JP2002204666A - ゴマ含有処方物 - Google Patents

ゴマ含有処方物

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JP2002204666A
JP2002204666A JP2001004141A JP2001004141A JP2002204666A JP 2002204666 A JP2002204666 A JP 2002204666A JP 2001004141 A JP2001004141 A JP 2001004141A JP 2001004141 A JP2001004141 A JP 2001004141A JP 2002204666 A JP2002204666 A JP 2002204666A
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sesame
kale
dry powder
treatment
gaba
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JP2001004141A
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Kinya Takagaki
欣也 高垣
Shinjiro Maruyama
真二郎 丸山
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Toyo Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Toyo Shinyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケール乾燥粉末とゴマとを組み合わせた食品
素材を提供すること。 【解決手段】 ケール乾燥粉末とゴマとを混合した処方
物を製造し、これを顆粒状とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケールおよびゴマ
を含む処方物に関する。より詳細には、天然に含有する
色彩および有効成分が失われずに保持され、そして保存
安定性および嗜好性に優れたケールと、脂質およびミネ
ラルの豊富なゴマとを含む、食品用処方物に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、野菜に含まれる食物繊維に
は、整腸作用などの効果が認められている。特に、ケー
ルは、食物繊維に富み、有害物質の吸着、腸内環境の改
善、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の急上昇防
止、スーパーオキシドディスムターゼの活性化などの効
果を有するとして、健康食品の素材として注目を浴びて
いる。
【0003】一方、ゴマは、昔から健康食品として知ら
れている。その成分は、約50%は脂質であるが、タン
パク質も約20%含み、また、鉄、カルシウム、ビタミ
ンB 、ビタミンEなどが豊富である。ゴマ独特の成分
として、セサミノールがあり、その作用には、(1)過
酸化脂質の生成を抑制し、老化およびガンを防ぐこと、
(2)悪玉コレステロールの生成を防ぐこと、(3)ア
セトアルデヒドの分解を早め、肝臓の負担を軽減するこ
となどが知られている。また、豊富に含まれる不飽和脂
肪酸のリノール酸およびオレイン酸は、血中のコレステ
ロールを減少させ、動脈硬化を予防改善する。これら
は、同時に含まれるビタミンEおよびセサミノールの働
きで酸化されることなく摂取される。
【0004】これらのような優れた食品素材は、これま
でそれぞれ単独で用いられていた。しかし、単に、ケー
ルとゴマとを混ぜ合わせるのみではなく、食品として利
用しやすいような形態(例えば、顆粒)で組み合わせた
食品素材は、これまでには存在しなかった。
【0005】また、γ−アミノ酪酸(以下、GABAと
いう)は、血圧降下作用を有することから、高血圧症患
者のために、GABAを多く含有する食品の開発が検討
されている。例えば、従来から、お茶の製造過程で、摘
採した生葉を嫌気条件におき、茶葉中にGABAを多量
に蓄積させた、いわゆるギャバロン茶が知られている。
特開平8−173111号公報には、コーヒー生葉を無
