲート42の配設位置と遊技領域側端A1の間まで伸長されていることを特徴とする弾球遊技機としたことである。本発明によれば、遊技盤ベース11及びワープ通路24が透光性部材で、ワープ通路24を構成する裏側通路26を通過ゲート42と遊技領域側端A1の間まで伸長したことにより、通過ゲート42を通過して表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球と、裏側通路26を通過して裏側の遊技領域Bを転動流下する遊技球とが、あたかも遊技盤上で交差するように見せることができる。
通常の遊技中にあまり目の向かない領域に構造上の演出領域を設けることが可能になるので、表側・裏側双方の遊技領域を有効に活用することが可能になるとともに、遊技者にとっての興趣が向上する。
第4の発明は、第3の発明において、裏側通路26は、遊技球受入口25から受け入れられた遊技球を左右方向に転動流下させる通路を備えると共に、通過ゲート42の配設位置と遊技領域側端A1の間に夫々の通路排出側26cを位置させ、前記左右の裏側通路26の排出側下方間にわたる長さをもって延設される裏側ステージ27と、該裏側ステージ27の所定位置と連通して遊技盤ベース11の表側に貫通して形成した排出口28とを備えたことを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、裏側ステージ27を通過ゲート42の配設位置付近にまでわたる長さをもって延設しているため、遊技球受入口25から排出口28までの遊技球転動距離が長くなるため、遊技球が表側の遊技領域Aへと排出されるまでの時間が長くなり期待感を持続させることができると共に、より一層遊技の興趣が向上する。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、遊技球受入口25は、遊技盤ベース11の表面を水平方向に二分した上方の領域Tの上部略中央位置に備えたことを特徴とする弾球遊技機としたことである。
本発明によれば、遊技球が転動流下する裏側の遊技領域B全域を広範囲に使用でき、遊技球が転動流下するまでの時間を最大限に長く採ることができ遊技者の期待感が持続でき遊技の興趣が向上する。
本発明によれば、表側の遊技領域に何等制約を与えることなく遊技球の流路に変化を与えて遊技の興趣を向上させる弾球遊技機を提供できる。
以下、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明の一例にすぎずなんらこれに限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で設計変更可能である。
図1及び図2は、本発明を適用した弾球遊技機(パチンコ機ともいう)の一例であり、弾球遊技機は、遊技盤ベース11に種々の遊技部材を備えて構成した遊技盤10と、該遊技盤10の裏側には遊技に関する表示を行うための表示装置8と、該遊技盤10と表示装置8との間に組み込まれて、遊技盤10に表示装置8が直接接触しないように構成する図11及び図12に示すスペーサ9とを備えて構成されている。なお、スペーサ9には裏通路部材41が組み込まれている。
弾球遊技機は、外枠1の前面に内枠(ベースドア)2が回動自在に軸支され、該内枠2の背後には表示装置8が嵌装されていると共に、該内枠2の前面には遊技盤10が着脱自在に装着されている。そして該内枠2の前面には、ガラス板4を嵌めたフロント扉3が回動自在に軸支されている。
前記内枠2の前面下部には、貸球及び賞球を受け止める上皿5、上皿5満杯時に球出口の内方で溢れた球を受け止める下皿6、そして発射装置のハンドル7を備える。
そして前記ハンドル7のレバー7aを時計方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を表側の遊技領域Aに打ち出すことができる。
表示装置8は、例えば、正面から見て、横方向の三列にわたって数字、記号等の識別情報からなる特別図柄(左特別図柄・中特別図柄・右特別図柄)を変動表示させたり、特別図柄の変動表示に併せて所定のキャラクタ画像や背景画像による演出表示等を行ったりする液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や、投影機からの動画又は静止画を、反射板で屈折して表示させる投影型画像表示装置も対象で、特に限定されず本発明の範囲内で種々の表示装置が適用される。
