JP2002200932A - 車両の駆動力制御装置 - Google Patents

車両の駆動力制御装置

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JP2002200932A
JP2002200932A JP2000401670A JP2000401670A JP2002200932A JP 2002200932 A JP2002200932 A JP 2002200932A JP 2000401670 A JP2000401670 A JP 2000401670A JP 2000401670 A JP2000401670 A JP 2000401670A JP 2002200932 A JP2002200932 A JP 2002200932A
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の駆動輪の一部を内燃機関で、残りを電動
機で駆動する場合に、加速性能を向上させながらエネル
ギー消費を抑制する。 【解決手段】前輪1FL、1FRをエンジン2で駆動
し、後輪1RL、1RRを直流モータ4で電磁クラッチ
11を介して駆動し、直流モータ4は発電機7で発電し
た電力で駆動される。電磁クラッチ11は、アクセルペ
ダル14が操作されていないときには非締結状態にあ
り、アクセルペダルが操作されたときに締結状態となる
と共に、直流モータ4のモータ出力トルクに連動して、
その増加量に応じてクラッチ伝達トルクが制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の複数の駆動
輪を2つのグループに分割し、一方のグループが内燃機
関(エンジン)によって駆動され、他方のグループが電
動機によって駆動される車両の駆動力制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前後輪の一方をエンジンで駆動し他方を
電動機で駆動する車両の駆動力制御装置としては、例え
ば特開平11−243608号公報(以下、単に従来例
と称す)に記載されているものがある。この従来例に
は、前輪をエンジンで駆動し、後輪をモータで駆動する
と共に、前輪速度VFと後輪速度VRとの速度差が所定
値ΔVS以上になったときに後輪の駆動指令をモータに
出力し、このとき、車軸の回転速度VRと各加速度dV
Rとに基づいて車軸速度VRのその後の変化を予測する
方程式を演算し、この予測方程式とモータの速度立上が
り特性とからモータ回転速度VmがVRに相当する速度
に等しくなるまでに係る時間tを演算し、モータをtの
間空転し、t経過後にモータの通電を一時停止した状態
でクラッチをオンし、その後モータを再起動して出力ト
ルクを徐々に立上げるようにした車両用電動式駆動装置
が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、モータを前輪速度VFと後輪速度VR
との速度差が所定値ΔVS以上になったときに駆動する
ようにしているので、トルクの発生によるショックを解
消するために、電動機回転速度を駆動輪速度に一致させ
た状態で、一時モータの通電を停止し、クラッチをオン
してからモータ通電を開始して徐々にモータトルクを上
昇するようにしている。ところが、4輪駆動車等では、
発進時にトルク応答性を速くして、車輪空転時間を短く
することが重要であり、従来例のようにクラッチ制御指
令とモータトルク指令とが同時に指令された場合、クラ
ッチの実トルク遅れを考慮してモータトルク指令を実行
しないと、クラッチが滑ってしまい、動力損失が生じる
と共にクラッチ寿命が短くなるという未解決の課題があ
る。
【0004】この未解決の課題を解決するために、クラ
ッチが確実にオンしてからモータトルクを発生させるこ
とが考えられるが、この場合には発進加速性が鈍くなる
という新たな未解決の課題がある。そこで、本発明は、
上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであ
り、クラッチ滑りを防止しながら発進加速性を良好に維
持しながらクラッチ滑りを防止し、さらに駆動力制御系
の消費電力を抑制することができる車両の駆動力制御装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る車両の駆動力制御装置は、車両に配
設された前後方向における複数の駆動輪の一部を構成す
る主駆動輪を内燃機関又は主電動機によって駆動し、残
りの従駆動輪を従電動機で駆動するようにした車両の駆
動力制御装置において、前記従電動機を駆動制御する従
電動機制御手段と、前記従電動機と従駆動輪との間に介
挿した伝達トルクを入力されるクラッチ伝達トルク指令
に応じて断続可能なクラッチ手段と、前記従電動機によ
る従駆動輪の駆動要否を判断する従電動機駆動要否判断
手段と、前記従電動機駆動要否判断手段の判断結果が従
駆動輪の駆動要であるときに前記クラッチ手段を接続状
態に制御するクラッチ伝達トルク指令を出力するクラッ
チ制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0006】また、請求項2に係る車両の駆動力制御装
置は、請求項1に係る発明において、前記従電動機駆動
要否判断手段は、アクセル踏込操作が行われているとき
に駆動要と判断するように構成されていることを特徴と
している。さらに、請求項3に係る車両の駆動力制御装
置は、請求項1又は2に係る発明において、前記クラッ
チ制御手段は、クラッチ手段の接続時に従電動機出力ト
ルク制御指令に連動すると共に、当該従電動機出力トル
ク制御指令に応じたクラッチ伝達トルク指令をクラッチ
手段に出力するように構成されていることを特徴として
いる。
【0007】さらにまた、請求項4に係る車両の駆動力
制御装置は、請求項1乃至3の何れかの発明において、
前記クラッチ制御手段は、前記従電動機制御手段の通電
制御系から供給される電力によってクラッチ手段の接続
制御を行うように構成されていることを特徴としてい
る。なおさらに、請求項5に係る車両の駆動力制御装置
は、請求項1又は2の発明において、前記従電動機制御
手段は、前記クラッチ制御手段のクラッチ伝達トルク指
令に連動すると共に、当該クラッチ伝達トルク指令に応
じて従電動機出力トルクを制御するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項6に係る車両の駆動力制御装