酸素状態で処理後、110℃以上の高温で熱処理、乾燥
処理をする方法で、GABA濃度の高いコーヒー葉茶を
得たことが記載されている。さらに、特開平9−205
989号公報には、生葉に赤外線を照射してGABAの
含量を向上させることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、食物繊維を多
く含有するケール、およびミネラルおよびビタミンを多
く含有するゴマの両方を兼ね備えた、栄養価の高い食品
素材が提供されることが望ましい。また、これに、GA
BAのような薬効を有する成分が富化されている食品素
材があれば、さらに望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、食品素材
として開発されたケール乾燥粉末およびゴマを混合する
ことによって、ゴマ含有処方物を得、本発明を完成し
た。
【0008】すなわち、本発明は、ケール乾燥粉末とゴ
マ粉末またはペースト状のゴマとを含む、ゴマ含有処方
物を提供する。
【0009】好ましい実施態様では、上記処方物は、上
記ケール乾燥粉末のγ−アミノ酪酸含量が高められてい
る。
【0010】好ましい実施態様では、上記処方物は、さ
らに食物繊維を含有する。
【0011】好ましい実施態様では、上記処方物は顆粒
である。
【0012】好ましい実施態様では、上記処方物は、還
元麦芽糖および乳糖を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】ケール乾燥粉末の原料としては、
例えば、キッチンケール、ツリーケール、ブッシュケー
ル、マローケール、コラード、および緑葉カンランなど
の様々な種類のケールを用いることができる。これらの
ケールは、収穫後直ちに処理されることが好ましい。処
理までに時間を要する場合、ケールの変質を防ぐために
低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵
するのが好ましい。
【0014】また、本発明においては、ケールの葉部お
よび茎部のいずれの部分も適用することができる。
【0015】ケールは、収穫後、水などで洗浄し、水気
を切ってそのまま、あるいは適切な長さ(例えば5c
m)に切断して処理する。
【0016】次にケールにブランチング処理を施す。ブ
ランチング処理は、熱水で行い、熱水中には、0.00
1〜1重量%の炭酸カルシウムを含んでいてもよい。炭
酸カルシウムとしては、市販の炭酸カルシウム粉末が用
いられるが、卵殻カルシウム、ホタテ殻カルシウム、サ
ンゴカルシウム(ドロマイト)も用いられる。
【0017】ブランチング処理の温度は、80〜110
℃が好ましく、90〜105℃がより好ましい。
【0018】ブランチング処理の時間(浸漬時間)は、
30秒〜10分が好ましく、1〜5分がより好ましい。
【0019】このブランチング処理により、ケールを乾
燥粉末にしたときに、褪色の原因となる酵素は完全に失
活するので、乾燥粉末が鮮やかな緑色を保持する。ま
た、嗜好性も保持される。ブランチング処理の際に、炭
酸カルシウムを含む場合は、ミネラルの食物繊維への吸
着も抑制される。
【0020】続いて、上記ブランチング処理されたケー
ルは、水分含量が10%以下、好ましくは5%以下とな
るように乾燥される。この乾燥工程は、例えば、熱風乾
燥、高圧蒸気乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥などの、当業
者が通常用いる任意の方法により行われ得る。乾燥は、
好ましくは、30〜60℃、より好ましくは40〜55
℃で、緑葉が変色しない時間、行われる。
【0021】その後ケールは、例えば、クラッシャー、
ミル、ブレンダー、石臼などの、当業者に公知の任意の
機械または道具により粉砕され、ケール乾燥粉末が得ら
れる。得られたケール乾燥粉末は、このままでも食品お
よび医薬品の原料となり得るが、特定の粒子範囲を有す
る粉末であることが好ましい。例えば、好ましいケール
乾燥粉末は、30メッシュ通過〜250メッシュ残留粉
末である。粉末の粒径が250メッシュを通過する程度
に小さい場合、加工する際、扱いにくくなるおそれがあ
り、他方、粒径が30メッシュに残留する程度に大きい
場合、ケール乾燥粉末と他の食品素材との均一な混合が
妨げられるおそれがある。
