JP2007319300A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの低減を図りつつ効率よく除電を行うことのできる遊技機を提供する。
【解決手段】遊技球が転動流下する遊技領域を備えた遊技盤が取り付けられ、ベース枠に対して開閉可能に取り付けられたベースドア3aと、ベースドア3aの裏面に設けられ、接地電位とされた導電性部材51と、ボス50−1が裏面に形成され、ベースドア3aの前面における遊技者が触接可能な位置に取り付けられたプレート50とを有し、プレート50は、ボス50−1がベースドア3aを貫通して導電性部材51に当接した状態でベースドア3aに取り付けられている。
【選択図】 図9
【解決手段】遊技球が転動流下する遊技領域を備えた遊技盤が取り付けられ、ベース枠に対して開閉可能に取り付けられたベースドア3aと、ベースドア3aの裏面に設けられ、接地電位とされた導電性部材51と、ボス50−1が裏面に形成され、ベースドア3aの前面における遊技者が触接可能な位置に取り付けられたプレート50とを有し、プレート50は、ボス50−1がベースドア3aを貫通して導電性部材51に当接した状態でベースドア3aに取り付けられている。
【選択図】 図9
Description
本発明は遊技機に関し、特に遊技機に帯電した静電気の除電に関するものである。
パチンコ遊技機などの遊技機では、外枠に対して樹脂製のベースドア(本体枠)が開閉可能に取り付けられている。そして、このベースドアには遊技盤が取り付けられるとともに、その前面には、例えば遊技盤の遊技領域に遊技球を送り込むためのハンドルなど、遊技者により触接される遊技部品が取り付けられている。
このような遊技部品は一般に樹脂により作製されているため、静電気による帯電が起こりやすい。
したがって、遊技部品に遊技者が触れると蓄積した静電気が放電され、放電に伴う電気的ショックにより遊技者に不快感を与えてしまう。
このような静電気を除電する技術として、例えば特許文献1には、窓状に開口したプラスチック成形のミドルプレート部(本体枠)に金属メッキを施してコモンアースとして構成し、各遊技部品をミドルプレート部に取り付ける技術が開示されている。
特開2000-197752号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、本体枠という広い面積にわたって金属メッキを施しているので、メッキ材料費やメッキ作業コストがかかってしまい、結果的に製品コストが上がってしまう。
そこで、本発明は、製造コストの低減を図りつつ効率よく除電を行うことのできる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技球が転動流下する遊技領域を備えた遊技盤が取り付けられ、外枠に対して開閉可能に取り付けられた本体枠と、前記本体枠の裏面に設けられ、接地電位とされた導電性部材と、突起部が裏面に形成され、前記本体枠の前面における遊技者が触接可能な位置に取り付けられた遊技部品とを有し、前記遊技部品は、前記突起部が前記本体枠を貫通して前記導電性部材に当接した状態で前記本体枠に取り付けられることを有することを特徴とする。
これにより、遊技部品を接地電位の導電性部材に当接させることにより静電気を逃がしていることから、あらためて本体枠にメッキ等による被覆を行わなくても遊技部品の帯電が防止されるので、本体枠の被覆行程とこれに伴うメッキ材料のコスト削減が図れる。したがって、製造コストの低減を図りつつ、効率よく除電を行うことが可能になる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記突起部は、当該突起部の突出方向に沿って延びてネジが螺合可能なネジ穴を備え、前記導電性部材は、前記ネジの胴部が貫通するとともに、前記ネジの頭部が貫通不能なネジ貫通孔を備え、前記遊技部品は、前記ネジの胴部を前記ネジ貫通孔を貫通させるとともに前記ネジ穴へ螺合することによって前記本体枠に取り付けられることを特徴とする。
これにより、突起部と導電性部材との接触面積がネジによって拡大するので、除電効果がより高まる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記導電性部材は、前記本体枠の少なくとも一辺に沿って設けられるとともに複数箇所で前記本体枠に固定された金属製板状体であることを特徴とする。
これにより、金属製板状体である導電性部材により本体枠が補強されるようになるので、本体枠の剛性が向上する。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明の構成に加えて、前記遊技部品は、導電性材料によって被覆されていることを特徴とする。
