JP2002219112A5 - - Google Patents

Download PDF

Info

Publication number
JP2002219112A5
JP2002219112A5 JP2001304782A JP2001304782A JP2002219112A5 JP 2002219112 A5 JP2002219112 A5 JP 2002219112A5 JP 2001304782 A JP2001304782 A JP 2001304782A JP 2001304782 A JP2001304782 A JP 2001304782A JP 2002219112 A5 JP2002219112 A5 JP 2002219112A5
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
assembly
coil
coil assembly
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001304782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4049565B2 (ja
JP2002219112A (ja
Filing date
Publication date
Priority claimed from US09/676,945 external-priority patent/US6437568B1/en
Application filed filed Critical
Publication of JP2002219112A publication Critical patent/JP2002219112A/ja
Publication of JP2002219112A5 publication Critical patent/JP2002219112A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4049565B2 publication Critical patent/JP4049565B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【書類名】 明細書
【発明の名称】 低ノイズ型MRIスキャナ
【特許請求の範囲】
【請求項1】 イメージング・ボリューム(101)を規定している患者ボアチューブ内に収容した被検体(200)の磁気共鳴(MR)画像を作成すると共に撮影中に発生する音響ノイズを実質的に最小とするためのイメージング装置であって、該イメージング装置は、静磁場を生成するためのマグネット・アセンブリ(4、6、7)と、前記マグネット・アセンブリ内に配置される、MR画像の作成の際に使用する磁場傾斜を生成するための傾斜コイル・アセンブリ(3)と、前記傾斜コイル・アセンブリと前記患者ボアチューブの間に収容される、高周波パルスを送信しかつ前記被検体より誘導されるMR信号を受信するための高周波(RF)コイル・アセンブリ(2)と、を備えており、前記マグネット・アセンブリ、前記傾斜コイル・アセンブリ及び前記RFコイル・アセンブリのうちの少なくとも1つは音響ノイズの発生及び伝達を低下させるように選択的に構成されている、イメージング装置。
【請求項2】 前記傾斜コイル・アセンブリ(3)を前記マグネット・アセンブリ(4、6、7)内に装着させると共に振動伝達による音響ノイズを低下させるための少なくとも1つの隔絶装着装置(10)をさらに備える請求項1に記載のイメージング装置。
【請求項3】 前記イメージング・ボリューム内で前記被検体(200)を導入しかつ支持するための被検体支持構造(102、104、105、106)であって、前記患者ボアチューブ(1)の内側表面と該被検体支持構造の少なくとも一方は音響吸収材料の層を含むように製作されている被検体支持構造(102、104、105、106)をさらに備える請求項1に記載のイメージング装置。
【請求項4】 前記RFコイル・アセンブリ(2)が、音響ノイズの要因となるうず電流励起を低下させるように選択したそれぞれの幅を有している、高周波パルスを送信しかつ前記被検体(200)内で誘導されたMR信号を受信するための複数の導体(402、502)を備えている、請求項1に記載のイメージング装置。
【請求項5】 イメージング・ボリューム(101)を規定している患者ボアチューブ(1)内に収容した被検体(200)の磁気共鳴(MR)画像を作成すると共に撮影中に発生する音響ノイズを実質的に最小とするためのイメージング装置であって、不導体材料からなる内側表面(4)と音響吸収材料(17)からなる外側表面(7)を有する、静磁場を生成するためのマグネット・アセンブリ(4、6、7)と、前記マグネット・アセンブリ内の真空エンクロージャ(11)内に配置される、MR画像の作成の際に使用する磁場傾斜を生成するための傾斜コイル・アセンブリ(3)であって、該傾斜コイル・アセンブリと前記マグネット・アセンブリの間の振動伝達を低下させるために少なくとも1つの隔絶装着装置(10)により前記マグネット・アセンブリ内に装着されている、傾斜コイル・アセンブリ(3)と、前記患者ボアチューブ(1)の外側表面の周りに配置されると共に前記傾斜コイル・アセンブリ(3)内に収容される、高周波パルスを送信しかつ前記被検体(200)より誘導されるMR信号を受信するためのRFコイル・アセンブリ(2)であって、該RFコイル・アセンブリのそれぞれの端部は該RFコイル・アセンブリと前記マグネット・アセンブリの間の音響ノイズの発生及び伝達を低下させるために前記マグネット・アセンブリのそれぞれの端部に装着されている、RFコイル・アセンブリ(2)と、音響ノイズの発生及び伝達を低下するように構成させた、前記イメージング・ボリューム(101)内で前記被検体(200)を導入しかつ支持するための支持構造(102、104、105、106)と、を備えるイメージング装置。
【請求項6】 前記患者ボアチューブ(1)の内側表面と前記被検体支持構造の少なくとも一方は音響吸収材料の層を含むように製作されている、請求項に記載のイメージング装置。
【請求項7】 前記マグネット・アセンブリがさらに、前記静磁場を調整するように前記マグネット・アセンブリの内側表面(4)上に固定されており、不導体材料と緩衝材料のそれぞれの層から製作されているパッシブ・マグネット・シム(5)を備えている、請求項に記載のイメージング装置。
【請求項8】 静磁場を発生させるための概して円環状で円筒状の主マグネットと、前記マグネットの内側表面(4)内に位置しておりMR画像を作成する際に使用する磁場傾斜を発生させるための傾斜コイル・アセンブリ(3)と、前記傾斜コイル・アセンブリ内に配置されており高周波パルスを送信しかつイメージング装置内の画像化しようとする被検体(200)より誘導されるMR信号を受信するためのRFコイル・アセンブリ(2)と、を備えている磁気共鳴イメージング(MRI)システムのためのイメージング装置用のマグネット・アセンブリであって、外側表面(7)と、音響ノイズの発生及び伝達を低下させるように構成した、前記マグネットを前記外側表面に取り付けるための複数の懸架部材(13)と、を備えるマグネット・アセンブリ。
【請求項9】 さらに、前記懸架部材(13)の各々が、マグネット・アセンブリの振動を隔絶するように懸架ストラップ(14)に取り付けたブロック塊(15)を備えている、請求項に記載のマグネット・アセンブリ
【請求項10】 静磁場を発生させるための概して円環状で円筒状の主マグネットと、前記マグネットの内側表面(4)内に位置しておりMR画像を作成する際に使用する磁場傾斜を発生させるための傾斜コイル・アセンブリ(3)と、を備える磁気共鳴イメージング(MRI)システムのためのイメージング装置用のRFコイル・アセンブリであって、該RFコイル・アセンブリは高周波パルスを送信しかつ前記イメージング装置のイメージング・ボリューム内で画像化しようとする被検体より誘導されるMR信号を受信するために前記傾斜コイル・アセンブリ内に配置されていると共に、高周波パルスを送信し、前記被検体から誘導されるMR信号を受信し、かつ前記イメージング装置内及びその周りで音響ノイズの要因となるうず電流励起を低下させるように選択した幅を有している複数の導体(502)と、前記複数の導体と、前記被検体を前記イメージング・ボリューム(101)内に受け入れるための患者ボアチューブ(1)との間に配置した振動隔絶材料(504)からなる層と、を備えているRFコイル・アセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、全般的には、磁気共鳴イメージング(MRI)スキャナに関し、さらに詳細には、低ノイズ型MRIスキャナに関する。
【0002】MRIスキャナは、医学的診断など様々な分野で使用されており、典型的には、マグネットの動作に基づいて画像生成するためのコンピュータ、傾斜コイル・アセンブリ、及び高周波コイルを使用している。このマグネットは原子核(例えば、水素原子の原子核)を高周波励起に対して反応させている均一な主磁場を発生させる。傾斜コイル・アセンブリはこの主磁場上に一連のパルス状の空間傾斜磁場を付加し、これによりイメージング・ボリューム内の各点に対して、イメージング・パルス・シーケンス中の磁場の一意の組に対応した空間的個別性を与えている。この高周波コイルは、高周波コイルにより検出されかつ画像生成のためのコンピュータにより使用される振動する横方向磁化を一時的に生成するための励起周波数パルスを発生させている。典型的には、マグネット内には高周波コイルと傾斜コイル・アセンブリとが存在する。