【0022】このようにして得られた、ケール乾燥粉末
は、必要に応じて、例えば、気流殺菌、高圧殺菌、加熱
処理などの、当業者が通常用いる任意の技術によって殺
菌され得る。
【0023】本発明では、ブランチング処理の代わり
に、マイクロウェーブ照射処理を行ってもよい。マイク
ロウェーブ照射処理によって、GABA含有量、ビタミ
ン類(特に水溶性ビタミン)、ミネラル類、葉緑素など
の有効成分の経時的な減少が抑制され、しかも緑葉の鮮
やかな緑色が褪色することおよび風味が変化することが
抑制される。
【0024】マイクロウェーブ照射処理は、褪色に関与
する酵素を失活させて緑色を保持し得、そして過剰の照
射による有効成分の消失が生じない範囲に留めることが
望ましい。マイクロウェーブ照射処理は、照射装置の出
力、マイクロウェーブの波長、照射時間、緑葉の種類お
よび量によって、適宜調節すればよい。例えば、ケール
100g(湿重量)あたり、2450MHz、500W
のマイクロウェーブをあてる場合は、0.5〜10分、
好ましくは0.5〜5分、より好ましくは0.5〜1分
処理する。0.5分に満たない場合、酵素の失活が不十
分で、褪色しやすくなる。また、10分以上処理すると
有効成分が減少するおそれがある。しかし、減少したと
しても、熱水によるブランチング処理よりもはるかにG
ABA含量は高い。
【0025】本発明の好ましい実施態様において、ケー
ル中に含まれるGABAが増加するようにブランチング
処理やマイクロウエーブ処理の前にGABA富化処理を
施してもよい。
【0026】ケールをGABA富化処理する方法には、
例えば、嫌気処理または保温処理を包含する方法が挙げ
られる。GABA富化処理は、上記洗浄の前に行っても
よい。
【0027】本明細書で用いる用語「嫌気処理」とは、
嫌気状態におくことをいい、ほとんど酸素を含まないま
たは無酸素の気体で処理することを意味する。真空状態
も含む。気体としては、二酸化炭素ガス、窒素ガスが好
ましく用いられる。
【0028】保温処理の方法は問わない。温水処理、赤
外線照射処理、インキュベーター処理などが挙げられ
る。
【0029】嫌気処理および/または保温処理の時間
は、通常10分から24時間行われ得る。好ましくは、
1時間から24時間、より好ましくは1〜12時間行わ
れる。嫌気処理または保温処理の温度は、約25〜50
℃が好ましく、約30〜45℃がより好ましく、40℃
前後が最も好ましい。25℃に満たないか50℃を超え
るとGABAの含量が上がりにくい。
【0030】グルタミン酸処理もGABA含量を増加さ
せる。ケールの表面および内部に存在する酵素によって
グルタミン酸がGABAに変化するので、GABA含有
量が増加する。グルタミン酸処理には、ケールをグルタ
ミン酸、その塩、あるいはこれらを含む食品素材などに
浸漬する方法などがある。
【0031】グルタミン酸の塩としては、例えば、グル
タミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウム、グルタミ
ン酸カルシウム、グルタミン酸マグネシウムなどの、当
業者に公知のグルタミン酸塩が挙げられる。グルタミン
酸またはその塩は、直接添加してもよいし、高濃度で含
有する溶液を添加してもよい。
【0032】グルタミン酸および/またはグルタミン酸
塩を含有する食品素材としては、グルタミン酸および/
またはその塩を比較的高濃度に含む食品素材が好ましく
用いられる。例えば、昆布、ワカメなどの海藻、シイタ
ケ、マイタケのようなきのこ類、かつお(かつお節を含
む)、いわしなどの魚類、あさり、しじみなどの貝類、
米、小麦、大豆(これらの胚芽を含む)、茶葉、桑葉、
野菜(例えば、トマト)、柑橘類(中果皮、じょうのう
膜)などが挙げられ、これには可食性タンパク質に酵素
処理、加熱処理などを施してグルタミン酸を遊離または
生成させたものなども含まれる。
【0033】これらの食品素材は、そのままの形態で、
ケールを浸漬する溶液に添加してもよく、必要に応じて
細片化するか、あるいは食品素材を搾汁にして浸漬溶液
に添加してもよい。また、これらの食品素材の乾燥粉末
を添加してもよい。
【0034】また、これらの食品素材に含まれるグルタ
ミン酸および/またはその塩を、必要に応じて加熱して
溶出し、あるいは、溶出した成分の乾燥粉末を浸漬溶液