これにより、遊技部品における静電気の帯電を、少量の導電性材料により効果的に防止することができる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、製造コストの低減を図りつつ、効率よく除電を行うことが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の正面図、図3は図1の遊技機の内部構造を示す正面図、図4は図1の遊技機の背面図、図5は図1の遊技機の側面図、図6は図1の遊技機のベースドアを示す背面図、図7は図1の遊技機のベースドアを示す側面図、図8は図1の遊技機におけるベースドアの背面側右下を示す斜視図、図9は図1の遊技機におけるベースドアの背面側右下を示す断面図である。
図1および図2に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技盤2(図2)が装着されるベースドア(本体枠)3aがヒンジ37a,37b(図5)を介して島設備に固定されるベース枠(外枠)3bに対して開閉可能に取り付けられ(すなわち、ベースドア3aは、ベースドア3aの一方端を回動支点として支持されて当該ベース枠3bに開閉自在に支持されて装着される。)、これらベースドア3aおよびベース枠3bで遊技機本体3が構成されている。
そして、このような遊技機本体3のベースドア3aに対して、スピーカ8a,8b(図3)、液晶表示装置(LCD)21、遊技盤2を視認可能に被うガラス扉9、上皿部4、下皿部5、カバー6およびハンドル7が備えられている。
遊技盤2は、図2に示すように、レール11に包囲され、遊技球の流下が可能な遊技領域2aを有している。そして、その遊技領域2aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、大入賞口15、アウト口16、始動入賞口14,17を有する電動役物構成部材18からなる遊技部材が配置されている。
ここで、一般入賞口12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲート13は、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示領域に表示される複数の図柄を変動および停止させるための装置、始動入賞口14,17は、遊技球が入賞したことを条件として特別図柄表示領域に表示される特別図柄を変動および停止させるための装置、大入賞口15は、特別図柄表示領域の停止時における特別図柄の組み合わせが予め設定された特定の図柄の組み合わせ(大当り表示態様)となって大当り遊技状態(大当り遊技状態とは、いわゆる大当りが発生した状態をいう。)に移行した場合に、所定の設定に従って所定条件の下所定回数だけ扉が開閉(すなわち、所定時間内に大入賞口15の特定領域を通過する遊技球数が1以上である場合に限り(いわゆるパンクが発生しない限り)所定回数だけ大入賞口15が開放し、遊技球を受け入れ易い開放状態と、受け入れ難い閉鎖状態とに所定回数だけ変化する。なお、開放状態と、閉鎖状態とに変化する動作をラウンド動作という。)するように制御される装置である。
また、アウト口16は、一般入賞口12、始動入賞口14,17、大入賞口15の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
通過ゲート13は、通過する遊技球を検出するようになっている。この通過ゲート13を通過した遊技球は通過記憶として記憶することが可能となっており、この通過記憶情報に基づいて、普通図柄表示領域における図柄の変動表示が行なわれる。また、遊技領域2aの右側上部には、通過ゲート13の通過記憶個数を表示する4個の普通図柄記憶LED(図示せず)が設けられている。この普通図柄記憶LEDの点灯個数により、通過ゲート13を通過した遊技球の通過記憶個数を表示することができる。
普通図柄表示領域では、例えば2個の普通図柄が交互に点滅するようになっており、2個の普通図柄の点滅が終了して「当り」が表示された場合に、電動役物構成部材18に設けられた始動入賞口17が、所定時間だけ遊技球を受け入れ易い状態に切り換わる。
なお、上記普通図柄表示領域の替わりに、遊技盤2の任意の場所に2個の普通図柄表示LEDを備え、このLEDの点滅により「当り」を表示してもよい。また、この2個の普通図柄表示LEDを例えば7セグメント表示器等により構成することもできる。この場合には、7セグメント表示器に表示する普通図柄として、例えば「0」、「1」、「2」、・・・「7」、「8」、「9」等の数字を変動表示し、停止表示された数字が「3」あるいは「7」となった場合を「当り」とする。