【0003】MRIスキャナ用のマグネットとしては、超伝導コイル・マグネット、抵抗性コイル・マグネット、永久磁石が含まれる。周知の超伝導マグネットとしては、液体ヘリウム冷却式の超伝導マグネットやクライオクーラ冷却式の超伝導マグネットが含まれる。周知の超伝導マグネット設計としては、円筒状マグネットや開放マグネットが含まれる。
【0004】円筒状マグネットは、典型的には、円筒状に成形されており、軸方向に向いた静磁場を有する。円筒状マグネットに基づくMRIシステムでは、高周波コイル、傾斜コイル・アセンブリ及びそのマグネットは、形状が概して円環状で円筒状であり、かつ概して共軸に整列しており、その傾斜コイル・アセンブリは高周波コイルの外周を囲繞すると共にそのマグネットは傾斜コイル・アセンブリの外周を囲繞している。
【0005】開放マグネットは、典型的には、間隔をおいた2つのマグネット・アセンブリを利用しており、このアセンブリ間の間隔により医療スタッフはMRI撮影中に手術その他の医学的処置をするためのアクセスが可能となる。空間が開放されているため、円筒状のマグネット設計で起こることがあるような閉鎖恐怖の感情を患者が克服するのに役立つ。
【0006】一般に、MRIスキャナの様々な構成要素は、撮影している患者やスキャナのユーザにとって不快と感ずる可能性があるような音響ノイズの発生源や伝搬路になる。例えば、MRIスキャナの傾斜コイル・アセンブリは多くの患者が不快と感ずるような大きな音響ノイズを発生させる。これらの音響ノイズはスキャナの患者ボアの内部だけでなく、スキャナの外部でも生じている。傾斜コイル・アセンブリのノイズを低減させるためには、ノイズ排除用患者イヤホンなどの能動的なノイズ制御技法が用いられてきた。周知の受動的ノイズ制御技法としては、傾斜コイル・アセンブリを真空エンクロージャ内に位置させることが含まれる。
【0007】RFコイル構造体も、振動や音響ノイズのまた別の発生源となる。MRIシステムでは、電気的に励起した傾斜コイルを利用して時間変化する磁場を主磁場上、すなわちB0磁場上に付加している。これらの時間変化する磁場はRFコイルの導体内にうず電流を誘導する傾向があり、これによりRFコイルの機械的動きが生ずることがある。
【0008】音響ノイズのさらに別の発生源及び伝搬路は、スキャナ内の機械的構成要素の振動によるものである。機械技術分野では、隔絶マウントにより支持された機械類からの振動がその隔絶マウントを支持している周辺構造に伝達しないように隔絶マウントを設計し使用することは周知である。従来の隔絶マウントとしては、エラストマ・タイプのマウントやバネ・タイプのマウントが含まれる。こうした隔絶マウントは、熟練者によって、マウントと機械類の振動の固有振動数がその機械類の重要な励起周波数未満となるように設計して有効な振動隔絶を提供している。
【0009】MRIスキャナ内の様々な構成要素による音響ノイズを低下させるためのこうした技法や措置は一部では有効となっているが、患者や手技者は未だに、MRIスキャナ内やその周辺のノイズが問題であると感じている。スキャナ内やその周辺の音響ノイズの複数の発生源や伝搬路に対処しているノイズを低下させたMRIスキャナが必要とされている。
【0010】
【発明の要約】被検体の磁気共鳴(MR)画像を作成すると共に撮影中に発生する音響ノイズを実質的に最小にするための低ノイズ型イメージング装置を提供する。本イメージング装置は、マグネット・アセンブリと、傾斜コイル・アセンブリと、RFコイル・アセンブリとを備えており、このマグネット・アセンブリ、傾斜コイル・アセンブリ及びRFコイル・アセンブリのうちの少なくとも1つはイメージング装置内やその周辺での音響ノイズの発生及び伝達を減少させるように構成されている。
【0011】磁気共鳴イメージング(MRI)システム用の高周波(RF)コイル・アセンブリは、その各々が高周波パルスを送信し、被検体内で誘導されるMR信号を受信し、かつイメージング装置内やその周辺での音響ノイズの要因となるうず電流励起を低下させるような幅を有している複数の導体を備えている。さらに、この複数の導体と患者ボアチューブの間には音響吸収材料からなる層を配置することができる。
【0012】磁気共鳴イメージング(MRI)システムのためのイメージング装置用のマグネット・アセンブリは、外側表面と、この外側表面にマグネットを取り付けるための複数の懸架部材と、を備えている。この懸架部材は音響ノイズの発生及び伝達を低下させるように構成する。
【0013】本発明の特徴及び利点は、添付の図面と共に以下の本発明の詳細な説明を読めば明らかとなろう。
【0014】
【発明の実施の形態】図1、2及び3を参照すると、本発明の実施形態を適用できる例示的なイメージング装置を表している。このイメージング装置は患者または被検体の磁気共鳴(MR)画像を作成するのに有用なタイプのものである。図面の全体を通じて、同じ番号は一貫して同じ要素を意味している。図1、2及び3は、円筒状の超伝導マグネットに基づくMRシステムを示している。当業者であれば、同様の構成要素に関する機能及び説明を開放マグネット構成で使用するように開放マグネット型MRシステムに適用可能できることを理解するであろう。
【0015】図2を参照すると、MRイメージングに関して通常用いられるタイプのマグネット配置の断面図を示している。マグネット・アセンブリは、形状が概して円筒状で円環状であると共に、マグネット常温ボア4と呼ぶ内側表面と、パッシブ・マグネット・シム5(同様に、図1に示す)と、マグネット容器6と、クライオスタット・シェル7とを、外側表面の周囲で放射状に配置して備えている。マグネット・アセンブリはさらに、懸架部材13とエンドキャップ・シール20を備えている(これについては、後でより詳細に説明する)。
【0016】典型的には、マグネット容器6は超伝導マグネット(図示せず)を囲繞しており、この超伝導マグネットは、よく知られるように、その各々が同じ方向に大きな同一電流を流すことができるような放射方向に整列させ長手方向に離間させた幾つかの超伝導主コイルを含んでいる。さらに、この超伝導主コイルは、撮影しようとする被検体を配置するマグネットのボア内の中心に位置させる球状のイメージング・ボリューム範囲で高い均一性をもつ磁場を発生させるように設計されている。超伝導主コイルは、典型的には0.5T〜8Tの範囲にある、B0として知られる主静磁場を発生させる。超伝導主コイルはマグネット容器6により囲繞されている。マグネット容器6は一般に、マグネットの巻き線を周知の方式で封入しかつ冷却するためのヘリウム容器及び熱シールドまたは低温シールドを含んでいる。さらに、マグネット容器6により、熱が超伝導マグネットに伝達されるのを防止している。以下において、本明細書で記載する超伝導主コイルや、従来の熱シールド、液体ヘリウムのデュワーその他は、一般にマグネット容器6により示しており、分かりやすくするためこれらは図面から省略している。クライオスタット・シェル7はマグネット・アセンブリの外側表面を覆っている。クライオスタット・シェル7は一般に金属製であり、典型的には鋼鉄またはステンレス鋼製である。
【0017】さらに図2を参照すると、RFコイル・アセンブリ2、傾斜コイル・アセンブリ3及びマグネット・アセンブリは、その形状が概して円環状で円筒状であり、かつ概して共軸に整列しており、傾斜コイル・アセンブリは高周波コイルの外周を囲繞すると共にマグネットは傾斜コイル・アセンブリの外周を囲繞している。図1を参照すると、側面図によりイメージング装置の構成要素の各々の相対的配置を表している。患者または撮影する被検体200(図示せず、図3を参照)は、患者ボアチューブ1により囲繞される円筒状のイメージング・ボリューム101内に位置決めされる。患者または被検体200は患者寝台上またはクレードル104(図示せず、図3を参照)上で中心軸103に沿ってイメージング装置内に挿入される。中心軸103は、マグネット・アセンブリの軸に沿ってB0磁場の方向と平行に整列させる。ボアチューブ1は、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)など導電性が低いか不導体の材料で製作することが望ましい。この実施形態では、RFコイル・アセンブリ2は、従来の鳥かご形RFコイル配置などにより患者ボアチューブ1の外側表面上に取り付けられており、例えば均一な高周波(RF)磁場を維持するために患者ボアチューブの外側表面に沿って複数の導体や容量性素子を互いに離間して配置している。RFコイル・アセンブリ2を用いることにより、MRイメージングの分野でよく知られるように、患者または被検体200に対して高周波磁場パルスを印加し、かつ被検体200から戻されるMRI情報を受け取っている。傾斜コイル・アセンブリ3は、その周囲で離間させた共軸の関係で配置させ、周知の方式により時刻依存の傾斜磁場パルスを発生させている。傾斜コイル・アセンブリ3の周囲には放射状に、常温ボア4、マグネット容器6及びクライオスタット・シェル7を含むマグネット・アセンブリが配置され、これにより上述したように、MRI画像の作成に必要な静磁場を生成している。