置は、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記従
電動機制御手段は、クラッチ手段の接続制御中に当該ク
ラッチ手段の入力側及び出力側の回転数ずれに基づいて
クラッチ滑りを検出するクラッチ滑り検出手段を備え、
前記クラッチ滑り検出手段でクラッチ滑りを検出したと
きに、従電動機出力トルクを低減方向に補正するよう構
成されていることを特徴としている。
【0009】さらに、請求項7に係る車両の駆動力制御
装置は、請求項6に係る発明において、前記従電動機出
力トルクの低減方向への補正は、クラッチ滑り検出手段
でクラッチ滑りを検出しなくなるまで継続することを特
徴としている。さらにまた、請求項8に係る車両の駆動
力制御装置は、請求項6に係る発明において、前記従電
動機出力トルクの低減方向への補正は、徐々に従電動機
出力トルクを低減させることにより行うことを特徴とし
ている。
【0010】なおさらに、請求項9に係る車両の駆動力
制御装置は、請求項1乃至7の何れかに係る発明におい
て、前記クラッチ滑り検出手段は、従電動機の回転速度
を検出する従電動機回転速度検出手段と、従駆動輪の回
転速度を検出する従駆動輪回転速度検出手段を有し、前
記従電動機回転速度検出手段及び従駆動輪回転速度検出
手段で検出した回転速度差からクラッチ滑りを検出する
ように構成されていることを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、従電動機
駆動要否判断手段で、従電動機の駆動要否を判断し、そ
の判断結果が駆動要であるときにクラッチ制御手段でク
ラッチ手段を接続状態に制御するので、クラッチ手段の
接続に必要なエネルギーを無駄に消費することがないの
で、車両のエネルギー効率を向上させることができ、特
に従電動機を内燃機関の回転力を利用した発電電力を使
用してバッテリレスで駆動する場合に、余分な発電を抑
制して内燃機関の負荷を軽減して、燃費を向上させるこ
とができるという効果が得られる。
【0012】また、請求項2に係る発明によれば、アク
セル操作が行われているときに駆動要と判断するので、
車両停止時の従電動機駆動力不要時にクラッチ手段の接
続に必要なエネルギーを無駄に消費することを防止する
ことができるという効果が得られる。さらに、請求項3
に係る発明によれば、従電動機に対する電動機出力トル
ク制御指令に連動すると共に、電動機出力トルク制御指
令に応じてクラッチ伝達トルク指令値を制御するので、
クラッチ接続待ちのタイムラグを生じることがなく、車
両加速性能を向上させることができると共に、クラッチ
手段の接続ための無駄なエネルギー消費を抑制すること
ができるという効果が得られる。
【0013】さらにまた、請求項4に係る発明によれ
ば、クラッチ制御手段でクラッチ手段を接続制御するた
めの電力を従電動機制御手段の従電動機に対する通電制
御系から供給するようにしたので、クラッチ伝達トルク
制御用に特別な制御装置を設けることなく従電動機出力
トルクに連動したクラッチ手段の接続制御が可能となる
という効果が得られる。
【0014】なおさらに、請求項5に係る発明によれ
ば、従電動機出力トルク指令をクラッチ伝達トルク指令
に応じて制御するようにしたので、クラッチ手段が完全
に接続されるまで待つことなく、従電動機出力トルクを
増加できるので、クラッチ手段の接続待ちのタイムラグ
を生じることなく車両の加速性能を向上させることがで
きるという効果が得られる。
【0015】また、請求項6に係る発明によれば、クラ
ッチ滑り検出手段でクラッチ手段の滑り状態を検出し、
クラッチ手段の滑りを解消するように従電動機出力トル
クを低減方向に補正するので、従電動機による従駆動輪
の駆動を継続しながらクラッチ手段の滑りを抑制又は解
消してクラッチ手段を長寿命化することができるという
効果が得られる。
【0016】さらに、請求項7に係る発明によれば、ク
ラッチ手段で発生した滑りがなくなるまで従電動機出力
トルクを低減するので、クラッチ手段での滑りを確実に
防止して、クラッチ手段を長寿命化することができると
いう効果が得られる。さらにまた、請求項8に係る発明
によれば、クラッチ手段の滑りを解消するための従電動
機出力トルクの低減を徐々に行うようにしたので、従電
動機出力トルクの低減時に急激なトルク変動を伴うこと
がなく、振動・ショックの発生を確実に防止することが
できるという効果が得られる。
【0017】なおさらに、請求項9に係る発明によれ
ば、従電動機出力回転速度と駆動輪回転速度とに基づい
てクラッチ手段の入力側及び出力側の回転速度を検出す
るので、クラッチ滑りを正確に検出することができると
いう効果が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
ついて説明する。図1は本発明を4輪駆動車に適用した
場合の第1の実施形態を示す概略構成図であり、主駆動
輪としての左右前輪1FL、1FRが内燃機関であるエ
ンジン2によって駆動され、従駆動輪としての左右後輪
1RL、1RRが従電動機である直流モータ4によって
駆動される。
【0019】エンジン2の出力トルクTeは、トランス
ミッション及びディファレンシャルギア5を介して左右
前輪1FL、1FRに伝達される。また、エンジン2の
出力トルクTeの一部は、無端ベルト6を介して発電機
7に伝達される。この発電機7は、エンジン2の回転数
Neにプーリ比を乗じた回転数Nhで回転し、4WDコ
ントローラ8によって調整される界磁電流Ifgに応じ
て、エンジン2に対し負荷となり、その負荷トルクに応
じた電圧を発電する。この発電機7が発電した電力は、
ジャンクションボックス9を介して直流モータ4に供給
される。直流モータ4の出力軸は、減速機10、クラッ
チ手段としての電磁クラッチ11及びデファレンシャル
ギヤ12に連結され、ディファレンシャルギヤ12の左
右出力側が夫々駆動軸13L及び13Rを介して左右後
輪1RL及び1RRに連結されている。
【0020】また、アクセルペダル14の踏込量を検出
するアクセルストロークセンサ15が設けられ、このア
クセルストロークセンサ15で検出したアクセル踏込量
ASを4WDコントローラ8に出力する。また、各車輪
1FL〜1RRの夫々には、車輪速を検出する車輪速セ
ンサ16FL〜16RRが設けられ、これら車輪速セン
サ16FL〜16RRで検出した車輪速VwFL〜VwRR
を4WDコントローラ8に出力する。さらに、トランス
