JP2002213597A - 自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法及びシステム - Google Patents

自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Nレンジ、Dレンジ及びRレンジの間での変
速によって作動したり解除される摩擦要素に関し、変速
信号が発生するたびに正確なフィルタイムを演算するこ
とができる自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方
法及びシステムを提供する。 【解決手段】 NレンジからDレンジまたはRレンジの
うちのいずれか一つの変速段への切り換え時に発生する
変速信号が検出される場合には、N状態持続時間を検出
してこれに基づいて予め設定されたマップからピストン
のストローク率を補正し、DレンジまたはRレンジのう
ちのいずれか一つの変速段からNレンジへの切り換え時
に発生する変速信号が検出される場合には、前記いずれ
か一つの変速段状態持続時間を検出してこれに基づいて
予め設定されたマップからピストンのストローク率を補
正し、前記補正されたピストンのストローク率に基づい
てフィルタイム(fill time)を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機に係り、
走行段(Dレンジ)、中立段(Nレンジ)及び後進段
(Rレンジ)の間で、セレクトレバーを連続的に切換え
る場合に、摩擦要素を駆動するピストンのストロークを
演算し、これに基づいて前記摩擦要素のフィルタイム
(fill time)を検出する方法及びシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に使用される自動変速機は、自動
車の走行速度やスロットルバルブの開度率など諸般の走
行状況によって変速制御装置が多数のソレノイドバルブ
を制御して油圧を制御することにより、目標変速段の変
速ギヤが作動して自動的に変速が行われるようにするも
のである。
【0003】つまり、運転者がセレクトレバーを所望の
目標変速段にレンジ切換えれば、マニュアルバルブのポ
ート変換が行われながらオイルポンプから供給される油
圧がソレノイドバルブのデューティ制御によって変速ギ
ヤメカニズムのいろいろな作動要素を選択的に作動させ
て変速が行われるようにする。
【0004】このような作動原理によって動作する自動
変速機は、各該当目標変速段への変速が行われる場合
に、作動状態から解除される摩擦要素と、逆に解除状態
から作動状態に切換えられる摩擦要素とを保有する。
【0005】しかし、変速段の切換えのために摩擦要素
に油圧を供給するための制御信号を前記ソレノイドバル
ブに入力する場合、油圧は設定された油路を経由して前
記摩擦要素に供給されるので、制御信号の伝送の瞬間か
ら摩擦要素が作動する瞬間までは所定の時間が必要とな
るが、これをフィルタイム(fill time)とい
う。
【0006】従って、自動変速機の摩擦要素を適確な瞬
間に駆動するためには、摩擦要素が作動するべき時点か
ら前記フィルタイムに該当する時間を先行して制御信号
を印加しなければならないので、前記フィルタイムの検
出は自動変速機の精密な制御のためには非常に重要な要
素であり、従って、特定の摩擦要素のフィルタイムを走
行状況に応じて正確に検出する方法は常に活発に研究さ
れている。
【0007】ところが、運転者がセレクトレバーを走行
段(Dレンジ)に置いて走行する間に第1速ないし第4
速など前進レンジ変速段の間での変速が必要である場合
には、特定摩擦要素のフィルタイムは設定された基礎フ
ィルタイム、つまり非作動状態から完全作動状態への切
換えに必要な時間を変速制御ユニットがメモリから呼び
出し、これに基づいてソレノイドバルブの駆動タイミン
グを決定すればよい。
【0008】しかしながら、走行段(Dレンジ)、中立
段(Nレンジ)及び後進段(Rレンジ)の間では、短い
間に頻繁にセレクトレバーを切換える必要が発生するこ
とがある。例えば駐車のために車を前後に少しずつ動か
す場合である。
【0009】従って、セレクトレバーの切換えにより自
動変速機内の摩擦要素が完全に結合または解除される以
前に、再びセレクトレバーの切換えが行われることがあ
り、このような場合には、セレクトレバーの切換えがあ
るたびにリアルタイムで摩擦要素のフィルタイムを検出
しなければならない。
【0010】このような摩擦要素のフィルタイム検出方
法として、従来は、Dレンジ、Nレンジ及びRレンジの
間での変速時に油圧解除または供給のモデリング(mo
deling)が摩擦要素を駆動するピストンの実際の
ストロークに基づかない直線方程式に基づいているの