【0018】さらに図1を参照すると、常温ボア4により一般にマグネット・アセンブリの円柱状の内側表面を示している。このマグネット常温ボアは、典型的には金属製である。常温ボア4の円柱状の内表面上にはパッシブ・マグネット・シム5がある。このシム5は静磁場に対する微小な調整を行うために、よく知られた方法で使用される。このシムは、典型的には薄肉の鉄製または鋼鉄製のストリップである。
【0019】さらに図1を参照すると、イメージング装置はさらに、イメージング装置の構成要素を囲繞するような一対のエンドキャップ12を備えている。エンドキャップ12は、患者ボアチューブ1の端部部分をマグネット・アセンブリに固定可能に装着させることにより患者ボアチューブ1を適所に保持している。エンドキャップ・シール20は、エンドキャップ12と患者ボアチューブ1の間の気密シールの役割を果たしており、さらに傾斜コイル・アセンブリ3を囲繞するための真空スペース11を維持している。エンドキャップ・シール20は、典型的には、真空スペース11内で所望の真空を維持するために3/4〜1インチの厚さを有する適合したガスケット材料より製作される。エンドキャップ・シール20は、マグネットのクライオスタット・シェル7とエンドキャップ12の間で振動を隔絶できるようにその弾性特性が選択される。
【0020】図3を参照すると、イメージング装置の構成要素はさらに、被検体200をイメージング・ボリューム101内に挿入しかつ位置決めするための、患者寝台やクレードル104などの支持構造を含む。患者クレードル104は、ローラーを用いるなど周知の方式によりブリッジ102に沿って摺動可能である。ブリッジ102は前方ブリッジ支持体105及び後方ブリッジ支持体106により支持されている。各ブリッジ支持体は、床面またはマグネット・アセンブリに固定される。さらに、クレードルの電子回路ユニットは、患者クレードル104の動きを制御するためにブリッジ102またはクレードル104に結合させている。
【0021】傾斜コイル・アセンブリ3は、一般に、1)傾斜コイルに作用するローレンツ(電磁的)力による振動と、2)傾斜コイル・アセンブリと接触していない導電性部品内のローレンツ力によるノイズ、というMRイメージング・システム内の2つの音響ノイズ源の要因になっている。傾斜コイル・アセンブリ3は傾斜巻き線を備えており、この巻き線は典型的には、所望の傾斜磁場を発生させる形状に成形したワイヤまたは扁平な導電性ストリップである。傾斜巻き線のワイヤは強い磁場内にあり、
【0022】
【外1】
Figure 2002219112
【0023】さらに、ワイヤ内の電流は、典型的には、数百アンペア程度と大きく、また静磁場は典型的には0.5T〜8Tの範囲となることがある。したがって、このローレンツ力は極めて大きくなり、傾斜アセンブリにかなりの振動を生じさせることがある。また一方こうした振動は空気を変位させて耳に聞こえる音を発生させることがある。さらに、この傾斜アセンブリの振動は、マグネット系の構造体を通って機械的に伝達されことがあり、またこの振動により構造体内の別の部品に振動を起こさせ、引き続き音を発生させることがある。音響ノイズの第2の発生源は、傾斜アセンブリと接触していない導電性部品内のローレンツ力によるものである。こうした力が生じる理由は、例えば、傾斜磁場のパルス状磁場によりMRIシステムの様々な導電性部品内にうず電流が誘導され、さらにこれらのうず電
【0024】
【外2】
Figure 2002219112
【0025】RFコイル・アセンブリもまた、MRイメージング・システム内の音響ノイズの発生源である。RFコイル・アセンブリ2は、典型的には、鳥かご形構成で装着された大容積のRFコイルであり、導体のエッチングしたパターンを使用して製作される。さらに、これらの導体は、典型的には、幅が数インチとなることがある。大容積RFコイルは、典型的には、患者ボアの長さの約半分であって、患者ボアチューブ1の円周全体に巻かれており、さらに、患者ボアチューブ1にしっかりと装着されている。しかし、この大容積RFコイルは、傾斜アセンブリ3からのパルス状の傾斜磁場の影響を受ける。これらのパルス状磁場により大容積RFコイルの導体内にうず電流が誘導されると共に、このうず電流は静磁場と協
【0026】
【外3】
Figure 2002219112
【0027】レンツ力を発生させる。次いで、これらの振動は患者やシステムのオペレータに聞こえるような音響ノイズを発生させる。
【0028】被検体のMR画像を作成するためのイメージング装置の実施の一形態では、そのイメージング装置は、傾斜コイル・アセンブリと、RFコイル・アセンブリと、マグネット・アセンブリとを備えており、これらのアセンブリの各々は、撮影中におけるイメージング装置内やその周辺での音響ノイズの発生及び伝達を減少させるように選択的に構成されている。傾斜アセンブリ、RFコイル・アセンブリ、マグネット・アセンブリ、並びにMRIシステムのその他の構成要素の各々は音響ノイズの発生源や伝搬路の一因となる。これらのアセンブリの各々で音響ノイズを低下させるための実施形態を提示することにする。具体的な用途においては、これらのアセンブリや構成要素に関する各実施形態の特徴を組み合わせてイメージング装置の音響ノイズを低下させることができることを理解されたい。別法として、これらのアセンブリの各々は、音響ノイズの発生及び伝達を単独で減少させるように選択的に構成することができる。本明細書で使用する場合、「のように構成する(configured to)」などの表現は、言及した機能を実行させるための構造及び機能を有する構成要素を示している。
【0029】傾斜コイル・アセンブリ3は、傾斜コイルに作用するローレンツ力による振動と、傾斜コイル・アセンブリ3に接触していない導電性部品による振動とを低下させるように構成することが望ましい。典型的には、傾斜コイル・アセンブリは、内側と外側に2つの巻き線を有しており、この巻き線はエポキシ充填により互いに保持し合っている。振動及びその結果としてのノイズを低下させるため、このエポキシ充填は周知の方式により硬化させ傾斜アセンブリの重量を増加させる。傾斜コイル・アセンブリ3の第1の実施形態では、傾斜コイル・アセンブリ3はさらに、振動を一層隔絶させるような方式によりマグネット・アセンブリ内に装着させる。図1を参照すると、傾斜アセンブリ3の各端部はブラケット8に装着し、また対応するブラケット9はマグネットの対応する端部に装着させている。ブラケット8とブラケット9の間には、その各々が3〜10mmの範囲の厚さを有することが望ましい、適合した隔絶スタック10を配置している。適合した隔絶スタック10により、傾斜アセンブリからマグネットやMRIシステムのその他の部品への振動伝達が減少するような方法で傾斜アセンブリを装着させ、傾斜アセンブリとマグネットの間で振動を隔絶させている。傾斜コイル・アセンブリ3の別の実施形態では、傾斜コイル・アセンブリ3はさらに、患者ボアチューブ1、マグネット常温ボア4及びエンドキャップ12により区画されている真空11内に封入される。音響ノイズの低下を効果的にするには、この真空は200トル(Torr)未満とすることが望ましい。
【0030】高周波(RF)コイル・アセンブリ2は、大容積RFコイルの振動、並びに続いて起こるノイズを軽減させることにより、撮影中に発生する音響ノイズを低下させるように構成することが望ましい。図4及び5は、ノイズ低減型RFコイル・アセンブリの様々な実施形態がRFコイル・アセンブリ2の導体内でのうず電流に起因する振動並びに続いて起こるノイズを軽減させることを表したものである。図4を参照すると、大容積RFコイル400は、鳥かご形構成でシリンダ401(図1、2及び3の患者ボアチューブ1の外側表面)の周りに巻き付けた16本の導体402を備えている。RFコイルを共振させるためにコンデンサ403が設けられている。この実施形態では、導体402は幅狭に製作し、うず電流を励起できる有効面積を縮小させて生じる力も低下させることが望ましい。導体402の数及び幅は所望のマグネット性能及び磁場均一性に従って選択することが望ましい。本明細書で使用する場合、「幅(width)」とは一般に、1つの計測値または寸法のことを指す。典型的には、従来の大容積RFコイル導体は概ね50mmの幅である。図4に示す実施形態では、導体402の幅は50mm未満となるように選択し、うず電流を励起できる有効面積を縮小させて、これにより音響ノイズを低下させながら、所望のRF性能をそのまま維持することができる。この幅は、所望のRF性能とうず電流低下が達成できるように選択されることを理解されたい。代替的実施形態の1つでは、音響吸収材料の層を導体402とシリンダ401の間に配置して導体402とシリンダ401の間の振動を最小にしている。
【0031】別の代替的実施形態では、うず電流パターンを遮断するように導体内に切り込みを作り、これによりうず電流並びに関連するローレンツ力を低下させるようにすることでノイズ低下が達成される。
【0032】図5を参照すると、音響ノイズの発生及び伝達を減少させるように構成されているRFコイルの別の実施形態を表している。RFコイル・アセンブリ500は、望ましくは3mm〜12mmの範囲の外径を有するCu製チューブから製作された16本の導体502を備えている。導体502はシリンダ501の周りに鳥かご形構成で配置されており、かつRFコイルを共振させるためにコンデンサ503と結合させている。導体502はさらに、導体と患者ボアチューブの間の振動隔絶材料504と一緒にFRP製シリンダ501(その内側表面は図1、2及び3の患者ボアチューブ1を収容している)の外側表面に装着することが望ましい。振動隔絶材料504は、導体502とシリンダ501の間の任意のギャップを実質的に減らすような厚さをもつ適合した材料により製作することが望ましい。導体502及び振動隔絶材料504をシリンダ501上の適所に固定可能に保持するためにはストラップ505を使用する。