に添加してもよい。例えば、グルタミン酸を含有する食
品素材が乾燥昆布である場合、乾燥昆布を細片化して浸
漬溶液に添加、攪拌することにより、効率的にGABA
が増加される。
【0035】グルタミン酸処理によるGABA富化処理
の温度に特に限定はないが、グルタミン酸からGABA
への変換を触媒する酵素が失活しない範囲で行うのが好
ましく、通常20〜50℃、より好ましくは25〜45
℃にて行われる。
【0036】グルタミン酸処理によるGABA富化処理
のpHは、GABA富化処理を促進させる目的および製
品の色を鮮やかな緑色にするために調節される。pHの
調節は、当業者が通常用いるpH調節剤によって行われ
る。GABA富化処理中のケールのpHは、通常3.5
〜9.0、好ましくは4.5〜7.0、より好ましくは
5.0〜6.0である。また、pHをアルカリ性側に調
節すれば、ケールを酸性で処理したものおよび未処理の
ものと比較して鮮やかな緑色を呈するようになる。pH
4以下での処理は、GABA富化効率が低下し、さらに
ケールが褐変するのであまり好ましくない。
【0037】GABA富化処理の時間は、10分〜24
時間が好ましい。30分以上行えば、GABA含有量は
飛躍的に増加する。
【0038】GABA富化処理に用いるグルタミン酸の
量は、富化させたいGABAの量に応じて適宜調製すれ
ばよい。通常は、ケールの重量に対して0.01〜40
重量%、好ましくは0.02〜20重量%、より好まし
くは0.05〜10重量%のグルタミン酸またはその塩
を添加するのがよい。
【0039】さらに、反応溶液にピリドキサールリン
酸、食塩などの無機塩化物などを添加することによっ
て、または有機酸もしくはATPなどの阻害剤が反応系
から取り除かれることによって、GABA富化効率を高
めることもできる。無機塩化物としては、例えば、塩化
ナトリウム(食塩)、塩化カルシウム、塩化カリウム、
塩化マグネシウムなどの当業者に公知の無機塩化物が挙
げられる。にがり、粗塩などを用いてもよい。これら
は、任意の濃度で添加され得るが、通常、最終濃度が
0.05〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%
となるように添加される。
【0040】本来、ケールの生葉には、約30mg/1
00gのGABAが含まれているが、現在、通常の技術
として行われている緑色維持のためのブランチング処理
を行うと、GABAが熱水中に溶出して、GABAの含
有量が大幅に減少してしまう。ところが、本発明のGA
BA富化処理を行うことにより、ブランチング処理を施
した場合であっても、ケール乾燥粉末に目標のGABA
量を残存させることができる。
【0041】例えば、少なくとも10mg/100g以
上、好ましくは、100mg/100g以上、より好ま
しくは、200mg/100g以上、さらに好ましく
は、500mg/100g以上、さらにより好ましく
は、1000mg/100g以上のGABAを残存させ
ることができる。GABA含量の上限については、規定
しないが、GABA富化処理のグルタミン酸などの濃
度、浸漬時間、溶液の温度、溶液のpH、前述したマイ
クロウエーブ照射処理、赤外線処理、嫌気処理などを単
独または複数の工程を組み合わせることによって300
0mg/100g程度に富化することができる。
【0042】このようにして得られたケールは、処理し
ていないケールに比べてGABAの含量が高く、通常2
倍以上、好ましくは3倍以上、より好ましくは5倍以
上、高められている。
【0043】乾燥方法については、熱風乾燥、高圧蒸気
乾燥、電磁波乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥など、あらゆる
乾燥法を用いることができる。乾燥は、できるだけ低温
で行うのがよく、加熱して乾燥する場合でも、例えば3
0〜60℃、好ましくは40〜55℃で行うのがよい。
デキストリン、シクロデキストリン、デンプン、マルト
ースなどの賦形剤などを添加した後、噴霧乾燥または凍
結乾燥することもできる。
【0044】乾燥後のケールは、例えば、クラッシャ
ー、ミル、ブレンダー、石臼などの、当業者に公知の任
意の機械または道具により粉砕され、ケール乾燥粉末と
なる。得られたケール乾燥粉末は、このままでも食品お
よび医薬品の原料となり得るが、特定の粒子範囲を有す
