JP2002219504A - 熱間圧延方法とその装置 - Google Patents

熱間圧延方法とその装置

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JP2002219504A
JP2002219504A JP2001013651A JP2001013651A JP2002219504A JP 2002219504 A JP2002219504 A JP 2002219504A JP 2001013651 A JP2001013651 A JP 2001013651A JP 2001013651 A JP2001013651 A JP 2001013651A JP 2002219504 A JP2002219504 A JP 2002219504A
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finishing
rolling mill
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Kazuyoshi Kimura
和喜 木村
Hisayoshi Tachibana
久好 橘
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱延鋼板を仕上圧延する際の仕上温度を高精
度に制御することができ、更に、高精度に制御するため
に必要な制御系の設備費を低減することができる熱間圧
延方法とその装置を提供する。 【解決手段】粗圧延機の出口における被圧延材のスキッ
ドマーク温度変動波長や加熱装置のユニットの長さに基
づき設定される間隔で粗圧延材の長手方向に複数の制御
点を設け、粗圧延機の出側で複数の制御点における粗圧
延材の温度を測定し、測定した粗圧延材の温度に基づき
仕上圧延機の出口における複数の制御点に対応するそれ
ぞれの部位の仕上圧延材の温度を予測し、予測した仕上
圧延材の温度が目標温度になるように加熱装置で粗圧延
材を加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗圧延機と仕上圧
延機とで圧延された熱延鋼板の温度分布を均一に制御す
るための熱間圧延方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱延鋼板は、被圧延材であるスラブを加
熱炉にて加熱した後、粗圧延機で粗圧延して粗圧延材
(以下、粗バーともいう)とし、次いで、この粗バーを
複数のスタンドからなる仕上圧延機で仕上圧延すること
により製造される。
【0003】仕上圧延では、製品の機械的特性を確保す
るために、仕上圧延機の出口の被圧延材温度(以下、仕
上温度ともいう)を適正にすることが重要であり、仕上
圧延機内での被圧延材の温度降下を考慮して仕上圧延機
の出口の圧延速度(以下、仕上速度ともいう)が決定さ
れる。例えば、低炭素鋼製の熱延鋼板の圧延では、機械
的特性を確保するために仕上温度の下限値を830℃と
し、また、圧延ロールの肌荒れ防止の観点から仕上温度
の上限値を880℃とし、仕上温度が下限値と上限値と
の間の目標温度になるように仕上速度が設定される。
【0004】しかし、被圧延材の先端部や後端部の仕上
速度は、通板トラブルを避けるため、仕上温度の確保に
必要な仕上速度以下となることがある。すなわち、先端
部が仕上圧延機を通過後に仕上温度が確保できる仕上速
度まで加速し、後端部が仕上圧延機の最初のスタンドを
抜けた時点から減速するという方法を取らざるを得ない
ことがあり、仕上温度を長手方向に一定にすることは難
しい。
【0005】そこで、仕上圧延機の入側で被圧延材を加
熱して仕上温度を一定の温度にする方法が提案されてい
る。例えば、特開平10−230313号公報には、粗
圧延機と仕上圧延機の間にソレノイド型誘導加熱装置を
設置し、仕上温度が長手方向に一定になるように粗バー
を加熱制御する圧延方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2303
13号公報に開示されているように、粗バーの温度など
から仕上温度を予測し、予測した仕上温度に基づき加熱
パターンを決定して仕上圧延機の入側で粗バーを加熱す