前記表示装置8の大きさなど特に限定はされないが、本実施例では、20インチの大型LCDを用いており、後述するように透光性部材からなる本実施例の遊技盤ベース11を介して表側の遊技領域Aに広く液晶表示による演出表示を付与し、遊技性・装飾性などを向上させるものとしている。
なお、本発明は、表示装置8を備えない弾球遊技機も対象である。
遊技盤10は、図3及び図4に示すように、遊技盤ベース11と、該遊技盤ベース11に備えられる各種遊技部材とで構成されている。
遊技盤ベース11は、例えば本実施例では、その遊技盤ベース11全体を透光性部材(透明部材)で形成して裏側が視認可能とすると共に、各種遊技部材を取り付ける貫通した各取付孔を設けている。
遊技盤ベース11を形成する透光性部材は、例えば、各遊技部材を固定でき、かつ、容易に変形しない(曲がらない)又は変質しない程度の硬度・強度等を有し、かつ透明な材質のものを選択する。例えば、透明性の高い硬質の合成樹脂材が一例として挙げられ、さらに具体的には、無色透明のアクリル樹脂材、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂などが任意に選択される。また、樹脂以外の材質、例えばガラスなどを採用することも本発明の範囲内であり設計変更可能である。
遊技盤ベース11の全体を構成する透光性部材は無色透明とするが、有色透明部材を採用することも可能である。また仕様によっては遊技盤ベース11を無色透明部材と有色透明部材とで構成したり、遊技盤ベース11に色彩・模様を施すことも可能であり、表示装置8による演出に悪影響を及ぼさない範囲内で設計変更可能である。この場合、模様は無色透明の線図が好ましいが、遊技盤ベース11の裏面側に配設される表示装置8の構成によっては有色模様を施すことも可能である。
また、遊技盤ベース11は、透光性部材で形成した領域を少なくとも一部に有するもので、該透光性部材で形成した領域を介して裏側に配設される表示装置が臨む構成とするものでもよい。
なお、本発明では、遊技盤ベース11を非透光性部材からなるものとしてもよく特に限定はされない。
遊技部材は、弾球遊技機において遊技に必要な全ての部材を言い、例えば、図3及び図4に示すように、表側の遊技領域Aを区画すると共に、該表側の遊技領域Aに発射ソレノイドから打ち出される遊技球を導くガイドレール12や、表側の遊技領域Aを転動する遊技球が当たり、遊技球の流下方向(図6の矢印F1方向)を転動案内する湾曲板状の遊技球誘導板(天通路ともいう)33、前記表示装置の変動表示を起動すると共に、大当たりとするか否かの抽選処理を起動するチューリップ式の普通電動役物からなる始動入賞口13、大当たり時に開放するアタッカと称する特別電動役物の大入賞口14、一般入賞口となる左右の入賞口15などの入賞装置、遊技球を通過可能に構成し、該遊技球の通過を検知してその検知信号を図示しない制御部へと送る通過ゲート42、遊技領域での入賞を逃したアウト球を排出するアウト口16、遊技盤ベース11に打たれている図示しない多数の遊技釘、そして表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球を裏側の遊技領域Bに転動案内させた後、再度表側の遊技領域Aに排出するワープ通路(ワープ装置ともいう)24などが一例として挙げられる。また、特に限定されるものではないが、本実施例では、これら遊技部材の全てを透明部材で形成している。
本発明は、上述のとおりの各構成部分を有するが、本発明はワープ装置24の構造に特徴的な構成を有するため、以下、そのワープ装置24の構造を中心に説明し、その他の構成部分についての説明は上述の説明に留め、本発明の範囲内で設計変更可能である。
なお、本発明に適用可能なワープ装置は本実施例のワープ装置24に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で他の構成に設計変更可能である。