る粉末であることが好ましい。例えば、好ましいケール
乾燥粉末は、30メッシュ通過〜250メッシュ残留粉
末である。ケール乾燥粉末の粒径が250メッシュを通
過する程度に小さい場合、加工する際、扱いにくくなる
おそれがあり、他方、粒径が30メッシュに残留する程
度に大きい場合、ケール乾燥粉末と他の食品素材との均
一な混合が妨げられるおそれがある。
【0045】上記のようにして得られたケール乾燥粉末
は、さらに、必要に応じて、例えば、気流殺菌、高圧殺
菌、加熱殺菌などの当業者に公知の任意の技術により殺
菌され得る。
【0046】上記のようにして得られたケール乾燥粉末
は、そのまま飲食に供することができるが、賦形剤、増
量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、食品添
加物、調味料などと混合し、用途に応じて粉末、顆粒、
錠剤などの形態に成形することもでき、さらに、各種の
飲食品に配合して飲食に供することができる。
【0047】また、上記の方法により製造されるケール
乾燥粉末は、GABAを高濃度で含有するため、必要に
応じて精製し、GABAの純品を得ることも可能であ
る。
【0048】本明細書において、「ゴマ」とは、植物分
類法においてゴマ科に分類される植物の種子をいう。ゴ
マは、色によって、白ゴマ、黒ゴマ、茶ゴマなどがある
が、いずれを用いてもよい。白ゴマは油の含有量が多
く、黒ゴマは風味が強いという特徴があり、用途に合わ
せて使用するゴマを決定すればよい。
【0049】ゴマには、便秘を改善し、血行をよくし、
顔色、肌のつやを良くするなどの効果を有しているう
え、鉄、カルシウムなどのミネラルも多く、ビタミンB
1とEが豊富に含まれている。さらに、ゴマにはセサミ
ノール、セサミン、セサモリンなどのリグナン類が多量
に含まれている。これらの作用により、過酸化脂質の生
成を抑え、老化やガンを防ぐ、悪玉コレステロールの生
成を防ぐ、アセトアルデヒドの分解を早め、二日酔いを
防止するとともに肝臓の負担を軽減するなどの効果が期
待される。
【0050】また、ゴマに含まれる不飽和脂肪酸である
リノール酸、オレイン酸は、血中のコレステロールを減
少させ、動脈硬化を予防、改善する効果が期待される。
【0051】ゴマは、殻を除去した生のゴマ種子を煎っ
たもの、または市販の煎りゴマを、粉砕したもの、また
はすりつぶしてペースト状にしたものか、あるいはペー
スト状の市販の練りゴマを用いてもよい。
【0052】本発明のゴマとケール乾燥粉末との処方物
は、それぞれを単独で摂取した場合と比較すると、相乗
的に美肌効果を発揮するという、新たな効果を発揮す
る。
【0053】本発明のゴマ含有処方物は、食物繊維をさ
らに含んでいてもよい。食物繊維を含有することによ
り、整腸作用が期待され、美肌効果がさらに向上すると
ともに、血中コレステロール低下作用も発揮される。
【0054】本発明に用いられる食物繊維には特に制限
はないが、難消化性デキストリン、ポリデキストロー
ス、サイリウム種皮、低分子アルギン酸ナトリウム、セ
ルロース、グルコマンナン、ペクチン、グアーガム分解
物、キトサン、コーンファイバー、アップルファイバ
ー、パインファイバー、ビートファイバー、小麦フスマ
などが挙げられる。
【0055】上記のように調製したケール乾燥粉末およ
びゴマを混合して、ゴマ含有処方物を製造する。ゴマは
粉状のゴマとペースト状のゴマがあるが、どちらを用い
てもよい。ゴマ含有処方物の形態は、通常、食用あるい
は飲用に適した形態が好ましく、例えば、ペースト、顆
粒、錠剤、カプセル剤、散剤などが挙げられるが、これ
らに限定されない。
【0056】ケール乾燥粉末とゴマとの配合割合は、一
般に重量比で10:1〜1:2が好ましい。5:1〜
1:1がより好ましく、3:1〜1.5:1がさらに好
ましい。ゴマの配合割合がケール乾燥粉末よりも高くて
もよいが、どちらかといえば、ケール乾燥粉末の配合割
合が高いことが好ましい。ゴマは、ゴマ含有処方物に対
して、1〜50重量%、好ましくは1〜40重量%、さ
らに好ましくは1〜30重量%含まれる。ケール乾燥粉
末は、ゴマ含有処方物に対して、1〜60重量%、好ま
しくは1〜50重量%、さらに好ましくは1〜40重量
%含まれる。
【0057】食物繊維を配合する場合、食物繊維は、ゴ