で、油圧解除または供給の途中に再び変速するようにな
れば、前記解除される摩擦要素及び作動する摩擦要素を
駆動するピストンのストローク判定に誤差が発生する。
【0011】このようなピストンのストロークの判定誤
差により、Dレンジ、Nレンジ及びRレンジの間での頻
繁な変速が要求される場合に、正確なフィルタイム値を
検出することができなくなり、摩擦要素が駆動されるべ
き適確な時期に駆動されなくなるため変速感(Shif
t Quality)が一定でなく、連続的な反復操作
時には間歇的に大きなショックが誘発されるという問題
点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
問題点を解決するためのものであって、Nレンジ、Dレ
ンジ及びRレンジの間での変速によって作動したり解除
される摩擦要素に関し、変速信号が発生するたびに正確
なフィルタイムを演算することができる自動変速機の摩
擦要素のフィルタイム検出方法及びシステムを提供する
ことにその目的がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】NレンジからDレンジま
たはRレンジのうちの、いずれか一つの変速段への切り
換え時に発生するN→D/R変速信号が検出される場合
に、N状態持続時間を検出して前記N状態持続時間及び
予め設定されたマップに基づいてピストンのストローク
率を補正する中立補正段階と、DレンジまたはRレンジ
のうちいずれか一つの変速段からNレンジへの切り換え
時に発生するD/R→N変速信号が検出される場合に、
前記いずれか一つの変速段状態持続時間を検出して前記
いずれか一つの変速段状態持続時間及び予め設定された
マップに基づいてピストンのストローク率(St)を補
正する走行補正段階と、前記補正されたピストンのスト
ローク率(St)に基づいてフィルタイムを演算するフ
ィルタイム演算段階とを含むことを特徴とする。
【0014】前記中立補正段階は、前記N→D/R変速
信号が検出されたか否かを判断し、前記N→D/R変速
信号が検出された場合には、N状態持続時間(Tn)を
検出した後、時間測定部を初期化し、前記N状態持続時
間(Tn)に基づいてピストンのN→D/Rストローク
率変化量(Sn)を予め設定されたマップから演算した
後、前記演算されたN→D/Rストローク率変化量(S
n)に基づいてストローク率(St)を更新する。
【0015】前記中立補正段階でのストローク率(S
t)の更新は、前記ストローク率(St)に前記N→D
/Rストローク率変化量(Sn)を足すことによって演
算される。
【0016】前記走行補正段階は、前記D/R→N変速
信号が検出されたか否かを判断し、前記D/R→N変速
信号が検出された場合には、前記いずれか一つの変速段
状態持続時間(Tdr)を検出した後、時間測定部を初
期化し、前記いずれか一つの変速段状態持続時間(Td
r)に基づいてピストンのD/R→Nストローク率変化
量(Sdr)を予め設定されたマップから演算した後、
前記演算されたD/R→Nストローク率変化量(Sd
r)に基づいて現在のストローク率(St)を更新す
る。
【0017】前記走行補正段階でのストローク率(S
t)更新は、前記ストローク率(St)に前記D/R→
Nストローク率変化量(Sdr)を足すことによって演
算される。
【0018】また、ピストンのストローク率(St)補
正開始信号を検出し、これによって前記ピストンのスト
ローク率(St)及び時間測定部を初期化する初期化段
階をさらに含み、前記中立補正段階ないしフィルタイム
演算段階は、Rレンジ、Nレンジ及びDレンジ以外の変
速段に変速される前まで反復して行われるのが好まし
い。
【0019】前記ピストンのストローク率(St)補正
開始信号は、DレンジまたはRレンジのうちのいずれか
一つの変速段からNレンジへの切り換え時に発生するD
/R→N変速信号であるのが好ましく、前記時間測定部
の初期化は、時間測定部を0に再設定し、前記ピストン
のストローク率(St)の初期化は、前記摩擦要素がN
レンジへの変速時に解除される摩擦要素である場合には
1に、作動する摩擦要素である場合には0に設定される
のが好ましい。
【0020】前記フィルタイムの演算は、前記演算され
たピストンのストローク率(St)及び予め設定された
基本フィルタイム(Tb)に基づいて、“フィルタイム
=(1−St)*Tb”の演算式により演算することが
でき、より好ましくは、前記演算されたピストンのスト
ローク率(St)に基づいて前記予め設定されたマップ
のインバースマップ(inverse map)から演
算されるのが良い。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施例を
本発明の属する技術分野にて通常の知識を有する者が容
