JP2002300701A - 4輪駆動装置 - Google Patents

4輪駆動装置

Info

Publication number
JP2002300701A
JP2002300701A JP2001100598A JP2001100598A JP2002300701A JP 2002300701 A JP2002300701 A JP 2002300701A JP 2001100598 A JP2001100598 A JP 2001100598A JP 2001100598 A JP2001100598 A JP 2001100598A JP 2002300701 A JP2002300701 A JP 2002300701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel drive
motor
acceleration request
control
drive device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001100598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3627664B2 (ja
Inventor
Naoki Amada
直樹 天田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2001100598A priority Critical patent/JP3627664B2/ja
Publication of JP2002300701A publication Critical patent/JP2002300701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3627664B2 publication Critical patent/JP3627664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/7072Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】4輪駆動時に運転者の意図する加速性能が発揮
できる制御を行う。 【解決手段】エンジン2により前後輪の一方を駆動し、
発電機7によってモータ4を作動させて前後輪の他方を
駆動する。運転者の加速要求に基づいてモータ4による
前後輪の他方の駆動を行うかどうかを制御する。4輪駆
動制御時において運転者の加速要求があるときに2輪駆
動制御に切り替える。これにより、運転者の意図する加
速性能を発揮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後輪の一方が内
燃機関(エンジン)によって他方が電動機(モータ)に
よってそれぞれ駆動される4輪駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前輪をエンジンで駆動すると共に、後輪
を駆動するモータを作動させる車両の4輪駆動装置が知
られている(例えば、特開2000−324612号公
報)。この4輪駆動装置は、エンジンによって作動して
発電を行う発電機を有し、この発電機によって発電され
る電力によって、モータを駆動する。
【0003】この従来の4輪駆動装置によれば、発進性
能を向上させるために発進時には4輪駆動とし、それ以
外の場合には、例えばタイヤの路面上でのスリップ状態
に基づいて、前輪のみで車両を駆動する2輪駆動と前後
輪で車両を駆動する4輪駆動とを切り替える制御を行
う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の4輪駆動装置で
は、発進時には常に4輪駆動となるような制御が行われ
ていた。また、上述したように、後輪駆動用モータを駆
動するための電力は、エンジンによって発電機を作動さ
せることによって発生させている。そのため、例えば加
速が要求される発進時などでは、後輪駆動のための発電
機による発電がエンジンに対する負荷となって、4輪駆
動とすることにより発進性能が損なわれるという問題が
あった。また、通常の走行時においても、加速が要求さ
れる場面においてすみやかに加速できないという問題も
あった。
【0005】本発明の目的は、運転者の加速要求に基づ
いて、効率的に2輪駆動と4輪駆動とを切り替えること
のできる4輪駆動装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
を参照して本発明を説明する。 (1)本発明による4輪駆動装置は、動力を発生する内
燃機関2と、内燃機関2が発生する動力が伝達されて駆
動する前後輪1L、1R、3L、3Rの一方と、内燃機
関2が発生する動力に基づいて回転することで、電力を
発電する発電機7と、発電機7によって発電された電力
が直接供給されて、前後輪1L、1R、3L、3Rの他
方を駆動する電動機4と、操作者の加速要求を検出する
加速要求検出装置8と、加速要求検出装置8による加速
要求に基づいて、電動機4による前後輪1L、1R、3
L、3Rの他方の駆動を行うか否かを制御する制御装置
