JP2002210114A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002210114A
JP2002210114A JP2001011024A JP2001011024A JP2002210114A JP 2002210114 A JP2002210114 A JP 2002210114A JP 2001011024 A JP2001011024 A JP 2001011024A JP 2001011024 A JP2001011024 A JP 2001011024A JP 2002210114 A JP2002210114 A JP 2002210114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】始動記憶数の最大累積可能数を変更する制御を
行うに際しても主制御部の制御負担を増加させないよう
にする。 【解決手段】主制御部200は、所定条件が満足された
のを契機として、始動記憶数の最大累積可能数を変更
し、始動記憶数の累積数を通知するための通知装置側
に、変更された最大累積可能数の範囲内で累積数を変化
させるためのコマンドを送信するの(ステップS223
0)で、具体的な通知制御等は通知装置側で行われて、
始動記憶数の最大累積可能数を変更する制御を行うに際
しても主制御部200の制御負担の増加を極力低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動記憶数増加条
件が満足される度に始動記憶数を増加させていくととも
に、始動記憶数減少条件が満足される度に記憶されてい
る始動記憶数を減少させるようにした遊技機の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在の遊技機にあっては、図柄変動表示
中に始動入賞口に遊技球が入賞された場合、その入賞遊
技球数を累積記憶していき、この累積記憶数の増加に応
じて1個ずつ点灯部を点灯制御するように構成されてい
る。そして、図柄変動表示が開始すると、累積記憶数を
1だけ減少させながら点灯部を1個消灯し新たな図柄変
動表示を行なうようにして遊技機の動作制御を行なって
いる。図柄変動表示中に始動入賞口に遊技球が入賞され
た場合、その入賞遊技球数を累積記憶した累積記憶値を
通常保留メモリ数あるいは始動記憶数等と称している。
【0003】そして、例えば特開平11−216237
号公報によれば、遊技の状況に応じてこの始動記憶数の
最大累積可能数を増加させるようにして、遊技者に不利
にならないようにした遊技機が提案されている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の提案にあっては、最大累積可能数を変更する
ために、遊技機動作を全体的に制御する主制御部(メイ
ンCPU)の負担がかなり増加することになるが、これ
に対する改善策は提案されていない。
【0004】本発明は、始動記憶数の最大累積可能数を
変更する制御を行うに際しても遊技機の全体的な動作制
御を行う主制御手段の制御負担を増加させないようにし
た遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、始動記憶数増加条件が満足される度に始
動記憶数を増加させていくとともに、始動記憶数減少条
件が満足される度に記憶されている始動記憶数を減少さ
せるように構成された遊技機において、所定条件が満足
されたのを契機として、始動記憶数の最大累積可能数を
変更する最大累積可能数変更手段と、始動記憶数の累積
数を通知するための通知手段側に、前記変更された最大
累積可能数の範囲内で通知される累積数を変化させるた
めのコマンドを送信するコマンド送信手段と、を備えた
ことを特徴とするようにした。
【0006】この発明においては、始動記憶数の累積数
を通知するための通知手段側に、最大累積可能数変更手
段によって変更された最大累積可能数の範囲内で通知さ
れる累積数を変化させるためのコマンドを送信するの
で、具体的な通知制御等は通知装置側で行われて、始動
記憶数の最大累積可能数を変更する制御を行うに際して
もコマンド送信手段である主制御部の制御負担の増加を
極力低減することができる。また、主制御手段の制御負
担を軽減可能であるとともに、大当りか否かが判定され
る抽選確率を意図的に改良したりする不正が懸念される
主制御手段の制御容量が軽減されることによって、検査
機関等での検査量軽減や不正発見の容易化が図られる。
【0007】このコマンド送信手段は、前記始動記憶数
増加条件が満足された場合には累積数を増加させるため
のコマンドを送信する一方、前記始動記憶数減少条件が
満足された場合には累積数を減少させるためのコマンド
を送信する手段であり、両コマンドはそれぞれ単一のコ
マンドである、ようにすることができる。
【0008】また、上記記載のいずれかの遊技機におい
て、前記通知手段は、複数の点灯部を含んで構成され、
この複数の点灯部には、単数の始動記憶数の増加に応じ
て点灯されるものと、複数の始動記憶数の増加に応じて
点灯されるものとが含まれるようにすることもできる。
【0009】更に、上記記載のいずれかの遊技機におい
て、前記通知手段は、図柄を表示する図柄表示装置を兼
用するように構成されていることを特徴とするようにし
ても良い。
【0010】なお、このような制御は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に制御プログラム手順を記録して
おき、コンピュータがこの記録媒体に記録した制御プロ
グラムを読み取って実行することによって実現できる。
