JP2002142302A - 車両のモータトルク制御装置 - Google Patents

車両のモータトルク制御装置

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JP2002142302A JP2000337625A JP2000337625A JP2002142302A JP 2002142302 A JP2002142302 A JP 2002142302A JP 2000337625 A JP2000337625 A JP 2000337625A JP 2000337625 A JP2000337625 A JP 2000337625A JP 2002142302 A JP2002142302 A JP 2002142302A
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ウォルターズ ケビン
Yoshiaki Sano
喜亮 佐野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の発進時等にアクセル操作に応じた円滑
且つ自然な加速を実現できる車両のモータトルク制御装
置を提供する。 【解決手段】 アクセル操作量に応じて重み付け係数ga
inCをマップにより設定し、その重み付け係数gainCに
基づいて、クリープトルクcreepT及びアクセルトルクa
psTから仮モータトルク0-MTを設定する(ステップS
6)。これにより発進時にアクセル操作量が増加される
と、重み付け係数gainCの増加に伴って仮モータトルク
0-MTがクリープトルクcreepTからアクセルトルクaps
Tへと緩やかに増加し、一時的なトルクの落込みや加速
反応の遅れを生じることなく発進可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に動力源とし
て搭載されたモータを制御するモータトルク制御装置に
関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】一般に電気自動車やハイブリッド
車両では駆動源であるモータを任意に停止可能なため、
例えば自動変速機付き内燃機関を備えた車両のような所
謂クリープ現象、即ち、停車時等にトルクコンバータを
介したトルク伝達によって車両が僅かに前進する現象は
基本的に生じない。しかしながら、このクリープ現象
は、渋滞時に車両を容易に微速前進できること、或いは
登坂路での発進の際にブレーキからアクセルに踏み代え
ても後退を防止できること等の利点があるため、運転操
作の面からは好ましい特性とされており、しかも、この
ようなクリープ現象を生ずる車両が広く普及している現
状では、逆にクリープ現象を生じないとユーザに違和感
を抱かれる可能性もある。
【0003】そこで、このような要望に答えるべく、積
極的にクリープ現象を発生させるようにした電気自動車
やハイブリッド車両が提案されている。即ち、周知のよ
うに、これらの車両でのモータ走行時には、アクセル操
作量より設定した目標モータトルクに基づいてモータを
制御し、もってアクセル操作に応じた駆動力を得ている
ため、アクセル操作量が0付近では目標モータトルクも
0になり、これがクリープ力を得られない原因である。
そこで、アクセル操作量が0付近の領域では、所定のク
リープトルクを目標モータトルクとして設定することで
クリープ力を得ている。
【0004】上記対策では、車両の発進に伴ってアクセ
ル操作量が0から増加すると、目標モータトルクは、ク
リープトルクから本来のアクセル操作量に応じた値(以
下、アクセルトルクという)に切換えられることになる
が、その切換制御については種々の方法が提案されてい
る。その1例として、アクセル操作量が0から増加した
時点でクリープトルクからアクセルトルクに切換える方
法が挙げられ、又、別の方法として、アクセルトルクが
増加してクリープトルクを上回った時点でクリープトル
クからアクセルトルクに切換える方法が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前段の
方法では、アクセルを踏み込んだ瞬間のアクセルトルク
が0に限りなく近いことから、アクセル操作したにも拘
わらず目標モータトルクはクリープトルクから一旦0付
近まで落ち込むことになり、平坦路では瞬間的な車速低
下が生じ、登坂路では不用意な後退が生じて、円滑な加