【0033】ノイズ低減型RFコイル・アセンブリの別の実施形態では、その大容積RFコイルは患者ボアチューブと機械的連絡が全くないように製作する。さらに図1を参照すると、一般に、患者ボアチューブ1はその外側表面においてRFコイル・アセンブリと結合させている。この実施形態では、RFコイル・アセンブリ2は患者ボアチューブ1との接触を避けるように装着することが望ましく、むしろ傾斜アセンブリ3の内面上に装着させる。この実施形態では、RFコイル・アセンブリがここでは真空スペース11内に全体が封入されているため、RFコイル・アセンブリからの音響ノイズは機械的手段や空気により直接患者ボアチューブに伝達されることがないことが理解できよう。
【0034】イメージング装置の別の実施形態では、そのマグネット・アセンブリはイメージング装置内やその周辺での音響ノイズの発生及び伝達を低下させるように構成することが望ましい。マグネット・アセンブリ内の音響ノイズの発生源の1つは、パッシブ・シム5に起因している。典型的には、このシムは鋼鉄製の薄肉のシートである。これら鋼鉄製のシートは、傾斜アセンブリからのパルス状磁場によりその内部にうず電流が誘導され、またこのうず電流は、静磁場と協同してマグ
【0035】
【外4】
Figure 2002219112
【0036】ツ力を発生させる。これらの振動は、空気(真空でない場合)やクライオスタットを通る患者ボアチューブまでの機械的伝搬路を介してマグネットの外部に伝達されることがある。マグネットのクライオスタットや患者ボアチューブの外部での引き続き起こる振動により、患者やMRIシステムのオペレータに聞こえるようなかなりの音響ノイズが発生する。
【0037】図1を参照すると、ノイズを低下させるためのマグネット・アセンブリの第1の実施形態では、パッシブ・シム5は、エポキシなどの不導性ポリマーと混合した細分された磁性材料により製作し、次いでシート状に成形することが望ましい。この実施形態では、シム5は100メッシュの鋼鉄粉末(Ancorsteel 300SC)とポリエチレン(Dowlex2045、密度ρPE=0.92g/cm3)の混合物により製作し、0.25〜1.3mmの範囲の厚さまでプレスしてストリップの形に切断する。これらのシートは磁気的シム調整が可能なような磁気特性を有しているが、この導電性が低いか不導体の材料はうず電流を助長することがなく、このためパルス状傾斜磁場を受けてもシム5は振動しない。第2の実施形態では、パッシブ・シム5は、振動に関してマグネット常温ボアから隔絶されていることが望ましい。実施の一形態では、シムとマグネット・ボアとの間に振動隔絶材料からなる層を配置させる。この実施形態では、シムからマグネット常温ボアへの振動エネルギーの伝達はいずれもさらに低下させることが望ましい。
【0038】マグネット・アセンブリの常温ボアもまた音響ノイズの発生源である。マグネット常温ボアは、典型的には、導電性材料で構成されており、したがって、さらにパルス状傾斜磁場が発生させたうず電流を助長することがある。結果的に生じる常温ボアの振動によって、患者やMRIシステムのオペレータに空気や機械的振動により伝達される音響ノイズが生成されることがある。
【0039】音響ノイズを低下させるためのマグネット・アセンブリの別の実施形態では、そのマグネット常温ボア4は音響ノイズの発生及び伝達を低下させるように構成されている。実施の一形態では、マグネット常温ボア4は、例えば、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)などの非導電性材料により製作することが望ましい。別の実施形態では、マグネット常温ボアを囲繞する真空により空気によるマグネット常温ボアからの音の伝達を防止している。マグネット常温ボアとマグネット構造体の残りの部分との間のシールは、真空シールだけではなく振動の隔絶も実行するように製作することができる。そのシールが、振動に関してマグネット構造体の残りの部分から常温ボアを隔絶することができる場合、常温ボア内で傾斜磁場パルスにより誘導される振動がクライオスタット・シェル7の外部に機械的に伝達されることはない。したがって、マグネット常温ボアを真空により隔絶すると共にマグネット常温ボアを機械的隔絶により隔絶することにより、常温ボアの振動が患者やMRIシステムのオペレータに聞こえるような音響ノイズを発生させるのを防止する(または、その能力を低下させる)ことができることが望ましい。さらに別の実施形態では、FRPには、常温ボアの表面を通した大気からの気体や水の侵入を低下させるために、極めて薄肉の(厚さがマイクロメートル程度またはマイクロメートル以下であるような)金属層をコーティングする(金属被覆する)ことが望ましい。この金属層が十分に薄肉に(厚さがマイクロメートル程度またはマイクロメートル以下となるように)製作されていると、金属層内でうず電流は実質的に最小化され、さらに結果的にうず電流に誘導される振動も最小化される。
【0040】さらに図2を参照すると、マグネット・アセンブリの別の実施形態は、音響ノイズの伝達を低下させるように構成した懸架部材13を備えている。マグネット容器6は、薄肉の懸架部材13によりクライオスタット・シェル7に接続させる。これらの部材は、典型的には、クライオスタット・シェル7から超伝導マグネットを含んでいるマグネット容器6への熱の流れが最小になるように設計する。この実施形態では、懸架部材13は、望ましくは振動に関してマグネット容器6がクライオスタット・シェル7から隔絶されるように製作する。この実施形態では、懸架部材13は、懸架ストラップ14の途中に装着したブロック塊15を備えている。ブロック塊15は非導電性材料により製作する。ストラップ14は、よく知られるように、炭素ファイバ材料により製作することができる。懸架部材13に沿った高周波の伝達は、懸架部材の途中に塊15を取り付けることにより減少させることが望ましく、これにより、懸架部材に沿って伝搬するエネルギーを反射させる傾向がある振動のインピーダンス不整合が形成される。
【0041】マグネット・アセンブリの別の実施形態は、クライオスタット・シェル7に起因する音響ノイズを低下させたクライオスタット・シェル7の実施形態を含む。このクライオスタット・シェルは一般に金属製、典型的には鋼鉄またはステンレス鋼製である。クライオスタット・シェルの振動は、パルス状傾斜磁場からの直接の電磁的励起であるか、装置内の別のどこかに生じた振動が機械的に伝達された結果であるかに関わらず、患者やMRIシステムのオペレータに聞こえるような音響ノイズを生じさせることがある。
【0042】別の実施形態では、クライオスタット・シェル7は、FRPなどの非導電性材料より製作することが望ましい。さらに別の実施形態では、このFRPには、クライオスタット・シェルを通した大気からの気体や水の侵入を低下させるために、極めて薄肉の(厚さがマイクロメートル程度またはマイクロメートル以下であるような)金属層をコーティングする(金属被覆する)ことが望ましい。この金属層が十分に薄肉に(厚さがマイクロメートル程度またはマイクロメートル以下となるように)製作されていると、金属層内でうず電流は実質的に最小化され、さらに結果的にうず電流に誘導される振動も最小化される。
【0043】さらに図2を参照すると、別の実施形態では、クライオスタット・シェル7は音響材料からなる層17により覆い、起こり得る振動を阻止かつ吸収し、これにより室内や患者ボアへの音響ノイズの放出を防止する。この層17は、音響吸収用に設計されたSoundcoat Companyによる「Soundfoam」などの連続気泡フォームなどの材料であり、この実施形態では、概ね6mm〜13mmの厚さである。さらに、この層17とクライオスタット・シェルの間には、ストリップ状にしてクライオスタット・シェルに適用することが望ましい拘束層減衰(CLD)の層を配置する。CLDは一般に、音響減衰材料を貼った薄肉のプレートより構成される。このCLD材料は、その減衰材料が薄肉のプレートと減衰させようとする構造体(クライオスタット・シェル7)との間に挟み込まれるようにしてその構造体に適用する。この構造体を通じて振動が伝達されると構造体が屈曲し、構造体と薄肉のプレートの間に生じたずれにより挟み込まれた音響減衰材料内での減衰が起こる。この材料は、音響レベルを増加させる傾向となることが多い機械的共振の影響を除去するのに効果的となり得る。さらに別の実施形態では、CLD材料100は常温ボア4の内側表面に適用する。さらに別の実施形態では、CLD材料100は傾斜アセンブリ3の内側表面または外側表面、あるいはこの両方に適用される。
【0044】マグネット・アセンブリのさらに別の実施形態では、振動及びこれに起こる音響ノイズを防止するような取り付け配置が不可欠である。例えば、クライオスタット・シェルの振動は、患者ボアチューブに対して、クライオスタット・シェル7からエンドキャップ12を経て患者ボアチューブ1までの機械的経路を介しても伝達されることがある。マグネット・アセンブリを装着するための実施の一形態では、エンドキャップ12とクライオスタット・シェル7の間のシール20により、確実に傾斜アセンブリの周囲を真空に維持して、さらに振動隔絶の役割も果たさせることによって、その機械的経路を遮断することが望ましい。この実施形態では、クライオスタットからの振動の患者ボアチューブへの伝達が防止されることになる。シール20はクライオスタット・シェル7とエンドキャップ12の間に隔絶が提供されるように選択する。実施の一形態は、Durometer40 Buna−Nゴムやその他同様の材料などのOリング(O−ring)材料により製作されたシール20を含んでいる。
【0045】さらに図2を参照すると、別の実施形態では、患者ボアチューブ1はその内側表面上に配置させた、「Soundfoam」などの音響吸収材料層を含んでいる。患者ボアチューブは、典型的には、FRP(ガラス繊維強化プラスチック)など剛性であり、導電性が低いか不導体の材料により製作される。患者ボアチューブ1は、機械的接触や空気を介して患者チューブに伝えられた振動を増幅させる傾向があるような機械的共振を有することがある。別の実施形態では、不導体の拘束層減衰(CLD)100を患者ボアチューブ1の外側表面や内側表面にストリップの形で適用することにより患者チューブ共振に対して減衰を導入することができる。
【0046】図6を参照すると、傾斜コイルに電源供給する導線による音響ノイズの発生を低下させるための別の実施形態を表している。傾斜コイルに電源供給する導線には、典型的には200A以上の大きな電流が流れており、したがって大きなローレンツ力を受けることがある。図1を参照すると、導線やワイヤ(図示せず)はエンドキャップ12のうちの1つを通り、傾斜フィードスルー・アセンブリ600を介して導かれている。これらの導線は外部電源から傾斜アセンブリまで導くことが必要であり、したがって真空エンクロージャを貫通する必要がある。傾斜用リードに大きなローレンツ力が生じてワイヤを振動させることは望ましくない。傾斜用リードのフィードスルー・アセンブリがエンドキャップ12にしっかりと装着されていると、傾斜用リードにかかる力によりエンドキャップが振動することがある。比較的面積が大きいエンドキャップの振動により大きな体積の空気が動かされ大きな強度の音を発生させることがあるため、この現象は望ましくない。
【0047】さらに図6を参照すると、傾斜フィードスルー・アセンブリ600は、エンドキャップ12への振動伝達の問題を緩和するように製作される。この実施形態では、外部電源からの電力がエンドキャップ壁601を通して伝えられるようにするため、エンドキャップ壁601上にクリアランス・ホール602を設けている。ネジ溝付きロッド603は、クリアランス・ホール602及びゴム製ディスク604を貫通しており、またネジ溝付きロッド603は、ラグ607を貫通するように装着されたワイヤ608に流す電流のための導体の役割を果たしている。したがって、ワイヤ608、ラグ607及びネジ溝付きロッド603は電源供給のための伝達経路の役割を果たす。さらに、フィードスルー・アセンブリ600を表面エンドキャップ壁601に確保するためのワッシャー605及びナット606を設けており、このナット606もまた伝達経路の一部を担っている。エンドキャップ壁601の各側に隣接するように、例えば、柔らかなゴム製の締りばめスペーサなどの電気絶縁材料により製作される一対の隔絶デバイス604がある。このゴム製の隔絶材料により、内外方向や傾斜に対して、フィードスルー・アセンブリの移動範囲を小さくすることができ、これにより振動並びに続いて起こる音響ノイズを低下できることが望ましい。さらに、隔絶デバイス604は真空を保持するための気密シールを形成する役割も果たしている。
【0048】図3を参照すると、音響ノイズの別の発生源及び伝搬路は、様々なRFコイルからの信号と、典型的にはスキャナの外部に配置させるシステムの電子回路とのインタフェースをとるために使用するクレードル電子回路ユニット300に起因することがある。典型的には、クレードル電子回路ユニット300は、パルス状イメージング傾斜を受けた際にうず電流を発生させることがある金属部分をもつ電子モジュールを含んでおり、これらのうず電流により振動やこれに続き音響を発生させることがある。典型的な電子モジュールの幾つかでは、典型的には、約50mm以上の寸法をもった金属筐体に収容された前置増幅器その他の電子回路である可能性もある。これらの電子回路が患者寝台104に装着されているか、さもなくば撮影中にイメージング・ボリューム内に導入されるような、何らかの電子回路移動用キャリッジにしっかりとボルト止めされている場合には、電子回路の振動によりクレードルまたは寝台が振動することがある。クレードルは比較的表面積が大きい場合があるため、その振動により音響が発生する効率が高いことがある。したがって、振動に関して電子回路を隔絶し、電子回路からの音が患者やシステムのオペレータに全く到達しないようにすることが望ましい。
【0049】別の実施形態では、ユニット300内の電子モジュールは、ユニット300内でその電子モジュールをゴム製パッドなど振動吸収性材料または振動隔絶材料上に置くことにより隔絶させることが望ましい。こうしたゴムは電子回路の振動のキャリッジへの到達を防ぐ傾向がある。さらに、独立気泡音響フォームやガラス繊維詰綿(batting)などの吸音材を、制御ユニット300の周りに巻き付けることができる。
【0050】本発明を好ましい実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者であれば、本発明がこれらの実施形態に限定されないことを理解するであろう。当業者であれば、上述の実施形態に対して、本発明の範囲に属するような修正を行うことができることを理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態を適用できるイメージング装置の側面断面概略図である。
【図2】図1の線30−30で切り取って見た図1のイメージング装置の断面概略図である。
【図3】本発明の好ましい実施形態を適用できるMRIスキャナの側面断面概略図である。
【図4】図1及び3のイメージング装置で有用なタイプのRFコイル・アセンブリの概略図である。
【図5】図1及び3のイメージング装置で有用なタイプのRFコイル・アセンブリの概略図である。
【図6】図1及び3のイメージング装置で有用なタイプの傾斜電流フィードスルー配置の概略図である。
【符号の説明】
1 患者ボアチューブ
2 RFコイル・アセンブリ
3 傾斜コイル・アセンブリ
4 マグネット常温ボア
5 パッシブ・マグネット・シム
6 マグネット容器
7 クライオスタット・シェル
8 ブラケット
9 ブラケット
10 隔絶スタック
11 真空スペース
12 エンドキャップ
13 懸架部材
14 懸架ストラップ
15 ブロック塊
16 拘束層減衰材料
17 音響材料層
20 エンドキャップ・シール
100 CLD材料
101 イメージング・ボリューム、患者ボア
102 ブリッジ
103 中心軸
104 患者寝台、クレードル
105 前方ブリッジ支持体
106 後方ブリッジ支持体
200 患者、被検体
300 クレードル電子回路ユニット
400 RFコイル
401 シリンダ
402 導体
500 RFコイル・アセンブリ
501 シリンダ
502 導体
503 コンデンサ
504 振動隔絶材料
505 ストラップ
600 傾斜フィードスルー・アセンブリ
601 エンドキャップ壁
602 クリアランス・ホール
603 ネジ溝付きロッド
604 ゴム製ディスク
605 ワッシャー
606 ナット
607 ラグ
608 ワイヤ
JP2001304782A 2000-10-02 2001-10-01 低ノイズ型mriスキャナ Expired - Lifetime JP4049565B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/676945 2000-10-02
US09/676,945 US6437568B1 (en) 2000-10-02 2000-10-02 Low noise MRI scanner

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002219112A JP2002219112A (ja) 2002-08-06
JP2002219112A5 true JP2002219112A5 (ja) 2005-06-23
JP4049565B2 JP4049565B2 (ja) 2008-02-20

Family

ID=24716667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001304782A Expired - Lifetime JP4049565B2 (ja) 2000-10-02 2001-10-01 低ノイズ型mriスキャナ

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6437568B1 (ja)
EP (1) EP1193507B1 (ja)
JP (1) JP4049565B2 (ja)
KR (1) KR20020026835A (ja)
CN (1) CN1216286C (ja)
DE (1) DE60130854T2 (ja)