8とを備えることにより、上記目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1の4輪駆動装置にお
いて、制御装置8は、加速要求検出装置8によって操作
者の加速要求が検出された時には、前後輪1L、1R、
3L、3Rの一方の駆動を許可し、前後輪1L、1R、
3L、3Rの他方の駆動を禁止することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2の4輪駆動
装置において、加速要求検出装置8は、スロットル開度
とアクセル開度変化量とに基づいて、操作者の加速要求
を検出することを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項1または2の4輪駆動
装置において、加速要求検出装置8は、スロットル開度
と車速とに基づいて、操作者の加速要求を検出すること
を特徴とする。 (5)請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかの4
輪駆動装置において、電動機4はクラッチ12を介して
前後輪1L、1R、3L、3Rの他方と接続しており、
制御装置8は、電動機4による前後輪1L、1R、3
L、3Rの他方の駆動を行わない場合には、クラッチ1
2を非連結とする制御を行うことを特徴とする。 (6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかの4
輪駆動装置において、加速要求検出装置8による操作者
の加速要求を検出するための条件は、発進時と走行時と
で異なることを特徴とする。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段の項
では、本発明をわかりやすく説明するために実施の形態
の図1と対応づけたが、これにより本発明が実施の形態
に限定されるものではない。
【0008】
【発明の効果】以上本発明によれば、次のような効果を
奏する。 (1)請求項1〜5の発明によれば、操作者の加速要求
に基づいて4輪駆動制御と2輪駆動制御とを切り替える
制御を行うので、発進時は常時4輪駆動を行い、発進後
は所定の条件の下で2輪駆動と4輪駆動を切り替え制御
する従来方式に比べて効率的な駆動切り替え制御を行う
ことができる。 (2)請求項2の発明によれば、4輪駆動制御中でも、
運転者の加速要求を検知した場合に2輪駆動に切り替え
るので、加速性能を確保しつつすみやかに車両を加速さ
せることができるとともに、4輪駆動の加速時に比べて
燃費向上を図ることができる。 (3)請求項3の発明によれば、加速要求検出装置は、
スロットル開度とアクセル開度変化量とに基づいて、操
作者の加速要求を検出するので、操作者の加速要求を的
確に判断することができる。 (4)請求項4の発明によれば、加速要求検出装置は、
スロットル開度と車速とに基づいて、操作者の加速要求
を検出するので、操作者の加速要求を的確に判断するこ
とができる。 (5)請求項5の発明によれば、電動機はクラッチを介
して前後輪の他方と接続しており、制御装置は、電動機
による前後輪の他方の駆動を行わない場合には、クラッ
チを非連結とする制御を行うので、4輪駆動と2輪駆動
の制御を的確に行うことができる。 (6)請求項6の発明によれば、発進時と走行時とにお
いて、操作者の加速要求を検出するための条件を変える
ことにより、スロットル開度の小さい発進時での制御を
精細に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による4輪駆動装
置の実施の形態の構成を示す図、図2はその制御系の詳
細を示す図である。図1に示す車両は、左右前輪1L、
1Rが内燃機関であるエンジン2によって駆動され、左
右後輪3L、3Rが電動機であるモータ4によって駆動
される4輪駆動装置を搭載している。エンジン2による
前輪駆動のみを行う制御を2輪駆動制御と呼び、モータ
4による後輪駆動も同時に行う制御を4輪駆動制御と呼
ぶ。
【0010】以下、図1および図2を参照しながら本発
明による4輪駆動装置の一実施の形態について説明す
る。エンジン2が発生する動力である出力トルクTe
は、不図示のトランスミッションおよびディファレンス
ギア5を通じて左右前輪1L、1Rに伝達される。ま
た、エンジン2の出力トルクTeの一部は、無端ベルト
6を介して発電機7に伝達される。
【0011】発電機7は、エンジン2の回転数Neにプ
ーリ比を乗じた回転数Nhで回転する。発電機7は、モ
ータコントローラ8によって調整される界磁電流Ifh
に応じて、エンジン2に対する負荷となり、その負荷ト
ルクに応じた電圧で発電する。発電機7が発電した電力
は、電線9を介してモータ4に供給可能となっている。
電線9の途中にはジャンクションボックス10が設けら
れている。上記モータ4の駆動トルクは、減速機11お
よびクラッチ12を介して後輪3L、3Rに伝達可能と
なっている。符号13はデファレンシャルギアを表して
いる。
【0012】エンジン回転数検出センサ21は、エンジ
ン2の回転数を検出し、検出した信号をモータコントロ
ーラ8に出力する。エンジン2の出力トルクはエンジン
コントローラ18によって制御される。エンジンコント
ローラ18には、エンジン回転数検出センサ21で検出