易に実施できるように、添付した図面を参照して詳細に
説明する。
【0022】図1は、本発明の実施例による摩擦要素の
フィルタイム検出装置のブロック構成図である。
【0023】図1に示したように、本発明のフィルタイ
ム検出装置は、変速レバー感知部10、時間測定部2
0、ECU30及び駆動部40を含んでいる。
【0024】通常、自動変速機は複数のソレノイドバル
ブを駆動することによって特定の摩擦要素に油圧を供給
したり解除するので、駆動部40はこのような機能を行
うソレノイドバルブを含んでいる。
【0025】変速レバー感知部10は、運転者によって
操作される変速レバーの位置を感知し、これに対する信
号をECU30に出力する。
【0026】そして、時間測定部20は、変速が行われ
た時点から変速段が持続的に維持される時間を測定し始
め、再び変速が行われる時点で測定を終える。本発明の
時間測定部20によって測定される時間は、走行段(D
レンジ)、後進段(Rレンジ)及び中立段(Nレンジ)
の持続時間である。
【0027】ECU30は、変速レバー感知部10と時
間測定部20とから出力する信号を受信してピストンの
ストロークの位置を判断し、これによるフィルタイムを
演算してソレノイドバルブ駆動部、つまり駆動部40に
制御信号を出力する。前記制御信号は、駆動部40に含
まれたソレノイドバルブがデューティ制御ソレノイドバ
ルブである場合には、デューティ制御信号とすることが
できる。
【0028】ECU30は、設定されたプログラムによ
って動作するマイクロプロセッサーとすることができ、
より具体的には、後述する本発明の実施例のフィルタイ
ム検出方法を遂行するプログラムによって動作すること
ができ、時間測定部20は、ECU30内に構成された
クロック(clock)とすることができるのは自明で
ある。
【0029】ECU30には、このようなピストンのス
トロークの位置判断のために、ピストンのアプライイン
グストローク率及びリリースストローク率をアプライ及
びリリース状態が持続された持続時間に対応させたスト
ローク率マップを保存している。前記ストローク率マッ
プは、図2を参照して、後述するストローク率の変化特
性に基づいて理解することができる。
【0030】まず、図2を参照して本発明の実施例によ
る摩擦要素のフィルタイム検出方法に適用される原理を
説明する。
【0031】図2は、特定の摩擦要素に関し、(a)油
圧が供給される場合のアプライイングストローク率(S
a)と(b)油圧が解除される場合のリリースストロー
ク率(Sr)を時間に対して示したグラフであって、例
えば走行段または後進段で作動し、中立段では解除され
る摩擦要素に関したグラフである。
【0032】通常、摩擦要素を駆動するピストンを作動
させるために油圧が供給される場合、油圧の供給開始時
点からピストンが動く距離、つまりアプライイングスト
ローク率(Sa)は時間に対して正比例しない。アプラ
イイングストローク率(Sa)と時間との、このような
非線形的関係は、図2の(a)でアプライイングストロ
ーク率(Sa)の非線形的グラフに示されており、図2
の(a)でアプライイングストローク率(Sa)が1.
0であるのは、ピストンが最大限作動して摩擦要素が結
合されたことを意味する。
【0033】同様に、摩擦要素を駆動するピストンを解
除するために油圧が解除される場合、油圧の解除開始時
点からピストンが動く距離、つまりリリースストローク
率(Sr)は時間に対して正比例せず、このような非線
形的関係は、図2の(b)のグラフに示されている。図
2の(b)でリリースストローク率(Sr)が0.0で
あるのは、ピストンが摩擦要素を作動させている状態
を、リリースストローク率(Sr)が1.0であるの
は、ピストンが摩擦要素から最大限の距離で離隔したこ
とを意味する。
【0034】前記アプライイングストローク率(Sa)
及びリリースストローク率(Sr)の関係は次の通りで
ある。つまり、仮に特定摩擦要素を駆動するピストンが
1.0のアプライイングストローク率(Sa)から解除
が始まった後、現在0.7のリリースストローク率(S
r)に到達した状態であれば、現在のアプライイングス
トローク率(Sa)は0.3となる。
【0035】図2を見れば、走行段(Dレンジ)または
後進段(Rレンジ)持続時間に対するアプライイングス
トローク率(Sa)と中立段(Nレンジ)持続時間に対
するリリースストローク率(Sr)との関係は直線形態
ではなく曲線形態を示していることが分かる。
【0036】一例として、D及びRレンジで作動し、N
レンジでは解除される摩擦要素に対して、このような曲
線形態のアプライイングストローク率(Sa)とリリー
スストローク率(Sr)は、次の表の通りマッピング
(mapping)できる。
【0037】