始動入賞口17は、遊技球を受け入れる受け入れ口を有しており、遊技球を受け入れ易い状態と、遊技球を受け入れ難い状態との間で切換可能な開閉機構を備えた装置である。この始動入賞口17は、通常の状態では遊技球を受け入れ難い状態となっており、所定の条件が成立した場合(例えば、普通図柄表示領域の普通図柄が、「当り」を意味する図柄で停止した場合)に、所定時間(例えば、0.3秒間)だけ開いて遊技球を受け入れ易い状態に切り換えられる。なお、当該受け入れ口に遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される。
また、始動入賞口14,17への入賞球は入賞記憶可能となっており、この入賞記憶に基づいて、特別図柄表示領域における特別図柄の変動表示が行なわれる。遊技領域2aの中央部には、始動入賞口14,17への入賞記憶個数を表示する4個の特別図柄記憶LED(図示せず)が設けられている。この特別図柄記憶LEDの点灯個数により、始動入賞口14,17への入賞記憶個数を表示することができる。
また、特別図柄表示領域に表示される特別図柄は、例えば「0」、「1」、「2」・・・「9」等の3列の数字からなり、始動入賞口17へ遊技球が入賞することを契機としてこれらの数字が変動表示されるようになっている。
なお、本実施の形態において、上述した入賞記憶個数や通過記憶個数は、それぞれ普通図柄記憶LED、特別図柄記憶LEDに表示されるようになっているが、これに限られず、他の表示方法により表示されてもよい。例えば、表示領域21aに表示されるようになっていてもよい。
また、遊技盤2の背面には、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など。以下、「演出情報画像」という。)等を表示可能な表示領域21aを備えた表示装置である液晶表示装置(LCD)21が配置されている。
なお、液晶表示装置21の表示領域21aは、演出画像やその他の報知情報を表示する情報表示領域と、普通図柄の変動表示を行う普通図柄表示領域(普通図柄表示装置)と、特別図柄(識別図柄)の変動表示を行う特別図柄表示領域(特別図柄表示装置)とからなっている。
遊技盤2が透明である本実施の形態では、液晶表示装置21の表示領域21aが遊技盤2を通して視認可能に配置されている。また、液晶表示装置21にかえて、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
また、図1および図2に示すように、ガラス扉9および上皿部4は一体化して形成されており、この一体化された開閉扉は、その一端がベースドア3aに回動可能に軸支され、他端がベースドア3aに係合するようになっている。なお、ガラス扉9は、可動可能に設けられた遊技盤2を視認可能に被うものである。
上皿部4はガラス扉9の下側に位置し、払い出された遊技球および遊技領域2aに打ち込まれる遊技球が貯留される上皿4aを有している。また、上皿4aに面して、この上皿4aへの遊技球の払出口4bが設けられている。上皿部4の所定の位置には、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を後述する下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー8が設けられている。
上皿部4の下側に位置する下皿部5は、ベースドア3aに固定されたプレート(遊技部品)50を備えており、プレート50の前面側に、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aが取り付けられている。また、下皿5aに面して、この下皿5aへの遊技球の払出口5bが設けられている。さらに、下皿5aの左側には、灰皿取付部5cが下皿5aと一体形成されており、この灰皿取付部5cに灰皿10が装着されている。
プレート50と前述したガラス扉9とは全体が金属メッキによって被覆されており、帯電防止が図られている。ガラス扉9は、このガラス扉9の左端部上下の金属製のヒンジ(図示せず)に開閉可能に支持されており、このヒンジに接続されているアース線を介して接地されている。なお、プレート50の帯電防止の機構については後述する。
図3に示すように、上皿4aの払出口4bと下皿5aの払出口5bとは払出通路部23を介して連通しており、発射装置22により発射されたが遊技領域2aに進入できなかった遊技球、および上皿4aからオーバーフローした遊技球がこの払出通路部23により下皿5aへと導かれる。
