JP2002212574A - バイオマスガス化炉 - Google Patents

バイオマスガス化炉

Info

Publication number
JP2002212574A
JP2002212574A JP2001011532A JP2001011532A JP2002212574A JP 2002212574 A JP2002212574 A JP 2002212574A JP 2001011532 A JP2001011532 A JP 2001011532A JP 2001011532 A JP2001011532 A JP 2001011532A JP 2002212574 A JP2002212574 A JP 2002212574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
biomass
gas
furnace
supplying
gasification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001011532A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4071939B2 (ja
Inventor
Toshimitsu Ichinose
利光 一ノ瀬
Katsuhiko Shinoda
克彦 篠田
Keiji Takeno
計二 武野
Hideaki Ota
英明 太田
Shinji Matsumoto
慎治 松本
Yoshinori Kobayashi
由則 小林
Tatsuo Kahata
達雄 加幡
Takeshi Ariga
健 有賀
Masayasu Sakai
正康 坂井
Toshiyuki Takegawa
敏之 竹川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001011532A priority Critical patent/JP4071939B2/ja
Publication of JP2002212574A publication Critical patent/JP2002212574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4071939B2 publication Critical patent/JP4071939B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

Landscapes

  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイオマスを有効利用してクリーンで高効率
なガス化を行うことができるバイオマスガス化炉を提供
することを課題とする。 【解決手段】 炉頂部11から所定粒径に粉砕したバイ
オマス12を炉内部に供給する第1のバイオマス供給手
段13A及び水蒸気14を炉内部に供給する水蒸気供給
手段15を有する耐火材よりなるガス化炉本体16と、
該炉本体16の周囲に設けられ、所定粒径に粉砕したバ
イオマス12を炉内部に供給する第2のバイオマス供給
手段13B及び酸素又は空気等の酸化剤17を炉内部に
供給する酸化剤供給手段18を有する流動床炉19とを
具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バイオマスを有効
利用してクリーンで高効率なガス化を行うことができる
バイオマスガス化炉及びバイオマスガス化方法に関す
る。
【0002】
【背景の技術】一般にバイオマスとは、エネルギー源又
は工業原料として利用することのできる生物体(例えば
農業生産物又は副産物、木材、植物等)をいい、太陽エ
ネルギー、空気、水、土壌等の作用により生成されるの
で、無限に再生可能である。
【0003】上記バイオマスを利用することで燃料及び
メタノール等の製造が可能となる。また、廃棄物として
のバイオマスを処理できるので、環境の浄化にも役立つ
と共に、新規に生産されるバイオマスも光合成によりC
2 の固定により生育されるので、大気のCO2 を増加
させない。
【0004】従来のバイオマスをアルコールに転換する
方法としては、例えば発酵法や水熱分解法等が提案され
ているが、前者の発酵法は、糖分とでんぷん質しか原料
とならず、発酵時間がかかるので大型で大容量の発酵タ
ンクを設置する必要があると共に、後者の水熱分解法で
は高温・高圧・低収率、という問題がある。また、共に
供給したバイオマスの残渣物が多く発生し、バイオマス
の利用率が低いという問題もある。
【0005】一方、バイオマスをガス化する場合におい
ては、例えば固定床或いは流動床等のガス化炉等を用い
るようにしていたが、バイオマスの粒子の表面のみが反
応し、内部まで均一に反応しないことにより、タールが
発生し、生成したガス化ガスは、H2 ,COが少ないた
め、効率的なメタノール合成の原料とならない、という
問題がある。
【0006】また、上記発生したタールが炉内へ付着す