【表1】 N→Dへの変速
【0038】
【表2】 N→Rへの変速
【0039】
【表3】 D→Nへの変速
【0040】
【表4】 R→Nへの変速
【0041】前記表1ないし表4は特定の摩擦要素に油
圧が供給されたり解除されたりする場合の一例を示した
ものであり、前記表1ないし表4に示された各数値は摩
擦要素によって異なるように設定されている。
【0042】また、前記表1ないし表4はD及びRレン
ジで作動し、Nレンジでは解除される摩擦要素に関する
ものであり、Nレンジで作動し、D及びRレンジで解除
される摩擦要素については、リリースストローク率はア
プライイングストローク率として、アプライイングスト
ローク率はリリースストローク率として記載されて作成
されるのは自明である。
【0043】また、前記リリースストローク率(Sr)
はピストンが解除される変化量を時間の経過に従って示
したものであり、アプライイングストローク率はピスト
ンが作動する変化量を時間の経過に従って示したもので
あるので、リリースストローク率は陰(−)のアプライ
イングストローク率として、アプライイングストローク
率は陰(−)のリリースストローク率として解釈できる
のも自明である。
【0044】以下では表1ないし表4を総称してストロ
ーク率マップと呼ぶことにする。
【0045】以下、図3を参照して本発明の実施例の自
動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法について説
明する。
【0046】図3に示したように、本発明の実施例の摩
擦要素のフィルタイム検出方法は、DレンジまたはRレ
ンジからNレンジへの切り換え時に発生する変速信号が
検出された場合(S310)に始まる。
【0047】これにより、時間測定部20を初期化、つ
まりリセット(reset)し、摩擦要素のピストンの
現在のストローク率(St)を初期化する(S31
5)。
【0048】時間測定部20の初期化は、時間測定部2
0によって測定される時間を0にして時間測定を開始す
ることとし、前記現在のストローク率(St)の初期化
は、Nレンジへの変速時に解除される摩擦要素について
は1に、作動する摩擦要素については0に設定すること
を意味する。これはアプライイングストローク率を基準
にして現在のストローク率(St)を設定しようとする
からである。
【0049】このように変数を初期化した後には、変速
段の状態がR、N及びDレンジ以外の変速段に変わる時
まで反復して(S370)、(1)NレンジからDレン
ジまたはRレンジのうちのいずれか一つの変速段への変
速信号が検出される場合には、N状態持続時間を検出
し、予め設定されたマップから前記N状態持続時間に基
づいてピストンの現在のストローク率(St)を補正し
(S320)、(S325)、(S330)、(S33
5)、(2)DレンジまたはRレンジのうちのいずれか
一つの変速段からNレンジへの切り換え時に発生する変
速信号が検出される場合には、前記いずれか一つの変速
段状態持続時間を検出し、予め設定されたマップから前
記いずれか一つの変速段状態持続時間に基づいてピスト
ンの現在のストローク率(St)を補正し(S34
5)、(S350)、(S355)、(S360)、
(3)ピストンの現在のストローク率(St)が補正さ
れた場合には、前記補正された現在のストローク率(S
t)に基づいてフィルタイムを演算する(S340)、
(S365)。
【0050】前記予め設定されたマップは、本発明の実
施例では表1ないし表4と同一なストローク率マップに
設定される。
【0051】以下、前記N状態持続時間に基づいたピス
トンの現在のストローク率(St)の補正(S32
0)、(S325)、(S330)、(S335)につ
いて説明する。
【0052】まず、NレンジからDレンジまたはRレン
ジのうちのいずれか一つの変速段への切り換え時に発生
するN→D/R変速信号が検出されたか否かを判断する
(S320)。
【0053】その結果、N→D/R変速信号が検出され
ない場合には、N状態持続時間に基づいたピストンの現
在のストローク率(St)の補正を終了する。
【0054】N→D/R変速信号が検出される場合に
は、N状態持続時間(Tn)を検出した後、時間測定部
20を初期化する(S325)。
【0055】そして、前記N状態持続時間(Tn)に基
づいてピストンのN→D/Rストローク率変化量(S
n)を前記予め設定されたマップから演算する(S33
0)。
【0056】前記N→D/Rストローク率変化量(S
n)の演算は、前記予め設定されたマップに含まれたN
状態持続時間(Tn)に該当するN→D/Rストローク
率変化量(Sn)を抽出することによって行うことがで
き、前記検出されたN状態持続時間(Tn)に直接該当
するマップ値がない場合には、隣接したマップ値に基づ