このような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の
半導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録
媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、MO等
の光磁気記録媒体が挙げられる。また、制御プログラム
を、通信網を介して情報処理装置から配信させることも
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず制御コマンドを送受信して
制御を行う遊技機の構成や動作を説明してから、本発明
の主要部を説明することによって本発明の理解の容易化
を図る。
【0012】図1は遊技盤10の模式的な説明図であ
る。遊技盤10には円弧状のガイドレール600が設け
られこれに包囲されて遊技領域が形成されている。この
ガイドレール600で区別される非遊技領域側に後に説
明する点灯部500a〜500iが設けられていて、新
たな点灯部の配設に対しても美観を損なわないようにさ
れているとともに遊技領域が狭くなるのを防止してい
る。また、各点灯部500a〜500iの表面には、そ
の点灯部が点灯制御される場合の始動記憶数(保留メモ
リ数)が印刷等で表示されている。例えば点灯部500
eには「5〜10」なる始動記憶数が表示されているた
め、点灯部500eが点灯制御された場合には現在の始
動記憶数が「5〜10」となっていることが即座に分か
るようになっている。なお、始動記憶数の表示には数字
を印刷したシール等を貼るようにしても良い。
【0013】また、遊技盤10の略中央部には、3つ
(左、中、右)の表示エリアを有していて、各表示エリ
アにおいて独立して数字やキャラクタによる図柄で構成
される識別情報が変動表示可能であり、また、キャラク
タや背景画像を表示可能な特別図柄表示装置100が配
設されており、その真下には特別図柄始動口104が配
設されていて、この特別図柄始動口104の両側には普
通図柄作動ゲート102、102が配設されている。ま
た、一対の開閉部材120、120が特別図柄始動口1
04を形成するように離間して開閉可能に設けられてい
る。
【0014】そして、特別図柄表示装置100の上方に
は全体で逆V字状の配列となるようにして、9個の点灯
部400a〜400iが配設されている。この9個の点
灯部は例えばLED等の発光素子で実現することができ
る。また、点灯部400a〜400iの下方には、始動
記憶数が数字により表示できるようにされたLED表示
装置600が設けられている。
【0015】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、普通図柄表示装置108、アウト
口114がこの順で配設されており、さらに、特別図柄
始動口104の両斜め上方にはランプ表示装置110、
110が配設されていると共に、遊技盤10の両側端部
近傍にもランプ表示装置(より具体的にはLED装置)
112、112が配設されている。このランプ表示装置
110は後述する保留メモリランプ装置402を兼ね
る。
【0016】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値である時には、各表示エリアにおいて少なくとも
1つの識別情報の変動表示が開始されその後、所定パタ
ーン(例えば「7、7、7」)の表示が特別図柄表示装
置100によって行われ、大入賞口106が所定パター
ンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状
態となる。
【0017】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値である時には、普通図柄表示装置108
の表示部を所定パターン(例えば「7」や「3」)に表
示させ、その後に、開閉部材120が開状態となって遊
技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合にも、同様
に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当り値であ
る時には、各表示エリアにおける変動表示が開始されそ
の後、所定表示パターン(例えば「7、7、7」)の表
示が特別図柄表示装置100によって行われ、大入賞口
106が所定パターンで開閉制御されて遊技者にとって
有利な大当り状態となる。一方、入賞されない打玉はア
ウト口114を介して排出される。
【0018】そして、この遊技機は、図柄変動表示中
(所定の表示演出中)に特別図柄始動口104に入賞さ
れた遊技球数を累積記憶していくとともに、この図柄変
動表示が開始すると、累積記憶数を減少させていくよう
に構成されている。
【0019】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、特別図柄表示装置100を制御するための各種のコ
マンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンドを格
納するコマンドデータテーブル領域202および一連の
遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御データ
等を格納するROM201とワークエリアが形成される
RAM203とが設けられていて、一体型のワンチップ
マイコンとなっている。
【0020】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。