ミッションのシフト位置を検出するシフト位置センサ1
7が設けられ、このシフト位置センサ17で検出したシ
フト位置を4WDコントローラ8に入力する。さらにま
た、運転席近傍に4輪駆動状態とするか否かを選択する
4WDスイッチ18が設けられ、この4WDスイッチ1
8のスイッチ信号を4WDコントローラ8に入力する。
【0021】さらに、発電機7は、図2に示すように、
デルタ結線された3相のステータコイルSCと、フィー
ルドコイルFCとを有し、ステータコイルSCの各接続
点がダイオードで構成される整流回路19に接続され
て、この整流回路19から直流電圧Vが出力される。ま
た、フィールドコイルFCは、その一端がダイオードD
1を逆方向に介して所定電圧(例えば12ボルト)のバ
ッテリ20に接続された4WDリレー21の出力側に接
続され、他端が電圧調整器(レギュレータ)22を介し
て接地されている。4WDリレー21はそのリレーコイ
ルの一端がバッテリ20にイグニッションスイッチ23
を介して接続されたイグニッションリレー24の出力側
に接続され、他端が4WDコントローラ8に接続されて
いる。
【0022】そして、発電機7は、4WDコントローラ
8によってフィールドコイルFCに対する界磁電流If
gを調整することで、エンジン2に対する発電負荷トル
クTh及び発電する電圧Vが制御される。電圧調整器2
2は、4WDコントローラ8からパルス幅変調(PW
M)した発電機制御指令(界磁電流値)C1を入力し、
その発電機制御指令C1に応じた値に発電機7の界磁電
流Ifgを調整する。
【0023】また、ジャンクションボックス9内にはモ
ータリレー25及び電流センサ26が直列に接続されて
設けられ、このモータリレー25は、4WDコントロー
ラ8からの指令によって直流モータ4に供給する電力の
断続を行う。また、電流センサ26は、発電機7から直
流モータ4に供給される電機子電流Iaを検出し、検出
した電機子電流Iaを4WDコントローラ8に出力す
る。また、直流モータ4に供給されるモータ電圧Vmが
4WDコントローラ8で検出される。
【0024】さらに、直流モータ4は、4WDコントロ
ーラ8からのモータ出力トルク指令としてのパルス幅変
調した界磁制御指令によって界磁電流Ifmが制御さ
れ、その界磁電流Ifmの調整によって駆動トルクTm
が調整される。この直流モータ4の温度がサーミスタ2
7で検出され、その温度検出値が4WDコントローラ8
に入力されると共に、直流モータ4の出力軸の回転数N
mがモータ用回転数センサ28で検出され、その回転数
Nmが4WDコントローラ8に入力される。
【0025】また、電磁クラッチ11は、その励磁コイ
ル11aの一端が前記4WDリレー21の出力側に接続
され、他の一端が4WDコントローラ8に接続され、こ
の4WDコントローラ8内でスイッチング素子としての
スイッチングトランジスタ29を介して接地されてい
る。そして、このトランジスタ29のベースに供給する
パルス幅変調したクラッチ制御指令CLによって励磁コ
イル11aの通電電流が制御され、これによって直流モ
ータ4から駆動輪1RL,1RRに伝達されるトルク伝
達力が制御される。
【0026】4WDコントローラ8は、図3に示すよう
に、4WDリレー制御部8A、モータリレー制御部8
B、直流モータ4、発電機7及び電磁クラッチ11を制
御する駆動輪トルク制御部8Cを備えている。4WDリ
レー制御部8Aは、4WDスイッチ18のスイッチ信号
が4輪駆動を選択するオン状態であり、且つシフト位置
センサ17で検出したトランスミッションのシフト位置
がドライブレンジ、2レンジ及び1レンジの何れかであ
るオン条件を満足したときに4WDリレー21のリレー
コイルを通電状態として、4WDリレー21をオン状態
に制御し、上記オン条件を満足しないときにリレーコイ
ルを非通電状態として、4WDリレー21をオフ状態に
制御する。
【0027】モータリレー制御部8Bは、電流センサ2
6で検出した直流モータ4への電機子電流Ia、サーミ
スタ27で検出するモータ温度に基づいて、電機子電流
Iaが設定値以下で且つモータ温度が設定以下であると
きには正常状態であると判断して直流モータ4への通電
を行うが、電機子電流Imが過電流状態となったとき及
びモータ温度が過熱状態となったときに発電機7から直
流モータ4への電力供給をモータリレー25によって遮
断する。
【0028】駆動輪トルク制御部8Cは、図4に示す駆
動輪トルク制御処理を実行する。この駆動輪トルク制御
処理は、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割
込処理として実行され、先ず、ステップS1でアクセル
ストロークセンサ15で検出したアクセル踏込量ASを
読込み、次いでステップS2に移行して、アクセルペダ
ル14が操作されているか否かを判定する。この判定
は、アクセル踏込量ASが零近傍の所定値ASs以上で
あるか否かによって判定し、AS<ASsであるときに
は、アクセル踏込量ASが微小値以下であって、アクセ
ルペダル14が操作されていないものと判断してステッ
プS3に移行する。
【0029】このステップS3では、発電機7に対する
発電機電圧目標値Vt、直流モータ4のフィールドコイ
ルに対する界磁制御電流Ifm′及び電磁クラッチ11
に対するクラッチ目標トルクTCLを夫々“0”に設定し
てから後述するステップS11に移行する。一方、前記
ステップS2の判定結果がAS≧ASsであるときに
は、アクセルペダル14が踏込まれて、アクセル操作が
行われているものと判断してステップS4に移行し、ア
クセル踏込量ASをもとに図4中に示すモータトルク算
出用マップを参照して、モータ出力トルクTmを算出す
る。ここで、モータトルク算出用マップは、横軸にアク
セル踏込量ASをとり、縦軸にモータ出力トルクTmを
とり、アクセル踏込量ASが“0”から所定値ASsま
での間ではモータ出力トルクTmが“0”となり、アク
セル踏込量ASが所定値ASsから増加すると、アクセ
ル踏込量ASの増加に応じてモータ出力トルクTmが増
加し、アクセル踏込量ASが比較的大きな設定値ASb
を超えるとアクセル踏込量ASの増加にもかかわらずモ
ータ出力トルクTmが最大値TmMAX に制限されるよう
に特性線L1が設定されている。
【0030】次いで、ステップS5に移行して、モータ
回転数Nmをもとに図4中に示すモータ界磁電流目標値
算出用マップを参照してモータ界磁電流目標値Ifmt
を算出する。ここで、モータ界磁電流目標値算出用マッ
