JP5032189B2 - Mri装置およびrfパルス生成回路 - Google Patents

Mri装置およびrfパルス生成回路 Download PDF

Info

Publication number
JP5032189B2
JP5032189B2 JP2007109062A JP2007109062A JP5032189B2 JP 5032189 B2 JP5032189 B2 JP 5032189B2 JP 2007109062 A JP2007109062 A JP 2007109062A JP 2007109062 A JP2007109062 A JP 2007109062A JP 5032189 B2 JP5032189 B2 JP 5032189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital
phase
signal
carrier signal
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007109062A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008264101A5 (ja
JP2008264101A (ja
Inventor
史浩 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority to JP2007109062A priority Critical patent/JP5032189B2/ja
Priority to US12/103,557 priority patent/US7560933B2/en
Priority to CN2008100933376A priority patent/CN101288588B/zh
Publication of JP2008264101A publication Critical patent/JP2008264101A/ja
Publication of JP2008264101A5 publication Critical patent/JP2008264101A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032189B2 publication Critical patent/JP5032189B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3607RF waveform generators, e.g. frequency generators, amplitude-, frequency- or phase modulators or shifters, pulse programmers, digital to analog converters for the RF signal, means for filtering or attenuating of the RF signal
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3621NMR receivers or demodulators, e.g. preamplifiers, means for frequency modulation of the MR signal using a digital down converter, means for analog to digital conversion [ADC] or for filtering or processing of the MR signal such as bandpass filtering, resampling, decimation or interpolation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

本発明は、MRI装置およびRFパルス生成回路に関する。詳しくは、RFパルスを生成するときに発生するノイズを低減することができるMRI装置、およびそのMRI装置でRFパルスを生成するために用いられるRFパルス生成回路に関する。
RFパルスには高い周波数精度が要求される。このため、ダイレクトデジタルシンセサイザ(以下、DDSという。)を用いてデジタル信号のRFパルス(以下、デジタルRFパルス信号という。)が生成され、デジタル−アナログ変換器(以下、D/A変換器という。)によってアナログ信号のRFパルス(以下、アナログRFパルス信号という。)に変換される。以下では、RFパルスはRFコイルから送信されるものを意味するものとする。
アナログRFパルス信号が印加されたRFコイルからRFパルスが送信されると、磁場内に位置する被験体から磁気共鳴信号が発生する。磁気共鳴信号はRFコイルで受信され、アナログ−デジタル変換器(以下、A/D変換器という。)によってデジタル信号の磁気共鳴信号(以下、デジタル磁気共鳴信号という。)に変換される。以下、RFコイルで受信された後、A/D変換器でデジタル磁気共鳴信号に変換される前の磁気共鳴信号をアナログ磁気共鳴信号という。また、単に磁気共鳴信号というときは、被験体から発生し、RFコイルで受信されるものを意味するものとする。
アナログ磁気共鳴信号にノイズが重畳すると、ノイズは、MRI装置で再構成された画像にアーチファクトとして表れ、画質を劣化させる。しかし、微弱な磁気共鳴信号を受信するために、RFコイルの受信感度はできる限り高くしなければならない。このため、アナログ磁気共鳴信号にはノイズが重畳しやすい。そこで、ノイズの影響を低減するために、さまざまな手段が取られている。例えば、デジタル回路のクロック信号に起因するノイズがアナログ磁気共鳴信号に重畳したことにより生じる画質の劣化を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ただし、アナログ磁気共鳴信号に重畳する可能性があるノイズの発生を防止することができれば最も望ましい。
RFパルスは磁気共鳴信号を励起するために送信されるものであるため、RFパルスの周波数と磁気共鳴信号の周波数は同一である。このため、アナログRFパルス信号がRFコイルまで送信される配線経路からアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズが発生する可能性がある。これを防ぐために、D/A変換器によって変換された後のアナログRFパルス信号を送信する配線経路には、インピーダンスマッチングを取る等のノイズ発生を防止するための対策が施されている。
特開平5−7570号公報
しかし、デジタルRFパルス信号がD/A変換器まで送信されるデジタルバスからもアナログ磁気共鳴信号に重畳する微弱なノイズが発生する。
以上から、デジタルバス上を伝送されるデジタルRFパルス信号からアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズを低減することができるMRI装置、およびそのMRI装置でRFパルスを生成するために用いられるRFパルス生成回路が要望されている。
本発明のMRI装置は、アナログRFパルス信号が印加されるRFコイルと、前記アナログRFパルス信号を生成するRFパルス生成回路と、アナログ磁気共鳴信号を受信し、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換する磁気共鳴信号受信回路とを有し、前記RFパルス生成回路が、所定のビット数のデジタル搬送波信号を生成する搬送波信号生成部と、前記デジタル搬送波信号をデジタル包絡線信号で変調し、デジタルRFパルス信号を生成するデジタル変調器と、前記デジタルRFパルス信号をアナログRFパルス信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、前記デジタル搬送波信号と2の補数の関係にあるデジタル反転搬送波信号を生成し、当該デジタル反転搬送波信号を前記磁気共鳴信号受信回路に送信する反転部とを含み、前記磁気共鳴信号受信回路が、アナログ磁気共鳴信号を所定のビット数のデジタル磁気共鳴信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、前記デジタル磁気共鳴信号を前記デジタル反転搬送波信号で復調し、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換するデジタル復調器とを含む。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記搬送波信号生成部が、位相増加量を記憶する第1の位相記憶部と、初期化時に第1の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第1の累算位相が算出される第1の位相累算部と、前記デジタル搬送波信号が記憶されており、前記第1の累算位相が入力されると、前記第1の累算位相に対応する前記デジタル搬送波信号を出力する第1の波形テーブルとを有する。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記反転部が、前記搬送波信号生成部で生成された前記デジタル搬送波信号を2の補数に変換することによって前記デジタル反転搬送波信号を生成する。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記反転部が、前記位相増加量を記憶する第2の位相記憶部と、初期化時に第2の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第2の累算位相が算出される第2の位相累算部と、前記デジタル反転搬送波信号が記憶されており、前記第2の累算位相が入力されると、前記第2の累算位相に対応する前記デジタル反転搬送波信号を出力する第2の波形テーブルとを有し、前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値を調整することにより、前記デジタル搬送波信号と前記デジタル反転搬送波信号の間に任意の位相差を設定することができる。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記デジタル変調器が、デジタルミキサである。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記デジタル復調器が、デジタルミキサである。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記アナログRFパルス信号に含まれる高調波成分を除去するローパスフィルタを有する。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記高調波成分が除去されたアナログRFパルス信号が増幅されて前記RFコイルに印加される。
好ましくは、本発明のMRI装置は、前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値が、ボア内に被検体が存在しない状態でアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズが最小となるように設定される。
また、本発明のRFパルス生成回路は、所定のビット数のデジタル磁気共鳴信号をデジタル反転搬送波信号で復調し、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換する磁気共鳴信号受信回路を含むMRI装置で用いられるRFパルス生成回路であって、所定のビット数のデジタル搬送波信号を生成する搬送波信号生成部と、前記デジタル搬送波信号をデジタル包絡線信号で変調し、デジタルRFパルス信号を生成するデジタル変調器と、前記デジタルRFパルス信号をアナログRFパルス信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、前記デジタル搬送波信号と2の補数の関係にあるデジタル反転搬送波信号を生成し、当該デジタル反転搬送波信号を前記磁気共鳴信号受信回路に送信する反転部とを有する。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記搬送波信号生成部が、位相増加量を記憶する第1の位相記憶部と、初期化時に第1の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第1の累算位相が算出される第1の位相累算部と、前記デジタル搬送波信号が記憶されており、前記第1の累算位相が入力されると、前記第1の累算位相に対応する前記デジタル搬送波信号を出力する第1の波形テーブルとを有する。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記反転部が、前記搬送波信号生成部で生成された前記デジタル搬送波信号を2の補数に変換することによって前記デジタル反転搬送波信号を生成する。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記反転部が、前記位相増加量を記憶する第2の位相記憶部と、初期化時に第2の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第2の累算位相が算出される第2の位相累算部と、前記デジタル反転搬送波信号が記憶されており、前記第2の累算位相が入力されると、前記第2の累算位相に対応する前記デジタル反転搬送波信号を出力する第2の波形テーブルとを有し、前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値を調整することにより、前記デジタル搬送波信号と前記デジタル反転搬送波信号の間に任意の位相差を設定することができる。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記デジタル変調器が、デジタルミキサである。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記デジタル復調器が、デジタルミキサである。