ワープ装置24は、図4,図6乃至図10及び図12乃至図18に示すように、遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口25と、該遊技球受入口25と連通する遊技盤ベース11の貫通口の排出側に連通し、該貫通口排出側から遊技盤ベース11の裏側の遊技領域Bにて、該遊技盤ベース11の左右方向の略全域にわたる長さに延設される裏側通路26と、該裏側通路26から排出された遊技球を受けて転動案内する裏側ステージ27と、遊技盤ベース11の表側に貫通して形成し、前記裏側ステージ27を転動する遊技球を遊技盤ベース11の表側の遊技領域Aに排出する排出口28とからなる。
遊技球受入口25は、図2及び図3に示すように、遊技盤ベースの表側の遊技領域Aの表面を水平方向に二分した上方の領域Tの上部略中央位置にて横方向に湾曲状に延設すると共に前方に突出して備えた天通路33の最も高い位置(頂部)33aに、遊技盤ベース11に設けた図示しない貫通孔へと遊技球が通行可能に二箇所開口して設けられている。
天通路33は、図2,図3,図5に示すように、遊技盤ベース11に係止される基部33bと、該基部33bの上部から前方に向けて突出するように設けた遊技球転動面33cとで構成されており、前記遊技球受入口25は、この遊技球転動面33cの横方向略中央、すなわち湾曲状の遊技球転動面33cの頂部33aに二箇所並設されている。
本実施例において前記遊技球受入口25,25は、天通路33の頂部33aに設けられるものとしたが、限定はされずその他任意の位置でも可能である。
なお、天通路33・基部33bの形状などは特に限定されず任意である。
裏側通路26は、図4,図6,図8乃至図10,図12及び図13に示すように、遊技盤ベース11の裏側の遊技領域Bにて、該遊技盤ベース11の左右方向の略全域にわたる長さに延設されており、本実施例では遊技盤10を正面から見て、遊技盤ベース11の裏側で遊技領域側端A1近傍まで左右方向に夫々一本ずつ独立して備えられており、上流側の開口(遊技球流入側)26dが前記遊技球受入口25と遊技盤ベース11の貫通孔を介して連通し、下流側の開口(通路排出側)26cが裏側ステージ27上に臨んでいる。
本実施例では、図3に示すように、遊技盤ベースの表面を水平方向に二分した上方の領域T内に通過ゲート42を備え、裏側通路26は、図7に示すように、前記通過ゲート42の配設位置と遊技領域側端A1の間まで伸長させ、通過ゲート42の配設位置と遊技領域側端A1の間に夫々の通路排出側26cを位置させて備えられている。
裏側通路26は、図8,図14乃至図17に示すように、遊技盤ベース11の裏側に当接して備えられるベース部材34と、該ベース部材34上を遊技球が転動流下可能なように覆うカバー部材37とで構成され、遊技球受入口25から遊技盤10の横方向に下り傾斜状に備えられる横樋26aと、該横樋26aの下流側から遊技盤10の下方向に向けて備えられる縦樋26bとからなる正面視略逆L字形状の遊技球通路を形成している。すなわち、本実施例では、前記縦樋26bが前記通過ゲート42の配設位置と遊技領域側端A1との間を通過し、該縦樋26bの通路排出側26cを前記両者間26b,A1の間よりも下方に臨ませている。
ベース部材34は、図16及び図17に示すように、正面視略逆L字形状の平板で、表面(外面)34aの長手方向(通路方向)に連続した凹溝35を一体的に設けると共に、裏面(内面)34bには、前記凹溝35に対向する位置に、該凹溝35の溝方向にわたって連続して延設されるリブ36が突設されている。
本実施例において、リブ36は、連続した一本のみ設けているが、リブ36の構造は特に限定はされず、例えば複数本並設してもよく、また断続的に設けたものであってもよく、遊技球の転動に支障を及ぼさない範囲で設計変更可能である。
カバー部材37は、図15に示すように、正面視略逆L字形状で断面視略ドーム形状を有する中空に形成され、前記ベース部材34上を覆設した際に、該ベース部材34の表面34aに設けられているリブ36との間で遊技球が転動流下可能な内部通路を構成する(図18参照。)。なお、図中37aはベース部材34を取り付けた後にその舌片34cの連通孔を通して遊技盤ベース11の裏面に裏側通路26全体を固着させる固着片である。
前記裏側通路26を遊技盤ベース11の裏面に固着させた時、ベース部材34の表面(凸部)34aは遊技盤ベース11の裏面に接触して備えられる。