プは、横軸にモータ回転数Nmをとり、縦軸にモータ界
磁電流目標値Ifmtをとり、モータ回転数Nmが
“0”から増加して第1の設定値N1までの間ではモー
タ界磁電流目標値Ifmtが予め設定した最大電流値I
MAX を維持し、モータ回転数Nmが第1の選定値N1を
超えて増加すると、これに応じてモータ界磁電流目標値
Ifmtが比較的大きな傾きで減少し、モータ回転数N
mが第1の設定値N1より大きな第2の設定値N2から
この第2の設定値N2より大きい第3の設定値N3まで
の間はモータ界磁電流目標値Ifmtが最大電流IMAX
の半分程度の電流値IL を維持し、モータ回転数Nmが
第3の設定値N3を超えて増加すると、これに応じてモ
ータ界磁電流目標値Ifmtが比較的大きな傾きで減少
するように特性線L2が設定されている。
【0031】次いで、ステップS6に移行して、モータ
回転数Nmと、モータ界磁電流目標値Ifmtとをもと
に図4中に示したモータ誘起電圧算出用マップを参照し
てモータ誘起電圧Eを算出する。ここで、モータ誘起電
圧算出用マップは、モータ界磁電流目標値Ifmtをパ
ラメータとして横軸にモータ回転数Nmをとり、縦軸に
モータ誘起電圧Eをとり、モータ回転数Nmが増加する
ことにより、モータ誘起電圧Eが非線形に増加し、モー
タ界磁電流目標値Ifmtが増加するによってもモータ
誘起電圧Eが増加するように設定されている。
【0032】次いで、ステップS7に移行して、前記ス
テップS4で算出したモータ出力トルクTmと、前記ス
テップS5で算出したモータ界磁電流目標値Ifmtと
をもとに予め設定した電機子電流目標値マップを参照し
て直流モータ4に対する電機子電流目標値Iatを算出
する。ここで、電機子電流目標値マップは、図示しない
が、モータ出力トルクTmが“0”であるときにはモー
タ界磁電流目標値Ifmtの値にかかわらず電機子電流
目標値Iatが“0”となり、この状態からモータ出力
トルクTmが増加するに応じて電機子電流目標値Iat
が増加すると共に、モータ界磁電流目標値Ifmtが増
加するに応じて電機子電流目標値Iatが減少し、モー
タ出力トルクが大きな値となると、モータ界磁電流目標
値Ifmtが小さい方から順次に電機子電流目標値Ia
tが“0”に設定されるように構成されている。
【0033】次いで、ステップS8に移行して、電流セ
ンサ25で検出した電機子電流Iaを読込み、次いでス
テップS9に移行して、電機子電流目標値Iat及び電
機子電流Iaに基づいてPID演算を行って、電機子制
御電流Ia′を算出し、この電機子制御電流Ia′とモ
ータ誘起電圧Eとに基づいて下記(1)式の演算を行う
ことにより、発電機7に対する電圧目標値Vtを算出す
る。
【0034】 Vt=Ia′×R+E …………(1) ここで、Rは電線の抵抗及び直流モータ4のコイルの抵
抗である。次いで、ステップS10に移行して、前記ス
テップS5で算出したモータ界磁電流目標値Ifmtと
現在のモータ界磁電流Ifmとに基づいてPID制御演
算を行ってモータ界磁制御電流Ifm′を算出する。
【0035】次いで、ステップS11に移行して、モー
タ出力トルクTmに基づいて下記(2)式の演算を行っ
て電磁クラッチ11に対するクラッチ伝達トルクTCL
算出する。 TCL=Tm×KDEF ×KTM +TCL0 …………(2) ここで、KDEF はディファレンシャルギヤ12での減速
比、KTM はクラッチトルクマージン、TCL0 はクラッ
チイニシャルトルクである。
【0036】次いで、ステップS12に移行してクラッ
チ伝達トルクTCLが予め設定した例えばクラッチイニシ
ャルトルクTCL0 に相当する設定値TS1を超えているか
否かを判定し、TCL>TS1であるときにはステップS1
3に移行して、クラッチ電流指令値ICLとして比較的大
きな値の電流設定値ISUを設定してからステップS17
に移行し、TCL≦TS1であるときにはステップS14に
移行して、クラッチ伝達トルクTCLが“0”より大きい
か否かを判定し、TCL>0であるときにはステップS1
5に移行して、クラッチ電流指令値ICLとして電流設定
値ISUの1/5程度の比較的小さい設定電流ISLを設定
してから後述するステップS17に移行し、TCL=0で
あるときにはステップS16に移行して、クラッチ電流
指令値I CLとして“0”を設定してからステップS17
に移行する。
【0037】ステップS17では、ステップS13、S
15及びS16の何れかで設定されたクラッチ電流指令
値ICLをパルス幅変調(PWM)して設定電流値に応じ
たデューティ比のクラッチ電流制御出力CLを算出す
る。次いで、ステップS18に移行して、発電機7に対
する電圧目標値Vtをパルス幅変調して電圧目標値Vt
に応じたディーティ比の発電機制御出力C1を算出し、
次いで、ステップS19に移行して、直流モータ4に対
するモータ界磁制御電流Ifm′をパルス幅変調して制
御電流Ifm′に応じたデューティ比のモータ界磁制御
出力MFを算出する。
【0038】次いで、ステップS20に移行して、ステ
ップS17〜S19で設定したデューティ比のクラッチ
電流制御出力CL、発電機制御出力C1及びモータ界磁
制御出力MFを夫々電磁クラッチ11を制御するスイッ
チングトランジスタ29、発電機7の電圧調整器22及
び直流モータ4のフィールドコイルに出力してからタイ
マ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰す
る。
【0039】この図4の処理において、ステップS2の
処理及びアクセルストロークセンサ15が従電動機駆動
要否判断手段に対応し、ステップS11〜S17の処理
がクラッチ制御手段に対応している。次に、上記第1の
実施形態の動作を図5に示すタイムチャートを伴って説
明する。
【0040】今、自動変速機のセレクトレバーをパーキ
ング(P)レンジとし、アクセルペダル14を解放した
状態で、イグニッションスイッチ23をオン状態とする
ことにより、エンジン2を始動させた状態で車両が停止
しているものとする。この停止状態で、4WDスイッチ
18を図5(a)に示すように時点t1でオン状態とす
ると、この時点t1では、図5(c)に示すようにセレ
クトレバーがパーキングレンジにあるため、4WDリレ
ー制御部8Bでは4WDリレー21をオフ状態に制御
し、4WDコントローラ8へのパワー系電源の入力が停
止されていると共に、バッテリ20からの発電機7のフ
ィールドコイルFC、ジャンクションボックス10のモ
ータリレー25、電磁クラッチ11のクラッチコイル1