好ましくは、本発明のRFパルス生成回路は、前記アナログRFパルス信号に含まれる高調波成分を除去するローパスフィルタを有する。
以上のように、本発明によれば、デジタルバス上を伝送されるデジタルRFパルス信号からアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズを低減することができるMRI装置、およびそのMRI装置でRFパルスを生成するために用いられるRFパルス生成回路を提供することができる。
図1は、MRI装置を示す図である。MRI装置10は、図1に示すように、マグネットシステム11と、クレードル12と、傾斜磁場駆動回路13と、RFパルス生成回路14と、磁気共鳴信号受信回路15と、制御部16と、オペレータコンソール17とを有している。
マグネットシステム11は、図1に示すように、概ね円柱状の内部空間(ボア)111を有し、ボア111内には、クッションを介して被検体20を載せたクレードル12が図示しない搬送部によって搬入される。
マグネットシステム11内には、図1に示すように、ボア111内のマグネットセンタ(走査する中心位置)の周囲に、静磁場発生部112と、傾斜磁場コイル部113と、RFコイル部114が配置されている。
静磁場発生部112は、ボア111内に静磁場を形成する。静磁場の方向は、例えば、被検体20の体軸方向と平行である。ただし、静磁場の方向は被検体20の体軸方向と垂直であっても良い。
傾斜磁場コイル部113は、RFコイル部114が受信する磁気共鳴信号に3次元の位置情報を持たせるために、静磁場発生部112が形成した静磁場の強度に勾配を付ける傾斜磁場を発生する。傾斜磁場コイル部113が発生する傾斜磁場は、スライス選択傾斜磁場、周波数エンコード傾斜磁場、及び位相エンコード傾斜磁場の3種類であり、これら3種類の傾斜磁場に対応して傾斜磁場コイル部113は3系統の傾斜磁場コイルを有する。
RFコイル部114は、RFパルスを送信し、静磁場発生部112が形成した静磁場空間内で被検体20の体内のプロトンのスピンを励起して磁気共鳴信号を発生させる。また、RFコイル部114は、被検体20の発生する磁気共鳴信号を受信する。なお、RFコイル部114は、送信用RFコイルと受信用RFコイルを別々に設ける構造であっても良いし、RFパルスの送信と磁気共鳴信号の受信を同じRFコイルで行う構造であっても良い。
傾斜磁場駆動回路13は、制御部16の指令に基づいて駆動信号DRを傾斜磁場コイル部113に与えて傾斜磁場を発生させる。傾斜磁場駆動回路13は、傾斜磁場コイル部113の3系統の傾斜磁場コイルに対応して、図示しない3系統の駆動回路を有する。
RFパルス生成回路14は、後述するように、RFパルス用周波数シンセサイザを有しており、RFパルス用周波数シンセサイザを用いてアナログRFパルス信号を生成する。アナログRFパルス信号はRFコイル部114に印加与され、RFコイル部114からRFパルスが送信される。
磁気共鳴信号受信回路15は、後述するように、RFコイル部114によって受信されたアナログ磁気共鳴信号を取り込み、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換してオペレータコンソール17のデータ処理部171に出力する。
制御部16は、所定のパルスシーケンスに従って傾斜磁場駆動回路13とRFパルス生成回路14を制御し、駆動信号DRとアナログRFパルス信号を生成させる。更に、制御部16は、磁気共鳴信号受信回路15を制御する。
オペレータコンソール17は、図1に示すように、データ処理部171と、画像データベース172と、操作部173と、表示部174とを有している。データ処理部171は、MRI装置10全体の制御や画像再構成処理等を行う。データ処理部171には、制御部16が接続されており、データ処理部171は制御部16を統括する。また、データ処理部171には、画像データベース172、操作部173、及び表示部174が接続されている。画像データベース172は、例えば記録再生可能なハードディスク装置等を含み、再構成された再構成画像データ等を記録する。操作部173はキーボードやマウス等を含み、表示部174はグラフィックディスプレイ等を含んでいる。
なお、ボア111は本発明のボアの例であり、RFコイル部114は本発明のRFコイルの例であり、RFパルス生成回路14は本発明のRFパルス生成回路の例であり、磁気共鳴信号受信回路15は本発明の磁気共鳴信号受信回路の例である。
図2は、RFパルス生成回路の一例を示すブロック図である。RFパルス生成回路14は、RFパルス用周波数シンセサイザ30と、D/A変換器40と、ローパスフィルタ(以下、LPFという。)50とを有している。図1と図2における同一の符号は同一の構成要素を示す。
RFパルス用周波数シンセサイザ30は、ダイレクトデジタルシンセサイザ(以下、DDSという。)31とデジタル包絡線信号生成器32とデジタルミキサ33とを含んでいる。DDS31は、位相記憶部311と位相累算部312と波形テーブル313を含む。位相記憶部311には位相増加量が記憶されている。位相累算部312は累算位相を記憶する。位相累算部312には初期設定時に位相の初期値が設定され、クロック周期ごとに位相増加量が加算されることによって、累算位相が算出される。ここで、クロック周期はD/A変換器40のサンプリング周波数fsの逆数である。累算位相は波形テーブル313に入力される。波形テーブル313は、例えば、ROMで構成され、累算位相に対応するデジタル搬送波信号の値が記憶されている。累算位相はROMのアドレスに入力され、ROMからはそのアドレスに記憶されているデジタル搬送波信号の値が出力される。デジタル包絡線信号生成器32はデジタル包絡線信号を生成する。デジタルミキサ33は、デジタル搬送波信号をデジタル包絡線信号で変調し、所定の帯域幅を持ったデジタルRFパルス信号を生成する。
デジタルRFパルス信号は、RFパルス用周波数シンセサイザ30からD/A変換器40に送信され、D/A変換器40によってアナログRFパルス信号に変換される。D/A変換器40から出力されるアナログRFパルス信号は高調波を含んでいるため、LPF50を通すことによって高調波成分が除去された後、パワーアンプによって増幅されてRFコイル部114に送られる。
アナログRFパルス信号がRFコイル部114まで送られる途中にアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズが発生するのをできる限り抑えるために、LPF50とRFコイル部114を結ぶ配線経路には、インピーダンスマッチングを取る等のノイズ発生を防止するための対策が施される。
RFパルスの周波数は静磁場強度によって決まる。例えば、静磁場強度が1.5T(テスラ)のMRI装置10では、RFパルスの周波数は約64MHzである。D/A変換器40のサンプリング周波数fsは、ナイキスト周波数(約64MHz×2)以上でなければならない。図2では、例えばサンプリング周波数fs=200MHzとしている。このとき、RFパルス用周波数シンセサイザ30は200MHzで動作し、5nsecごとにデジタルRFパルス信号をデジタルバスに出力する。
図3は、DDSとD/A変換器とLPFの出力の一例を示す図である。DDS31の出力は、例えば12ビット長であって2の補数で表される。この場合、5nsecごとに、例えば図3(a)に示すようなデジタル値が出力される。ここで、t0〜t4は、5nsecの間隔を持つ時刻である。DDS31の出力はデジタルミキサ33で変調され、所定の帯域幅のデジタルRFパルス信号に変換されるが、図3では、単純化のため、RFパルス用周波数シンセサイザ30から64MHzの正弦波のデジタルRFパルス信号が出力される例を示している。このとき、図3(b)に示すように、D/A変換器40からは、階段状の波形信号が出力され、LPF50から高調波成分が除去された64MHzの正弦波のアナログ波形信号が出力される。
図4は、64MHzデジタル正弦波信号の個々のビットが取る値を示す図である。Tは64MHzの正弦波の1周期を示す。64MHzデジタル正弦波信号は、例えば2の補数で表され、正弦波の正の最大値=0111 1111 1111、負の最大値=1000 0000 0000とする。このとき、MSBはデジタル正弦波信号が正のときローレベル、デジタル正弦波信号が負のときハイレベルを取る。従って、図4(b)に示すように、MSBは周期Tで変化する矩形波をサンプリングしたものとなる。また、MSBより1ビット下位側の(MSB−1)ビットは、デジタル正弦波信号の値が正の最大値の1/2以上であるか、または0と負の最大値の1/2の間の値であるときハイレベル、それ以外のときローレベルを取る。従って、図4(c)に示すように、(MSB−1)ビットも周期Tで変化する波形をサンプリングしたものとなる。同様に、図4(d)に示すように、MSBより2ビット下位側の(MSB−2)ビットも周期Tで変化する波形をサンプリングしたものとなる。例えば、図3(a)に示すt0の時刻には、図4(b)、図4(c)、図4(d)にそれぞれ示すように、MSB=0、(MSB−1)=1、(MSB−2)=1である。また、図3(a)に示すt2の時刻には、図4(b)、図4(c)、図4(d)にそれぞれ示すように、MSB=1、(MSB−1)=0、(MSB−2)=0を取る。
従って、DDS31の出力は、MSB、(MSB−1)ビット、(MSB−2)ビットについては、図4(b)〜図4(d)の波形を200MHzでサンプリングしたものとなる。このため、これらの各ビットは64MHzの周波数成分を含んでいる。DDS出力の他のビットも同様に周期Tで変化し、64MHzの周波数成分を含む。
以上のように、デジタルバス上のデジタルRFパルス信号は200MHzで送られるが、その個々のビットは64MHzの周波数成分を含む。このため、デジタルRFパルス信号がD/A変換器40まで送られるデジタルバスでもアナログ磁気共鳴信号に重畳し、アナログ磁気共鳴信号と同じ周波数であるため、フィルタによって除去できないノイズが発生する。
図5は、本発明の一実施形態によるRFパルス生成回路と磁気共鳴信号受信回路の一例を示すブロック図である。RFパルス生成回路14Aは、RFパルス用周波数シンセサイザ30Aと、D/A変換器40と、LPF50とを有しており、RFパルス用周波数シンセサイザ30Aは、DDS31と、デジタル包絡線信号生成器32と、デジタルミキサ33と、反転部34とを含んでいる。また、磁気共鳴信号受信回路15は、デジタルミキサ60とA/D変換器70とを有している。図1と図2と図5における同一の符号は同一の構成要素を示す。
DDS31の出力するデジタル搬送波信号の位相の初期値と周波数は、オペレータコンソール17に含まれるデータ処理部171から制御部16を介して周波数設定信号によって設定される。デジタルミキサ33は、DDS31から出力されるデジタル搬送波信号を、デジタル包絡線信号生成器32から出力されるデジタル包絡線信号で変調し、デジタルRFパルス信号を生成する。
デジタルRFパルス信号は、デジタルバスAを通ってD/A変換器40に送られる。デジタルバスAを流れるのは、200MHzでサンプリングされたデジタルRFパルス信号である。デジタルRFパルス信号は、RFパルスの送信時にはスライス幅に応じた所定の帯域幅を有するが、磁気共鳴信号の受信時には包絡線信号は一定値となっている。このため、磁気共鳴信号を受信するとき、デジタルバスAを流れるのは、200MHzでサンプリングされた64MHzの正弦波信号である。上述したように、この64MHzデジタル正弦波信号の個々のビットからは64MHzのノイズが発生する。64MHzデジタル正弦波信号は、D/A変換器40でアナログ信号に変換され、LPF50で高調波を除去される。磁気共鳴信号を受信するとき、64MHzのアナログ正弦波信号は、RFコイルに印加される前に止められ、RFコイルからは送信されない。
反転部34は、DDS31から出力されるデジタル搬送波信号を2の補数に変換することによってデジタル反転搬送波信号を生成する。デジタル反転搬送波信号は磁気共鳴信号受信回路15にデジタルバスBを通って送られる。デジタル反転搬送波信号がデジタルバスBを流れるときにも個々のビットから64MHzのノイズが発生する。
一方、A/D変換器70は、RFコイル部114で受信されたアナログ磁気共鳴信号をデジタル磁気共鳴信号に変換する。デジタルミキサ60はデジタル磁気共鳴信号をデジタル反転搬送波信号で復調し、中心周波数が0Hzのベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換する。
図6は、ノイズ除去の原理を示す図である。aとbは、それぞれデジタルバスAとデジタルバスBを流れる個々のビットの波形を示す。図6(a)は、デジタルバスBでデジタル搬送波信号を送信する場合の例である。一方、図6(b)は、デジタルバスBでデジタル反転搬送波信号を送信する場合の例である。図6(a)では、aとbのレベルは同時に変化する。従って、aとbから生じるノイズは加算され、合成されるノイズは大きくなる。このため、デジタルバスBでデジタル搬送波信号を送信すると、アナログ磁気共鳴信号に大きなノイズが重畳する。一方、図6(b)では、aとbのレベルは反対方向に変化する。このため、図6(b)では、aとbから生じるノイズは打ち消しあう。ただし、デジタルバスBを流れるデジタル反転搬送波信号はデジタルバスAを流れるデジタル搬送波信号と2の補数の関係にある。デジタル反転搬送波信号とデジタル搬送波信号は下位ビット側の一部のビットが反転した関係には無いため、デジタル反転搬送波信号とデジタル搬送波信号の全てのビットが互いのノイズを打ち消し合う訳ではない。
しかし、デジタルバスAから発生するノイズCは、デジタルバスAを流れる個々のビットから発生するノイズが合成されたものであり、64MHzで変化するアナログ信号のノイズである。同様に、デジタルバスBから発生するノイズDは、デジタルバスBを流れる個々のビットから発生するノイズが合成されたものであり、64MHzで変化するアナログ信号のノイズである。ノイズCとノイズDは互いに打ち消し合う関係にある。従って、デジタルバスBでデジタル反転搬送波信号を送信すると、アナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズを低減できる。
なお、デジタルミキサ60では復調に用いられる信号の周波数がRFパルスの中心周波数と一致していれば良く、RFパルスの中心周波数との位相差は問題にならないため、デジタル反転搬送波信号でデジタル磁気共鳴信号を復調しても良い。
RFパルス生成回路14Aは本発明のRFパルス生成回路の例であり、DDS31は本発明の搬送波生成部の例であり、デジタルミキサ33は本発明のデジタル変調器の例であり、D/A変換器40は本発明のデジタル−アナログ変換器の例であり、反転部34は本発明の反転部の例であり、磁気共鳴信号受信回路15は本発明の磁気共鳴信号受信回路の例であり、A/D変換器70は本発明のアナログ−デジタル変換器の例であり、デジタルミキサ60は本発明のデジタル復調器の例である。
図7は、本発明の他の実施形態によるRFパルス生成回路の一例を示すブロック図である。RFパルス生成回路14Bは、RFパルス用周波数シンセサイザ30Bと、D/A変換器40と、LPF50とを有している。RFパルス用周波数シンセサイザ30Bは、DDS−A31Aと、DDS−B31Bと、デジタル包絡線信号生成器32と、デジタルミキサ33とを含んでいる。図5と図7における同一の符号は同一の構成要素を示す。RFパルス生成回路14Aはデジタル反転搬送波信号を反転部34で生成するのに対し、RFパルス生成回路14Bはデジタル反転搬送波信号をDDS−B31Bで生成する点が異なる。
DDS−A31AとDDS−B31Bの機能は、図5のDDS31と同一である。すなわち、DDS−A31AとDDS−B31Bは、位相記憶部311と位相累算部312と波形テーブル313を含む。位相記憶部311には位相増加量が記憶されている。位相累算部312は累算位相を記憶する。位相累算部312には初期設定時に位相の初期値が設定され、クロック周期ごとに位相増加量が加算されることによって、累算位相が算出される。累算位相は波形テーブル313に入力される。波形テーブル313は、例えば、ROMで構成され、累算位相に対応するデジタル搬送波信号の値が記憶されている。累算位相はROMのアドレスに入力され、ROMからはそのアドレスに記憶されているデジタル搬送波信号の値が出力される。
DDS−A31Aの出力するデジタル搬送波信号の周波数と位相の初期値は周波数・位相設定信号Aによって設定され、DDS−B31Bの出力するデジタル反転搬送波信号の周波数と位相の初期値は周波数・位相設定信号Bによって設定される。周波数・位相設定信号Aと周波数・位相設定信号Bにより、デジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号を任意の位相差に調整することができる。ただし、磁気共鳴信号に重畳するノイズの低減が目的であるからデジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号の周波数はRFパルスの中心周波数と同一に設定される。
磁気共鳴信号にノイズが重畳する経路によっては遅延が存在する。このため、デジタル搬送波信号と2の補数の関係にあるデジタル反転搬送波信号をデジタルバスBで送信しても、デジタルバスAから生じるノイズCとデジタルバスBから生じるノイズDが互いに弱めあうとは限らない。磁気共鳴信号に重畳するノイズを最小とするためにはデジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号の位相差を調整することが必要である。そこで、本実施形態ではDDS−A31AとDDS−B31Bを用いてデジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号の位相差を調整する。
なお、RFパルス生成回路14Bは本発明のRFパルス生成回路の例であり、DDS−A31Aは本発明の搬送波信号生成部の例であり、DDS−B31Bは本発明の反転部の例である。
図8は、デジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号の位相差を調整する方法の一例を示す図である。被検体20を撮像する前に、MRI装置10のボア111内に被検体20が存在しない状態でDDS−A31AとDDS−B31Bの位相差が設定される(ステップS1)。すなわち、クレードル12に被検体20が載っていない状態で磁気共鳴信号に重畳するノイズが最小となるように、周波数・位相設定信号Aと周波数・位相設定信号Bを用いてデジタルバスAを流れるデジタルRFパルス信号とデジタルバスBを流れるデジタル反転搬送波信号の位相差が調整される。その後、被検体20を載せたクレードル12が搬送部によってボア111内に搬入され、ステップS1で設定された位相差を保ったまま撮像される(ステップS2)。DDS−A31AとDDS−B31Bの位相差はしばらくの間は変動しないため、一度DDS−A31AとDDS−B31Bの位相差を調整することによりノイズが最小の状態で被検体20を撮像することができる。
なお、上記では、静磁場強度が1.5TのMRI装置を例として説明したが、本発明は3T等他の静磁場強度のMRI装置に適用できることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明は、D/A変換器によってアナログRFパルス信号に変換される前のデジタルRFパルス信号からアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズを低減することができる。