いた任意の補間方法(interpolation)に
よって演算できる。
【0057】現在のストローク率(St)がアプライイ
ングストローク率を基準にして演算されているので、前
記N→D/Rストローク率変化量(Sn)の演算におい
て、摩擦要素がNレンジで解除される摩擦要素であれば
陰(−)の値に、作動する摩擦要素であれば陽(+)の
値に演算されるのは自明である。
【0058】このように、N→D/Rストローク率変化
量(Sn)を演算した後には、前記演算されたN→D/
Rストローク率変化量(Sn)に基づいて現在のストロ
ーク率(St)を更新する(S335)。
【0059】前記現在のストローク率(St)の更新
は、単純に現在のストローク率(St)に前記演算され
たN→D/Rストローク率変化量(Sn)を足すことに
よって演算できる。
【0060】以下、前記Dレンジ及びRレンジのうちの
いずれか一つの変速段状態持続時間に基づいたピストン
の現在のストローク率(St)の補正(S345)、
(S350)、(S355)、(S360)について説
明する。
【0061】まず、DレンジまたはRレンジのうちのい
ずれか一つの変速段からNレンジへの切り換え時に発生
するD/R→N変速信号が検出されたか否かを判断する
(S345)。
【0062】その結果、D/R→N変速信号が検出され
ない場合には、現在のストローク率(St)の補正(S
350)、(S355)、(S360)を行わない。
【0063】D/R→N変速信号が検出される場合に
は、前記いずれか一つの変速段状態持続時間(Tdr)
を検出した後、時間測定部20を初期化する(S35
0)。
【0064】そして、前記いずれか一つの変速段状態持
続時間(Tdr)に基づいてピストンのD/R→Nスト
ローク率変化量(Sdr)を前記予め設定されたマップ
から演算する(S355)。
【0065】前記D/R→Nストローク率変化量(Sd
r)の演算は、前記予め設定されたマップに含まれた前
記いずれか一つの変速段状態持続時間(Tdr)に該当
するD/R→Nストローク率変化量(Sdr)を抽出す
ることによって行うことができ、前記検出されたいずれ
か一つの変速段状態持続時間(Tdr)に直接該当する
マップ値がない場合には、隣接したマップ値に基づいた
任意の補間方法によって演算できる。
【0066】現在のストローク率(St)がアプライイ
ングストローク率を基準にして演算されているので、前
記D/R→Nストローク率変化量(Sdr)の演算にお
いて、摩擦要素が前記いずれか一つの変速段から解除さ
れる摩擦要素であれば陰(−)の値に、作動する摩擦要
素であれば陽(+)の値に演算される。
【0067】このように、D/R→Nストローク率変化
量(Sdr)を演算した後には、前記演算されたD/R
→Nストローク率変化量(Sdr)に基づいて現在のス
トローク率(St)を更新する(S360)。
【0068】前記現在のストローク率(St)の更新
(S360)は、単純に現在のストローク率(St)に
前記演算されたD/R→Nストローク率変化量(Sd
r)を足すことによって演算できるのは自明である。
【0069】前記補正された現在のストローク率(S
t)に基づいたフィルタイムの演算(S340)、(S
365)は、例えば(1−St)*Tbの演算式によっ
て演算でき、ここでTbは、現在のストローク率(S
t)が0の状態(つまり、ピストンが全く作動しない状
態)から全てのストロークを動かすためのフィルタイム
基本時間を意味する。
【0070】しかし、好ましくは、前記フィルタイムの
演算は、前記予め設定されたマップのインバースマップ
から前記ストローク率(St)に該当する時間を求め、
これを前記フィルタイム基本時間(Tb)から引き算す
ることによって求められるのが良い。
【0071】後者のように、インバースマップからフィ
ルタイムを演算することによって、ピストンのストロー
ク率(Sa及びSr)の非線形的時間依存性(time
dependency)を完全に考慮することができ
るようになる。
【0072】以下、本発明の実施例によるフィルタイム
検出方法を行う過程を、図4の上部のように変速信号が
入力される場合を基準にして詳細に説明する。
【0073】図4の上部では、Dレンジ及びNレンジの
間で、D→N→D→N→D→N→Dのように6回の変速
信号が連続的に発生することを示しており、各変速信号
が発生する時刻について以下に述べる(1)ないし
(6)で説明する。
【0074】図4の下部では、Nレンジで解除される摩
擦要素についてアプライイングストローク率の変化過程
を示している。
【0075】(1)最初のD→N変速信号が発生した場
合に、ECU30ではこれを検出して(S310)、時
間測定部20及び現在のストローク率(St)を初期化
する(S315)。
