JP2002200997A - ペダル付き自動二輪車 - Google Patents

ペダル付き自動二輪車

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JP2002200997A
JP2002200997A JP2000403284A JP2000403284A JP2002200997A JP 2002200997 A JP2002200997 A JP 2002200997A JP 2000403284 A JP2000403284 A JP 2000403284A JP 2000403284 A JP2000403284 A JP 2000403284A JP 2002200997 A JP2002200997 A JP 2002200997A
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rear wheel
crankshaft
body frame
pedal
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JP2000403284A
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Hiromi Furuhashi
宏美 古橋
Masahiro Kuroki
正宏 黒木
Masami Takubo
雅美 田窪
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M7/00Motorcycles characterised by position of motor or engine
    • B62M7/02Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M23/00Transmissions characterised by use of other elements; Other transmissions
    • B62M23/02Transmissions characterised by use of other elements; Other transmissions characterised by the use of two or more dissimilar sources of power, e.g. transmissions for hybrid motorcycles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
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    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
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    • B62M9/08Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving eccentrically- mounted or elliptically-shaped driving or driven wheel; with expansible driving or driven wheel

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートポストを有する車体フレームと、踏力を
後輪に伝達可能なペダルシャフトと、後輪に回転動力を
伝達可能なクランクシャフトを有するエンジンとを備え
るペダル付き自動二輪車において、排気管長を容易に確
保してエンジン性能を高めることを可能にしつつ部品点
数の低減を可能とする。 【解決手段】ペダルシャフト58の後方側にクランクシ
ャフト45が配置されて車体フレーム21に支持される
エンジン31のシリンダ部34aが、シートポスト24
および後輪WR間で後上がりに傾斜して配置され、エン
ジン31の排気管125が、該エンジン31および後輪
WR間で該後輪WRに沿って下方に延びてマフラー12
6に接続され、ペダルシャフト58の回転動力を後輪W
Rに伝達するペダル側動力伝達部材83と、クランクシ
ャフト45の回転動力を後輪WRに伝達するエンジン側
動力伝達部材75とが排気管125の左右に振り分け配
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペダル付き自動二
輪車に関し、特に、操向ハンドルを支承するヘッドパイ
プを前端に有するメインフレームならびにシートを支持
するようにしてメインレームの後部から上方に延設され
るシートポストを有する車体フレームと、両端に設けら
れたクランクペダルから入力される踏力を後輪に伝達可
能なペダルシャフトと、該ペダルシャフトと平行な軸線
まわりに回転して前記後輪に回転動力を伝達可能なクラ
ンクシャフトを有するエンジンとを備えるペダル付き自
動二輪車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるペダル付き自動二輪車は、
たとえば特公平7−71948号公報等で知られてお
り、このものでは、エンジンからの排気ガスを導く排気
管が車体フレームに近接するのを避けるとともにペダル
シャフトから前記排気管を遠ざけるために、シリンダ部
を前後方向に沿わせたエンジンが車体フレームの下方に
配置され、排気管が前記シリンダ部の下方を通って後方
側に延出されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ペダル付き自動二輪車では、側面視でエンジンに一部が
重なるようにしてマフラーが配置されており、排気管長
の確保が容易ではない。しかも排気管がエンジンの下方
で剥き出しに配置されるので、排気管を覆う専用のプロ
テクタ等が必要であり、部品点数が増加することにな
る。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、排気管長を容易に確保してエンジン性能を高
めることを可能にしつつ部品点数の低減を可能としたペ
ダル付き自動二輪車を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、操向ハンドルを支承するヘ
ッドパイプを前端に有するメインフレームならびにシー
トを支持するようにしてメインレームの後部から上方に
延設されるシートポストを有する車体フレームと、両端
に設けられたクランクペダルから入力される踏力を後輪
に伝達可能なペダルシャフトと、該ペダルシャフトと平
行な軸線まわりに回転して前記後輪に回転動力を伝達可
能なクランクシャフトを有するエンジンとを備えるペダ
ル付き自動二輪車において、前記ペダルシャフトの後方
側に前記クランクシャフトが配置されるようにして前記
車体フレームに支持されるエンジンのシリンダ部が、前
記車体フレームのシートポストおよび後輪間で後上がり
に傾斜して配置され、エンジンからの排気ガスを導く排
気管が、該エンジンおよび後輪間で該後輪に沿って下方
に延びてマフラーに接続され、前記クランクシャフトの
回転動力を後輪の車軸に伝達するエンジン側動力伝達部
材と、前記ペダルシャフトの回転動力を前記車軸に伝達
するペダル側動力伝達部材とが、前記排気管の左右に振