本実施例によれば、ベース部材34の表面34a(遊技盤ベース当接面)に凹溝35を設けて該面34aを凹凸構造としていることにより、この凹凸構造によって通路内を通過する遊技球の衝撃を緩和する衝撃緩和構造としている。
すなわち、通路内を転動流下する遊技球は、前記リブ36に衝突しながら転動流下する。
この時の遊技球の衝突圧は、ベース部材34が凹凸構造を有していることで、図18で示す矢印P方向に逃がすことが出来、遊技球衝突時の衝撃を緩和させることができる。
また、本実施例の凹凸構造は、図4及び図16に示すように意匠的な装飾を裏側通路の外面に施すものでもあるため、遊技盤ベース11を透光性部材にて構成している本実施の形態である場合、この凹凸構造によって遊技盤盤面の装飾性を向上させることができる。
なお、前記凹凸構造を構成する凹溝35は、図16に示す本実施例構造に限定されるものではなく、少なくとも上述した衝撃を緩和する構造を備え持つ構造であればよく、例えば、図16に示す凹溝35が通路方向で二つに分割されている構造であってもよく、またベース部材34の表面34aに別部材で形成された凹凸構造を一体的に備えてもよく、さらに凹溝35形状も限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
裏側ステージ27は、図4,図6及び図8乃至図10に示すように、前記左右の裏側通路26,26の通路排出側26cの下方間にわたる長さ、すなわち遊技領域Aの両側端にわたる長さをもって延設されている。
また、本実施例の裏側ステージ27は、上方の転動面(上方転動面ともいう。)29と、下方の転動面(下方転動面ともいう。)31が前後方向に位置をずらして配設された上下二段構成を採用している。前記下方転動面31は、その前端面31aを遊技盤ベース11の裏面に当接して備えられ、一方上方転動面29は、前記下方転動面31との間に遊技球が転動可能なスペースを備えると共に、遊技盤ベース11の裏面との間に遊技球が落下可能なスペースを空けて下方転動面31の上方に配設されている。
上方転動面29は、図6,図8,図14に示すように、左右の夫々の裏側通路26,26の通路排出側26cが近接して臨む位置、すなわち遊技球の転動方向(図6にて矢印F1で示す方向と同方向)の左右両端位置にて湾曲して設けられ、前記裏側通路26,26の通路排出側26c,26cから排出された遊技球を受ける第一の転動面29a,29aと、該第一の転動面29a,29aから夫々上り傾斜状に隆起させて設けられ、転動面中で最も高く備えられた第二の転動面29b,29bと、該第二の転動面29b,29bから夫々下り傾斜状に形成され、転動面中で最も低い位置にある第三の転動面29c,29cと、該夫々の第三の転動面29c,29cから僅かに上り傾斜状に隆起させて設けられた中央の転動面29dとで全体凹凸面に構成されている。
また、本実施例では、前記第一の転動面29aから中央の転動面29dまで、夫々の転動面は平坦な面で形成されると共に、前記第一の転動面29aと第三の転動面29c及び中央の転動面29dには、夫々下方転動面31方向へと遊技球を流下案内する凹部30が形成されている。凹部30は、夫々の転動面29a,29c,29dから前方に向けて傾斜状に形成されており、その形状及び配設数は限定されず、任意の形状で一個乃至複数個が適宜設計変更される。
下方転動面31は、図6,図13及び図14に示すように、前記上方転動面29よりも下方で、かつ遊技盤ベース11の裏面方向(前方)にずれて配設されており、前記上方転動面29の第一の転動面29aと同様に、左右の裏側通路26,26の夫々の通路排出側26c,26cが近接して臨む位置に転動面31bの左右両端を位置させ、該転動面31bは左右両端から緩やかな下り傾斜をもって中央位置31cまで延び、該中央位置31cが僅かに隆起して構成されている。そして、この下方転動面31の中央位置31cの両側直近には、その前方に配設されている排出口28に向けて下り傾斜状の凹部32が形成されている。
さらに本実施例では、図13及び図14に示すように、前記上方転動面29の後方には、上方転動面29より上方に立ち上がる後面壁29eを一体的に備えている。