【0076】前記最初のD→N変速信号によってECU
30は駆動部40を駆動し、これによって摩擦要素のピ
ストンのストローク率は1.0から減少する。
【0077】(2)前記最初のD→N変速信号の発生
後、ピストンのストローク率が完全に減少する前に再び
N→D変速信号が発生した場合に、ECU30ではこれ
を検出する(S320)。
【0078】これにより、ECU30は変速段がNレン
ジにあるN状態持続時間(Tn)を検出し(S32
5)、前記N状態持続時間(Tn)に基づいて予め設定
されたマップからストローク率変化量(Sn)を演算す
るようになる(S330)。
【0079】図4の下部では、時刻(1)と(2)の間
で発生したストローク率変化量(Sn)が−0.7であ
ることを示している。前記ストローク率変化量(Sn)
の陰(−)の符号はストローク率が減少したことを意味
する。
【0080】従って、現在のストローク率(St)は前
記演算されたストローク率変化量(Sn)に基づいて更
新され、より具体的には、現在のストローク率(St)
にストローク率変化量(Sn)を足すことによって更新
される(S335)。
【0081】現在のストローク率(St)を更新した後
には、更新された現在のストローク率(St)に基づい
て変速信号検出当時のフィルタイムを演算する(S34
0)。
【0082】前記フィルタイムの演算(S340)は、
算術計算式またはインバースマップによって演算される
のは既に説明した通りである。
【0083】このように、変速信号検出当時のフィルタ
イムを正確に演算した後には、正確に演算されたフィル
タイムに基づいて駆動部40を駆動するので、変速感を
さらに向上させることができる。
【0084】(3)時刻(2)からDレンジへの変速制
御途中に再びNレンジへの変速信号が発生する場合に
は、このD→N変速信号が検出され(S345)、これ
により、前記Dレンジ状態持続時間(Tdr)を検出し
(S350)、これに基づいて予め設定されたマップか
らストローク率変化量(Sdr)を演算し(S35
5)、演算されたストローク率変化量(Sdr)に基づ
いて現在のストローク率(St)を更新し(S36
0)、更新された現在のストローク率(St)に基づい
てフィルタイムを演算する(S365)。従って、変速
信号検出当時の正確なフィルタイムを演算することがで
きるようになる。
【0085】(4)それ以降の時刻(4)、(5)、
(6)で変速信号が発生した場合には、ECU30のフ
ィルタイム演算機能は既に説明したことに基づいて自明
であるので、その記載を省略する。
【0086】図4ではDレンジ及びNレンジの間で反復
して変速されることを示しているが、前記Dレンジ及び
Nレンジ以外にRレンジを含んだ変速段で反復して変速
される場合にも上記の説明から自明に理解することがで
きる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、Nレンジ、Dレンジ及
びRレンジの間で短時間に反復して変速が行われる場合
に、ピストンのストロークを累積計算することによって
変速信号が発生するたびに正確なフィルタイムを予測す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による自動変速機の摩擦要素の
フィルタイム検出装置のブロック構成図である。
【図2】本発明の実施例による自動変速機の摩擦要素の
フィルタイム検出方法が適用される摩擦要素の(a)ア
プライイングストローク率(normalized a
pplying stroke)と(b)リリーススト
ローク率(normalized release s
troke)との曲線図の一例である。
【図3】本発明の実施例による自動変速機の摩擦要素の
フィルタイム検出方法のフローチャートである。
【図4】本発明の実施例による自動変速機の摩擦要素の
フィルタイム検出方法の作用を説明するための走行段⇔
中立段の変速パターン及びこの時の検出されたストロー
ク率を示したタイミング図である。
【符号の説明】
10 変速レバー感知部 20 時間測定部 30 ECU 40 駆動部 Sa アプライイングストローク率 Sdr D/R→Nストローク率変化量 Sn N→D/Rストローク率変化量 Sr リリースストローク率 St 現在のストローク率 Tdr いずれか一つの変速段状態持続時間 Tn N状態持続時間

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Nレンジ、Dレンジ及びRレンジの間で
    の変速によって作動したり解除されたりする摩擦要素に
    関するフィルタイムを演算する方法において、 NレンジからDレンジまたはRレンジのうちの、いずれ
    か一つの変速段への切り換え時に発生するN→D/R変