ることにより仕上温度を一定に制御するためには、仕上
温度の制御精度とその制御精度を得るために必要とする
制御系への投資額とのバランスが重要となる。
【0007】仕上温度を長手方向に一定とする制御は、
粗バーを長手方向に所定の間隔で分割して形成した複数
の点(以下、制御点という)に対して行われる。制御精
度を高めるためには、制御点の数が多いほど有効である
が、粗バーの長手方向の位置を高精度にトラッキングす
る装置や計算処理能力の高い制御系が必要となり、設備
費が嵩むと言った問題がある。一方、長手方向の分割を
粗くし、制御する間隔を広くすると十分な制御精度が得
られないという問題がある。
【0008】すなわち、仕上圧延機の入側で粗バーを加
熱して仕上温度を一定に制御するためには、粗バーの長
手方向に複数の制御点を形成する際の制御点の間隔が重
要となる。しかし、特開平10−230313号公報に
は、制御点の間隔に関しては何ら記載されていない。
【0009】本発明の課題は、熱延鋼板を仕上圧延する
際の仕上温度を高精度に制御することができ、更に、高
精度に制御するために必要な制御系の設備費を低減する
ことができる熱間圧延方法とその装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】周知のように、粗バーに
は加熱炉でのスラブの加熱むらに基因するスキッドマー
クによる温度低下が長手方向に周期的に発生する。
【0011】本発明者は、制御精度に及ぼす粗圧延機出
口でのスキッドマークの温度変動の波長(スキッドマー
ク温度変動波長)と制御点の間隔との関係について鋭意
検討し、制御点の間隔をスキッドマーク温度変動波長の
4分の1以下にすることにより鋼板の機械的特性の観点
から十分な制御精度が得られることを知見した。
【0012】制御点間の間隔を短くすることにより制御
精度は向上する。しかし、1個以上のソレノイドコイル
と該ソレノイドコイルを制御する1つの制御部とをそれ
ぞれ有する複数のユニットを備える加熱装置において、
制御点間の間隔を加熱装置のユニットの長さより小さく
しても制御精度は飽和し、制御系の設備投資費は増加す
る。したがって、制御点間の間隔は、ユニットの長さ以
上とするのがよいことが判った。
【0013】本発明は、上記知見に基づき完成されたも
ので、その要旨は以下のとおりである。 (1)スラブを粗圧延機で粗圧延材に粗圧延し、該粗圧
延機の下流に配置した加熱装置で前記粗圧延材を加熱
後、仕上圧延機に供給しして仕上圧延材に仕上圧延する
方法であって、前記加熱装置は、1個以上のソレノイド
コイルと該ソレノイドコイルを制御する制御部とをそれ
ぞれが有する複数のユニットを備え、前記粗圧延機の出
口における被圧延材のスキッドマーク温度変動波長およ
び/または前記ユニットの長さに基づき設定される間隔
で前記粗圧延材の長手方向に複数の制御点を設け、前記
粗圧延機の出側で前記複数の制御点における粗圧延材の
温度を測定し、測定した前記粗圧延材の温度に基づき仕
上圧延機の出口における前記複数の制御点に対応するそ
れぞれの部位の仕上圧延材の温度を予測し、予測した該
仕上圧延材の温度が目標温度になるように前記加熱装置
で前記粗圧延材を加熱することを特徴とする熱間圧延方
法。
【0014】(2)前記間隔が、粗圧延機の出口におけ
る被圧延材のスキッドマーク温度変動波長の4分の1以
下であることを特徴とする上記(1)項に記載の熱間圧
延方法。
【0015】(3)前記間隔がユニットの長さ以上であ
ることを特徴とする上記(1)項または(2)項に記載
の熱間圧延方法。 (4)スラブを粗圧延材に粗圧延する粗圧延機と、粗圧
延材を仕上圧延材に仕上圧延する仕上圧延機と、前記粗
圧延機と該仕上圧延機の間で前記粗圧延材を加熱する加
熱装置とを備える熱間圧延装置であって、前記加熱装置
は、1個以上のソレノイドコイルと該ソレノイドコイル
を制御する制御部とをそれぞれが有する複数のユニット
を備え、さらに、前記粗圧延機の出口における被圧延材
のスキッドマーク温度変動波長および/または前記ユニ
ットの長さに基づき設定される間隔で前記被圧延材の長
手方向に設けた複数の制御点の前記粗圧延機の出側にお
ける粗圧延材の温度を求める温度計算系と、求めた前記
粗圧延材の温度に基づき仕上圧延機の出口における前記
複数の制御点に対応するそれぞれの部位の仕上圧延材の
温度を予測し、予測した該仕上圧延材の温度が目標温度
になるように前記加熱装置で前記粗圧延材を加熱する温
度制御系とを備えることを特徴とする熱間圧延装置。
【0016】(5)前記間隔が、粗圧延機の出口におけ
る被圧延材のスキッドマーク温度変動波長の4分の1以
下であることを特徴とする上記(4)項に記載の熱間圧
延装置。
【0017】(6)前記間隔が前記ユニットの長さ以上
であることを特徴とする上記(4)項または(5)項に
記載の熱間圧延装置。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は、本実施形態の熱間圧延装置の構
成を模式的に示す説明図である。同図に示すように、こ
の熱間圧延装置は、粗圧延機10、仕上圧延機20、加
熱装置30、温度計算系40および温度制御系50を備
える。以下、これらの構成要素について、順次説明す
る。
【0019】粗圧延機:粗圧延機10は複数の粗スタン
ド(図では最終スタンドのみ示す)から構成され、加熱
炉で所定の温度に加熱されたスラブを複数の粗スタンド
で所定の厚さと幅を有する粗バー1に粗圧延する。
【0020】仕上圧延機:仕上圧延機20は複数の仕上
スタンド(図では7基の仕上げスタンド:F1〜F7)
から構成され、粗圧延機10により得られる粗バー1を
複数の仕上スタンドで所定の厚さと幅を有する仕上圧延
材に仕上圧延する。
【0021】加熱装置:加熱装置30は複数のユニット
から構成され、それぞれのユニットには1個以上のソレ
ノイドコイルを1つのグループとして制御する制御部が
設けられる。加熱装置30は、粗圧延機10と仕上圧延
機20との間に配置され、後述する温度制御系からの加
熱指令に基づいて粗バーを誘導加熱する。なお、加熱装
置は粗バーの加熱効率の点から仕上圧延機に近接して、
例えば仕上圧延機から上流側に約20m以内の範囲に設
けるのがよい。
【0022】図2は、6個のソレノイドコイルを有する
加熱装置の構成例を示す模式図で、同図(a)は6個の
ユニット31からなり1個のソレノイドコイル32を1
つの制御部33で制御する場合、同図(b)は3個のユ
ニット31からなり2個のソレノイド32を1つの制御
部33で制御する場合、同図(c)は2個のユニット3
1からなり3個のソレノイド32を1つの制御部33で
制御する場合である。
【0023】温度計算系:図1に示すように、温度計算
系40は、粗圧延機10の出口に設けられた粗圧延機出
口温度計41、サンプリング装置42、温度計算装置4
3および記憶装置44を備える。サンプリング装置42
には、スキッドマーク温度変動波長や加熱装置のユニッ
トの長さに基づき決定される制御点の間隔がサンプリン
グ間隔として予め設定される。
【0024】ここに、制御点の間隔は、本発明の一の態
様では、粗圧延機出口の粗バーのスキッドマーク温度変
動波長の4分の1以下とするのが望ましい。その理由を
以下に説明する。
【0025】図3は、粗圧延機出口の粗バー温度と仕上
温度の長手方向分布の一例を示すグラフである。図3に
示すように、粗圧延機出口の粗バーには、加熱炉での加
熱むらに起因するスキッドマークによる長手方向の温度
変動が正弦波状に生じる。この長手方向の温度変動の間
隔Lrをスキッドマーク温度変動波長と呼ぶ。長手方向
に温度変動を有する粗バーを仕上圧延機で仕上圧延する
と、仕上温度は長手方向に変動する。制御点の間隔が粗
圧延機出口の粗バーのスキッドマーク温度変動波長Lr
の4分の1を超えると、仕上温度の変動が大きく、製品
の機械的特性の長手方向のばらつきが大きくなり、部分
的に機械的特性の許容範囲を超えることがある。したが
って、制御点の間隔は、スキッドマーク温度変動波長の
4分の1以下とするのが望ましい。
【0026】さらに、制御点の間隔は、本発明の別の態
様では、加熱装置のユニットの長さ以上とするのが望ま
しい。その理由を以下に説明する。加熱装置30は、図
2(a)〜(c)に例示するように、1つのユニットで
1個以上のソレノイドコイルを1つのグループとして制
御するものであり、加熱装置で制御できる最小の単位は
ユニット単位となる。したがって、制御点の間隔をユニ
ットの長さ未満としても、ユニットの長さより短い領域