【0021】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、特別図柄やキャラクタを表示する表示部
を3つ有して夫々を独立して可変表示可能でLCD等で
実現される特別図柄表示装置100、ランプを点灯制御
するランプ表示装置110、112、効果音を発生する
効果音発生装置116、例えば7セグメント表示デバイ
スで実現される普通図柄表示装置108、始動口の開閉
部材120を開閉制御するための始動口作動ソレノイド
300、大入賞口106の幅広な開閉部材を開閉制御す
るための大入賞口作動ソレノイド302、および、後に
説明する保留メモリランプ装置402が接続され、主制
御部200は各装置を制御するための制御信号を送信可
能となっている。そして、主制御部200は、特に特別
図柄表示装置100に対しては所定数個の表示制御用の
コマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、
特別図柄表示装置100は受け取ったコマンドに基い
て、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細かな
表示制御を行うようになっている。
【0022】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0023】さて、図12に示すように、主制御部20
0から特別図柄表示装置100に送られる表示制御用の
コマンドは、コマンドの分類を識別するための識別子で
1バイト長のデジタル情報であるモード(MODE)
と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バイト
長のデジタル情報であるイベント(EVENT)とでな
っており、図6乃至図9は、ROM201に格納された
コマンドデータテーブル領域202上の表示制御用コマ
ンドデータの一部を示している。
【0024】図6乃至図9に示すように、表示制御用の
コマンドには、「特別図柄の変動を開始させるととも
に、変動パターンを指示するためのコマンド(第1のコ
マンド)」、「特別図柄左の停止図柄を指定するコマン
ド(第2のコマンド)」、「特別図柄中の停止図柄を指
定するコマンド(第2のコマンド)」、「特別図柄右の
停止図柄を指定するコマンド(第2のコマンド)」、
「特別図柄を停止させるためのコマンド(第3のコマン
ド)」がある。なお、第1のコマンドには、図柄変動
パターン、それに付随するキャラクタの演出動作、
表示される背景画像等を指定するコマンドとなってい
て、これら〜を総称して変動パターンと称する。主
制御部200は、図柄変動表示を開始させるような遊技
状況となったときこれらの5つのコマンドを1回の変動
表示制御において所定のタイミングで特別図柄表示装置
100に送信する。
【0025】したがって、図柄の変動表示速度変化等の
細かな表示制御は特別図柄表示装置100側が担うこと
になるので、主制御部200用のプログラムが簡素化さ
れ表示内容が変更してもプログラム変更をしなくても良
くなり汎用的なプログラムを構築でき、しかも、主制御
部200は、図柄の変動表示を開始してから停止させる
までの時間を定義したコマンドと、図柄を指定するため
のコマンドとを送信するだけなので、一層プログラムの
簡素も図られている。
【0026】図3は、特別図柄表示装置100のブロッ
ク構成図である。特別図柄表示装置100は、主制御部
200からのストローブ信号やコマンドを受信するため
のデータ受信回路1140(データレベルを変換する電
圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に電源供給
を行う電源回路1160と、受信したコマンドに基づい
て表示制御を行うために必要な制御データを生成して画
像処理用LSI(VDP)1060に出力するCPU1
020(表示制御手段)と、CPU1020の動作手順
を記述したプログラムを内蔵するプログラムROM10
40と、ワークエリアやバッファメモリとして機能する
RAM1090と、画像展開処理を行う画像処理用LS
I(VDP)1060と、画像処理用LSI(VDP)
1060が展開した画像データを一時的に記憶するビデ
オRAM1080と、画像処理用LSI(VDP)10
60が画像展開するために必要なデータを格納したキャ
ラクタROM1180と、ビデオRAM1080に一時
的に記憶された画像データを受け取って送出するLCD
パネル用インターフェイス回路1100と、このLCD
パネル用インターフェイス回路1100から送出された
画像データを用いて表示画像を出力するLCDパネル1
120とを有している。
【0027】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0028】そして、特別図柄表示装置100のCPU
1020は、データ受信回路1140が受信したコマン
ドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI(V
DP)1060に与えると、画像処理用LSI(VD
P)1060は、キャラクタイメージデータ領域から獲
得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領域
から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデータ
領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM108
0上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、一
