JP2002217046A - トロイダルコイル装置 - Google Patents
トロイダルコイル装置Info
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Abstract
え、且つ安定したかたちで配線基板に実装することが可
能なトロイダルコイル装置を提供する。 【解決手段】 トロイダルコア21とコア21に巻かれ
た巻線22からなるトロイダルコイル20と、これを載
置支持して固定する端子台1とを備えたトロイダルコイ
ル装置であって、前記トロイダルコイルは端子台1との
干渉を避けるようにコア21下部の巻線22が間隔を開
けて巻かれていることを特徴とし、前記端子台1はトロ
イダルコイル20のコア21下部を部分的に収納する深
さの凹部5が上面に形成され、長手方向の両端部6,6
にトロイダルコイルの巻線端末23,23が挿入されて
下方に引き出される貫通孔7,7が形成されている支持
板部2と、支持板部2の長手方向の両側の各端部付近か
ら支持板部の長手方向と交差する方向に、少なくとも一
対で且つ相互に反対方向に延在する突出片3,3を備え
ていることを特徴とする。
Description
と、トロイダルコイルを配線基板に実装するための端子
台からなるトロイダルコイル装置に関する。
イル装置として図10に示すようなものがある。この端
子台1は絶縁性樹脂によって全体が横長の板状に成型さ
れるものであり、トロイダルコイル20の外径部分を収
納する凹部が上面に形成されている。また、側面部分に
は、トロイダルコイル20の巻線端末23を案内する案
内溝が左右それぞれに形成されている。尚、此処に言う
トロイダルコイルとは、図10に示すように円環状のコ
ア21と、これに巻かれる巻線22から構成されるもの
である。
を凹部に落とし込んで接着剤、又は絶縁テープ等により
固定する。また、トロイダルコイルからの巻線端末23
を案内溝に挿入して下方に引き出し、配線基板(図示省
略)のスルーホールを貫通させ、その貫通端を配線基板
の導体パターンにハンダ接続することによりトロイダル
コイルの実装を行う。
ル装置では、図10に示すように、トロイダルコイルの
下部を巻線ごと接着剤等により端子台に固定するため
に、トロイダルコイルのコアに巻き付けられている巻線
の太さに起因して実装後のトロイダルコイルの高さ寸法
が高くなってしまうという問題を有している。特に、大
電流用トロイダルコイルの巻線は、線径が1.5mm以上
にもなるために、高さ寸法に大きな影響を与えてしま
う。また、巻線は凹凸が激しく、端子台に対して傾かず
に、安定した状態で固定するのは困難であった。
であり、その目的とするところは、トロイダルコイルの
実装後の高さ寸法を抑え、且つ安定した状態で配線基板
に実装することが可能なトロイダルコイル装置を提供す
ることにある。
め、請求項1記載の発明は、トロイダルコアとコアに巻
かれた巻線からなるトロイダルコイルと、これを載置支
持して固定する端子台とを備えたトロイダルコイル装置
であって、前記端子台は長手方向の両端部にトロイダル
コイルの巻線端末が挿入され下方に引き出される貫通孔
が形成されている支持板部と、支持板部の長手方向の両
端付近から支持板部の長手方向と交差する方向に、少な
くとも一対で且つ逆向きに延在する突出片を備え、前記
トロイダルコイルは、コア下部を端子台に直接固定でき
るようにコイル下部の巻線が間隔を開けて巻かれている
ことを特徴とする。
発明は、請求項1記載のトロイダルコイル端子台であっ
て、前記端子台は厚板状からなり、前記支持板部は前記
トロイダルコアの底面の一部を収納可能な凹部を備えて
いることを特徴とする。
発明は、請求項1記載の突出片であって、前記突出片は
トロイダルコイルとの干渉を避けるための巻線逃げ部を
備えていることを特徴とする。
発明は、請求項3記載の巻線逃げ部であって、前記突出
片の巻線逃げ部を、支持板部中央に向かって低くなるテ
ーパーとしたことを特徴とする。
態により具体的に説明する。尚、各実施の形態におい
て、同一の要素は同一の符号を付して対応させてある。
し、図1及び図2はその端子台1を示す。端子台1は支