り分け配置されることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によ
れば、エンジンのシリンダ部が、車体フレームのシート
ポストおよび後輪間で後上がりに傾斜しており、エンジ
ンからの排気ガスを導く排気管がエンジンおよび後輪間
で後輪に沿って下方に延びるように配置されてマフラー
に接続されるので、排気管を車体フレームから離反させ
るととともにペダルシャフトから遠ざけた位置に配置し
つつ、排気管長を容易に確保してエンジンの性能を高め
ることができる。しかもエンジン側動力伝達部材および
ペダル側動力伝達部材が排気管の左右に振り分け配置さ
れており、排気管は、エンジン、後輪、エンジン側動力
伝達部材およびペダル側動力伝達部材で前、後および
左、右を囲まれることになり、専用のプロテクタ等を不
要として部品点数を低減することができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、操向ハンドル
を支承するヘッドパイプを前端に有するメインフレーム
ならびにシートを支持するようにしてメインレームの後
部から上方に延設されるシートポストを有する車体フレ
ームと、両端に設けられたクランクペダルから入力され
る踏力を後輪に伝達可能なペダルシャフトと、該ペダル
シャフトと平行な軸線まわりに回転して前記後輪に回転
動力を伝達可能なクランクシャフトを有するエンジンと
を備えるペダル付き自動二輪車において、前記ペダルシ
ャフトの後方側に前記クランクシャフトが配置されるよ
うにして前記車体フレームに支持されるエンジンのシリ
ンダ部が、前記車体フレームのシートポストおよび後輪
間で後上がりに傾斜して配置され、エンジンからの排気
ガスを導く排気管が、該エンジンおよび後輪間で該後輪
に沿って下方に延びてマフラーに接続され、前記エンジ
ンのエンジンケースに連結されて前記排気管の左右に配
置される一対の支持部材の後部に後輪の車軸が回転自在
に支承されることを特徴とする。
【0008】このような請求項2記載の発明の構成によ
れば、エンジンのシリンダ部が、車体フレームのシート
ポストおよび後輪間で後上がりに傾斜しており、エンジ
ンからの排気ガスを導く排気管がエンジンおよび後輪間
で後輪に沿って下方に延びるように配置されてマフラー
に接続されるので、排気管を車体フレームから離反させ
るととともにペダルシャフトから遠ざけた位置に配置し
つつ、排気管長を容易に確保してエンジンの性能を高め
ることができる。しかもエンジンのエンジンケースに連
結されるとともに後輪の車軸を回転自在に支承する一対
の支持部材が排気管の左右に配置されており、排気管
は、エンジン、後輪および一対の支持部材で前、後およ
び左、右を囲まれることになり、専用のプロテクタ等を
不要として部品点数を低減することができる。
【0009】さらに請求項3記載の発明は、上記請求項
2記載の発明の構成に加えて、前記クランクシャフトお
よび前記ペダルシャフトを共通に支承して車体フレーム
の前後方向に長く形成される前記エンジンケースの前端
が、車体フレームに連結され、前記両支持部材の前部が
エンジンケースの後部に連結されることを特徴とし、か
かる構成によれば、クランクシャフトを支承するエンジ
ンケースでペダルシャフトを回転自在に支承するととも
に、エンジンケースが後輪を支持する部材の一部として
も機能するので、部品点数をより一層低減することがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図10は本発明の第1実施例を示す
ものであり、図1はペダル付き自動二輪車の縦断側面
図、図2は図1の2−2線に沿うエンジンの断面図、図
3は図2の3−3線断面図、図4は図3の4−4線断面
図、図5は図1の5−5線拡大断面図、図6は車体フレ
ームの一部を拡大して示す縦断面図、図7は図6の7−
7線断面図、図8は図6の8−8線断面図、図9は図6
の9−9線断面図、図10は図6の10−10線断面図
である。
【0012】先ず図1において、ペダル付き自動二輪車
の車体フレーム21は、前端にヘッドパイプ22が設け
られて後下がりに傾斜したメインフレーム23と、メイ
ンフレーム23の後部から上方に延設されるシートポス
ト24と、シートポスト24の上部に上端が結合される
左、右一対のリヤフレーム25…とを備える。
【0013】ヘッドパイプ22には、フロントフォーク
26が操向可能に支承され、該フロントフォーク26の
下端に前輪WFが軸支され、フロントフォーク26の上
端にバー状の操向ハンドル27が設けられる。
【0014】シートポスト24には、ドライバが座乗す
るためのサドル状のシート28を上端に備える支持パイ
プ29が上方から差込まれ、該支持パイプ29は、上下
位置を調節可能としてシートポスト24に固定される。
【0015】左、右一対のリヤフレーム25…の下部間
に後輪WRが軸支されており、この後輪WRには、シー
ト28上のライダーが左、右一対のクランクペダル30
…を踏み込むことによる踏力を伝達することが可能であ
り、また車体フレーム21に搭載されるエンジン31の
出力を伝達することも可能である。シートポスト24の
上部には、該シートポスト24よりも後方側に配置され
る収納ボックス32が支持されており、前記一対のリヤ
フレーム25…は、収納ボックス32を後方側から覆う
ように配置される。而して収納ボックス32には、バッ
テリや、エンジン31を制御するための制御装置等が収
納される。
【0016】図2〜図4を併せて参照して、エンジン3
1は、サイドバルブ式の4サイクルエンジンであり、こ
のエンジン31のエンジン本体33は、シリンダブロッ
ク34と、シリンダブロック34の下部に結合されるエ
ンジンケース35と、シリンダブロック34の上部に結
合されるシリンダヘッド36とで構成される。
【0017】シリンダブロック34は、シリンダボア3
7が設けられるシリンダ部34aを一体に有しており、
エンジン本体33は、シートポスト24の後方側に配置
された前記シリンダ部34aを、シートポスト24およ
び後輪WR間で後上がりに傾斜してシートポスト24に
沿わせるようにして車体フレーム21に剛性的に固着さ
れる。
【0018】エンジンケース35は、クランク室42を
相互間に形成して相互に結合される第1および第2ケー
ス部材38,39と、前記クランク室42の外方に配置
される作動室43を第1および第2ケース部材38,3
9との間に形成するようにして第2ケース部材39に結
合される第3ケース部材40と、第3ケース部材40に
結合される第4ケース部材41とで構成され、作動室4
3は後輪WR側に向けて開放される。
【0019】第1および第2ケース部材38,39の分
割面は、シリンダボア37の軸線Cを含む平面上に設定
され、第1および第2ケース部材38,39が、シリン
ダ部34aの一部を相互間に挟むようにしてシリンダブ
ロック34に締結される。
【0020】クランク室42には、自動二輪車の幅方向
に沿う軸線を有するクランクシャフト45の大部分が収
納されており、シリンダボア37に摺動自在に嵌合され
るピストン46がコンロッド47を介してクランクシャ
フト45に連結される。このクランクシャフト45は、
一対のクランクウエイト45a,45aを有するもので
あり、両クランクウエイト45a,45aを相互間に挟
む一対の保持板48,49で構成されてクランク室42
に収納されるとともにエンジンケース35の第1および
第2ケース部材38,39に締結されるホルダ50によ