時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送ることによって、LCDパネル11
20によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像表
示が細かに行われる。
【0029】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、特別図柄表示装置
のCPU1020は、ストローブ信号(DUSTB)が
送信されてくると割り込みを発生させ、この割り込み処
理によってコマンドを受信してRAM1090に格納す
る。
【0030】次に、先ず、主制御部200や特別図柄表
示装置100のCPU1020が行う通常の制御動作を
図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図11
を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な制御につ
いて説明して本発明の理解の容易化に努める。なお、図
10に示す一連の処理は主制御部200が実行するが、
リセット回路213から所定時間(例えば4msec)
毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭のステ
ップから実行する。
【0031】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0032】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用、キャラク
タ表示パターン抽選等の各種の乱数生成用ループカウン
タのカウント値をインクリメントし、ステップS130
では、遊技機制御に用いる各種のタイマのタイマ値を更
新する。
【0033】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0034】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0035】そして、ステップS180において、普通
図柄表示装置107の表示制御に必要なデータをRAM
203の所定領域に格納すると共に、特別図柄表示装置
100の表示制御に必要なコマンド(先に図6乃至図9
にて説明したコマンドを含む)をRAM203の所定領
域に格納して、前記各種のタイマのタイマ値を減じる
(ステップS190)。なお、ステップS180におい
て、主制御部200は、遊技制御に応じて必要なモー
ド、イベントのコマンドをコマンドデータテーブル領域
202を参照して決定し、決定したモード、イベントを
示すデジタル情報をRAM203の所定エリアに格納す
る。
【0036】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0037】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、特別図柄表示装置100に対して、まず、ストロー
ブ信号を出力し、ステップS180にてRAM203に
格納されたモード、イベントのデータを先に図5に示し
たようにして送信する。これによって、特別図柄表示装
置100には、例えば図6乃至図9にて示したコマンド
が主制御部200から送信され、受信することになる。
【0038】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0039】次に、コマンドを受け取った特別図柄表示
装置100のCPU1020の動作について、図11を
参照しつつ説明する。まず、ステップS1100におい
て、CPU1020は自身のスタックポインタの設定、
RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身の初
期化等を行いステップS1102において、新しいコマ
ンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制御の
ためのコマンドが入力されたと判断された場合には(Y
es)ステップS1104に移行する一方、これ以外の
場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0040】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0041】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0042】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0043】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、特別図柄表示装置
100における設定された表示位置において、設定され
た速度での図柄変動表示を図15に示すリールデータを
用いて行うことや背景画像の表示等が行われる。
【0044】図13、図14は主制御部200から特別
図柄表示装置100へ送信するコマンドの送信タイミン
グの一例、送信コマンドの説明図であり、これらの図を
参照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄
始動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足
されると、まず、「図柄変動を開始させるとともに変動
パターンを指定するためのコマンドを送信し()、こ
れからT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコ
マンドを送信し()、これからT2時間経過後に中停
止図柄を指定するためのコマンドを送信し()、これ
からT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマ
ンドを送信し()、そして、変動開始からT時間経過
後に全図柄を停止させるためのコマンド()を送信
し、さらに、これらのコマンドを受信した特別図柄表示
装置100のCPU1020は、にて指定された時間
が経過する前に、変動速度変化等の細かな表示制御を行
って一連の変動表示制御を行い、変動開始からT時間経
過後に変動表示制御を終了する。
【0045】(本発明の主要部)先ず主制御部200側
の構成や動作について説明する。主制御部200は、ラ
ンプ表示装置110が備える一機能としての保留メモリ
ランプ装置402に対して図16に示すようなコマンド
を送信する。コマンド1601は、保留メモリランプ装
置402側のカウンタ値を1だけ増加させるコマンド、
コマンド1602は、保留メモリランプ装置402側の
カウンタ値を1だけ減少させるコマンドであり、両者は
例えば2バイトの単一のコマンド即ち、所要時にMOD
E、EVENNTを結合させた1個のみのコマンドを送
信する。また、1バイト構成の単一コマンドを送信する
ようにしても良く、これによれば、更に主制御部200
の制御負担を低減することができる。
【0046】また、図17はRAM203に形成される
変動パターン用テーブル204の説明図である。この変
動パターンテーブル204は、番号と変動パターンとを
関連付けて記憶する。番号「0」は現在の変動パターン
であること示し、番号「1〜200」は夫々の番号で示
される数の始動記憶数の変動パターンを示している。
【0047】図17(a)は始動記憶数「0」の場合で
あり、主制御部200は、選択した変動パターン1にて
図柄表示装置100での表示演出を行なわせる。この図
柄変動表示中に遊技球が特別図柄始動口104に入賞さ
れた場合(始動記憶数が「1」)にはその時点で新たな
変動パターン2が選択されて番号「1」と共に、変動パ
ターン用テーブル204に格納される(図17(b)参
照)。変動パターン1での図柄変動表示中に更に新たな
遊技球が特別図柄始動口104に入賞された場合(始動
記憶数が「2」)にはその時点で新たな変動パターン3
が選択されて番号「3」と共に、変動パターン用テーブ
ル204に格納される(図17(c)参照)。なお、主
制御部200は、始動記憶数の増加に伴って、始動記憶
数を増加させるためのコマンド1601を保留メモリラ
ンプ装置402に送信する。
【0048】なお、或る変動パターンでの図柄変動表示
が終了した場合には、主制御部200は、始動記憶数を
減少させるためのコマンド1602を保留メモリランプ
装置403に送信するとともに、変動パターン用テーブ
ル204における今回、変動表示されるべき変動パター
ンを示す情報を前述したコマンドにより特別図柄表示装
置100に送信する。
【0049】図21は、テーブル2100の説明図であ
る。このテーブル2100には、遊技機の制御動作が満
たす所定条件とその所定条件が満足された場合の始動記
憶数の最大累積可能数とを関連付けて記憶してROM2
01に格納されている。この例では通常時では4個が最
大累積可能数であるが、主制御部200は、大当り状態
となったことを契機として大当り状態中の最大累積可能
数を「200」とする。なお、図21に示すテーブル2
100は所定条件を例示したもので他に様々な所定条件
を設定しうる。
【0050】次に、図15のタイミングチャートを参照
して主制御部200側の動作を説明する。今、遊技機が
大当り状態となって始動記憶数が通常時よりも増加して
「200」となった場合を想定する。
【0051】図15(a)に示すように、主制御部20
0は図13にて示したようにして〜のコマンドを特
別図柄表示装置100に送信するが、コマンドを送信
してからコマンドを送信し終えるまでの間は、図柄変
動表示中となる。この図柄変動表示中において、新たな
遊技球が特別図柄始動口104に入賞した場合(始動記
憶数増加条件成立)には、最大累積可能数「200」ま
で設定された入賞数分だけカウンタ値増加用のコマンド
1601()を保留メモリランプ装置402に送信す
る(図15(b)参照)。この例では1個の入賞があっ
た場合を想定している。そして、主制御部200は新た
に変動パターンを選択してこれを変動パターン用テーブ
ル204に格納する。この例では保留メモリ数が1個に
なって場合を想定しているので、変動パターン用テーブ
ル204の格納状態は図17(b)のようになる。
【0052】ところで、カウンタ値増加コマンド送信に
際して主制御部200は、図22に示すような動作を行
う。先ず、ステップS2200において所定条件(この
場合大当り)が満足されているか否かを判定し、満足さ
れていないと判定した場合(No)には処理を終了す
る。一方、満足されていると判定した場合(Yes)に
は、ステップS2210に移行して、テーブル2100
を参照してこの所定条件に対応する最大累積可能数(こ
の場合「200」)を把握し、ステップS2220に移
行する。
【0053】そして、カウンタ値増加コマンド送信で最
大累積可能数を超えるか否かを判定し、超えると判定し
た場合(Yes)にはステップS2240に移行し、一
方、超えないと判定した場合(No)にはステップS2
230に移行する。ステップS2240では、今回のカ
ウンタ値増加コマンド送信によって最大累積可能数を超
えてしまうのでカウンタ値増加コマンドの送信を不許可
とする。一方、ステップS2230では、今回のカウン
タ値増加コマンド送信によって最大累積可能数が超えな