Families Citing this family (74)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6556012B2 (en) 2000-01-21 2003-04-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus
US6954068B1 (en) 2000-01-21 2005-10-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus
US6567685B2 (en) * 2000-01-21 2003-05-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus
DE10011034C2 (de) * 2000-03-07 2002-06-06 Siemens Ag Magnetresonanzgerät mit einem Gradientenspulensystem mit einer Spulenanordnung
DE60119380T2 (de) * 2000-12-22 2007-06-14 Koninklijke Philips Electronics N.V. Medizinische untersuchungsvorrichtung mit mindestens einem magneten und rauschabsorbierendem material
US6822448B2 (en) * 2001-04-20 2004-11-23 General Electric Company RF coil for very high field magnetic resonance imaging
JP3878434B2 (ja) * 2001-05-10 2007-02-07 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴撮像用コイル構造体および磁気共鳴撮像装置
DE10127822B4 (de) * 2001-06-07 2008-04-03 Siemens Ag Magnetresonanzgerät mit einem Grundfeldmagneten
US6627003B2 (en) * 2001-10-24 2003-09-30 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc NMR shim forming method
DE10200861A1 (de) * 2002-01-11 2003-07-31 Siemens Ag Magnetresonanzgerät mit einem Wirbelstromerzeuger
US6806558B2 (en) * 2002-04-11 2004-10-19 Triquint Semiconductor, Inc. Integrated segmented and interdigitated broadside- and edge-coupled transmission lines
DE10391596B4 (de) * 2002-04-11 2014-09-11 Siemens Aktiengesellschaft Kapselung eines Magnet-Resonanz-Tomographiegeräts zur Dämpfung niedriger Schallfrequenzen
DE10393061D2 (de) * 2002-05-10 2005-06-16 Siemens Ag Reduktion der Schallemission von dünnwandigen Bauteilen in Magnetresonazgeräten
DE10253701B4 (de) * 2002-11-18 2005-12-08 Siemens Ag Vergossene HF-Bauteile, vergossene Gradientenspule für Magnetic Resonance Imaging Scanner, mit Aktoren zur aktiven Lärmbekämpfung sowie Verfahren zu deren Herstellung und Vorrichtung zur Ausführung des Verfahrens
US6894498B2 (en) * 2003-03-12 2005-05-17 Mrscience Llc Active vibration compensation for MRI gradient coil support to reduce acoustic noise in MRI scanners
JP5255208B2 (ja) * 2003-05-30 2013-08-07 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 成形固定シムを備える磁気共鳴画像スキャナ
US7068033B2 (en) * 2003-08-18 2006-06-27 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Acoustically damped gradient coil
US8354837B2 (en) 2003-09-24 2013-01-15 Ge Medical Systems Global Technology Company Llc System and method for electromagnetic tracking operable with multiple coil architectures
DE102004004294A1 (de) 2004-01-28 2005-08-18 Siemens Ag Vakuumgehäuse für ein Magnetresonanzgerät
US7508208B2 (en) 2004-03-03 2009-03-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Magnetic resonance imaging scanner with booster iron
CN1930484A (zh) 2004-03-15 2007-03-14 皇家飞利浦电子股份有限公司 磁共振成像设备的主磁体带孔涡流屏蔽
US20070229080A1 (en) * 2004-04-26 2007-10-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Electro-Optical Magnetic Resonance Transducer
JP4822439B2 (ja) * 2004-05-31 2011-11-24 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
WO2005124381A2 (en) * 2004-06-17 2005-12-29 Koninklijke Philips Electronics, N.V. Magnetic resonance imaging system with iron-assisted magnetic field gradient system
CN101061390A (zh) * 2004-11-17 2007-10-24 皇家飞利浦电子股份有限公司 具有噪音降低的磁共振系统
US7705701B2 (en) * 2005-07-15 2010-04-27 General Electric Company Thin metal layer vacuum vessels with composite structural support
US7599728B2 (en) * 2006-04-03 2009-10-06 General Electric Company Magnetic resonance imaging
US7671593B2 (en) * 2006-06-15 2010-03-02 General Electric Company RF body coil with acoustic isolation of conductors
JP4237786B2 (ja) * 2006-09-27 2009-03-11 株式会社日立製作所 核磁気共鳴信号用ソレノイドコイル及び核磁気共鳴用プローブ
JP5032189B2 (ja) * 2007-04-18 2012-09-26 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー Mri装置およびrfパルス生成回路
DE102007025096B4 (de) * 2007-05-30 2013-04-25 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Bestimmung des Designs eines Hauptmagneten einer Magnetresonanzeinrichtung mit wenigstens einem Gradientenspulensystem
CN101796425A (zh) * 2007-09-07 2010-08-04 皇家飞利浦电子股份有限公司 声噪声降低的磁共振检查系统