したエンジン回転数Neの情報、スロットルセンサ29
で検出したスロットルバルブ開度の情報、アクセルセン
サ28で検出したアクセルペダルの踏み込み量の情報な
どが入力される。エンジンコントローラ18は、入力さ
れたこれらの情報を基に、アクセルペダルの踏み込み量
などに応じたエンジン出力となるように、スロットルバ
ルブの開度等を調整制御する。
【0013】4WD切り替えスイッチ31は、4WDと
2WDとを切り替えることができるスイッチである。夏
場など4輪駆動が不要なときは、4WD切り替えスイッ
チ31を2輪駆動側に操作しておけば4輪駆動にはなら
ず、2輪駆動車として使用することができる。4WD切
り替えスイッチ31を4輪駆動側に操作しておけば、4
輪駆動制御時に2輪駆動制御を行う指令がない限り、4
輪駆動車として使用することができる。
【0014】図2に詳細に示すように、発電機7は、出
力電圧Vを調整するための電圧調整器22(レギュレー
タ)を備えている。電圧調整器22は、モータコントロ
ーラ8から入力される発電機制御指令(界磁電流値)に
応じて発電機7の界磁電流Ifhを調整し、エンジン2
に対する発電機7の発電負荷トルクThおよび発電電力
の電圧Vを制御する。電圧調整器22はまた、発電機7
の出力電圧Vを検出してモータコントローラ8に出力す
る。
【0015】ジャンクションボックス10内には電流セ
ンサ23が設けられている。電流センサ23は発電機7
からモータ4に供給される電力の電機子電流Iaを検出
し、検出した電機子電流信号をモータコントローラ8に
出力する。また、電流センサ23の一方の端子電圧はモ
ータコントローラ8に入力され、電線9を流れる電圧値
(モータ4の電圧)がモータコントローラ8で検出され
る。リレー24は、モータコントローラ8からの指令に
よってモータ4に供給する電力(電流)の遮断および接
続が可能となっている。
【0016】モータ4を流れる界磁電流Ifmは、モー
タコントローラ8からの指令によって制御される。界磁
電流Ifmの調整によってモータ4の駆動トルクTmが
調整される。モータ用回転数センサ26は、モータ4の
駆動軸の回転数Nmを検出し、検出したモータ4の回転
数信号をモータコントローラ8に出力する。なお、サー
ミスタ25はモータ4の温度を測定するものである。
【0017】各車輪1L、1R、3L、3Rには、車輪
速センサ27FL、27FR、27RL、27RRが設
けられている。各車輪速センサ27FL、27FR、2
7RL、27RRは、対応する各車輪1L、1R、3
L、3Rの回転速度に応じたパルス信号を車輪速検出値
としてモータコントローラ8に出力する。クラッチ12
は、油圧クラッチや電磁クラッチなどから構成され、モ
ータコントローラ18からのクラッチ制御指令に応じた
トルク伝達率でモータ4のトルクの後輪への伝達を制御
する。後輪の駆動を行わない場合には、モーターコント
ローラ8からの指令によりクラッチ12を非連結とす
る。
【0018】以下、図3、図4に示すフローチャートを
参照しながら、本発明による4輪駆動装置の制御方法に
ついて説明する。以下で説明する制御は、モータコント
ローラ8内のCPUにおいて実行されるプログラムによ
って行われる。以下の説明では、4WD切り替えスイッ
チ31は4輪駆動側に操作されているものとする。従っ
て、通常の走行状態、すなわち2輪駆動制御を行う指令
がない限り、前後輪を駆動する4輪駆動制御となってい
る。
【0019】ステップS1では、車速センサ30によっ
て車速を検出し、ステップS2に進む。ステップS2で
は、ステップS1で検出された車速に基づいて、車両が
発進状態か否かを判定する。発進状態、すなわち、停車
状態から車速(>0)を検知して発進状態であると判定
するとステップS3に進み、それ以外の場合はステップ
S9に進む。
【0020】ステップS3では、スロットルセンサ29
によりスロットル開度を検出し、ステップS4に進む。
ステップS4では、アクセルセンサ28によりアクセル
ペダルの踏み込み量(アクセル開度)を検出し、ステッ
プS5に進む。ステップS5では、ステップS4で検出
したアクセル開度に基づいて、アクセル開度変化量ΔA
POを算出し、ステップS6に進む。ステップS6、S
7では、運転者による車両発進時の加速要求を判定す
る。
【0021】ステップS6では、ステップS5で算出し
たアクセル開度変化量ΔAPOが、所定値APO(V)
以上であるか否かを判定する。所定値APO(V)以上
であると判定するとステップS7に進み、所定値APO
(V)より小さいと判定するとステップS9に進む。ス
テップS7では、ステップS3で算出したスロットル開
度TVOが、所定値TVO(V)以上であるか否かを判
定する。所定値TVO(V)以上であると判定するとス
テップS8に進み、所定値TVO(V)より小さいと判
定するとステップS9に進む。ステップS8に進むの
は、運転者が加速を要求しているときであり、2輪駆動
制御を行うためにモータトルクTmと界磁電流Ifmの
値をそれぞれ0にセットし、ステップS9に進む。な
お、発進後は、これらのステップS2〜S8は実行され
ない。
【0022】ステップS9では、前輪1L、1Rの加速
スリップ量であるスリップ速度ΔVFを求める。具体的
には、車輪速センサ27FL、27FRからの信号に基