    速信号が検出される場合に、N状態持続時間を検出し
    て、前記N状態持続時間及び予め設定されたマップに基
    づいてピストンのストローク率を補正する中立補正段階
    と;DレンジまたはRレンジのうちのいずれか一つの変
    速段からNレンジへの切り換え時に発生するD/R→N
    変速信号が検出される場合に、前記いずれか一つの変速
    段状態持続時間を検出して、前記いずれか一つの変速段
    状態持続時間及び予め設定されたマップに基づいてピス
    トンのストローク率(St)を補正する走行補正段階
    と;前記補正されたピストンのストローク率(St)に
    基づいてフィルタイムを演算するフィルタイム演算段階
    と;を含むことを特徴とする、自動変速機の摩擦要素の
    フィルタイム検出方法。
  2. 【請求項2】 前記中立補正段階は、 前記N→D/R変速信号が検出されたか否かを判断する
    段階と;前記N→D/R変速信号が検出された場合に
    は、N状態持続時間(Tn)を検出した後、時間測定部
    を初期化する段階と;前記N状態持続時間(Tn)に基
    づいてピストンのN→D/Rストローク率変化量(S
    n)を予め設定されたマップから演算する段階と;前記
    N→D/Rストローク率変化量(Sn)に基づいてスト
    ローク率(St)を更新する段階と;を含むことを特徴
    とする、請求項1に記載の自動変速機の摩擦要素のフィ
    ルタイム検出方法。
  3. 【請求項3】 前記ストローク率(St)の更新は、前
    記ストローク率(St)に前記N→D/Rストローク率
    変化量(Sn)を足すことによって演算されることを特
    徴とする、請求項2に記載の自動変速機の摩擦要素のフ
    ィルタイム検出方法。
  4. 【請求項4】 前記走行補正段階は、 前記D/R→N変速信号が検出されたか否かを判断する
    段階と;前記D/R→N変速信号が検出された場合に
    は、前記いずれか一つの変速段状態持続時間(Tdr)
    を検出した後、時間測定部を初期化する段階と;前記い
    ずれか一つの変速段状態持続時間(Tdr)に基づいて
    ピストンのD/R→Nストローク率変化量(Sdr)を
    予め設定されたマップから演算する段階と;前記D/R
    →Nストローク率変化量(Sdr)に基づいて現在のス
    トローク率(St)を更新する段階と;を含むことを特
    徴とする、請求項1に記載の自動変速機の摩擦要素のフ
    ィルタイム検出方法。
  5. 【請求項5】 前記ストローク率(St)の更新は、前
    記ストローク率(St)に前記D/R→Nストローク率
    変化量(Sdr)を足すことによって演算されることを
    特徴とする、請求項4に記載の自動変速機の摩擦要素の
    フィルタイム検出方法。
  6. 【請求項6】 ピストンのストローク率(St)補正開
    始信号を検出する段階と;前記ピストンのストローク率
    (St)及び時間測定部を初期化する初期化段階とをさ
    らに含み、 前記中立補正段階ないしフィルタイム演算段階は、Rレ
    ンジ、Nレンジ及びDレンジ以外の変速段に変速される
    前まで反復して行われることを特徴とする、請求項1に
    記載の自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法。
  7. 【請求項7】 前記ピストンのストローク率(St)補
    正開始信号は、DレンジまたはRレンジのうちのいずれ
    か一つの変速段からNレンジへの切り換え時に発生する
    D/R→N変速信号であることを特徴とし、 前記時間測定部の初期化は、時間測定部を0に再設定
    し、 前記ピストンのストローク率(St)の初期化は、前記
    摩擦要素がNレンジへの変速時に解除される摩擦要素で
    ある場合には1に、作動する摩擦要素である場合には0
    に設定されることを特徴とする、請求項6に記載の自動
    変速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法。
  8. 【請求項8】 前記フィルタイムの演算は、 前記演算されたピストンのストローク率(St)及び予
    め設定された基本フィルタイム(Tb)に基づいて、
    “フィルタイム=(1−St)*Tb”の演算式により
    演算されることを特徴とする、請求項1に記載の自動変
    速機の摩擦要素のフィルタイム検出方法。
  9. 【請求項9】 前記フィルタイム演算は、 前記演算されたピストンのストローク率(St)に基づ
    いて前記予め設定されたマップのインバースマップ(i
