JP2001197869A - 栄養食品とその製造方法 - Google Patents

栄養食品とその製造方法

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照海 高岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発芽玄米紛粒体と、発芽豆紛粒体と、遠赤乾燥
後に粉砕された野菜紛粒体に対して砂糖を加えて混合お
よび粉砕した混合物を紛粒状または固形状に形成するこ
とにより、充分なカロリーと略全ての栄養素が含まれた
栄養食品を得ることができる栄養食品の製造方法と栄養
食品の提供を目的とする。 【解決手段】玄米1を洗浄n3および発芽n4させた後
に粉砕n8した発芽玄米紛粒体と、豆2を洗浄s1およ
び発芽s3させた後に粉砕s6した発芽豆紛粒体と、緑
黄色野菜3を洗浄u1、細断u2および遠赤外線乾燥u
4させた後に粉砕u5した野菜紛粒体とを設け上記発芽
玄米紛粒体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒体に砂糖4を
加えて混合および粉砕c1した混合物を紛粒状または固
形状に形成c2することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば独居者や
高齢者が簡単に栄養素およびカロリーを摂取し得るよう
な栄養食品とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、栄養素を簡単に摂取し得る栄養補
助食品、健康食品としては、例えば本出願人が既に発明
した特許第2796227号公報に記載のものがある。
すなわち、ケール(キャベツの原種)等の緑黄色野菜を殺
菌消毒した後に洗浄し、洗浄後の緑黄色野菜を所定の大
きさに細断し、細断された野菜片を中温予備乾燥および
遠赤外線乾燥し、乾燥後の野菜片を粉砕した後に顆粒状
または錠状に形成することにより、上述の遠赤外線乾燥
によって緑黄色野菜がもつ栄養素を何等損うことなく、
栄養価の高い健康食品を得るものである。
【0003】しかし、上述の健康食品に含有される栄養
素は、食物繊維、ビタミンE、ビタミンA、ビタミンB
1、B2、鉄、カリウム、リン、カルシウム等であって、
蛋白質、脂質、糖質、ナトリウム、灰分等の他の栄養素
は含まれておらず、またカロリーについても不充分であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、発芽玄米
紛粒体と、発芽豆紛粒体と、遠赤乾燥後に粉砕された野
菜紛粒体に対して砂糖を加えて混合および粉砕した混合
物を紛粒状または固形状に形成することにより、充分な
カロリーと略全ての栄養素が含まれた栄養食品を得るこ
とができる栄養食品の製造方法と栄養食品の提供を目的
とする。
【0005】この発明はまた、発芽玄米紛粒体と、発芽
豆紛粒体と、遠赤乾燥後に粉砕された野菜紛粒体に対し
て砂糖とスキムミルクとを加えて混合および粉砕した混
合物を紛粒状または固形状に形成することにより、充分
なカロリーと略全ての栄養素が含まれ、しかもカルシウ
ム含有量の大幅な増大を図った栄養食品を得ることがで
きる栄養食品の製造方法と栄養食品の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による栄養食品
の製造方法は、玄米を洗浄および発芽させた後に粉砕し
た発芽玄米紛粒体と、豆を洗浄および発芽させた後に粉
砕した発芽豆紛粒体と、緑黄色野菜を洗浄、細断および
遠赤外線乾燥させた後に粉砕した野菜紛粒体とを設け、
上記発芽玄米紛粒体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒体に
砂糖を加えて混合および粉砕した混合物を紛粒状または
固形状に形成するものである。
【0007】上述の玄米および豆つまり穀物の発芽処理
により、リンが供給され、リン酸酵素が働いて、フィチ
ン酸がリン酸とイノシトールとに分解され、蛋白質はア
ミノ酸に、脂肪は必須脂肪酸に、澱粉は糖に、ミネラル
はアミノ酸と結びついた形に変わり、身体に対して吸収
されやすくなり、かつ亜鉛などのミネラル類やビタミン
が数倍に増える。また緑黄色野菜を洗浄、細断後に遠赤
外線乾燥させるので、その栄養素を損なうことがない。
【0008】そして、上述の発芽玄米紛粒体、発芽豆紛
粒体および野菜紛粒体に砂糖を加えて混合および粉砕し
た混合物を紛粒状または固形状に形成するので、充分な
カロリーと略全ての栄養素が含まれた栄養食品を得るこ
とができる。
【0009】この発明による栄養食品は、上記製造方法
によって製造されたものであるから、充分なカロリーと
略全ての栄養素が含まれており、この栄養食品を牛乳、
水またはお湯に溶かして摂取することができ、例えば独
居者や高齢者等のカロリーおよび栄養の摂取に最適であ
る。
【0010】この発明による栄養食品の製造方法は、玄
米を洗浄および発芽させた後に粉砕した発芽玄米紛粒体
と、豆を洗浄および発芽させた後に粉砕した発芽豆紛粒
体と、緑黄色野菜を洗浄、細断および遠赤外線乾燥させ
た後に粉砕した野菜紛粒体とを設け、上記発芽玄米紛粒
体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒体に砂糖とスキムミル
クとを加えて混合および粉砕した混合物を紛粒状または
固形状に形成するものである。
【0011】上述の発芽処理および遠赤外線乾燥による
作用、効果については前述同様であり、この製造方法に
おいては発芽玄米紛粒体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒
体に対して砂糖とスキムミルク(skim milk 脱脂粉乳の
こと)を加えるので、十分なカロリーと略全ての栄養素
を確保することができるのは勿論、スキムミルクの混入
により、カルシウム含有量の大幅な増大を図ることがで
きる。
【0012】この発明による栄養食品は、上記製造方法
によって製造されたものであるから、充分なカロリーと
略全ての栄養素が含まれており、しかもカルシウム含有
量が高く、この栄養食品を水またはお湯に溶かすだけで
容易に摂取することができる。
【0013】この発明の一実施態様においては、上記豆
を黒豆に設定し、上記緑黄色野菜をケールに設定し、上
記砂糖をきび砂糖に設定したものであるから、さらに栄
養価を高めることができる。
【0014】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は栄養食品とその製造方法を示し、図1に
おいて、玄米1(もみを取っただけで精白しない米)と、
豆の一例としての黒豆2と、緑黄色野菜としてのケール
生葉3、望ましくはケール外葉と、砂糖の一例としてき
び砂糖4(黒砂糖)とを準備する。
【0015】上述の玄米1においては石抜き工程n1
で、微細なゴミ等の夾雑物を完全に除去し、次の色彩選
別工程n2で、屑米、青米、茶米等の不適切な玄米を選
別して取り除く。
【0016】次に洗米工程n3で、選別後の玄米を洗米
機および水を用いて洗米する。次に催芽工程n4で洗浄
後の玄米を約27℃の温度条件下に約18〜20時間放
置して発芽させる。
【0017】この玄米1の発芽により、リンが供給さ
れ、リン酸酵素が働いて、フィチン酸がリン酸とイノシ
トールとに分解され、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は必須
脂肪酸に、澱粉は糖に、ミネラルはアミノ酸と結びつい
た形に変わり、身体に対して吸収されやすくなり、かつ
亜鉛などのミネラル類やビタミンが数倍に増える。
【0018】このようにして、玄米1を発芽玄米と成し
た後に、次の洗米工程n5で、発芽玄米を水にて洗米し
て、雑菌を除去する。次に蒸煮工程n6で洗米後の発芽
玄米を約15〜30分間蒸すと、発芽玄米は柔らかくな
り、身体に吸収されやすくなる(いわゆるアルファ化さ
れることで、消化されやすいα−デンプンの型が保持さ
れる)。
【0019】次に焙煎工程n7で、蒸した後の発芽玄米
を約40分間、焙じて煎ることで、香ばしさを出すと共
に、残りの水分が約5%になるように発芽玄米を乾燥さ
せる。次に粉砕工程n8で、乾燥後の発芽玄米を約15
0メッシュに粉砕する。
【0020】また、上述の黒豆2においては、洗穀工程
s1で水を用いて黒豆2の洗浄を行ない、次の浸漬工程
s2で洗浄後の黒豆2を水に約5時間浸漬させ、この黒
豆2に吸水させる。次に催芽工程s3で、吸水後の黒豆
2を約27℃の温度条件に約18〜20時間放置して発
芽させる。この発芽による作用、効果は玄米1の場合と
同様である。
【0021】次に洗穀工程s4で、発芽黒豆を水で洗浄
して、殺菌を除去し、次の焙煎工程s5で洗穀後の発芽
黒豆を約80分間、焙じて煎ることで、香ばしさを出す
と共に、発芽黒豆を乾燥させる。次に粉砕工程6sで、
乾燥後の発芽黒豆を約100メッシュに粉砕する。
【0022】さらに、上述のケール生葉3においては、
洗浄工程u1で水または水に対して殺菌剤としてのクエ
ン酸を加えた溶液を用いてケール生葉3を洗浄する。次
にスライス工程u2で、洗浄後のケール生葉3をスライ
サにて細切れに切断(スライス)する。
【0023】次に一次乾燥工程u3で、スライスされた
ケール片を予備乾燥室に入れて、約40〜45℃の乾燥
風にて一次乾燥させる。次に遠赤外線乾燥工程u4で、
一次乾燥後のケール片を遠赤外線乾燥室に入れて、遠赤
外線を照射し、乾燥処理により水分を除去し、残りの水
分を約3.5〜4.0%にする。
【0024】この遠赤外線乾燥によりケール片はその栄
養素を損なうことなく乾燥処理される。次に粉砕工程u
5で、乾燥後のケール片を、粉砕機にて約180〜20
0メッシュの粉末状に粉砕する。
【0025】上述各工程n1〜n8を経て形成された発
芽玄米紛粒体と、上述の各工程s1〜s6を経て形成さ
れた発芽黒豆紛粒体と、上述の各工程u1〜u5を経て
形成されたケール紛粒体(望ましくはケール粉末体)との
三者に対してきび砂糖(糖蜜を含んだ砂糖)4と、必要に
応じて、わかめ、ひじき、山芋、切りゴマ、青のり等の
添加物とを加え、図1の混合、粉砕工程c1で、ボール
ミル(粉砕機)を用いて上述の各要素を混合および粉砕す
る。
【0026】次に形成工程c2で、混合および粉砕後の
混合物を図2に示すような粉状の栄養食品5に形成、ま
たは図3に示すような粒状の栄養食品6に形成、あるい
は型を用いて加熱、加圧することで図4に示すような固
形状の栄養食品7に形成する。
【0027】なお、図4では偏平な円柱固形状を例示し
たが、この形状に限定されるものではなく、三角柱状、
球状、楕円球状、立方形状、直方形状等の他の形状に固
形化してもよい。
【0028】次に包装工程c3で、上述の栄養食品5,
6または7を袋詰め、ビン詰め、缶詰め処理する。この
場合、栄養食品を1回分毎にステック状等の袋に袋詰め
してもよく、複数回分または多数回分の栄養食品を袋詰
め、ビン詰め、缶詰め処理してもよい。
【0029】図1に示す製造方法により、混合重量比率
の一例として、発芽玄米紛粒体を70wt%、発芽黒豆紛
粒体を22wt%、ケール紛粒体を8wt%の割合で混合
し、これら三者に対して約30%のきび砂糖を添加した
栄養食品を製造し、この栄養食品100g中の成分分析
を行なった結果を次の[表1]に示す。
【0030】
【表1】 なお、上記[表1]中のイソフラボン(isoflavone)は化学
式C1510で示され植物が含有する無色結晶ケ
トンである。
【0031】このように図1で示した栄養食品の製造方
法は、玄米1を洗浄(工程n3参照)および発芽(工程n
4参照)させた後に粉砕(工程n8参照)した発芽玄米紛
粒体と、豆(黒豆2参照)を洗浄(工程s1参照)および発
芽(工程s3参照)させた後に粉砕(工程s6参照)した発
芽豆紛粒体と、緑黄色野菜(ケール生葉3参照)を洗浄
(工程u1参照)、細断(工程u2参照)および遠赤外線乾
燥(工程u4参照)させた後に粉砕(工程u5参照)した野
菜紛粒体(ケール紛粒体参照)とを設け、上記発芽玄米紛
粒体、発芽黒豆紛粒体およびケール紛粒体に砂糖(きび
砂糖4参照)を加えて混合および粉砕(工程c1参照)し
た混合物を紛粒状または固形状に形成(工程c2参照)す
るものである。
【0032】上述の玄米1および黒豆2つまり穀物の発
芽処理により、リンが供給され、リン酸酵素が働いて、
フィチン酸がリン酸とイノシトールとに分解され、蛋白
質はアミノ酸に、脂肪は必須脂肪酸に、澱粉は糖に、ミ
ネラルはアミノ酸と結びついた形に変わり、身体に対し
て吸収されやすくなり、かつ亜鉛などのミネラル類やビ
タミンが数倍に増える。また緑黄色野菜(ケール生葉3
参照)を洗浄、細断)後に遠赤外線乾燥させるので、その
栄養素を損なうことがない。
【0033】そして、上述の発芽玄米紛粒体、発芽豆紛
粒体およびケール紛粒体に砂糖(きび砂糖4参照)を加え
て混合および粉砕した混合物を紛粒状(図2、図3参照)
または固形状(図4参照)に形成するので、充分なカロリ
ーと略全ての栄養素が含まれた栄養食品5,6または7
を得ることができる。
【0034】さらに図1で示す製造方法によって製造さ
れた栄養食品5,6または7は、上述の[表1]からも明
らかなように、充分なカロリーと略全ての栄養素が含ま
れており、この栄養食品を牛乳、水またはお湯に溶かし
て摂取することができ、例えば独居者や高齢者等のカロ
リーおよび栄養の摂取に最適である。
【0035】加えて、上記豆を黒豆2に設定し、上記緑
黄色野菜をケール(ケール生葉3参照)に設定し、上記砂
糖をきび砂糖4に設定したので、栄養価をさらに高める
ことができる。
【0036】図5は栄養食品とその製造方法の他の実施
例を示し、玄米1を各工程n1〜n8により発芽玄米紛
粒体に成す構成、黒豆1を各工程s1〜s6により発芽
黒豆紛粒体に成す構成、ケール生葉3を各工程u1〜u
5によりケール紛粒体(望ましくはケール粉末体)に成す
構成については先の実施例と同様である。
【0037】この図5に示す実施例では、上述の発芽玄
米紛粒体と、発芽黒豆紛粒体と、ケール紛粒体との三者
に対して、きび砂糖4とスキムミルク8とを加え、さら
に必要に応じて、わかめ、ひじき、山芋、切りゴマ、青
のり等の添加物を添加し、これらを図5の混合、粉砕工
程c1で、ボールミル(粉砕機)を用いて混合および粉砕
する。
【0038】次に形成工程c2で、混合および粉砕機の
混合物を粉状の栄養食品(図2参照)に形成、または粒状
の栄養食品(図3参照)に形成、あるいは型を用いて過
熱、加圧して固形状の栄養食品(図4参照)に形成する。
次に包装工程c3で、上述の栄養食品(図2、図3、図
4参照)を図1の工程c3と同様に、袋詰め、ビン詰
め、缶詰め処理する。
【0039】図5に示す製造方法により、例えばスキム
ミルク8を44wt%、発芽玄米紛粒体を24wt%、発芽
黒豆紛粒体を7wt%、ケール紛粒体3wt%、きび砂糖4
を10wt%、添加物としてのわかめを2wt%、ひじきを
1wt%、山芋を7wt%、切りゴマを1wt%、青のりを1
wt%の割合で混合して、栄養食品を製造することができ
る。なお、この重量比率は一例であって、これに限定さ
れるものではない。
【0040】このように図5で示した栄養食品の製造方
法は、玄米1を洗浄(工程n3参照)および発芽(工程n
4参照)させた後に粉砕(工程n8参照)した発芽玄米紛
粒体と、豆(黒豆2参照)を洗浄(工程s1参照)および発
芽(工程s3参照)させた後に粉砕(工程s6参照)した発
芽豆紛粒体と、緑黄色野菜(ケール生葉3参照)を洗浄
(工程u1参照)、細断(工程u2参照)および遠赤外線乾
燥(工程u4参照)させた後に粉砕(工程u5参照)した野
菜紛粒体(ケール紛粒体参照)とを設け、上記発芽玄米紛
粒体、発芽黒豆紛粒体およびケール紛粒体に砂糖(きび
砂糖4参照)とスキムミルク8を加えて混合および粉砕
(工程c1参照)した混合物を紛粒状または固形状に形成
(工程c2参照)するものである。
【0041】上述の玄米1および黒豆2の発芽処理並び
にケール生葉3の遠赤外線乾燥による作用、効果につい
ては前述同様であり、この製造方法においては発芽玄米
紛粒体、発芽黒豆紛粒体およびケール紛粒体に対してき
び砂糖4とスキムミルク8(skim milk 脱脂粉乳のこと)
を加えるので、十分なカロリーと略全ての栄養素を確保
することができるのは勿論、スキムミルク8の混入によ
り、カルシウム含有量の大幅な増大を図ることができ
る。
【0042】さらに図5で示す製造方法によって製造さ
れた栄養食品は、充分なカロリーと略全ての栄養素が含
まれており、しかもカルシウム含有量が高く、この栄養
食品を単に水またはお湯に溶かすだけで上述のカロリ
ー、略全ての栄養素および高含有率のカルシウムを容易
に摂取することができる。
【0043】ここで、上述の添加物(わかめ、ひじき、
山芋、切りゴマ、青のり等)の添加の有無は任意に選定
できるが、これら添加物のうち少なくとも一つを添加し
た場合には、その添加物特有の風味を加えることができ
ると共に、添加物固有の栄養価および機能を加味するこ
とができる。
【0044】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の使用原料の1つとしての豆は、実
施例の黒豆に対応し、以下同様に、緑黄色野菜は、ケー
ルに対応し、砂糖は、きび砂糖に対応するも、この発明
は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではな
い。
【0045】例えば、黒豆に代えて大豆を使用してもよ
く、ケールに代えてキャベツやレタス等の他の緑黄色野
菜を用いてもよい。また上述の添加物としては例示した
わかめ、ひじき、山芋、切りゴマ、青のりの他に乾燥処
理された小エビ、小魚や昆布またはワサビその他の香辛
料を用いてもよい。なお、実施例で示した処理温度や処
理時間等の数値は一例であって、これに限定されるもの
ではない。
【0046】
【発明の効果】発芽玄米紛粒体と、発芽豆紛粒体と、遠
赤乾燥後に粉砕された野菜紛粒体に対して砂糖を加えて
混合および粉砕した混合物を紛粒状または固形状に形成
することにより、充分なカロリーと略全ての栄養素が含
まれた栄養食品を得ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の栄養食品の製造方法を示す工程図。
【図2】 製造された粉状の栄養食品を示す説明図。
【図3】 粒状の栄養食品を示す説明図。
【図4】 固形状の栄養食品を示す説明図。
【図5】 本発明の栄養食品の製造方法の他の実施例を
示す工程図。
【符号の説明】
1…玄米 2…黒豆 3…ケール生葉(緑黄色野菜) 4…きび砂糖(砂糖) 5,6,7…栄養食品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B018 MD30 MD50 MD53 MD57 MD71 ME02 MF06 MF07 4B020 LB27 LB30 LC05 LG01 LK05 LK09 LK10 LK16 LP06 LP08 LP20 LP25 4B023 LC09 LE30 LG03 LK07 LK12 LK13 LK15 LP07 LP14 LP20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄米を洗浄および発芽させた後に粉砕した
    発芽玄米紛粒体と、豆を洗浄および発芽させた後に粉砕
    した発芽豆紛粒体と、緑黄色野菜を洗浄、細断および遠
    赤外線乾燥させた後に粉砕した野菜紛粒体とを設け、上
    記発芽玄米紛粒体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒体に砂
    糖を加えて混合および粉砕した混合物を紛粒状または固
    形状に形成する栄養食品の製造方法。
  2. 【請求項2】上記請求項1記載の製造方法で製造された
    栄養食品。
  3. 【請求項3】玄米を洗浄および発芽させた後に粉砕した
    発芽玄米紛粒体と、豆を洗浄および発芽させた後に粉砕
    した発芽豆紛粒体と、緑黄色野菜を洗浄、細断および遠
    赤外線乾燥させた後に粉砕した野菜紛粒体とを設け、上
    記発芽玄米紛粒体、発芽豆紛粒体および野菜紛粒体に砂
    糖とスキムミルクとを加えて混合および粉砕した混合物
    を紛粒状または固形状に形成する栄養食品の製造方法。
  4. 【請求項4】上記請求項3記載の製造方法で製造された
    栄養食品。
  5. 【請求項5】上記豆を黒豆に設定し、上記緑黄色野菜を
    ケールに設定し、上記砂糖をきび砂糖に設定した請求項
    1または3記載の栄養食品の製造方法。
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