り、クランクシャフト45が回転自在に支承される。
【0021】両保持板48,49間には複数の円筒状の
スペーサ51…が介装されており、それらのスペーサ5
1…に挿通されるリベット52…で両保持板48,49
を連結することによりホルダ50が構成される。該ホル
ダ50は、エンジンケース35の第1および第2ケース
部材38,39にそれぞれ締結されるとともに、シリン
ダブロック34のシリンダ部34aに締結される。
【0022】ホルダ50の両保持板48,49には、一
対のボールベアリング53,53の外輪が同軸に圧入さ
れており、クランクシャフト45は、それらのボールベ
アリング53,53を介してホルダ50に回転自在に支
承される。
【0023】シリンダボア37の軸線Cに沿う方向から
見て前記クランクシャフト45の両側には、クランクシ
ャフト45の一直径線上に回転軸線を有してクランク室
42に収納される一対のバランサ54,54が配置され
ており、それらのバランサ54,54がそれぞれ備える
バランスウエイト54a,54aは、クランクシャフト
45の軸線と平行な方向から見て前記クランクシャフト
45の両クランクウエイト45a,45aに一部が重な
るようにして、両クランクウエイト45a,45a間に
配置される。
【0024】両バランサ54,54は、対をなす2組の
ボールベアリング55,55;55,55を介してホル
ダ50で回転自在に支承されており、各ボールベアリン
グ55…の外輪はホルダ50の両保持板48,49に圧
入される。
【0025】ホルダ50の保持板48と、クランクシャ
フト45の一方のクランクウエイト45aとの間でクラ
ンクシャフト45には駆動ギヤ56が固設されており、
両バランサ54,54には、駆動ギヤ56に噛合する被
動ギヤ57,57がそれぞれ固設される。したがってク
ランクシャフト45の回転に連動して両バランサ54,
54がクランクシャフト45と平行な軸線まわりに相互
に逆方向に回転することになる。
【0026】車体フレーム21の前後方向に沿って前記
クランクシャフト45の前方側には、車体フレーム21
が備えるシートポスト24の下方側への延長線上に軸線
を有するペダルシャフト58が、その軸線を前記クラン
クシャフト45と平行にして配置されており、該ペダル
シャフト58は、エンジンケース35の第1および第4
ケース部材38,41に、ボールベアリング59,60
を介して回転自在に支承される。しかもエンジンケース
35の外方側でペダルシャフト58の両端にクランクペ
ダル30…がそれぞれ設けられる。
【0027】作動室43内には、ペダルシャフト58と
同一軸線まわりに回転することを可能として該ペダルシ
ャフト58で相対回転可能に支承されるロータ61と、
該ロータ61で覆われるようにしてエンジンケース35
の第1ケース部材38で固定的に支持されるステータ6
2とから成る発電機63が収納される。
【0028】エンジンケース35の第2ケース部材39
を回転自在に貫通して作動室43に突出したクランクシ
ャフト45には、駆動プーリ64が相対回転不能に装着
されており、前記発電機63のロータ61に固着された
被動プーリ65と前記駆動プーリ64とに無端状のベル
ト66が巻掛けられる。したがってクランクシャフト4
5の回転に応じて発電機63のロータ61が回転駆動さ
れる。
【0029】図5を併せて参照して、クランクシャフト
45の回転動力は、ベルト式無段変速機70および遊星
ギヤ式減速機71を含む動力伝達手段69を介して後輪
WRに伝達されるものであり、該動力伝達手段69は、
自動二輪車の前進方向を向いた状態では、エンジン31
が備えるシリンダボア37の軸線Cを含む鉛直面に関し
て左側に配置される。
【0030】ベルト式無段変速機70は、遠心ウエイト
72を有するとともに該遠心ウエイト72の作用で有効
半径を変化させるようにして作動室43内でクランクシ
ャフト45に設けられた駆動プーリ73と、該駆動プー
リ73の有効半径変化に応じて有効半径を変化させる被
動プーリ74と、駆動プーリ73および被動プーリ74
に巻掛けられるエンジン側動力伝達部材としての無端状
のベルト75とを備える。
【0031】自動二輪車の前進方向を向いた状態で後輪
WRの左側には、被動プーリ74と、遠心クラッチから
成る発進クラッチ76と、前記遊星ギヤ式減速機71と
を収納した伝動ケース77が配置されており、エンジン
31のエンジンケース35における第3ケース部材40
が、エンジン31から後方側に延出されて前記伝動ケー
ス77に連設され、伝動ケース77は、左右一対のリヤ
フレーム25…の一方で固定的に支持される。
【0032】後輪WRの車軸78の一端側は前記伝動ケ
ース77で回転自在に支承されており、被動プーリ74
は車軸78に相対回転自在に装着され、被動プーリ74
および車軸78間に、前記発進クラッチ76および遊星
ギヤ式減速機71が介設される。
【0033】このようなベルト式無段変速機70では、
クランクシャフト45の回転数増加に伴う遠心ウエイト
72の作用で駆動プーリ73の有効半径が増加し、それ
に伴って被動プーリ74の有効半径が減少することによ
り、変速比がロー側からトップ側に向けて無段階に変化
することになり、該ベルト式無段変速機70で変速され
たエンジン31の駆動力が遊星ギヤ式減速機71でさら
に減速されて車軸78に伝達されることになる。
【0034】自動二輪車の前進方向を向いた状態で後輪
WRの右側には、ドラムブレーキ79の背板80が、左
右一対のリヤフレーム25…の他方で固定的に支持され
るようにして配置されており、車軸78の他方側が該背
板80で回転自在に支承される。
【0035】前記背板80よりも外方で車軸78には被
動スプロケット81が固着される。またエンジンケース
35の右側で、ペダルシャフト58には前記被動スプロ
ケット81に対応した駆動スプロケット82が固着さ
れ、駆動スプロケット82および被動スプロケット81
にペダル側動力伝達部材としての無端状のチェーン83
が巻掛けられる。したがってクランクペダル30…を踏
み込んでペダルシャフト58を回転操作したときには、
その踏力に応じた回転動力が後輪WRの車軸78に伝達
されることになる。
【0036】図2および図3に特に注目して、サイドバ
ルブ式の4サイクルエンジンであるエンジン31のシリ
ンダブロック34およびシリンダヘッド36間には、ピ
ストン46の頂部の一部を臨ませる燃焼室85が、自動
二輪車の前進方向を向いた状態でシリンダボア37の軸
線Cから右側にずれた位置に中心を配置するようにして
形成される。またシリンダヘッド36には燃焼室85に
内端を臨ませる点火プラグ86が取付けられる。
【0037】シリンダブロック34のシリンダ部34a
には、前記燃焼室85に通じ得る吸気ポート87がメイ
ンフレーム23側に臨んで設けられるとともに、前記燃
焼室85に通じ得る排気ポート88が後輪WR側に臨ん
で設けられ、吸気ポート87および排気ポート88は、
自動二輪車の前進方向を向いた状態では、シリンダボア
37の軸線を含む鉛直面の右側に配置される。
【0038】吸気ポート87および燃焼室85間の連通
・遮断を切換える吸気弁89と、排気ポート88および
燃焼室85間の連通・遮断を切換える排気弁90とは、
シリンダボア37の側方で燃焼室85に臨むようにして
シリンダブロック34に開閉作動可能に支承されるとと
もに閉弁方向にばね付勢される。
【0039】すなわちクランクシャフト45の回転動力
を後輪WRに伝達する動力伝達手段69と、吸気弁89