ると共に、後流側に設置する機器等への付着等が起こ
り、運転に不具合を来す、という問題がある。
【0007】そこで、従来においては、酸素を多量に供
給することで高温で燃焼することとしたが、この場合部
分的に1200℃を超える高温域が形成され、バイオマ
スの燃焼により、大量のスートが発生してしまうという
問題がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑み、クリーンで高効
率なガス化を行い、バイオマスの完全ガス化を図ること
ができるバイオマスガス化炉を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
第1の発明は、バイオマスを原料とし、ガス化により生
成ガスを得るバイオマスガス化炉であって、バイオマス
を供給する供給手段と水蒸気を供給する水蒸気供給手段
とを備えたガス化炉本体と、該ガス火炉本体の周囲に設
けてなり、バイオマスを供給する供給手段と酸化剤を供
給する酸化剤供給手段とを備えた流動床加熱手段とを具
備してなることを特徴とする。
【0010】第2の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段を備えたガス化炉本
体と、ガス化炉本体の周囲に設けられ、バイオマスと酸
化剤とを供給して燃焼させて該ガス火炉本体内部を加熱
する加熱手段と、該加熱手段とガス火炉本体との間に設
けられ、複数の透孔を介して上記ガス火炉内に水蒸気を
供給する隔壁部を設けてなることを特徴とする。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、上記
隔壁部がガス化炉本体の側壁であることを特徴とする。
【0012】第4の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する
水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを
備えたガス化炉本体を少なくとも2基以上設けてなると
共に、上記ガス火炉本体内に蓄熱部材を充填又は側壁内
面に貼付してなり、一方のガス火炉本体内にバイオマス
と酸化剤とを供給して燃焼反応によりバイオマスを燃焼
させ、蓄熱部材で蓄熱すると共に、他方のガス化炉本体
内に蓄熱部材で蓄熱した熱により、水蒸気を高温化供給
して、その高温水蒸気によるガス化を行ない、これらを
交互に行なうことを特徴とする。
【0013】第5の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する
水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを
備えた燃焼炉本体と、バイオマスを供給する供給手段と
水蒸気を供給する水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸
化剤供給手段とを備えたガス化炉本体と、上記燃焼炉本
体と上記ガス火炉本体の内部に鉛直軸回りに回転自在に
介在されてなる回転型熱交換器とを具備してなり、上記
回転型熱交換器が一方の炉本体内での燃焼により発生し
た熱を蓄熱した後回転し、他方の炉本体内を加熱し、こ
れらを交互に行なうことを特徴とする。
【0014】第6の発明は、第1乃至5のいずれか一の
バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガ
ス精製装置と、精製したガスを燃料として用いるガスタ
ービンとを具備することを特徴とする。
【0015】第7の発明は、第1乃至5のいずれか一の
バイオマスガス化炉でガス化したガスをガス精製するガ
ス精製装置と、精製したガス中のH2 とCOよりメタノ
ールを合成するメタノール合成装置とを具備することを
特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に説明
するが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0017】[第1の実施の形態]本発明の第1の実施
の形態を図1を用いて説明する。図1は本実施の形態に
かかるバイオマスガス化炉の概略図である。図1に示す
ように、本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉10
は、高温下において水蒸気によるバイオマスの熱分解に
より生成ガスを得るものであって、炉頂部11から所定
粒径に粉砕したバイオマス12を炉内部に供給する第1
のバイオマス供給手段13A及び水蒸気14を炉内部に
供給する水蒸気供給手段15を有する耐火材よりなるガ
ス化炉本体16と、該炉本体16の周囲に設けられ、所
定粒径に粉砕したバイオマス12を炉内部に供給する第
2のバイオマス供給手段13B及び酸素又は空気等の酸
化剤17を炉内部に供給する酸化剤供給手段18を有す
る流動床燃焼炉19とを具備してなるものである。
【0018】また、炉本体16の下部には、バイオマス