づいて演算した前輪(主駆動輪)1L、1Rの車速か
ら、車輪速センサ27RL、27RRからの信号に基づ
いて演算した後輪(従駆動輪)3L、3Rの車速を減算
して求める。スリップ速度ΔVFを求めるとステップS
10に進む。
【0023】ステップS10では、スリップ速度ΔVF
がゼロより大きいか否かを判定する。スリップ速度ΔV
Fが0以下であると判定した場合は、前輪1L、1Rが
加速スリップしていないと推定してステップS14に進
む。ステップS14では、エンジン2に対する発電負荷
トルクThを0にセットしてステップS15に進む。
【0024】ステップS10で、スリップ速度ΔVFが
0より大きいと判定した場合は、前輪1L、1Rが加速
スリップしていると推定してステップS11に進む。ス
テップS11では、前輪1L、1Rの加速スリップを抑
えるために必要な吸収トルクTΔVFを、式(1)に基
づいて演算してステップS12に進む。 TΔVF=K1×ΔVF …(1) ただし、K1は所定の係数である。
【0025】ステップS12では、現在の発電機7の負
荷トルクTGを式(2)に基づいて演算し、ステップS
13に進む。 TG=K2×(V×Ia)/(K3×Nh) …(2) ただし、 V:発電機7の電圧 Ia:発電機7の電機子電流 Nh:発電機7の回転数 K3:効率 K2:係数
【0026】ステップS13では、式(3)に基づい
て、余剰トルクすなわち、発電機7で発生させるべき目
標発電負荷トルクThを算出し、ステップS15に進
む。 Th=TG+TΔVF …(3)
【0027】ステップS15では、ステップS13で算
出した目標発電負荷トルクThが発電機7の最大負荷容
量HQより大きいか否かを判定する。目標発電負荷トル
クThが発電機の最大負荷容量HQ以下と判定した場合
にはステップS20に進み、最大負荷容量HQより大き
いと判定するとステップS16に進む。
【0028】ステップS16では、目標となる発電負荷
トルクThにおける最大負荷容量HQを越える超過トル
クΔTbを式(4)より求め、ステップS17に進む。 ΔTb=Th−HQ …(4) ステップS17では、エンジン回転数検出センサ21お
よびスロットルセンサ29からの信号に基づいて、現在
のエンジントルクTeを演算してステップS18に進
む。
【0029】ステップS18では、式(5)のように、
エンジントルクTeから超過トルクΔTbを減算してエ
ンジントルク上限値TeMを算出し、ステップS19に
進む。演算したエンジントルクTeMは、エンジンコン
トローラ18に出力する。 TeM=Te−ΔTb …(5) ここで、エンジンコントローラ18は、運転者のアクセ
ルペダルの操作に関係なく、入力されたエンジントルク
上限値TeMをエンジントルクTeの上限値となるよう
に、エンジントルクTeを制御する。これにより、車両
の加速スリップを抑えることができる。ステップS19
では、目標発電負荷トルクThに最大負荷容量HQを代
入してステップS20に進む。
【0030】ステップS20では、モータ用回転数セン
サ26で検出したモータ4の回転数Nmに応じた目標モ
ータ界磁電流Ifmを算出し、ステップS21に進む。
ここで、上記モータ4の回転数Nmに対する目標モータ
界磁電流Ifmは、回転数Nmが所定回転数以下の場合
には一定の所定電流値とし、モータ4が所定の回転数以
上になった場合には、公知の弱め界磁制御方式によりモ
ータ4の界磁電流Ifmを小さくする(図4ステップS
20参照)。すなわち、モータ4が高速回転になるとモ
ータ誘起電圧Eの上昇によりモータトルクが低下するの
で、上述したように、モータ4の回転数Nmが所定値以
上になったらモータ4の界磁電流Ifmを小さくして誘
起電圧Eを低下させる。これにより、モータ4を流れる
電流を減少させて所望のモータトルクTmを得ることが
できる。
【0031】この結果、モータ4が高速回転になっても
モータ誘起電圧Eの上昇を抑えてモータトルクの低下を
抑制するため、所望のモータトルクTmを得ることがで
きる。また、モータ界磁電流Ifmを、モータ4の回転
数が所定の回転数未満と所定の回転数以上の場合との2
段階で制御することで、回転数のしきい値が一つである
界磁電流制御に比べ制御の電子回路を安価にできる。
【0032】ここで、所望のモータトルクTmに対し、
モータ4の回転数Nmに応じて界磁電流Ifmを適宜調
整することによりモータトルクTmを連続的に補正する
モータトルクTm補正手段を備えてもよい。この結果、
モータ4が高速回転になってもモータ4の誘起電圧Eの
上昇を抑えてモータトルク効率の低下を抑制することが
できるので、所望のモータトルクTmを得ることができ
る。また、モータトルク特性をなめらかにすることがで
きるので、上述したモータ界磁電流Ifmを1段階およ
び2段階で制御する方式に比べ、安定して走行すること
ができる。
【0033】ステップS21では、目標モータ界磁電流
Ifmおよびモータ4の回転数Nmに基づいてモータ4
の誘起電圧Eを算出してステップS22に進む。ステッ
プS22では、目標発電負荷トルクThに基づき、対応
するモータトルクTmを算出して、ステップS23に進
む。
【0034】ステップS23では、ステップS9で算出
したスリップ速度ΔVFが所定のしきい値VFSLIP以下