    nverse map)から演算されることを特徴とす
    る、請求項1に記載の自動変速機の摩擦要素のフィルタ
    イム検出方法。
  10. 【請求項10】 運転者によって操作される変速レバー
    の位置を感知し、これに対する信号を出力する変速レバ
    ー感知部と;変速レバーの位置切換の間の時間間隔を検
    出する時間測定部と;前記変速レバー感知部から入力さ
    れる変速レバー位置切換信号及び前記時間測定部から入
    力される時間間隔に基づいて、前記変速レバー位置切換
    信号の入力時の自動変速機の摩擦要素のフィルタイムを
    前記摩擦要素を駆動するピストンのストローク率に基づ
    いて計算する電子制御ユニットとを含み、 前記電子制御ユニットは、NレンジからDレンジまたは
    Rレンジのうちのいずれか一つの変速段への切り換え時
    に発生するN→D/R変速信号が検出される場合には、
    N状態持続時間を検出して、前記N状態持続時間及び予
    め設定されたマップに基づいてピストンのストローク率
    を補正し、DレンジまたはRレンジのうちのいずれか一
    つの変速段からNレンジへの切り換え時に発生するD/
    R→N変速信号が検出される場合には、前記いずれか一
    つの変速段状態持続時間を検出して、前記検出されたい
    ずれか一つの変速段状態持続時間及び予め設定されたマ
    ップに基づいてピストンのストローク率(St)を補正
    し、前記補正されたピストンのストローク率(St)に
    基づいてフィルタイムを演算することを特徴とする、自
    動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出システム。
  11. 【請求項11】 前記電子制御ユニットが前記N状態持
    続時間及び前記予め設定されたマップに基づいてピスト
    ンのストローク率を補正する際、 前記N→D/R変速信号が検出されたか否かを判断し、
    前記N→D/R変速信号が検出された場合には、N状態
    持続時間(Tn)を検出した後に時間測定部を初期化
    し、前記N状態持続時間(Tn)に基づいてピストンの
    N→D/Rストローク率変化量(Sn)を予め設定され
    たマップから演算した後、前記N→D/Rストローク率
    変化量(Sn)に基づいて現在のストローク率(St)
    を更新することを特徴とする、請求項10に記載の自動
    変速機の摩擦要素のフィルタイム検出システム。
  12. 【請求項12】 前記電子制御ユニットがいずれか一つ
    の変速段状態持続時間及び予め設定されたマップに基づ
    いてピストンのストローク率(St)を補正する際、 前記D/R→N変速信号が検出されたか否かを判断し、
    前記D/R→N変速信号が検出された場合には、前記い
    ずれか一つの変速段状態持続時間(Tdr)を検出した
    後に時間測定部を初期化し、前記いずれか一つの変速段
    状態持続時間(Tdr)に基づいてピストンのD/R→
    Nストローク率変化量(Sdr)を予め設定されたマッ
    プから演算した後、前記D/R→Nストローク率変化量
    (Sdr)に基づいて現在のストローク率(St)を更
    新することを特徴とする、請求項10に記載の自動変速
    機の摩擦要素のフィルタイム検出システム。
  13. 【請求項13】 前記電子制御ユニットは、変速信号の
    検出ないしフィルタイムの演算をRレンジ、Nレンジ及
    びDレンジ以外の変速段に変速される前まで反復して行
    うことを特徴とする、請求項10に記載の自動変速機の
    摩擦要素のフィルタイム検出システム。
  14. 【請求項14】 前記電子制御ユニットは、フィルタイ
    ムを演算する際、前記演算されたピストンのストローク
    率(St)及び予め設定された基本フィルタイム(T
    b)に基づいて、“フィルタイム=(1−St)*T
    b”の演算式により演算することを特徴とする、請求項
    10に記載の自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出
    システム。
  15. 【請求項15】 前記電子制御ユニットは、フィルタイ
    ムを演算する際、前記演算されたピストンのストローク
    率(St)に基づいて前記予め設定されたマップのイン
    バースマップから演算することを特徴とする、請求項1
    0に記載の自動変速機の摩擦要素のフィルタイム検出シ
    ステム。
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