の制御は不可能であり、制御点の間隔をユニットの長さ
として得られる制御精度より高い制御精度を得ることは
できない。したがって、制御点の間隔はユニットの長さ
以上とするのが望ましい。更に好ましくは、制御点の間
隔はユニットの長さ以上、ユニットの長さの2倍以下で
ある。
【0027】ユニットの長さLは、例えば、図2(a)
ではソレノイドコイルの長さ、図2(b)では2つのソ
レノイドコイルの長さの合計とコイル間隙との和、図2
(c)では3つのソレノイドコイルの長さの合計と2つ
のコイル間隙の合計との和となる。
【0028】図1において、粗圧延機出口温度計41で
連続的に測定された粗バー1の温度はサンプリング装置
42に出力され、前述のように決められたサンプリング
間隔に基づいてサンプリング処理される。サンプリング
装置42でサンプリング処理された各制御点の粗バーの
実績温度は温度計算装置43に出力される。
【0029】温度計算装置:温度計算装置43には、下
記式(1)〜(7)が予め設定されており、サンプリン
グ装置42でサンプリング処理された粗バーの実績温度
(以下、粗出口温度ともいう)と、圧延ラインの全体を
監視・統括する圧延ライン総括計算機(図示無し)から
得た粗圧延機と仕上圧延機との間の搬送テーブル速度パ
ターンと仕上圧延機の仕上速度パターンとに基づき、粗
出口温度を初期値とし、式(1)〜(6)を用いて仕上
温度を予測する。
【0030】 [数1] T=T0−ΔT (1) ΔT=ΔTw+ΔTa+ΔTr−ΔTq−ΔTBH (2) ΔTw=hw(T−Tw)・tw/(c・ρ・H) (3) ΔTa=ha(T−Ta)・ta/(c・ρ・H) (4) ΔTr=hr(T−Tr)・tr/(c・ρ・H) (5) ΔTq=G・η/(c・ρ・H) (6) ΔTBH=P/(c・ρ・H・B・V) (7) 但し、T:仕上温度、T0:粗出口温度、ΔT:被圧延
材の温度降下量、ΔTw:水冷による温度降下量、ΔT
a:空冷による温度降下量、ΔTr:ロール接触による
温度降下量、ΔTq:加工発熱による温度上昇量、ΔT
BH:加熱装置による温度上昇量、hw:水冷の熱伝達係
数、ha:空冷の熱伝達係数、hr:ロール接触による
熱伝達係数、Tw:水温、Ta:気温、Tr:ロール温
度、tw:水冷時間、ta:空冷時間、tr:ロールと
の接触時間、c:被圧延材の比熱、ρ:被圧延材の密
度、H:被圧延材の板厚、G:圧延トルク、η:圧延ト
ルクが加工発熱に変化する割合、P:加熱装置の実効出
力、B:被圧延材の幅、V:加熱装置を通過する被圧延
材の移動速度である。
【0031】更に、温度計算装置43には、仕上圧延機
の出口における被圧延材の温度の上限値と下限値の範囲
内で定めた目標値が予め設定されており、前記式(1)
〜(6)で計算される仕上温度の予測値が目標値と一致
するように加熱装置30での昇温量を算出し、この昇温
量から前記式(7)を用いて加熱装置の実効出力を求
め、この実効出力を記憶装置44に格納する。
【0032】温度制御系:図1に示すように、温度制御
系50は、加熱装置30の入側に設けたメジャリングロ
ール51、トラッキング装置52および加熱制御装置5
3を備える。
【0033】メジャリングロール51では、メジャリン
グロールを通過した粗バーの先端からの長さが計測さ
れ、トラッキング装置52に送られる。トラッキング装
置52では、メジャリングロール51からの出力に基づ
き、粗バーの長手方向の位置情報を加熱制御装置53に
出力する。
【0034】加熱制御装置53は、トラッキング装置5
2からの位置情報に基づき、それぞれの制御点が加熱装
置30の直下に到達した時点で、記憶装置44から加熱
装置の実効出力を呼び出し、この実効出力に基づいて粗
バーを加熱すべく、加熱装置30に加熱指令を与える。
【0035】なお、図1において、符号25は仕上冷却
装置で、仕上温度の予測値が目標値より高いとき、この
仕上冷却装を用いて粗バーを水冷却することができる。
図1では、仕上冷却装置25をF1スタンドの直前、F
1とF2とのスタンド間およびF2とF3とのスタンド
間の3箇所に配置した例を示したが、この例に限定され
ない。
【0036】本実施形態の熱間圧延装置は以上のように
構成される。次に、図1に示す熱間圧延装置で熱間圧延
する方法を説明する。図1において、粗圧延機10の上
流に設けられた加熱炉(図示無し)で所定温度に加熱さ
れたスラブ(図示無し)は粗圧延機10で粗バー1に粗
圧延され、粗バー1は加熱装置30で加熱された後、複
数の仕上スタンド(F1〜F7)からなる仕上圧延機2
0に供給され、所期の板厚と板幅の仕上圧延材に仕上圧
延される。仕上圧延材は、ホットラン冷却装置(図示無
し)が設置されているランアウトテーブル60に送出さ
れ、ホットラン冷却装置で所定の温度に水冷却されて、
ダウンコイラ70で巻き取られる。
【0037】仕上温度の予測と加熱装置の昇温量・実効
出力の計算:粗圧延機10の出口で粗バーの温度を連続
的に測定してサンプリング装置42に出力し、上述した
ようにスキッドマーク温度変動波長や加熱装置のユニッ
ト長さに基づき決定される制御点の間隔でサンプリング
処理する。サンプリング処理で得られる各制御点の粗バ
ーの実績温度を温度計算装置43に出力する。ここで、
制御点の間隔の上限はスキッドマーク温度変動波長の4
分の1で、下限はユニット長さとするのが望ましい。
【0038】次に、温度計算装置43により、粗出口温
度すなわち各制御点の粗バーの実績温度を初期値とし
て、前記式(1)〜(6)で計算される仕上温度の予測
値が仕上圧延機の出側における被圧延材の温度の上限値
と下限値の範囲内で定めた目標値に一致するように加熱
装置30での昇温量を求め、この昇温量から上記(7)
式を用いて加熱装置の実効出力を求め、記憶装置44に
格納する。
【0039】粗バーの加熱:加熱装置30の入側に設け
たメジャリングロール51とトラッキング装置52で粗
バーの長手方向位置をトラッキングし、加熱制御装置5
3に出力する。加熱制御装置53では、粗バーの長手方
向位置の情報に基づき、各制御点が加熱装置30の直下
に到達した時点で、記憶装置44から加熱装置の実効出
力を呼び出し、この実効出力に基づいて粗バーを加熱す
べく、加熱装置30に加熱指令を与える。加熱装置で
は、加熱指令に基づいて、粗バーを誘導加熱する。
【0040】図4は、本発明に係る加熱装置の昇温量を
求める要領を示すフローチャートである。この図に従っ
て更に詳述する。 S1:鋼板の材料情報、圧延情報として、粗バー及び製
品の厚み、幅、目標温度や圧延速度パターンを圧延ライ
ン総括計算機から温度計算装置に入力する。
【0041】S2:粗バーを長手方向に、ユニット長さ
および/または粗圧延機出口における粗バーのスキッド
マーク温度変動波長、ならびに粗バーの長さに基づきN
個の制御点に分割する。
【0042】S3:粗バー長手方向全長に渡って粗圧延
機出口温度を測定し、各制御点の温度をサンプリングす
る。この粗出口温度を初期温度とする。 S4:圧延速度パターンに基づき、それぞれの制御点の
粗圧延機出口から仕上圧延機出口までの速度パターンを
時間の関数として与える。
【0043】S5:第1番目の制御点から計算を開始す
る。 S6:第K番目の制御点に対し、粗出口温度TR(K)を
設定する。 S7:加熱装置の昇温量(操作量)、仕上冷却装置(冷
却装置)の温度降下量(操作量)をそれぞれ0とする。
【0044】S8、S9:式(1)に基づいて、粗出口
から仕上出口までの温度降下量ΔT(K)を計算し、TR
(K)から減算して仕上温度TF(K)を求める。S10:
S9で求めた仕上温度TF(K)が仕上温度の目標値T
Faimに一致したかどうか(差が十分小さければ一致と
する)を判断し、一致していればS14に進む。
【0045】S11:仕上温度TF(K)が目標値より高
い場合にはS13に進み、低い場合には、S12に進
む。 S12:加熱装置の昇温量(操作量)を修正する。
【0046】S13:仕上冷却装置の温度降下量(操作
量)を修正する。 S14:S8からS13の計算をK=1〜Nで実施し、
N個の制御点における昇温量を決定する。
【0047】なお、加熱装置の昇温量は、温度計算モデ
ルを活用して繰り返し計算にて、あるいは昇温量と仕上
温度との方程式を作成し、この方程式を解くことにより
求めることができる。
【0048】
【実施例】次に、本発明方法による効果を、図2(c)
に示すユニットの構成の加熱装置を備える図1に示す装
置を前提として、板厚:36mmの粗バーを板厚:4.