であるか否かを判定する。VFSLIPより大きいと判定す
るとスリップする状態が続く可能性が高いので、4輪駆
動制御の状態を維持するためにステップS26に進む。
スリップ速度ΔVFがVFSLIP以下と判定するとステッ
プS24に進む。
【0035】ステップS24では、運転者の加速要求が
あるか否かを判定する。判定は、図5に示す判定マップ
を用いる。すなわち、ステップS3で検出したスロット
ル開度TVOとステップS5で検出したアクセル開度変
化量ΔAPOを用いて、図5に示す判定マップにより運
転者の加速要求を判定する。図5から分かるように、ス
ロットル開度TVOが小さい時は4WD(4輪駆動)制
御を行う領域が広く、スロットル開度TVOが大きくな
るにつれて、運転者が加速を要求していると判定される
領域、すなわち2WD(2輪駆動)制御を行う領域が広
くなる。なお、スロットル開度TVOとアクセル開度変
化量ΔAPOの代わりに、スロットル開度とスロットル
開度変化量とに基づいて運転者の加速要求判断を行って
もよい。
【0036】なお、図5の点線はステップS6、S7の
加速要求判定しきい値を示す。発進時は発進後よりも加
速要求判定しきい値を下げている。これにより、発進時
は発進後に比べて加速時に2輪駆動に切り替えやすくな
り、スムーズな発進加速をすることができる。
【0037】また、図6に示す判定マップを用いて、運
転者の加速要求判断を行うこともできる。この判定方式
は、車速Vとスロットル開度TVOとに基づいて判定を
行うものである。この場合も、スロットル開度の代わり
にアクセル開度を用いることができる。さらに、図5と
図6のマップを併用し、車速、スロットル開度およびア
クセル開度変化量とに基づいて運転者の加速要求判断を
行うこともこともできる。
【0038】ステップS24で運転者が加速を要求して
いないと判定すると、4輪駆動制御を維持するためにス
テップS26に進む。加速を要求していると判定する
と、加速性能を確保するためにステップS25に進み、
2輪駆動とするための制御を行う。ステップS25で
は、モータトルクTmと界磁電流Ifmの値をそれぞれ
0にセットし、ステップS26に進む。
【0039】ステップS26では、モータトルクTmと
目標モータ界磁電流Ifmを変数として、対応する目標
電機子電流Iaを算出しステップS27に進む。ステッ
プS27では、式(6)に基づき、ステップS26で算
出した目標電機子電流Ia、抵抗RおよびステップS2
1で算出したモータ誘起電圧Eから発電機7の目標電圧
Vを算出する。 V=Ia×R+E …(6) ただし、抵抗Rは、電線9の抵抗およびモータ4のコイ
ルの抵抗である。
【0040】このような処理手順による2輪/4輪駆動
制御では、発進時に操作者が加速要求を指示しているこ
とが検出されると(ステップS1〜ステップS7)、2
輪駆動を行うための制御を行う(ステップS8)。発進
後は、2輪/4輪駆動制御のために必要である目標界磁
電流Ifm、モータ誘起電圧E、モータトルクTmを算
出する(ステップS9〜ステップS22)。各パラメー
ターを算出後、加速スリップしておらず(ステップS2
3)、運転者の加速要求がある場合(ステップS24)
に2輪駆動制御を行い(ステップS25)、それ以外
(ステップS23またはステップS24の判定がNO)
の場合は4輪駆動制御とする。その後、発電機7の目標
電圧Vを算出する(ステップS26〜ステップS2
7)。
【0041】以上詳細に説明した通り、この実施の形態
による4輪駆動装置では、走行中の車両の基本的な制御
を4輪駆動制御とし、運転者が加速を要求する場合に、
2輪駆動制御を行うようにしている。これにより、4輪
駆動制御時に、発電機における発電がエンジンに対する
負荷となることによる加速性能の低下を防ぐことがで
き、運転者の意図する加速性能を発揮することができ
る。特に、発進時と発進後の加速要求の判定レベルを異
なるものとし、発進時は発進後に比べて判定レベルを下
げて2輪駆動に切り替えやすくしたので、発進時にスム
ーズな発進加速が可能となり、より走行性能が向上す
る。
【0042】本発明は上記実施の形態に何ら限定されな
い。すなわち、動力を発生する内燃機関と、内燃機関が
発生する動力が伝達されて駆動する前後輪の一方と、内
燃機関が発生する動力に基づいて回転することで、電力
を発電する発電機と、発電機によって発電された電力が
直接供給されて、前後輪の他方を駆動する電動機と、操
作者の加速要求を検出する加速要求検出装置と、加速要
求検出装置による加速要求に基づいて、電動機による前
後輪の他方の駆動を行うか否かを制御する制御装置とを
備える種々の4輪駆動装置に適用される。例えば、運転
者の加速要求も上述した方式以外の他の方式で検出して
もよいし、前輪をモータ、後輪をエンジンで駆動しても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による4輪駆動装置の本実施の
形態の構成を示す図
【図2】図2は、本発明による4輪駆動装置のシステム
構成を示す図
【図3】図3は、本発明による4輪駆動装置の制御手順
を示すフローチャート
【図4】図4は、図3の制御手順に引き続く制御手順を
示すフローチャート
【図5】図5は、スロットル開度とアクセル開度変化量