1aへの電力供給が停止されている。
【0041】この停止状態から時点t2でセレクトレバ
ーをパーキングレンジからRレンジ及びNレンジを経て
ドライブ(D)レンジに移動させ、時点t3でドライブ
レンジを選択してから0.05秒程度の所定時間が経過
した時点t4で4WDリレー制御部8Bによって4WD
リレー21が図5(b)に示すようにオン状態に制御さ
れる。
【0042】この状態では、アクセルペダル14が図5
(g)に示すように解放状態を継続しているため、図4
の処理が実行されても、ステップS2からステップS3
に移行して、発電機7に対する電圧目標値Vt、直流モ
ータ4に対するモータ界磁制御電流Ifm′及びクラッ
チ伝達トルクTCLが夫々“0”に設定されることによ
り、発電機制御出力C1、モータ界磁出力MF及びクラ
ッチ制御出力CLが図5(d)、(e)(f)に示すよ
うにオフ状態を維持する。
【0043】その後、時点t5でアクセルペダル14を
踏込むことにより、アクセルストロークセンサ15から
アクセル踏込量が出力されると、図4の処理において、
ステップS2でアクセル操作状態であっと判断されてス
テップS4に移行することにより、アクセル踏込量AS
に応じたモータ出力トルクTmが算出される。次いで、
ステップS5、S6及びS7でモータ界磁電流目標値I
fmt、モータ誘起電圧E及び界磁電流目標値Iatを
算出し、次いでステップS9で発電機7に対する電圧目
標値Vtを算出すると共に、ステップS10でモータ界
磁電流目標値Ifmtと電流センサ26で検出した実際
のモータ界磁電流Iaとに基づいてPID演算処理を行
ってモータ界磁制御電流Ifm′を算出し、さらに、ス
テップS11でモータ出力トルクTmに基づいて前記
(1)式の演算を行って、クラッチ伝達トルクTCLを算
出する。
【0044】このとき、アクセルペダル14のアクセル
踏込量ASが設定値ASsに達するまでの間はモータ出
力トルクTmが“0”を維持するので、発電機7の電圧
目標値Vt、モータ界磁制御電流Ifm′は“0”を維
持するがクラッチ伝達トルクTCLについては前記(2)
式によってクラッチイニシャルトルクTCL0 分増加す
る。このため、ステップS12及びS14を経てステッ
プS15に移行して、クラッチ制御電流ICLが比較的小
さい設定電流ISLに設定され、このクラッチ制御電流I
CLがパルス幅変調されて、比較的小さなデューティ比の
クラッチ制御出力CLが図5(e)に示すようにスイッ
チングトランジスタ29に出力されることにより、電磁
クラッチ11のクラッチコイル11aにバッテリ20、
4WDリレー21を介して供給されることにより、電磁
クラッチ11が比較的小さい締結力で締結状態となる。
【0045】この状態では、発電機7の電圧目標値Vt
が“0”であるが、エンジン2が始動されて、発電機7
のロータが回転しているので、発電機7からロータに設
けられた永久磁石分に相当する出力電圧Vが図5(g)
に示すように発生しているが、モータ介し制御電流If
m′が“0”を維持することにより、直流モータ4は回
転停止状態を維持する。
【0046】その後、アクセル踏込量ASが設定値AS
sを超えると、アクセル踏込量ASが増加するにつれて
モータ出力トルクTmが徐々に増加すると共に、モータ
界磁電流目標値Ifmtは最大値IMAX に設定されてい
るので、直流モータ4の電機子電流目標値Iatが増加
し、発電機7に対する電圧目標値Vtが増加すると共
に、モータ界磁制御電流Ifm′が増加し、これによっ
て発電機7の出力電圧Vが増加すると共に、直流モータ
4の電機子電流Iaが増加して、直流モータ4で大きな
モータ出力トルクが発生される。
【0047】一方、クラッチ伝達トルクTCLはモータ出
力トルクTmが増加することにより、クラッチイニシャ
ルトルクTCL0 より大きな値となることにより、ステッ
プS12からステップS13に移行して、クラッチ制御
電流ICLとして大きな値の通常設定電流ISUが選定さ
れ、これがパルス幅変調されることにより、デューティ
比の大きなクラッチ制御出力CLがスイッチングトラン
ジスタ29に出力されることにより、電磁クラッチ11
のクラッチコイル11aに大きな電流が供給されてクラ
ッチ締結力が通常値となり、大きなクラッチ伝達トルク
となり、直流モータ4の出力トルクが減速機10、電磁
クランチ11及びディファレンシャルギヤ12を介し、
さらに駆動軸13L及び13Rを介して後輪1RL及び
1RRに伝達されて、これら後輪1RL及び1RRが回
転駆動される。
【0048】その後、モータ回転数Nmが第1の設定値
N1を超えると、これに応じてモータ界磁電流目標値I
fmtが減少し、さらに第2の設定値N2を超えると設
定値IL に設定されて、直流モータ4の誘起電圧Eを低
下させることで、直流モータ4に流れる電流を増加させ
て所要モータ出力トルクTmを得るようにする。この結
果、直流モータ4が高速回転になってもモータ誘起電圧
Eの上昇を抑えてモータ出力トルクの低下を抑制するた
め、所要のモータ出力トルクTmを得ることができる。
また、モータ界磁電流Ifmを直流モータ4の回転数N
mが所定の回転数N1未満と所定回転数N2以上との2
段階で制御することで、連続的な界磁電流制御に比べて
制御に必要な電子回路を安価に製造することができる。
【0049】その後、アクセルペダル14を解放する
と、図4の処理において、ステップS2からステップS
3に移行して、車両停止時と同様に、発電機7の電圧目
標値Vt、モータ界磁電流目標値Ifmt及びクラッチ
伝達トルクTCLが“0”に設定されることにより、発電
機7、直流モータ4及び電磁クラッチ11の駆動が停止
される。
【0050】このように、第1の実施形態によると、ア
クセルペダル14が踏込まれていない非操作状態では、
電磁クラッチ11のクラッチ制御出力CLが“0”に設
定されるので、この間の電磁クラッチ11による電力消
費をカットすることができると共に、アクセル踏込量A
Sに基づいてモータ出力トルクTmが設定され、このモ
ータ出力トルクTm及びモータ界磁電流目標値Ifmt
に基づいて電機子電流目標値Iatを算出し、この電機
子電流目標値Iatとモータ誘起電圧Eとに基づいて
(1)式の演算を行って発電機7の電圧目標値Vtを算
出すると共に、モータ出力トルクTmとクラッチイニシ
ャルトルクTCL0 とに基づいて前記(2)式の演算を行
ってクラッチ伝達トルクTCLを算出し、このクラッチ伝
達トルクT CLを発生するようにクラッチ制御出力CLを
2段階に制御するので、クラッチ接続待ちのタイムラグ
を生じることがなく、車両加速性能を向上させることが
できる。
【0051】次に、本発明の第2の実施形態を図6を伴
って説明する。この第2の実施形態では、電磁クラッチ
11のクラッチコイル11aにバッテリ20から4WD
リレー21を介して供給する場合に代えて、ジャンクシ
ョンボックス9から直流モータ4に供給する電力を電磁
クラッチ11に供給するようにしたものである。
【0052】すなわち、第2の実施形態では、図6に示
すように、電磁クラッチ11のクラッチコイル11aの
一端がジャンクションボックス9及び直流モータ4間の
接続線に接続されていることを除いては、前述した第1
の実施形態において、図2と同様の構成を有し、図2と
の対応部分には同一符号を付し、その詳細説明はこれを
省略する。
【0053】この第2の実施形態によると、アクセルペ
ダル14を踏込んで、図4の処理において、ステップS
2からステップS4に移行することにより、モータ出力
トルクTmの増加に応じて電機子電流Iaが増加する
と、これに応じて電磁クラッチ11のクラッチコイル1
1aに供給されるクラッチ電流ICLも増加することにな
り、このクラッチ電流ICLをクラッチ制御出力CLで制
御することにより、直流モータのモータ出力トルクの増
加に確実に連動したクラッチ電流ICLを発生させること
ができ、クラッチ接続待ちのタイムラグを生じることが
なく、車両加速性能を向上させることができる。
【0054】なお、上記第2の実施形態においては、直
流モータ4に入力する電力を電磁クラッチ11に供給す
るようにした場合について説明したが、これに限定され
るものではなく、直流モータに供給する電力を検出し
て、この検出電力に基づいて4WDリレー21を介して
電磁クラッチ11のクラッチコイル11aに供給する電
力を制御するようにしてもよい。
【0055】次に、本発明の第3の実施形態を図7〜図
9を伴って説明する。この第3の実施形態は、電磁クラ
ッチ11の滑りを検出して、クラッチ滑りを解消するよ
うにモータ出力トルクを制御するようにしたものであ
る。すなわち、第3の実施形態では、4WDコントロー
ラ8で前述した第1の実施形態における図4の処理が、
図7に示すように、ステップS3の処理の次にモータ出
力トルク減少制御状態であるか否かを表す制御フラグF
1をモータ出力トルク減少補正状態ではないことを表す
“0”にリセットするステップS21が追加され、且つ
ステップS4で、図8に示すモータトルク演算処理を実
行することを除いては図4と同様の処理を行い、図4と
の対応処理には同一ステップ番号を付し、その詳細説明
はこれを省略する。
【0056】モータトルク演算処理は、先ず、ステップ
S31で、前述した図4のステップS4と同様にアクセ
ル踏込量ASをもとにモータ出力トルク算出マップを参
照してモータ出力トルクTaを算出し、次いでステップ
S32に移行して、車輪速センサ16RL〜16RRで
検出した車輪回転数即ちクラッチの出力側回転数Nwを
読込み、次いでステップS33に移行して、モータ用回
転数センサ28で検出した直流モータ4の回転数Nmを
読込み、所定の減速比で換算し、クラッチの入力側回転
数Nm′を算出してからステップS34に移行する。
【0057】このステップS34では、クラッチの入力
側回転数Nm′からクラッチの出力側回転数Nwを減算
して電磁クラッチ11のクラッチ滑り量ΔN(=Nm′
−Nw)を算出し、次いでステップS35に移行して、
モータ出力トルク減少制御状態であるか否かを表す制御
フラグF1がモータ出力トルク減少補正状態を表す
“1”にセットされているか否かを判定し、これが
“1”にセットされているときには後述するステップS
43にジャンプし、制御フラグF1が“0”にリセット
されているときにはモータ出力トルク減少補正状態では
ないものと判断してステップS36に移行し、クラッチ
滑り量ΔNが予め設定した“0”に近い閾値αを超えて
いるか否かを判定し、ΔN≦αであるときには電磁クラ
ッチ11に滑りがないものと判断して、ステップS37
に移行し、前記ステップS31で算出したモータ出力ト
ルクTaをそのままモータ出力トルクTmとして設定し
てから処理を終了して図7の前記ステップS5に移行
し、ΔN>αであるときにはステップS38に移行す
る。
【0058】このステップS38では、制御フラグF1
をモータ出力トルク減少補正状態を表す“1”にセット
してからステップS39に移行し、前記ステップS31
で算出したモータ出力トルクTaから所定値βを減算し
た値を新たなモータ出力トルクTb(i) として算出して
からステップS40に移行し、クラッチ滑り量ΔNが
“0”であるか否かを判定し、ΔN>0であるときには
滑りが継続しているものと判断してステップS41に移
行し、ステップS39で算出したモータ出力トルクTb
(i) をそのままモータ出力トルクTmとして設定してか
ら図7のステップS5に移行し、N=0であるときには
ステップS42に移行して、前回のモータ出力トルクT
b(i-1) をモータ出力トルクルTmとして設定してから
図7のステップS5に移行する。
【0059】また、ステップS43では、前回のモータ
出力トルクTb(i-1) から所定値βを減算した値を新た
なモータ出力トルクTb(i) として算出してから、ステ
ップS40へ移行する。この図8の処理において、ステ
ップS31〜ステップS34の処理と車輪速センサ16
RL〜16RR及びモータ回転数センサ28とがクラッ
チ滑り検出手段に対応し、図7のステップS21の処理
及び図8のステップS35〜ステップS32の処理とで
モータ出力電圧補正手段を構成している。
【0060】この第3の実施形態によると、アクセルペ
ダル14を踏込んで車両を発進させたときに、図9に示
すように、電磁クラッチ11が締結されるが、モータ出
力トルクTmは、ステップS36の判定結果がクラッチ
滑り量ΔNが閾値α以下であるときには電磁クラッチ1
1に滑りが無いものと判断してステップS27に移行
し、ステップS31で算出したモータ出力トルクTaを
そのままモータ出力トルクTmとして設定するので、第
1の実施形態と同様にモータ出力トルクTaの増加によ
ってモータ出力トルクTmが増加する。
【0061】ところが、時点t11で、クラッチの入力
側回転数Nm′がクラッチの出力側回転数Nwより大き
くなって、電磁クラッチ11に滑りが生じると、ステッ
プS34で算出するクラッチ滑り量ΔNが閾値α以下で