および排気弁90とは、シリンダボア37の軸線Cを含
む鉛直面の左、右に振り分けて配置される。
【0040】前記吸気弁89および排気弁90は、動弁
機構91により開閉駆動されるものであり、該動弁機構
91は、クランクシャフト45に固定されるタイミング
駆動ギヤ92と、ホルダ50の保持板48に固定される
支軸93で回転自在に支承されて前記タイミング駆動ギ
ヤ92に噛合するタイミング被動ギヤ94と、タイミン
グ被動ギヤ94に一体に形成されるカム95と、該カム
95に従動して揺動するようにしてシリンダブロック3
4に支承されるとともに前記吸気弁89に連動、連結さ
れる吸気側ロッカアーム96と、前記カム95に従動し
て揺動するようにしてシリンダブロック34に支承され
るとともに前記排気弁90に連動、連結される吸気側ロ
ッカアーム97とを備える。
【0041】前記タイミング駆動ギヤ92は、クランク
シャフト45の回転動力を1/2に減速してタイミング
被動ギヤ94およびカム95に伝達する。すなわちカム
95は、クランクシャフト45の回転速度の1/2に減
速されて回転することになる。
【0042】シリンダブロック34におけるシリンダ部
34aには、車体フレーム21の前後方向に延びる吸気
管98の下流端が吸気ポート87に通じるようにして接
続されており、この吸気管98の上流端は、車体フレー
ム21におけるメインフレーム23内の後部に収納され
た気化器99の下流端に接続される。
【0043】図6〜図10を併せて参照して、車体フレ
ーム21のメインフレーム23は、横断面形状を略四角
形とした角筒状の第1フレーム部材101と、横断面形
状を略U字状として第1フレーム部材101の前端に後
端が締結されるとともに前端にはヘッドパイプ22が一
体に形成される第2フレーム部材102と、シートポス
ト24を一体に有して第1フレーム部材101の後端に
締結される第3フレーム部材103とで構成され、中空
に形成される。すなわちメインフレーム23の前部は上
下に開放して形成され、メインフレーム23の中間部は
前後に開放して形成され、メインフレーム23の後部は
後方および下方に開放して形成されている。
【0044】またメインフレーム23における前部、す
なわちヘッドパイプ22を一体に有する第2フレーム部
材102は、一対のカバー半体を結合して成るカバー1
04で覆われており、このカバー104の外面が第1フ
レーム部材101の外面に面一に連なる。
【0045】角筒状である第1フレーム部材101の全
長にわたる内面には、複数たとえば4条の突部105,
105…が一体に設けられており、それらの突部10
5,105…の前端に、第2フレーム部材102の後端
がボルト106,106…を介して締結され、各突部1
05,105…の後端に、第3フレーム部材103の前
端がボルト107,107…を介して締結される。
【0046】メインフレーム23内の前部には、燃料タ
ンク108が収納されており、この燃料タンク108が
備える燃料注入管108aはカバー104の上部に設け
られた開口部109を貫通して上方に突出されており、
該燃料注入管108aの上端にキャップ110が着脱可
能に装着される。
【0047】またメインフレーム23内で燃料タンク1
08および気化器99間には、クリーナケース112内
にクリーナエレント113が収納されて成るエアクリー
ナ111が収納される。
【0048】燃料タンク108の後部には防振ゴム11
4が装着される突部115が設けられており、クリーナ
ケース112の前部には該防振ゴム114を嵌合せしめ
る円筒状のボス部116が突設される。またクリーナケ
ース112の後部には、複数たとえば2つの鍔部112
a,112aが外側方に張出すようにして設けられてお
り、それらの鍔部112a,112aが、ボルト11
7,117で第3フレーム部材113の前部に締結され
る。
【0049】また燃料タンク108の後部における上下
方向中間部には燃料導管118が接続され、最下部には
燃料導管119が接続されており、これらの燃料導管1
18,119は、エアクリーナ111およびメインフレ
ーム23間に生じている間隙を通って気化器99側に延
出されており、それらの燃料導管118,119の他端
が、気化器98のコックに接続される。而して該コック
は、燃料導管118からの燃料を気化器99に導く状態
と、燃料導管119からの燃料を気化器99に導く状態
と、燃料導出管118,119のいずれからの燃料も気
化器99に導かない状態とを切換可能である。
【0050】クリーナエレメント113は、燃料タンク
108側を向いてクリーナケース112に設けられた開
口部120に装着されており、該クリーナエレメント1
13をクリーナケース112の内方側から支持する多孔
板121が、クリーナケース112に固定される。
【0051】カバー104の開口部109と、燃料タン
ク108の燃料注入管108aとの間に生じる間隙等か
らメインフレーム23内に導入された空気は、前記クリ
ーナエレメント113を通過してクリーナケース112
内に吸引されることで浄化される。またクリーナケース
112の後部には、接続管122の上流端が接続され、
該接続管122の下流端は気化器99の上流端に接続さ
れる。したがってエアクリーナ111で浄化された空気
が気化器99に導入されることになる。
【0052】再び図2、図3および図5において、エン
ジン31からの排気ガスを導く排気管125の上流端が
排気ポート88に通じるようにしてシリンダブロック3
4に接続される。この排気管125は、エンジン31お
よび後輪WR間で該後輪WRに沿うようにして下方に延
びるものであり、車体フレーム21のリヤフレーム25
で支持されて後輪WRの右側に配置されるマフラー12
6に排気管125の下流端が接続される。
【0053】しかもペダルシャフト58の回転動力を後
輪WRの車軸78に伝達するためのチェーン83と、ク
ランクシャフト45の回転動力を後輪WRの車軸78に
伝達するためのベルト75とが、排気管125の左右に
振り分け配置されることになる。
【0054】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、ペダルシャフト58の後方側にクランクシャフト
45が配置されるようにして車体フレーム21に支持さ
れるエンジン31のシリンダ部34aが、車体フレーム
21のシートポスト24および後輪WR間で後上がりに
傾斜して配置され、エンジン31からの排気ガスを導く
排気管125が、エンジン31および後輪WR間で該後
輪WRに沿って下方に延びるように配置されてマフラー
126に接続されるので、排気管125を車体フレーム
21から離反させるととともにペダルシャフト58から
遠ざけた位置に配置しつつ、排気管長を容易に確保して
エンジン31の性能を高めることができる。
【0055】しかもクランクシャフト45の回転動力を
後輪WRの車軸78に伝達するためのベルト75と、ペ
ダルシャフト58の回転動力を後輪WRの車軸78に伝
達するためのチェーン83とが、排気管125の左右に
振り分け配置されており、排気管125は、エンジン3
1、後輪WR、ベルト75およびチェーン83で前、後
および左、右を囲まれることになり、排気管125を覆
うための専用のプロテクタ等を不要として部品点数を低
減することができる。
【0056】またエンジン31が備えるエンジンケース
35には、一対のクランクウエイト45a,45aを有
するクランクシャフト45が支承されるとともにペダル