速が望めないという不具合がある。
【0006】又、後段の方法では、アクセルトルクがク
リープトルクを上回るまでは、目標モータトルクとして
一定値のクリープトルクが設定されることから、アクセ
ル操作に対して加速反応が遅れて不自然な印象を与える
という不具合がある。そこで、本発明の目的は、車両の
発進時等にアクセル操作に応じた円滑且つ自然な加速を
実現することができる車両のモータトルク制御装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、動力源としてモータを備えた
車両のモータトルク制御装置において、車両のクリープ
トルクを設定するクリープトルク設定手段と、運転者の
アクセル操作量を検出するアクセル操作量検出手段と、
アクセル操作量に応じたアクセルトルクを設定するアク
セルトルク設定手段と、アクセル操作量が0のときには
クリープトルク側の重み付けを大とし、アクセル操作量
の増加に伴ってクリープトルクに対するアクセルトルク
の重み付けを増加させ、アクセル操作量が所定値以上で
はアクセルトルク側の重み付けを大とする重み付け設定
手段と、重み付け設定手段にて設定された重み付けに従
って、クリープトルク及びアクセルトルクから目標モー
タトルクを設定し、目標モータトルクに基づいてモータ
トルクを制御するモータトルク制御手段とを備えた。
【0008】従って、車両の発進時には、重み付けに基
づいて目標モータトルクがクリープトルクからアクセル
トルクへと緩やかに移行するため、前段の従来例のよう
に、クリープトルクからアクセルトルクに移行する際の
一時的なトルクの落込みが未然に防止される。又、発進
時において、アクセル操作量の増加に伴ってアクセルト
ルク側の重み付けが増加すれば、直ちに目標モータトル
クが増加して速やかに車両の加速として反映されるた
め、後段の従来例のように、アクセル操作に対して加速
反応が遅れることが未然に防止される。
【0009】又、請求項2の発明では、モータトルク制
御手段を、設定した目標モータトルクがアクセルトルク
より小さいときに、目標モータトルクとしてアクセルト
ルクを設定するように構成した。従って、目標モータト
ルクがアクセルトルクより小さいときには、運転者の要
求トルクを意味するアクセルトルクが目標モータトルク
として設定されることから、モータトルクは一時的に落
込むことなく増加し、より運転者の要求に沿った円滑な
発進加速が実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハイブリッド車両
のモータトルク制御装置に具体化した一実施形態を説明
する。図1は本実施形態のハイブリッド車両のトルク制
御装置を示す全体構成図であり、この図に示すように、
本実施形態のハイブリッド車両は、エンジン1側とモー
タ2側とを駆動系を含めて相互に独立して構成してお
り、前輪3aをエンジン1により駆動し、後輪3bをモ
ータ2により駆動するようになっている。詳述すると、
車両のフロント側に搭載されたガソリンエンジン1には
クラッチ4を介して自動変速機5が連結され、この自動
変速機5及びディファレンシャル6を介してエンジン1
の回転が前輪3a側に伝達される。自動変速機5の基本
的な構成は、手動で変速操作する一般的な機械式変速機
と同様であるが、後述するように変速操作、クラッチ操
作、及びエンジン1のスロットル操作を自動化すること
により、自動変速が可能なように構成されている。
【0011】又、車両のリア側に搭載されたモータ2に
は遊星ギア式の減速機7が接続され、この減速機7及び
ディファレンシャル8を介してモータ2の回転が駆動輪
としての後輪3b側に伝達される。モータ2にはインバ
ータ9を介して走行用バッテリ10が接続され、インバ
ータ9によりモータ2の回転が制御される。一方、車室
内には、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御
マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM
等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等を備
えたECU11(電子制御ユニット)が設置されてい
る。ECU11の入力側には、運転者によるアクセル操
作量APSを検出するアクセル操作量検出手段としての
アクセルセンサ12、エンジン1のスロットル開度TP