後面壁29eは、上方転動面29よりも上方に立ち上がり、転動する遊技球の落下防止壁として作用する。なお、上方転動面29より上方に立ち上がる後面壁29eの立上り高さは、転動する遊技球が上方転動面29より外方に落下しない程度であれば特に限定されない。
排出口28は、図4,図6,図8,図13に示すように、前記裏側ステージ27を転動流下する遊技球を再度表側の遊技領域Aへと排出するもので、遊技盤ベース11に設けた図示しない貫通孔に嵌め込み固定される。
この排出口28は、前記裏側ステージ27の下方転動面31の所定位置、本実施例では転動面31bの中央位置31cとその両側位置付近が、遊技球が転動案内可能に連通して遊技盤ベース11の表側に貫通して配設されている。なお、排出口28の形状及び配設箇所は限定されず本発明の範囲内で設計変更可能である。
また、本実施例では、遊技領域Aにおける前記排出口28の開口の水平方向略中央位置の下方には、始動入賞口13が配置されている。
ここで、本実施例の弾球遊技機の作動について説明する。
まず、発射装置のハンドル7のレバー7aを時計方向に回転させることにより、例えば内蔵する発射ソレノイドを作動させて遊技球を表側の遊技領域Aに打ち出す。
そして遊技領域Aに打ち出された遊技球は、遊技釘や天通路33などの遊技部材に当たりながら転動流下する。
この時、遊技領域Aに打ち出された遊技球が、左右いずれかの遊技球受入口25に入球すると、遊技球は遊技球受入口25から裏側通路(裏側の遊技領域B)26へと転動案内され、該裏側通路26を下流方向へと転動流下する。
このように裏側通路26内を遊技球が転動流下する際、遊技球は裏側通路26のベース部材34内面に備えたリブ36に衝突しつつ転動流下する。しかし、本実施例によれば、リブ36に遊技球の球圧が掛かったとしても、その球圧は、ベース部材表面34aに備えた凹凸構造の凹溝35が吸収し、その球圧を図18で矢印P方向に逃がすことができるため、遊技球の衝突を緩和させることができる。
そして、裏側通路26の横樋26aから縦樋26bへと転動流下した遊技球は、該縦樋26bの通路排出側26cから裏側ステージ27へと排出される。
裏側ステージ27に排出された遊技球は、上方転動面29と下方転動面31のいずれかの転動面上に落下し、上方転動面29に落下した遊技球は、上方転動面29の第一の転動面29aから第二の転動面29bを超え、第三の転動面29cへと転動流下し、第三の転動面29cにて凹部30から下方転動面31へと落下するか、第三の転動面29cからさらに中央の転動面29dへと転動して該中央の転動面29dから下方転動面31へと落下する。
なお、遊技球の転動勢いによっては、中央の転動面29dを超えてその先の第三の転動面29cへと転動案内されて、該第三の転動面29cから下方転動面31へと落下する。また、上方転動面29の第一の転動面29aに落下した遊技球に勢いがない場合には、該第一の転動面29aから凹部30を介して下方転動面31へと落下することもある。
また、下方転動面31を転動流下する遊技球は、中央位置31cへ向けて緩やかな下り傾斜状の転動面31bを転動流下し、排出口28を介して前側の遊技領域Aへ遊技球を排出する。
このように本実施例によれば、遊技球受入口25から入球され排出口28に至るまでの転動距離が長いため、遊技球が排出されるまでの期待感を持続させることが可能となり遊技の興趣が向上する。
また本実施例では、遊技領域Aにおける前記排出口28の開口の水平方向略中央位置の下方には、始動入賞口13が配置されているため、排出口28の中央位置から排出された遊技球は、始動入賞口13へと入球される可能性が高くなり、遊技者は遊技球の転動方向に注目するため遊技の興趣が向上する。
「変形例」
上述した実施例では、表示装置8を備えた弾球遊技機をもって説明したが、本発明は表示装置8を備えない弾球遊技機をも対象とするため、表示装置を備えなくても良い。
また、上述した実施例では、透光性部材からなる遊技盤ベース(透明遊技盤ベース)11や種々の遊技部材をもって説明したが、本発明は非透光性部材からなる遊技盤ベースを備えた弾球遊技機をも対象とするため、任意の材料(プリント板を前面に備えた合成樹脂板や木製板など)からなる遊技盤ベースが採用可能である。
