JP2002211411A - 操舵器 - Google Patents

操舵器

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JP2002211411A JP2001009744A JP2001009744A JP2002211411A JP 2002211411 A JP2002211411 A JP 2002211411A JP 2001009744 A JP2001009744 A JP 2001009744A JP 2001009744 A JP2001009744 A JP 2001009744A JP 2002211411 A JP2002211411 A JP 2002211411A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作角度に対する車両の旋回角度を左側
回転と右側回転とで異ならせた構成としなくても左側へ
の回転操作を補助できる操舵器を得る。 【解決手段】 ステアリングホイール10では、左側の
スポーク部18Aのリム部16側端部中央を水平線Aよ
りも上方へ配置することで、各スポーク部18A、18
B、18Cを垂直線Bに対し左右非対称形にすると共
に、左側のスポーク部18Aのリム部16側端部上面を
右側のスポーク部18Bのリム部16側端部上面よりも
上方へ配置している。このため、ステアリングホイール
10を左側へ回転操作し始める際に手指がスポーク部1
8Aに掛かることで、該回転操作を滞りなく始めること
ができる。これにより、ステアリングホイール10の回
転操作角度に対する車両の旋回角度を左側回転と右側回
転とで異ならせた構成としなくても、ステアリングホイ
ール10の左側への回転操作を補助できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転操作される方
向及び角度に応じて操縦機械の旋回方向及び旋回角度が
それぞれ調整される操舵器に関する。
【0002】なお、本明細書の「操縦機械」には、車両
(自動車、建設機械及び農業機械等)を含む。
【0003】
【従来の技術】車両のステアリングホイールにおいて
は、中心にボス部を備えており、ボス部は、車両に回転
可能に設けられたステアリングシャフトに固定されてい
る。ボス部の周囲には運転手把持用のリム部を備えてお
り、リム部は環状とされている。ボス部とリム部とは複
数のスポーク部によって連結されており、これにより、
ステアリングホイールが回転操作されることでステアリ
ングシャフトが一体に回転されて、該回転操作される方
向及び角度に応じて車両の旋回方向及び旋回角度がそれ
ぞれ調整される。
【0004】また、一般に、運転手がステアリングホイ
ールのリム部を手指の握力によって把持することで、リ
ム部と手指との摩擦力によってステアリングホイールが
回転操作される。さらに、運転手がリム部を把持した手
指をスポーク部に掛けることでも、ステアリングホイー
ルが回転操作される。この手指をスポーク部に掛ける方
法は、運転手の手指の皮脂や汗または埃がリム部に付着
した場合でリム部と手指との摩擦力が低下して該摩擦力
ではステアリングホイールを回転操作しにくくなった際
等に特に有効である。
【0005】ここで、このようなステアリングホイール
では、複数のスポーク部がステアリングシャフトを通る
垂直線に対し左右対称形に設けられている。
【0006】ところが、日本国内の道路交通法に基づく
道路では、一方通行規制道路、高速道路及び駐車場内等
を除き、一般に左側対面通行が義務付けられている。図
3に示す如く、この左側対面通行では、交差点において
車両の左折時(左旋回時)の旋回半径(図3のL)の方
が右折時(右旋回時)の旋回半径(図3のR)に比し約
半分とされて旋回角度が大きい。このため、車両の左折
時の方が右折時に比しステアリングホイールの回転操作
角度が大きく、上述の如く複数のスポーク部が左右対称
形に設けられているとステアリングホイールの回転操作
のし易さが左側回転と右側回転とで同一であるため、交
差点において車両の左折が右折に比し困難であるという
問題がある。
【0007】さらに、一般に、日本国内では運転手は右
利きが多い。このため、運転手は左側の腕及び手指の方
が右側の腕及び手指に比し操作意思を動作に反応させる
ことが容易でない場合が多い。したがって、上述の如く
複数のスポーク部が左右対称形に設けられていると、車
両の左旋回が右旋回に比し困難であるという問題もあ
る。
【0008】一方、これらの問題を解決するために、ス
テアリングホイールの回転操作角度に対する車両の旋回
角度を左側回転の方を右側回転に比し大きくした構成と
することができる。しかし、駐車場内や幅員の狭小な道
路においては、ステアリングホイールの回転操作角度に
対する車両の旋回角度が左側回転と右側回転とで同一で
ないと車両の操縦性が悪くなり、このため、上記構成と
することには問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、回転操作角度に対する操縦機械の旋回角度を左側
回転と右側回転とで異ならせた構成としなくても、左側
または右側への回転操作を補助することができる操舵器
を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の操舵器
は、操縦者に操縦される操縦機械に回転可能に設けられ
た回転軸に固定された中心部と、前記中心部の周囲に設
けられた操縦者把持用の周部と、前記中心部と前記周部
とを連結する所定数の梁部と、を備え、回転操作される
ことで前記回転軸が一体に回転されて前記回転操作され
る方向及び角度に応じて前記操縦機械の旋回方向及び旋
回角度がそれぞれ調整される操舵器において、前記中心
部と前記周部の左側または右側とを連結する前記梁部の
前記周部側端部中央を前記回転軸を通る水平線よりも上
方へ配置し、かつ、前記所定数の梁部を前記回転軸を通
る垂直線に対し左右非対称形にした、ことを特徴として
いる。
【0011】請求項1に記載の操舵器では、操縦機械の
回転軸に固定された中心部と中心部の周囲に設けられた
周部とを連結する所定数の梁部を備えており、回転操作
されることで回転軸が一体に回転されて、該回転操作さ
れる方向及び角度に応じて操縦機械の旋回方向及び旋回
角度がそれぞれ調整される。
【0012】また、一般に、操舵器を回転操作し始める
際に操縦者が周部を把持する位置は、周部の左斜め上部
及び右斜め上部で左右対称な位置(例えば周部を時計の
外周とみなすとほぼ10時10分を表示する短針と長針
とが指す位置)である。
【0013】ここで、中心部と周部の左側または右側と
を連結する梁部の周部側端部中央を回転軸を通る水平線
よりも上方へ配置し(以下、この梁部を「上配梁部」と
いう)、かつ、所定数の梁部を回転軸を通る垂直線に対
し左右非対称形にしている。このため、操舵器を上配梁
部側(左側または右側)へ回転操作し始める際に仮に周
部と操縦者の手指との間に滑りが生じたとしても、手指
が上配梁部に掛かることで、該回転操作を滞りなく始め
ることができる。また、操舵器を上配梁部側へ回転操作
し始める当初から操縦者が手指を意図的に上配梁部に掛
けることで、該回転操作を滞りなく始めることも可能で
ある。これにより、操舵器の回転操作角度に対する操縦
機械の旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた構
成としなくても、操舵器の上配梁部側への回転操作を補
助することができる。
【0014】したがって、例えば操縦機械が車両である
場合で、該車両が左側対面通行の道路を一般に走行する
際には上配梁部を操舵器の左側に設けることで交差点で
の車両の左折を容易にすることができ、一方、該車両が
右側対面通行の道路を一般に走行する際には上配梁部を
操舵器の右側に設けることで交差点での車両の右折を容
易にすることができる。
【0015】また、操縦者に右利きが多い場合には上配
梁部を操舵器の左側に設けることで操縦機械の左旋回を
容易にすることができ、一方、操縦者に左利きが多い場
合には上配梁部を操舵器の右側に設けることで操縦機械
の右旋回を容易にすることができる。
【0016】さらに、操舵器の回転操作角度に対する操
縦機械の旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた
構成としなくてもよいため、例えば操縦機械が車両であ
る場合で、駐車場内や幅員の狭小な道路を走行する際に
おいても、車両の操縦性が悪くなることを防止できる。
【0017】請求項2に記載の操舵器は、操縦者に操縦
される操縦機械に回転可能に設けられた回転軸に固定さ
れた中心部と、前記中心部の周囲に設けられた操縦者把
持用の周部と、前記中心部と前記周部の左側及び右側の
それぞれとを連結する一対の梁部と、を備え、回転操作
されることで前記回転軸が一体に回転されて前記回転操
作される方向及び角度に応じて前記操縦機械の旋回方向
及び旋回角度がそれぞれ調整される操舵器において、前
記中心部と前記周部の左側及び右側の何れか一方とを連
結する前記梁部の前記周部側端部上面を前記中心部と前
記周部の左側及び右側の何れか他方とを連結する前記梁
部の前記周部側端部上面よりも上方へ配置した、ことを
特徴としている。
【0018】請求項2に記載の操舵器では、操縦機械の
回転軸に固定された中心部と中心部の周囲に設けられた
周部の左側及び右側のそれぞれとを連結する一対の梁部
を備えており、回転操作されることで回転軸が一体に回
転されて、該回転操作される方向及び角度に応じて操縦
機械の旋回方向及び旋回角度がそれぞれ調整される。
【0019】また、一般に、操舵器を回転操作し始める
際に操縦者が周部を把持する位置は、周部の斜め左部位
及び斜め右部位で左右対称な位置(例えば周部を時計の
外周とみなすとほぼ10時10分を表示する短針と長針
とが指す位置)である。
【0020】ここで、中心部と周部の左側及び右側の何
れか一方とを連結する梁部の周部側端部上面を、中心部
と周部の左側及び右側の何れか他方とを連結する梁部の
周部側端部上面よりも上方へ配置している(以下、周部
側端部上面が上方へ配置された側の梁部を「上配梁部」
という)。このため、操舵器を上配梁部側(左側及び右
側の何れか一方側)へ回転操作し始める際に仮に周部と
操縦者の手指との間に滑りが生じたとしても、手指が上
配梁部に掛かることで、該回転操作を滞りなく始めるこ
とができる。また、操舵器を上配梁部側へ回転操作し始
める当初から操縦者が手指を意図的に上配梁部に掛ける
ことで、該回転操作を滞りなく始めることも可能であ
る。これにより、操舵器の回転操作角度に対する操縦機
械の旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた構成
としなくても、操舵器の上配梁部側への回転操作を補助
することができる。
【0021】したがって、例えば操縦機械が車両である
場合で、該車両が左側対面通行の道路を一般に走行する
際には上配梁部を操舵器の左側に設けることで交差点で
の車両の左折を容易にすることができ、一方、該車両が
右側対面通行の道路を一般に走行する際には上配梁部を
操舵器の右側に設けることで交差点での車両の右折を容
易にすることができる。
【0022】また、操縦者に右利きが多い場合には上配
梁部を操舵器の左側に設けることで操縦機械の左旋回を
容易にすることができ、一方、操縦者に左利きが多い場
合には上配梁部を操舵器の右側に設けることで操縦機械
の右旋回を容易にすることができる。
【0023】さらに、操舵器の回転操作角度に対する操
縦機械の旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた
構成としなくてもよいため、例えば操縦機械が車両であ
る場合で、駐車場内や幅員の狭小な道路を走行する際に
おいても、車両の操縦性が悪くなることを防止できる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の操舵器が適用
されて構成された実施の形態に係るステアリングホイー
ル10が正面図にて示されている。
【0025】本実施の形態に係るステアリングホイール
10は、操縦機械としての車両(自動車、建設機械及び
農業機械等)の運転席(図示省略)に設置されており、
運転席には、操舵機構の一部を構成するステアリングシ
ャフト12が回転可能に設けられている。
【0026】ステアリングホイール10の中心部分に
は、中心部としてのボス部14が設けられており、ボス
部14はステアリングシャフト12の先端に固定されて
いる。
【0027】ステアリングホイール10には、ボス部1
4の周囲において周部としてのリム部16が設けられて
おり、リム部16は、環状とされて運転手(操縦者)把
持用とされている。
【0028】ボス部14とリム部16とは、所定数(本
実施の形態では3つ)の梁部としてのスポーク部によっ
て連結されている(以下、ボス部14とリム部16左側
とを連結するものを「スポーク部18A」といい、ボス
部14とリム部16右側とを連結するものを「スポーク
部18B」といい、ボス部14とリム部16下側とを連
結するものを「スポーク部18C」という)。このた
め、ステアリングホイール10(ボス部14、リム部1
6及びスポーク部18A、18B、18C)とステアリ
ングシャフト12とは一体に回転可能とされており、ス
テアリングホイール10が回転操作されることでステア
リングシャフト12が一体に回転され、該回転操作され
る方向及び角度に応じて車両の旋回方向及び旋回角度が
それぞれ調整される。
【0029】ここで、右側のスポーク部18Bのリム部
16側端部中央は、ほぼステアリングシャフト12を通
る水平線(図1の一点鎖線A)上に配置されている。一
方、左側のスポーク部18Aのリム部16側端部中央
は、水平線Aよりも上方へ配置されている。これによ
り、各スポーク部18A、18B、18Cの配置がステ
アリングシャフト12を通る垂直線(図1の一点鎖線
B)に対し左右非対称形とされると共に、左側のスポー
ク部18Aのリム部16側端部上面が右側のスポーク部
18Bのリム部16側端部上面よりも上方へ配置された
構成とされている。
【0030】また、運転席には車両速度等を表示するた
めの表示器(図示省略)が設置されており、運転手は、
この表示器をステアリングシャフト12上側の空間20
(ボス部14やスポーク部18A、18Bとリム部16
との隙間)を介して視認可能とされている。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0032】以上の構成のステアリングホイール10で
は、車両のステアリングシャフト12に固定されたボス
部14とボス部14の周囲に設けられたリム部16とを
連結するスポーク部18A、18B、18Cを備えてお
り、回転操作されることでステアリングシャフト12が
一体に回転されて、該回転操作される方向及び角度に応
じて車両の旋回方向及び旋回角度がそれぞれ調整され
る。
【0033】また、図2に示す如く、一般に、ステアリ
ングホイール10を回転操作し始める際に運転手がリム
部16を把持する位置は、リム部16の左斜め上部及び
右斜め上部で左右対称な位置(例えば周部を時計の外周
とみなすとほぼ10時10分を表示する短針と長針とが
指す位置であって、左側の把持位置は左側のスポーク部
18Aのリム部16側端部上面よりも略0°以上30°
以下上方の位置)である。
【0034】ここで、右側のスポーク部18Bのリム部
16側端部中央をほぼ水平線A上に配置すると共に、左
側のスポーク部18Aのリム部16側端部中央を水平線
Aよりも上方へ配置することで、各スポーク部18A、
18B、18Cを垂直線Bに対し左右非対称形にすると
共に、左側のスポーク部18Aのリム部16側端部上面
を右側のスポーク部18Bのリム部16側端部上面より
も上方へ配置している。
【0035】このため、ステアリングホイール10をス
ポーク部18A側(左側)へ回転操作し始める際に仮に
リム部16と運転手の手指との間に滑りが生じたとして
も、手指(左親指でありその付根を含む)がスポーク部
18Aに掛かることで、該回転操作を滞りなく始めるこ
とができる。また、ステアリングホイール10をスポー
ク部18A側へ回転操作し始める当初から運転手が手指
を意図的にスポーク部18Aに掛けることで、該回転操
作を滞りなく始めることも可能である。これにより、ス
テアリングホイール10の回転操作角度に対する車両の
旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた構成とし
なくても、ステアリングホイール10のスポーク部18
A側(左側)への回転操作を補助することができる。
【0036】したがって、スポーク部18Aをステアリ
ングホイール10の左側に設けることで、車両が左側対
面通行の道路を一般に走行する場合でも、交差点での車
両の左折を容易にすることができる。
【0037】また、スポーク部18Aをステアリングホ
イール10の左側に設けることで、運転手に右利きが多
くても車両の左旋回を容易にすることができる。
【0038】さらに、ステアリングホイール10の回転
操作角度に対する車両の旋回角度を左側回転と右側回転
とで異ならせた構成としなくてもよいため、駐車場内や
幅員の狭小な道路を走行する際においても、車両の操縦
性が悪くなることを防止できる。
【0039】またここで、左側のスポーク部18Aのリ
ム部16側端部中央のみを水平線Aよりも上方へ配置
し、右側のスポーク部18Bのリム部16側端部中央は
ほぼ水平線A上に配置したため、ステアリングシャフト
12上側の空間20を介しての運転席の表示器の視認が
スポーク部18A、18Bによって阻害されることを抑
制することができる。
【0040】なお、本実施の形態では、左側のスポーク
部18Aのリム部16側端部中央をステアリングシャフ
ト12を通る水平線Aよりも上方へ配置して、左側のス
ポーク部18Aのリム部16側端部上面を右側のスポー
ク部18Bのリム部16側端部上面よりも上方へ配置し
た構成としたが、右側のスポーク部(梁部)のリム部
(周部)側端部中央をステアリングシャフト(回転軸)
を通る水平線よりも上方へ配置するか、あるいは、右側
のスポーク部(梁部)のリム部(周部)側端部上面を左
側のスポーク部(梁部)のリム部(周部)側端部上面よ
りも上方へ配置した構成としてもよい。このような構成
とすることで、ステアリングホイールの右側への回転操
作を補助することができる。このため、車両が右側対面
通行の道路を一般に走行する場合でも交差点での車両の
右折を容易にすることができると共に、運転手に左利き
が多くても車両の右旋回を容易にすることができ、しか
も、車両が駐車場内や幅員の狭小な道路を走行する際に
おいても車両の操縦性が悪くなることを防止できる。
【0041】
【発明の効果】請求項1に記載の操舵器では、中心部と
周部の左側または右側とを連結する上配梁部の周部側端
部中央を回転軸を通る水平線よりも上方へ配置し、か
つ、所定数の梁部を回転軸を通る垂直線に対し左右非対
称形にしたため、操舵器の回転操作角度に対する操縦機
械の旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた構成
としなくても操舵器の上配梁部側への回転操作を補助す
ることができる。
【0042】請求項2に記載の操舵器では、中心部と周
部の左側及び右側の何れか一方とを連結する上配梁部の
周部側端部上面を中心部と周部の左側及び右側の何れか
他方とを連結する梁部の周部側端部上面よりも上方へ配
置したため、操舵器の回転操作角度に対する操縦機械の
旋回角度を左側回転と右側回転とで異ならせた構成とし
なくても操舵器の上配梁部側への回転操作を補助するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るステアリングホイー
ルを示す正面図である。
【図2】ステアリングホイールを回転操作し始める際に
一般に運転手がリム部を把持する位置を示す正面図であ
る。
【図3】左側対面通行での交差点における車両の左折時
と右折時との旋回半径を示す概略的な平面図である。
【符号の説明】
10 ステアリングホイール(操舵器) 12 ステアリングシャフト(回転軸) 14 ボス部(中心部) 16 リム部(周部) 18A スポーク部(梁部) 18B スポーク部(梁部) 18C スポーク部(梁部) A 水平線 B 垂直線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦者に操縦される操縦機械に回転可能
    に設けられた回転軸に固定された中心部と、 前記中心部の周囲に設けられた操縦者把持用の周部と、 前記中心部と前記周部とを連結する所定数の梁部と、 を備え、回転操作されることで前記回転軸が一体に回転
    されて前記回転操作される方向及び角度に応じて前記操
    縦機械の旋回方向及び旋回角度がそれぞれ調整される操
    舵器において、 前記中心部と前記周部の左側または右側とを連結する前
    記梁部の前記周部側端部中央を前記回転軸を通る水平線
    よりも上方へ配置し、かつ、前記所定数の梁部を前記回
    転軸を通る垂直線に対し左右非対称形にした、 ことを特徴とする操舵器。
  2. 【請求項2】 操縦者に操縦される操縦機械に回転可能
    に設けられた回転軸に固定された中心部と、 前記中心部の周囲に設けられた操縦者把持用の周部と、 前記中心部と前記周部の左側及び右側のそれぞれとを連
    結する一対の梁部と、 を備え、回転操作されることで前記回転軸が一体に回転
    されて前記回転操作される方向及び角度に応じて前記操
    縦機械の旋回方向及び旋回角度がそれぞれ調整される操
    舵器において、 前記中心部と前記周部の左側及び右側の何れか一方とを
    連結する前記梁部の前記周部側端部上面を前記中心部と
    前記周部の左側及び右側の何れか他方とを連結する前記
    梁部の前記周部側端部上面よりも上方へ配置した、 ことを特徴とする操舵器。
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