中の灰21の灰溜め部22が形成されている。
【0019】また、炉本体11の側壁下部側にはガス排
出部23が設けられており、バイオマスガス化により生
成した生成ガス24を後流側へ送り出している。
【0020】上記流動床炉19内においては、供給手段
13Bにより供給されたバイオマス12が対流しつつ均
一に燃焼されるので、炉内燃焼温度が均一になり、該燃
焼熱を内側に設けたガス火炉本体16に均一に熱が与え
られることになる。
【0021】上記ガス火炉本体16内において、上部か
らガス化用バイオマス12が供給手段13Aにより供給
されており、同様に酸素が除かれた水蒸気14が供給手
段15により供給されている。この結果、ガス化用バイ
オマス26は、前記蒸気14と混合流動化しながら、前
記流動床燃焼炉19の燃焼の輻射熱により供給される熱
で、熱分解ガス化されて生成ガス24が生成される。
【0022】上記供給する酸素が除かれた水蒸気14
は、ガス化剤として機能し、400〜600°Cの過熱
蒸気であることが好ましい。これにより、高温の蒸し焼
き状態での熱分解ガス化が促進され、CO2 の生成によ
る弊害を抑制することができる。
【0023】前記反応は、一般に、バイオマス(Cm H
2 On )を原料に水蒸気(H2 O)をガス化剤として、
下記式(1)、(2)、(3)の反応が主体となる。
【0024】 CO+H2 O →CO2 +H2 ...式(1) C+H2 O→CO+H2 ...式(2) C+2H2 O→CO2 +2H2 ...式(3)
【0025】前記生成ガス24により、メタノールを合
成するためには、CO/H2 のモル比を1/2とするこ
とが好ましい。このために、上記式(1)、(2)、
(3)の反応がスムーズに行われるように調整する必要
がある。
【0026】その調整手段の1つとしては、前記ガス化
炉本体16内部の温度を、700〜1000°Cに制御
することにある。前記ガス化炉本体16内部温度の制御
は、流動床燃焼炉に供給するバイオマス及び酸化剤の
量、ガス化炉に供給する水蒸気の量および温度により、
行われる。
【0027】前記生成された前記合成ガス24は、若干
の飛散粒子と共に、排気部23から熱交換器等を経て下
流の装置、たとえば、メタノール合成装置(図示せず)
に供給される。一方、ガス化の熱供給源としての燃焼排
ガス25の余剰ガスは外部に排出される。
【0028】本実施の形態では、上記第1のバイオマス
供給手段13及び水蒸気供給手段15は炉頂部に設けて
いるが、本発明はこれに限定されるものではなく、下方
又は側方から供給するようにしてもよい。またその供給
箇所は1ヵ所のみならずに複数箇所としてもよい。
【0029】ここで、本発明では、供給するバイオマス
12としては、生産又は廃棄されたバイオマスを粉砕・
乾燥したものを供給するのが好ましい。本発明でバイオ
マスとは、エネルギー源又は工業原料として利用するこ
とのできる生物資源(例えば農業生産物又は副産物、木
材、植物等)をいい、例えばスイートソルガム,ネピア
グラス,スピルリナ等を例示することができる。
【0030】本発明では、上記バイオマス12の粉砕物
の平均粒径(D)は、0.05≦D≦5mmとするのが好
ましい。これは、平均粒径が0.05mm以下であるとバ
イオマスの粉砕効率が悪くなり、好ましくないからであ
る。一方、平均粒径が5mmを超えた場合には、バイオ
マスの内部までに反応が促進せず、高効率のガス化が困
難となるからである。
【0031】また、本発明では、バイオマスガス化炉1
0に供給する水蒸気14を炉頂部から供給しているが、
本発明はこれに限定されず、下方側又は側方側から供給
するようにしてもよい。また、供給する箇所も1ヵ所に
限定されず、複数の箇所から供給するようにしてもよ
い。
【0032】また、ガス化炉本体16の炉内圧力は1〜
30気圧とするのが好ましい。これは、メタノール(又
はジメチルエーテル)合成に直結する場合には、80気
圧近傍が好ましいが、耐圧構造のガス化炉とする必要が
あり、製造費用が嵩み好ましくないからである。なお、
30気圧程度の場合には、空塔速度が低くなり、装置も
コンパクト化でき、好ましい。
【0033】また、バイオマスガスの炉本体16の炉内
の空塔速度は0.1〜5m/sのガス化条件とするのが好
ましい。これは、空塔速度は0.1m/s以下では反応部
でのバイオマス堆積付着現象が懸念されるため、結果と
して反応熱分解が低下し、一方、5m/sを超える場合
には、熱分解が完全になされずに、良好なガス化ができ
ないからである。なお、粉砕バイオマスを好適に搬送す
るには、バイオマスの粒径を考慮に入れるとさらによ
く、特に好ましくは、バイオマスの平均粒径が0.1〜1
mmの場合には、空塔速度を0.4〜1m/sとし、平均
粒径が1〜5mmの場合には、空塔速度を1〜5m/s
とするのが好ましい。
【0034】上記得られたガスはガス精製手段により精
製した後、ガスタービン用の燃料ガスとして直接利用す
ることが可能である。
【0035】また、ガス中のH2 とCOガスの組成を調
整することで、メタノール(又はジメチルエーテル)製
造用のガスとして利用することも可能である。
【0036】[第2の実施の形態]以下、得られた生成
ガス24をメタノール合成に利用するシステム100に
ついて、図2を参照して説明する。
【0037】図2に示すように、上記バイオマスガス化
炉により生成した生成ガス24を用いてメタノール合成
を行うバイオマスのメタノール合成システム100は、
図1に示すバイオマスガス化炉10内において発生した
ガス24中の煤塵を除去する集塵装置101と、集塵後
のガスを精製する精製装置102と、ガス中のH2 とC
Oガスの組成を調整するCOシフト反応装置104と、
ガスの圧力を向上させるブースタ装置105と、ガス中
のH2 とCO2 とからメタノール(CH3 OH)を製造
するメタノール製造装置106と、排ガス107とメタ
ノール108とに分離する気液分離装置109とを具備
するものである。
【0038】ガス化炉10内に供給されたバイオマス1
2は、流動床炉19により外側で均一に炉内を加熱する
ことによりガス火炉16内でのバイオマスのガス化の効
率を向上させる。ここで発生したガス24は、次いで集
塵装置101で除塵された後、ガス精製装置102へ導
かれ、ここで冷却されると共に水蒸気を除去し、次いで
COシフト装置104でH2 量を増大させ、ブースタ装
置105で圧力をメタノール合成の圧力まで向上させて
メタノール合成装置106へ導かれ、ここで、メタノー
ル108が製造される。その後、メタノール108と排
ガス107とを分離する。ここで、排ガス107にはC
4 が残存しているので、再度ガス化炉本体11に供給
したり水蒸気を予過熱する熱源(燃料)などとして、再
利用をするようにしてもよい。
【0039】なお、メタノールの回収率の向上のために
は、余分なCO2 はシステム最終段階でアミン系湿式C
2 除去装置等のようなCO2 を除去するCO2 除去装
置110をブースター装置105とメタノール合成装置
106との間に介装することにより、余分なCO2 を除
去するようにしてもよい。
【0040】この結果、メタノール合成装置106に供
給されるメタノール原料ガスは、余分なCO2 が除去さ
れ、CO、2H2 のモル比率組成とすることができ、メ
タノール合成が効率よく進行し、供給したバイオマスを
効率よくメタノールに合成することができる。
【0041】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態を図3を用いて説明する。なお、図1に示すガス
化炉と同一部材については同符号を付して重複する説明
は省略する。
【0042】本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
30は、炉頂部11からバイオマス12を供給する供給
手段13Bを備えたガス化炉本体31と、ガス化炉本体
31の周囲に設けられ、バイオマス12と酸化剤17と
を供給して燃焼させて該ガス火炉本体31内部を加熱す
る加熱手段である燃焼炉34と、該ガス火炉本体31の
側壁31aに複数の透孔32を設けると共に、該側壁3
1aと燃焼炉34との間に水蒸気14を供給する水蒸気
供給手段をガス火炉31の下方側に設けてなるものであ
る。
【0043】本実施の形態によれば、上記供給された水
蒸気14は燃焼炉34の熱により高温水蒸気となり、ガ
ス火炉31内に供給されることで、ガス火炉31の保護
を図ると共に、内部に供給する水蒸気を高温側(好まし
くは800〜1000℃)とすることができる。
【0044】これにより、第1の実施の形態の効果に加
え、側壁31aの保護を図ることができ、耐久性が向上
すると共に、該側壁31aの肉厚を薄くすることができ
る。
【0045】なお、本実施の形態ではガス火炉31の側
壁31aが燃焼炉34との間に形成された隔壁として機
能しているが、別途隔壁部を設け、当該隔壁部に水蒸気
を供給して水蒸気加熱を行なうようにしてもよい。ま
た、燃焼炉34は第1の実施の形態に示すような流動床
加熱手段を用いるようにして、均一な熱を水蒸気14に
付与するようにしてもよい。
【0046】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態を図4を用いて説明する。なお、図1に示すガス
化炉と同一部材については同符号を付して重複する説明
は省略する。
【0047】本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
40は、バイオマス12を供給する供給手段13と水蒸
気14を供給する水蒸気供給手段15Aと酸化剤17を
供給する酸化剤供給手段18とを備えた2基のガス化炉
本体41A、41Bとを設けてなり、上記ガス火炉本体
41A,41B内部に蓄熱材としてのセラミックボール
42が充填されている。なお、火炉本体41Aと火炉本
体41Bとは同一構成であるが、説明の都合上供給手段
については一部省略している。
【0048】本実施の形態によれば、一方のガス火炉本
体41A内にバイオマス12と酸化剤17とを供給して
燃焼反応によりバイオマスを燃焼させて燃焼炉Aとして
いると共に、他方のガス化炉本体(該燃焼炉は既に蓄熱
材42が加熱により蓄熱されている)41B内に水蒸気
14を供給して該水蒸気14によるガス化を行ないガス
火炉Bとしている。蓄熱部材であるセラミックボール4
2はバイオマス燃焼により高温(好ましくは800〜1
000℃)となり、高温水蒸気付与の熱媒体となる。そ
して、これらを交互に行なうにより、第1の実施の形態
と同様にバイオマスガス化に必要な水蒸気に与える高い
熱量を効率よく得ることができる。
【0049】本実施の形態では蓄熱材としてセラミック
ボール42を用いたが高い熱容量を蓄熱する媒体であれ
ばこれに限定されるものではない。なお、セラミックボ
ールの代わりに、蓄熱材をガス火炉本体の側壁内面に貼
付するようにしてもよい。また、ガス火炉本体は2以上
設けて、これらを順にバイオマス燃焼させて蓄熱部材を
加熱して、順次高温水蒸気発生に寄与するようにしても
よい。
【0050】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
の形態を図5を用いて説明する。なお、図1に示すガス
化炉と同一部材については同符号を付して重複する説明
は省略する。
【0051】本実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
50は、バイオマス12を供給する供給手段13と水蒸
気14を供給する水蒸気供給手段15と酸化剤17を供
給する酸化剤供給手段18とを備えた燃焼炉本体51
と、バイオマス12を供給する供給手段13と水蒸気1
4を供給する水蒸気供給手段15と酸化剤17を供給す
る酸化剤供給手段18とを備えたガス化炉本体52と、
燃焼炉本体51とガス火炉本体52の内部に鉛直軸回り
に回転自在に介在されてなる回転型熱交換器53とを具
備してなるものである。本実施の形態では、上記回転型
熱交換器は上下2ヵ所に設けているが、本発明はこれに
限定されず、熱交換容量に応じて1ヵ所又は複数箇所に
設けるようにしてもよい。
【0052】本実施の形態によれば、上記回転型熱交換
器53が燃焼炉本体51内で、バイオマス12の燃焼に
より発生した熱を蓄熱した後回転し、他方のガス化炉本
体52内を加熱し、バイオマスガス化に必要な高温水蒸
気(好ましくは800〜1000℃)とすることができ
る。
【0053】そして、これらを交互に行なうにより、第
1の実施の形態と同様にバイオマスガス化に必要な水蒸
気に与える高い熱量を効率よく得ることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、第1の発明によれ
ば、バイオマスを原料とし、ガス化により生成ガスを得
るバイオマスガス化炉であって、バイオマスを供給する
供給手段と水蒸気を供給する水蒸気供給手段とを備えた
ガス化炉本体と、該ガス火炉本体の周囲に設けてなり、
バイオマスを供給する供給手段と酸化剤を供給する酸化
剤供給手段とを備えた流動床加熱手段とを具備してなる
ので、炉内燃焼温度が均一になり、該燃焼熱を内側に設
けたガス火炉本体に均一に熱が与えられ、バイオマスガ
ス化に必要な水蒸気に与える高い熱量を効率よく得るこ
とができる。
【0055】第2の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段を備えたガス化炉本
体と、ガス化炉本体の周囲に設けられ、バイオマスと酸
化剤とを供給して燃焼させて該ガス火炉本体内部を加熱
する加熱手段と、該加熱手段とガス火炉本体との間に設
けられ、複数の透孔を介して上記ガス火炉内に水蒸気を
供給する隔壁部を設けてなるので、バイオマスガス化に
必要な水蒸気に与える高い熱量を効率よく得ることがで
きる。
【0056】第3の発明は、第2の発明において、上記
隔壁部がガス化炉本体の側壁であるので、構成部材を簡
略化できる。
【0057】第4の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する
水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを
備えたガス化炉本体を少なくとも2基以上設けてなると
共に、上記ガス火炉本体内に蓄熱部材を充填又は側壁内
面に貼付してなり、一方のガス火炉本体内にバイオマス
と酸化剤とを供給して燃焼反応によりバイオマスを燃焼
させ、蓄熱部材で蓄熱すると共に、他方のガス化炉本体
内に蓄熱部材で蓄熱した熱を放出し、水蒸気を供給して
水蒸気によるガス化を行ない、これらを交互に行なうの
で、連続してバイオマスガス化に必要な水蒸気に与える
高い熱量を効率よく得ることができる。
【0058】第5の発明は、バイオマスを原料とし、ガ
ス化により生成ガスを得るバイオマスガス化炉であっ
て、バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する
水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを
備えた燃焼炉本体と、バイオマスを供給する供給手段と
水蒸気を供給する水蒸気供給手段と酸化剤を供給する酸
化剤供給手段とを備えたガス化炉本体と、上記燃焼炉本
体と上記ガス火炉本体の内部に鉛直軸回りに回転自在に
介在されてなる回転型熱交換器とを具備してなり、上記
回転型熱交換器が一方の炉本体内での燃焼により発生し
た熱を蓄熱した後回転し、他方の炉本体内を加熱し、こ
れらを交互に行なうので、バイオマスガス化に必要な水
蒸気に与える高い熱量を効率よく得ることができる。
【0059】第6の発明は、第1乃至5のバイオマスガ
ス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置
と、精製したガスを燃料として用いるガスタービンとを
具備するので、バイオマスを有効利用してガスタービン
を駆動することができる。
【0060】第7の発明は、第1乃至5のバイオマスガ
ス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装置
と、精製したガス中のH2 とCOよりメタノールを合成
するメタノール合成装置とを具備するので、効率的なメ
タノール合成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
の概略図である。
【図2】第2の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
を用いたメタノール合成システムの概略図である。
【図3】第3の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
の概略図である。
【図4】第4の実施の形態の他のバイオマスガス化炉の
概略図である。
【図5】第5の実施の形態にかかるバイオマスガス化炉
の概略図である。
【符号の説明】
10 バイオマスガス化炉 11 頂部 12 バイオマス 13 バイオマス供給手段 14 水蒸気 15 水蒸気供給手段 16 ガス化炉本体(炉本体) 17 燃焼酸化剤 18 燃焼酸化剤供給手段 19 流動床炉 21 燃焼残渣 22 灰溜め部 24 生成ガス 30 バイオマスガス化炉 31 ガス火炉本体 32 透孔 33 高温水蒸気 34 燃焼炉本体 40 バイオマスガス化炉 41 炉本体 42 セラミックボール 50 バイオマスガス化炉 51 燃焼炉本体 52 ガス化炉本体 53 回転型熱交換器 100 バイオマスガス化システム 101 集塵装置 102 精製装置 103 スクラバ 104 COシフト反応装置 105 ブースタ装置 106 メタノール製造装置 107 排ガス 108 メタノール 109 蒸留装置 110 脱炭酸装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10J 3/54 C10J 3/54 Z 3/00 3/00 K (72)発明者 武野 計二 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 太田 英明 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 松本 慎治 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 小林 由則 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 加幡 達雄 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 有賀 健 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 坂井 正康 長崎県長崎市女の都2丁目35番18号 (72)発明者 竹川 敏之 長崎県長崎市深堀町五丁目717番地1 長 菱エンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイオマスを原料とし、ガス化により生
    成ガスを得るバイオマスガス化炉であって、 バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する水蒸
    気供給手段とを備えたガス化炉本体と、 該ガス火炉本体の周囲に設けてなり、バイオマスを供給
    する供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを備
    えた流動床加熱手段とを具備してなることを特徴とする
    バイオマスガス化炉。
  2. 【請求項2】 バイオマスを原料とし、ガス化により生
    成ガスを得るバイオマスガス化炉であって、 バイオマスを供給する供給手段を備えたガス化炉本体
    と、 ガス化炉本体の周囲に設けられ、バイオマスと酸化剤と
    を供給して燃焼させて該ガス火炉本体内部を加熱する加
    熱手段と、 該加熱手段とガス火炉本体との間に設けられ、複数の透
    孔を介して上記ガス火炉内に水蒸気を供給する隔壁部を
    設けてなることを特徴とするバイオマスガス化炉。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 上記隔壁部がガス化炉本体の側壁であることを特徴とす
    るバイオマスガス化炉。
  4. 【請求項4】 バイオマスを原料とし、ガス化により生
    成ガスを得るバイオマスガス化炉であって、 バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する水蒸
    気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを備え
    たガス化炉本体を少なくとも2基以上設けてなると共
    に、 上記ガス火炉本体内に蓄熱部材を充填又は側壁内面に貼
    付してなり、 一方のガス火炉本体内にバイオマスと酸化剤とを供給し
    て燃焼反応によりバイオマスを燃焼させ、蓄熱部材で蓄
    熱すると共に、他方のガス化炉本体内に蓄熱部材で蓄熱
    した熱により、水蒸気を高温化供給して、その高温水蒸
    気によるガス化を行ない、これらを交互に行なうことを
    特徴とするバイオマスガス化炉。
  5. 【請求項5】 バイオマスを原料とし、ガス化により生
    成ガスを得るバイオマスガス化炉であって、 バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する水蒸
    気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを備え
    た燃焼炉本体と、 バイオマスを供給する供給手段と水蒸気を供給する水蒸
    気供給手段と酸化剤を供給する酸化剤供給手段とを備え
    たガス化炉本体と、 上記燃焼炉本体と上記ガス火炉本体の内部に鉛直軸回り
    に回転自在に介在されてなる回転型熱交換器とを具備し
    てなり、 上記回転型熱交換器が一方の炉本体内での燃焼により発
    生した熱を蓄熱した後回転し、他方の炉本体内を加熱
    し、これらを交互に行なうことを特徴とするバイオマス
    ガス化炉。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一のバイオマ
    スガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装
    置と、精製したガスを燃料として用いるガスタービンと
    を具備することを特徴とするバイオマスのガス化システ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一のバイオマ
    スガス化炉でガス化したガスをガス精製するガス精製装
    置と、精製したガス中のH2 とCOよりメタノールを合
    成するメタノール合成装置とを具備することを特徴とす
    るバイオマスのメタノール合成システム。
JP2001011532A 2001-01-19 2001-01-19 バイオマスガス化炉 Expired - Lifetime JP4071939B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011532A JP4071939B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 バイオマスガス化炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001011532A JP4071939B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 バイオマスガス化炉

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004355083A Division JP3913248B2 (ja) 2004-12-08 2004-12-08 バイオマスガス化炉
JP2007280252A Division JP4295793B2 (ja) 2007-10-29 2007-10-29 バイオマスガス化炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002212574A true JP2002212574A (ja) 2002-07-31
JP4071939B2 JP4071939B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=18878663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001011532A Expired - Lifetime JP4071939B2 (ja) 2001-01-19 2001-01-19 バイオマスガス化炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4071939B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321945A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Osu:Kk ガス化装置
JP2007284476A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Osu:Kk ガス化炉
JP2008208276A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有機燃料ガス化液体燃料製造システム
KR101452327B1 (ko) 2013-08-23 2014-10-23 삼양에코너지 주식회사 바이오매스를 이용한 가스화 반응장치

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006321945A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Osu:Kk ガス化装置
JP2007284476A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Osu:Kk ガス化炉
JP2008208276A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 有機燃料ガス化液体燃料製造システム
JP4658980B2 (ja) * 2007-02-27 2011-03-23 三菱重工業株式会社 有機燃料ガス化液体燃料製造システム
KR101452327B1 (ko) 2013-08-23 2014-10-23 삼양에코너지 주식회사 바이오매스를 이용한 가스화 반응장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4071939B2 (ja) 2008-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2368496C (en) Biomass gasification furnace and methanol synthesis system making use of gas produced through biomass gasification
JP5030320B2 (ja) バイオマスのメタノール合成システム
CN101213273B (zh) 整合了气体纯化的固体燃料的气化方法以及使用该方法的气化装置
EP2126004B1 (en) Processing biomass
JP4938920B2 (ja) バイオマスガス化炉及びバイオマスのガス化システム
JP4547244B2 (ja) 有機物のガス化装置
JP2002193858A (ja) バイオマス原料によるメタノール製造方法及びその装置
JP2004339360A (ja) バイオマス処理法とその装置及び該処理法により得られた流動燃料
JP2004149556A (ja) バイオマスのガス化方法及びそのガス化装置
CN102373097A (zh) 煤气化工艺与残碳氧化工艺与蒸汽透平发电工艺的耦合方法
JP4295793B2 (ja) バイオマスガス化炉
WO2007099989A1 (ja) 炭素担持体、炭素担持体の製造方法、炭素担持体の製造装置、ガス生成方法、発電方法、及び発電装置
JPH07267601A (ja) 水素発生法とその実施のための装置
JP4443799B2 (ja) バイオマスのメタノール合成システム
JP3864190B2 (ja) 発電方法と発電システム
JP2002212574A (ja) バイオマスガス化炉
JP3913248B2 (ja) バイオマスガス化炉
JP2002285171A (ja) バイオマスガス化炉及びバイオマスガス化方法
JP2001279266A (ja) 石炭のガス化方法及びメタノール合成システム
JP2001322804A (ja) 水素ガスの製造方法及びその装置
JP6590359B1 (ja) バイオマスを原料とする水素製造方法
JP4981202B2 (ja) バイオマスガス化炉
JP3337276B2 (ja) 化石燃料ガス化プラント
JP2008208276A (ja) 有機燃料ガス化液体燃料製造システム
JP5371181B2 (ja) 水素含有ガス製造方法および水素含有ガス製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070828

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4071939

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140125

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term