シャフト58が回転自在に支承されるのであるが、エン
ジンケース35を含むエンジン本体33は、車体フレー
ム21に剛性的に固着されており、一対のバランサ5
4,54が、クランクシャフト45の回転に連動して該
クランクシャフト45と平行な軸線まわりに回転するこ
とを可能としてエンジンケース35内に収納されてい
る。
【0057】したがってバランサ54,54によりエン
ジン31の振動が抑制されることになり、エンジン本体
33が車体フレーム21に剛性的に固着されていてもエ
ンジン振動に起因した車体フレーム21の振動を低減す
ることができ、またエンジン本体33の車体フレーム2
1への剛性的な固着により、エンジン本体33が備える
エンジンケース35に支承されたペダルシャフト58の
両端のクランクペダル30…を踏み込む際の剛性感を確
保することができるとともに、防振構造が不要となるこ
とで車体フレーム21へのエンジン本体33の支持構造
をコンパクト化することができる。
【0058】しかも両バランサ54,54は、クランク
シャフト45の軸線と平行な方向から見て両クランクウ
エイト45a,45aに一部が重なるようにして両クラ
ンクウエイト45a,45a間に配置されるバランスウ
エイト54aをそれぞれ有するものであるので、バラン
サ54,54を有するにもかかわらず、クランクシャフ
ト45の軸線に沿う方向でのエンジンケース35の幅を
小さく設定することを可能としてエンジン31の大型化
を防止することができる。
【0059】また前記両バランサ54,54は、エンジ
ン本体33が備えるシリンダボア37の軸線Cに沿う方
向から見てクランクシャフト45の両側に、該クランク
シャフト45の一直径線延長上に回転軸線を有するよう
にして配置されるものであり、クランクシャフト45ま
わりの回転モーメントを抑制し得る一対のバランサ5
4,54を、一対のクランクウエイト45a,45a間
にコンパクトに配置することができる。
【0060】またペダルシャフト58がボールベアリン
グ59,60を介してエンジンケース35に支承される
のに対し、クランクシャフト45およびバランサ54,
54は、エンジンケース35に取付けられるホルダ50
にボールベアリング53,53;55,55をそれぞれ
介して支承されている。すなわちエンジンケース35と
別体であるホルダ50でクランクシャフト45およびバ
ランサ54,54を支承することにより、バランサマス
の集中化を図るとともにホルダ50の剛性を高めること
を容易としてバランサ54,54による防振効果を高め
てエンジンケース35への振動伝達を一層抑制すること
ができ、その結果、車体フレーム21およびペダルシャ
フト58への振動伝達をより一層低減することができ、
またホルダ50で剛性を確保することでエンジンケース
35の軽量化を図ることができる。
【0061】さらにペダルシャフト58の軸線は、車体
フレーム21の一部であるシートポスト24の下方側へ
の仮想延長線上に配置されており、そのペダルシャフト
58の後方側にクランクシャフト45が配置されるよう
にして車体フレーム21に支持されるエンジン31のシ
リンダ部34aが、シートポスト24の後方側で該シー
トポスト24に沿って配置され、メインフレーム23内
に収納された気化器99が、車体フレーム21の前後方
向に延びる吸気管98を介してエンジン31の上部に接
続されている。
【0062】したがってペダルシャフト58の両端のク
ランクペダル30…の回転に必要なスペースを避けるよ
うにしてエンジン31の吸気系および排気系を配置する
ことが可能であり、メインフレーム23内で吸気系の一
部を構成するようにしてエンジン31をコンパクトに纏
めて構成することができ、自動二輪車全体をコンパクト
化することも可能となる。
【0063】しかもエンジン31が、サイドバルブ式の
4サイクルエンジンであることにより、エンジン31の
シリンダ部34aに吸気ポート87および排気ポート8
8が設けられ、吸気管98および排気管125をシリン
ダ部34aに接続し得るので、排気ガスを清浄化し得る
4サイクルエンジンでありながらエンジン31の全高を
低く抑えることができ、エンジン31の下部の地上高な
らびにエンジン31の上方の補機配置空間を稼ぐことが
できる。
【0064】さらにエンジン31は、吸気弁89および
排気弁90と、クランクシャフト45から後輪WRに動
力を伝達する動力伝達手段69とを、シリンダボア37
の軸線を含む鉛直面の左、右両側に振り分けた配置で車
体フレーム21に支持されるので、シリンダ部34aの
冷却断熱空間を両クランクペダル30…間に確保しつ
つ、エンジン31を小型化し、自動二輪車全体のコンパ
クト化により一層寄与することができる。
【0065】ところで車体フレーム21のメインフレー
ム23は、中空に形成されて後下がりに傾斜しており、
このメインフレーム23内に、燃料タンク108が収納
されるとともに該燃料タンク108の後方側に位置する
気化器99が収納され、メインフレーム23の後方に配
置されるエンジン31に、車体フレーム21の前後方向
に延びる吸気管98を介して気化器99が接続されてい
る。
【0066】したがってエンジン31に対する断熱空間
をメインフレーム23の周囲に確保するためのスペース
が必要となることはなく、メインフレーム23の小型化
すなわち車体の小型化を可能としてシート28への乗降
を容易としつつ、メインフレーム23内に、燃料タンク
108および気化器99を有効に収納することができ
る。しかもメインフレーム23が後下がりに傾斜してい
るので、燃料タンク108から気化器99に燃料を供給
する燃料導管118,119を、自然に後ろ下がりに傾
斜させることが可能であり、気化器99への燃料の供給
を円滑化すことができる。
【0067】またメインフレーム23内には、気化器9
9の前方に配置されるエアクリーナ111が収納されて
おり、エンジン31の吸気系をメインフレーム23内に
コンパクトに収納配置することができる。
【0068】さらにメインフレーム23の後端部よりも
下方に、両端に設けられたクランクペダル30…から入
力される踏力を後輪WRに伝達可能なペダルシャフト5
8が配置されるので、比較的大きな回転スペースを必要
とするクランクペダル30…の周囲に、エンジン31の
吸気系をコンパクトに配置することができる。
【0069】図11〜図15は本発明の第2実施例を示
すものであり、図11はペダル付き自動二輪車の側面
図、図12は図11の要部拡大縦断側面図、図13は図
12の13−13線断面図、図14は図13の要部拡大
図、図15は図14の15−15線断面図である。
【0070】このような図11〜図15を参照しつつ本
発明の第2実施例について説明するが、上記第1実施例
に対応する部分には同一の参照符号を付して図示するの
みとして、詳細な説明を省略する。
【0071】先ず図11において、ペダル付き自動二輪
車の車体フレーム141は、前端にッドパイプ142が
設けられて後下がりに傾斜したメインフレーム143
と、メインフレーム143の後部から上方に延設される
シートポスト144とを備える。
【0072】ヘッドパイプ142には、フロントフォー
ク145が操向可能に支承され、該フロントフォーク1
45の下端に前輪WFが軸支され、フロントフォーク1
45の上端にバー状の操向ハンドル146が設けられ
る。
【0073】シートポスト144には、ドライバが座乗
するためのサドル状のシート147を上端に備える支持