持板部2を有し、支持板部2の上面にはトロイダルコイ
ル20のコア21の下部を部分的に収納する深さの凹部
5と、両側部6,6が形成されている。そして、両側部
6,6には、トロイダルコイルの巻線端末23,23が
挿入されて下方に引き出される貫通孔7,7が形成され
ている。また、支持板部2の両端付近には支持板部に関
して点対称の位置に、少なくとも一対で且つ相互に反対
方向に延在する突出片3,3が配置されており、各突起
片3の上面には、巻線逃げ部として、支持板部中央に向
かって低くなるテーパーが形成されている。また、底面
4は、図2の(b)と(c)に示すように平坦面となっ
ており、配線基板(図示省略)の基板面と接するように
なっている。尚、端子台1は絶縁性樹脂等の絶縁材料に
よって全体が一体的に形成される。
支持板部2の長手方向の中央部分を窪ませることにより
形成されており、トロイダルコイル20のコア21を凹
部5に嵌り込むようにするために、トロイダルコイル2
0のコア21と略同等の幅と、同等曲率をもつ曲面状に
なっている。ここで、凹部5の深さは、トロイダルコイ
ル20の巻線22の線径を考慮して決めるが、深くする
ほどトロイダルコイル装置としての高さを低くできる。
4に示すように、貫通孔7,7が形成されており、貫通
孔7,7は、支持板部2の厚さ方向に貫通している。そ
して、トロイダルコイル20の巻線22の端末部分であ
る巻線端末23,23は、貫通孔7,7から挿入され下
方に引き出される。
長手方向の両側の各端部付近に設けられており、それぞ
れの側面に一つずつ、支持板部2の長手方向と直交する
方向に反対方向に延びるように配置されている。尚、こ
の実施の形態では、突出片3,3は支持板部2の端部に
設けられているが、支持板部2の端部付近であれば、そ
の位置を特に限定するものではない。
部として、逃げテーパー面8,8が形成され、それぞれ
が支持板2の長手方向の中央に向かって徐々に低くなっ
ている。この逃げテーパー部8,8を設けることによ
り、トロイダルコイル20外側部分の巻線22が突出片
3,3と干渉することが避けられる。
0が前記端子台1に載置され、固定された状態を示す。
トロイダルコイル20は円環状のコア21に巻線22が
巻きつけられて構成されているが、コア21の底部の巻
線22は、図4(a)、(c)に示すように支持板部2
を避けるようにして、間隔を開けて巻かれている。巻線
22にはエナメル銅線等が使用されており、コア21に
巻きつけられた終端をハンダ処理することにより、終端
部分が巻線端末23,23となっている。尚、トロイダ
ルコイル20は、トロイダルコイル20のコア21の下
部が、接着剤又は粘着テープ等によって支持板部2に直
接接着固定される。
トロイダルコイル20が端子台1に載置され固定された
状態では、巻線端末23,23は貫通孔7,7を貫通し
て下方に引き出されていて、端子台1を配線基板上に載
置する際には、配線基板上の対応するスルーホール(図
示省略)に合わせて落とし込まれる。これにより、トロ
イダルコイル装置は配線基板の定位置に配置される。そ
して、スルーホールを貫通した巻線端末23,23を配
線基板の導体パターンにハンダ接続することにより、ト
ロイダルコイル装置の配線基板への実装は完了する。
す。図5の実施形態では、端子台が薄板によって形成さ
れており、図4の本実施形態の場合と同じく、コイル下
部の巻線が間隔を開けて巻かれているトロイダルコイル
を載置する。この場合の端子台としては、トロイダルコ
イルの巻線の線形を考慮して、変形しない程度の厚さの
絶縁板を用いる。この実施形態は、本発明の実施形態を
より簡素化したものであり、この実施形態によっても、
トロイダルコイル20のコア21の下部が支持板部2に
直接接着固定されるので、トロイダルコイル装置の実装
後の高さ寸法を抑え且つ安定した状態で配線基板に実装
するという本発明の目的は達成される。よって、図5に
示すような別形態を用いても良い。
形態を示す。図6の形態では、支持板部2の長手方向に
おける一方の端部に突出片3,3が一つだけ形成される
のに対し、もう一方の端部には二つ突出片3が形成さ
れ、合計三つの突出片3が形成されている。また、図7