GB2459502B (en) * 2008-04-25 2010-03-03 Siemens Magnet Technology Ltd Vacuum vessel for cooled equipment
US7936170B2 (en) * 2008-08-08 2011-05-03 General Electric Co. RF coil and apparatus to reduce acoustic noise in an MRI system
KR100971013B1 (ko) * 2008-09-04 2010-07-20 한양대학교 산학협력단 자기공명장비용 모터 및 그 제어방법
KR100971554B1 (ko) * 2008-10-20 2010-07-21 한양대학교 산학협력단 자기공명장비용 브러쉬리스 모터 및 그 제어방법
JP5582756B2 (ja) * 2008-11-28 2014-09-03 株式会社東芝 高周波コイルユニットおよび磁気共鳴診断装置
JP5586201B2 (ja) * 2009-10-05 2014-09-10 株式会社東芝 磁気共鳴診断装置
RU2573545C2 (ru) * 2009-12-28 2016-01-20 Конинклейке Филипс Электроникс Н.В. Трубчатый тепловой переключатель для магнита, не использующего криогенные среды
JP2011143033A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
JP5558863B2 (ja) * 2010-02-22 2014-07-23 株式会社東芝 Mri装置
EP2388610A1 (en) * 2010-05-20 2011-11-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Magnetic Resonance Imaging Gradient Coil, Magnet Assembly, and System
US20120025829A1 (en) * 2010-07-27 2012-02-02 General Electric Company Acoustically damped gradient coil
DE102010033330B4 (de) * 2010-08-04 2014-04-30 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanz-Antennenanordnung, Magnetresonanzgerät und Verfahren zur Akquisition von Magnetresonanzsignalen
JP2011031103A (ja) * 2010-11-24 2011-02-17 Toshiba Corp 核磁気共鳴イメージング装置
CN102711604B (zh) * 2011-01-13 2015-06-10 株式会社东芝 磁共振成像装置
US8710842B2 (en) * 2011-03-07 2014-04-29 General Electric Company Apparatus and method to reduce noise in magnetic resonance imaging systems
US20120280688A1 (en) * 2011-05-03 2012-11-08 M2M Imaging Corp. Magnetic Resonance (MR) Radio Frequency (RF) Coil and/or High Resolution Nuclear Magnetic Resonance
US8884620B2 (en) * 2011-05-16 2014-11-11 General Electric Company RF body coil for reduced acoustic noise in an MR system
WO2012174041A2 (en) * 2011-06-13 2012-12-20 Edelstein William A Magnetic resonance imaging (mri) device noise dampening system
DE102011082401B4 (de) * 2011-09-09 2015-01-08 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanzvorrichtung
DE102011082402B4 (de) * 2011-09-09 2015-01-08 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanzvorrichtung
DE102011082411B4 (de) * 2011-09-09 2015-02-12 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanzvorrichtung
DE102011082410B4 (de) * 2011-09-09 2015-02-12 Siemens Aktiengesellschaft Magnetresonanzvorrichtung
DE102012201485B4 (de) * 2012-02-02 2019-02-21 Siemens Healthcare Gmbh Medizinische Bildgebungsvorrichtung mit einer eine Verkleidungsschale aufweisende Gehäuseeinheit sowie ein Verfahren zur Herstellung einer Verkleidungsschale der medizinischen Bildgebungsvorrichtung
US9581665B2 (en) 2012-04-20 2017-02-28 General Electric Company Systems and methods for damping common-mode energy
US9846207B2 (en) 2012-04-30 2017-12-19 Children's Hospital Medical Center Acoustic noise reducing RF coil for magnetic resonance imaging
GB2503460B (en) * 2012-06-26 2014-08-13 Siemens Plc Method and apparatus for reduction of gradient coil vibration in MRI systems
KR101417781B1 (ko) * 2012-09-24 2014-08-06 삼성전자 주식회사 자기공명영상장치 및 그 제조방법
WO2014147518A2 (en) * 2013-03-21 2014-09-25 Koninklijke Philips N.V. Mr image reconstruction using compressed sensing
DE102013213538B4 (de) * 2013-07-10 2018-08-16 Siemens Healthcare Gmbh Patienten-Bore mit integrierter HF-Rückflussraumformung zur Minimierung der Kopplung zwischen einer Energiekette und lokalen HF-Sendespulen
DE102013218177A1 (de) * 2013-09-11 2015-03-26 Siemens Aktiengesellschaft Gerät mit einer Befestigungsvorrichtung
US9989605B2 (en) * 2013-11-22 2018-06-05 Toshiba Medical Systems Corporation Magnetic resonance imaging apparatus
WO2015170632A1 (ja) * 2014-05-08 2015-11-12 株式会社 日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
US10132882B2 (en) 2015-06-09 2018-11-20 General Electric Company Systems and methods for MRI body coil support structures
CN106443530A (zh) * 2015-08-13 2017-02-22 上海联影医疗科技有限公司 一种用于磁共振成像的磁体组件及其制造方法
CN105352690B (zh) * 2015-11-26 2018-01-23 清华大学 医疗器械在磁场中的振动测量方法
CN107768064B (zh) * 2016-08-19 2020-09-15 上海联影医疗科技有限公司 一种超导磁体组件
CN106443531B (zh) * 2016-12-05 2024-04-12 苏州朗润医疗系统有限公司 一种复合式降噪装置和实施复合降噪的方法