とに基づいて、運転者の加速要求を判定するための判定
マップ
【図6】図6は、スロットル開度と車速とに基づいて、
運転者の加速要求を判定するための判定マップ
【符号の説明】
1L,1R…前輪、2…エンジン、3L,3R…後輪、
4…モータ、5…ディファレンスギア、6…ベルト、7
…発電機、8…モータコントローラ、9…電線、10…
ジャンクションボックス、11…減速機、12…クラッ
チ、13…デファレンシャル、18…エンジンコントロ
ーラ、21エンジン回転数検出センサ、22…電圧調整
器、23電流センサ、24…リレー、25…サーミス
タ、26…モータ用回転数センサ、27FL、27F
R、27RL、27RR…車輪速センサ、28…アクセ
ルセンサ、29…スロットルセンサ、30車速センサ、
31…4WD切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 41/00 B60K 41/00 301C 41/02 41/02 F02D 29/02 ZHVD F02D 29/02 ZHV B60K 9/00 E Fターム(参考) 3D039 AB27 AD02 3D041 AA21 AA30 AA32 AA66 AB01 AC01 AC10 AC11 AC30 AD01 AD02 AD04 AD10 AD18 AD51 AE02 AE04 AE14 AF01 3D043 AA01 AB17 EA02 EA05 EE18 EF02 EF12 3G093 AA03 AA07 BA15 BA19 CB05 CB06 DA06 DB01 DB05 DB28 EA09 EB01 EB09 EC01 FA08 5H115 PA00 PC06 PG04 PU01 PU22 PU25 SE02 SE03 SE05 SE08 TE03 TO22 TO30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動力を発生する内燃機関と、 前記内燃機関が発生する動力が伝達されて駆動する前後
    輪の一方と、 前記内燃機関が発生する動力に基づいて回転すること
    で、電力を発電する発電機と、 前記発電機によって発電された電力が直接供給されて、
    前記前後輪の他方を駆動する電動機と、 操作者の加速要求を検出する加速要求検出装置と、 前記加速要求検出装置による加速要求に基づいて、前記
    電動機による前記前後輪の他方の駆動を行うか否かを制
    御する制御装置とを備えることを特徴とする4輪駆動装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の4輪駆動装置において、 前記制御装置は、前記加速要求検出装置によって操作者
    の加速要求が検出された時には、前記前後輪の一方の駆
    動を許可し、前記前後輪の他方の駆動を禁止することを
    特徴とする4輪駆動装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の4輪駆動装置に
    おいて、 前記加速要求検出装置は、スロットル開度とアクセル開
    度変化量とに基づいて、前記操作者の加速要求を検出す
    ることを特徴とする4輪駆動装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の4輪駆動装置に
    おいて、 前記加速要求検出装置は、スロットル開度と車速とに基
    づいて、操作者の加速要求を検出することを特徴とする
    4輪駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の4輪駆動
    装置において、 前記電動機はクラッチを介して前記前後輪の他方と接続
    しており、 前記制御装置は、前記電動機による前記前後輪の他方の
    駆動を行わない場合には、前記クラッチを非連結とする
    制御を行うことを特徴とする4輪駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の4輪駆動
    装置において、 前記加速要求検出装置による前記操作者の加速要求を検
    出するための条件は、発進時と走行時とで異なることを
    特徴とする4輪駆動装置。
JP2001100598A 2001-03-30 2001-03-30 4輪駆動装置 Expired - Fee Related JP3627664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100598A JP3627664B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 4輪駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001100598A JP3627664B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 4輪駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002300701A true JP2002300701A (ja) 2002-10-11