パイプ148が上方から差込まれ、該支持パイプ148
は、上下位置を調節可能としてシートポスト144に固
定される。
【0074】後輪WRには、シート147上のライダー
が左、右一対のクランクペダル30…を踏み込むことに
よる踏力を伝達することが可能であり、また車体フレー
ム141に搭載されるエンジン151の出力を伝達する
ことも可能である。
【0075】図12〜図15を併せて参照して、エンジ
ン151は、サイドバルブ式の4サイクルエンジンであ
り、このエンジン151のエンジン本体153は、シリ
ンダブロック154と、シリンダブロック154の下部
に結合されるエンジンケース155と、シリンダブロッ
ク154の上部に結合されるシリンダヘッド156とで
構成される。
【0076】シリンダブロック154は、シリンダボア
37が設けられるシリンダ部154aを一体に有してお
り、エンジン本体153は、シートポスト144の後方
側に配置された前記シリンダ部154aを、シートポス
ト144および後輪WR間で後上がりに傾斜してシート
ポスト144に沿わせるようにして車体フレーム141
に剛性的に固着される。
【0077】エンジンケース155は、クランクシャフ
ト45と、該クランクシャフト45よりも前方であって
シートポスト144の下方側延長線上に軸線を配置した
ペダルシャフト58とを共通に支承するものであり、車
体フレーム121の前後方向に長く形成される。しかも
該エンジンケース155の前端は、車体フレーム121
に連結される。
【0078】エンジンケース155内に形成されるクラ
ンク室152には、クランクシャフト45の大部分が収
納されており、シリンダボア37に摺動自在に嵌合され
るピストン149がコンロッド150を介してクランク
シャフト45に連結される。このクランクシャフト45
は、一対のクランクウエイト45a,45aを有するも
のであり、エンジンケース155に締結されるホルダ5
0に、クランクシャフト45がボールベアリング53,
53を介して回転自在に支承される。
【0079】シリンダボア37の軸線Cに沿う方向から
見て前記クランクシャフト45の両側には、クランクシ
ャフト45の一直径線上に回転軸線を有してクランク室
152に収納される一対のバランサ54,54が配置さ
れており、両バランサ54,54はボールベアリング5
5,55;55,55を介してホルダ50に回転自在に
支承される。
【0080】前記両バランサ54,54がそれぞれ備え
るバランスウエイト54a,54aは、クランクシャフ
ト45の軸線と平行な方向から見て前記クランクシャフ
ト45の両クランクウエイト45a,45aに一部が重
なるようにして、両クランクウエイト45a,45a間
に配置される。
【0081】ペダルシャフト58は、シートポスト14
4の下方側への延長線上に軸線を配置するようにして、
ボールベアリング59,60を介してエンジンケース1
55に回転自在に支承され、エンジンケース155の外
方側でペダルシャフト58の両端にクランクペダル30
…がそれぞれ設けられる。
【0082】しかもクランクシャフト45およびペダル
シャフト58は、それらのシャフト45,58の軸線を
結ぶ直線Lに対してシリンダボア37の軸線Cが斜めに
交差する位置で並列配置される。
【0083】クランクシャフト45には駆動ギヤ56が
固設されており、両バランサ54,54には、駆動ギヤ
56に噛合する被動ギヤ57,57がそれぞれ固設され
る。したがってクランクシャフト45の回転に連動して
両バランサ54,54がクランクシャフト45と平行な
軸線まわりに相互に逆方向に回転することになる。
【0084】クランク室152の外方でクランクシャフ
ト45には発電機63′のロータ61′が同軸に連結さ
れる。一方、ペダルシャフト58には、冷却ファン15
7が相対回転可能に支承されており、この冷却ファン1
57に固定される被動ギヤ158が前記ロータ61′の
外周に設けられた駆動ギヤ159に噛合される。すなわ
ちクランクシャフト45の回転に連動して冷却ファン1
57が回転する。
【0085】冷却ファン157は、エンジンケース15
5に設けられたファンケース160内に収納されてお
り、このファンケース160は、冷却ファン157の回
転に応じてエンジンケース155の上方から冷却空気を
吸入すべく上端を開放した螺旋状に形成される。
【0086】またクランクシャフト45の回転動力は、
ベルト式無段変速機70および減速ギヤ列175を含む
動力伝達手段69′を介して後輪WRに伝達されるもの
であり、該動力伝達手段69′は、自動二輪車の前進方
向を向いた状態では、エンジン151が備えるシリンダ
ボア37の軸線Cを含む鉛直面に関して左側に配置され
る。
【0087】ベルト式無段変速機70の駆動プーリ73
は、クランクシャフト45の回転に連動する被動ギヤ1
59に連結されてペダルシャフト58に相対回転自在に
支承されており、この駆動プーリ73の有効半径変化に
応じて有効半径を変化させる被動プーリ74と、駆動プ
ーリ73とに無端ベルト75が巻掛けられる。
【0088】後輪WRの左側には、被動プーリ74、発
進クラッチ76および減速ギヤ列175を収納した伝動
ケース77′が配置されており、この伝動ケース77′
は、前端を前記エンジンケース155に剛性的に連結さ
れて後輪WRの側方まで延出される支持部材161の後
部と、エンジンケース155の左側外壁を形成するとと
もに動力伝達手段69′を外側方から覆うようにして後
輪WRの側方まで延出されるケース部材162の後部と
で構成され、後輪WRの車軸78の左端部は支持部材1
61の後部で回転自在に支承される。
【0089】自動二輪車の前進方向を向いた状態で後輪
WRの右側には、ドラムブレーキ79の背板80′が配
置される。この背板80′は、前端を前記エンジンケー
ス155に剛性的に連結されて後輪WRの側方まで延出
される支持部材163の後部に一体に形成されるもので
あり、後輪WRの車軸78の右端部は支持部材163の
後部の背板80′で回転自在に支承される。
【0090】前記背板80′よりも外方で車軸78には
被動スプロケット81が固着され、ペダルシャフト58
に固着された駆動スプロケット82と、前記被動スプロ
ケット81とに無端状のチェーン83が巻掛けられる。
而してエンジンケース155の右側外壁を形成するケー
ス部材164が、前記駆動スプロケット82、チェーン
83および被動スプロケット81を覆って後輪WRの側
方まで延出されており、このケース部材164の後部が
前記背板80′に連結される。
【0091】サイドバルブ式の4サイクルエンジンであ
るエンジン151のシリンダブロック154およびシリ
ンダヘッド156間には、ピストン149の頂部の一部
を臨ませる燃焼室165がシリンダボア37の軸線Cか
ら前方側にずれた位置に中心を配置するようにして形成
される。またシリンダヘッド156には燃焼室165に
内端を臨ませる点火プラグ86が取付けられる。
【0092】シリンダブロック154には、前記燃焼室
165に通じ得る吸気ポート(図示せず)が前方側に臨
んで設けられるとともに、前記燃焼室165に通じ得る
排気ポートが自動二輪車の前進方向を向いたときに左側
に位置するようにして設けられる。吸気ポートおよび燃
焼室165間の連通・遮断を切換える吸気弁と、排気ポ
ートおよび燃焼室165間の連通・遮断を切換える排気
弁167とは、開閉作動可能としてシリンダブロック1
54に支承されるとともに閉弁方向にばね付勢される。