マとケールの合計量100重量部に対して5〜300重
量部、好ましくは25〜200重量部配合される。
【0058】また、必要に応じて、賦形剤を添加するこ
とができる。賦形剤としては、デキストリン、シクロデ
キストリン、デンプン、還元麦芽糖、乳糖などが挙げら
れるがこれらに限定されない。賦形剤としては、乳糖を
用いることが特に好ましい。
【0059】賦形剤は、ゴマとケールの合計100重量
部に対して、5〜200重量部、好ましくは15〜15
0重量部、より好ましくは25〜100重量部配合され
る。
【0060】さらに、本発明のゴマ含有処方物には、オ
リゴ糖、乳酸菌、卵殻カルシウムなどを含むことができ
る。これらは、ゴマ含有処方物に対して、1〜10重量
%添加される。食物繊維を含有する場合にさらにオリゴ
糖と乳酸菌と配合すると、より高い整腸効果を発揮でき
る。
【0061】好ましいゴマ含有処方物は、ケール乾燥粉
末を50重量%、ゴマを30重量%含み、その他の食物
繊維、賦形剤、および/または添加物を20重量%含む
が、これに限定されない。
【0062】ケール乾燥粉末とゴマとの処方物は、例え
ば、まず、ケール乾燥粉末、ゴマと、必要に応じて、食
物繊維および賦形剤を加え、均一に混合して水を適量加
え、さらによく混合して、混合物を得る。ペースト状の
処方物は、水を多めに添加することで得られる。
【0063】この混合物を乾燥し、必要に応じて粉砕機
などを用いて粉末化することにより粉末状のゴマ含有処
方物が得られる。
【0064】また、この混合物(あるいはペースト)を
造粒機に充填して押し出し、乾燥させて顆粒にすること
ができる。顆粒の場合、さらに篩にかけ、例えば、6メ
ッシュを通過するが42メッシュを通過しないものを選
択し、食品素材としての製品とする。顆粒の粒径は、
0.2〜2.5mm、好ましくは0.5〜2.0mm、
より好ましくは1.0〜2.0mmである。
【0065】錠剤化は、上記顆粒化に用いた混合物を適
切な打錠機に適用して行うことができる。
【0066】また、カプセル化は、ケール乾燥粉末とゴ
マとを混合し、カプセル製造機などを用いてゼラチンカ
プセルなどに詰めることにより、行われる。
【0067】なお、得られた処方物は、各処方物の形状
に応じて使用される。例えば、粉末状あるいは顆粒状の
処方物はそのまま食してもよく、水、牛乳などに溶解し
てゴマ入り青汁として飲料としてもよい。
【0068】
【実施例】以下の実施例は、例示を目的としたものであ
り、本発明の限定を意図しない。
【0069】(製造例1:ブランチング処理を施したケ
ール乾燥粉末の製造)ケールの葉を摘み取り、細断した
ケール100gを95℃、1Lの熱水に投入し、3分間
保持し、直ちに5℃の冷水に移し、約5分間浸漬し、冷
却した。冷却後、遠心分離機で約45秒間脱水し、乾燥
機(サンヨー製、MOV−112S)を用い、60℃に
て、10時間乾燥し、ブレンダーで粉砕してケールの粉
末(ケール乾燥粉末A)を得た。水分は5%以下であっ
た。
【0070】(製造例2:GABA富化処理を施したケ
ール乾燥粉末の製造)ケールの葉を摘み取り、ビニール
袋に入れ、空気を抜いた後に窒素を充填し、これをイン
キュベーター内で40℃にて6時間静置して、GABA
富化処理のひとつである、嫌気処理を施した。ついで、
GABA富化処理したケールを、500Wの出力装置を
用いて、2450MHzのマイクロウェーブ処理を1分
間行った。その後、ケールを水分含量が5%以下となる
ように乾燥機中で60℃にて6時間乾燥した。さらに石
臼で200メッシュを90%が通過する程度に粉砕して
ケールの粉末(ケール乾燥粉末B)を得た。
【0071】(製造例3:マイクロウエーブ処理を施し
たケール乾燥粉末の製造)ケールの葉を摘み取り細断し
たケールを、500Wの出力装置を用いて、2450M
Hzのマイクロウェーブ処理を1分間行った。その後、
ケールを水分含量が5%以下となるように乾燥機中で6
0℃にて6時間乾燥した。さらに石臼で200メッシュ
を90%が通過する程度に粉砕して、GABA富化処理
されたケールの粉末(ケール乾燥粉末C)を得た。
【0072】(実施例1〜5、比較例1〜2)上記で得
られたケールの粉末A、B、市販のゴマ、賦形剤として
乳糖、および、必要に応じて食物繊維としてセルロー
ス、難消化性デキストリン(パインファイバー)を単独