Sを検出するスロットルセンサ13、クラッチ4の出力
側(変速機側)の回転速度Ncを検出するクラッチ回転
速度センサ14(尚、このセンサ14に代えて、車速V
からクラッチ回転速度Ncを推定してもよい)、ブレー
キの油圧Pbkを検出するブレーキ油圧センサ15、車速
Vを検出する車速センサ16等の各種センサ類が接続さ
れている。又、ECU11の出力側には、自動変速機5
の変速操作を行う変速用アクチュエータ17、クラッチ
2の断接操作を行うクラッチ用アクチュエータ18、エ
ンジン1のスロットルバルブを開閉駆動するスロットル
用アクチュエータ19、及び前記インバータ9等が接続
されている。
【0012】そして、本実施形態のハイブリッド車両で
は、基本的に発進はモータ2で行い、その後の走行はエ
ンジン1で行う。但し、走行用バッテリ10の充電量が
所定値以下の場合には、発進もエンジン1で行う。又、
走行用バッテリ10の充電は、通常の走行時においては
路面を介してエンジン1の駆動力をモータ2側に伝達し
て行い、減速時においてはクラッチ4を遮断してモータ
2を回生させることで行う。
【0013】上記した走行時等において、エンジン1の
スロットル制御は図示しないスロットル制御用マップに
従って行われ、ECU11はアクセル操作量APSに基
づいてマップから求めた目標スロットル開度tgtTPS
を達成するように、スロットル用アクチュエータ19を
駆動制御する。又、変速制御については図示しない変速
制御用マップに従って行われ、ECU11はアクセル操
作量APS及び車速Vに基づいてマップから求めた目標
変速段を達成するように、前記変速用、クラッチ用、ス
ロットル用の各アクチュエータ17〜19を駆動制御す
る。
【0014】次に、このように構成されたハイブリッド
車両のモータトルク制御装置がモータ走行時に行うモー
タトルクの制御状況を説明する。図2は目標モータトル
ク設定ルーチンを示すフローチャートであり、ECU1
1はこのルーチンを所定の制御インターバルで実行す
る。まず、ECU11はステップS2で下式(1),(2)よ
りアクセルトルクapsTを算出する(アクセルトルク設
定手段)。
【0015】 MTR1=tgti×defi/moti………(1) apsT=apsET×MTR1………(2) ここで、MTR1はエンジン1側のトルクをモータ2側
のトルクに換算するための係数であり、tgtiは変速制
御で設定される目標変速段のギア比、defiはデファレ
ンシャル6のギア比、motiはモータ2側の減速機7及
びディファレンシャル8の総合的なギア比である。又、
apsETはアクセル相当エンジントルクであり、エンジ
ン1の特性から設定されたトルクマップに基づいて、ク
ラッチ回転速度Ncとアクセル操作量APSとから求め
られる。
【0016】つまり、トルクマップはエンジン回転速度
とスロットル開度TPSとで規定されるが、モータ走行
中にはクラッチ遮断によりエンジン1を前輪3a側から
切り離して停止させているため、上記のようにエンジン
回転速度に代えてクラッチ回転速度Ncを適用してい
る。又、スロットル開度TPSはスロットル制御用マッ
プを介してアクセル操作量APSと相関することから、
この相関関係をトルクマップに反映させた上で、スロッ
トル開度TPSに代えて直接アクセル操作量APSを適
用している。このようにして求めたアクセル相当エンジ
ントルクapsETは、現在のアクセル操作量APSによ
りエンジン走行時に達成されるエンジントルクを意味
し、そのエンジントルクにより前輪3aに発生する駆動
力と同等の駆動力を後輪に発生可能なモータトルクが、
アクセルトルクapsTとして算出される。
【0017】続くステップS4では下式(3),(4)よりク
リープトルクcreepTを算出する(クリープトルク設定
手段)。 MTR2=1/moti………(3) creepT={[(K+g×sinθ)×W−Fbk]×Rtyre}×MTR2………(4) ここで、MTR2は後輪3bのトルクをモータトルクに
換算するための係数、Kは平坦路でのクリープ時の目標
加速度、gは重力加速度、sinθは車両が走行中の道路
の勾配、Wは予め判明している車両重量、Fbkは前後輪
3a,3bに作用するブレーキ力、Rtyreはタイヤ半径
である。
【0018】尚、クリープ時の目標加速度Kは図3のマ
ップから求められ、クリープ現象を必要とする所定値以
下の車速Vで設定される。又、詳細は説明しないが道路