本実施例では、裏側通路26から排出された遊技球を受けて排出口28へと転動案内する裏側ステージ27を備えているが、裏側ステージ27を備えずに、裏側通路26をさらに長尺状に形成して排出口28まで延設させることで裏側通路26から直接排出口28へと遊技球を転動案内させる構成を採用することも可能で、本発明の範囲内である。
また、裏側通路26の全体形状は、図示した本実施例1の形状に何等限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で任意に設計変更可能である。例えば、遊技球受入口25から裏側ステージ27若しくは排出口28に至るまでの形状を蛇行状に形成して遊技球の転動する領域を可能な限り長くする構成を採用することも本発明の範囲内であり、遊技者の期待感・興趣を向上させることができる。
また、裏側通路26を断続して第1通路〜第n通路と複数備え、夫々の通路は遊技盤ベース11の裏側の上方から下方にわたって交互に傾斜させて配設することで、順次上方の通路から自然落下した遊技球を下方の通路で受けて転動流下させる構成であっても遊技球の転動流下する領域を長くすることが可能で本発明の範囲内である。
また、本実施例では、裏側ステージ27を上下二段構成からなるものとしているが、一段のみからなるものであってもよく、また前方へと傾斜する凹部30,32を備えないものも本発明の範囲内である。
図19は、本発明の実施例2を示す。図19(a)は、遊技球受入口25と裏側通路26との連通部分を背面側から見た要部断面図、(b)は遊技球受入口25と裏側通路26との連通部分を平面から見た要部断面図である。
本実施例2は、単一の遊技球受入口25を備えた実施の一形態で、この単一の遊技球受入口25から受け入れられた遊技球を、単一の裏側通路26で左右方向に振り分けて転動流下させるものである。
前記単一の裏側通路26は、その中央が最も高い位置で、その高い位置から左右方向に夫々下り傾斜状に通路を有しており、前記最も高い位置に遊技球受入口25の排出側を連通する。
従って、本実施例2によれば、表側の遊技領域Aを転動流下する遊技球は、単一の遊技球受入口25から入球するが、遊技盤ベース11の裏側に移動する際に左右いずれかの裏側通路26に分岐されて該いずれかの裏側通路26を転動流下するため、遊技球の流路に変化があり、遊技の興趣が向上する。また、遊技盤ベース11全体若しくは遊技盤ベース11のワープ装置24に対応する部分が少なくとも非透光性部材からなる場合には、遊技球受入口25から入球した遊技球がどちらの裏側通路26に分岐されたか分からず、遊技者はその遊技球の行方に注目することとなるため遊技の興趣が向上する。
なお、本実施例2の遊技球受入口25及び裏側通路26の基本的な構成は上述した実施例1の構成を採用し、その他の構成及び作用効果も実施例1の構成・作用効果と同一であるため、その詳細は省略する。
「変形例」
本実施例2では、上述のように構成したが、実施例1のように遊技球受入口25を左右に独立して並設する場合であっても本実施例の構成を採用することが可能である。
すなわち、左右の遊技球受入口25は、その排出側にて合流して単一の排出部を構成するものとし、裏側通路26は、遊技盤ベース11の裏面の左右方向に連通して延設された単一の裏側通路とし、前記排出部を単一の裏側通路26に連通させる形態であってもよい。この場合の遊技球受入口25及び裏側通路26の基本的な構成は上述した実施例1の構成を採用し、その他の構成及び作用効果も実施例1の構成・作用効果と同一であるため、その詳細は省略する。
図20乃至図23は、本発明の実施例3を示す。なお、本実施例で示す以外の構成及び作用効果は実施例1と同様であるため、その説明は省略する。
本実施例3は、天通路33の側面に遊技球受入口25を備えた実施の一形態を示す。
遊技球受入口25は、遊技盤10を正面から見て天通路33の左側面に斜め左上方にその受入口を向けて配設されている。そして、該遊技球受入口25は遊技盤ベース11の裏側に配設した裏側通路26に連通し、該裏側通路26の通路排出側26cは、遊技盤ベース11の裏側に備えた裏側ステージ27に臨んでおり、該裏側ステージ27の略中央位置には開口を連通させて排出口28が配設されている。