下皿5aの右側に位置するハンドル7は前述したプレート50に取り付けられて前方へ突出しており、レール11(図2)を介して遊技盤2の遊技領域2aへ遊技球を打ち込む際に回動操作される。すなわち、ハンドル7を回動することにより発射装置22が動作し、これにより上皿4aから発射装置22に送り込まれた遊技球が遊技領域2aに向けて弾発的に発射される。発射された遊技球は緩やかに湾曲したレール11に案内されて弧を描くように上昇し、遊技領域2aに送り込まれる。なお、ハンドル7あるいはその近傍には、遊技球の発射を停止させるストップボタン(図示せず)が設けられている。
ガラス扉9の上側に位置するカバー6はベースドア3aに固定されており、カバー6の左右の部位6a,6bは、ベースドア3aに設けられる左右のスピーカ8a,8b(図3)にそれぞれ対応して、スピーカ8a,8bからの音声が聞こえるような構造になっている。
次に、図4を用いてベースドア3aの背面側の構成について説明する。
図4は、ベースドア3aの背面側および基板ケースカバー35を示す背面図である。
図4のベースドア3a背面側において、向かって右側がヒンジを介してベース枠3bに回動可能に支持されて装着されている側であり、左側が開閉端側である。なお、遊技機内部が開放される場合は、開閉端側から開放される。
同図に示すように、ベースドア3aの背面には、遊技機1の動作を実現するためのさまざまな電子部品や電子部品等を実装した基板等が搭載されている。
例えば、ベースドア3aの背面中央には、主制御基板(図示せず)を保持する主制御基板ケース31が、ベースドア3aの背面の中央よりやや上右側には枠中継基板を搭載する枠中継基板ケース(図示せず)が、ベースドア3aの背面の中央よりやや下左側には電源基板(図示せず)を保持する電源基板ケース32が、そして、ベースドア3aの背面の中央よりやや下右側には、払出制御基板を保持する払出基板ケース(図示せず)がそれぞれ搭載されている。
ここで、主制御基板は、パチンコ機1の遊技の進行を制御する主制御回路が搭載された基板である。枠中継基板は、AC電源の取り込みや基板間の信号の中継を行う基板である。電源基板は、各電子部品が動作するために必要な電圧の電源を生成する基板である。また、払出制御基板は、賞球や貸球等を下皿部5に向けて払出す払出装置(図示せず)を駆動制御する基板である。
なお、ベースドア3aの背面の上部には遊技球が貯留される貯留タンク33が配置されている。さらに、ベースドア3aの背面の各所には、電子部品を搭載した基板間を電気的に接続する配線(図示せず)が伸びている。
そして、ベースドア3aの背面の中央よりやや上左側、すなわち主制御基板ケース31の上方には、副制御基板ケース34が搭載されている。副制御基板ケース34には、主制御基板の主制御回路から受ける制御信号に基づいて所定の制御を実行する副制御回路が搭載された副制御基板(図示せず)が格納されている。
なお、本実施の形態においては、副制御基板により、液晶表示装置21の表示領域21aの画像表示制御や、遊技機1の各所に配置されているランプ・LED(図示せず)等の発光表示制御、スピーカ8a,8bからの音出力制御が行われる。
そして、副制御基板ケース34の図面左側および電源基板ケース32の図面左側には、基板ケースカバー35が回動可能に軸支される軸部30a,30bがそれぞれ設けられている。すなわち、基板ケースカバー35は、この軸部30a,30bに軸支されることによりベースドア3a背面側に開閉可能に取り付けられている。これにより、副制御基板ケース34、主制御基板ケース31、枠中継基板ケース、電源基板ケース32、払出制御基板ケース等の基板ケースが、当該基板ケースカバー35に覆われて保護される。
なお、基板ケースカバー35の開閉端側には、基板ケースカバー35の回動を防止する固定部36。この固定部36にはネジ孔が形成されており、ネジ等でベースドア3aの背面側に固定されて取り付けられている。
そして、図5に示すように、以上の構成を有するベースドア3aがベース枠3bにヒンジ37a,37bを介して開閉可能にはめ込まれている。
ベースドア3aを抽出して示す図6および図7において、ベースドア3aの裏面には、このベースドア3aを背面側から見て右側の辺に沿って、金属製の板状体からなる導電性部材51が上下方向に延びて取り付けられている。
この導電性部材51はアース線を介して接地電位とされており、複数箇所(本実施の形態では、上部、下部および中央部の3箇所)でベースドア3aにネジ止めにより固定されている。
すなわち、図8に示す下部のネジ止め構造については、次のようになっている。なお、本実施の形態において、上部および中央部のネジ止め構造についても、下部と同一となっている。