37mmで板幅:1150mmの仕上圧延材に仕上圧延
する際の仕上温度をシミュレーション解析した結果に基
づいて説明する。
【0049】粗バーの温度(粗出口温度)は、実際の粗
バー温度を想定し、スキッドマークによる周期的な温度
変動を考慮した。仕上速度は、先端部の圧延速度が56
0m/分で、その後加速して720m/分の最高速度で
仕上圧延する速度パターンとした。また、仕上温度の上
限値と下限値はそれぞれ、950℃と880℃で、仕上
温度の目標値は910℃とした。
【0050】(実施例1)制御点の間隔をユニット長さ
の1/2とし、粗出口温度と仕上速度に基づき、図4に
示すフローチャートに従い、各制御点の仕上温度を予測
し、予測した各制御点の仕上温度が目標の仕上温度とな
るように各制御点における加熱装置の昇温量(操作量)
を算出し、実効出力(以下、投入電力ともいう)を求め
た。また、各制御点間の昇温量は、隣接する制御点間で
昇温量が直線分布するように算出した。このように算出
した投入電力で被圧延材を加熱した際の仕上温度の長手
方向分布を計算した。なお、制御点の間隔はスキッドマ
ーク温度変動波長の1/4未満である。
【0051】図5は、制御点の間隔をユニット長さの1
/2としたときの、粗出口温度、仕上速度、加熱装置の
投入電力および仕上温度のそれぞれを経時的に示すグラ
フで、図5(a)は粗出口温度と仕上温度、図5(b)
は加熱装置の投入電力、図5(c)は仕上速度(F7速
度)である。
【0052】その結果、図5(a)に示すように、最先
端部と最後端部を除き、仕上温度の最高値と最低値はそ
れぞれ911.8℃と908.8℃であり、仕上温度変
動(最高値―最低値)は3.0℃で高い制御精度が得ら
れた。
【0053】(実施例2)制御点の間隔をユニット長さ
とした以外は実施例1と同様にして加熱装置の昇温量・
投入電力を算出し、仕上温度の長手方向分布を計算し
た。なお、制御点の間隔はスキッドマーク温度変動波長
の1/4未満である。
【0054】図6は、制御点の間隔をユニット長さとし
たときの、粗出口温度、仕上速度、加熱装置の投入電力
および仕上温度のそれぞれを経時的に示すグラフで、図
6(a)は粗出口温度と仕上温度、図6(b)は加熱装
置の投入電力、図6(c)は仕上速度(F7速度)であ
る。
【0055】その結果、図6(a)に示すように、最先
端部と最後端部を除き、仕上温度の最高値と最低値はそ
れぞれ911.8℃と908.8℃であり、仕上温度変
動は3.0℃で高い制御精度が得られた。
【0056】(実施例3)制御点の間隔をユニット長さ
の2倍とした以外は実施例1と同様にして加熱装置の昇
温量・投入電力を算出し、仕上温度の長手方向分布を計
算した。なお、制御点の間隔はスキッドマーク温度変動
波長の1/4未満である。
【0057】図7は、制御点の間隔をユニット長さの2
倍としたときの、粗出口温度、仕上速度、加熱装置の投
入電力および仕上温度のそれぞれを経時的に示すグラフ
で、図7(a)は粗出口温度と仕上温度、図7(b)は
加熱装置の投入電力、図7(c)は仕上速度(F7速
度)である。
【0058】その結果、図7(a)に示すように、最先
端部と最後端部を除き、仕上温度の最高値と最低値はそ
れぞれ909.8℃と903.5℃であり、仕上温度変
動は6.3℃で高い制御精度が得られた。
【0059】(実施例4)制御点の間隔をスキッドマー
ク温度変動波長の1/4とした以外は実施例1と同様に
して加熱装置の昇温量・投入電力を算出し、仕上温度の
長手方向分布を計算した。
【0060】図8は、制御点の間隔をスキッドマーク温
度変動波長の1/4としたときの、粗出口温度、仕上速
度、加熱装置の投入電力および仕上温度のそれぞれを経
