JPH09233996A - 青葉野菜の半乾燥食品およびその製造方法 - Google Patents

青葉野菜の半乾燥食品およびその製造方法

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JPH09233996A
JPH09233996A JP4244696A JP4244696A JPH09233996A JP H09233996 A JPH09233996 A JP H09233996A JP 4244696 A JP4244696 A JP 4244696A JP 4244696 A JP4244696 A JP 4244696A JP H09233996 A JPH09233996 A JP H09233996A
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JP
Japan
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dried
semi
green leafy
leafy vegetables
green
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JP4244696A
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Saneaki Kishimoto
實明 岸本
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  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 青葉野菜の半乾燥食品の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 樽に青葉野菜2500kgを入れ、塩1
50kgを加え、さらに濃度5〜7%の塩水を加え塩漬
する。色あがりが良い様に12〜15時間位で漬け上げ
る。塩漬された青葉野菜を樽より取り出し水洗いする。
水洗いされた青葉野菜を、手切かスライサー機で1〜3
mmの大きさで2度切りする。スライスされた青葉野菜
を、円心回転脱水機や漬物圧搾機により青葉野菜の75
〜80%の水分を脱水する。半乾燥された青葉野菜に、
乾燥わかめ,乾燥しその葉,ちりめん,いり胡麻,食
塩,砂糖,調味料などの味付け材料を混ぜ合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、青葉野菜の半乾燥
食品、特に、御飯に混ぜ合わせて食べるとおいしい青葉
野菜の半乾燥食品、およびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】野沢菜,青高菜などの青葉野菜の漬物を
細かくきざんだものを、暖かい御飯にふりかけたり、あ
るいは混ぜ合わせたりして食べると、おいしいものであ
る。
【0003】このような青葉野菜の漬物の食べ方は、一
般の家庭で通常行われており、細かくきざんだ青葉野菜
の漬物は既に市販されている。
【0004】しかし、このような従来の漬物は、水分が
多いため日持ちが悪く、また暖かい御飯に混ぜたとき、
御飯がべとつき、御飯の味がおちる、あるいはおにぎり
に作りにくい、といった問題がある。
【0005】このような問題を避けるために水分を10
0%取って乾燥させてしまうことが考えられるが、乾燥
させてしまうと、青葉野菜のもつ天然のミネラル,葉緑
素が失われてしまうという欠点がある。また、100%
乾燥させたものは干草の臭いおよび味がするという欠点
もある。
【0006】本発明の目的は、上述のような問題を解決
するとともに、青葉野菜の外に、他の材料をも混ぜ合わ
せて、さらに味の良い半乾燥食品を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、このような半乾燥食
品の製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の青葉野菜の半乾
燥食品は、75〜80%の水分が脱水され、細かくスラ
イスされた青葉野菜と、味付け材料とを混ぜ合わせたも
のである。青葉野菜は、野沢菜または青高菜とするのが
好適である。さらには、野沢菜または青高菜に、ケール
または麦の若葉を加えても良い。
【0009】また、味付け材料は、乾燥わかめ,乾燥し
その葉,ちりめん,いり胡麻,食塩,砂糖,調味料のグ
ループより選択することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の青葉野菜の半乾燥食品
は、野沢菜,青高菜,ケール,麦の若葉などの青葉野菜
を細かくきざんだ半乾燥のものを主な材料とし、これに
乾燥わかめ,乾燥しその葉,ちりめん,いり胡麻,食
塩,砂糖,調味料などの味付け材料を混ぜ合わせたもの
である。
【0011】その製造方法の一例を、図1の製造工程を
示すフローチャートを参照して説明する。
【0012】工程1:タンクに青葉野菜2500kgを
入れ、塩150kgを加え、さらに濃度5〜7%の塩水
を加え塩漬する。色あがりが良い様に12〜15時間位
で漬け上げる。この場合、冬場は塩水を温水にしたり、
夏場は氷を入れたりして温度管理を行うと、色あがりが
良好になる。
【0013】また、漬込み量や温度によって漬け上り塩
度が変わるので、タンクより取り出すとき、塩度が5%
になるように塩水の濃度を変えて調整する。
【0014】工程2:塩漬された青葉野菜をタンクより
取り出し水洗いする。
【0015】工程3:水洗いされた青葉野菜を、手切か
スライサー機で1〜3mmの大きさで2度切りする。
【0016】工程4:スライスされた青葉野菜を、円心
回転脱水機や漬物圧搾機により青葉野菜の75〜80%
の水分を脱水する。すなわち半乾燥する。
【0017】脱水量を75〜80%としたのは、御飯の
水分量に近づけるためである。
【0018】工程5:半乾燥された青葉野菜に、乾燥わ
かめ,乾燥しその葉,ちりめん,いり胡麻,食塩,砂
糖,調味料などの味付け材料を混ぜ合わせる。
【0019】次に、以上の製造方法により作られた青葉
野菜の半乾燥食品の1回分の混合割合の一例を示す。
【0020】 脱水した野沢菜 45kg ちりめん 3kg 乾燥しその葉 1kg 乾燥わかめ 750g いり胡麻 750g 砂糖 6kg 食塩 5kg L−グルタミンソーダ 4.5kg かつお風味調味料 500g DL−アラニン 1kg 以上の材料において、野沢菜の代わりに、青高菜を用い
てもよい。また、これらの青葉野菜に、ケールあるいは
麦の若葉を加えてもよい。この場合、ケールあるいは麦
の若葉は、青葉野菜の全重量の20%以下におさえるも
のとする。
【0021】以上説明した本発明の青葉野菜の半乾燥食
品は、暖かい御飯にふりかけたり、混ぜ合わせて食べる
のが一番おいしい食べ方であるが、その外に、おにぎ
り,焼飯,スパゲッティ−,お好み焼の具として利用で
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明の青葉野菜の半乾燥食品には、
(1)青葉野菜が半乾燥されているので、従来の漬物よ
り日もちが良い、(2)青葉野菜が半乾燥されているの
で、野菜の鮮度を最大限に保つことができる、(3)青
葉野菜が半乾燥されているので、100%乾燥品より青
葉野菜のもつ天然のミネラル,葉緑素が失われない、
(4)御飯に混ぜ合わせて、おいしく食べられる様に御
飯の水分量に近づけて作ってあるため、御飯と混ぜ合わ
せたとき、その量が変わっても、御飯がべとついたり、
ポロポロになりにくい、といった優れた利点を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】製造工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜5 工程

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】75〜80%の水分が脱水され、細かくス
    ライスされた青葉野菜を主材料とする青葉野菜の半乾燥
    食品。
  2. 【請求項2】75〜80%の水分が脱水され、細かくス
    ライスされた青葉野菜と、味付け材料とを混ぜ合わせた
    青葉野菜の半乾燥食品。
  3. 【請求項3】前記青葉野菜は、野沢菜または青高菜であ
    る、請求項1または2記載の半乾燥食品。
  4. 【請求項4】前記青葉野菜は、野沢菜または青高菜に、
    ケールまたは麦の若葉を加えたものである、請求項3記
    載の半乾燥食品。
  5. 【請求項5】前記ケールまたは麦の若葉の量は、青葉野
    菜の全重量の20%以下である、請求項4記載の半乾燥
    食品。
  6. 【請求項6】前記味付け材料は、乾燥わかめ,乾燥しそ
    の葉,ちりめん,いり胡麻,食塩,砂糖,調味料のグル
    ープより選択されたものである、請求項1〜5のいずれ
    かに記載の青葉野菜の半乾燥食品。
  7. 【請求項7】青葉野菜を塩漬けにする工程と、 塩漬けされた青葉野菜を1〜3mmの大きさにスライス
    する工程と、 スライスされた青葉野菜の75〜80%の水分を脱水す
    る工程と、 脱水された青葉野菜と、味付け材料とを混ぜ合わせる工
    程と、を含む青葉野菜の半乾燥食品の製造方法。
  8. 【請求項8】前記青葉野菜は、野沢菜または青高菜であ
    る、請求項7記載の半乾燥食品の製造方法。
  9. 【請求項9】前記青葉野菜は、野沢菜または青高菜に、
    ケールまたは麦の若葉を加えたものである、請求項8記
    載の半乾燥食品の製造方法。
  10. 【請求項10】前記味付け材料は、乾燥わかめ,乾燥し
    その葉,ちりめん,いり胡麻,食塩,砂糖,調味料のグ
    ループより選択されたものである、請求項7〜9のいず
    れかに記載の青葉野菜の半乾燥食品の製造方法。
  11. 【請求項11】請求項7〜10のいずれかの製造方法に
    より製造された青葉野菜の半乾燥食品。
JP4244696A 1996-02-29 1996-02-29 青葉野菜の半乾燥食品およびその製造方法 Pending JPH09233996A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002204666A (ja) * 2001-01-11 2002-07-23 Toyo Shinyaku:Kk ゴマ含有処方物
JP2016146815A (ja) * 2015-02-09 2016-08-18 株式会社やまへい 野沢菜加工食品の製造方法及び緑黄色野菜加工食品の製造方法
CN107684057A (zh) * 2017-09-17 2018-02-13 张高 梅干菜制作方法

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