図9に示すように、ベースドア3aの裏面にはボス(突起部)3a−1が形成されている。このボス3a−1には、ネジ52が螺合可能なネジ穴3a−1aがその突出方向に沿って延びている。また、導電性部材51のボス3a−1に対応する箇所には、ネジ52の胴部52aが貫通可能で、ネジ52の頭部52bが貫通不能な内径のネジ貫通孔51aが形成されている。これにより、ネジ52の胴部52aを導電性部材51のネジ貫通孔51aに貫通させてこれをベースドア3aのネジ穴3a−1aへ螺合させることにより、導電性部材51がベースドア3aに取り付けられる。
ここで、前述したプレート50の裏面には、図9に示すように、ボス(突起部)50−1が形成され、その下方にはボス50−1よりも短いボス(突起部)50−2が形成されている。これらのボス50−1,50−2には、ネジ52が螺合可能なネジ穴50−1a,50−2aが、その突出方向に沿って延びて形成されている。
導電性部材51とベースドア3aとが重なり合うボス50−1の位置では、導電性部材51の下端部がボス50−1の先端に当接するように屈曲されており、ベースドア3aがこのような導電性部材51の屈曲形状に沿った段差を形成している。そして、導電性部材51のボス50−1に対応する箇所には、ネジ52の胴部52aが貫通可能で、ネジ52の頭部52bが貫通不能な内径のネジ貫通孔51aが形成されている。また、ベースドア3aのボス50−1に対応する箇所には、ボス50−1の外径よりもやや大きな内径のネジ貫通孔3aaが形成されている。さらに、図示するように、ボス50−1はベースドア3aのネジ貫通孔3aaを貫通して導電性部材51に当接する長さになっている。
したがって、ネジ52の胴部52aを導電性部材51のネジ貫通孔51aに貫通させてこれをプレート50のネジ穴50−1aへ螺合させると、導電性部材51が、ベースドア3aのネジ穴3aaを貫通したボス50−1の先端に当接した状態でベースドア3aに取り付けられる。
前述のように、金属製板状体の導電性部材51は接地電位とされているので、プレート50に形成されたボス50−1が導電性部材51に当接することにより、プレート50もまた接地電位となる。これにより、プレート50には静電気は蓄積されなくなるので、あらためてベースドア3aにメッキ等による被覆を行わなくてもプレート50の帯電が防止される。したがって、ベースドア3aをメッキ等するための被覆行程とこれに伴うメッキ材料のコスト削減が図れるので、遊技機の製造コストの低減を図りつつ、効率よく除電を行うことが可能になる。
また、プレート50のボス50−1と導電性部材51とをネジ52を用いて固定しているので、両者の接触面積がネジ52によって拡大することになり、除電効果がより高まる。但し、ネジ52を用いず、導電性部材51がプレート50のボス50−1に圧接するようにしてもよい。
一方、導電性部材51が延在していないボス50−2の位置では、ベースドア3aのボス50−2に対応する箇所に、ネジ52の胴部52aが貫通可能で、ネジ52の頭部52bが貫通不能な内径のネジ貫通孔3abが形成されている。そして、図示するように、ボス50−2はベースドア3aに当接する長さとなっている。
したがって、ネジ52の胴部52aをベースドア3aのネジ貫通孔3abに貫通させてこれをプレート50のネジ穴50−2aへ螺合させると、ベースドア3aとボス50−2の先端とが当接した状態でプレート50がベースドア3aに固定される。なお、プレート50をベースドア3aに固定するためのネジ52が螺合されるボス50−2は、図9に示す他にも、複数箇所に形成されている。
このように、本実施の形態の遊技機によれば、プレート50を接地電位の導電性部材51に当接させることにより静電気を逃がしていることから、あらためてベースドア3aにメッキ等による被覆を行わなくてもプレート50の帯電が防止される。したがって、ベースドア3aのメッキ被覆行程とこれに伴うメッキ材料のコスト削減が図れ、製造コストの低減を図りつつ、効率よく除電を行うことが可能になる。
なお、以上の説明では、導電性部材51として金属製板状体を用い、これをベースドア3aを背面側から見て右側の辺に沿って上下方向に延びて取り付け、複数箇所でベースドア3aにネジ固定しているが、取付箇所は、これ以外の辺であってもよく、複数の辺に跨っていてもよく、さらには枠状に形成して四辺全てに取り付けられていてもよい。
また、固定箇所は1箇所でもよいが、本実施の形態のように複数箇所にすれば、金属製板状体である導電性部材51によりベースドア3aが補強されるようになるので、ベースドア3aの剛性が向上することとなる。
さらに、導電性部材51としては金属製板状体である必要はなく、文字通り導電性を有する部材であれば、様々なものを適用することができる。
また、以上の説明では、プレート50は金属メッキにより被覆されているが、必ずしもメッキを施す必要はない。但し、本実施の形態のようにプレート50にメッキ等の導電性材料を被覆すれば、プレート50における静電気の帯電を、少量の導電性材料により効果的に防止することができる。