時的に示すグラフで、図8(a)は粗出口温度と仕上温
度、図8(b)は加熱装置の投入電力、図8(c)は仕
上速度(F7速度)である。
【0061】その結果、図8(a)に示すように、最先
端部と最後端部を除き、仕上温度の最高値と最低値はそ
れぞれ911.9℃と902.4℃であり、仕上温度変
動は9.5℃で高い制御精度が得られた。
【0062】(比較例)比較のため、加熱装置による粗
バーの加熱を実施しない条件にて仕上温度の長手方向分
布を計算した。
【0063】図9は、粗出口温度、仕上速度および仕上
温度のそれぞれを経時的に示すグラフで、図9(a)は
粗出口温度と仕上温度、図9(b)は仕上速度(F7速
度)である。
【0064】図9に示すように、最先端部と最後端部を
除き、仕上温度の最高値と最低値はそれぞれ909.2
℃と887.2℃であり、仕上温度変動は22℃でスキ
ッドマークに対応した大きな温度変動が生じた。
【0065】以上のように、実施例1〜4は、比較例に
比べ、仕上温度変動が小さく、高い制御精度が得られ
た。特に、実施例2、3は、それぞれ制御点の間隔を実
施例1の2倍、4倍として制御系の設備投資費を抑制し
ながら極めて高い制御精度を得ることが可能であること
を確認した。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、仕上温度を高精度に制
御することができ、かつ、仕上温度を高精度に制御する
ために必要な制御系の設備費を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の熱間圧延装置の構成を模式的に示
す説明図である。
【図2】6個のソレノイドコイルを有する加熱装置の構
成例を示す模式図で、同図(a)は6個のユニットの場
合、同図(b)は3個のユニットの場合、同図(c)は
2個のユニットの場合である。
【図3】粗圧延機出口の粗バー温度と仕上温度の長手方
向分布の一例を示すグラフである。
【図4】本発明に係る加熱装置の昇温量を求める要領を
示すフローチャートである。
【図5】制御点の間隔をユニット長さの1/2としたと
きの、粗出口温度、仕上速度、加熱装置の投入電力およ
び仕上温度のそれぞれを経時的に示すグラフで、図5
(a)は粗出口温度と仕上温度、図5(b)は加熱装置
の投入電力、図5(c)は仕上速度である。
【図6】制御点の間隔をユニット長さとしたときの、粗
出口温度、仕上速度、加熱装置の投入電力および仕上温
度のそれぞれを経時的に示すグラフで、図6(a)は粗
出口温度と仕上温度、図6(b)は加熱装置の投入電
力、図6(c)は仕上速度である。
【図7】制御点の間隔をユニット長さの2倍としたとき
の、粗出口温度、仕上速度、加熱装置の投入電力および
仕上温度のそれぞれを経時的に示すグラフで、図7
(a)は粗出口温度と仕上温度、図7(b)は加熱装置
の投入電力、図7(c)は仕上速度である。
【図8】制御点の間隔をスキッドマーク温度変動波長の
1/4としたときの、粗出口温度、仕上速度、加熱装置
の投入電力および仕上温度のそれぞれを経時的に示すグ
ラフで、図8(a)は粗出口温度と仕上温度、図8
(b)は加熱装置の投入電力、図8(c)は仕上速度で
ある。
【図9】粗出口温度、仕上速度および仕上温度のそれぞ
れを経時的に示すグラフで、図9(a)は粗出口温度と
仕上温度、図9(b)は仕上速度である。
【符号の説明】
1:粗バー、10:粗圧延機、20:仕上圧延機、2
5:仕上冷却装置、30:加熱装置、31:ユニット、
32:ソレノイドコイル、33:制御部、40:温度計
算系、41:粗圧延機出口温度計、42:サンプリング
装置、43:温度計算装置、44:記憶装置、50:温
度制御系、51:メジャリングロール、52:トラッキ