RFパルス生成回路14AやRFパルス生成回路14Bは一般にFPGA等の書換え可能なLSIで製造されることが多い。この場合には、外付け回路の追加や基板の配線パタンの変更等のコストアップ無しにノイズを低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、設計上の都合やその他の要因によって必要となる様々な修正や組み合わせは、請求項に記載されている発明や発明の実施形態に記載されている具体例に対応する発明の範囲に含まれると理解されるべきである。
MRI装置を示す図である。 RFパルス生成回路の一例を示すブロック図である。。 DDSとD/A変換器とLPFの出力の一例を示す図である。 64MHzデジタル正弦波信号の個々のビットが取る値を示す図である。 本発明の一実施形態によるRFパルス生成回路と磁気共鳴信号受信回路の一例を示すブロック図である。 ノイズ除去の原理を示す図である。 本発明の他の実施形態によるRFパルス生成回路の一例を示すブロック図である。 デジタル搬送波信号とデジタル反転搬送波信号の位相差を調整する方法の一例を示す図である。
符号の説明
10…MRI装置、111…ボア、14、14A、14B…RFパルス生成回路、15…磁気共鳴信号受信回路、31…DDS、31A…DDS−A、31B…DDS−B、33…デジタルミキサ、34…反転部、40…D/A変換器、60…デジタルミキサ、70…A/D変換器

Claims (16)

  1. アナログRFパルス信号が印加されるRFコイルと、
    前記アナログRFパルス信号を生成するRFパルス生成回路と、
    アナログ磁気共鳴信号を受信し、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換する磁気共鳴信号受信回路とを有し、
    前記RFパルス生成回路が、
    所定のビット数のデジタル搬送波信号を生成する搬送波信号生成部と、
    前記デジタル搬送波信号をデジタル包絡線信号で変調し、デジタルRFパルス信号を生成するデジタル変調器と、
    前記デジタルRFパルス信号をアナログRFパルス信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、
    前記デジタル搬送波信号と2の補数の関係にあるデジタル反転搬送波信号を生成し、当該デジタル反転搬送波信号を前記磁気共鳴信号受信回路に送信する反転部とを含み、
    前記磁気共鳴信号受信回路が、
    アナログ磁気共鳴信号を所定のビット数のデジタル磁気共鳴信号に変換するアナログ−デジタル変換器と、
    前記デジタル磁気共鳴信号を前記デジタル反転搬送波信号で復調し、ベースバンドデジタル磁気共鳴信号に変換するデジタル復調器とを含むMRI装置。
  2. 前記搬送波信号生成部が、
    位相増加量を記憶する第1の位相記憶部と、
    初期化時に第1の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第1の累算位相が算出される第1の位相累算部と、
    前記デジタル搬送波信号が記憶されており、前記第1の累算位相が入力されると、前記第1の累算位相に対応する前記デジタル搬送波信号を出力する第1の波形テーブルとを有する
    請求項1に記載のMRI装置。
  3. 前記反転部が、前記搬送波信号生成部で生成された前記デジタル搬送波信号を2の補数に変換することによって前記デジタル反転搬送波信号を生成する
    請求項2に記載のMRI装置。
  4. 前記反転部が、
    前記位相増加量を記憶する第2の位相記憶部と、
    初期化時に第2の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第2の累算位相が算出される第2の位相累算部と、
    前記デジタル反転搬送波信号が記憶されており、前記第2の累算位相が入力されると、前記第2の累算位相に対応する前記デジタル反転搬送波信号を出力する第2の波形テーブルとを有し、
    前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値を調整することにより、前記デジタル搬送波信号と前記デジタル反転搬送波信号の間に任意の位相差を設定することができる
    請求項2に記載のMRI装置。
  5. 前記デジタル変調器が、デジタルミキサである
    請求項3または請求項4に記載のMRI装置。
  6. 前記デジタル復調器が、デジタルミキサである
    請求項5に記載のMRI装置。
  7. 前記アナログRFパルス信号に含まれる高調波成分を除去するローパスフィルタ
    を有する請求項6に記載のMRI装置。
  8. 前記高調波成分が除去されたアナログRFパルス信号が増幅されて前記RFコイルに印加される
    請求項7に記載のMRI装置。
  9. 前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値が、ボア内に被検体が存在しない状態でアナログ磁気共鳴信号に重畳するノイズが最小となるように設定される
    請求項4に記載のMRI装置。
  10. 所定のビット数のデジタル信号をデジタル反転搬送波信号で復調し、ベースバンドデジタル信号に変換する受信回路を含む装置で用いられるRFパルス生成回路であって、
    所定のビット数のデジタル搬送波信号を生成する搬送波信号生成部と、
    前記デジタル搬送波信号をデジタル包絡線信号で変調し、デジタルRFパルス信号を生成するデジタル変調器と、
    前記デジタルRFパルス信号をアナログRFパルス信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、
    前記デジタル搬送波信号と2の補数の関係にあるデジタル反転搬送波信号を生成し、当該デジタル反転搬送波信号を前記磁気共鳴信号受信回路に送信する反転部とを有するRFパルス生成回路。
  11. 前記搬送波信号生成部が、
    位相増加量を記憶する第1の位相記憶部と、
    初期化時に第1の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第1の累算位相が算出される第1の位相累算部と、
    前記デジタル搬送波信号が記憶されており、前記第1の累算位相が入力されると、前記第1の累算位相に対応する前記デジタル搬送波信号を出力する第1の波形テーブルとを有する
    請求項10に記載のRFパルス生成回路。
  12. 前記反転部が、前記搬送波信号生成部で生成された前記デジタル搬送波信号を2の補数に変換することによって前記デジタル反転搬送波信号を生成する
    請求項11に記載のRFパルス生成回路。
  13. 前記反転部が、
    前記位相増加量を記憶する第2の位相記憶部と、
    初期化時に第2の位相の初期値が設定され、クロック周期ごと前記位相増加量が加算されることによって第2の累算位相が算出される第2の位相累算部と、
    前記デジタル反転搬送波信号が記憶されており、前記第2の累算位相が入力されると、前記第2の累算位相に対応する前記デジタル反転搬送波信号を出力する第2の波形テーブルとを有し、
    前記第1の位相の初期値と前記第2の位相の初期値を調整することにより、前記デジタル搬送波信号と前記デジタル反転搬送波信号の間に任意の位相差を設定することができる
    請求項11に記載のRFパルス生成回路。
  14. 前記デジタル変調器が、デジタルミキサである
    請求項12または請求項13に記載のRFパルス生成回路。
  15. 前記デジタル復調器が、デジタルミキサである
    請求項14に記載のRFパルス生成回路。
  16. 前記アナログRFパルス信号に含まれる高調波成分を除去するローパスフィルタ
    を有する請求項15に記載のRFパルス生成回路。
JP2007109062A 2007-04-18 2007-04-18 Mri装置およびrfパルス生成回路 Expired - Fee Related JP5032189B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109062A JP5032189B2 (ja) 2007-04-18 2007-04-18 Mri装置およびrfパルス生成回路
US12/103,557 US7560933B2 (en) 2007-04-18 2008-04-15 MRI apparatus and RF pulse generating circuit
CN2008100933376A CN101288588B (zh) 2007-04-18 2008-04-18 Mri装置和rf脉冲发生电路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007109062A JP5032189B2 (ja) 2007-04-18 2007-04-18 Mri装置およびrfパルス生成回路

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008264101A JP2008264101A (ja) 2008-11-06
JP2008264101A5 JP2008264101A5 (ja) 2011-08-18
JP5032189B2 true JP5032189B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=39871573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007109062A Expired - Fee Related JP5032189B2 (ja) 2007-04-18 2007-04-18 Mri装置およびrfパルス生成回路

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7560933B2 (ja)
JP (1) JP5032189B2 (ja)
CN (1) CN101288588B (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5558079B2 (ja) * 2009-11-06 2014-07-23 株式会社東芝 磁気共鳴画像診断装置
JP5459669B2 (ja) * 2010-03-16 2014-04-02 株式会社東芝 磁気共鳴イメージング装置
US8401600B1 (en) 2010-08-02 2013-03-19 Hypres, Inc. Superconducting multi-bit digital mixer
KR101229499B1 (ko) * 2011-11-17 2013-02-04 삼성전자주식회사 Mri 시스템의 기기들 사이의 클럭을 동기화하기 위한 장치 및 방법
CN103135079B (zh) * 2011-11-30 2015-11-25 西门子(深圳)磁共振有限公司 磁共振信号的接收方法、接收系统及磁共振成像系统
WO2013158651A1 (en) * 2012-04-16 2013-10-24 The Medical College Of Wisconsin System and method for direct radio frequency phase control in magnetic resonance imaging
JP6162514B2 (ja) * 2013-07-12 2017-07-12 東芝メディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置
CN103618521B (zh) * 2013-12-10 2016-08-17 哈尔滨工业大学 一种用于动态x参数的射频二值脉冲产生方法
CN105445682B (zh) * 2014-07-25 2018-08-21 通用电气公司 磁共振成像装置、射频放大系统及方法
EP3198290B1 (en) 2014-09-25 2019-05-01 Koninklijke Philips N.V. Digital mri receiver coil with built-in received phase noise indicator
CN105806868A (zh) * 2014-12-29 2016-07-27 丹东东方测控技术股份有限公司 一种数字化核磁共振控制台装置
WO2016182407A1 (ko) * 2015-05-14 2016-11-17 아탈라에르긴 자기 공명 영상 스캐너
WO2016195281A1 (ko) 2015-05-21 2016-12-08 아탈라에르긴 경사자장을 발생시키기 위해 복수의 코일을 이용하는 경사자장 발생 모듈
US10571537B2 (en) 2015-05-21 2020-02-25 Bilkent University Multi-purpose gradient array for magnetic resonance imaging
CN106525891B (zh) * 2016-11-30 2017-11-21 吉林大学 检测古代壁画支撑体内水分分布的磁共振检测方法
TR201914968A1 (tr) 2017-04-06 2022-02-21 Ihsan Dogramaci Bilkent Ueniversitesi Optimum faz kayması darbe genişlik modülasyonu modelinin uygulanması vasıtasıyla gradyan dizisi sisteminde minimum akım dalgalanmasının algoritması ve uygulanması.