また、プレート50をカーボン等の導電性部材を混入した樹脂により成形しても、効果的に除電を行うことが可能になる。
さらに、以上の説明では、遊技部品としてプレート50が示されているが、遊技部品はプレート50に限定されるものではない。すなわち、ベースドア3aの前面における遊技者が触接可能な位置に取り付けられている様々なものが本発明の遊技部品として適用可能である。
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機を適用した場合が説明されているが、本発明はパチンコ遊技機に限定されるものではなく、たとえばスマートボールや雀球など遊技媒体として遊技球が用いられる様々な遊技機に適用することが可能である。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a ベースドア(本体枠)
3a−1 ボス(突起部)
3a−1a ネジ穴
3aa ネジ穴
3aa ネジ貫通孔
3ab ネジ貫通孔
3b ベース枠(外枠)
50 プレート(遊技部品)
50−1,50−2 ボス(突起部)
50−1a,50−2a ネジ穴
51 導電性部材
51a ネジ貫通孔
52 ネジ
52a 胴部
52b 頭部
2 遊技盤
2a 遊技領域
3 遊技機本体
3a ベースドア(本体枠)
3a−1 ボス(突起部)
3a−1a ネジ穴
3aa ネジ穴
3aa ネジ貫通孔
3ab ネジ貫通孔
3b ベース枠(外枠)
50 プレート(遊技部品)
50−1,50−2 ボス(突起部)
50−1a,50−2a ネジ穴
51 導電性部材
51a ネジ貫通孔
52 ネジ
52a 胴部
52b 頭部
Claims (4)
- 遊技球が転動流下する遊技領域を備えた遊技盤が取り付けられ、外枠に対して開閉可能に取り付けられた本体枠と、
前記本体枠の裏面に設けられ、接地電位とされた導電性部材と、
突起部が裏面に形成され、前記本体枠の前面における遊技者が触接可能な位置に取り付けられた遊技部品とを有し、
前記遊技部品は、前記突起部が前記本体枠を貫通して前記導電性部材に当接した状態で前記本体枠に取り付けられる、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記突起部は、当該突起部の突出方向に沿って延びてネジが螺合可能なネジ穴を備え、
前記導電性部材は、前記ネジの胴部が貫通するとともに、前記ネジの頭部が貫通不能なネジ貫通孔を備え、
前記遊技部品は、前記ネジの胴部を前記ネジ貫通孔に貫通させるとともに前記ネジ穴へ螺合することによって前記本体枠に取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記導電性部材は、前記本体枠の少なくとも一辺に沿って設けられるとともに複数箇所で前記本体枠に固定された金属製板状体であることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
- 前記遊技部品は、導電性材料によって被覆されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006151030A JP2007319300A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006151030A JP2007319300A (ja) | 2006-05-31 | 2006-05-31 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|---|
JPS63109188A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | Kawasaki Steel Corp | 黒色化処理鋼板の製造方法 |
JPH0999160A (ja) * | 1995-10-09 | 1997-04-15 | Sophia Co Ltd | 弾球遊技機 |
JP2002224375A (ja) * | 2001-02-06 | 2002-08-13 | Adachi Light Co Ltd | パチンコ機の球受皿 |
-
2006
- 2006-05-31 JP JP2006151030A patent/JP2007319300A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63109188A (ja) * | 1986-10-27 | 1988-05-13 | Kawasaki Steel Corp | 黒色化処理鋼板の製造方法 |
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