本実施例の天通路33は、その転動面に特有の形状を有しており、遊技球受入口25の上方位置から遊技領域Aの上方に向けて右方向に傾斜状に形成した傾斜状第一転動面38と、該傾斜状第一転動面38からさらに遊技領域Aの上方に向けて右方向に傾斜状に形成した傾斜状第二転動面39と、該傾斜状第二転動面39の端部から下方向に延設された垂設面40とで構成された変形構成を有している。
裏側通路26は、正面視略J字形状に形成され、通過ゲート42と遊技領域側端A1との間を通過して配置されており、実施例1と同様にベース部材34とカバー部材37とで構成されている。なお、本実施例では、裏側通路26の通路排出側26cが、裏側ステージ27の転動面27a方向に略平行させて向くように配置している。
ベース部材34とカバー部材37は、全体形状こそ実施例1と相違するが、その他の構成、例えばベース部材34が遊技盤ベース11の裏面に当接して配設される点、ベース部材34の内面にはリブ36が備えられている点、また図面では図示省略しているが、ベース部材34の表面には凹溝35を備えた凹凸構造を有している点などは実施例1で説明した裏側通路26と同様である。
また、本実施例においても裏側ステージ27を配設し、裏側通路26から排出された遊技球を裏側ステージ27を介して排出口28から排出するものとしているが、本実施例の裏側ステージ27は一段構成を採用している。裏側ステージ27は、両端から緩やかな傾斜をもって転動面27aを形成すると共に、中央位置27bを僅かに隆起させて転動面全体を構成している。また、裏側ステージ27の排出口28に対向する位置には、排出口28方向へと下り傾斜状に形成された凹部27cが形成されている。凹部27cは、一個乃至複数個が本発明の範囲内で設けられ設計変更可能である。
従って、本実施例の弾球遊技機では、遊技領域Aに打ち出された遊技球は、天通路33の傾斜状第一転動面38,傾斜状第二転動面39に当たり、この傾斜状第一転動面38,傾斜状第二転動面39に沿って右方向に昇っていくか、若しくは傾斜状第一転動面38,傾斜状第二転動面39に沿って左方向に下っていく。そして、傾斜状第一転動面38に沿って下り、該傾斜状第一転動面38の端縁から転動流下した遊技球は、遊技球受入口25に入球するか、入球せずに遊技領域Aを転動流下する。
遊技球受入口25に入球すると、遊技球は遊技球受入口25から裏側通路(裏側の遊技領域B)26へと転動案内され、該裏側通路26を下流方向へと転動流下する。
そして、裏側通路26を転動流下した遊技球は、通路排出側26cから裏側ステージ27へと排出される。
裏側ステージ27に排出された遊技球は、裏側通路26の通路排出側26cを裏側ステージ27の転動面27aと平行に向けて配置しているため、裏側通路26から排出された遊技球の転動勢いは強く、裏側ステージ27を遊技盤10を正面から見て左方向から右方向へと勢いよく転動する。
そして、転動面27aを転動する遊技球は、排出口28を介して前側の遊技領域Aへ遊技球を排出する。
また本実施例にあっても実施例1と同様に、遊技領域Aにおける前記通路排出側26cの水平方向略中央位置の下方には、始動入賞口13が配置されているため、排出口28の中央位置から排出された遊技球は、始動入賞口13へと入球される可能性が高くなり、遊技者は遊技球の転動方向に注目するため遊技の興趣が向上する。
また本実施例の天通路33によれば、図示説明したように遊技盤10を正面から見て右方向に昇り傾斜する特有の形状を採用しているため、遊技領域Aに打ち出された遊技球が、その転動勢いによって天通路33の傾斜状第一転動面38,傾斜状第二転動面39を昇っていく転動動作が見られるため、従来にはない遊技領域における遊技球の転動作動により遊技の興趣が向上する。
また、傾斜状第一転動面38に沿って右方向に転動し傾斜状第二転動面39に至った遊技球は、傾斜状第二転動面39の端部と遊技領域上端との狭い領域T2を超えて転動すれば、その傾斜状第二転動面39を超えて遊技領域Aを転動流下する。本実施例の場合、傾斜状第二転動面39を超えて遊技球が落下する下方領域にも、前記排出口28の下方に備えた始動入賞口13とは別に始動入賞口13を備えているため、遊技性に面白みがある。
「変形例」