の形態では、支持板部2の長手方向の両側の端部に突出
片3が2個ずつ形成され、合計四つの突出片が形成され
ている。
けることにしても端子台1と配線基板との接触面積はさ
らに増加し且つ各突出片3に作用するトロイダルコイル
20の荷重は突出片3の個数により分散されるので、端
子台1はトロイダルコイル20を良好に支持することが
できる。従って、以上のような理由でトロイダルコイル
20を配線基板へ安定した状態で固定することができる
ので、図6及び図7に示すような別形態を用いても良
い。
形態に用いられる前記巻線逃げ部の構成を示す。図8の
形態では、突出片3を薄板を縦に配置することにより巻
線22の逃げを行う。また、図9の形態では、突出片3
は薄板を支持板部2の底部端面に水平に配置しており、
同じく巻線22の逃げを行う。
のように形成しても巻線22と突出片3との干渉は避け
られるので、図8及び図9に示すような別形態を用いて
も良い。
トロイダルコイルはコア下部の巻線を間隔を開けて巻く
ことで、コア下部と端子台を直接固定することができ、
このことにより、トロイダルコイル装置の実装後の高さ
寸法が、巻線の太さに影響されることなく、従来のもの
と比べ巻線の太さの分だけ、さらに低い位置に固定する
ことができる。また、コア下部と端子台を直接固定する
ことでトロイダルコイルを端子台に対して傾くことなく
固定でき、さらに、突出片を設けることでトロイダルコ
イル装置を配線基板に安定した状態で固定できる。
(a)は一実施形態の平面図、(b)は側面図、(c)
は正面図である。
す斜視図である。
れたトロイダルコイル装置を説明するための図であり、
(a)はトロイダルコイルの固定状態の正面図、(b)
は側面図、(c)は底面図である。
る。
す斜視図である。
例を示す斜視図である。
り、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底面図
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 トロイダルコアとコアに巻かれた巻線か
らなるトロイダルコイルと、これを載置支持して固定す
る端子台とを備えたトロイダルコイル装置であって、前
記端子台は長手方向の両端部にトロイダルコイルの巻線
端末が挿入され下方に引き出される貫通孔が形成されて
いる支持板部と、支持板部の長手方向の両端付近から支
持板部の長手方向と交差する方向に、少なくとも一対で
且つ逆向きに延在する突出片を備え、前記トロイダルコ
イルは、コアを端子台に直接固定できるようにコイル下
部の巻線が間隔を開けて巻かれていることを特徴とする
トロイダルコイル装置。 - 【請求項2】 前記端子台は厚板状からなり、前記支持
板部は前記トロイダルコイルのコアの一部を収納可能な
凹部を備えていることを特徴とする請求項1記載のトロ
イダルコイル装置。 - 【請求項3】 前記突出片はトロイダルコイルとの干渉
を避けるための巻線逃げ部を備えていることを特徴とす
る請求項1記載のトロイダルコイル装置。 - 【請求項4】 前記突出片の巻線逃げ部を、支持板部中
央に向かって低くなるテーパーとしたことを特徴とする
請求項1記載のトロイダルコイル装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001006224A JP4479104B2 (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | トロイダルコイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2002217046A true JP2002217046A (ja) | 2002-08-02 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-01-15 JP JP2001006224A patent/JP4479104B2/ja not_active Expired - Lifetime
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