い即ち「200」以下であるので今回のカウンタ値増加
コマンドの送信を許可する。したがって、この場合には
図15(b)に示すようにしてカウンタ値増加コマンド
の送信が行われることになる。
【0054】次いで、主制御部200は、図15(c)
に示すようにコマンドを送信してから所定時間経過し
た場合(始動記憶数減少条件成立)、図柄変動表示が終
了したとして、次回の変動を開始させるため、始動記憶
数を1減少させるためのコマンド1602を保留メモリ
ランプ装置402に送信する。これと共に主制御部20
0は、変動パターン用テーブル204における、この図
柄変動表示を終了した変動パターンを示す情報を消去す
る。例えば、図17(b)に示す状態において、変動パ
ターン1での図柄変動表示が開始したと判断した場合に
は、番号「0」に対する変動パターン1を消去するとと
もに、番号「0」に対応させて変動パターン2の情報を
シフトして格納する。
【0055】このようにして、主制御部200は、図柄
変動表示中に新たな遊技球が特別図柄始動口104に入
賞されて始動記憶数が1個増加される毎に、最大累積可
能数を超えない範囲内で、コマンド1601を保留メモ
リランプ装置402側に送信する一方、図柄変動表示が
開始して始動記憶数が1個減少させる毎にコマンド16
02を保留メモリランプ装置402側に送信する。しか
も、この最大累積記憶数は通常4個であるが所定条件が
満たされることを契機としてテーブル2100に示すよ
うに変更されるので、遊技者は期待感を持って遊技を行
うことができる。
【0056】次に、通知手段としての保留メモリランプ
装置402側の構成や動作について説明する。図18に
示すように、保留メモリランプ装置402は、CPU4
10と、CPU410が実行する制御プログラムたテー
ブル434を格納するROM420と、カウンタ領域4
32が形成されるRAM430と、点灯部群400と、
点灯部群500とを備えている。点灯部群400は、先
に説明したように9個の点灯部400a〜400iで成
っており、また、点灯部群500は、先に説明したよう
に9個の始動記憶数表示付きの点灯部500a〜500
iで成っている。なお、この保留メモリランプ装置40
2のCPU410等は特別図柄表示装置100内に、特
別図柄表示装置用のものと別個に内蔵するようにしても
良く、または、特別図柄表示装置用のCPU1020等
と兼用するようにしても良い。兼用する場合には、主制
御部200と特別図柄表示装置100のCPU1020
とは、同時に複数種類のコマンドを通信可能にパラレル
バスで接続されていて、マルチポートを備えるCPU1
020の各ポートで複数のコマンドの夫々を同時受信可
能になっている。なお、図18に図示していないが、始
動記憶数を数字で表示するLED表示装置600(図1
参照)を設けても良い。
【0057】図19は、ROM420に格納されるテー
ブル434の説明図である。このテーブル434は、カ
ウンタ領域432が示す数であるカウンタ値と、これに
対応する点灯部の点灯制御内容とが関連付けて記憶され
ている。図19を参照すれば分かるように、カウンタ値
が「1〜4」までの間は夫々1個ずつ点灯部を増加して
いき、これを超えるとカウンタ値が所定の範囲のものに
対して或る点灯制御内容が割り当てられている。例えば
カウンタ値の範囲が「5〜10」までの場合には、点灯
部400d、500dが新たに点灯状態とされ、カウン
タ値が11個になって次の点灯部400e、500eが
新たに点灯状態とされる。
【0058】したがって、CPU410は、保留メモリ
数が4個までは点灯部群400、500の点灯部を1個
ずつ点灯状態とし、これを超える場合にはその保留メモ
リ数に対応した点灯部を点灯制御するように設定されて
いる。
【0059】次に図20を参照して動作を説明する。先
ず、ステップS2000において、CPU4110は、
主制御部200からの制御コマンドを受信したか否かを
判定する。受信したと判定した場合(Yes)にはステ
ップS2010に移行し、一方、受信していないと判定
した場合(No)にはステップS2000でウエイト状
態となる。
【0060】次いで、ステップS2010において、C
PU410は受信したコマンドがカウンタ値を増加させ
るコマンド1601か否かを判定する。コマンド160
1の場合(Yes)にはステップS2020に移行し
て、カウンタ領域432の数を1だけ増加してカウンタ
値を更新する。
【0061】一方、受信コマンドがコマンド1601で
ない場合(No)にはコマンド1602が受信されたこ
とになるので、ステップS2022に移行して、カウン
タ領域432の数を1だけ減少させてカウンタ値を更新
する。
【0062】そして、CPU410は、テーブル434
を参照して、現在のカウンタ値に対応する制御内容で点
灯群400、500を構成する点灯部を点灯制御する。
カウンタ値が「1」から「4」までの場合にはカウンタ
値の増加に伴って、点灯部を1個ずつ点灯していく。そ
して、カウンタ値が「5〜10」の範囲の場合には新た
に点灯部400e、500eを点灯状態とし、カウンタ
値が「11〜50」の範囲の場合には新たに点灯部40
0d、500dを点灯状態として、…、というように点
灯制御を行なっていく。
【0063】なお、大当り状態中は特別図柄の変動を行
わない。つまり、大当り状態が終了したあとには、始動
記憶数が最大で「200」となるため、大当り状態終了
後の特別図柄の変動時間を通常時よりも短縮させる制御
機能を主制御部200が備えている。つまり、主制御部
200は通常時よりも始動記憶数が増加している際には
最も短く図柄変動時間が指定される変動パターンを選択
するように動作制御する。これによって多数の始動記憶
数がある場合であっても迅速に図柄変動を消化させるこ
とが可能になる。
【0064】したがって、この実施の形態によれば、主
制御部200は、所定条件が満足されたのを契機とし
て、始動記憶数(保留メモリ)の最大累積可能数を変更
し、始動記憶数の累積数を通知するための通知装置側
に、変更された最大累積可能数の範囲内で累積数を変化
させるためのコマンドを送信するので、具体的な通知制
御等は通知装置側で行われて、始動記憶数の最大累積可
能数を変更する制御を行うに際しても主制御部200の
制御負担の増加を極力低減することができる。また、主
制御部200の制御負担を軽減可能であるとともに、大
当りか否かが判定される抽選確率を意図的に改良したり
する不正が懸念される主制御手段の制御容量が軽減され
ることによって、検査機関等での検査量軽減や不正発見
の容易化が図られる。
【0065】また、主制御部200は、始動記憶数増加
条件が満足された場合には累積数を増加させるためのカ
ウンタ値増加コマンドを送信する一方、始動記憶数減少
条件が満足された場合には累積数を減少させるためのカ
ウンタ値減少コマンドを送信し、しかも両コマンドはそ
れぞれ単一のコマンドであるので、コマンド送信手順が
極めて簡素化されていて、主制御部200の制御負担が
一層低減されている。
【0066】また、通知手段としての保留メモリ装置4
02は、複数の点灯部を含んで構成され、しかも、この
複数の点灯部には、単数の始動記憶数の増加、即ち、1
個始動記憶数が増加することに応じて点灯されるもの
(400a〜400d、500a〜500d)と、複数
の始動記憶数の増加、即ち、複数個始動記憶が増加する
ことに応じて点灯されるものとが含まれており、5個以
上の場合には1個始動記憶数が増加する毎に順次点灯部
の点灯制御を行うことが不要となり、点灯部数を低減す
ることができる。
【0067】更に、CPU410は、カウンタ値が或る
値4を超えた場合には、このカウンタ値に対応付けられ
ている、点灯部400a〜400d、500a〜500
dとは別の点灯部を点灯するようにしているので、例え
ば1つの点灯部に所定範囲のカウンタ値を割り当てれば
この所定範囲のカウンタ値に対して1個の点灯部を設け
るのみで良く、最大累積可能数が大きくなっても、点灯
部数をあまり増やさずにその始動記憶数を点灯部の点灯
で通知することが可能になる。
【0068】(他の実施形態)この実施形態は、主制御
部200からのコマンドを特別図柄表示装置200のC
PU1020が受信して始動記憶数の表示を特別図柄を
表示する図柄表示装置と兼用する点に特徴がある。な
お、この実施形態においても主制御部200がCPU1
020側に、変更された最大累積可能数の範囲内で始動
記憶数を増加、減少させるための単一のコマンドを送信
する。
【0069】次に図23を参照して動作を説明する。先
ず、ステップS2300において、特別図柄を表示する
特別図柄表示装置100のCPU1020が、主制御部
200からの制御コマンドを受信したか否かを判定す
る。受信したと判定した場合(Yes)にはステップS
2310に移行し、一方、受信していないと判定した場
合(No)にはステップS2300でウエイト状態とな
る。
【0070】次いで、ステップS2310において、C
PU1020は受信したコマンドがカウンタ値を増加さ
せるコマンド1601か否かを判定する。コマンド16
01の場合(Yes)にはステップS2320に移行し
て、始動記憶数1個分を示す表示物を1個増やすように
して表示する。
【0071】一方、受信コマンドがコマンド1601で
ない場合(No)にはコマンド1602が受信されたこ
とになるので、ステップS2322に移行して、上記表
示物を1個減らすように表示する。
【0072】図24は、特別図柄表示装置100の表示
エリア1121における表示の様子の説明図である。表
示エリア1121には特別図柄が表示されるとともにそ
の上方には表示物2401が表示されている。図24に
示す例では始動記憶数が「2」の場合であり2個の表示
物が表示されている。この状態からカウンタ値増加用コ
マンドを受信した場合には表示物2401を2個から3
個となるように表示を行なう。一方、図24に示す状態
からカウンタ値減少用コマンドを受信した場合には表示
物2401を2個から1個となるように表示を行なう。
【0073】したがって、この実施形態によれば、始動
記憶数を通知する通知装置は、図柄を表示する図柄表示
装置(特別図柄表示装置100)を兼用するように構成
されているので、図柄を注視しながら始動記憶数を把握
することができ、しかもその始動記憶数は表示物によっ
て極めて容易に把握されることになる。
【0074】なお、図25に示すように表示物2401
が所定数個例えば10個を超える毎に、総ての表示物2
401の表示大きさを縮小して表示領域を十分に確保し
ながら始動記憶数の増加に応じて表示物2401を表示
していくようにすれば、見る際の煩わしさも無くなる。
図25(a)では表示物2401が9個表示されてい
て、この状態から10個表示になると図25(b)に示
すように総ての表示物2410が縮小される表示処理例
を示している。さらに、図25(b)に示す状態から1
0個増加されると表示物2401を総て一層縮小表示し
ていくという表示処理を行うようにしても良い。
【0075】また、図1の点灯部での点灯制御のよう
に、最初は1個ずつ表示物2401を増加させて表示
し、5個以上になると或る増加幅での増加に対して1個
に表示物2401を増加するように表示するようにして
ももちろん良い。
【0076】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、テ