【0093】前記吸気弁および排気弁167は、動弁機
構168により開閉駆動されるものであり、該動弁機構
168は、両バランサ54,54の一方に固定されるタ
イミング駆動ギヤ169と、前記タイミング駆動ギヤ1
69に噛合してホルダ50で回転自在に支承されるタイ
ミング被動ギヤ171と、タイミング被動ギヤ171に
一体に形成される吸気側および排気側カム172,17
3と、吸気側カム172に従動して揺動するようにして
前記ホルダ50に支承されるとともに吸気弁に連動、連
結される吸気側ロッカアーム(図示せず)と、排気側カ
ム173に従動して揺動するようにして前記ホルダ50
に支承されるとともに前記排気弁167に連動、連結さ
れる排気側ロッカアーム174とを備える。
【0094】シリンダブロック154におけるシリンダ
部154aの前部には吸気管178の下流端が前記吸気
ポートに通じるようにして接続されており、この吸気管
178の上流端は、エンジン151の上方に配置された
気化器99の下流端に接続される。
【0095】前記気化器99の後方側には、車体フレー
ム141のシートポスト144で支持された収納ケース
179が配置されており、この収納ケース179に燃料
タンク180が収納される。しかも燃料タンク180に
着脱可能に装着される燃料注入用のキャップ181に対
応する部分で、前記収納ケース179の上部には開閉可
能な蓋182が設けられる。
【0096】前記収納ケース179はエアクリーナ18
3のクリーナケースを兼用するものであり、このエアク
リーナ183は、燃料タンク180の下方で収納ケース
179内に収納されて一端が閉じられるとともに他端が
前記気化器99の上流端に接続されるパイプ184と、
収納ケース179内でパイプ184の外周に巻付けられ
るクリーナエレメント185とを備え、クリーナエレメ
ント185が巻装される部分でパイプ184には流通孔
186が穿設される。すなわち燃料タンク180および
パイプ184を除く部分で収納ケース179内に未浄化
室187が形成されており、収納ケース179外から未
浄化室187に流入した空気がクリーナエレメント18
5および流通孔186を経てパイプ184内に流通する
ことで浄化され、浄化された空気が、パイプ184から
気化器99に導かれる。
【0097】エンジン151からの排気ガスを導く排気
管188の上流端が排気ポートに通じるようにしてシリ
ンダブロック154のシリンダ部154aに接続され
る。この排気管188は、エンジン151および後輪W
R間で該後輪WRに沿うようにして下方に延びるもので
あり、エンジンケース155に連なる支持部材163で
支持されて後輪WRの右側に配置されるマフラー189
に排気管188の下流端が接続される。
【0098】このように排気管188をエンジン151
および後輪WR間で該後輪WRに沿うように配置するこ
とで、エンジンケース155に連結されて後輪WRの車
軸78を回転自在に支承する一対の支持部材161,1
63が、前記排気管188の左右に配置されることにな
る。
【0099】この第2実施例によれば、ペダルシャフト
58の後方側にクランクシャフト45が配置されるよう
にして車体フレーム141に支持されるエンジン151
のシリンダ部154aが、車体フレーム141のシート
ポスト144および後輪WR間で後上がりに傾斜して配
置され、エンジン151からの排気ガスを導く排気管1
88が、エンジン151および後輪WR間で該後輪WR
に沿って下方に延びるように配置されてマフラー179
に接続されるので、排気管188を車体フレーム141
から離反させるととともにペダルシャフト58から遠ざ
けた位置に配置しつつ、排気管長を容易に確保してエン
ジン151の性能を高めることができる。
【0100】しかもエンジンケース155に連結されて
後輪WRの車軸78を回転自在に支承する一対の支持部
材161,163が排気管188の左右に配置されてお
り、排気管188は、シートポスト144、後輪WRお
よび一対の支持部材161,163で前、後および左、
右を囲まれることになり、専用のプロテクタ等を不要と
して部品点数を低減することができる。
【0101】またクランクシャフト45およびペダルシ
ャフト58を共通に支承して車体フレーム141の前後
方向に長く形成される前記エンジンケース155の前端
が車体フレーム141に連結され、前記両支持部材16
1,163の前部がエンジンケース155の後部に連結
されているので、クランクシャフト45を支承するエン
ジンケース155でペダルシャフト58を回転自在に支
承するとともに、エンジンケース155が後輪WRを支
持する部材の一部としても機能するので、部品点数をよ
り一層低減することができる。
【0102】またエンジンケース155を含むエンジン
本体153が、車体フレーム141に剛性的に固着され
ており、一対のバランサ54,54が、クランクシャフ
ト45の回転に連動して該クランクシャフト45と平行
な軸線まわりに回転することを可能としてエンジンケー
ス155内に収納されているので、バランサ54,54
によりエンジン151の振動が抑制されることになり、
エンジン本体153が車体フレーム141に剛性的に固
着されていても車体フレーム141のエンジン振動に起
因した振動を低減することができ、またエンジン本体1
53の車体フレーム141への剛性的な固着により、エ
ンジン本体153が備えるエンジンケース155に支承
されたペダルシャフト58の両端のクランクペダル30
…を踏み込む際の剛性感を確保することができるととも
に、防振構造が不要となることで車体フレーム141へ
のエンジン本体153の支持構造をコンパクト化するこ
とができる。
【0103】しかも両バランサ54,54が備えるバラ
ンスウエイト54a,54aは、クランクシャフト45
の軸線と平行な方向から見て両クランクウエイト45
a,45aに一部が重なるようにして両クランクウエイ
ト45a,45a間に配置されるので、バランサ54,
54を有するにもかかわらず、クランクシャフト45の
軸線に沿う方向でのエンジンケース155の幅を小さく
設定することを可能としてエンジン151の大型化を防
止することができる。
【0104】また前記両バランサ54,54は、エンジ
ン本体153が備えるシリンダボア37の軸線Cに沿う
方向から見てクランクシャフト45の両側に、該クラン
クシャフト45の一直径線延長上に回転軸線を有するよ
うにして配置されるものであり、一対のバランサ54,
54を、一対のクランクウエイト45a,45a間にコ
ンパクトに配置することができる。
【0105】しかもクランクシャフト45およびペダル
シャフト58が、それらのシャフト45.58の軸線を
結ぶ直線Lに対してシリンダボア37の軸線Cが斜めに
交差する位置で並列配置されるので、シリンダボア37
の軸線方向から見てクランクシャフト45の両側に一対
のバランサ54,54が配置されるにもかかわらず、ク
ランクシャフト45およびペダルシャフト58を極力近
接させることを可能とし、エンジンケース155の小型
化を図ることができる。
【0106】またエンジンケース155と別体であるホ
ルダ50でクランクシャフト45およびバランサ54,
54が支承されるので、バランサマスの集中化を図ると
ともにホルダ50の剛性を高めることを容易としてバラ
ンサ54,54による防振効果を高めてエンジンケース
155への振動伝達を一層抑制することができ、その結
果、車体フレーム141およびペダルシャフト58への