本実施例3において、遊技球受入口25は、傾斜状第二転動面39の端部に備える構成、傾斜状第一転動面38の端部と傾斜状第二転動面39の端部の双方に備える構成、あるいは、傾斜状第一転動面38・傾斜状第二転動面39のいずれか若しくは双方に備える構成など任意に配設位置が選択可能である。傾斜状第二転動面39の端部に遊技球受入口25を備え、該遊技球受入口25位置まで、前記裏側通路26を延設するものとすれば裏側の遊技領域Bを転動する遊技球の転動領域が長くなり、遊技球が排出されるまでの長い時間、遊技者に期待感を持続させることが可能となり遊技の興趣が向上する。
本発明遊技機の一実施例を示す概略全体斜視図。 図1の遊技機の正面図。 遊技盤の正面図。 遊技盤ベースを省略した遊技盤の正面図。 図2の遊技盤の斜視図。 図6の遊技盤で遊技盤ベースを省略した斜視図。 裏側通路の縦樋の配設位置付近を拡大して示す部分正面図。 遊技盤の背面斜視図。 遊技盤の背面図。 遊技盤から遊技盤ベースを省略した背面図。 遊技盤の分解斜視図で、表示装置を後方に表す。 図11の分解斜視図から遊技盤ベースを省略した状態の分解斜視図。 図6の遊技盤から天通路と排出口を分解した状態の斜視図。 図6の遊技盤から裏側通路と裏側ステージを分解し、さらに裏側通路をベース部材とカバー部材に分解した状態の斜視図。 裏側通路の分解斜視図。 ベース部材の正面斜視図。 ベース部材の裏面斜視図。 裏側通路の断面図。 実施例2における要部の拡大断面図で、(a)は背面から見た断面図、(b)は平面から見た断面図。 実施例3の遊技盤の一例を示す正面図で遊技盤ベースを省略して示す。 図20に示す実施例3の遊技盤の背面図。 図20に示す実施例3の遊技盤の斜視図。 図22に示す実施例3の遊技盤の斜視図から裏側通路を分解して示す。
符号の説明
10 遊技盤
11 遊技盤ベース
24 ワープ通路(ワープ装置)
25 遊技球受入口
26 裏側通路
26c 通路排出側
27 裏側ステージ
28 排出口
34 ベース部材
35 凹溝
36 リブ
37 カバー部材
42 通過ゲート
A 表側の遊技領域
A1 遊技領域側端
B 裏側の遊技領域

Claims (5)

  1. 遊技盤ベースと、
    該遊技盤ベースの表側の遊技領域を転動流下する遊技球を裏側へと転動案内し、該案内された遊技球を遊技盤ベースの裏側の遊技領域で転動させた後に遊技盤ベースの表側の遊技領域に排出するワープ通路を備え、
    前記ワープ通路は、
    遊技盤ベースの表側の遊技領域を転動流下する遊技球を受け入れる遊技球受入口と、
    該遊技球受入口と連通する遊技盤ベースの貫通口の排出側に連通し、該貫通口排出側から遊技盤ベースの裏側の遊技領域にて、該遊技盤ベースの左右方向の略全域にわたる長さに延設される裏側通路と、
    遊技盤ベースの表側に貫通して形成し、前記裏側通路から排出された遊技球を遊技盤ベースの表側の遊技領域に排出する排出口とからなることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 遊技盤ベース及びワープ通路が透光性部材からなることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 遊技盤ベースの表面を水平方向に二分した上方の領域内に、遊技球が通過可能な通過ゲートを備え、
    裏側通路は、前記通過ゲートの配設位置と遊技領域側端の間まで伸長されていることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 裏側通路は、遊技球受入口から受け入れられた遊技球を左右方向に転動流下させる通路を備えると共に、通過ゲートの配設位置と遊技領域側端の間に夫々の通路排出側を位置させ、
    前記左右の裏側通路の排出側下方間にわたる長さをもって延設される裏側ステージと、
    該裏側ステージの所定位置と連通して遊技盤ベースの表側に貫通して形成した排出口とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 遊技球受入口は、遊技盤ベースの表面を水平方向に二分した上方の領域の上部略中央位置に備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の弾球遊技機。

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