ング装置、53:加熱制御装置、60:ランアウトテー
ブル、70:ダウンコイラ、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/10 381 H05B 6/10 381 Fターム(参考) 3K059 AB08 AB19 AB26 AB28 AC33 AD05 AD35 4E002 AD01 BA01 BC07 BD07 BD08 CB01 CB08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スラブを粗圧延機で粗圧延材に粗圧延
    し、該粗圧延機の下流に配置した加熱装置で前記粗圧延
    材を加熱後、仕上圧延機に供給して仕上圧延材に仕上圧
    延する方法であって、前記加熱装置は、1個以上のソレ
    ノイドコイルと該ソレノイドコイルを制御する制御部と
    をそれぞれが有する複数のユニットを備え、前記粗圧延
    機の出口における被圧延材のスキッドマーク温度変動波
    長および/または前記ユニットの長さに基づき設定され
    る間隔で前記粗圧延材の長手方向に複数の制御点を設
    け、前記粗圧延機の出側で前記複数の制御点における粗
    圧延材の温度を測定し、測定した前記粗圧延材の温度に
    基づき仕上圧延機の出口における前記複数の制御点に対
    応するそれぞれの部位の仕上圧延材の温度を予測し、予
    測した該仕上圧延材の温度が目標温度になるように前記
    加熱装置で前記粗圧延材を加熱することを特徴とする熱
    間圧延方法。
  2. 【請求項2】 前記間隔が、粗圧延機の出口における被
    圧延材のスキッドマーク温度変動波長の4分の1以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載の熱間圧延方法。
  3. 【請求項3】 前記間隔がユニットの長さ以上であるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の熱間圧延方
    法。
  4. 【請求項4】 スラブを粗圧延材に粗圧延する粗圧延機
    と、粗圧延材を仕上圧延材に仕上圧延する仕上圧延機
    と、前記粗圧延機と該仕上圧延機の間で前記粗圧延材を
    加熱する加熱装置とを備える熱間圧延装置であって、前
    記加熱装置は、1個以上のソレノイドコイルと該ソレノ
    イドコイルを制御する制御部とをそれぞれが有する複数
    のユニットを備え、さらに、前記粗圧延機の出口におけ
    る被圧延材のスキッドマーク温度変動波長および/また
    は前記ユニットの長さに基づき設定される間隔で前記被
    圧延材の長手方向に設けた複数の制御点の前記粗圧延機
    の出側における粗圧延材の温度を求める温度計算系と、
    求めた前記粗圧延材の温度に基づき仕上圧延機の出口に
    おける前記複数の制御点に対応するそれぞれの部位の仕
    上圧延材の温度を予測し、予測した該仕上圧延材の温度
    が目標温度になるように前記加熱装置で前記粗圧延材を
    加熱する温度制御系とを備えることを特徴とする熱間圧
    延装置。
  5. 【請求項5】 前記間隔が、粗圧延機の出口における被
    圧延材のスキッドマーク温度変動波長の4分の1以下で
    あることを特徴とする請求項4に記載の熱間圧延装置。
  6. 【請求項6】 前記間隔が前記ユニットの長さ以上であ
    ることを特徴とする請求項4または5に記載の熱間圧延
    装置。
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