ーブル434の内容を適宜変更して所定数を4以外の数
とすること、点灯部の数を調整すること、テーブル21
00の内容を適宜変更すること、カウンタ領域を主制御
部200側に設けて点灯制御内容を示すコマンドのみを
保留メモリランプ装置402に送信するようにするこ
と、点灯制御内容が変更する毎に効果音にてこれを通知
すること、等が挙げられる。
【0077】また、通常時よりも始動記憶数が増加させ
る所定条件としては、図示したもの以外に図柄変動時間
短縮機能起動時、リーチ時、特定の図柄が表示されたと
き、特別図柄による大当り確率が向上しているとき等様
々なものが挙げられる。さらに本発明の実施形態におい
ては特別図柄が特定の組合わせになった回数を始動数記
憶数として累積記憶する場合を想定して説明してきた
が、他の図柄例えば普通図柄が特定の値または組合わせ
になった回数を始動記憶数として累積記憶する場合にも
同様に本発明を適用可能である。また、本発明を特別図
柄及び普通図柄の双方に適用しても良い。
【0078】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろ
んのこと、識別情報を変動表示可能な表示部を備える他
の遊技機に対しても適用可能であることはいうまでもな
い。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
始動記憶数の最大累積可能数を変更する制御を行うに際
しても遊技機の全体的な動作制御を行う主制御手段の制
御負担の増加を極力低減することができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】特別図柄表示装置100のブロック構成図であ
る。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】特別図柄表示装置100のCPU1020の
制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】本発明の実施の形態の主制御部200側の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図16】主制御部200が保留メモリランプ装置60
0に送信するコマンドの説明図である。
【図17】変動パターン用テーブル204の説明図であ
る。
【図18】保留メモリランプ装置402の説明図であ
る。
【図19】テーブル434の説明図である。
【図20】本発明の実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図21】テーブル2100の説明図である。
【図22】本発明の実施の形態の動作を説明するための
フローチャートである。
【図23】他の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図24】動作例の説明図である。
【図25】動作例の説明図である。
【符号の説明】 10 遊技盤 100 特別図柄表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 108 普通図柄表示装置 110 ランプ表示装置(保留メモリランプ装置) 112 ランプ表示装置(保留メモリランプ装置) 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 402 保留メモリランプ装置 410 CPU 420 ROM 430 RAM 432 カウンタ領域 434 テーブル 440 点灯部群 450 点灯部群 400a〜400i 点灯部 500a〜500i 点灯部 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM 2100 テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動記憶数増加条件が満足される度に始
    動記憶数を増加させていくとともに、始動記憶数減少条
    件が満足される度に記憶されている始動記憶数を減少さ
    せるように構成された遊技機において、 所定条件が満足されたのを契機として、始動記憶数の最
    大累積可能数を変更する最大累積可能数変更手段と、 始動記憶数の累積数を通知するための通知手段側に、前
    記変更された最大累積可能数の範囲内で通知される累積
    数を変化させるためのコマンドを送信するコマンド送信
    手段と、を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記コマンド送信手段は、 前記始動記憶数増加条件が満足された場合には累積数を
    増加させるためのコマンドを送信する一方、前記始動記
    憶数減少条件が満足された場合には累積数を減少させる
    ためのコマンドを送信する手段であり、 両コマンドはそれぞれ単一のコマンドである、ことを特
    徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記通知手段は、複数の点灯部を含んで構成され、 この複数の点灯部には、単数の始動記憶数の増加に応じ
    て点灯されるものと、複数の始動記憶数の増加に応じて
    点灯されるものとが含まれることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記通知手段は、図柄を表示する図柄表示装置を兼用す
    るように構成されていることを特徴とする遊技機。
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