振動伝達をより一層低減することができ、またホルダ5
0で剛性を確保することでエンジンケース155の軽量
化を図ることができる。
【0107】ペダルシャフト58の軸線は、シートポス
ト144の下方側への仮想延長線上に配置されており、
そのペダルシャフト58の後方側にクランクシャフト4
5が配置されるようにして車体フレーム141に支持さ
れるエンジン151のシリンダ部154aが、シートポ
スト144の後方側で該シートポスト144に沿って配
置されている。したがってペダルシャフト58の両端の
クランクペダル30…の回転に必要なスペースを避ける
ようにしてエンジン151の吸気系および排気系を配置
することが可能である。
【0108】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0109】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、排気管長を容易に確保してエンジンの性能を高める
ことができ、排気管を、エンジン、後輪、ペダル側動力
伝達部材およびエンジン側動力伝達部材で前、後および
左、右を囲むようにして、専用のプロテクタ等を不要と
し、部品点数を低減することができる。
【0110】また請求項2記載の発明によれば、排気管
長を容易に確保してエンジンの性能を高めることがで
き、排気管を、エンジン、後輪および一対の支持部材で
前、後および左、右を囲むようにして、専用のプロテク
タ等を不要とし、部品点数を低減することができる。
【0111】さらに請求項3記載の発明によれば、クラ
ンクシャフトを支承するエンジンケースでペダルシャフ
トを回転自在に支承するとともに、エンジンケースが後
輪を支持する部材の一部としても機能するので、部品点
数をより一層低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のペダル付き自動二輪車の縦断側面
図である。
【図2】図1の2−2線に沿うエンジンの断面図であ
る。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】図3の4−4線断面図である。
【図5】図1の5−5線拡大断面図である。
【図6】車体フレームの一部を拡大して示す縦断面図で
ある。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線断面図である。
【図10】図6の10−10線断面図である。
【図11】本発明の第2実施例のペダル付き自動二輪車
の側面図である。
【図12】図11の要部拡大縦断側面図である。
【図13】図12の13−13線断面図である。
【図14】図13の要部拡大図である。
【図15】図14の15−15線断面図である。
【符号の説明】
21,141・・・車体フレーム 22,142・・・ヘッドパイプ 23,143・・・メインフレーム 24,144・・・シートポスト 27,146・・・操向ハンドル 28,147・・・シート 30・・・クランクペダル 31,151・・・エンジン 34a,154a・・・シリンダ部 45・・・クランクシャフト 58・・・ペダルシャフト 75・・・エンジン側動力伝達部材としてのベルト 78・・・車軸 83・・・ペダル側動力伝達部材としてのチェーン 125,188・・・排気管 126,189・・・マフラー 155・・・エンジンケース 161,163・・・支持部材 WR・・・後輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向ハンドル(27)を支承するヘッド
    パイプ(22)を前端に有するメインフレーム(23)
    ならびにシート(28)を支持するようにしてメインレ
    ーム(23)の後部から上方に延設されるシートポスト
    (24)を有する車体フレーム(21)と、両端に設け
    られたクランクペダル(30)から入力される踏力を後
    輪(WR)に伝達可能なペダルシャフト(58)と、該
    ペダルシャフト(58)と平行な軸線まわりに回転して
    前記後輪(WR)に回転動力を伝達可能なクランクシャ
    フト(45)を有するエンジン(31)とを備えるペダ
    ル付き自動二輪車において、前記ペダルシャフト(5
    8)の後方側に前記クランクシャフト(45)が配置さ
    れるようにして前記車体フレーム(21)に支持される
    エンジン(31)のシリンダ部(34a)が、前記車体
    フレーム(21)のシートポスト(24)および後輪
    (WR)間で後上がりに傾斜して配置され、エンジン
    (31)からの排気ガスを導く排気管(125)が、該
    エンジン(31)および後輪(WR)間で該後輪(W
    R)に沿って下方に延びてマフラー(126)に接続さ
    れ、前記クランクシャフト(45)の回転動力を後輪
    (WR)の車軸(78)に伝達するエンジン側動力伝達
    部材(75)と、前記ペダルシャフト(58)の回転動
    力を前記車軸(78)に伝達するペダル側動力伝達部材
    (83)とが、前記排気管(125)の左右に振り分け
    配置されることを特徴とするペダル付き自動二輪車。
  2. 【請求項2】 操向ハンドル(146)を支承するヘッ
    ドパイプ(142)を前端に有するメインフレーム(1
    43)ならびにシート(147)を支持するようにして
    メインレーム(143)の後部から上方に延設されるシ
    ートポスト(144)を有する車体フレーム(141)
    と、両端に設けられたクランクペダル(30)から入力
    される踏力を後輪(WR)に伝達可能なペダルシャフト
    (58)と、該ペダルシャフト(58)と平行な軸線ま
    わりに回転して前記後輪(WR)に回転動力を伝達可能
    なクランクシャフト(45)を有するエンジン(15
    1)とを備えるペダル付き自動二輪車において、前記ペ
    ダルシャフト(58)の後方側に前記クランクシャフト
    (45)が配置されるようにして前記車体フレーム(1
    41)に支持されるエンジン(151)のシリンダ部
    (154a)が、前記車体フレーム(141)のシート
    ポスト(144)および後輪(WR)間で後上がりに傾
    斜して配置され、エンジン(151)からの排気ガスを
    導く排気管(188)が、該エンジン(151)および
    後輪(WR)間で該後輪(WR)に沿って下方に延びて
    マフラー(189)に接続され、前記エンジン(15
    1)のエンジンケース(155)に連結されて前記排気
    管(188)の左右に配置される一対の支持部材(16
    1,163)の後部に後輪(WR)の車軸(78)が回
    転自在に支承されることを特徴とするペダル付き自動二
    輪車。
  3. 【請求項3】 前記クランクシャフト(45)および前
    記ペダルシャフト(58)を共通に支承して車体フレー
    ム(141)の前後方向に長く形成される前記エンジン
    ケース(155)の前端が、車体フレーム(141)に
    連結され、前記両支持部材(161,163)の前部が
    エンジンケース(155)の後部に連結されることを特
    徴とする請求項2記載のペダル付き自動二輪車。
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