勾配sinθは、例えば特開平11−8912号公報に記
載のように、車両の駆動力と車両に作用する加速抵抗や
走行抵抗等の各種抵抗との差に基づいて算出される。
又、ブレーキ力Fbkは、上記したブレーキ油圧センサ1
5にて検出されたブレーキ油圧Pbk(ブレーキ力Fbkと
相関する)に基づき、予め設定されたマップから求めら
れる。
【0019】つまり、本実施形態では、クリープ現象を
発生させるために後輪3bに作用させるべき本来のクリ
ープトルク(上式(4)の[(K+g×sinθ)×W]×R
tyre)から、ブレーキ力Fbkより求めた制動側のトルク
(Fbk×Rtyre)を減算している。結果としてブレーキ
操作により消費される無駄なトルクを減算した値が、正
味のクリープトルクcreepTとして算出される。
【0020】次いで、ステップS6で下式(5)より仮モ
ータトルク0-MTを算出する。 0-MT=apsT×gainC+creepT×(1−gainC)………(5) ここで、gainCは重み付け係数であり、図4のマップに
従ってアクセル操作量APSに基づいて設定される(重
み付け設定手段)。図に示すように、アクセル操作量A
PSが小の領域では小さな重み付け係数gainC(<0.
5)が設定されて、アクセルトルクapsTよりクリープ
トルクcreepTに近い値が仮モータトルク0-MTとして
算出される。そして、アクセル操作量APSの増加に伴
って重み付け係数gainCも所定の勾配をもって増加し、
それに応じてアクセルトルクapsTに近い値が仮モータ
トルク0-MTとして算出され、所定値以上のアクセル操
作量APSでは重み付け係数gainCが1.0に設定され
て、アクセルトルクapsTが仮モータトルク0-MTとし
て算出される。
【0021】続くステップS8ではアクセルトルクaps
Tと仮モータトルク0-MTとを比較して、値の大きい方
を目標モータトルクtgtMTとして設定し、その後にル
ーチンを終了する。そして、以上のように設定された目
標モータトルクtgtMTに基づいて、インバータ9によ
り変速時のモータトルクが制御される(モータトルク制
御手段)。
【0022】以上の処理により、例えば平坦路での信号
待ち等による停車時には、アクセル操作量APS及び車
速Vが共に0であることから、上式(2)によりアクセル
トルクapsTが0若しくは微小な値に設定される一方、
上式(4)によりクリープトルクcreepTが最大値に設定さ
れる。そして、上式(5)では小さな重み付け係数gainC
が適用されて、クリープトルクcreepTに近い仮モータ
トルク0-MTが算出され、その仮モータトルク0-MTが
目標モータトルクtgtMTとして設定される。従って、
クリープトルクcreepTに近いモータトルクが発生して
クリープ現象が奏される。
【0023】一方、この停車状態から車両を発進させる
べくアクセルを踏み込むと、アクセル操作量APSの増
加に伴ってアクセルトルクapsTが増加する一方、車速
Vの増加に伴ってクリープトルクcreepTが減少する。
そして、アクセル操作量APSの増加に伴って重み付け
係数gainCが増加することから、上式(5)で算出される
仮モータトルク0-MTは、次第にクリープトルクcreep
TからアクセルトルクapsTに近い値へと変化する。仮
モータトルク0-MTはアクセル操作量APSや車速V等
によって定まる値に平衡し、例えば発進から定速走行に
移行した後には、アクセル操作量APSの増加に伴って
1.0付近の重み付け係数gainCが設定されて、仮モー
タトルク0-MTはアクセルトルクapsTに平衡する。こ
のようにしてアクセルトルクapsTがモータトルクに反
映されて、アクセル操作に応じた発進が実現される。
【0024】そして、以上の説明から明らかなように、
車両の発進時には、重み付け係数gainCに基づいて仮モ
ータトルク0-MTがクリープトルクcreepTからアクセ
ルトルクapsTへと緩やかに増加される。従って、前段
の従来例のように、クリープトルクからアクセルトルク
に移行する際に一時的にトルクが落込む虞は一切ない。
又、発進時において、アクセル操作量APSの増加に伴
って重み付け係数gainCが増加すれば、直ちに仮モータ
トルク0-MTが増加して速やかに車両の加速として反映
されるため、後段の従来例のように、アクセル操作に対
して加速反応が遅れる虞は一切ない。その結果、本実施
形態のハイブリッド車両のトルク制御装置によれば、車
