JP2002204604A - トラクタの作業機持上装置 - Google Patents

トラクタの作業機持上装置

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JP2002204604A
JP2002204604A JP2001002908A JP2001002908A JP2002204604A JP 2002204604 A JP2002204604 A JP 2002204604A JP 2001002908 A JP2001002908 A JP 2001002908A JP 2001002908 A JP2001002908 A JP 2001002908A JP 2002204604 A JP2002204604 A JP 2002204604A
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JP
Japan
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tractor
assist cylinders
support
cylinders
lift
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JP2001002908A
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Motonari Inaoka
基成 稲岡
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラクタ車体の後部に、左右のリフトアーム
を油圧で補助するアシストシリンダを容易に取付るよう
にする。 【解決手段】 トラクタ車体6から左右外方に延設され
ている左右の後車軸ケース21L、21Rのそれぞれに
左右の支持ブラケット22L、22Rを設け、前記左右
のアシストシリンダ24L、24Rの下部を回動自在と
して支持する支持体24L−2、24R−2を前記左右
の支持ブラケット22L、22Rのそれぞれに備え、前
記左右のアシストシリンダ24L、24Rの上部を左右
のリフトアーム7L、7Rに回動自在として連結してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの作業機
持上装置に係り、より具体的には、左右のリフトアーム
の持上げ力量を左右のアシストシリンダで付加した作業
機持上装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタには三点リンク等のリンク装着
手段(作業機取付け装置)を介して各種作業機を昇降自
在に装着しており、油圧でリフト動作する左右のリフト
アームを有する油圧装置をトラクタ車体に備え、このリ
フトアームによってリンク装着手段を介して作業機を昇
降するように連結している。畑作向けのアタッチメント
(作業機を含む)をトラクタ車体の後部に前記リンク装
着装置を介して昇降自在に装着し、油圧装置におけるリ
フトアームのリフト動作で持上げるとき、油圧装置の力
量を付加するために、前記リフトアームのリフト動作を
油圧で補助する左右のアシストシリンダを備えたトラク
タの作業機持上装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】トラクタ車体の後部に
は、PTO軸やスイングドローバーケース等が装備され
ており、左右のアシストシリンダをトラクタ車体に支持
させるのが困難であった。トラクタ車体に左右のアシス
トシリンダを支持する支持ブラケット等を延設して備え
ると、構造の複雑化となっていた。本発明は、このよう
な課題を解決して畑作向けのアタッチメントの持上力量
を増大できるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、油圧でリフト
動作する左右のリフトアーム7L、7Rを有する油圧装
置8をトラクタ車体6に備え、前記リフトアーム7L、
7Rのリフト動作を油圧で補助する左右のアシストシリ
ンダ24L、24Rを備えているトラクタの作業機持上
装置において、前述の目的を達成するために、次の技術
的手段を講じている。すなわち、本発明に係るトラクタ
の作業機持上装置は、前記トラクタ車体6から左右外方
に延設されている左右の後車軸ケース21L、21Rの
それぞれに左右の支持ブラケット22L、22Rを設
け、前記左右のアシストシリンダ24L、24Rの下部
を回動自在として支持する支持体24L−2、24R−
2を前記左右の支持ブラケット22L、22Rのそれぞ
れに備え、前記左右のアシストシリンダ24L、24R
の上部を左右のリフトアーム7L、7Rに回動自在とし
て連結していることを特徴とするものである(請求項
1)。
【0005】このような構成としたことにより、トラク
タ車体6の後部に装備しているPTO軸12やスイング
ドローバ装置14等と干渉することなく、左右のアシス
トシリンダ24L、24Rを装備できるのである。前述
した請求項1において、前記左右の支持体24L−2、
24R−2は、軸心を左右方向にした軸又はピンであ
り、前記左右のアシストシリンダ24L、24Rの下部
を片持ち支持していることが推奨される(請求項2)。
左右のアシストシリンダ24L、24Rの下部を両持支
持することも可能であるが、片持ち支持することによっ
てシリンダ24L、24Rのメンテナンス等が容易とな
るのである。
【0006】前述した請求項1において、前記左右の支
持ブラケット22L、22Rは、左右の後車軸ケース2
1L、21Rの下面に重ね合されて取着した平板状の基
板22L−1、22R−1とこの基板22L−1、22
R−1に下設されている対の支持板22L−2、22R
−2とで構成されていることが推奨される(請求項
3)。このような構成を採用することにより、左右の支
持ブラケット22L、22Rはこれを左右のチェックチ
ェーン19L、19Rの取付け用としても利用可能とな
り、チェックチェーン19L、19Rと左右のロワーリ
ンク17L、17Rとで画成される左右の三角空間20
L、20Rに左右のアシストシリンダ24L、24Rを
装着できたのである。
【0007】前述した請求項1〜3において、軸又はピ
ンで構成した左右の支持体24L−2、24R−2は、
前記支持ブラケット22L、22Rにおける対の支持板
22L−2、22R−2に架設されて片持ち支持されて
おり、左右のアシストシリンダ24L、24Rの下部を
回動自在として支持する部分が内向とされてそれぞれ対
峙していることが推奨される(請求項4)。このような
構成を採用することにより、左右のアシストシリンダ2
4L、24Rの上・下部をほぼ同一垂直面に位置させる
ことが容易となり、これによりシリンダ24L、24R
の軸心が垂直となって油圧によるリフト動作がロスする
ことなく確実に伝播されるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施の形態
について説明する。図1はトラクタ1にアタッチメント
としてロータリ耕耘機2を三点リンク3によって装着し
たものが例示されている。トラクタ1は左右の前輪4と
左右の後輪5とを有する2軸4車輪形であり、トラクタ
車体6の後部には左右のリフトアーム7を有する油圧装
置8が備えられられている。
【0009】操縦ハンドル9と運転席10とからなる操
縦運転装置がキャビン11によって包囲されている。図
2から図4を参照すると、トラクタ車体6の後面にはP
TO軸12が突出されていて、図1に示したジョイント
軸13等を介して作業機を駆動可能であり、トラクタ車
体6の後部下面にはスイングドローバーボックス装置1
4が装着されており、このボックス14はトラクタ車体
6の左右側面との間に掛け渡した左右の筋違い板15に
よって固定化されている。
【0010】三点リンク3は、中央1本のトップリンク
16と左右のロワーリンク17とで構成されており、左
右のロワーリンク17の中途と左右のリフトアーム7と
を左右のリフトロッド18によって連結することによ
り、作業機が油圧によって昇降可能に装着されている。
図3で示すように、左右のロワーリンク17L、17R
は左右のチェックチェーン19L、19Rによって振止
めされており、このロワーリンク17L、17Rとチェ
ックチェーン19L、19Rによって平面視でほぼ三角
形状の空間20L、20Rが左右に画成されている。
【0011】トラクタ車体6から左右外方に後車軸ケー
ス21L、21Rが延設されており、この左右の後車軸
ケースのそれぞれに左右の支持ブラケット22L、22
Rが設けられている。左右の後車軸ケース21L、21
Rのそれぞれは、上下面および前後面の外形が矩形状と
された鋳物製等で作成されており、その根本部分は大径
ケース部21L−1、21R−1に形成されていて実質
的にブレーキケースを構成していて複数本のボルトでト
ラクタ車体6の両側面に締着されている。
【0012】左右の支持ブラケット22L、22Rは、
平板状の基板22L−1、22R−1とこの基板に下設
されている対の支持板22L−2、22R−2とで構成
されており、左右の基板22L−1、22R−1のそれ
ぞれが左右の後車軸ケース21L、21Rの下面に重ね
合されている。左右の後車軸ケース21L、21Rの上
面には上基板22L−3、22R−3がそれぞれ重ね合
されており、この上基板と前述の下基板とで後車軸ケー
ス21L、21Rを上下から挟みつけており、上・下基
板の前後左右の4箇所にボルト締結体23L、23Rを
備えて、実質的にこのボルト締結体23L、23Rによ
って左右の後車軸ケース21L、21Rに左右の支持ブ
ラケット22L、22Rが着脱自在として固定されてい
る。
【0013】左右のリフトアーム7L、7Rを有する油
圧装置8は、油圧ハウジング(油圧ケース)8A内に、
油圧シリンダとこのシリンダに嵌合された油圧ピストン
を備えてなり、油圧ピストンに油圧を作用させることに
よりアーム軸8Bを左右軸心廻りに回動することでこの
アーム軸8Bに套嵌支持した左右のリフトアーム7L、
7Rがリフト動作可能であり、油圧を解放すると、自重
等でダウン動作可能である。この左右のリフトアーム7
L、7Rのリフト動作を油圧で補助する左右のアシスト
シリンダ24L、24Rは伸縮形油圧シリンダで構成さ
れており、この上部が左右のリフトアーム7L、7Rの
中途に左右方向のピン又は軸よりなる枢支体24L−
1、24R−1によって回動自在に連結され、下部が対
の支持板22L−2、22R−2に架設されて片持支持
されている軸又はピンで構成した支持体24L−2、2
4R−2に回動自在として連結されている。
【0014】左右のアシストシリンダ24L、24Rの
上・下部は実質的に球接手構造であり、この左右のアシ
ストシリンダのそれぞれは前述した三角形状の空間20
L、20Rに配置されていて、図4で示すように左右の
アシストシリンダ24L、24Rの軸心がほぼ垂直面上
になるようになり、ここに、アシストシリンダ24L、
24Rによるリフト補助に際して油圧力(リフト力量)
が左右のリフトアーム7L、7Rにロスなく伝播(伝
達)するようになっている。左右のアシストシリンダ2
4L、24Rの下部(実質的に球接手)を支持する支持
体24L−2、24R−2の支持部分は、図3で示すよ
うに内向とされてそれぞれ対峙されている。
【0015】左右の支持ブラケット22L、22Rにお
ける下基板22L−1、22R−1のそれぞれには、チ
ェックチェーンの取付ブラケット19L−1、19R−
1が対の支持板22L−2、22R−2の各外方側に並
設して固着されており、又、上基板22L−3、22R
−3上には、ハット(帽子)形乃至倒立溝形に形成され
た支持台25が立設固着され、この左右の支持台25の
頂部には防振ゴム等の弾持体26を介してキャビン枠2
7等が支持されている。図示した実施の形態によれば、
トラクタ車体6に備えた油圧装置8に、制御バルブ等を
経由した油圧を作用させて油圧のリフトアーム7L、7
Rをリフト動作することにより、三点リンク3を介して
作業機2が持上げられる。
【0016】このとき、左右のアシストシリンダ24
L、24Rのそれぞれを油圧によって伸長させると、左
右のリフトアーム7L、7Rのそれぞれに油圧力が付加
されてリフト力量が増大され、ここに、畑作仕様であっ
ても充分なリフト力量が得られるのである。
【0017】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、P
TO軸、ドローバ装置等と干渉(制約)されることなく
左右のアシストシリンダを装備できて持上力量を増大で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタに作業機を装着した全体の側面図であ
る。
【図2】作業機持上装置の側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく背面図である。
【符号の説明】
6 トラクタ車体 7L、7R リフトアーム 8 油圧装置 21L、21R 後車軸ケース 22L、22R 支持ブラケット 24L、24R アシストシリンダ 24L−2、24R−2 支持体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧でリフト動作する左右のリフトアー
    ム(7L)(7R)を有する油圧装置(8)をトラクタ
    車体(6)に備え、前記リフトアーム(7L)(7R)
    のリフト動作を油圧で補助する左右のアシストシリンダ
    (24L)(24R)を備えているトラクタの作業機持
    上装置において、 前記トラクタ車体(6)から左右外方に延設されている
    左右の後車軸ケース(21L)(21R)のそれぞれに
    左右の支持ブラケット(22L)(22R)を設け、前
    記左右のアシストシリンダ(24L)(24R)の下部
    を回動自在として支持する支持体(24L−2)(24
    R−2)を前記左右の支持ブラケット(22L)(22
    R)のそれぞれに備え、前記左右のアシストシリンダ
    (24L)(24R)の上部を左右のリフトアーム(7
    L)(7R)に回動自在として連結していることを特徴
    とするトラクタの作業機持上装置。
  2. 【請求項2】 前記左右の支持体(24L−2)(24
    R−2)は、軸心を左右方向にした軸又はピンであり、
    前記左右のアシストシリンダ(24L)(24R)の下
    部を片持ち支持していることを特徴とする請求項1に記
    載のトラクタの作業機持上装置。
  3. 【請求項3】 前記左右の支持ブラケット(22L)
    (22R)は、左右の後車軸ケース(21L)(21
    R)の下面に重ね合されて取着した平板状の基板(22
    L−1)(22R−1)とこの基板(22L−1)(2
    2R−1)に下設されている対の支持板(22L−2)
    (22R−2)とで構成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のトラクタの作業機持上装置。
  4. 【請求項4】 軸又はピンで構成した左右の支持体(2
    4L−2)(24R−2)は、前記支持ブラケット(2
    2L)(22R)における対の支持板(22L−2)
    (22R−2)に架設されて片持ち支持されており、左
    右のアシストシリンダ(24L)(24R)の下部を回
    動自在として支持する部分が内向とされてそれぞれ対峙
    していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のトラクタの作業機持上装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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