あるときには、モータ出力トルクTaをそのままモータ
出力トルクTmとして設定することを継続するが、時点
t12でクラッチ滑り量ΔNが閾値αを超えると、ステ
ップS36からステップS38に移行して、制御フラグ
F1が“1”にセットされ、次いでステップS39に移
行して、ステップS31で算出したモータ出力トルクT
aから設定値βを減算した値を新たなモータ出力トルク
Tb(i) として算出し、次いでステップS40に移行し
て、クラッチ滑り量ΔNが“0”より大きいので、ステ
ップS41に移行して、ステップS39で算出したモー
タ出力トルクTb(i) をモータ出力トルクTmとして設
定する。
【0062】このため、今回のモータ出力トルクTb
(i) がステップS31で算出したモータ出力トルクTa
に対して設定値βだけ減少することになり、これに応じ
て直流モータのモータ界磁制御出力MFも減少すること
になるため、実際の直流モータ4のモータ出力トルクが
減少される。次に、図8の処理が実行されたときには、
制御フラグF1が“1”にセットされていることからス
テップS35からステップS43に移行して、さらにモ
ータ出力トルクTb(i) が前回値Tb(i-1) より設定値
βだけ減少され、この状態でもクラッチ滑り量ΔNが
“0”に低下していないときにはステップS41に移行
して、モータ出力トルクTm(i) がモータ出力トルクT
mとして設定されることにより、実際の直流モータ4の
モータ出力トルクがさらに減少される。
【0063】このようにして順次モータ出力トルクTm
が徐々に設定値βづつ減少され、これによって電磁クラ
ッチ11のクラッチ滑り量ΔNが減少して、時点t13
でクラッチ滑り量ΔNが“0”即ち電磁クラッチ11で
の滑りが全くない状態となると、ステップS40からス
テップS42に移行して、前回のモータ出力トルクTb
(i-1) がモータ出力トルクTmとして設定されることに
より、モータ出力トルクTmが前回値に保持され、この
状態がアクセルペダル14が解放されて図7の処理にお
いて、ステップS2からステップS3を経てステップS
21に移行することにより、制御フラグF1が“0”に
リセットされるまで継続される。
【0064】したがって、電磁クラッチ11が劣化して
滑りが発生したときには、徐々にモータ出力トルクを減
少補正することにより、クラッチ滑り量ΔNを減少させ
るので、直流モータ4でのトルク減少を急激なトルク変
動を伴うことなく円滑に行うことができ、振動やショッ
クの発生を確実に防止することができる。しかも、モー
タ出力トルクの減少補正がクラッチ滑り量ΔNが“0”
となるまで継続されるので、モータ出力トルクの低下が
電磁クラッチ12が伝達可能な最大トルクまでの低下で
抑えられるため、直流モータ4で後輪1RL,1RRを
駆動する4WD機能を可能な限り高い状態で維持するこ
とができる。
【0065】なお、上記第1〜第3の実施形態において
は、クラッチ手段として電磁クラッチ11を適用した場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、流体圧クラッチを適用することもでき、この場合に
は流体圧クラッチに供給する流体圧を制御する圧力制御
弁を電気的に制御することにより、クラッチ締結力を制
御すればよく、その他クラッチ締結力を電気的制御が可
能な任意のクラッチを適用することができる。
【0066】また、上記第1〜第3の実施形態において
は、発電機7の入力軸をベルト6を介してエンジン2に
連結した場合について説明したが、これに限定されるも
のではなく、発電機7の入力軸をトランスファの出力側
から前輪1FL,1FRまでの回転部分に連結するよう
にしてもよく、この場合には、エンジン2のアイドリン
グ時の負荷を減少させることができる。
【0067】さらに、上記第1〜第3の実施形態におい
ては、発電機7を設けて、エンジン2の回転力を利用し
て直流モータ4を駆動する場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、発電機7を省略してバッ
テリ20或いは他のバッテリから直流モータ4に電力を
供給するようにしてもよい。さらにまた、上記第1〜第
3の実施形態においては、前記(2)式でモータ出力ト
ルクTmにトルクマージンKTMを乗算してクラッチ伝達
トルクTCLを算出する場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、モータ出力トルクTmにトル
クマージンKTMを加算するようにしてもよい。
【0068】なおさらに、上記第1〜第3の実施形態に
おいては、クラッチ制御電流ICLを2段階に制御する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、クラッチ伝達トルクTmに応じて3段階以上の多段
階又は無段階に制御するようにしてもよく、要はクラッ
チ11に入力されるモータ出力トルクTmよりクラッチ
伝達トルクTCLが大きめとなるように制御すればよい。
【0069】また、上記第1〜第3の実施形態において
は、モータ出力トルクTmに基づいてクラッチ伝達トル
クTCLを算出する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、クラッチ伝達トルクTCLを最初に
求め、このクラッチ伝達トルクTCLに基づいてこれより
小さめのモータ出力トルクTmを算出するようにしても
よい。
【0070】さらに、上記第1〜第3の実施形態におい
ては、電動機として直流モータ4を適用した場合につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、モータ
出力トルクを可変可能な交流モータを適用することもで
きる。なおさらに、上記第1〜第3の実施形態において
は、本発明を4輪駆動車に適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、前後方向に2輪
以上の駆動輪を備え、一部の主駆動輪を内燃機関又は主
電動機で駆動し、残りの従駆動輪を従電動機で駆動する
場合に本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す概略装置構成図で
ある。
【図2】第1実施形態における制御系のブロック図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る4WDコントローラを示す
機能ブロック図である。