両の発進時等にアクセル操作に応じた円滑且つ自然な加
速を実現することができる。
【0025】一方、アクセル操作量APSや車速V等の
諸条件によっては、仮モータトルク0-MTが過渡的に運
転者のアクセル操作量APSより小さな値に設定される
こともあり得る。例えば、車速Vの増加によりクリープ
トルクcreepTが減少すると、仮モータトルク0-MTに
過渡的な落込みが発生する。このときには、ステップS
8で運転者の要求トルクを意味するアクセルトルクaps
Tが選択されるため、モータトルクは一時的に落込むこ
となく増加する。よって、このステップS8の処理を付
加することで、より運転者の要求に沿った円滑な発進加
速を実現することができる。
【0026】以上で実施形態の説明を終えるが、本発明
の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例え
ば上記実施形態では、前輪3aをエンジン1で、後輪3
bをモータ2で相互に独立して駆動するハイブリッド車
両として具体化したが、車両の構成はこれに限らず、例
えばエンジン1により後輪3bを駆動すると共に、その
エンジン1の変速機5にモータ2を連結して、モータ2
でも後輪3bを駆動できるようにしたハイブリッド車両
に具体化してもよい。又、ハイブリッド車両に代えて、
電気自動車のモータトルク制御装置として具体化しても
よい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明の車両のモー
タトルク制御装置によれば、車両の発進時等にアクセル
操作に応じた円滑且つ自然な加速を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のハイブリッド車両のトルク制御装置
を示す全体構成図である。
【図2】ECUが実行する目標モータトルク設定ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【図3】クリープ時の目標加速度Kを設定するためのマ
ップを示す説明図である。
【図4】重み付け係数gainCを設定するためのマップを
示す説明図である。
【符号の説明】
2 モータ 11 ECU(クリープトルク設定手段、アクセルトル
ク設定手段、重み付け設定手段、モータトルク制御手
段) 12 アクセルセンサ(アクセル操作量検出手段)
フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA01 PC06 PG04 PI16 PI24 PO06 PU08 PU22 PU23 PU25 PV09 QE01 QI04 QN03 QN12 RB21 RE06 SE04 SE05 SE08 SE09 TB01 TB10 TE03 TO21 TO26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源としてモータを備えた車両のモー
    タトルク制御装置において、 車両のクリープトルクを設定するクリープトルク設定手
    段と、 運転者のアクセル操作量を検出するアクセル操作量検出
    手段と、 上記アクセル操作量に応じたアクセルトルクを設定する
    アクセルトルク設定手段と、 上記アクセル操作量が0のときには上記クリープトルク
    側の重み付けを大とし、該アクセル操作量の増加に伴っ
    て該クリープトルクに対する上記アクセルトルクの重み
    付けを増加させ、該アクセル操作量が所定値以上ではア
    クセルトルク側の重み付けを大とする重み付け設定手段
    と、 上記重み付け設定手段にて設定された重み付けに従っ
    て、上記クリープトルク及び上記アクセルトルクから目
    標モータトルクを設定し、該目標モータトルクに基づい
    てモータトルクを制御するモータトルク制御手段とを備
    えたことを特徴とする車両のモータトルク制御装置。
  2. 【請求項2】 上記モータトルク制御手段は、設定した
    目標モータトルクが上記アクセルトルクより小さいとき
    に、該目標モータトルクとしてアクセルトルクを設定す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両のモータトル
    ク制御装置。
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