JP2002220256A - 無鉛ガラス、電子回路基板用組成物および電子回路基板 - Google Patents

無鉛ガラス、電子回路基板用組成物および電子回路基板

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JP2002220256A
JP2002220256A JP2001013645A JP2001013645A JP2002220256A JP 2002220256 A JP2002220256 A JP 2002220256A JP 2001013645 A JP2001013645 A JP 2001013645A JP 2001013645 A JP2001013645 A JP 2001013645A JP 2002220256 A JP2002220256 A JP 2002220256A
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mol
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Hiroshi Usui
寛 臼井
Hitoshi Onoda
仁 小野田
Yasuko Douya
康子 堂谷
Tsuneo Manabe
恒夫 真鍋
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Asahi Glass Co Ltd
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    • C03C3/083Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound
    • C03C3/085Glass compositions containing silica with 40% to 90% silica, by weight containing aluminium oxide or an iron compound containing an oxide of a divalent metal
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    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】900℃以下で焼成して電子回路基板を作製で
きる低誘電率、低誘電損失の無鉛ガラスの提供。 【解決手段】モル%表示で、本質的に、SiO2:45
〜60%、B23:0〜10%、Al23:5〜18
%、MgO:5〜40%、CaO:7〜40%、SrO
+BaO:0〜20%、ZnO:0〜10%、TiO2
+ZrO2:0〜5%、Li2O+Na2O+K2O:0〜
5%、からなる無鉛ガラス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼成して電子回路
基板を作製するのに好適な無鉛ガラスおよび電子回路基
板用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子回路基板として、アルミ
ナ粉末を焼結して作製されるアルミナ基板が広く使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記アルミナ基板にお
いては、アルミナ粉末の焼結温度が約1600℃と高い
ために、アルミナ基板作製と同時に焼成する電極の材料
としてタングステン(融点:3400℃)、モリブデン
(融点:2620℃)等の高融点金属しか使用できず、
比抵抗が小さいが融点が1600℃以下である銀(融
点:962℃)等の非・高融点金属を基板作製と同時に
焼成する電極材料として使用できない問題があった。
【0004】近年、前記アルミナ粉末に代わる、900
℃以下で焼成して電子回路基板を作製できる無鉛ガラス
粉末が求められている。本発明は、以上の課題を解決す
る無鉛ガラス、電子回路基板用組成物および電子回路基
板の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記酸化物基
準のモル%表示で、本質的に、 SiO2 45〜60%、 B23 0〜10%、 Al23 5〜18%、 MgO 5〜40%、 CaO 7〜40%、 SrO+BaO 0〜20%、 ZnO 0〜10%、 TiO2+ZrO2 0〜5%、 Li2O+Na2O+K2O 0〜5%、 からなる無鉛ガラスを提供する。
【0006】また、質量百分率表示で、本質的に、前記
無鉛ガラスの粉末:60〜100%、セラミックフィラ
ー:0〜40%、からなる電子回路基板用組成物を提供
する。また、前記電子回路基板用組成物を焼成して得ら
れる電子回路基板を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の無鉛ガラス(以下本発明
のガラスという。)は通常、粉末化してガラス粉末とさ
れる。該ガラス粉末は、必要に応じてフィラー等と混合
し、焼成して電子回路基板を作製するのに好適である。
【0008】本発明のガラスの軟化点TSは910℃以
下であることが好ましい。910℃超では、本発明のガ
ラスの粉末を900℃以下で焼成して電子回路基板を作
製することが困難になるおそれがある。より好ましくは
900℃以下である。
【0009】本発明のガラスの1MHzでの比誘電率ε
は8.5以下であることが好ましい。8.5超では電子
回路基板に用いることが困難になるおそれがある。より
好ましくは8以下である。
【0010】本発明のガラスの1MHzでの誘電損失t
anδは0.02以下であることが好ましい。0.02
超では電子回路基板に用いることが困難になるおそれが
ある。より好ましくは0.01以下である。
【0011】本発明のガラスをシリコンチップ形成用電
子回路基板に用いる場合、本発明のガラスの50〜35
0℃における平均線膨張係数αは30×10-7〜80×
10 -7/℃であることが好ましい。80×10-7/℃超
では、電子回路基板上にシリコンチップを形成する場合
に、シリコンチップとの膨張係数マッチングが困難にな
るおそれがある。より好ましくは70×10-7/℃以下
である。30×10-7/℃未満ではやはりシリコンチッ
プとの膨張係数マッチングが困難になるおそれがある。
【0012】本発明のガラスは、その粉末を900℃で
焼成したときにアノーサイトが析出するものであること
が好ましい。900℃で焼成したときにアノーサイトを
析出しないものであると、本発明のガラスの粉末を用い
て作製した電子回路基板の強度が低下するおそれがあ
り、また、該電子回路基板がシリコンチップ形成用であ
る場合、そのαが大きくなってシリコンチップとの膨張
係数マッチングが困難になるおそれがある。
【0013】本発明のガラスは、電子回路基板のtan
δをより低下させるためには、その粉末を900℃で焼
成したときにディオプサイドまたはエンスタタイトが析
出するものであることが好ましい。なお、電子回路基板
がシリコンチップ形成用である場合、本発明のガラス
は、その粉末を900℃で焼成したときにディオプサイ
ドおよびエンスタタイトのいずれか1種以上とアノーサ
イトとが析出するものであることが好ましい。ディオプ
サイドおよびエンスタタイトのいずれもが析出しないも
のであるとtanδが大きくなるおそれがある。アノー
サイトが析出しないものであるとαが大きくなり、シリ
コンチップとの膨張係数マッチングが困難になるおそれ
がある。
【0014】次に、本発明のガラスの組成について、モ
ル%を単に%と記して以下に説明する。SiO2はネッ
トワークフォーマであり、またεを低下させる成分であ
り、またアノーサイトの構成成分であって、必須であ
る。45%未満では、εが大きくなる、またはアノーサ
イトが析出しにくくなる。好ましくは47.5%以上、
より好ましくは50%以上である。60%超ではTS
高くなりすぎる。
【0015】B23は必須ではないが、TSを低下させ
るために10%まで含有してもよい。10%超では化学
的耐久性が低下する。好ましくは8%以下、より好まし
くは4%以下である。
【0016】Al23は、ガラスを安定化させ、また化
学的耐久性を向上させる成分であり、またアノーサイト
の構成成分であって、必須である。5%未満ではガラス
が不安定になる、化学的耐久性が低下する、またはアノ
ーサイトが析出しにくくなる。好ましくは5.6%以
上、より好ましくは7%以上、特に好ましくは8%以上
である。18%超ではガラス溶融温度が高くなる、また
はTSが高くなる。好ましくは17%以下、より好まし
くは15%以下、特に好ましくは13%以下である。
【0017】MgOは、εまたはtanδを低下させ
る、ガラスを安定化させる、またはガラス溶融温度を低
下させる効果を有し、必須である。5%未満では前記効
果が小さい。好ましくは9%以上、より好ましくは12
%以上である。40%超ではかえってガラスが不安定に
なる。αを小さくしたい場合、好ましくは35%以下、
より好ましくは27%以下である。
【0018】CaOは、ガラス溶融温度を低下させる成
分であり、またアノーサイトの構成成分であって、必須
である。7%未満ではガラス溶融温度が高くなる、また
はアノーサイトが析出しにくくなる。好ましくは7.1
%以上、より好ましくは10%以上である。40%超で
は失透しやすくなる。好ましくは35%以下、より好ま
しくは30%以下、特に好ましくは25%以下である。
【0019】Al23の含有量と、MgOおよびCaO
の含有量の合計のモル比Al23/(MgO+CaO)
は、本発明のガラスの粉末を900℃で焼成したときの
アノーサイトの析出しやすさを示す指標である。Al2
3/(MgO+CaO)のモル比が0.12未満では
アノーサイトが析出しにくくなるおそれがある。好まし
くは0.14以上、より好ましくは0.15以上であ
る。
【0020】SrOおよびBaOはいずれも必須ではな
いが、ガラス溶融温度を低下させるためにこれら2成分
の含有量の合計が20%までの範囲で含有してもよい。
20%超ではガラスが失透しやすくなる、またはεが大
きくなる。好ましくは10%以下である。
【0021】ZnOは必須ではないが、ガラス溶融温度
を低下させるために10%まで含有してもよい。10%
超では化学的耐久性、特に耐酸性が低下する。好ましく
は5%以下である。耐酸性を向上させたい場合、ZnO
を含有しないことが好ましい。
【0022】TiO2およびZrO2はいずれも必須では
ないが、ガラス溶融温度を低下させるために、または焼
成時の結晶析出を促進するためにこれら2成分の含有量
の合計が5%までの範囲で含有してもよい。5%超では
ガラスが不安定になる、またはεが大きくなる。好まし
くは3%以下、より好ましくは2%以下である。
【0023】Li2O、Na2OおよびK2Oはいずれも
必須ではないが、ガラス溶融温度を低下させるために、
またはTSを低下させるために、これら3成分の含有量
の合計が5%までの範囲で含有してもよい。5%超では
電気絶縁性が低下する、εが大きくなる、またはtan
δが大きくなる。好ましくは1%以下、より好ましくは
0.5%以下である。基板作製と同時に焼成する電極材
料として銀を使用する場合、Liイオン、Naイオンま
たはKイオンの銀への拡散を防止するために前記含有量
の合計は0.1%以下とすることが好ましい。
【0024】本発明のガラスは本質的に上記成分からな
るが、他の成分を本発明の目的を損なわない範囲で含有
してもよい。該「他の成分」の含有量の合計は、好まし
くは10%以下であることが好ましい。10%超ではガ
ラスが失透しやすくなるおそれがある。より好ましくは
5%以下である。
【0025】前記「他の成分」として次のようなものが
例示される。すなわち、ガラス溶融温度を低下させるた
めにBi23、P25、F等を含有してもよい。また、
ガラスを着色するために、Fe23、MnO、CuO、
CoO、V25、Cr23等の着色成分を含有してもよ
い。なお、本発明のガラスはPbOを含有しない無鉛ガ
ラスである。
【0026】次に、本発明の電子回路基板用組成物の組
成について、質量百分率表示を用いて以下に説明する。
本発明のガラスの粉末は必須である。60%未満では焼
結しにくくなり、900℃以下で焼成して電子回路基板
を作製することが困難になる。好ましくは70%以上で
ある。
【0027】セラミックフィラーは必須ではないが、本
発明の電子回路基板用組成物を焼成して得られる焼成体
のαを低下させるために、または該焼成体の強度を大き
くするために40%まで含有してもよい。40%超では
焼結しにくくなる。好ましくは30%以下である。
【0028】セラミックフィラーは、融点が1000℃
以上であるセラミックス粉末または軟化点が1000℃
以上であるガラス粉末であることが好ましい。また、前
記焼成体のαを低下させたい場合、セラミックフィラー
のαは90×10-7/℃以下であることが好ましい。
【0029】セラミックフィラーは、α−石英(転移温
度:1450℃)、非晶質シリカ(TS:1500
℃)、アルミナ(融点:2050℃)、マグネシア(融
点:2820℃)、フォルステライト(融点:1890
℃)、コージエライト(転移温度:1450℃)、ムラ
イト(融点:1850℃)、ジルコン(融点:1680
℃)およびジルコニア(融点:2710℃)からなる群
から選ばれた無機物の1種以上の粉末であることが好ま
しい。前記焼成体のαを低下させたい場合、セラミック
フィラーは、非晶質シリカ、アルミナ、コージエライ
ト、ムライトおよびジルコンからなる群から選ばれた無
機物の1種以上の粉末であることがより好ましい。
【0030】本発明の電子回路基板用組成物は本質的に
上記成分からなるが、他の成分を本発明の目的を損なわ
ない範囲で含有してもよい。該「他の成分」の含有量の
合計は10%以下であることが好ましい。より好ましく
は5%以下である。前記「他の成分」として、たとえば
耐熱着色顔料が挙げられる。
【0031】本発明の電子回路基板用組成物を電子回路
基板作製に用いる場合、通常、グリーンシート化して使
用される。すなわち、該電子回路基板用組成物は樹脂と
混合される。次に、溶剤等を添加してスラリーとし、ポ
リエチレンテレフタレート等のフィルム上にドクターブ
レード法等によってこのスラリーをシート状に成形す
る。最後に乾燥して溶剤等を除去しグリーンシートとさ
れる。なお、前記樹脂として、ポリビニルブチラール、
アクリル樹脂等が、前記溶剤として、フタル酸ジブチ
ル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ブチルベンジル等
が、それぞれ例示される。前記グリーンシートは焼成さ
れて電子回路基板とされる。
【0032】本発明の電子回路基板は、たとえば、先に
述べたように本発明の電子回路基板用組成物をグリーン
シート化し、焼成して作製される。本発明の電子回路基
板のεは8.5以下であることが好ましい。本発明の電
子回路基板のtanδは0.02以下であることが好ま
しい。本発明の電子回路基板がシリコンチップ形成用で
ある場合、そのαは40×10-7〜70×10-7/℃で
あることが好ましい。
【0033】
【実施例】表1のSiO2〜K2Oの欄にモル%表示で示
した組成となるように原料を調合、混合し、該混合され
た原料を白金ルツボに入れて1500℃で120分間溶
融後、溶融ガラスを流し出した。得られたガラスの一部
をアルミナ製ボールミルで10時間粉砕してガラス粉末
とした。残りのガラスは塊の状態でガラス転移点付近の
温度で徐冷した。なお、表1中の「Al23/RO」は
Al23/(MgO+CaO)を、表2は質量百分率表
示組成を示す。
【0034】例1〜7のガラス粉末について、TS(単
位:℃)、焼結性、析出結晶、ε、tanδ、α(単
位:10-7/℃)を測定または評価した。結果を表1に
示す。 TS:示差熱分析により昇温速度10℃/分で室温から
1000℃までの範囲で測定した。なお、アルミナ粉末
を標準物質とした。
【0035】焼結性:ガラス粉末2gを直径12.7m
mの円柱状に加圧成形したものを試料とした。この試料
を900℃に60分間保持して得た焼成体を肉眼で観察
した。該焼成体が緻密に焼結しており、また該焼成体に
クラックが認められないこと(表1では○で示す。)が
好ましい。
【0036】析出結晶:ガラス粉末を900℃で30分
間焼成して得られた焼成体を粉砕して、X線回折により
析出結晶を同定した。表1中、Aはアノーサイトを、E
はエンスタタイトを、Dはディオプサイドをそれぞれ示
す。
【0037】ε、tanδ:ガラス粉末40gを60m
m×60mmの金型に入れて加圧成形したものを、90
0℃で60分間焼成した。得られた焼成体を50mm×
50mm×3mmに加工し、LCRメーターを使用し
て、20℃、1MHzにおける誘電率と誘電損失を測定
した。
【0038】α:ガラス粉末を900℃で30分間焼成
して得られた焼成体を直径2mm、長さ20mmの円柱
状に加工したものを試料とし、示差熱膨張計を使用して
測定した。
【0039】また、例1のガラス粉末:70質量部とア
ルミナ粉末:30質量部を混合してガラスセラミックス
組成物(実施例)を作製し、上記と同様にして、焼結
性、析出結晶、ε、tanδを測定または評価した。そ
の結果、焼結性は○、析出結晶はアノーサイト、エンス
タタイト、ディオプサイドおよびアルミナ、εは7.
5、tanδは0.009であった。
【0040】さらに、例1のガラス粉末および前記ガラ
スセラミックス組成物をそれぞれ金型を用いて加圧成形
し、得られた成形体を900℃で30分間焼成して得ら
れた焼成体を厚さ500mmの平板状試料に加工して、
空洞共振法を用いて20GHzにおける誘電率、誘電損
失を測定した。誘電率、誘電損失は、例1のガラス粉末
を用いて得られた焼成体についてはそれぞれ4.6、
0.009、前記ガラスセラミックス組成物を用いて得
られた焼成体についてはそれぞれ4.6、0.004で
あった。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、焼成温度が900℃以
下であって、1MHzでの誘電率および誘電損失が小さ
い電子回路基板が得られる。さらに、シリコンチップと
の膨張係数マッチングが可能な電子回路基板が得られ
る。また、焼成温度が900℃以下であって、20GH
zでの誘電率および誘電損失も小さい電子回路基板が得
られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 恒夫 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4G062 AA01 AA10 AA11 AA15 BB01 CC01 DA05 DA06 DB03 DB04 DC01 DC02 DC03 DD01 DD02 DD03 DE01 DE02 DE03 DF01 EA01 EA02 EA03 EB01 EB02 EB03 EC01 EC02 EC03 ED03 ED04 ED05 EE03 EE04 EE05 EF01 EF02 EF03 EF04 EG01 EG02 EG03 EG04 FA01 FA10 FB01 FB02 FB03 FC01 FC02 FC03 FD01 FE01 FF01 FF02 FF03 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA02 GA03 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 GE02 GE03 HH01 HH03 HH04 HH07 HH08 HH09 HH10 HH11 HH12 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM28 NN30 NN32 NN40 PP01 PP02 PP03 PP06 PP09 QQ17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記酸化物基準のモル%表示で、本質的
    に、 SiO2 45〜60%、 B23 0〜10%、 Al23 5〜18%、 MgO 5〜40%、 CaO 7〜40%、 SrO+BaO 0〜20%、 ZnO 0〜10%、 TiO2+ZrO2 0〜5%、 Li2O+Na2O+K2O 0〜5%、 からなる無鉛ガラス。
  2. 【請求項2】Al23/(MgO+CaO)のモル比が
    0.12以上である請求項1に記載の無鉛ガラス。
  3. 【請求項3】Al23/(MgO+CaO)のモル比が
    0.14以上である請求項1に記載の無鉛ガラス。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載の無鉛ガラス
    であって、粉末化して900℃で焼成したときにアノー
    サイトが析出する無鉛ガラス。
  5. 【請求項5】質量百分率表示で、本質的に、請求項1、
    2、3または4に記載の無鉛ガラスの粉末:60〜10
    0%、セラミックフィラー:0〜40%、からなる電子
    回路基板用組成物。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の電子回路基板用組成物を
    焼成して得られる電子回路基板。
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