CN107907844B (zh) * 2017-11-03 2020-04-24 上海联影医疗科技有限公司 磁共振成像设备及其匀场方法
CN108287173A (zh) * 2018-01-12 2018-07-17 中国石油大学(北京) 便携式核磁共振探测装置
CN109163099B (zh) * 2018-09-21 2021-03-02 国网湖南省电力有限公司 一种旋转机械用低噪轴端密封结构
US10684336B2 (en) * 2018-10-24 2020-06-16 General Electric Company Radiofrequency coil and shield in magnetic resonance imaging method and apparatus
DE102020201522A1 (de) 2020-02-07 2021-08-12 Bruker Switzerland Ag NMR-Messanordnung mit kalter Bohrung des Kryostaten

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4840700A (en) 1983-11-02 1989-06-20 General Electric Company Current streamline method for coil construction
JPH0284935A (ja) * 1988-06-14 1990-03-26 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置
US5235283A (en) * 1991-02-07 1993-08-10 Siemens Aktiengesellschaft Gradient coil system for a nuclear magnetic resonance tomography apparatus which reduces acoustic noise
US5179338A (en) * 1991-09-13 1993-01-12 General Electric Company Refrigerated superconducting MR magnet with integrated gradient coils
JP3161008B2 (ja) * 1992-03-18 2001-04-25 株式会社日立製作所 磁気共鳴イメージング装置
US5489848A (en) 1992-09-08 1996-02-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Magnetic resonance imaging apparatus
DE4432747C2 (de) * 1993-09-17 1997-03-27 Hitachi Medical Corp Vorrichtung und Verfahren zur Geräuschdämpfung in einem Kernspintomographen
DE19531216C2 (de) * 1995-08-24 1998-01-29 Siemens Ag Magnetresonanzgerät mit wenigstens einer an einer Halterung befestigten Gradientenspule
US5570021A (en) 1995-10-10 1996-10-29 General Electric Company MR gradient set coil support assembly
US5793210A (en) 1996-08-13 1998-08-11 General Electric Company Low noise MRI scanner
US5760584A (en) 1996-08-16 1998-06-02 General Electric Company Shield for MR system RF coil provided with multiple capacitive channels for RF current flow
JP3619623B2 (ja) * 1996-10-17 2005-02-09 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージングの遮音方法
DE19722481C2 (de) * 1997-05-28 2000-02-10 Siemens Ag Kernspintomograph und Verwendung einer Geräuschminderungseinrichtung bei einem Kernspintomographen
US5990681A (en) * 1997-10-15 1999-11-23 Picker International, Inc. Low-cost, snap-in whole-body RF coil with mechanically switchable resonant frequencies
US6157276A (en) * 1998-08-14 2000-12-05 General Electric Company MRI magnet assembly with non-conductive inner wall
DE19838390A1 (de) * 1998-08-24 2000-03-02 Siemens Ag Lärmreduziertes diagnostisches Magnetresonanzgerät

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4049565B2 (ja) 低ノイズ型mriスキャナ
JP2002219112A5 (ja)
US7375526B2 (en) Active-passive electromagnetic shielding to reduce MRI acoustic noise
US7141974B2 (en) Active-passive electromagnetic shielding to reduce MRI acoustic noise
JP4341109B2 (ja) 非導電性内壁を有するmri磁石アセンブリ
JP4097307B2 (ja) 磁気共鳴作像用スキャナ・サブアセンブリ
US6326788B1 (en) MRI apparatus with a mechanically integrated eddy current shield in the gradient system
US5764059A (en) Acoustic screen
EP2845037B1 (en) Acoustic noise reducing rf coil for magnetic resonance imaging
EP1077382A2 (en) Reduced noise RF coil apparatus for MR imaging system
US6894498B2 (en) Active vibration compensation for MRI gradient coil support to reduce acoustic noise in MRI scanners
CN101796425A (zh) 声噪声降低的磁共振检查系统
JP2001509726A (ja) 力を最適化された傾斜コイルを備えた磁気共鳴装置
EP0225390B1 (en) Coil for nuclear magnetic resonance imaging diagnostic apparatus
JP2007512074A (ja) 追加渦電流シールドシステムを有する活性シールド勾配コイルシステム
WO2013046957A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US20050258923A1 (en) Encapsulation of a magnetic resonance tomography device for attenuation of low sound frequencies
JP6061518B2 (ja) 傾斜コイルにおいて半径方向力を均衡させるためのシステム及び装置
JPH08266513A (ja) 診断用磁気共鳴装置
JP3897958B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
WO2016031341A1 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4988385B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JPH11137535A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP2001198101A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
EP1521976A2 (en) An mri system with a conductive member having a damping effect for vibrations