【図4】第1の実施形態における4WDコントローラで
の駆動輪トルク制御処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図5】第1の実施形態における動作の説明に供するタ
イムチャートである。
【図6】本発明における第2の実施形態を示す制御系の
ブロック図である。
【図7】本発明における第3実施形態における4WDコ
ントローラでの駆動輪トルク制御処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図8】図7のモータトルク演算処理の具体例を示すフ
ローチャートである。
【図9】第3の実施形態における動作の説明に供するタ
イムチャートである。
【符号の説明】
1FL,1FR 前輪 1RL,1RR 後輪 2 エンジン 4 直流モータ 7 発電機 8 4WDコントローラ 9 ジャンクションボックス 10 減速機 11 電磁クラッチ 15 アクセルストロークセンサ 16FL〜16RR 車輪速センサ 17 シフト位置センサ 18 4WDスイッチ 20 バッテリ 21 4WDリレー 22 電圧調整器 26 電流センサ 28 モータ用回転数センサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 ZHV F02D 29/06 D 29/06 L F16D 28/00 A F16D 28/00 B60K 9/00 E Fターム(参考) 3D041 AA04 AA21 AA32 AA58 AB01 AC01 AC10 AD01 AD10 AD22 AD23 AD31 AD50 AD51 AE02 AE23 AF01 AF09 3G093 AA07 DA06 DB03 DB28 EB08 EB09 FB02 FB03 3J057 AA01 GA03 GA17 GA27 GA66 GB05 GB11 GB36 GC08 GE13 HH01 JJ01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に配設された前後方向における複数
    の駆動輪の一部を構成する主駆動輪を内燃機関又は主電
    動機によって駆動し、残りの従駆動輪を従電動機で駆動
    するようにした車両の駆動力制御装置において、前記従
    電動機を駆動制御する従電動機制御手段と、前記従電動
    機と従駆動輪との間に介挿した伝達トルクを入力される
    クラッチ伝達トルク指令に応じて断続可能なクラッチ手
    段と、前記従電動機による従駆動輪の駆動要否を判断す
    る従電動機駆動要否判断手段と、前記従電動機駆動要否
    判断手段の判断結果が従駆動輪の駆動要であるときに前
    記クラッチ手段を接続状態に制御するクラッチ伝達トル
    ク指令を出力するクラッチ制御手段とを備えていること
    を特徴とする車両の駆動力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記従電動機駆動要否判断手段は、アク
    セル踏込操作が行われているときに駆動要と判断するよ
    うに構成されていることを特徴とする請求項1記載の車
    両の駆動力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記クラッチ制御手段は、クラッチ手段
    の接続時に従電動機出力トルク制御指令に連動すると共
    に、当該従電動機出力トルク制御指令に応じたクラッチ
    伝達トルク指令をクラッチ手段に出力するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両
    の駆動力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチ制御手段は、前記従電動機
    制御手段の通電制御系から供給される電力によってクラ
    ッチ手段の接続制御を行うように構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の車両の駆動
    力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記従電動機制御手段は、前記クラッチ
    制御手段のクラッチ伝達トルク指令に連動すると共に、
    当該クラッチ伝達トルク指令に応じて従電動機出力トル
    クを制御するように構成されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の車両の駆動力制御装置。
  6. 【請求項6】 前記従電動機制御手段は、クラッチ手段
    の接続制御中に当該クラッチ手段の入力側及び出力側の
    回転数ずれに基づいてクラッチ滑りを検出するクラッチ
    滑り検出手段を備え、前記クラッチ滑り検出手段でクラ
    ッチ滑りを検出したときに、従電動機出力トルクを低減
    方向に補正するよう構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至5の何れかに記載の車両の駆動力制御装置。
  7. 【請求項7】 前記従電動機出力トルクの低減方向への
    補正は、クラッチ滑り検出手段でクラッチ滑りを検出し
    なくなるまで継続することを特徴とする請求項6記載の
    車両の駆動力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記従電動機出力トルクの低減方向への
    補正は、徐々に従電動機出力トルクを低減させることに
    より行うことを特徴とする請求項6記載の車両の駆動力
    制御装置。
  9. 【請求項9】 前記クラッチ滑り検出手段は、従電動機
    の回転速度を検出する従電動機回転速度検出手段と、従
    駆動輪の回転速度を検出する従駆動輪回転速度検出手段
    を有し、前記従電動機回転速度検出手段及び従駆動輪回
    転速度検出手段で検出した回転速度差からクラッチ滑り
    を検出するように構成されていることを特徴とする請求
    項6乃至8の何れかに記載の車両の駆動力制御装置。
JP2000401670A 2000-12-28 2000-12-28 車両の駆動力制御装置 Expired - Lifetime JP3666394B2 (ja)

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