または併用して、表1に記載の割合で混合し、適当量の
水を加えてペースト状にした。比較例として、ケール乾
燥粉末およびゴマのいずれか一方を含むもの(比較例
1、比較例2)を用いた。
【0073】
【表1】
【0074】得られたペースト状の配合物を造粒機(バ
スケット型湿式造粒機RG−C300:(株)菊水製作
所)に充填し、押し出すことによって、粒径約1.5m
m程度の顆粒を得た。乾燥機中で、95℃にて15分間
熱風乾燥した後、40℃の冷風で10分間冷却した。篩
にかけて、6メッシュを通過するが42メッシュを通過
しないものを選択し、殺菌処理を行って、ゴマ含有処方
物を得た。
【0075】得られた顆粒状のゴマ含有処方物をアルミ
パックに密封した。40℃、湿度70〜75%のインキ
ュベーター中で1ヶ月静置したゴマ含有処方物および冷
暗所(10℃)に1ヶ月保存したゴマ含有処方物を開封
し、風味と緑色の変化について視覚的に色調を比較し
た。
【0076】結果を表2に示す。表2において、aは冷
暗所(10℃)に1ヶ月保存したゴマ含有処方物を、b
は40℃、湿度70〜75%のインキュベーター中で1
ヶ月静置したゴマ含有処方物をそれぞれ示す。それぞれ
の評価は、ゴマを含まないケール乾燥粉末を基準(±)
とし、+が多いほど、良好であることを示す。風味は、
官能検査で測定した。
【0077】
【表2】
【0078】表2に示すように、実施例1〜5は過酷な
条件下で保存した場合でも油の浸出もなく、色も鮮やか
な緑色を保持し、風味も変らなかった。
【0079】つぎに、実施例1〜5、および比較例1〜
2で得られたゴマ含有処方物を、各実施例または比較例
あたり、20〜60才の女性20人に、1回3g、1日
2回(合計6g)、1ヶ月間試食してもらい、表3に記
載の5項目について、ゴマ含有処方物を試食する前と比
較して効果ありと答えた人数を表3に示す。
【0080】
【表3】
【0081】表3より、ケール単独(比較例1)あるい
はゴマ単独(比較例2)を摂取した場合よりも、本発明
のゴマ含有処方物を試食した場合の方が、化粧ののりが
良くなり、小じわが減少し、肌のきめが細かくなり、肌
がしっとりし、しみが薄くなるという美肌効果があるこ
とがわかった。このようなゴマとケールとの相乗効果
は、全く予測できない効果である。
【0082】さらに食物繊維を含まない実施例1および
2と、食物繊維を含む実施例3〜5とを比較すると、食
物繊維を含む実施例が、化粧のり、肌のきめが細かくな
るという効果が明らかに改善されていることがわかっ
た。
【0083】
【発明の効果】本発明のケール乾燥粉末とゴマとを含む
処方物は、保存安定性および嗜好性に優れるのみなら
ず、それぞれの成分の有する効果だけでなく、さらにそ
の相乗効果によって、美肌効果が高められ、化粧ののり
が良くなる、小じわが減少する、しみ、そばかすの減
少、肌のきめが細かくなり、肌がしっとりするなどの効
果がある。さらに、食物繊維を含有することにより、さ
らに整腸作用が促進され、このような効果を増進させ
る。また、GABA含量を高めた処方物では、血圧降下
作用も高められる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B016 LC02 LC06 LC07 LE02 LG01 LG10 LK07 LK08 LK09 LP01 LP03 LP06 LP08 4B018 LE02 MD29 MD47 MD53 MD56 ME02 MF06 MF08 4B036 LE01 LH10 LH27 LH29 LH35 LP09 LP15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケール乾燥粉末およびゴマを含む、ゴマ
    含有処方物。
  2. 【請求項2】 前記ケール乾燥粉末のγ−アミノ酪酸含
    量が高められている、請求項1に記載の処方物。
  3. 【請求項3】 さらに食物繊維を含有する、請求項1ま
    たは2に記載の処方物。
  4. 【請求項4】 前記処方物が顆粒である、請求項1から
    3のいずれかの項に記載の処方物。
  5. 【請求項5】 さらに還元麦芽糖および乳糖を含む、請
    求項4に記載の処方物。
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