JP7039190B2 (ja) 2017-06-19 2022-03-22 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 磁気共鳴イメージング装置
CN108107389B (zh) * 2018-01-12 2020-05-12 重庆迈格威电子科技有限公司 基于数字调制技术的核磁共振射频脉冲发生器及控制方法
CN112272777A (zh) * 2018-06-12 2021-01-26 皇家飞利浦有限公司 用于mr中的动态范围压缩的逆分散滤波器
CN109495134B (zh) * 2018-11-19 2022-12-09 西安理工大学 一种基于测井电缆的数据通讯传输系统及数据传输方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5848839A (ja) 1981-09-18 1983-03-22 Hitachi Ltd 核磁気共鳴を用いた検査装置
JPS62224336A (ja) * 1986-03-27 1987-10-02 株式会社島津製作所 Nmr装置
US4855961A (en) 1986-07-31 1989-08-08 Woods Hole Oceanographic Institute Imaging apparatus
NL8701195A (nl) * 1987-05-19 1988-12-16 Philips Nv M.r.i.-inrichting met digitale zender/ontvanger.
DE3829374A1 (de) * 1988-08-30 1990-03-22 Philips Patentverwaltung Hochfrequenzerzeuger fuer kernspinuntersuchungsgeraete
US5051700A (en) 1990-03-19 1991-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Feedback circuit for noiseless damping of the Q of an MRI receiver coil antenna
JPH0473050A (ja) 1990-07-16 1992-03-09 Hitachi Ltd 傾斜磁場コイルの消音装置
JP3157546B2 (ja) 1991-07-04 2001-04-16 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 Mri装置
US5529068A (en) * 1994-06-16 1996-06-25 The Regents Of The University Of California Synchronized digital signal processor for MRI reception
JPH08590A (ja) * 1994-06-22 1996-01-09 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd 画像診断装置及びmri装置
US6393449B1 (en) * 1999-05-11 2002-05-21 The Ohio State University Research Foundation Arbitrary function generator
US6456074B1 (en) 2000-01-28 2002-09-24 Intermagnetics General Corporation Quiet gradient coil
WO2001085031A1 (fr) 2000-05-09 2001-11-15 Hitachi Medical Corporation Appareil de diagnostic par ultrasons
US6437568B1 (en) * 2000-10-02 2002-08-20 General Electric Company Low noise MRI scanner
US6564900B1 (en) 2000-11-22 2003-05-20 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for reducing acoustic noise in MRI scanners
US6633162B2 (en) * 2001-08-22 2003-10-14 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc System and method for filtering frequency encoded imaging signals
JP4460457B2 (ja) * 2002-11-18 2010-05-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 磁気共鳴方法及び装置
US7286599B1 (en) * 2003-03-06 2007-10-23 Femto Devices, Inc. Method and design of data communications transceiver for ultra wide band (UWB) operation in 3.1 GHz to 10.6 GHz frequency band
US7251520B2 (en) 2003-07-08 2007-07-31 General Electric Company Method and apparatus of slice selective magnetization preparation for moving table MRI
CA2616700A1 (en) * 2005-08-09 2007-02-15 Gil Zwirn High resolution radio frequency medical imaging and therapy system

Also Published As

Publication number Publication date
US20080258732A1 (en) 2008-10-23
JP2008264101A (ja) 2008-11-06
US7560933B2 (en) 2009-07-14
CN101288588A (zh) 2008-10-22
CN101288588B (zh) 2010-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5032189B2 (ja) Mri装置およびrfパルス生成回路
US10371769B2 (en) MRI apparatus and method using direct A/D of MR signals without frequency down conversion
KR100494958B1 (ko) Rf 송신 회로 및 mri 장치
JP4660409B2 (ja) ダイレクト・デジタル・シンセサイザ、送信・検波用ダイレクト・デジタル・シンセサイザおよびmri装置
US9417300B2 (en) Direct digital receiver with local free running clock
US5636636A (en) Magnetic resonance method for imaging a moving object and device for carrying out the method
JP4369074B2 (ja) 高速ad変換信号処理装置、デジタルレシーバフロントエンド回路およびmri装置
EP2095146A1 (en) Mri system with direct digital receiver using resampling
JP5171021B2 (ja) Rfパルス用周波数シンセサイザ、mri装置、およびrfパルス生成方法
JP2007090001A (ja) Mrスキャン方法およびmri装置
JP2015514508A (ja) 磁気共鳴画像化法において直接に無線周波数で位相制御するシステムおよび方法
Tang et al. A digital receiver module with direct data acquisition for magnetic resonance imaging systems
JP3367689B2 (ja) 核磁気共鳴イメージング装置
Pérez et al. Potential use of the undersampling technique in the acquisition of nuclear magnetic resonance signals
JP2007003458A (ja) ディジタル直交ロックイン検出方法及び装置
US10459049B2 (en) Magnetic resonance imaging apparatus
JP3111419B2 (ja) 核磁気共鳴検査装置
JP7209020B2 (ja) Mrにおけるダイナミックレンジ圧縮のための逆分散フィルタ
JP6929683B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置
JP4312572B2 (ja) ローカルフィードスルー相殺装置、方法、プログラム、記録媒体、および信号測定装置
JP3104709B2 (ja) Mrイメージング装置
JP3246032B2 (ja) Mrイメージング装置
JPH0852124A (ja) 核磁気共鳴検査装置
JPH06197885A (ja) Mrイメージング装置
JPH04371139A (ja) Mrイメージング法

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20100316

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120529

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5032189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees