JP2002203583A - 燃料電池システムの制御装置 - Google Patents

燃料電池システムの制御装置

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JP2002203583A
JP2002203583A JP2000403481A JP2000403481A JP2002203583A JP 2002203583 A JP2002203583 A JP 2002203583A JP 2000403481 A JP2000403481 A JP 2000403481A JP 2000403481 A JP2000403481 A JP 2000403481A JP 2002203583 A JP2002203583 A JP 2002203583A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常に十分な充電レベルを保つと共に、余剰電
力を確実に消費する。 【解決手段】 燃料電池スタック1の運転状態が最低出
力状態であると判定したときに、制御装置15は、総発
電力量を演算し、コンプレッサ3での第1目標動作点を
演算し、この第1消費電力量を用いて余剰電力量を演算
し、この余剰電力量を冷却水供給ポンプ4で消費する第
2目標動作点を演算し、コンプレッサ3及び冷却水供給
ポンプ4により余剰電力を消費する電力消費処理をす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池の出力を
増減する補機及び燃料電池の出力の増減に寄与しない補
機を制御して、燃料電池から発電した電力を駆動モータ
等の負荷回路に供給する燃料電池システムの制御装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、燃料電池からの発電電力を駆
動源として駆動する燃料電池搭載車両が知られている。
この燃料電池搭載車両では、燃料電池からなるエネルギ
ー発生手段と、バッテリ等の蓄電手段とを有し、燃料電
池からの発電電力を駆動モータやバッテリに供給する制
御をする制御装置を備える。
【0003】この制御装置では、燃費及び運転性の向上
を図り、車両減速時に駆動モータで使用されずに発生す
る回生電力を蓄電手段に充電する制御を行うことが多
く、特開2000−92610号公報で開示されてい
る。
【0004】この特開2000−92610号公報で開
示されている制御装置は、車両速度が高い場合には蓄電
手段の目標充電レベルを低く設定することで、例えば車
両速度が高速から低速に減速したときに発生する大きな
回生電力を蓄電手段に充電することを可能にする。一
方、この制御装置では、車両速度が低い場合には蓄電手
段の目標充電レベルを高く設定することで、車両速度が
低速から高速に加速したときに必要な電力を確保する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
燃料電池搭載車両の制御装置では、以下に示す問題点が
ある。
【0006】第1に、従来の燃料電池搭載車両の制御装
置では、車速により蓄電手段の充電レベル(SOC)状
態を変化させて回生電力の充電量を確保するという構成
となっていたため、例えば下り坂を車両が走行している
ときに駆動モータによる駆動力を発生すること無く車両
速度が高くなるような場合にも、蓄電手段の充電レベル
が低下したままであるため、従来の制御装置では、回生
電力を蓄えるための十分な充電容量を確保することがで
きない問題がある。
【0007】第2に、従来の燃料電池搭載車両の制御装
置では、低車速では充電レベルを高く設定するので、燃
料電池搭載車両が停止したすぐ後に最低出力状態(アイ
ドル状態)で余剰電力が発生した場合に、初めのうちは
蓄電手段に余剰電力を充電することが可能であるが、最
低出力状態が長時間連続すると、充電容量を十分に確保
することができなくなり、余剰電力を消費できなくな
る。
【0008】第3に、従来の燃料電池搭載車両の制御装
置では、蓄電手段を備えることを前提としているが、近
年より蓄電手段を備えない燃料電池搭載車両が提案され
ており、この場合には、回生電力や最低出力状態での余
剰電力を蓄電することができないため、この余剰電力を
処理するための手段が必要になってしまう。
【0009】そこで、本発明は、上述した実状に鑑みて
提案されたものであり、常に十分な充電レベルを保つと
共に、余剰電力を確実に消費することができる燃料電池
システムの制御装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、上述の課題を解決するために、燃料ガス及び酸化剤
ガスが供給されて発電をする燃料電池と、この燃料電池
からの発電電力を使用して駆動する負荷手段と、上記燃
料電池の発電電力を増減する電力出力増減用補機と、上
記燃料電池の発電電力の増減に寄与しない電力出力増減
用外補機とを備えた燃料電池システムの制御装置におい
て、外部からのセンサ信号に基づいて、上記燃料電池の
運転状態を検出する状態判定手段と、上記燃料電池で発
電し、上記負荷手段で消費されない総発電力量を演算す
る総発電力演算手段と、上記電力出力増減用補機の消費
電力を演算する消費電力演算手段と、上記電力出力増減
用補機が動作する目標となる第1目標動作点を演算する
第1演算手段と、上記電力出力増減用外補機が動作する
目標となる第2目標動作点を演算する第2演算手段と、
上記総発電力から上記第1消費電力量を減算して、上記
電力出力増減用補機で消費されない余剰電力を演算する
余剰電力演算手段と、上記状態判定手段により上記燃料
電池の運転状態が最低出力状態であると判定したとき
に、上記総発電力演算手段により総発電力量を演算し、
上記第1演算手段により上記電力出力増減用補機での第
1目標動作点を演算し、この第1消費電力量を用いて上
記余剰電力演算手段により余剰電力量を演算し、この余
剰電力量を上記電力出力増減用外補機で消費する第2目
標動作点を演算するように上記第2演算手段を制御する
制御手段とを備える。
【0011】請求項2に係る発明では、上記制御手段
は、上記燃料電池の出力を増加させない範囲で上記電力
出力増減用補機での消費電力を増加させるように第1演
算手段を制御する処理を更に行う。
【0012】請求項3に係る発明では、上記総発電力演
算手段は、上記負荷手段で消費されない回生電力と上記
最低出力状態における上記燃料電池の発電量との和を上
記総発電力量とし、上記余剰電力演算手段は上記回生電
力を含む総発電量を用いて余剰電力を演算する。
【0013】請求項4に係る発明では、上記制御手段
は、上記回生電力を含む余剰電力が上記電力出力増減用
外補機の消費可能な電力以下となるように、回生電力を
制御する。
【0014】請求項5に係る発明では、上記燃料電池車
両は上記燃料電池で発電した電力を充電すると共に放電
する蓄電手段を更に備え、上記余剰電力演算手段は、上
記燃料電池の最低出力状態時の発電電力から上記燃料電
池の電力出力増減用補機での第1消費電力と上記蓄電手
段の充電可能電力を減算した値を上記余剰電力とし、上
記制御手段は、演算した余剰電力以上で、且つ余剰電力
と充電可能電力及び放電可能電力との合計以下の電力量
を上記電力出力増減用外補機で消費するように上記第2
演算手段を制御する。
【0015】請求項6に係る発明では、上記電力出力増
減用補機は、上記燃料電池に空気を供給するコンプレッ
サを少なくとも含む。
【0016】請求項7に係る発明では、上記電力出力増
減用外補機は、上記燃料電池に冷却水を供給する冷却水
供給用ポンプ、上記燃料電池に供給する空気及び水素を
加湿する水の流量を制御する加湿用ポンプ、上記冷却水
を冷却するためのラジエータファンのうち少なくとも1
つを含む。
【0017】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、状態判定
手段により燃料電池の運転状態が最低出力状態であると
判定したときに、余剰電力量を電力出力増減用外補機で
消費するように第2演算手段を制御するので、燃料電池
での発電量を変化させることなく、常に十分な充電レベ
ルを保つと共に、余剰電力を確実に消費することができ
る。
【0018】請求項2に係る発明によれば、請求項1の
発明により奏する効果に加えて、燃料電池の出力を増加
させない範囲で電力出力増減用補機での消費電力を増加
させるので、余剰電力の消費を燃料電池の電力出力増減
用補機と電力出力増減用外補機で分担することができ、
消費可能な余剰電力の範囲を広げることができる。
【0019】請求項3に係る発明によれば、請求項2の
発明により奏する効果に加えて、負荷手段で消費されな
い回生電力と最低出力状態における上記燃料電池の発電
量との和を総発電力量とし、余剰電力演算手段により回
生電力を含む総発電量を用いて余剰電力を演算するの
で、回生電力が蓄電手段に蓄電されることによる蓄電手
段の過充電を防止することができる。
【0020】請求項4に係る発明によれば、請求項1の
発明により奏する効果に加えて、回生電力を含む余剰電
力が電力出力増減用外補機の消費可能な電力以下となる
ように、回生電力を制御するので、補機を保護しつつ回
生することができる。
【0021】請求項5に係る発明によれば、燃料電池の
最低出力状態時の発電電力から燃料電池の電力出力増減
用補機での第1消費電力と蓄電手段の充電可能電力を減
算した値を余剰電力とし、演算した余剰電力以上で、且
つ余剰電力と充電可能電力及び放電可能電力との合計以
下の電力量を電力出力増減用外補機で消費するように第
2演算手段を制御するので、蓄電手段の充放電可能範囲
を利用して余剰電力を消費することができる。
【0022】請求項6に係る発明によれば、電力出力増
減用補機として燃料電池に空気を供給するコンプレッサ
を少なくとも含むので、燃料電池の最低出力を増加させ
ない範囲でコンプレッサの消費電力を増加させて、余剰
電力の消費を容易とすることができる。
【0023】請求項7に係る発明によれば、電力出力増
減用外補機として燃料電池に冷却水を供給する冷却水供
給用ポンプ、燃料電池に供給する空気及び水素を加湿す
る水の流量を制御する加湿用ポンプ、冷却水を冷却する
ためのラジエータファンのうち少なくとも1つを含むの
で、燃料電池システム全体の運転状態に応じて最適な電
力出力増減用外補機を用いて、容易に余剰電力を消費す
ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】本発明は、例えば図1に示す燃料電池車両
に適用される。
【0026】[本発明を適用した燃料電池車両の構成
(図1)]図1からわかるように、燃料電池車両は、水
素含有ガス及び空気が供給されて発電する燃料電池スタ
ック1を備えるものである。この燃料電池スタック1
は、例えば固体高分子電解質膜を挟んで酸化剤極と燃料
極を対設した燃料電池構造体をセパレータで狭持した複
数の燃料電池構造体からなる。この燃料電池スタック1
は、酸化剤極側に酸化剤ガスとして空気が供給されると
ともに、燃料極側に燃料ガスとして水素ガスが供給され
ることで発電をする。
【0027】燃料電池車両は、燃料電池スタック1に供
給する空気及び水素ガスを加湿するのに使用される純水
を貯蔵する図示しない純水タンク内の純水を流通させる
純水供給ポンプ2と、燃料電池スタック1に空気を供給
するコンプレッサ3と、燃料電池スタック1を冷却する
ための冷却水を供給する冷却水供給ポンプ4と、燃料電
池スタック1に水素ガスを供給する水素ボンベ5とを備
える。
【0028】また、この燃料電池車両は、後述の制御装
置からの制御信号に従って、燃料電池スタック1で発電
した直流電圧を所定周波数の交流電圧にする純水供給イ
ンバータ6と、コンプレッサインバータ7と、冷却水供
給インバータ8とを備える。
【0029】更に、この燃料電池車両は、純水供給ポン
プ2からの純水を用いてコンプレッサ3からの空気及び
水素ボンベ5からの水素ガスに加湿をして燃料電池スタ
ック1に空気及び水素ガスを供給する加湿器9を備え
る。
【0030】更にまた、この燃料電池車両は、燃料電池
スタック1からの発電電力を蓄えるバッテリ10と、負
荷を駆動するための駆動用インバータ11と、負荷とな
る駆動モータ12と、駆動モータ12による駆動力を伝
達する作動装置13と、作動装置13から伝達された駆
動力で駆動する駆動輪14とを備える。
【0031】更にまた、燃料電池車両は、上述した各部
を制御する制御装置15を備える。制御装置15は、ア
クセル開度センサ16、車速センサ17、ブレーキセン
サ18、シフトスイッチ19と接続され、アクセル開度
センサ16、車速センサ17及びブレーキセンサ18か
らセンサ信号が入力されると共に、シフトスイッチ19
からスイッチ信号が入力される。制御装置15は、セン
サ信号及びスイッチ信号に基づいて、純水供給インバー
タ6、コンプレッサインバータ7、冷却水供給インバー
タ8及び駆動用インバータ11に制御信号を出力して各
部の動作を制御する。
【0032】このような燃料電池車両では、燃料電池ス
タック1で発電させて駆動モータ12を駆動させるとき
には、純水供給ポンプ2を駆動して加湿器9に純水を供
給するように純水供給インバータ6を制御すると共に、
コンプレッサ3を駆動して加湿器9を介して燃料電池ス
タック1に空気及び水素ガスを供給するようにコンプレ
ッサインバータ7及び水素ボンベ5を駆動し、冷却水供
給ポンプ4を駆動して冷却水を燃料電池スタック1に供
給するように冷却水供給インバータ8を制御する。これ
により、燃料電池スタック1では、酸化剤極に空気が供
給されると共に燃料極に水素ガスが供給されて発電をす
る。
【0033】制御装置15は、アクセル開度センサ1
6、車速センサ17、ブレーキセンサ18及びシフトス
イッチ19からの信号に基づいて、燃料電池スタック1
の発電電力を認識し、燃料電池車両の状態を制御する。
【0034】制御装置15は、燃料電池車両の速度を加
速するアクセル操作がされたことを示すセンサ信号がア
クセル開度センサ16から入力されたことに応じて、燃
料電池スタック1の発電量を多くするようにコンプレッ
サインバータ7及び水素ボンベ5に制御信号を出力す
る。
【0035】また、制御装置15は、燃料電池車両の速
度を減速するブレーキ操作がされたことを示すセンサ信
号がブレーキセンサ18から入力されたことに応じて、
燃料電池スタック1の発電量を少なくするようにコンプ
レッサ3及び水素ボンベ5に制御信号を出力する。
【0036】ここで、燃料電池スタック1は、燃料電池
車両が停止又は減速したことに応じて燃料電池スタック
1の発電を停止すると、燃料電池スタック1内部のイオ
ン交換膜の乾きや燃料極への空気通過が発生し、燃料電
池スタック1を再起動するのに時間がかかるため、燃料
電池を停止せずに最低出力電力(アイドル発電電力)を
出力している最低出力状態がある。したがって、バッテ
リ10の充電レベル(SOC)が十分に高く、燃料電池
車両が停止している場合や減速時で燃料電池スタック1
の発電出力を必要としない場合には燃費向上のために発
電を停止することが望ましいが、制御装置15は、最低
出力電力を発電する状態を継続するように各部を制御す
る必要がある。しかし、最低出力電力を継続して発電し
ているときに燃料電池スタック1から出力される電力か
ら、補機を駆動する電力を差し引いた正味発電量が正の
値であり、余剰であるときにはバッテリ10の充電レベ
ルが連続的に上昇して過電圧状態となってしまう恐れが
ある。これに対し、制御装置15では、燃料電池スタッ
ク1を最低出力状態としているときに、補機により余剰
な電力を消費する電力消費処理をする。
【0037】制御装置15は、燃料電池スタック1から
の最低出力電力から電力出力増減に使用される電力出力
増減用補機での消費電力を除いた電力量をバッテリ10
に充電できる範囲内で充電し、バッテリ10に充電でき
ない余剰電力量を電力出力増減に使用されない電力出力
増減用外補機で消費する制御をする電力消費処理をす
る。また、制御装置15は、例えば燃料電池車両の速度
が減速したことにより駆動モータ12で使用されずに発
生する回生電力を含む余剰電力量を補機で消費する電力
消費処理をする。
【0038】更に、制御装置15は、バッテリ10への
充電をせずに電力消費処理をする。すなわち制御装置1
5は、余剰電力をバッテリ10に充電せずに、燃料電池
車両を構成する補機のみを使用して電力消費をする電力
消費処理をする。
【0039】これにより、制御装置15はバッテリ10
を過電圧状態とすることなく、最低出力状態を継続す
る。
【0040】ここで、上記電力出力増減用補機は例えば
コンプレッサ3であり、上記電力出力増減用外補機は例
えば純水供給ポンプ2、冷却水供給ポンプ4や図示しな
いラジエータ用ファンなどがある。
【0041】「制御装置の構成(図2)」図2に、制御
装置15の内部構成を示す。図2からわかるように、制
御装置15は、アクセル開度センサ16、車速センサ1
7、ブレーキセンサ18やその他のセンサからセンサ信
号を入力する入力ポート21と、入力ポート21で入力
したセンサ信号をA/D変換するA/D変換器22と、
A/D変換器22からのデータを使用して電力消費処理
をするCPU(Central Processing Unit)23と、電
力消費処理を実行するための電力消費プログラムや各種
データなどを格納するROM(Read Only Memory)24
と、CPU23のプログラム実行中の作業領域として使
用されるRAM(Random Access Memory)25と、CP
U23で生成した制御信号を各部に出力する出力ポート
26とを備える。
【0042】このような制御装置15では、各種センサ
からセンサ信号がA/D変換器22を介して入力され、
センサ信号に基づいて、燃料電池車両を構成する補機の
駆動量などを演算して、純水供給ポンプ2やコンプレッ
サ3、冷却水供給ポンプ4及び純水供給インバータ6に
制御信号を出力ポート26から出力する。
【0043】また、制御装置15では、各種センサ信号
に基づいて電力消費処理をするときには、ROM24か
ら電力消費処理プログラムや各種データを読み出して、
RAM25を作業領域として使用して補機を駆動する制
御信号を出力ポート26を介して出力する。
【0044】「CPUの機能的な構成(図3)」図3
に、CPU23の機能的な構成を示す。図3からわかる
ように、CPU23は、各種センサ信号に基づいて燃料
電池スタック1が最低出力状態となっているか否かを判
定する最低出力制御判定部31と、電力出力増減用補機
の消費電力を演算する電力出力増減用補機消費電力演算
部32と、燃料電池スタック1の総発電電力を演算する
総発電力演算部33と、最低出力制御判定部31、電力
出力増減用補機消費電力演算部32及び総発電力演算部
33からの出力情報に基づいて余剰電力を演算する余剰
電力演算部34と、最低出力制御判定部31からの出力
情報に基づいて電力出力増減用補機を駆動する目標点と
なる目標動作点を演算する電力出力増減用補機目標動作
点演算部35と、余剰電力演算部34からの出力情報に
基づいて電力出力増減用外補機を駆動する目標点となる
目標動作点を演算する電力出力増減用外補機目標動作点
演算部36とを備える。
【0045】このような構成のCPU23では、最低出
力制御判定部31により燃料電池スタック1が最低出力
状態となっている場合に、上記電力消費処理を行うに際
して、コンプレッサ3等の電力出力増減用補機での消費
電力を電力出力増減用補機消費電力演算部32で演算す
ると共に、最低出力電力或いは回生電力を含む総発電力
量を総発電力演算部33で演算して、余剰電力演算部3
4により余剰電力を演算し、余剰電力を消費するための
電力出力増減用補機の目標動作点及び電力出力増減用外
補機の目標動作点を電力出力増減用補機目標動作点演算
部35及び電力出力増減用外補機目標動作点演算部36
で演算して、電力出力増減用補機及び電力出力増減用外
補機に制御信号を出力する。
【0046】「コンプレッサの消費電力と燃料電池出力
との関係」図4に、コンプレッサ3の消費電力と燃料電
池スタック1からの発電電力との関係を示す。図4から
わかるように、コンプレッサ3での消費電力が大きくな
ることに応じて燃料電池スタック1での発電電力が大き
くなる。図4では、通常の空気流量及び圧力におけるコ
ンプレッサ3の消費電力(x1)と燃料電池スタック1
の発電電力との関係をf(x)、f(x)からコンプレ
ッサ3での消費電力(x1)分を除いた電力をf(x)
−x1、空気圧力を高くしたときにおけるコンプレッサ
3の消費電力(x2)と燃料電池スタック1の発電電力
との関係をf’(x)、f’(x)からコンプレッサ3
での消費電力(x2)分を除いた電力をf’(x)−x
2で示す。特性f(x)においてコンプレッサ3以外の
補機の消費電力をPload、特性f’(x)においてコン
プレッサ3以外の補機の消費電力をPload’とする。
【0047】図4によれば、コンプレッサ3から燃料電
池スタック1に供給する空気の圧力を大きくすること
で、燃料電池スタック1の発電電力が同じときに、コン
プレッサ3の消費電力がx1からx2に増加することが
わかる。これにより、制御装置15は、空気圧力制御の
目標値を高くするようにコンプレッサ3を制御すること
で、同じ発電電力を得るためのコンプレッサ3の消費電
力を増加させて余剰電力を消費することができる。した
がって、制御装置15は、空気圧力を高くすることでコ
ンプレッサ3での消費電力を増加して、コンプレッサ3
以外の補機で消費できる電力と合わせて消費可能な電力
の範囲を大きくすることができる。
【0048】<<制御装置による電力消費処理手順(第1
実施例)>>制御装置15は、最低出力状態としている場
合において、図5に示すように、燃料電池スタック1
(FC)の最低出力電力を総発電力Pallとし、総発電
力Pallからコンプレッサ3での消費電力Pcompを除い
た余剰電力Psurpを電力出力増減用外補機で消費する電
力消費処理をする。
【0049】図6に、制御装置15により電力消費処理
を行うときの処理手順を示す。図6に示す処理は、CP
U23によりROM24に格納された電力消費プログラ
ム等を読み出して実行され、所定時間毎に実行すること
で要求に追従して消費電力量を制御する。
【0050】図6によれば、先ず、ステップS1では、
制御装置15は外部からのセンサ信号に基づいて燃料電
池車両が要求する燃料電池要求出力tPfcを演算して、ス
テップS2に処理を進める。
【0051】ステップS2では、制御装置15はステッ
プS1で演算された燃料電池要求出力tPfcに基づいてコ
ンプレッサ3からの空気圧力の要求である空気圧力要求
値tPr_air0を演算して、ステップS3に処理を進める。
【0052】ステップS3では、制御装置15はステッ
プS1で演算された燃料電池要求出力tPfcに基づいてコ
ンプレッサ3の目標回転数tNcompを演算して、ステップ
S4に処理を進める。
【0053】ステップS4では、現在の燃料電池スタッ
ク1での発電電力が最低出力電圧(アイドル状態)であ
るか否かの判定を、各種センサ信号に基づいて最低出力
制御判定部31により行う。燃料電池スタック1が最低
出力状態であると最低出力制御判定部31で判定したと
きにはステップS5に処理を進め、最低出力状態でない
と判定したときにはステップS9に処理を進める。
【0054】ステップS5では、総発電力演算部33に
より総発電力Pallを演算してRAM25に格納してス
テップS6に処理を進める。総発電力演算部33により
総発電力Pallを演算するときには、図7に示すよう
に、先ず、ステップS11では最低出力Pidlを演算
し、次のステップS12では最低出力Pidlに基づいて
総発電力Pallを演算する。ここで、総発電力演算部3
3は燃料電池車両が最低出力状態にあることから、最低
出力Pidlと総発電力Pallとの値を同じとする。
【0055】ステップS6では、コンプレッサ3の消費
電力を総発電力Pallから減算して余剰電力演算部34
により余剰電力Psurpを演算して、ステップS7に処理
を進める。余剰電力演算部34により余剰電力Psurpを
演算するときには、図8に示すように、先ず、ステップ
S21ではステップS5で演算した総発電力PallをR
AM25から読み出し、次のステップS22では現在の
コンプレッサ3の消費電力Pcompを電力出力増減用補機
消費電力演算部32で演算し、次のステップS23では
演算して得た総発電力Pallからコンプレッサ消費電力
Pcompを減算して余剰電力Psurpを求めてRAM25に
格納してステップS7に処理を進める。
【0056】ステップS7では、ステップS6で求めた
余剰電力Psurpを電力出力増減用外補機で消費するよう
に燃料電池車両の各部を制御して、ステップS8に処理
を進める。余剰電力Psurpを消費するときには、図9に
示すように、先ず、ステップS31ではRAM25から
余剰電力Psurpを読み出し、次のステップS32では余
剰電力Psurpに基づいて補機消費電力Ploadを電力出力
増減用外補機目標動作点演算部36により演算する。こ
の実施例では、補機消費電力Ploadを余剰電力Psurpと
同じ値とするように補機消費電力Pload'だけ増加させ
る。次のステップS33では、演算した補機消費電力に
基づいて、補機の動作目標点を演算して処理を終了す
る。ここで、制御装置15は熱制御や水制御による補機
の目標動作点、例えば冷却水供給ポンプ4の回転数とし
て動作目標点tNpompを演算し、動作目標点tNpompを補機
消費電力Ploadの関数g()として表現する。
【0057】ステップS8では、ステップS7で求めた
動作目標点にしたがって、電力出力増減用外補機に制御
信号を出力することで、余剰電力Psurpを消費する。こ
の例では、制御装置15から冷却水供給ポンプ4に動作
目標点tNpompの回転数で動作することを示す制御信号を
冷却水供給インバータ8に出力して、余剰電力Psurpを
消費する。
【0058】一方、ステップS4で現在の燃料電池スタ
ック1での発電電力が最低出力電圧でないと判定したス
テップS9では、コンプレッサ3からの目標空気圧力tP
r_airを演算してステップS10に処理を進める。
【0059】ステップS10では、熱制御や水制御を行
う電力出力増減用外補機の目標動作点を演算してステッ
プS8の処理をして処理を終了する。
【0060】このような処理をする制御装置15を備え
た燃料電池車両では、燃料電池スタック1が最低出力状
態となっているときには、ステップS5〜ステップS7
までの処理を行うことにより、余剰電力Psurpを冷却水
供給ポンプ4などの電力出力増減用外補機で消費する処
理をするので、燃料電池スタック1での発電量を変化さ
せることなく、余剰電力Psurpを消費することができ
る。したがって、この燃料電池車両によれば、燃料電池
の発電電力を制御することなく余剰電力Psurpを確実に
消費することができる。
【0061】また、この燃料電池車両によれば、バッテ
リ10を過電圧状態とすることなく、アイドル発電状態
を継続することが可能である。
【0062】更に、この燃料電池車両によれば、制御装
置15により燃料電池システム全体の運転状態に応じて
最適な電力出力増減用外補機を選択して、余剰電力を消
費する制御をすることで、容易に余剰電力を消費するこ
とができる。
【0063】<<制御装置による電力消費処理手順(第2
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力消費処
理について説明する。なお、以下に説明する第2実施例
では上述の第1実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0064】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、図10に示すように、燃料電池スタック
1の最低出力電力を総発電力Pallとし、燃料電池スタ
ック1の最低出力を増加させない範囲でコンプレッサ3
の消費電力Pcompを増加させ、総発電力Pallからコン
プレッサ3での消費電力Pcompを除いた余剰電力Psurp
を電力出力増減用外補機で消費する電力消費処理をす
る。
【0065】第2実施例では、上述の図6のステップS
6において、図11に示す処理を行って余剰電力Psurp
を演算する点で、第1実施例と異なる。図11によれ
ば、先ず、ステップS41では、ステップS5で演算し
た総発電力PallをRAM25から読み出す処理をして
ステップS42に処理を進める。
【0066】ステップS42では、ステップS2で演算
した空気圧力要求値tPr_air0に空気圧力の変化分dPr_ai
rを加算して補正することで空気圧力目標値tPr_airを演
算して、ステップS43に処理を進める。ここで、変化
分dPr_airは、燃料電池スタック1からの最低出力電力
を増加させない範囲とする。
【0067】ステップS43では、ステップS42で演
算した空気圧力目標値tPr_airで動作したときのコンプ
レッサ3の消費電力Pcomp’を演算して、ステップS4
4に処理を進める。
【0068】ステップS44では、ステップS41で読
み出した総発電力PallからステップS43で演算した
消費電力Pcomp’を減算して余剰電力Psurpを演算す
る。
【0069】このような処理をする制御装置15を備え
た燃料電池車両によれば、最低出力を増加させない範囲
でコンプレッサ3の消費電力を増加させて余剰電力Psu
rpの一部を消費すると共に、その小さくした余剰電力を
電力出力増減用外補機で消費することができ、余剰電力
Psurpの消費を電力出力増減用補機及び電力出力増減用
外補機で分担することができるので、第1実施例で発揮
する効果に加えて、消費可能な余剰電力の範囲を広げる
ことができる。
【0070】<<制御装置による電力消費処理手順(第3
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力消費処
理について説明する。なお、以下に説明する第3実施例
では上述の第1実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0071】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、図12に示すように、総発電力Pallを
燃料電池スタック1の最低出力電力と回生電力との和と
し、総発電力Pallから電力出力増減用補機での消費電
力Pcompを除いた余剰電力Psurpを電力出力増減用外補
機で消費する電力消費処理を行う。
【0072】第3実施例では、上述の図6のステップS
5において、図13に示す処理を行って総発電力Pall
を演算する点で、第1実施例と異なる。図13によれ
ば、先ず、ステップS51では燃料電池スタック1の最
低電力Pidlを演算してステップS52に処理を進め
る。
【0073】ステップS52では、ステップS51で最
低電力Pidlを演算したときの回生電力Precを演算し
て、ステップS53に処理を進める。
【0074】ステップS53では、ステップS51で求
めた最低電力Pidlと回生電力Precとを加算して総発電
力Pallを求めて、ステップS6に処理を進めて、ステ
ップS6以降の処理を行うこれにより、燃料電池車両で
は、求めた総発電力Pallからコンプレッサ3での消費
電力Pcompを減算して余剰電力Psurpを求め、この余剰
電力Psurpを電力出力増減用外補機で消費する。
【0075】このような処理を行う制御装置15を備え
た燃料電池車両によれば、総発電力Pallに回生電力Pr
ecを含めて余剰電力Psurpを消費するので、例えば車速
が減速したときに回生電力Precが発生したときでもバ
ッテリ10を過電圧とすることがない。
【0076】また、この燃料電池車両では、第3実施例
で説明した処理及び第2実施例で説明した処理を行って
も良いことは勿論であり、これにより、第1実施例及び
第2実施例で発揮できる効果を併せて発揮することがで
きる。
【0077】<<制御装置による電力消費処理手順(第4
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力消費処
理について説明する。なお、以下に説明する第4実施例
では上述実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0078】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、図14に示すように、燃料電池スタック
1の最低出力とその時の回生電力Precとの和を総発電
力Pallとし、燃料電池スタック1の最低出力を増加さ
せない範囲で電力出力増減用補機の消費電力を増加さ
せ、総発電力Pallから電力出力増減用補機での消費電
力を除いた余剰電力Psurpを電力出力増減用外補機で消
費する電力消費処理を行う。
【0079】このような処理を行う制御装置15を備え
た燃料電池車両によれば、回生電力を燃料電池スタック
1の電力出力増減用外補機でその時に消費可能な電力で
消費するので、補機を保護すると共に、回生することが
できる。
【0080】<<制御装置による電力消費処理手順(第5
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力制御処
理について説明する。なお、以下に説明する第5実施例
では上述の実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0081】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、電力消費処理を行うときには、図15に
示すように、燃料電池スタック1の最低出力を総発電力
Pallとし、総発電力Pallから電力出力増減用補機での
消費電力Pcomp及びバッテリ10の充電上限値Pchglmt
を減算した電力量を余剰電力Psurpとする。制御装置1
5は、バッテリ10の充電上限の範囲の充電可能電力が
ある場合には総発電力Pallを、電力出力増減用補機、
電力出力増減用外補機、バッテリ10の充電により消費
する。また、制御装置15は、バッテリ10の放電上限
の範囲の放電可能電力がある場合には、総発電力Pall
の一部を消費すると共に、バッテリ10から放電上限値
Pdchglmtを補機に供給して、バッテリ10の電力を放
電することができる。このように、制御装置15は、余
剰電力Psurpを消費したうえで、バッテリ10での充放
電可能範囲でバッテリ10へ充放電するように電力出力
増減用外補機の駆動量を制御する。
【0082】第5実施例では、制御装置15は、図16
に示す手順で図6中のステップS6での処理をし、次い
で図17に示す手順で図6中のステップS7での処理を
する。第5実施例では、ステップS5での処理が終了す
るとステップS61に処理を進め、ステップS61で
は、ステップS5で求めた総発電力PallをRAM25
から読み出し、ステップS62に処理を進める。
【0083】ステップS62では、その時のコンプレッ
サ3の消費電力Pcompを電力出力増減用補機目標動作点
演算部35により演算してRAM25に格納して、ステ
ップS63に処理を進める。
【0084】ステップS63では、バッテリ10に充電
可能な電力である充電上限値Pchglmtを演算してRAM
25に格納して、ステップS64に処理を進める。
【0085】ステップS64では、ステップS61で読
み出した総発電力Pallから、消費電力Pcomp及び充電
上限値Pchglmtを減算して、余剰電力演算部34により
余剰電力Psurpを求めてRAM25に格納して、次の図
17に示すステップS71に処理を進める。
【0086】ステップS71では、ステップS61でR
AM25に格納した余剰電力Psurpを読み出してステッ
プS72に処理を進める。
【0087】ステップS72では、ステップS63でR
AM25に格納されたバッテリ10の充電上限値Pchgl
mtを読み出す処理をして、ステップS73に処理を進め
る。
【0088】ステップS73では、その時にバッテリ1
0から放電可能な電力である放電上限値Pdchglmtを演
算して、ステップS74に処理を進める。
【0089】ステップS74では、ステップS71で読
み出した余剰電力Psurp、ステップS72で読み出した
充電上限値Pchglmt及びステップS73で演算した放電
上限値Pdchglmtに基づいて電力出力増減用外補機の消
費電力Ploadを所定の範囲内の値となるように電力出力
増減用外補機目標動作点演算部36により演算して、ス
テップS75に処理を進める。このとき、制御装置15
では、余剰電力Psurp以上で、且つ余剰電力Psurp、充
電上限値Pchglmt及び放電上限値Pdchglmtの合計以下
となるとなるように電力出力増減用外補機での消費電力
Ploadを演算する。
【0090】ステップS75では、ステップS74で演
算した消費電力Ploadに基づいて、電力出力増減用外補
機の目標動作点tNpompを電力出力増減用外補機目標動作
点演算部36により演算して、次のステップS8に処理
を進める。ここで、制御装置15は熱制御や水制御によ
る補機の目標動作点、例えば冷却水供給ポンプ4の回転
数として動作目標点tNpompを演算し、動作目標点tNpomp
を補機消費電力Ploadの関数g()として表現する。
【0091】このような処理をする制御装置15を備え
た燃料電池車両によれば、燃料電池車両が充電可能なバ
ッテリ10を備えており、コンプレッサ3以外の補機で
余剰電力Psurpを消費する際に、少なくとも余剰電力P
surp以上で、且つ余剰電力Psurpと充電上限値Pchglmt
及び放電上限値Pdchglmtの合計以下となるように例え
ば冷却水供給ポンプ4などの電力出力増減用外補機の目
標動作点となるように消費電力Ploadを決定するので、
バッテリ10の充放電可能範囲を利用して余剰電力Psu
rpを消費することができる。
【0092】<<制御装置による電力消費処理手順(第6
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力制御処
理について説明する。なお、以下に説明する第6実施例
では上述の実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0093】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、電力消費処理を行うときには、図18に
示すように、燃料電池スタック1の最低出力を総発電力
Pallとし、燃料電池スタック1の最低出力を増加させ
ない範囲で電力出力増減用補機での消費電力Pcompを増
加させる制御をする。また、制御装置15は、総発電力
Pallから電力出力増減用補機での消費電力Pcomp及び
バッテリ10への充電上限値を減算した余剰電力Psurp
を電力出力増減用外補機で消費する。このとき、制御装
置15は、充放電可能範囲でバッテリ10を使用して、
電力出力増減用外補機の消費電力を制御する。
【0094】第6実施例では、制御装置15は、図19
に示す手順で図6中のステップS6での処理をする。第
6実施例では、ステップS5での処理が終了するとステ
ップS81に処理を進め、ステップS81では、ステッ
プS5で求めた総発電力PallをRAM25から読み出
し、ステップS82に処理を進める。
【0095】ステップS82では、上述のステップS2
で演算した空気圧力要求値を第2実施例と同様に処理す
ることで空気圧力制御の目標値tPr_airを演算して、ス
テップS83に処理を進める。
【0096】ステップS83では、その時のコンプレッ
サ3の消費電力Pcomp'を電力出力増減用補機消費電力
演算部32により演算して、ステップS84に処理を進
める。
【0097】ステップS84では、バッテリ10に充電
可能な電力である充電上限値Pchglmtを演算してRAM
25に格納して、ステップS85に処理を進める。
【0098】ステップS85では、ステップS81で読
み出した総発電力Pall、ステップS83で演算した消
費電力Pcomp'及びステップS84で演算した充電上限
値Pchglmtに基づいて余剰電力演算部34により余剰電
力Psurpを演算して、ステップS7に処理進める。
【0099】このような処理をする制御装置15を備え
た燃料電池車両によれば、コンプレッサ3の消費電力を
燃料電池スタック1の出力が増加しない範囲で増加させ
ると共に、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadをバ
ッテリ10の放充電可能範囲で変化させて余剰電力Psu
rpを決定することができる。
【0100】<<制御装置による電力消費処理手順(第7
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力制御処
理について説明する。なお、以下に説明する第7実施例
では上述の実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0101】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、電力消費処理を行うときには、図20に
示すように、総発電力Pallを、燃料電池スタック1の
最低出力とその時の回生電力との和とする。また、制御
装置15は、余剰電力Psurpを、コンプレッサ3での消
費電力Pcomp及びバッテリ10での充電上限値を除いた
値とする。更に、制御装置15では、求めた余剰電力P
surpを補機で消費すると共に、コンプレッサ3を駆動し
て消費し、電力出力増減用外補機で消費すると共に、バ
ッテリ10に充電をする制御をする。
【0102】<<制御装置による電力消費処理手順(第8
実施例)>>つぎに、制御装置15による他の電力制御処
理について説明する。なお、以下に説明する第8実施例
では上述の実施例と同じ部分の説明は省略する。
【0103】制御装置15は、最低出力状態としている
場合において、電力消費処理を行うときには、図21に
示すように、燃料電池スタック1の最低出力とその時の
回生電力との和を総発電力Pallとし、燃料電池スタッ
ク1の最低出力を増加させない範囲で電力出力増減用補
機での消費電力を増加させる制御をする。また、制御装
置15は、総発電力Pallから電力出力増減用補機での
消費電力及びバッテリ10への充電上限値を除算した余
剰電力を電力出力増減用外補機で消費する。このとき、
制御装置15は、充放電可能範囲でバッテリ10を使用
して、電力出力増減用外補機の消費電力を制御する。
【0104】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した燃料電池車両の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明を適用した制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本発明を適用した制御装置の機能的な構成を示
すブロック図である。
【図4】コンプレッサの消費電力と燃料電池スタックか
らの発電電力との関係を示す図である。
【図5】第1実施例の電力消費処理における総発電力P
all、コンプレッサの消費電力Pcomp、電力出力増減用
外補機の消費電力Ploadの関係を示す図である。
【図6】制御装置による電力消費処理(第1実施例)を
行うときの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】制御装置により総発電力Pallを演算するとき
の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】制御装置により余剰電力Psurpを演算するとき
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】制御装置により余剰電力を消費するときの処理
手順を示すフローチャートである。
【図10】第2実施例の電力消費処理における総発電力
Pall、コンプレッサの消費電力Pcomp、余剰電力Psur
p、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadの関係を示
す図である。
【図11】第2実施例における余剰電力Psurpを演算す
るときの処理手順を示すフローチャートである。
【図12】第3実施例の電力消費処理において、回生電
力を含む総発電力Psurp、コンプレッサの消費電力Pco
mp、余剰電力Psurp、電力出力増減用外補機の消費電力
Ploadの関係を示す図である。
【図13】第3実施例の電力消費処理における総発電力
Pallを演算するときの処理手順を示すフローチャート
である。
【図14】第4実施例の電力消費処理において、総発電
力Pall、コンプレッサの消費電力Pcomp、余剰電力Ps
urp、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadの関係を
示す図である。
【図15】第5実施例の電力消費処理において、総発電
力Pall、コンプレッサの消費電力Pcomp、バッテリの
放電上限値Pdchglmt及び充電上限値Pchglmt、余剰電
力Psurp、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadの関
係を示す図である。
【図16】第5実施例の電力消費処理において、制御装
置により余剰電力Psurpを演算するときの処理手順を示
すフローチャートである。
【図17】第5実施例の電力消費処理において、制御装
置により余剰電力Psurpを消費するときの処理手順を示
すフローチャートである。
【図18】第6実施例の電力消費処理において、総発電
力Psurp、コンプレッサの消費電力Pcomp、バッテリの
放電上限値Pdchglmt及び充電上限値Pchglmt、余剰電
力Psurp、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadの関
係を示す図である。
【図19】第6実施例の電力消費処理において、制御装
置により余剰電力Psurpを演算するときの処理手順を示
すフローチャートである。
【図20】第7実施例の電力消費処理において、回生電
力を含む総発電力Psurp、コンプレッサの消費電力Pco
mp、バッテリの放電上限値Pdchglmt及び充電上限値Pc
hglmt、余剰電力Psurp、電力出力増減用外補機の消費
電力Ploadの関係を示す図である。
【図21】第8実施例の電力消費処理において、総発電
力Psurp、コンプレッサの消費電力Pcomp、バッテリの
放電上限値Pdchglmt及び充電上限値Pchglmt、余剰電
力Psurp、電力出力増減用外補機の消費電力Ploadの関
係を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料電池スタック 2 純水供給ポンプ 3 コンプレッサ 4 冷却水供給ポンプ 5 水素ボンベ 6 純水供給インバータ 7 コンプレッサインバータ 8 冷却水供給インバータ 9 加湿器 10 バッテリ 11 駆動用インバータ 12 駆動モータ 13 作動装置 14 駆動輪 15 制御装置 16 アクセル開度センサ 17 車速センサ 18 ブレーキセンサ 19 シフトスイッチ 21 入力ポート 22 A/D変換器 23 CPU 24 ROM 25 RAM 26 出力ポート 31 最低出力制御判定部 32 電力出力増減用補機消費電力演算部 33 総発電力演算部 34 余剰電力演算部 35 電力出力増減用補機目標動作点演算部 36 電力出力増減用外補機目標動作点演算部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されて発
    電をする燃料電池と、この燃料電池からの発電電力を使
    用して駆動する負荷手段と、上記燃料電池の発電電力を
    増減する電力出力増減用補機と、上記燃料電池の発電電
    力の増減に寄与しない電力出力増減用外補機とを備えた
    燃料電池システムの制御装置において、 外部からのセンサ信号に基づいて、上記燃料電池の運転
    状態を検出する状態判定手段と、 上記燃料電池で発電し、上記負荷手段で消費されない総
    発電力量を演算する総発電力演算手段と、 上記電力出力増減用補機の消費電力を演算する消費電力
    演算手段と、 上記電力出力増減用補機が動作する目標となる第1目標
    動作点を演算する第1演算手段と、 上記電力出力増減用外補機が動作する目標となる第2目
    標動作点を演算する第2演算手段と、 上記総発電力から上記第1消費電力量を減算して、上記
    電力出力増減用補機で消費されない余剰電力を演算する
    余剰電力演算手段と、 上記状態判定手段により上記燃料電池の運転状態が最低
    出力状態であると判定したときに、上記総発電力演算手
    段により総発電力量を演算し、上記第1演算手段により
    上記電力出力増減用補機での第1目標動作点を演算し、
    この第1消費電力量を用いて上記余剰電力演算手段によ
    り余剰電力量を演算し、この余剰電力量を上記電力出力
    増減用外補機で消費する第2目標動作点を演算するよう
    に上記第2演算手段を制御する制御手段とを備えること
    を特徴とする燃料電池システムの制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記燃料電池の出力を
    増加させない範囲で上記電力出力増減用補機での消費電
    力を増加させるように第1演算手段を制御する処理を更
    に行うことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システ
    ムの制御装置。
  3. 【請求項3】 上記総発電力演算手段は、上記負荷手段
    で消費されない回生電力と上記最低出力状態における上
    記燃料電池の発電量との和を上記総発電力量とし、 上記余剰電力演算手段は上記回生電力を含む総発電量を
    用いて余剰電力を演算することを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の燃料電池システムの制御装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記回生電力を含む余
    剰電力が上記電力出力増減用外補機の消費可能な電力以
    下となるように、回生電力を制御することを特徴とする
    請求項1記載の燃料電池システムの制御装置。
  5. 【請求項5】 上記燃料電池車両は上記燃料電池で発電
    した電力を充電すると共に放電する蓄電手段を更に備
    え、 上記余剰電力演算手段は、上記燃料電池の最低出力状態
    時の発電電力から上記燃料電池の電力出力増減用補機で
    の第1消費電力と上記蓄電手段の充電可能電力を減算し
    た値を上記余剰電力とし、 上記制御手段は、演算した余剰電力以上で、且つ余剰電
    力と充電可能電力及び放電可能電力との合計以下の電力
    量を上記電力出力増減用外補機で消費するように上記第
    2演算手段を制御することを特徴とする請求項1〜請求
    項4の何れか一に記載の燃料電池システムの制御装置。
  6. 【請求項6】 上記電力出力増減用補機は、上記燃料電
    池に空気を供給するコンプレッサを少なくとも含むこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5の何れか一に記載の燃
    料電池システムの制御装置。
  7. 【請求項7】 上記電力出力増減用外補機は、上記燃料
    電池に冷却水を供給する冷却水供給用ポンプ、上記燃料
    電池に供給する空気及び水素を加湿する水の流量を制御
    する加湿用ポンプ、上記冷却水を冷却するためのラジエ
    ータファンのうち少なくとも1つを含むことを特徴とす
    る請求項1〜請求項6の何れか一に記載の燃料電池シス
    テムの制御装置。
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