JP3627664B2 JP3627664B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=18954029

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001100598A Expired - Fee Related JP3627664B2 (ja) 2001-03-30 2001-03-30 4輪駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3627664B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059418A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両の駆動力制御装置および車両
JP2008110738A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 四輪駆動制御装置
JP2012531354A (ja) 2009-06-25 2012-12-10 フィスカー オートモーティブ インコーポレイテッド マルチモーターハイブリッドドライブシステムのための直接的な電気的接続
KR101459947B1 (ko) * 2013-09-23 2014-11-07 현대자동차주식회사 4wd 차량의 제어방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006059418A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 車両の駆動力制御装置および車両
JP2008110738A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 四輪駆動制御装置
JP2012531354A (ja) 2009-06-25 2012-12-10 フィスカー オートモーティブ インコーポレイテッド マルチモーターハイブリッドドライブシステムのための直接的な電気的接続
KR101459947B1 (ko) * 2013-09-23 2014-11-07 현대자동차주식회사 4wd 차량의 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3627664B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3536820B2 (ja) ハイブリッド式車両制御装置
US7392875B2 (en) Four-wheel drive system
KR100659209B1 (ko) 차량 구동력 제어 장치 및 방법
US7114589B2 (en) Control device for hybrid four-wheel-drive vehicle and hybrid four-wheel-drive vehicle
KR100530288B1 (ko) 차량 구동력 제어 장치
KR100698993B1 (ko) 자동차용 구동력 제어 장치
JP3731594B2 (ja) 車両用発電制御装置、及びこれを備えた車両用駆動制御装置
EP1609662B1 (en) Drive control apparatus and method for vehicles
KR100698994B1 (ko) 자동차용 구동력 제어 장치 및 방법
KR100623126B1 (ko) 차량 구동력 제어 장치
CN115092111A (zh) 车辆的驱动力控制装置
JP2002300701A (ja) 4輪駆動装置
JP3891166B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP2006027598A (ja) 車両用発電制御装置、及びこれを備えた車両用駆動制御装置
JP4752282B2 (ja) 電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置
JP2008001185A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP3891165B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP2002142302A (ja) 車両のモータトルク制御装置
JP3933149B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP2010126045A (ja) 車両の駆動力制御装置及びその方法
JP2006136142A (ja) 電動車両およびその制御方法
JP2004104844A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP2007245895A (ja) 電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040420

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees